2017 年度も半年が過ぎました。
そこで上半期のまとめとして、1月~6月に当サイトで取り上げたアプリの中から、私的なベスト10 を発表したいと思います。

リンクはそのゲームのレビューページに移動します。
アプリの詳細やダウンロードはリンク先をご覧下さい。

ーーーーーーーーーー

1位・アナザーエデン 時空を超える猫
anothereden

総合的に考えて、今年上半期のベストスマホゲームはアナザーエデンでしょう。
これは多くのメディアで同じ考えではないでしょうか。

ソーシャルゲームですが、そのプレイ感は家庭用ゲーム機の本格 RPG そのものです。
公開時点で本編のストーリーは最後まで用意されており、そのボリュームや展開、演出やゲーム内容は、トップクラスの RPG の1つと言っても過言ではありません。
そして無課金、かつ一般的なプレイ時間で、最後まで到達可能です。


2位・創世のエル ~英雄の夢の終わりに~
souseinoel

長い開発期間を経て、ようやく完成した「超いわく付き」の RPG。
アナザーエデンを総合的に優れた RPG とするなら、こちらは尖りまくった異端の RPG。
後々まで語り継がれるのはこちらかもしれません。

最初は普通の RPG のように見せかけて、すぐに異様な展開、衝撃的なイベントを連発。
町に着いたら現実の外交を思わせるようなセリフが相次ぎ、その先では核開発やら貧富格差やら、思わぬ社会問題を提示してきます。
今年から公開された後半も怒濤の展開で、ストーリーで引っ張る RPG としては最高のものの1つです。


3位・CATS: Crash Arena Turbo Stars
cats

車体にパーツをくっつけてバトルマシンを作り出し、他プレイヤーのマシンと自動のバトルで戦わせるオンライン対戦ゲーム。
オンライン対戦と言っても勝負は数秒で決着し、すごく手軽に遊べるのが特徴。

クラロワのような時限制の宝箱が嫌だったのですが、とにかく手軽なので空き時間に思わずやってしまうゲームで、なんだかんだで2周するまで遊び続けていました。
(最終ランクまで到達すると、特典と引き替えにゲームをリセットして周回できる)
老若男女、誰でも遊べるゲームで、スマホアプリとしてはベストな作りかもしれません。

4位・Kingdom: New Lands
kingdomnl

移動してコインを拾う、落とす。 ただこれだけで王国の開発と防衛を行う、ドットグラフィックながら美しい風景のディフェンスゲーム。

最初に遊んだ時はさっぱり意味が解らず「クソゲーだコレ!」となったのですが、それでも頑張ってルールを模索し、理解できるようになるとハマるハマる。
同じように序盤で見限る人が増えないよう、気合いを入れてレビュー兼プレイガイドを作りました。
結局、オールクリア&全オブジェ開放まで遊び尽したゲームです。


5位・Death Road to Canada
drtc

ゾンビであふれるアメリカから車で脱走し、はるか北のカナダを目指す、ゾンビアクション・アドベンチャー・ローグライクゲーム。

シビアな難易度&英語メッセージのせいで敷居は高いのですが、基本的には 2D の探索型アクションゲームなので、遊びやすくもある作品。
難しさとランダム展開のおかげで何度も繰り返してしまう、ローグライクの面白さを十分に備えています。
ラストも驚くような展開が用意されています。


6位・Valhalla Hills
valhallahills

iPad 専用のゲームなので、ここに含めるか迷ったのですが、私的にはドストライクだったゲーム。
iPhone 初期の名作「セトラーズ」を 3D 化したステージクリア型の開発 RTS です。

スマホの RTS は、横スクロール RTS(にゃんこ大戦争 や 城とドラゴン など)のような簡易的なものが多いのですが、これはパソコンの Age of Empire シリーズのような、もっと本格的なもの。
戦争は簡略化されていますが、資源を集め、建物を作り、村を築いていく、かつての本格 RTS を彷彿とさせる内容で、開発だけでも十分楽しめます。


7位・カルチョビット A
カルチョビットA

ダビスタで知られる開発者の園部さんが手がけた、サッカーチーム運営シミュレーション。
3DS の人気ソフトのスマホ移植版。

選手に練習や特訓を行うと、試合中の動きにも変化が現れるのが特徴。
ソーシャルゲームではないので継続的な課金やガチャはありません。
思わず没頭してやり続けてしまう育成ゲームで、歯応えのある難易度もハマりっぷりに拍車をかけています。


8位・Poly Bridge
polybridge

強度シミュレート系物理ゲームの決定版。限られた素材で丈夫な橋を建設し、車を渡らせるパズル。
パソコンから移植された作品で、グラフィックもハイセンスです。

インターフェイスに優れていて、曲線や直線を簡単に描け、コピーやペースト、アンドゥなどを備えた操作感の良い画面で橋を設計することができます。
難易度はかなり高いのですが、自由な発想で奇想天外な橋を作れるのも良い点。
オシャレで優れた思考型ゲームとして、Apple も推薦の一品。


9位・Epic Little War Game
elwg

ハイクオリティな大戦略型のシミュレーションゲーム「War Game」シリーズの最新作。
今回もグラフィックやゲームのクオリティは高いです。

ただシステムに変化があって、占領がなく、代わりに建設があり、好きなところに工場やら砲台やらを建てまくれるのが特徴。
その変化が良し悪しですが、既存作とは違う面白さがあります。
戦略 SLG は好きなジャンルなのでベスト 10 に入れましたが、一般的には好みが分かれるかな・・・


10位・Age of Rivals
aor

自分の王国の勝利点を産業や芸術のカードで高めつつ、対戦相手の王国のカードを軍事力で破壊していく、ドラフト型の対戦ドイツゲーム(ボードゲーム)。
ただし既存のドイツゲームの再現版ではなく、オリジナルのゲームです。

奥深い戦略性と適度な運の要素、手軽なプレイ感の、優れたゲーム性を持ちます。
なによりオンライン対戦が快適で、ここまで手軽に対戦できるドイツゲームは、名作のカルカソンヌ以来という印象。
まだ発売されたばかりですが、今後のアップデートにも期待が持てます。


10位・Predynastic Egypt
predynasticegypt

私的に外せなかったので、10 位はもう1つ選びたいと思います。
古代エジプト王朝が成立するまでの過程を描く、エジプトらしさ満点の開発シミュレーションです。

「ユニットの移動がない内政中心のシヴィライゼーション」といった感じのゲームで、他の部族との対立もあり、後半になると軍事力の拡大も重要になります。
とにかくエジプトの雰囲気にあふれていて、開発 SLG や歴史 SLG が好きな方なら没頭して楽しめます。

ーーーーーーーーーー

他にも Beholder や 魔王ローグ など、良い作品は多かったと思います。
レビュー記事のアクセスランキングや一覧については、下記のページをご覧下さい。

http://iphoneac.com/review/

年初は腹痛でダウンしてしまい、申し訳ありません。
そして多くの応援のお言葉、ありがとうございました。

結果的に3ヶ月ほど更新を休止し、公開場所もブログから本家サイトへと移転となりましたが、ブログについてはずっと諸々の不満があったので、移転のきっかけになったのは良かったかなと思っています。
予想通り、アクセスは激減しましたが・・・

ともあれ、更新ペースは落としていますが、今後も良作・話題作のレビューを続けていきたいと思っておりますので、引き続きよろしくお願いいたします。