iPhone AC 番外レポート

iPhone や iPad(スマホやタブレット)の、主にゲームアプリのレビューを行っています。

Trenches

一本道の両端から両軍が兵士を出し合って戦う、俗に言う「一本道RTS(ラインウォー)」の新作。
それがこの「Trenches」です。

発売前から注目されていたアプリで、私も RTS が好きなので楽しみにしていました。
Trenche とは「塹壕」の事で、第一次世界大戦の俗に言う「塹壕戦」をテーマにしたゲームです。

trenches

時間と共に増えていく資金を使って部隊を雇用します。
部隊は兵士1~3人で構成されており、ドラッグで移動させ、敵に遭遇すると自動的に戦闘を行います。
塹壕があるとその中に入って戦い、敵の攻撃を受けにくくなります

ただし「砲撃」や「毒ガス」も使用可能で、ずっと塹壕の中に留まっていたり、固まって戦っていると、敵の砲撃で吹っ飛ばされてしまいます

砲撃を受けると兵士はバラバラに・・・
血が出るような事はないので、おもちゃみたいな爆発ですが、ちょっと残酷な表現ですね・・・

trenches2

敵を押し込んでマップの一番右まで突破すれば勝利、逆に一番左まで突破されると敗北です。

で、ゲームの面白さについてですが・・・ 正直言って、イマイチ
今後の拡張によっては面白くなるかもしれませんが、現時点では「今ひとつ」と言わざるを得ません。

と言うのも、先ほど説明した兵士をバラバラにする「砲撃」が、あまりにも強すぎるのです
砲撃は1ヶ所に止まっていると飛んできます。
そして飛んできたら、ハッキリ言ってかわせません。
撃たれたら終わり。 そこにいる兵士は全滅です。

だから攻略法は、とにかく「突っ込む」。 コレしかないのです。
だって止まってると砲撃で壊滅するんだから。

近くに塹壕があったら入って戦った方がいいのですが、そこでじっとしていると回避できない砲撃で全滅します。 だからとにかく動くしかない。
それでも全ての砲撃をかわす事は出来ないので、兵士はイヤでも消耗しまくります。
だから強い兵士を雇うのもお金のムダ
一番安い兵士をひたすら雇い続け、人海戦術で止まらずに進み続けるのが一番なのです。

これじゃあ戦略も何もない・・・

一応、部隊がバラけていれば砲撃は飛んで来ず、飛んできても被害は最小限になるので、塹壕で守る時は一部隊ずつにする、集まる時は各部隊は離して配置する、などが攻略になりますが、戦略と言えるのはこのぐらいでしょうか。
後は敵が塹壕にいる時は、こちらも砲撃で吹っ飛ばすぐらいですね。

このようなゲームシステムになっているのは、砲撃がない場合、塹壕でひたすら守っていれば勝ててしまうからのようです
実際、敵の砲撃がない「ゾンビとひたすら戦うモード」があるのですが、兵士を雇う端から塹壕に入れていけば、延々と戦い続ける事ができます。
(そしてあまりにも兵士が増えすぎてゲームが重くなっていく)
これではゲームになりませんからね・・・

でも「砲撃」が強すぎて、安い兵士で数を集めて突っ込むだけのゲーム展開では、あまり楽しいと思えません・・・
一応、生半可なプレイでこの結論に行き着いたのではなく、ハードモードをオールクリアして、その上での結論です。

今後のアップデートで良くなる可能性は秘めていますが、今の時点ではあまりオススメできませんね。

Trenches(iPhone 版、iTunes 起動)

Vector TD

ベクターグラフィック(線画)で描かれた、独特な見た目のタワーディフェンス。
かつては FLASH ゲームの定番タワーディフェンスだったようです。
それが iPhone / iPod touch に移植されました!

vectortd

シンプルで幾何学的なグラフィック、テンポの良い BGM、やりごたえのあるバランスの取れた難易度で、かつて 「名作」 と言われたゲームであった事を感じさせてくれます

システムとしては TapDefense のように「利子で稼ぐ」ことが重要で、無駄づかいを抑えて後半に備え、しっかりお金を貯めておく事が大切になります。

しかし優れたタワーディフェンスがそろっている iPhone / iPod touch の他のゲームと比べると・・・
正直、やや劣るのは否めませんね

こうした線画のタワーディフェンスは iPhone / iPod touch にはすでに「geoDefense」があり、そして Vector TD と geoDefense を比べると、geoDefense の方が内容も綺麗さも上です。

Vector TD は全てが幾何学的なグラフィックであるため、パッと見でタワーの効果が解りにくく、BGM はあるけど効果音は一切ありません
悪くはないんだけど、せめて効果音ぐらいは欲しかったなぁ・・・

そつなくまとまっているけど、どうしても 「昔のタワーディフェンス」 の域を出ていない印象ですね。

このゲームは最初に FLASH で公開されたものなので、今でもそちらでプレイが可能です。
iPhone / iPod touch にも無料体験版があるのですが、パソコンを持っているなら FLASH 版をやってみるのが一番いい気がします。
URL は以下になります。

http://www.candystand.com/play/vector-td

(最初に iPhone 版の宣伝が出ますが、しばらくするとタイトル画面が表示されます。 マップを選択し Load map ボタンで開始、画面一番上の赤いボタンで敵が出現、AUTO にチェックを入れておくと Wave が自動で進行します)

ここで気に入った方で、iPhone / iPod touch でもやってみたいと思った方は、購入してもいいかもしれませんね。

一応、ここで攻略と各タワーの性質を表記しておきます

【ちょこっと攻略】
・緑のタワーは緑の敵に強く、赤い敵には効果半減。
・緑1:継続ダメージを与えるビーム。
・緑2:敵2体に継続ダメージを与えるビーム。
・緑3:敵3体に継続ダメージを与えるビーム。

・赤のタワーは赤い敵に強く、緑の敵には効果半減。
・赤1:スプラッシュダメージ。撃った敵の周囲にもダメージを与える。
・赤2:弾をランダムにバラまきまくる。
・赤3:長射程で非常に強力な誘導弾を撃つ。
 (iPhone 版だとアップグレードしてもほとんど強くならない)

・紫のタワーは紫の敵に強く、青い敵には効果半減。
・紫1:強力だがダメージを与えるまで時間がかかるため単発。
・紫2:紫1よりはダメージを与えるまでの時間が短い。
・紫3:非常に強力で敵のスピードも落とすが単発。

・青のタワーは青い敵に強く、紫の敵には効果半減。
・青1:敵4体にスローの効果。ダメージも与える。
・青2:敵1体を短時間足止めする。ダメージも与えるが攻撃が遅い。


・黄色の輪っかのような敵を倒すとボーナスが増える。
・ボーナスは利子の増加や周辺のタワーを強化する特殊タワーの設置、LIFE の回復などに使える。
・黄色の矢印のような敵は速度が速く、十分にタワーを強化しないと突破される。

・Vector TD(公開終了)
・Vector TD Lite(公開終了)

Sweetwater Defense

オリエンタルな雰囲気の漂う、海を舞台にしたタワーディフェンス。
それがこの 「Sweetwater Defense」 です。

しかし先に結論を言うと、他のタワーディフェンスとはゲームの性質がまったく異なります!
言うなれば 「タワーディフェンス型パズル」 なのです。

他のタワーディフェンスが好きな人が、このゲームも好きになれるとは限らない、特異なゲーム性を持ちます。

sweetwater1

このゲームの特徴の1つは、「とにかくマップが狭い」。
一番大きいサイズのマップでも 10x10 マスぐらいしかありません。
狭いマップだと縦3マス、横6マスとかだったりします。
だから小さなマップのどこにどのタワーを作るかが重要になります。

さらに、「この敵はこのタワーで対抗する」「この場面はこのタワーを使う」という感じで敵とタワーの相性がハッキリしています
だから次の Wave で出てくる敵に合わせて、既存のタワーを売って別のタワーに置き換えると言う事が必要になります。

そしてもっとも特徴的なのは、各 Wave ごとに途中経過がセーブされ、いつでもそこに戻れること。
画面の右に時間の流れを調整するスライダーがあり、これをダブルタップするとタイムラインが表示されます。

sweetwater2

そしてここから、好きな Wave の開始時にゲームを戻す事が出来ます

前述したように、このゲームはマップが狭く、有効となるタワーが限られている場面が多いので、Wave ごとにどこにどのタワーを配置すればいいのか探りながらプレイしなければなりません。

だから敵に突破されそうなら Wave の開始時に戻り、タワーの配置を作り替え、再びチャレンジする、というのを繰り返しながらプレイする事になります。
まさに正解を探る「パズルゲーム」のような展開で、他のタワーディフェンスのゲーム性とは異なりますね。

あまりにも特異なタワーディフェンスのため、これが楽しいと思えるかどうかは人によります。
タワーディフェンスの楽しさを「大量の砲台で防衛線を構築し、圧倒的な敵軍を次々と撃破してヒャッハー!」と思っている人だと、この Sweetwater Defense の地味な展開は楽しめないと思います。
タワーの攻撃速度が全体的に遅いので、戦闘に派手さもありません

逆にリトライを繰り返しながら、1つ1つの Wave を試行錯誤しつつクリアしていくのを楽しめる人なら、このゲームも面白いと思います。

トータルで考えると、優秀なタワーディフェンスが数多くある iPhone / iPod touch においては、他と比べて見劣りするのは否めませんね・・・

ただ、「こういうタワーディフェンスの作り方もあるんだ」と思わせてくれる、新機軸のゲームである事も確かです。
価格は 350 円。 一応、やってみようと思っている人向けに攻略を掲載しておきます。

【 ちょこっと攻略 】
・潜水している敵には弓矢しか効かない
・鎖付きのモリを撃つタワーで引っ張ると潜水している敵も浮上する
・大砲(キャノン)は射程はないが安くて強い
・鎖付きモリ(ハープーン)が効かない敵でもスローは効く
・強化したレンズタワーは強力

Sweetwater Defense(iTunes が起動します)

Parking Mania

自動車を駐車場に止めるゲーム
テレビの「戦うお正月」で毎年やっている、「ペーパードライバー対決」を思わせるような車運転ゲームですね。

parkingmania

前進・後退は画面右のスライドバーで、左右旋回は iPhone / iPod touch 本体を回転させて行いますが、旋回はスライドバーや擬似ハンドルを回しての操作などに変える事も出来ます。

最初は駐車場に車を入れるだけの簡単なステージが多いのですが、だんだん道路を横断するとか、交差点を進んでパーキングエリアに向かうとか、トレーラーを運転するとかの、困難でバラエティーに富んだステージが登場してきます

さらに左右の旋回方向は「車の向きから見ての方向」になるうえ、前進と後退をこまめに切り替える場面もあるので、だんだんどっちに曲げればいいのか混乱してきます。
しかも道路上だと後ろの車からブーブー鳴らされたりして焦ります。

5回壁や車にコツンとぶつけるとゲームオーバー。
でも同じステージを繰り返しチャレンジできます。

ステージ数も非常に多くて 70 以上あり、ボリュームもたっぷり
価格も 115 円とリーズナブル、無料体験版も用意されています
なかなか楽しめるゲームでオススメですね。

Parking Mania(iTunes が起動します)

iBonsai

年末年始の和風アプリ特集。
今回はランダムで水墨画風の盆栽が作られるアプリ「iBonsai」をご紹介します。

近年、「盆栽」は世界的に広まっていますが、それを感じさせてくれるアプリですね。
例によって海外で大ヒットしている和風アプリです。

ibonsai

アプリを起動すると幹が自然と伸びていき、30 秒ほどで盆栽が出来上がります。
どんな伸び方をするか、どんな葉が付くかは完全にランダムで、常に異なる盆栽が出来上がります。
ドラッグで視点移動、ダブルタップで新しい盆栽が作られます。

和風な BGM も実はランダムで鳴っており、「すべてが毎回異なる」というのを基本コンセプトにしているようですね。

画面を押しっぱなしにすると円が表示され、成長中にそこを避けるように枝が伸びていきますが・・・
これの活用は難しく、ヘタに手を入れると逆にヘンな風になってしまいます・・・


ランダム生成であるため、なかなか綺麗な盆栽は出来ません。
ですがそのために、何度も何度も作り直そうという気にさせてくれます
もともと「盆栽」は生き物なので、どう成長していくか解らない点があり、それがうまくシミュレートされているとも言えます。

正直言うと、私はそんなにこのアプリを楽しいと思いませんでした
しかしブログに画像を掲載するに辺り、良い形の盆栽を作ろうと何度も繰り返しているうちに、良い盆栽が出来た時の喜びを感じる事が出来ました。
レアな葉っぱなどもあるようで、ずっと続けていると意外とハマってくるかも。

iPhone 定番のアプリと言えますし、現在は価格も下がっているため、「そこはかとなくお勧め」という感じのアプリではあります。

iBonsai(iPhone 版、iTunes 起動)

Wa Kingyo - 和金魚 -

先日、鯉の池「Koi Pond」をご紹介しましたが・・・

その Koi Pond の金魚バージョンと言えるのが、この「Wa Kingyo」です。
水面の動きや画面の美しさは Koi Pond のクオリティーに匹敵します。

wakingyo

例によって静止画だと解りませんが、水面がゆらゆらと揺らめく表現が美しいアプリです。
指で水をかき混ぜればリアルに波が起こり、さらに iPhone を揺らす事で壁際からの波紋を立てる事も可能です。

エサは花のような形をしていて、金魚も可愛く、どちらかと言うと女性向けの気がしますね
和紙の背景も雰囲気があります。

Koi Pond と比べると、指で触った時の金魚の反応が薄く、水面の波紋もやや抑えめです。
水の音はとてもリアルですが、Koi Pond のような虫の声や鳥のさえずりなどの自然の音はありません
全体としてはグラフィックもサウンドも Koi Pond より控えめで、ややクオリティーは下かな、という印象です。
しかしそれでもハイレベルな癒し系アプリである事は確かで、Koi Pond とタメが張れる出来栄えです。

※アップデートで波や水面の質感は向上しています。
また画質が Retina ディスプレイに対応し、iOS8 や iPhone 6 / 6 Plus に対応するアップデートも行われています。


あくまで「眺めて楽しむアプリ」であり、何か特別な事が出来る訳ではないので、こういった癒し系アプリが好きな方でなければオススメできません。

しかし完成度は高く、スリープタイマーもあるので、iPhone をドックに置いている時のディスプレイとして表示しておくだけでも和みます
ただ、それなら時計表示などが欲しいかなぁ、とも思いますが。

有料版と無料版があり、有料版の方が金魚の数と種類、背景などが多いです。
でも無料版で水面や金魚の動き、水の音などは確認できるので、まずは無料版でどんなものか試してみるのがオススメです。

Wa Kingyo - 和金魚 -(iTunes が起動します)
Wa Kingyo LE - 和金魚LE -(無料版です)

i書道 (iShodo)

新年明けましておめでとうございます。
今年も一年、よろしくお願いいたします。

と言う訳で、お正月と言えば書き初め。
今回は iPhone / iPod touch の定番の一つと言ってもいい有名アプリ
i書道 (iShodo)」 をご紹介します。

iShodo2

見ての通り、iPhone / iPod touch のタッチパネルを使って「なんちゃって書道」が出来るアプリです。

実際に書道をやっている人が見ると気になる点もあるようですが、ちゃんと「ハネ」や「トメ」も作ることができ、かなりリアルに書道を行う事が出来ます。
ずっと書いていると墨が薄くなってくるのもいいですね。

画面右端をタップすると硯が出てきて、そこで墨を補充できます。
また左端をタップすると筆置きが出てきて、筆の太さを交換できます。
出来た書道はカメラに保存したり、ツィッターで投稿する事も可能です。


このアプリは純和風で日本製ではありますが、欧米で大ヒットしたアプリで、昨年の正月頃に登場してから欧米のアプリランキングでトップを独走していました。
タイトル画面に着物の女性が出てくるのも海外ウケしそうな感じです。

日本で書道というと「字」を書くものだという先入観があり、多少「水墨画」が思い浮かぶ程度ですが、海外では書道風の「お絵かきソフト」として使われている事が多いようで、この辺は文化の違いを感じます
向こうではもっと自由な使い方がされているようですね。
そう言う意味では先入観のない海外向けのアプリなのかもしれません。


基本的には字や絵を描くのみのアプリなので、350 円という価格も含めて考えるとオススメかどうかは難しいところですが、間違いなく iPhone / iPod touch の定番アプリの1つと言えます。

素人目には十分にリアルな「書道」なので、一見の価値のあるアプリではありますよ。

i書道 (iTunes が起動します)

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