俗に言う「海戦ゲーム」。相手の軍艦がある位置を予測してミサイルを撃つ。
これを交互に繰り返して、先に相手の艦隊を全滅させれば勝利です。
昔、ゲームボーイで「ネイビーブルー」という海戦ゲームがあって、それが好きだったのでこのアプリもやってみたのですが・・・ 色々ガッカリでした。
一番ガッカリだったのは、撃った場所の隣に敵がいた時に「大波」という反応があって敵の位置を予測する材料になる、というルールがなかったこと。
つまり、撃った結果に「命中」か「ハズレ」しかないので、相手の位置を予測する材料に乏しいのです。
ほとんどカンで撃ち合うだけ。 これじゃあゲームとしてちょっと・・・
武器やレーダーなどの要素もないし、「ミッドウェー海戦」をテーマにしているにも関わらず、日本の軍艦に大和がいたりするし・・・
(まあこの辺はミリタリーや歴史の好きな人以外、どうでもいいところだけど)
でも、このアプリをやった後で知ったのですが、欧米の「海戦ゲーム」は軍艦の隣に着弾した時の「大波」などの反応は、無いのが普通らしいですね。
「海戦ゲーム」は日本で作られたものですが、欧米に伝わった際にルールが簡略化されたそうで、このアプリはその「欧米ルールを忠実に再現したもの」だったようです。
私がゲームボーイでやったネイビーブルーという海戦ゲームは、欧米と日本のルールのいいとこ取りをして、さらに追加要素を加えたものだったようで・・・ オリジナルとは別物だったみたいですね。
と言う訳で、絵は綺麗だけど、ゲームとしては(これがオリジナルなんだろうけど)残念なものでした。
でも「無料アプリ」なので、あまり贅沢や批判を言うのも酷な話ですけどね。
タダですから、どんなものかやってみたい方は試してみてもいいと思います。
・Battle of MIDWAY(iTunes が起動します)
テクモが作ったガンシューティングゲーム。
でも画面に出てくる敵を直接タップして撃つ形であり、ガンシューティングと言うよりは、ガンシューティング風の「モグラ叩きゲーム」と言った方がいいかな。
ゲームとしては、「リロード(弾の装填)」と「画面の切り替え」がある以外はまさに「もぐら叩き」で、キャラクターもかわいく、悪くはないと思うのですが、私的には紹介したいと思うほどじゃなかったですね。
攻略する要素がある訳でもないし。
馬車や列車のシーン、様々なアイテム、色々なところが壊れる背景、そしてボスなど、ゲームとして多くの要素は入っているのですが、そんなに深いゲーム性がある訳ではないです。
ただ、ゲームデザインが最初から「簡単に軽く遊べるカジュアルゲーム」を狙っているようで、1ステージにかかる時間も短く、難易度も抑えられていて、iPhone / iPod touch のゲームとしてはこれでいいのかな、とも思います。
iTunes の評価も高いようだし、これはこれで楽しんでいる人は多いようですね。
ただ、この内容で 450 円は、iPhone のアプリとしてはちょっと高い気がするかなぁ。
無料版もあるけど、難易度が低いから無料版だとすぐ終わりそうです。
・Annie's WildShot(公開終了)
目的地までパイプを接続する、良くあるタイプのパズルゲーム。
パイプのパネルをタップして向きを変え、GAS タンクからすべての建物まで繋げていきます。
パネルがスライドする訳ではなく、その場で向きを変えられるのみです。
なのでパズルとしてはそれほど難しい訳ではありませんが、そのぶんサクサクとプレイできますし、後半ステージになると手強い面もあります。
「良くあるタイプのパズル」=「定番で無難な面白さがある」とも言えますね。
BGM がなく、画面もシック。
派手さは全くないですが、これはこれでいいと思います。
「すげーおもしれー! オススメー!」という感じじゃないんだけど、時間のある時に気軽に遊べるので、それなりにオススメです。
気が付くとけっこう長い時間やってたりするタイプのゲームですね。
後日 iPhone AC のパズル紹介ページに追加するかも?
無料版があるし、有料でも 115 円ですから、気軽に試せると思います。
・Gas Tycoon(iTunes が起動します)
・Gas Tycoon 2(iTunes が起動します)
「ピタゴラスイッチ」なゲーム。それ以上に表現しようがない。
ピタゴラ装置が完成するように、画面内にパーツを配置するゲームですね。
様々な道具を配置して、決められている条件(ボールを指定の位置まで転がすなど)を達成します。
個人的には好きなジャンルで、絵も綺麗だし、ステージも多く、最初は iPhone AC で紹介しようと思っていました。
ただ、同じ「ピタゴラ系」としては、やはり ENIGMO の方が面白いです。
こちらは「工夫して装置を完成させる」というよりは、「パーツを置く位置と向きを探すゲーム」という感じです。
そして何より「クリア条件」がステージごとに異なり、それが「英文」で説明されているため、日本人にはかなり敷居が高い。
登場する装置のパーツが多く、それはゲームの楽しさに繋がっているのですが、パーツの作用や使い方の説明も英語なので、これまた日本人には理解し辛いです。
まあ日本のアプリじゃないんだからしょうがないのですが、英語が相応に解る人じゃないと、ちょっと厳しいかなと思いますね。
私的には嫌いじゃないし、もし日本語版があったらパズル紹介に含めたいと思うんですが、目的がステージ事に違うのに解りにくいのはネックだよなぁ。
・CRAZY MACHINES(iTunes が起動します)
スクウェア・エニックスが出した iPhone / iPod touch アプリ第三弾!
実際に開発したのは h.a.n.d. というメーカーのようですね。
主にスクエニの DS や PSP などのソフト開発を行っていたところのようです。
ゲームは簡単に言うと、箱の中にボールを入れて転がす「Labyrinth」に RPG の要素を加えてみました、という感じのものです。
でもぶっちゃけ、やっててあまり面白いと感じません・・・
箱の中でボールを転がす「コロコロゲーム」としての要素も、RPG としての要素も、どちらも中途半端な印象です。
iPhone を傾けてキャラクターを転がして敵にぶつけていくのですが、動きがなめらかとは言えないし、うまく戦えなくて逆にストレスになる感じ。
「Labyrinth」のようなコロコロゲームとしての「リアルさ」もないし、楽しめる要素に乏しいです。
もっと動きを速くして、キャラクターを強くして敵もそのぶん多くするなど、やってて楽しいアレンジにする必要があるように思えます。
まあそれをやったところで、このゲームデザインでは面白くなるのかどうか微妙だけど。
そして、やたら難しいです・・・
チュートリアルはともかく、その後の「Stage1」が早くもクリア出来ません・・・
ステージ 1-8 のボスは何とか撃破したのですが、その後に「エクストラステージ」が出てきて、それもクリアしなければ Stage 1 が終わらない模様・・・
まあ私がヘタなだけだとは思いますが、でも Stage1 を突破された方います?
ゲームがイマイチで難易度も高いので、あまりやり込もうという気になれない状態です・・・
まあ無料体験版が出ているので、「スクエニ」というネームバリューもあるし、気になる方はまず無料版で試してみるのをオススメします。
・SLIDING HEROES(iTunes が起動します)
【 2009年12月追記 】
大規模なアップデートが行われ、ゲーム内容が大幅に変化しました!
あまりにも難しかった難度は、「今までのは何だったんだ・・・」と思うぐらいに大きく下げられています。
また、イラストが従来のリアル風イラストから、カワイイ系に変更。
ストーリーも絵本のような展開になり、ストーリーの解説シーンなども追加されました。
全体として、子供向け、女の子向けになった印象です。
ゲーム自体はほとんど変わっていないので、私的な評価もあまり変わりませんが・・・
ただ、以前ほど「難しすぎて進めない」というゲームではなくなっています。
ところで、以下は余談です。
最初に「このゲームは h.a.n.d. というメーカーで作られました」と書きましたが、現在はこのように「大手メーカーの受注でゲーム開発を行っているソフトウェアメーカー」が多数存在します。
だからスクエニのゲームだからと言って、スクエニが全部作っているとは限らない訳です。
もちろん上のメーカーが出来たゲームをチェックして、OK を出してからの発売になる訳ですが、最近はこのようなケースが多いので、ゲームも発売元だけでなく「開発したのがどこなのか」を考慮した方がいいでしょう。
(もっとも、中小のメーカーがあっという間に潰れたり、中の人が激しく入れ替わる業界なので、開発メーカーを調べてもそれで判断できるとは限らないのですが・・・)
今日取り上げるのは、一般には非常に評価が高いけど、私的にはどうしても面白さが理解できないゲーム。
上からボールを落として、赤いブロックに当てる「Peggle」というゲームです。
このゲームは簡単に言うと、1発ずつ上から玉を落とすパチンコみたいなものです。
方向を決めてボールを落とすと、ボールは当たったブロックを消してバウンドしながら下に落ちていきます。
ボールが全て無くなる前に、赤いブロックを全部消せばステージクリア。
ハデ過ぎと思えるほどの過剰な演出があり、サウンドもやたら壮大、グラフィックのレベルも高く、アプリの安定性も優れています。
アプリとしての完成度は非常に高いです。
が、いかんせん、やってる事が面白くない。
だって上からボールを1個落として、後はその動きを見てるだけだから・・・
もうちょっと何か出来る事があればいいのに、と思ってしまいます・・・
だから私的には、あまり楽しめません。 演出が凄くても。
しかしこれは私がゲーマーだからかもしれません。
非常に単純なゲームだからこそ、解りやすくて万人ウケするというのもありますし、忙しい操作も必要ありません。
携帯電話のアプリであることを考えると、この方が良いのかもしれません。
実際、高評価している人は多く、今年の夏にアップルが実施した「App of the Year Paid 」という表彰でもノミネート作品になっています。
でも、私的には物足りないんだよなぁ・・・
「これってそんなに面白いか?」 とか思ってしまいます。
まあ、人には好みがあるという事でしょうか・・・
・Peggle(iTunes が起動します)
本日、iPhone AC に「パチンコ・パチスロ」系のアプリのページを追加したので、ここでもパチンコ系のアプリを取り上げます。
その名も「パチンコ ナインイーグル」。
iPhone AC でも紹介した「Pachinko」に近い、「レトロ系の手打ちパチンコ」です。
俗に言う「羽もの台」ですね。
「羽もの」のパチンコがやってみたいなーと思って購入してみたのですが、ぶっちゃけ・・・ イマイチでした。
Pachinko(パチンコ)に比べると、玉の動きがやや不自然で、効果音もリアルさが足りないのです。
つまり Pachinko に似ていて、それよりも全体的に劣化しているので、だったら Pachinko やった方がいいや、って感じなのです。
それでいて値段はこっちの方が高いという・・・
それに何というか、Pachinko にあるような「ノスタルジー」な雰囲気を全く感じない。
玉の動きも効果音も、全体的に「軽い」のです。
他にもこのアプリを作ったメーカーは、パチンコのアプリをいくつか出しているのですが、どれも玉の動きやリアルさは足りないようです。
日本のメーカーにもがんばって欲しいというのはあるのですが、これじゃあオススメはできませんね。
ちなみにパチンコのアプリには、スロット当選型の「松竹梅」というものもあるのですが、これも玉の動きがあまりに不自然でした。 前述の「ナインイーグル」以上に。
それにスロット部分ばかりがでかくて、パチンコとしてこれでいいのかというレイアウト。
スロットがデカい割りには演出も少ないし、携帯アプリならともかく、iPhone / iPod でこれじゃあちょっと・・・
最初に出た「Pachinko」があまりにデキがよくて、後続が続かないって感じなのかなぁ・・・
どれを見ても劣化版に見えちゃうんですよね。
まあパチンコなんて日本ローカルの娯楽だから、世界的な販売も行える iTunes では厳しいから、数も少ないって事なのかな?
でもその割には最近、麻雀のアプリは一気に増えてるけど。
・パチンコ ナインイーグルX(iTunes 起動、新バージョン)