全世界で大ヒット! 世界的には百数十万もダウンロードされている超定番アプリです。
しかし個人的には、まったく面白いとは思えない・・・
そんなアプリがこの 「Pocket God」 です。

ゲームではなく、原住民風のキャラクターに対してプレイヤーは「神」として干渉し、反応を眺めて楽しむアプリですね。

pocketgod

ボタンを押すと島にポイポイと住民が降ってきます。
住民は勝手に生活するのですが、プレイヤーはそれをドラッグでつかんで吹っ飛ばしたり、鮫のいる海に放り込んだり、逆に道具を与えて釣りをさせたり、たき火に雷を落として火を付けたり出来ます。

鳥をタップすればフンを落とし、太陽をドラッグすれば昼に、海に落とせば夕方や夜になるなど、とにかく色々な事が出来ます。
そして、それに対する住民の反応を見て楽しむ訳ですね。

ただ、あくまで「眺めて楽しむ」もの
ゲームとしての面白さがある訳でも、何らかの目的がある訳でもありません。
だから一通りのことをやったら、すぐ飽きてしまいますね。

ある意味「たまごっち風」なのかなぁとも思うけど、たまごっちのような長期的な楽しみや育成要素がある訳じゃないし、雷や人食い鮫などで住民が簡単に死んでいく「ブラックユーモア」の面が強いです。

宗教的な文化が強い海外だと、こういう「プレイヤーが神様」ってのがウケるんだろうなぁ・・・
日本人としては、楽しむ部分や表現に対しての「ズレ」を感じてしまいます。
この辺は欧米との文化の違いによるものでしょうね。

ちなみにゲームシステムにおいては、アメリカは自由行動形、日本は目的達成型のゲームがウケる傾向にあります。
ヨーロッパもアメリカ的ですが、国によってやや差があります。

海外で、現地ウケするたまごっち風のゲームを作ったらこうなる」という見本かなと思います。
そういう意味では、一度見てみるのは面白く、興味深くはあると思います。 すぐ飽きるとは思うけど、しばらくは楽しめるし、価格も安いし、アップデートも非常に頻繁です。

でも私的には面白いと思わないし、ブラックユーモアが強すぎて、なんだか住民をいじめて楽しんでる気がするから、人にオススメはしないですね。

Pocket God(iTunes が起動します)