スクエニが発売した簡易型のリアルタイムシミュレーションゲームです。
スクエニならではのキャラクターグラフィックと大河的ストーリーが魅力。

ゲームのルールは、「拠点と拠点が道で繋がっている Galcon という感じですが、オリジナルルールによって Galcon とは異なるものに仕上がっています。

kuniyaburete

ゲームはリアルタイムに進行し、プレイヤーは任意のタイミングで兵士を他の城に出撃させていきます。
敵や中立の城に攻め込んで勝利すれば城を占領、城を占領していくと徐々に兵士の補充量が上がっていきます。

Galcon はリアルタイムに各惑星の戦力が増えていましたが、こちらは一定時間ごとに指定した拠点のみ、拠点数に応じた戦力が増えるというルールになっています。
また、拠点は道で繋がっていて、その道に沿って進攻する必要があります。

それ意外は Galcon のルールをほぼ踏襲していて、道の上で敵と味方の兵士がぶつかっても戦闘にならない点も似ています。

Galcon と同じく展開はスピーディー、それでいて兵力の補充と進攻・占領という戦術シミュレーションゲームの基本が出来ており、簡易的ながらも戦略性があって楽しめます。
スクエニだからか iTunes の評価は辛口のものが多いですが、私的にはゲーム自体は非常に面白かったと思います。


・・・が、あまりにも本編が短すぎる!
国と国が争う大河的ストーリーが展開されるかと思いきや、1ステージにかかる時間が短いこともあって、あっという間に終わってしまう
何度かゲームオーバーになりながらプレイしていましたが、全ステージクリアまで2時間かかりませんでした。

これで 800 円では、確かに批判は出てしまうでしょうね。
スクエニで 800 円なら、みんなもっとボリュームを期待すると思いますから。
私としてもゲームが凄く面白かっただけに、「もっとやりたかったのに・・・」という印象が強いです。

そもそも Galcon というゲームは「短時間で決着が付く対戦型のゲーム」ですから、それをベースにした場合、相応にステージ数を用意しないとプレイ時間は短くなってしまいます。
また、このタイプのゲームはやはり対人戦が面白いものなので、CPU 戦だけだと飽きられるのも早いでしょう。

このゲームデザインと価格だと「携帯ゲームだからこのぐらいで」みたいな考えはダメだった気がするかな。
一応、クリア後も各マップを個別にプレイして勲章を得られるモードがありますが、スコアやランキングがある訳じゃないので、「やり込み要素」と言える程のものではありません。

でも、このゲームはラストで続編を匂わせる終わり方をしているので、「導入編」みたいな考えもあったのでしょうか・・・?

もしもっとボリュームがあって、ネット対戦が出来る続編が出てくれるのであれば、私的には期待したいですね。

国破れて山河あり(iTunes が起動します)
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