解りやすくて初心者でもプレイしやすいルールと、難しすぎない適度な難易度で人気になったアーケードのパズルゲーム。
それがタイトーの「パズルボブル」です。

様々な機種に移植された作品ですが、ついに iPhone / iPod touch にも登場しました。
・・・っていうか、していました。 9月頃に。

今になってここで取り上げるのは、アップデートによってゲームがかなり改善されたからです。

pazzlebbl

最初のバージョンを見た時は、バブルの色がベタ塗りの単色で、見た目的にイマイチで、好きなゲームではあったのですが、どうもやろうという気になりませんでした。
泡がベタ塗りだったのは iPhone / iPod touch の透過処理に問題があったからではないかと思います。

しかしここに来て大幅なアップデートが行われ、バブルの色の改善と、泡に模様が付くようになりました。
相変わらず透過はしていませんが、模様が付くだけでかなり見た目が良くなり、区別も付きやすくなりますね
新しいゲームモードも追加されています。

操作も問題なく、ゲームの挙動もスムーズで安定しています。
iTunes には動かないとか落ちるとか言う意見があるようですが、うちの環境では iPhone 3G でも全く問題なく動作しています。
でもインストール後は本体を一度再起動した方が良さそうですね。

いずれ iPhone AC のパズル紹介のページにも追加する予定ですが、このブログで取り上げたのは、このタイトーのアップデートの対応について賞賛したかったから

他の日本の大手メーカーの多くが、動かないなどの致命的な問題がない限り発売後のアプリの大きなアップデートをしないのに対し、タイトーはここに来てキャメルトライでも発売して数ヶ月後に、大幅なアップデートによる改善を行っています。

発売から何ヶ月も経ったアプリのアップデートは、それが有料とかでない限り、メーカー側にはあまり収益がありません。
それでもこうしたアップデートを行ってくれれば、ユーザーの評価には確実に繋がります。
iTunes での口コミの力が強い iPhone アプリでは、こうした活動は非常に重要だと思うのです

海外ではユーザーコミュニティの力を重視している事もあり、こうした不満点の改善は割と頻繁に行われるのですが、日本の場合は良くも悪くも企業間の繋がりのみが重視され、ユーザーサイドはそれほど重要視されません。
まあこれは、2ch を始めとするネガティブなコミュニティが強すぎて、ユーザーが文句しか言わないからというのもある気がするのですが・・・

でも、世界が相手の iPhone / iPod 市場では、もうその姿勢では海外メーカーに勝てない気がします
今のところ、日本の大手メーカーの中ではタイトーだけがユーザーが納得する秀作アプリを次々出してアップデートも行い、孤軍奮闘している印象があります。
私的にはコナミも良いアプリを多く出しているとは思いますが。

ともかく、こういうユーザーの意見を反映したアップデートや改善を、他のメーカーももっと重視してくれたらなぁと思う今日この頃です。

パズルボブル(iTunes が起動します)