iPhone AC 番外レポート

iPhone や iPad(スマホやタブレット)の、主にゲームアプリのレビューを行っています。

2010年04月

CHAOS RINGS

スクウェア・エニックスが開発した、iPhone / iPod touch 用の「大作 RPG」!
それがこの「CHAOS RINGS(ケイオスリングス)」です。

各メディアで報じられていた期待のキラータイトルで、すでに各情報サイトやブログで絶賛されていますが・・・
やはり iPhone / iPod touch のゲームを扱う以上、これは避けて通れないと思うので、ここでもゲーマー的視点でレビューしたいと思います。

大まかな結論を先に言ってしまうと、「期待を裏切らない完成度」です。
やってて iPhone が携帯電話だというのを忘れてしまうほどですね。
そして良い意味で「色々と簡略化されたファイナルファンタジー」という印象です。

chaosrings1

グラフィックがハンパじゃなく、FF7 以降の「ファイナルファンタジー」そのまんま。 どうみても携帯電話レベルじゃないです。
「ファイナルファンタジーの新作です」と言われても全く違和感ありません。
3D モデルのグラフィックのレベルは、FF8~FF9 と同程度だと思います。(FF7 よりは明らかに綺麗です)

またストーリーやゲームシステムに、良い意味で携帯機器向けに簡略化されている工夫が感じられます。

例えば、オープニングのストーリーやデモは短めで、物語も「突然謎の闘技場に連れて来られた」という感じのもので、すぐにダンジョンでの戦闘に移行します。
実際のゲームが始まるまで、長いデモやストーリーを延々見せられるという事はありません
登場人物のバックストーリーやゲームの背景は、ストーリーの進行に合わせて徐々に明かされていく形になっていて、この点は「携帯向けにうまく組み立ててるなぁ」と言うのが感じられます。

「街」もなく、闘技場の控え室のような場所があるのみで、外に出たらすぐダンジョン。
この簡略っぷりも「味気ない」と思う人がいるかもしれませんが、広い街の中を走り回ったり情報収集をしたりする必要なく戦闘や育成に集中すればいいので、むしろ快適です。

ダンジョンのシステムも、「敵に会わなくなるスキル」「100%逃げられるスキル」などがあり、「いつでも戻れるアイテム」まであって、セーブも自由に可能なので、非常にラクに進められます。
「それだと簡単すぎない?」と思うかもしれませんが、むしろこのぐらい割り切ったシステムの方がやっててストレスなく進められますね
携帯機器ですから、いつでも中断できるようにする必要がありますし。

ダンジョンの奥やストーリーのポイントで「ボス」や「ライバル」との戦闘があり、そこで勝てる強さは身につけておく必要があるので、結果的に相応のレベル上げは必要で、「敵に会わなくなる」からと言って、ひたすら戦闘を回避して進める訳でもありません。

操作は仮想スティックでの操作ですが、スティックの位置が固定されておらず、画面をタップした場所にスティックが現れます
この操作性が非常によく、快適に動かせます
このようなスティック位置が固定されていないゲームはすでに前例があるのですが、「iPhone をよく研究して作ってるな」というのが伺えます。
インターフェイスも素晴らしく、タッチパネルで快適に操作出来ます。

chaosrings2

4組の「ペア」がいて、それぞれのストーリーが存在するため、ラストまで行くには4組分クリアする必要がありますが、スキルなどを他のキャラクターに引き継ぐことは可能です。

とりあえず1組分のストーリーでエンディングまで行ったのですが、少なくとも6~7時間ぐらいプレイしていました。
2組目以降は早くクリア出来ると思いますが、これが4組分あって、ラストもあるとなると、さすがに「大作」と言えるだけのボリュームだと言えますね。
普通にファイナルファンタジー並みのボリュームがあります。

ペアが違っても攻略するダンジョンは一緒なので、この部分は悪く言うと「流用」な訳ですが、それがシナリオ的に意味のあるものになっていて、むしろ「このボリュームでうまくデータの節約を図れるシステム・設定を作ったな」と言う印象です。

いつもはこのブログ、良い点や悪い点だけでなく、長所と短所を双方書くように努めているのですが、このゲームはホント悪い点が見当たりません。
そのぐらい iPhone / iPod touch のゲームとしてはハンパない完成度とゲームシステムです。

強いて言えば、価格が 1500 円と iPhone / iPod touch アプリとしてはかなり高価なことが難点ですが・・・
でもクオリティーを考えると 1500 円は十分妥当で、PSP とかでこのゲームが発売されたら普通に 3000~4000 円はすると思います。

chaosrings3

他には、「ゲーム序盤にレベルを上げずに奥に行くとあっさり死ぬ」のがやや気になったところでしょうか・・・
死んでもお金が少し減って控え室に戻されるだけで、大したペナルティーはないんですけどね。

※追記
ボスやライバルに負けた場合はゲームオーバーになるようです。
これにずっと気付かなかったのは・・・ ある程度慣れるとボスも楽勝で倒せるようになるから。 ボスが弱いのはやや短所?


結論としては、RPG が嫌いでなければ絶対的にオススメです
正直、スクエニが iPod 用に最初に作った「ソングサマナー」が個人的にはイマイチだったので、このゲームにも過剰な期待は持っていなかったのですが、良い意味で裏切られました。
もはや携帯電話や携帯音楽プレイヤーの域を大きく越えているアプリですね。

CHAOS RINGS(iTunes が起動します)

つなゲー

また「ウケ狙い」のおバカでくだらないゲームが出てきたな・・・
と思ったら、やってみたら意外と良ゲーだった。 でもおバカ
そんなパネルスライド型のパズルゲームが、この「つなゲー」です。

とにかくこのゲームの雰囲気は、タイトル画面がすべて物語っています。

tunage1

はい、おバカですね。

モロに昭和のナンセンスな雰囲気。 これに加えて、タイトル画面で流れる BGM もすごく「古い昭和の時代」を醸し出している音質&歌謡曲。
単なる音楽じゃなく、「古い昭和風の歌謡曲」ってところがミソ。
この BGM は必聴です。 私的には気に入りました。^^;

トメナサンナー」みたいな笑えないギャグを連発されるより、こういう「おバカな雰囲気を醸し出している」という方が笑えますよね。
この点でおバカアプリとしてポイント高いです。
(トメナサンナーの方向性を否定している訳じゃないです)


そして、肝心のゲームの方はどうなのかというと・・・

tunage2

実は意外とまともです。 見た目もシステムもあまりおバカっぽさはありません。
パネルを指でスライドさせて、同じパネルを4つ以上つなげてダブルタップすると消去できます。
ただしパネルは1枚だけ動かすと言う事はできず、たとえば右にスライドさせると、その1列のパネルすべてが右に動きます。
指でなぞった距離だけパネルが動くので、操作性は良好で、iPhone / iPod touch のタッチパネルにもマッチしていますね。

画面左では UFO が牛を連れ去ろうとしていますが、パネルを消した数だけ UFO にダメージを与えられます。
「ダブルタップしないとパネルが消えない」というルールのため「連鎖」は発生しませんが、画面内の同じパネルをすべて消去すると、消したパネルの数の2倍のダメージを与えられ、点数も2倍になります。
(3種類のパネルをすべて同時に消去すると点数やダメージは3倍になります)
出来るだけ繋げてから消せるというゲーム性は Aqua Orb にも似ていますね。

UFO は HP が 0 になると撃退されレベルクリア。 すぐに次のレベルが始まります。
UFO を撃退する前に牛が連れ去られるとゲームオーバーです。


ゲームのポイントは、同じパネルを全部消して2倍・3倍のダメージ&得点を狙うのと、連続でどんどん消してクリアを優先するのを使い分けること。
ただ、ちょっと不満に思うのは、同じパネルを全部消しても演出が乏しいことです。
単に「×2」や「×3」の小さな表示が一瞬出るだけ
連続で消していくだけだとゲーム性に乏しいのですが、「×2」や「×3」を狙ってそれを達成しても、それに見合うだけの演出や効果がありません。 効果音なども普通と同じ。
プレイヤーに「全消し」を意識させるためにも、もうちょっと派手な演出があって良かったと思います。
また、全消し時のダメージや得点も、もう少し高い方がゲーム性があった気がします。

しかしそれでも、短時間で気軽に遊べ、ルールも解りやすい秀作パズルゲームである事は確かです。
タイトル画面がこんなに「おバカ」なのに、ゲームは操作性が良く、動きも滑らかで、BGM や効果音も良いです
このアンバランスさが、ますます「おバカ」な感じですね。


なお、ゲームの得点と同じ分のお金が貰えて、それで「焼き肉」が出来ます。

tunage3

トップメニューで焼き肉を選んでメニューを注文すると、それが炭の上でこんがり焼かれる・・・ 「絵」が出てきます。
煙の動きや肉の周囲が焼かれている表現がとてもリアルで、すごく美味しそうです。
え? 「それって何の意味があるんだ」って?

バカゲーに意味を求めるなどナンセンスなのですよ!

と言う訳で、このおバカゲーの「つなゲー」。
おバカだからおバカが好きなおバカな人でないとおバカな部分が評価できないかもしれませんが、前述したように「パズルゲーム」としても良作です。
価格も 115 円と安いので、意外に iPhone / iPod touch の「定番」になってもおかしくないのではないかと思います。

私的には、かなりオススメ出来るアプリですよ! おバカだけど

つなゲー(iTunes が起動します)
 

SHOGUN DEFENSE

iPhone / iPod touch で優秀なアプリを次々出している「タイトー」が、タワーディフェンス系のゲームを公開しました。
純和風のタワーディフェンス「SHOGUN DEFENSE」です。

システムを簡単に言うと、「敵の通り道が決まっている、近接戦闘(ユニット同士の殴り合い)があるタワーディフェンス」ですね。

shogundefense

ユニットを配置可能な場所には丸印が付いていて、そこに足軽・弓兵・槍兵・大砲の4種類のユニットを設置し、次々とやってくる敵を迎撃します。

足軽と槍兵は近接攻撃、弓兵と大砲は遠距離攻撃ですね。
ユニットはこの4種類しかなく、タワーディフェンスとしては少なめ。
ただ、「戦国武将」をユニットに付属することで、特殊な効果を付ける事が可能です。
各ユニットは敵の攻撃でダメージを受け、全滅した場合は一定時間しないと復活しません。(資金を使ってその場で復帰させることも可能)

敵を倒すと資金が手に入り、それで兵士の設置やアップグレードを行いますが、数 Wave ごとに城のパワーアップ画面になり、ここで資金を使って城や城壁を強化する事も可能です。

武将は有名な戦国武将(剣術家や茶人も含む。なぜか安倍晴明とかもいる)で、最初は上杉謙信しかいませんが、各ステージを「城を最大まで強化した状態でクリアする」とボスが出現、これを倒すことで新武将を得ることが出来ます。

ポイントは「城を最大まで強化する」という点で、これをするには資金をかなり節約しなければなりません。
つまり、「単にクリアするだけなら簡単だけど、武将ゲットを狙うと難しい」というゲームバランスになっています。
これは面白い点と言えますが、しかしそのために武将狙いだと取れる戦略は限られてきます。
とりあえずはイージーで武将を増やすのが基本でしょう。

敵は「妖魔」の軍勢で、いわゆるモンスターです。
こちらも「四聖獣」(青龍や朱雀など)が登場する必殺技を使う事が出来ます。
そのため戦国時代がテーマですが、武将が登場する以外にはあまり戦国らしさはなく、いわゆる普通の「和風ファンタジー」ですね

shogundefense2

欠点は、ユニットが小さくて地味なこと。
なんだか全体的に「ちまちま」しています。 派手さがありません。
四星獣が出る必殺技は派手ですが、通常の戦闘は他のタワーディフェンスと比べても、あきらかに演出面で見劣りします。

和風の水墨画のようなグラフィックも味はあるけど、やっぱり地味。
全体的に「海外向けなのかなぁ」という気はします。
向こうではこうした水墨画タッチの絵はウケますからね。

また、敵の体力が表示されないのも不満な点。
タワーディフェンスで敵の体力が表示されないゲームって、このゲームぐらいではないでしょうか?
ボスは表示されているので、なぜザコに表示していないのか謎です。
味方の体力も表示されませんが、味方は5人1部隊なので、人数の減り具合が目安になります。

ゲームとして面白いのは、やはり「戦国武将」をユニットに付加できる事でしょう。
相手の速度を落とす毒属性を付加したり、火属性攻撃が可能になる武将もいるので、それらを使う事でユニットの種類が少ないこのゲームでも戦略にメリハリを付ける事が出来ます。
しかしそれでもユニットが4種類というのは少ない気がしますが。

武将は経験を積んでレベルアップして強くなっていくので、育成の要素もあります。
難易度も「上級」以上だとかなり手強く、ボスを出そうと思ったらますます難しくなりますから、武将の育て甲斐や、攻略のしがいはありそうです。

地味でチマチマしているため、iPhone / iPod touch に多数存在する「定番のタワーディフェンス」と肩を並べられるほどではないと思いますが・・・
相応に遊べる秀作ではあると思います。

何より和風で戦国武将が登場するタワーディフェンスなんてこのゲームしかありませんから、それらが好きな人にはオススメですね。
ちなみに私は戦国好きでタワーディフェンス好きですから、ピッタリでした。

価格は 350 円で、クオリティーを考えると相応の値段だと思います。
(有料の価値のあるアプリだけど、600 円ぐらいするクオリティーじゃない、という感じ)

SHOGUN DEFENSE (iTunes が起動します)

ドラえもん「バイバイン」

何でも一定時間ごとに「倍」にする「ドラえもん」の秘密道具「バイバイン」。
それを題材にした、iPhone / iPod touch 用のミニゲームが、この「ドラえもん バイバイン」です。

ちゃんとした藤子プロの公認アプリですが、先に結論を言ってしまうと「単純なミニゲーム」であり、あまりゲーム性のようなものは期待しないで下さい。

ただ、この「バイバイン」のお話って、私も原作をよく覚えているのですが・・・ 結末がすっごく「納得いかない」「釈然としない」ラストなんですよね。
これ、けっこう有名なので、覚えている方や知っている方も多いと思います。

ドラえもん「バイバイン」

先に元ネタとなっている原作のストーリーを説明すると・・・

のび太が「くりまんじゅう」を食べようとしたけど、1個しかなかったので、ドラえもんにもっと食べられるようにお願いします。
するとドラえもんは「使った物が一定時間ごとに倍になる」という薬「バイバイン」を出します。
ドラえもんはのび太に「絶対に全部食べるように」と念を押して、これを「くりまんじゅう」に使いますが、のび太は食べきれなくなって1つ捨ててしまいます。

すると・・・ くりまんじゅうがねずみ算式に倍々に増えていき、ものすごく膨大な数に!!
もはや対処できなくなり、ドラえもんはそれを大きな袋に詰めてロケットで宇宙の彼方に飛ばしてしまいます
こうして、お話は終わるのですが・・・

しかしちょっと待て。
倍々に増え続ける大量のくりまんじゅうを宇宙に捨ててしまうと、宇宙でどんどん増殖し続け、そのうち宇宙がくりまんじゅうで埋まってしまうんじゃないのか!?
私は原作を読んだ時、子供ながらにこう疑問に思って、何か釈然としない気持ちになったのですが・・・
同様に思った人はたくさんいるようで、「倍々に増え続けるくりまんじゅうによって宇宙は滅びるのか?」というのは、色々なところで議論(?)になっているみたいですね。


さて、そんな「バイバイン」をテーマにしたこのアプリですが・・・
「くりまんじゅう」が一定時間(初期設定では5秒)ごとに倍々に増えていくので、ドラッグでドラえもんの口にどんどん放り込んで、急いで食べていきます。
くりまんじゅうが一万個を越えると押し潰されてゲームオーバー。
全部食べきったらゲームクリアですね。

大半のくりまんじゅうを宇宙に飛ばしてしまう「ロケット」と、くりまんじゅうを小さくして一度に複数、かつ満腹にならないように食べられる「スモールライト」を使用することも出来ます。
ただ、たまにジャイアンが歌いながら出てきて、数秒間操作ができなくなります。

ゲームとしては非常に単純で、クリア方法もハッキリしています
だって「まんじゅうが倍々に増えていく」のだから、全部消そうと思ったら、対処法は1つしかない訳で・・・
やり方が解れば、クリア自体はすぐに出来てしまいます。
ルールもシンプルで、ゲーム的な攻略にも乏しいので、あくまで「ちょっとしたミニゲーム」の域を出ていません。

ただ、このゲームは終了時に「増えたまんじゅうの数」や「消したまんじゅうの数」のトータルが表示されるので、「クリアすること」が目的なのではなく、「何個まんじゅうを消したか」を競うゲームなのかもしれません

ドラえもん「バイバイン」

クリアせず、ゲームオーバーにもならないように、ひたすら「くりまんじゅう」を消し続けるゲームとして考えると、相応にゲーム性はあるように思います。
それでも単純なゲームではあるのですが、ロケットを補充してくれる「ドラミちゃん」はドラえもんが一定個数のまんじゅうを食べていないと出現しないようだし、時間が経つほどジャイアンの出現頻度も増していくので、相応のゲームバランスは取られているようです。

また、Bluetooth を使った対戦プレイもあり、こちらだとロケットを使ったまんじゅうの「送り合い」になるようなので、もしかするとそっちがメインなのかもしれません。
(まあ2人プレイはやっていないので、実際のゲーム性は解りませんが・・・)


単純なゲーム内容で、サウンドが(ワザとなのかもしれないけど)なんだか古くさく、インターフェイスも一世代前のような雰囲気なのが、やや気になりますが・・・
それでも許せてしまうのが、「ドラえもん」の魅力でしょうか?
ゲーム終了後にマンガのラストシーン(ドラえもんがロケットでまんじゅうを飛ばすシーン)が出てくるのもいいですね。
(アプリ起動時にもマンガのオープニングがあります)

もうちょっと調整や追加(ロケットの回復頻度やジャイアンによる硬直時間の変化・調整や、まんじゅうの数がスコアだと思うので、そのハイスコアの記録やランキングなど)があれば良かったかなぁと思うのですが・・・
でもミニゲームだから、そこまでゲーム性を考えるものでもないのかも?

ゲーム自体はシンプルなものなので、115 円 でも高く感じるかもしれませんが、「ドラえもん」という付加価値を考えるとこのぐらいかな、とも思います。
人にオススメ出来るアプリではありませんが、ドラえもんファンには悪くないかな?

しかし何度考えても、「バイバイン」のラストは釈然としないよな~。

ドラえもん「バイバイン」(iTunes が起動します)

Rafter

上からボールやブロックを落として、的に当てればステージクリアとなる物理シミュレーションのパズルゲーム。
それがこの「Rafter」です。

次々と指定の大きさのボールやブロックを作り出せる「クレヨンフィジックス」のようなゲーム性を持ちますが、作り出したボールやブロックはバウンドしながら落ちてくため、その跳ね返りや動きを計算に入れる必要があります。

古いスケッチブックのような手書き風のグラフィックと、ホノボノした BGM も特徴と言えますね。

rafter

画面の上部に「帯」があり、ここを指でなぞると、なぞった大きさのボールやブロックが出現し、重力に従って落ちて行きます
ボールを出すかブロックを出すかは画面右上のボタンで選択します。
(序盤はブロックしか出せません)

ブロックは言わば「木のブロック」で、ボールほどバウンドしませんが軽く、扇風機の風で飛ばされます。
ボールは言わば「ゴムボール」で、非常によく弾む上に質量が重く、風の影響も受けません。 もちろん丸いので転がります。

ステージ内には「赤いイガイガの球体」があり、これにブロックをぶつけるとステージクリア。
時間が経過したりブロックを出すごとに「スコア」が減っていき、0 になるとゲームオーバーですが、リトライは好きな時に何度でも行えます。


このゲームは「物理シミュレーション」を利用したパズルゲームですが、その物理シミュレーションがちょっと変わっており、重力や摩擦の影響が少ない感じで、ブロックやボールの反発係数も大きく、やたら跳ね返ります
だからちょっとあり得ないようなバウンドの仕方をしてブロックが吹っ飛んでいったり、ボールが飛び交ったりします。

よって、偶然のバウンドでクリア出来たり、適当にやってたら思わぬ跳ね返り方をして、想定していないような方法でクリア出来たりします。
その辺はパズルゲームとしてどうかと思う部分と言えますが・・・
でも、この「意外性」もこのゲームの楽しさかもしれませんね。


ステージは全部で 51。 相応にボリュームもあります。
ただ、1分もかからないうちにクリア出来るステージも多いので、集中してやるとあっという間に終わるかもしれません

しかし中には難しいステージもあって、詰まってしまう人もいるはず・・・
偶然でクリア出来るステージと、パズル性の高いステージが織り交ぜられている感じですね。

価格も 115 円とお手頃です。 物理シミュレーション系パズルが好きな方なら、楽しめる作品ですよ。

Rafter(iTunes が起動します)
 

STRIKERS 1945 PLUS

かつて存在したシューティングゲームの定番メーカー「彩京」。
その彩京が 1990 年代に開発したアーケードゲーム(ゲームセンターのゲーム)が、この「STRIKERS 1945」シリーズです。

縦スクロールで高難度のシューティングゲームですが、テンポの良い展開とオーソドックスな内容がウケて、ヒットシリーズとなりました。

登場する戦闘機は第二次世界大戦で活躍した各国の名機(例えば日本だとゼロ戦)で、敵も実際に計画されていた未完成の兵器をベースとしていますが、敵のボスはダメージを与えるとロボットに変形し、後半ステージになると異星人のような敵が出てくるなど、SF 的なストーリーとなっています。

そのシリーズの後期の作品「STRIKERS 1945 PLUS」が、海外のメーカーにより iPhone / iPod touch に移植されています。

strikers1945

でも、正直言って操作性が・・・ かなり悪いです
画面を見てわかる通り、画面左下に「仮想パッド」があって、これで操作を行うのですが、ちょっとでもパッドから指がはずれるとすぐに自機が動かなくなってしまい、思うように操作できません

パッドの上に指を置きっぱなしにして操作することはほぼ無理で、動かす時に任意の方向を「ちょんちょん」とタップして、少しずつ自機を動かすような感じでプレイする必要があります
常に操作に気を付けないといけないので、お世辞にも「快適」とは言えませんね・・・
ショットはオートで、画面右下のボタンは特殊攻撃とボムに使用します。

この操作性で、被弾すると1発でやられてしまいますから、慣れてないうちはあっという間にゲームオーバーになってしまいます。
これでは評価が低いのも仕方がないでしょう。

ただ、ゲームの難易度自体は低めに調整されていて、ノーマルだと10回(ハードでも7回)もコンティニューが可能なので、実はオールクリアはそんなに難しくありません。
オリジナルの「STRIKERS 1945」シリーズは高難度で知られていましたが、iPhone / iPod touch 版はそれほどでもないですね。

また、彩京のシューティングゲームは俗に「彩京弾」と呼ばれる、パターンを事前に知っていないととても避けられないような「超高速弾」が飛んでくることで有名なのですが、このゲームにはそう言った「初見殺し」な弾もほとんど飛んできません
と言うのも、この「彩京弾」は海外では評判が悪かったのか、「STRIKERS 1945 PLUS」の海外版は弾速が全体的に遅くなっており、このアプリはその海外版の移植だからです。
だから「突然高速弾が飛んでくるゲーム」ではなく、「弾がバラまかれる弾幕シューティング」に近い内容となっていて、パターンを知っていないくても普通に避けることが可能です。
(それにコンティニュー回数が多いからボム連発で何とかなってしまう)

ゲーム自体は非常によく移植されていると思います。
原作の雰囲気がうまく再現されており、移植度や再現度自体は高いですね。
よほどボコボコやられない限りオールクリア出来るようになっていて、シューティングとして(操作性以外は)よく出来ているので、操作にある程度慣れてしまえば楽しめる内容にはなっています。


でも、シューティングゲームにとって操作性は「命」と言えるので、他が良くてもそこが悪いとやっぱり微妙な訳で、価格も 600 円と高いので、オススメかどうかと言われると「う~ん」って感じですね・・・

もし iPhone / iPod touch にジョイパッドが付けられれば、一気に良ゲームになるんだろうけどなぁ・・・ 今のタッチ操作ではちょっと・・・
STRIKERS 1945 が好きだった人で、操作性の問題を事前に了承しているのであれば、悪くはないかもしれませんが・・・

STRIKERS 1945 PLUS(iTunes が起動します)
 

ネットジャン狂

ハドソンが販売と運営を開始した、iPhone / iPod touch 初となるオンライン対戦麻雀
それが「ネットジャン狂」です。

でもこのネットジャン狂、2010年2月にスタートしましたが当初はサーバーが不安定でまともに対戦出来ず、苦情続発でついにオンライン対戦は中止に。
その後も不安定な状態が続き、1人用の対局はほとんど「おまけ」みたいなものだったのでユーザーから不満が続出
ついにアプリの公開自体も停止されるなど、問題続きの船出になってしまいました・・・

そのネットジャン狂が紆余曲折を経て、ようやく運営再開
オンライン対戦も再び可能になっています。

netjangkyou

色々とケチの付いたアプリですが、再開後にしばらくプレイしてみたところ・・・ 現在はサーバーも安定していて、問題なく対局できるようです

操作は指をスライドして牌を選択し、「打牌」のボタンで捨てます。
特に操作性の悪さは感じませんでした。
「鳴きなし」ボタンもあるし、画面が見にくいこともなく、細かい対局記録もあり、必要な機能はそろっていますね。

麻雀アプリとして見ると、オンライン対戦が出来る点以外は特に特徴はなく、演出も淡々としているので、アーケード(ゲームセンター)にある通信対戦麻雀をやっている人だと物足りなさを感じるかもしれません。
でも悪い点がある訳でもなく、相応に良く出来ているとは思います

1人用の「ローカル対局」は、対戦相手の種類や強さの選択などが一切なく、戦績の記録も行われず、単に「麻雀をやるだけ」のものになっています。
コンピューター相手の対局をやるなら他の麻雀アプリの方が良く、あくまでこのアプリは「オンライン対戦をやるためのもの」だと思いましょう。


肝心のオンライン対戦ですが、やはりコンピューター相手と人間が相手では、臨場感が全然違いますね。
ただ相手が人間ですから打牌は当然コンピューターより遅い訳で、相応に時間のある時でないとプレイは難しいでしょう。

対局中に誰かが落ちた場合、その人の名前が「赤字」になり、その間はコンピューターが代打ちします。
対局自体はそのまま続くので、他の人に影響はありません。


また、一度落ちても短時間で復帰すれば元の対局に戻る事ができます
実際、私も試しに一度落ちて再開してみましたが、元の勝負に復帰できました。(何度かコンピューターが代わりに打牌していました)
携帯機器である iPhone / iPod touch だと、どうしても移動などの影響で回線が不安定になる場合があるので、これは嬉しい配慮だと言えます。
また、電話がかかってきて落ちなければならなくなっても、電話が終わった後に対局が続いていれば、そのまま復帰できますね
(不在中にコンピューターが負けてる場合もありますが)


勝負が付いた後、順位によって「経験値」が加算され、プレイヤーとしてのレベルが上がっていきます。
このレベルが上がることで、入室できる部屋が増えていくようです。

netjungkyo2

現時点では「東風戦」と「半荘戦」が稼働しているようで、「半荘戦」は再開後に新たに加わったもののようです。
短時間で終わる東風戦の方が人気がありますけどね。

入出後は「自動マッチング」なので、特に呼びかけを行ったり、誰かに勝負を挑んだりする手間はありません。
人が少ない場合はコンピューターが参加することもあるようで、その時は名前の前に「●」マークが付いていて区別できるようになっています。


全体としては、iPhone での対戦や環境に最適化されている印象で、一度ケチが付いただけに、ちゃんと対処して再開されたのが伺えます。

ただ、やはり現時点では「単なるオンライン麻雀」の印象は拭えません。
ポイントの蓄積で得られる特典やお遊び要素のようなものはなく、地域別や県別のランキングのようなものもなく、レート(腕前を示す指針)やそれに類するものもなく、なにより背景や柄の変更などの基本的な設定にも乏しいです。

とは言え、iPhone / iPod touch 初のオンライン対戦麻雀アプリが、ようやくマトモに動き始めた、と言うだけでも評価されるべきだと思います。
基本さえ動けば、残りはアップデートなどに期待することも出来ますからね。

料金はアプリ自体は無料、オンライン対戦は1日1回目は無料で、2回目以降は30ポイント(約30円分)がかかります。
ただ、4月中は無料でオンライン対戦をすることが可能で、5月中は1日3回まで無料になるようです。
iTunes のレビューでは「高い!」という意見も多いですが、東風戦でも1回 10 分ぐらいはかかるので、価格としてはこのぐらいで良いのではないかと思います。
ただ、オンラインゲームは人がいてナンボなので、高いと思う人が多いと廃れますから、難しい部分ではありますね・・・

私的には、ここで成功しないと「次に続かない」「次が出てこない」気がするので、ネットジャン狂にはその点でも期待しています。
前述したようにアプリ自体は無料なので、麻雀を知っている人は落としておいて損はないと思いますよ。

ネットジャン狂(iTunes が起動します)
 

 iPhone AC

 ブログトップへ

iPhone AC
https://iphoneac.com/

 最新のレビュー記事は
 iPhone AC(本家側)に
 移転しております。

iPhone AC レビュー記事移転

 移転の詳細は
 こちら をご覧下さい。

 更新情報は Twitter
 お伝えしております。

最新コメント


アクセスカウンター
  • 今日:
  • 昨日:
  • 累計:

livedoor プロフ

カムライターオ

ご意見・ご連絡は
iphoneac@mobile.nifty.jp へ
ブログ方針は こちら を。
Google