iPhone AC 番外レポート

iPhone や iPad(スマホやタブレット)の、主にゲームアプリのレビューを行っています。

2010/05

Touch the Numbers

昨日、テレビで「堂本兄弟」を見ていたら、出演者のみんなでこのアプリを遊んでいました。
1~25 のボタンを順番に押していき、そのタイムを競うだけの非常にシンプルな無料アプリ。
Touch the Numbers」です。

テレビを見てたらやりたくなったので、思わずダウンロード。
ここでもご紹介いたします。

tekunodo

と言っても、解説が必要な程のアプリではありません。
画面に 1~25 のボタンが並んでいて、素早く押していくだけ。
最後にタイムが表示され、ランキングが付けられます。

ただ、シンプルながら綺麗で嫌みのない画面とサウンドのおかげで、チープなイメージは受けず、むしろ高級感があります
テンポ良くプレイでき、思わず何度もやってしまいますね。
単純で解りやすく、見栄えもするため、テレビで取りあげられたのも頷けます。

テレビでやっていたキンキキッズの二人は慣れていないせいもあって 20~24 秒ぐらいでしたが、慣れれば 15 秒前後、さらに 11~13 秒前後も可能になります。
10 秒を切れる人はかなり早い方だと思います。

スポーツで重要な「周辺視野」が鍛えられるとのフレコミですが・・・ 確かに脳トレ的な雰囲気はありますね。
ちなみにゲームでも、アクションゲームやシューティングゲームの上手い人は周辺視野が広くて鋭いと言われています。


無料版と有料版がありますが、無料版が基本です。
有料版(Pro)は広告がなく、ツイッター連携機能やリプレイ機能などがありますが、ゲーム自体は無料版と変わりません。

店頭展示品の iPhone や iPod touch にも良く入っている定番アプリの1つです。
タダですし、やって損のないアプリだと思いますよ。

Touch the Numbers(iTunes が起動します)
Touch the Numbers Pro(iTunes が起動します)
 

サマーウォーズ~花札KOIKOI~

映画「サマーウォーズ」に登場するハッキング AI 「ラブマシーン」との「花札」の勝負。
それを iPhone / iPod touch で、実際にオンライン上で、多数のプレイヤーと共に戦う形で再現したアプリ。
それが「サマーウォーズ ~花札KOIKOI~」です。

基本的には「花札」のアプリなのですが、なんと言ってもオンラインの「ラブマシーンモード」があるのが特徴です。
実績によってプレイヤーの「アバター」が増え、ランキングなども付けられるので、従来の花札アプリと違ってやり込み要素も豊富です。

サマーウォーズ 花札こいこい

まずは基本部分である花札のゲームシーンについて。
「フリー対局」では 弱・中・強 の3段階のコンピューターと、対局数や花見酒・月見酒の あり/なし のルールを決めて対局できます。

札はちょっと小さめですが、タップによる札の操作性はかなり良好で、取れる札が明るくなるため視認性も良いです。
サウンドや演出も良く、和風な花札の雰囲気と、サイバーな BGM &演出のミスマッチがサマーウォーズらしさを醸し出しています
役がそろった時の「パシーン!」という音と演出も気持ちいいですね。
普通に花札アプリとして見ても上位にあると言えます。


とは言え花札をやるだけのアプリなら、iPhone には他にもあります。
このゲームの最大の特徴は、なんと言っても映画を模したオンラインの「ラブマシーンモード」でしょう。

サマーウォーズ 花札こいこい

でもこのラブマシーンモード、ゲーム内やヘルプにあまり説明がなく、最初は意味がよく解りませんでした・・・
正直、理解しやすいモードとは言えませんね・・・

「ラブマシーンモード」では、敵となるラブマシーンに「AVATAR」という単位の「体力」があって、多くのプレイヤーとの対戦によってそれが減らされていきます。
対戦はオンラインサーバーの管理で、一定時間ごとに全プレイヤー一斉に行われます。

対戦は普通のコンピューターとの「花札こいこい」。
プレイヤーには最初 20 AVATAR が与えられていて、これを毎回全額かけて勝負します。
そしてもし5文で勝つと、20×5 で 100 の AVATAR が貰えて(つまりラブマシーンから 100 AVATAR を奪還し)、最初に持っていた 20 と合わせて合計 120 AVATAR になります。
そして次の勝負はこの 120 AVATAR を賭けて再び勝負します。

毎回すべてかけるので、1度でも負けたら稼いだ AVATAR(ラブマシーンに与えた仮ダメージ)は全部没収
(つまりその分、ラブマシーンは体力(AVATAR)回復)
ゲームをやめるとラブマシーンにダメージを与えたままで終了できますが、次回はまた 20 AVATAR から開始です。


ラブマシーンモードでは、一定の条件(特定の役で上がる、連勝記録を伸ばす、AVATAR を増やすなど)でプレイヤー自身の見た目となる「アバター」が貰えます。
(アバターはすべて映画に登場した物を模しているようです)
また、早く勝負が終わった時は他のプレイヤーの AVATAR の増減も次々と表示され、さらに1セット終わるとその時点での結果と順位、MVP(最大 AVATAR 保持者)なども表示されます。
そして十数秒後に次のセットが開始されます。

ゲームとしては「みんなでラブマシーンの体力(AVATAR)を減らしていく」と言った形ですが、各プレイヤーのスコアは連勝すると倍々に増えていくので、実際には「大連勝しているプレイヤーが一気にドーンとラブマシーンにダメージを与えて勝負が付く」というケースの方が多いです。

サマーウォーズ 花札KOIKOI

ラブマシーンが倒された場合、その時のセットに参加していたプレイヤーには映画を模したクリアーシーンが流れ、ラブマシーン討伐回数が増えます。
これはトドメを刺したセットに参加していればいいので、運さえ良ければ「1回プレイしただけでクリアシーンになった」という場合もあり得ます。
ただし、トドメを刺したセットで負けていた場合は、討伐したことにはならないようです。(クリアシーンも流れません)


実際にプレイしてみると解りますが、ラブマシーンモードは難しいです
時間制限があって流局でも負けになるので、「勝ったり負けたり」なら出来ますが、連勝し続けるのはかなり厳しいですね。

しかし連勝すれば「連勝ボーナス」が貰えますし、そのボーナスもかけて AVATAR を倍々にしていかないと、初期の段階で4億もの AVATAR を持つラブマシーンにまともにダメージを与えることは出来ません。

サマーウォーズ連勝ボーナス

でも、「花札こいこい」自体が「いきなり月見酒をそろえられて何も出来ずに負けた」なんて事があるゲームですから・・・
連勝しないとまともにダメージを与えられないのに、連勝が困難」なおかげで、かなり難易度は高めです。

まあ、難しくてオンラインプレイだからこそ、「思わずハマってしまう」というのもあるのですが。

あともう一つ難点を言うと、ルールは「花札こいこい」なのですが、連勝が重要なシステムのおかげでプレイヤー側に「こいこい」をする利点があまりない。
よほどの状況でない限り、余計なリスクを背負うより、勝ち逃げして連勝を狙った方がいい訳ですからね。
特に最初は 20 AVATAR しかないから、「こいこい」をして 10 文ぐらいで勝っても、20×10 で 200。
3連勝するとボーナスで +5000 なので、がんばって「こいこい」をしても・・・ という感じです。


と、気になった点もあげてみましたが、でもゲームとして、そして花札アプリとして面白いかどうかと言うと、かなり面白いです
やっぱりオンライン要素ややり込み要素があった方が楽しめますね
実績やランキングもあるし、「単なる花札」のアプリとは全く違う楽しさがあります。
フリー対局が用意されていますから普通の「花札こいこい」も出来ますし、フリー対局でも条件を満たせば様々なアバターが貰えます。

iPhone / iPod touch の花札アプリとしては、今のところこれがベストでしょう。
価格は 600 円と高め(7月末までは 450 円)ですが、オススメですよ!

サマーウォーズ~花札KOIKOI~(iTunes が起動します)
 

...™

今日取り上げるのは・・・ 名前が「...™」というゲーム。
もうこの時点で意味不明。 名前からして微妙な雰囲気が漂ってますね。

他に「.™」と「..™」というゲームもあって、それぞれ「デザイナーアプリ6部作」と銘打たれているアプリの1~3作目です。
どれも非常にシンプルなショートゲームで、開発したのは ustwo というイギリスのメーカー。
ここではこの .™ と ..™ の方も合わせて紹介したいと思います。

もう「デザイナーアプリ」と自称している時点で、良い意味でも、そして悪い意味でも「芸術的な作品」(忌憚なく言えば芸術かぶれ)の雰囲気が漂っていますが・・・
ともかく、この3つは同じような特徴を持っています。

とりあえず、この3つの中では相応に人気がある「...™」からご紹介いたします。

...tm

iPhone / iPod touch を左右に傾けると、1ヶ所に穴の空いた地層が左右に動きます。
地層は何層にも分かれていて、交互に逆方向に動きます。
(本体を左に傾けると、左に動く地層と、右に動く地層が交互に並んでいます)

地層の穴の空いている部分に白い玉を通し、どんどん下に落としていきます。
画面は徐々に上にスクロールしていき、白い玉が画面の一番上にあるトゲトゲの部分まで来てしまうとゲームオーバーです。

このゲーム、非常にシンプルでありながら、モノクロのグラフィックが印象的で、ゲームも解りやすく、センスの溢れるゲームであり、初めてみた時は「おおっ!」と思わせてくれるゲームです。
iPhone のクールさとマッチしていて、初見の印象は非常に良いですね。

しかしあまりにもシンプル過ぎて、追加的な要素が何1つないため、すぐに底が見え、短時間で飽きてしまいます

「デザイン性を重視し、極限まで余計な物を削って、あえてシンプルに仕上げた」という感じではありますが、悪い意味で「デザインとセンスだけを優先した作品」であり、楽しませる要素が何もない感じ。
ゲームの基本部分は面白いと思うし、芸術性もないよりあった方がいいのですが・・・ それ「だけ」では長時間は遊べないですよね・・・

ただ、この ...™ はまだ相応に楽しめるアプリではあります。
前述したように初見の印象はクールで非常に良く、ゲームも解りやすいため、人に見せるアプリとしても悪くないと思います。
とは言え、このシンプルな内容で 230 円と言うのは、割高感は否めませんが。


そして、他の「.™」と「..™」はどうかというと・・・

.tm

左が .™ 、右が ..™ です。

「.™」は iPhone / iPod touch を傾けて白い玉を上下左右に転がし、赤い三角に当たらないよう、青い玉を取っていきます。
白い玉は徐々にしぼんでいきますが青い玉を取ると少し大きくなります。 赤い三角に当たると一気にしぼんでしまいます。
しぼんで白い玉が消えてしまうとゲームオーバー。

「..™」は 3D 視点のゲームで、奥から手前に青い玉と赤い三角が移動してきます。
iPhone / iPod touch を傾けて白い玉を左右に転がし、赤い三角に当たらないよう、青い玉を取っていきます。
白い玉は徐々にしぼんでいきますが青い玉を取ると少し大きくなります。 赤い三角に当たると一気にしぼんでしまいます。
しぼんで白い玉が消えてしまうとゲームオーバー。

ハッキリ言いましょう。 1分で飽きます。

ゲームの基本部分が極限までシンプル・・・ っていうか、単純すぎてゲーム性がなさすぎる。
ビジュアル的にも大したことが無く、このシンプルさが1つの作品なんだと思いますが、デザイナーアプリと言うよりは、デザイナーが自己満足しているアプリって感じです。
そして、どちらも 230 円。 忌憚なく言わせて貰いますが、この内容でこの価格はボッタクリに近いですね。


まあ、「デザイナーアプリ」と自称している時点で、何となく嫌な予感はしていたのですが・・・
無論、デザインは良いに越したことはないのですが、前衛芸術的なものは当人以外に理解できる人など限られている訳で、「これで1つの作品」とか言われても、「勝手に言ってろ」としか答えられません。
そんなアプリです。

と、なんだか毒舌全開な訳ですが、「...™」は 115 円だったら相応のアプリだった気はするかなぁ。
ショートゲームとして相応に遊べるし、地味にアップデートもされているので、気になる方は割高なのを承知の上で試してみてもいいかも。
.™ と ..™ は問題外ですね。

...™(iTunes が起動します)
.™(iTunes が起動します)
..™(iTunes が起動します)
 

Pew Pew Land

キャラクターがコミカルでとても賑やか。 でも実は結構手強いタワーディフェンス
それがこの「Pew Pew Land - Multiplay Defense Game」です。

このゲーム、見た目は似ても似つかないけど、ゲーム性はまさに「GeoDefense」です。

パズルのようにステージを1つ1つクリアしていく展開で、難易度は高め。
しかしタワーディフェンスに慣れた人や好きな人なら、かなり楽しむことが出来るでしょう。

pewpewland

入口から次々と敵が出てきて、道に沿ってゴールに進んで行きます。
プレイヤーは敵を倒すと得られる資金を使って道の周囲にタワー(防衛用キャラクター)を置き、それを迎撃します。

設置できるタワーの種類は、1発ずつ弾を撃つものや、ミサイルを撃つもの、レーザーを撃つもの、速度を落とすものなどで・・・
ハッキリ言って GeoDefense を踏襲していますね。

オリジナルのタワーとして、アップグレードすると複数の弾をまとめて撃つものや、放射状に弾を撃つものがいますが、「ステージクリア型」の内容といい、ゲーム展開といい、GeoDefense の亜種という感じがします。
コミカルな見た目と巨大な敵キャラが出てくる点は、The Creeps! に似ている感じです。

でも、それらが悪いと言っている訳ではありません。
むしろ面白いゲームを参考にするのは良いことで、このゲームも GeoDefense が楽しめた方なら、きっと同じように楽しむことが出来るはずです。
GeoDefense 独特の「綺麗さ」はありませんが、この「ヘンなコミカルさ」も悪くないと思います。
延々と流れる BGM も妙にクセになります。

ステージ数はかなり多く、全部で48!
それが一覧表で表示され、クリア評価も付けられていくので、「がんばって達成しよう」という気にさせてくれます。

pewpewland2

久々に登場した、オーソドックスなスタイルの秀作タワーディフェンスと言えるゲームですね。

タワーディフェンスに慣れていない人にはやや難しいかもしれませんが、序盤ステージは簡単ですし、初心者の方でもスムーズに進められると思います。
クリア評価にこだわらなければ、GeoDefense よりは簡単です。


タイトルに「Multiplay Defense Game」と付いていることから解るように、Bluetooth を使ったマルチプレイがウリで、1つのステージを2分割してプレイする事が可能です。
ステージは横長になり、画面外に道が繋がっていて、そこから敵が出て行くと、もう一方の側から出てきます。
対戦ではなく「協力プレイ」で、もう一方にお金を渡す事も可能です。

でも、入口のある方がメインになりがちで、入口周辺の防衛がしっかりしていると、もう一方にはいつまで経っても敵が行かない、という事になりがちです。
ぶっちゃけ、タワーディフェンスを2人でする必要はあまりないような・・・
これだったら対戦形式にした方が良かったんじゃないかなぁ。


まあ2人プレイはともかく、1人で十分に楽しめるタワーディフェンスです
体験版もあるようなので、そちらでまず試してみるのもいいですね。
ただ、体験版は簡単なステージをいくつかプレイ出来るだけなので、それでゲームの面白さをすべて判断しないようにして下さい。
有料版の方は定価で 350 円のようですが、頻繁にセールも行われているようです。

私的には定番になり得るタワーディフェンスで、既存の秀作タワーディフェンスと肩を並べられるアプリだと思います。

なお、無料版には Free と Lite の2種類があるのですが、何が違うのかはよく解りません・・・ (ステージ数はどちらも5までです)

Pew Pew Land(iTunes が起動します)

Fruit Ninja

果物が投げ上げられるので、指で払って真っ二つに斬る!
タッチパネルを有効活用したシンプルなショートゲーム。
それがこの「Fruit Ninja」です。

とても単純なゲームですが、私的には iPhone / iPod touch のショートゲームの中で、かなり上位に入るアプリです。

fruitninja

出てくるフルーツを次々と、画面を指で払って斬っていきます。
斬れずに下に落ちてしまうと1ミス。 3ミスでゲームオーバー。
たまに出てくる爆弾を斬ったら爆発して一発でゲームオーバーです。

以上。

とてもシンプルなゲームで、かつ誰でも思い付きそうな内容ですが、これが非常に面白いのです。

その理由は操作性が素晴らしいからで、指を横にはらって斬るだけでなく、画面から指を離さずになぞることで、左右に連続で斬ったり、Zや曲線を描くように斬ったりと、自在に切り払うことが出来ます
爆弾が多い時に縦に短く斬るなど、自在に斬れる点が攻略にも繋がっています。
うまく斬れた時(?)にはニンジャお馴染み(?)の「クリティカルヒット」も出ます。
3D で表現されたフルーツの動きも違和感ないですね。

斬った時の「バシュッ!」「ビシャッ!」と言うサウンドも良く、またイヤホンを付けて聞いてみると、バックには小川のせせらぎや鳥の鳴き声、風の吹く音や雨の降る音など、リアルな自然の音が流れています
一度イヤホンを付けてやってみるのを推奨します。

シンプルなゲームではあるのですが、こうした優れた操作性や動き、リアルなサウンドなど、妥協のない作りがゲームの面白さに繋がっているのだと思います
何度もやりたくなる程よい難易度も良い感じです。

価格は 115 円と安いのですが、ゲーム内容を考えると相応の価格かなと思います。
誰でも楽しめるし、シンプルで分かりやすく、タッチパネルならではの内容なので、iPhone を人に見せる時にもオススメ出来ますね。

近々 iPhone AC のショートゲームのコーナーにも紹介を含めたいと思います。
あくまでショートゲームなのでボリュームはなく、iTunes の説明文もあやしさ爆発ですが、私的にはベストショートゲームの1つだと思います。

Fruit Ninja(iTunes が起動します)
 

Paper Bridge

指でなぞって橋を描き、車や汽車を渡らせる、物理シミュレーションのパズルゲーム。
それがこの「Paper Bridge」なのですが・・・
このゲームは、他の物理シミュレーションとはちょっと違います

多くの物理シミュレーションは、「物が落ちる」「物が転がる」という点をシミュレートしています。
しかしこのゲームは、言わば「強度シミュレーション」なのです。

描いた橋がちゃんと構造的に強度を保てるか、その上を車が走っても無事に耐えられるか、そこがシミュレートされているのです。

PaperBridge

上の画像は失敗して「バキッ」ってなってる例ですね。^^;

道路を描く黒いペンと、支柱を描く緑のペンで、橋を描きます。
それぞれのペンには「インク」があって、インク以上は書き込むことが出来ません。
橋を書いた後、右上にある発進ボタンを押すと車や列車が走っていき、橋を渡って無事に対岸の家まで辿り着けばクリア。
橋が重さに耐えきれず「バキッ」ってなったらミスですが、ミスしてもすぐにやり直しや書き直しは可能です。


このゲーム、1つ解りにくい点があって・・・
画面をピンチ操作でズームイン/ズームアウトできるのですが、これに気付きにくい!


チュートリアルの後の最初のステージで、そのステージは一見すべて画面に表示されているように見えるのですが、実はピンチ操作でズームアウトしないと全景を確認できません。
また、画面のスクロールは二本指のドラッグで行います。

そしてズームやスクロールをしないとクリア不可能なのですが、ズームしないままでもプレイは可能で、しかもそのままではクリア出来そうで出来ない
チュートリアルはズームが不要なので、尚更それに気付きにくい

この部分が解らなくて、最初のステージがクリア出来なくてかなり悩んでしまいました・・・
iTunes にも「最初のステージがクリア出来ない!」と書かれたものがありますが、私と同じだったようですね。
価格は安いのにレビューが少ないのも、これが原因じゃないかと思います・・・

ピンチ操作でズームイン/ズームアウトができます」「最初はステージが全部が見えていません
プレイする際は、この2点をどうかお忘れなく!

Paper Bridge


で、ゲームとして面白いかどうかですが・・・
最初に述べたように「強度シミュレーション」であるため、他の物理シミュレーションゲームとはちょっと違った考え方が必要で、変わった面白さがありますね
シンプルながら難易度は割と高めで、構造的な耐性や強度をイメージする必要があり、そこが「新しい楽しさ」になっています。 頭も相応に使いますね。

実は私は昔、ちょっと設計をかじっていたことがあって、強度計算なんかもした事があるので、少し懐かしさもありました。

ホノボノした見た目や BGM も良い感じで、操作性も悪くありません。
最初のステージの解りにくささえなければ、もっと評価されているはずの良ゲームだと思います。
価格も 115 円と安いので、パズルが嫌いでなければかなりオススメのアプリですよ!

Paper Bridge(iTunes が起動します)
 

Hungry Shark

サメになって他の魚や人を襲って食べ尽くす、残酷なゲームが「Hungry Shark」です。
私はホラー以外の残酷表現のあるゲームは好きではないのですが、ずっと iTunes ランキングの上位にあるアプリですね。

ゲームとしては、アクション性のあるショートアドベンチャーといえるでしょうか・・・?
海の中を自由に探索し、様々な生き物を食べてライフを回復しつつ、海底に沈んでいるレアアイテムを集めていく内容です。

昔、「エコー・ザ・ドルフィン」という世界的に評価されたイルカが主人公のゲームがあったのですが、それにやや似ている雰囲気です。
・・・残酷な部分以外は。

hungryshark

iPhone / iPod touch 本体の傾きでシャークを操作し、近くにいる魚やら人間やらを襲ってバクバク食べながら、広い海洋を探索していきます。
泳いでいるだけでヘルス(体力)が減っていくため、どんどん食べて回復しながら進んで行かなければなりません。

浮かんでいる機雷に触れたり、膨らんだハリセンボンに刺さったり、深海魚に噛み付かれたりすると大きなダメージを受けてしまいます。
また、サメは食べるほど体が大きくなっていくので、次第に回避が難しくなっていきます。
画面をタップするとダッシュすることが出来るので、深海魚やハリセンボンはそれをうまく使えばダメージを受けずに噛み付けます。

海はかなり広く、南国風のビーチから海底洞窟、氷山の下まで変化に富んでいて、生き物も小さな魚から回遊魚、ペンギンまで様々です。

基本的にはスコアを稼ぐのが目的ですが、海のどこかに 10 個のレアアイテムが沈んでいて、それをすべて集めるのが最大の目標になりますね。

hungryshark2

海は広いのですが、それでもしばらくやっていると、割と早く全体像が見えて来ます。
もうちょっと広ければ・・・ と思うのも本音です。

残虐表現がある点も万人にオススメ出来ない部分ですが、これは「サメ」を主役にしている以上、仕方がないかな・・・
イルカとかが主人公ならもっとフレンドリーなゲームになっただろうけど、それだとまんま「エコー・ザ・ドルフィン」だからなぁ。

まあ、こういう「人を襲う」みたいな部分が好きな人も多いでしょうから、この辺は好みの問題でしょう。
とりあえず、子供にはお勧めしませんし見せないように。


「ショートゲーム」として見るとなかなかの秀作だと思います。
もっと探索したい、もっと泳ぎたい、と思う気持ちもありますが、携帯のゲームであることを考えると、「このぐらいが手軽に遊べていいのかな」とも思います。
でも、もっと奥深さと広さがあれば、I Dig It! に負けない「探索ゲーム」になった気もするので、その点では惜しい気もする・・・

定価は 230 円と安く、セールで 115 円になっている事もあるようです。
価格を考えるとお買い得なアプリですね。
ただし何度も言いますが、残酷な表現が嫌いな人にはオススメしないので悪しからず。

Hungry Shark (新バージョンの ハングリーシャーク エボリューション が公開されたため販売終了)

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