iPhone AC 番外レポート

iPhone や iPad(スマホやタブレット)の、主にゲームアプリのレビューを行っています。

2010年06月

HoloToy

今流行りの「3D(立体視)映像」。
3D テレビが各社から次々と発売され、ついにニンテンドー DS まで 3D バージョンが登場するご時世ですが・・・

そんな中、なんと「iPhone / iPad で立体視映像を実現した」というフレコミのアプリが登場しました!
各メディアや情報ブログでこぞって取り上げられ、大きな話題になっている・・・
そんなアプリが今回ご紹介する「HoloToy」です。

holotoy

でもコレ、実際に使ってみると、「アレ? なにか違う・・・」
そう簡単に 3D に見えないのです。

正直言って、このアプリは話題ばかりが先行している印象があります。
しかしこのアプリ、色々な意味で「必見」であり、非常に興味深くもありますね。
まずは説明をする前に、以下の YouTube の映像をご覧下さい。



どうでしょう? 「すごい! 立体的に見えるっ!」 と思った方が多いと思います。
私もこの映像を見たときは「凄い」と思いました。
だからこそ、各サイトやブログでこぞって取り上げられたのでしょう。

ところがこのアプリ、実際に使ってみると・・・
全然立体に見えないのです!!

上記の映像だと確かに 3D (立体)に見えます。
ところが実物を(普通に)見ると、まったく立体じゃありません
単に本体の傾きに応じて画像が動いている・・・ それだけ。
最初に見た時はかなり「ガッカリ」でした。

では一体なぜ、YouTube の映像で立体的に見えるのに、実物が立体的に見えないのか?

原理はよく解らないのですが、YouTube の映像は「平面の中にある疑似立体映像だから、立体的に見える」のです。
二次元の映像による、平面の画面の中の、疑似立体映像。
これだと(難しい理由はともかく)立体に見えます。

ところが実物は、同じ iPhone の画面の中にある疑似立体映像であっても、それを三次元の視点で見ているためか、それは平面にしか見えないのです。

では三次元の世界でも、これを立体的に見る方法はないのでしょうか?
実はあります。 片目をつぶって遠近感をなくせば良いのです
これは私も iTunes のレビューにそう書いてあるのを見るまで気付かなかったのですが、片目をつぶってから見ていると・・・
「立体的に見える!!」

これはなんとも不思議でした。
アプリのヘルプには、「iPhone を腰の高さの、目線から 45 度の位置に持って行って下さい。 そしてより大きな錯覚のため、片目を閉じて下さい。 そして iPhone を中心から傾けるように動かして下さい」と書かれています。

脳内で立体的に見るための暗示をかけないと上手く見えない場合もありますが、確かにうまくやると立体的に見えてきます。
YouTube の映像でそうなっているように、周囲は暗い方が良いようです。
例えば下の画像の数字が書かれた看板は、うまく立体視が出来るようになると手前に飛び出しているように見えます。

holotoy3



実物はYouTube の映像ほど綺麗な立体に見える訳ではありません。
これはきっと、完全な二次元の世界である映像と、片目をつぶっていてもやはり三次元であるこの世界の違いなのでしょうね。
でもなかなか面白い、貴重な体験が出来るアプリです。


ただ、このアプリはあくまで「立体映像の体験が出来る」というものに過ぎません
一応ゲームのようなものはあるのですが、非常に単純で、やってて楽しいと思えるものではないです。

iPhone を傾けて絵が正常になる位置を探すパズル、段差に落ちないようにジャンプしながら進むアクションゲームなどがありますが、あくまでおまけ程度ですね。
ゲームとして楽しむものと言うより、画像を立体的に見るための実験という感じです。
それ以外には、ボールを転がすものや熱帯魚が泳いでいる水槽、動くロボットなどがありますが、そんなに種類が多い訳ではありません

正直、そんなに長く楽しめるものではないので、ゲーム的な楽しさは一切期待しないで下さい。
立体映像の体験をして「うひょー!」って思ったら、それで終わりです。
でも立体的に見えるようになると、眺めているだけでも相応に楽しいですけどね。


オススメかどうかは正直、微妙です。
あくまで「立体画像の体験をする」というだけのアプリだし、上手く立体に見えない人も多いでしょうから、それで有料であることを考えると万人にはお勧めはし辛いです。

ただ、価格は 230 円と安めなので、試してみる価値はあるのではないでしょうか。
あまり過剰な期待を持たずに楽しむ分には悪くないと思います。
YouTube の映像が有名になっただけに、過剰に喧伝されている傾向がありますが、期待を持ちすぎているとガックリ来るかも・・・
なお、iPad の大きな画面にも対応しています。

私的には、たとえ実験的なアプリであったとしても、もうちょっと「使っている人を楽しませる工夫」があっても良かったのではないかと思います。
でも、今後が楽しみな技術である事は確かですね。

HoloToy(iTunes が起動します)
 

リアルサッカー2010

ワールドカップの決勝トーナメントでは連日熱戦やら疑惑やらが繰り広げられていますね!
いよいよ明日は日本代表が出場、注目の一戦です!
と言う訳でこのブログでは現在サッカーアプリ特集中
今日は「リアルサッカー2010」を取り上げたいと思います。

リアルサッカー2010 は iPhone / iPod touch アプリの大手メーカー「Gameloft」のサッカーゲームです。
この Gameloft はフランスのメーカーなので、サッカーの本場の国(?)のアプリと言えますね。
まあ、今回のワールドカップのフランスは残念なことになってますが・・・

realsoccer

他のサッカーアプリと比べると、決して「高クオリティー」とは言えませんが、総合的に見て完成度の高いサッカーアプリです。
解りやすい内容で、初心者の方でもプレイしやすいですね

ボタンは2つですが、操作はやや変わっています。
オフェンス時はAボタンがシュート、Bボタンがパスなのですが、Bボタンを上にスライドする事でセンタリングやロングパスになります。
また、ドリブル中に画面のボタン以外の場所を触ることでフェイントなどをかけます。 円を描くように指を動かすと一回転するフェイントかけたりします。
ディフェンス時の操作選手の切り替えも、ボタンではなく「画面のどこかをタップ」になっていて、iPhone / iPod touch のタッチパネルに最適化した操作になっています。

十字キーも指の位置に合わせて場所が動くので、操作感は悪くありません。
ただ選手の移動方向や向きが8方向なので、ややデジタル的な動きと言え、ちょっとクセはありますね。

試合内容は、中盤のボールの取り合いが激しいです。
ボールを持っている時と持っていない時のスピード差が大きいので、すぐに相手にボールを取られそうになるのですが、逆にこっちも敵に追いつきやすく、Bボタン押しっぱなしで自動でプレスをかけてくれるため、とにかくボールを「取って取られて」という感じになりやすいです。

一方シュートは入りやすく、真正面だとさすがに防がれますが、ななめから打つとかなり容易にゴールが決まります
シュートの方向もある程度は調整してくれるようです。
シュートはボタン押しっぱなしで強さを調整しますが、タイミングはあまりシビアではなく、この点もやりやすいところですね。
難易度は5段階で変更可能ですが、全体的に初心者向けです。

グラフィックは「中レベル」と言ったところ。
ただ、このアプリは iPhone 3G でも問題なく動作します
iPhone 3G (及び第二世代 iPod touch)で動くサッカーゲームとしては、グラフィックは綺麗な方だと言えるでしょう。
しかし演出は少なく、シュートシーンとカードが出るシーン以外に、目立った演出シーンはありません。
サッカーアプリの中では一番演出面は乏しいです
ただ、シュートシーンのリプレイは保存しておく事が可能です。

実況はありますが、あまり頻繁には喋ってくれません。
試合中にぽつぽつと一言ずつ喋る、といった感じですね。
ただ、有名選手は名前を呼んでくれます
天候もありますが、雨天でもあまり雨は落ちてきません。 「負荷がかからない程度の雨」ですね。


このゲームの最も良いところは、ゲームモードが豊富なことでしょう。
クラブチームで1シーズンを戦う「Season Club Master」、ワールドカップなどを模した各種のカップ戦を行う「カップ」、勝敗をスコアとして蓄積しランキングに登録できる「RSリーグ」、一選手としてクラブに所属する育成モード付きの「Enter the Legend」があります。
それぞれに「トロフィー獲得」の要素もあり、やり込み要素は十分です。

realsoccer2

各モードに面白い特色があり、シーズン戦モードでは試合結果でお金が貰えて、それで他チームの選手を購入(移籍・獲得)することが出来ます
よってシーズンを進めながら、理想のチームを作っていくことが出来ます。
自分が一人の選手になる Legend モードは、監督が試合に出してくれないと観戦しかできないのですが、観戦中はゲーム速度を最大8倍速に出来るので、サクサク進めることが出来ます。


また、日本人にとって嬉しいのは、完全に日本語化されていること
ヘンな翻訳や文字化けなどは一切ありません
Gameloft は日本語化がしっかりしているので、この点は安心出来ます。
海外の選手名もカタカナ表記で解りやすいです。
親切なチュートリアルもあって、メニューも見やすいので、プレイ方法で悩む事はありませんね。

逆に日本人にとって非常に残念なのは・・・ カップ戦の日本チームの選手が全員架空選手な事。
実在の選手じゃないのはもちろん、既存の選手をモデルにしていると言う事さえありません・・・
これじゃあ「ワールドカップの日本代表でプレイする」という楽しみは、全く得られません・・・
クラブチームにも日本のチームを模したものが(2つだけ)ありますが、模しているのはチーム名だけで、選手名も選手の能力も全部テキトー
この分だと他のアジアのチームとかもテキトーでしょうね。

全チームが架空な訳ではなく、ヨーロッパや南米のクラブチームなどはちゃんと実在の選手がほぼ実名で登場しています。
この辺はフランスのメーカーのゲームですから、仕方がないところでしょうか・・・ サッカーにおいては、日本はまだ辺境地でしょうからね。
なお、日本は選手の能力も低いので、試合中のスピードが遅く、格上に勝つのはかなり難しいです。


全体としては・・・ 解りやすくてプレイしやすく、やり込み要素も豊富な秀作サッカーゲームです。
iPhone 3G でも楽しめるところもポイント高いです。
ただ、前述した「日本代表が日本代表になってない」のは結構致命的かも。
ヨーロッパや南米のチームでやりたい人なら問題ありませんが・・・
また演出に乏しいので、他のサッカーアプリと比べると試合が地味なのは否めません

ただ、このアプリは現在ワールドカップセールで 115 円になっています。
115 円だったらかなりお得で、値段以上の価値があります。
Gameloft はセールをよくするので、セール中を狙えばコストパフォーマンスに優れたアプリだと言えますね
定価は 600 円で、この価格だと他のサッカーアプリと比べると微妙でしょうか。
サッカーが好きな人にとっては定価でも悪くないアプリだとは思いますが。

ヨーロッパや南米のサッカーも好きな人で、iPhone 3GS 以降を持っていない人に特にオススメ、といったところでしょうか。
もしくはセール中、「安いサッカーアプリが欲しい人」向けですね。

リアルサッカー2010(iTunes が起動します)
リアルサッカー2010 無料版(iTunes が起動します)
 

X2 FOOTBALL 2010

ワールドカップ決勝トーナメント出場記念、サッカーアプリ特集。
今回はリアルさやグラフィックの質はサッカーアプリナンバー1
X2 Football 2010」を取り上げたいと思います。

ただし、失敗する人がいないよう先に言っておきます。
このゲームは iPhone 3GS 以降専用です!
iPhone 3G(及び iPod touch 第二世代以前)では、重いし止まるしでお話になりません。

アプリの説明文にも「3GS 用に最適化されています」と明記されていますが、最適化というか「3GS 以降でないとマトモに動かない」と思って下さい。

x2football

ゲームの内容ですが、グラフィックも内容もかなりの高クオリティーです。
選手の動きが機敏で操作性も良く、慣れれば思い通りにプレイする事が出来ます。
ボタンは3つと他のゲームより多めですが、ディフェンス時は「タックル・スライディング・選手の切り替え」、オフェンス時は「パス・シュート・スルーパス」なので、それほど解りにくさはありません。

パスやシュートはボタン押しっぱなしで強さを調整しますが、タイミングはややシビアですね。
シュートもなかなか難しいですが、キーパーが結構ボールを弾くので、こぼれ球への詰めがポイントになります。
セットプレイや弾かれたボールへの詰めを上手くできるようになれば、得点は入りにくいというほどではありません。
難しすぎず簡単すぎずで、バランスはなかなか良いと思います

コンピューターの動きもなかなかリアルで、例えばピンチの時や選手交代時にはサイドラインの外にボールを蹴り出したりします。
選手のアクションも結構豊富で、なにより非常に滑らかに動きます
この滑らかさと綺麗さが 3G では動かない原因だとは思いますが・・・ でも 3GS 以降の本体を持っている人には、やはりこの高クオリティーは嬉しいところでしょう。
天候の要素もあり、雨が降っている試合も行われます

x2football2

演出のシーンは意外と少なめですが、入場シーンは用意されており、シュートやファール時にはリプレイが表示されます。
ゴールした時はスローやズーム、視点再生なども出来る細かいリプレイシーンになり、このゴールシーンは保存され後で見ることも可能です。

実況や応援サウンドのリアルさは特筆すべき点で、特に実況はサッカーアプリの中では一番豊富です。
英語実況ですが、試合中にはかなり喋ってくれますね。
また、有名選手は名前を呼んでくれて、例えば日本だと中村がボールを持つと「ナカムーラー」とか言ったりします。


このアプリの難点は・・・ 日本語の環境に適応していないことでしょう。
翻訳のおかしい部分が多く、しかも文字化けが多発で、試合中には選手名の表示もバグって表示されません。
選手名の表示バグは後にアップデートで修正されるかも知れませんが、翻訳の修正や文字化けの解決はちょっと無理そうです。

EA のような大企業や、Gameloft のような日本展開を重視しているメーカーなら、今後の日本語化も期待できるのですが・・・
このアプリの場合、今以上の日本語環境への対応はちょっと望み薄でしょう。

チームは世界各国のリーグやクラブチームが用意されており、日本のJリーグ(がモデルのもの)もあるのですが、チーム名がことごとく文字化けしているため、エンブレム以外では区別できません・・・
まあ、日本のチームがあるだけでも嬉しいですけどね。

x2football3

ゲームモードは「ドリームチーム」と「トーナメント」が用意されています。
「トーナメント」はメインのゲームモードと言え、各国のリーグ戦や各種大会を模した公式戦が行えます。
リーグ戦で優勝したり特定の条件を満たすと「トロフィー」が貰え、それを集めるやり込み要素も用意されています。

「ドリームチーム」は勝つことでトークンというポイントが貰え、それを使って各国の選手をスカウトしてチームに加えていき、自分の理想とするチームを作っていく事が出来るモードです
言わば育成モードとも言え、このチームで前述の「トーナメントモード」をプレイする事も出来ます。


総合してみると、やはり iPhone / iPod touch のサッカーアプリとしては、これが一番のクオリティーと言えるでしょう。
ただ、文字化けや表示バグ、中途半端な翻訳が多いのは、やはり日本人としては残念なところです。
また、iPhone 3G 以下では動かない点にも注意して下さい。

価格は 800 円と iPhone アプリとしては高めで、やはりクオリティーが高いぶん、値段も高いなぁという印象です。
でも、iPhone 3GS 以上の本体を持っていて、サッカーが好きな人なら、やはりこのアプリを選ぶのが一番ではないかと思います。

正直、これをやってから他のサッカーアプリを見ると、どうしても見劣りしてしまう・・・ そんなアプリですね。

なお、iTunes のレビューでは「落ちる」という意見が多発していますが、私がやった限りでは全く落ちることはありませんでした。
ただ、容量が多く、負荷も高いアプリだと思うので、インストール後は一度本体を再起動しておくのをお勧めします

X2 Football 2010(iTunes が起動します)
X2 Football 2010 Lite(iTunes が起動します)
 

FIFA World Cup

ワールドカップ一次リーグ突破記念、サッカーアプリ特集。
今日はその名も「FIFA World Cup」をご紹介します。
そのまんまな名前ですね。

FIFA ワールドカップのライセンスは EA(エレクトロニック・アーツ)が独占契約しています。
FIFA や ワールドカップの名前を冠したゲームは EA にしか出せない訳で、この点が最大のアピールポイントでしょう。

なお、EA は「FIFA 10」というサッカーアプリも販売していますが、これは FIFA World Cup の一つ前のバージョンになります。
FIFA World Cup の方が様々な面で改良されているため、FIFA 10 の方はオススメ出来ません。

fifaworldcup

サッカーゲームとしては、初心者向きで非常にやりやすい印象です。
ボタンに「タックル」とか「パス」とかコマンド名が書いてあるので一発で意味が解るし、選手の動きもキビキビしていて操作しやすいです。
「必殺技」というボタンがありますが、ちょっとしたフェイントをかけるようなものですね。
操作性も良く、コントロールパッドは指を置いた位置が中心になるよう自動調整されます。

シュートやパスは長く押すことでパワーが貯まっていく形式ですが、ウイニングイレブンほど調整がシビアではなく、コントロールしやすいです。
センタリングやスルーパスが出来るときは画面に矢印が表示され、視覚的に解るようになっています。
(矢印が表示されたときに長めにパスボタンを押すと実行します)

シュートはゴールの方に打つ方向を調整してくれるので、向きを変えてシュートというのもやりやすくなっています。
また、真正面から打っても結構入るので、この点でも初心者向けですね。
ただ、シュートが入りやすいのは相手も同様なのでご注意を。
まあ点が入りやすい方がゲームとしては面白いと思います。

ディフェンスもタックルボタン押しっぱなしで自動でプレスをかけてくれるので、お手軽にプレイ出来ます。
全体的に初心者向けですが、試合時間がそんなに長くないし、携帯アプリとしてはこのぐらいの調整の方がいいかなと思います。


残念なのは、なんと言ってもグラフィック。
リアル系サッカーゲームの中では一番荒いですね。
動きは悪くありませんが、キャラクターは角張った感じでお世辞にも綺麗とは言えず、それがアップになったりするもんだから余計にアラが目立つ
試合中には観客席の様子が映し出されたりするのですが、観客も残念グラフィックなので、むしろガッカリ感が・・・

fifaworldcup2

でも、グラフィック(ポリゴン)が荒いのは、決して欠点ばかりではありません。
グラフィックの負荷が低いためか、このゲームは iPhone 3G でも普通にプレイ出来ます
3G 切り捨てなリアル系サッカーが多いのに対し、このゲームは 3G も考慮した内容にしているようで、これは好感が持てますね。
まあ iPhone 3GS 以降を持っている人だと、どうしても見た目で見劣りするのは否めないでしょうが・・・

FIFA 公式らしく演出は豊富で、入場シーンやゴールシーン、ハーフタイム前のボール支配率やシュート紹介など、様々なシーンがあります。
実況もあって歓声もリアル、サウンド面では臨場感があります。


ゲームモードはメインの「FIFA ワールドカップ」の他に、「キャプテンモード」が用意されています。
これもワールドカップの舞台で戦うのですが、プレイヤーは一人の選手で、試合中も自分のみ操作します。
視点も自分の選手を後方から見た視点となり、ちょっと違った感じでゲームを楽しめます。
このモードでは試合により能力がアップしていく成長要素もあります。

ワールドカップのみが中心なので、クラブチームは存在しません
選手はこのゲームが発売された 2010年4月 時点のものなので、やや古いデータです。 例えば日本のキーパーには川島がいません。
それでも各国代表が実名で登場するところは、さすが FIFA 公式ライセンスだなと思います。


全体としては、グラフィックのクオリティーは低いけど、ワールドカップがテーマだし、初心者でもプレイしやすくて楽しめるので、「あまりサッカーゲームをした事はないけど、この機会にやってみたい」という方にオススメですね。
iPhone 3G でも動作するので、「3GS じゃないけどワールドカップのゲームをやってみたい!」という方にもいいでしょう。
価格も 350 円と高すぎないぐらいなので、お手頃感があります。

FIFA World Cup(iTunes が起動します)
 

ウイニングイレブン2010

本日早朝のワールドカップ一次リーグ最終戦で日本がデンマークに見事勝利! 決勝トーナメント出場を決めました!
ニュースもこの話題で持ちきり、各地でお祭り騒ぎになっていたようですね。

と言う訳で今日から数日、このブログでもサッカーアプリを取り上げたいと思います。
まずは日本のサッカーゲームの定番「ウイイレ」シリーズの iPhone / iPod touch 移植版。
その名も「ウイニングイレブン2010」。

ただし、失敗する人がいないよう最初に言っておきます。
「このアプリは実質、iPhone 3GS 以降(及び iPod touch 第三世代)専用アプリ」です。
iPhone 3G だと動きがもっさり、動作もひっかかりまくりで、お話になりませんでした。(本体再起動しても同様)
アプリの解説には特に表記はありませんが、3G では(少なくとも 2010/6 時点で iOS4 では)まともな速度で動かないのでご注意下さい。
(iTunes のレビューにも「動きが重い」という意見がありますが、おそらく 3G でプレイされている人だと思います)

ウイニングイレブン2010

内容は、サッカーゲームとしては(他のサッカーアプリも一通りプレイしての感想としては)標準的で、無難で、一般的と言う印象です。
さすがメーカーがコナミ、さらに定番の「ウイイレ」だけあって、解りやすい内容で、画面も良いですね
選手の動きも細かく、アクションも他のサッカーアプリより豊富な感じです。

ただしゲームが簡単かというとそうではなく、選手の1つ1つのアクションが長めでスキが大きいため、なかなか思うようにプレイ出来ません
ボールを持った選手が方向を変える際に立ち止まる時間が長く、パスやシュートを打つ際の準備動作も長めなので、相手にボールを取られやすいです。
パスやシュートの時はボタンを押す長さで強さを変えられますが、すぐに強さが MAX になってしまうので調整が難しくミスしやすいです。
キーパーの守備も良くて正面からシュートしてもほとんど入らないので、かなり慣れないとほとんど0点で終わってしまいますね。
操作性自体は良いのですが、思い通りにプレイするのは一番難しい印象です。

選手の能力は割とハッキリしていて、特にドリブルの速さは選手ごとにかなり違います。
また、まるでテレビ中継を見ているような演出は特徴的で、場面が変わる際にはゲームロゴが回転しながらアップになります。
こういうのはカッコ良くていいですね。

ウイニングイレブン2010

ファールやゴールシーンではリプレイが表示され、ゴールを決めた時には巻き戻し・ズーム・回転などが可能なリプレイシーンが現れます。
ただ、この辺は他のサッカーアプリにもある定番の演出ですね。


ゲームモードは欧州のクラブチーム戦「UEFA CHAMPIONS LEAGUE」がメインとなっていて、UEFA の公式ライセンスも受けているようです。
ただ、ヨーロッパのクラブチーム戦ですから日本のクラブチームは当然なく、Jリーグで戦えるようなモードはありません・・・

「ウイニングイレブン(海外名 Pro Evolution Soccer)」というゲームは日本のコナミのゲームですが、実は海外の方が良く売れていて、特にヨーロッパでは最も売れているゲームソフトの1つです。
だから iPhone / iPod touch アプリとしては、最初から欧州がメインターゲットのようですね。

でも、ちゃんとワールドカップを模したモードもあり、そこでは日本代表やアジア・南米地域の代表チームも登場します。

Winning Eleven 2010

ただ、「シングルプレイ」で「カップ戦」を選び「インターナショナルカップ」を選択しないとプレイ出来ず、解りにくい上に「たくさんあるゲームモードの1つ」という扱いに過ぎません
この辺は FIFA の公式ライセンスを受けているゲームではないので、仕方がないところでしょうか。
(FIFA の公式ライセンスは EA の独占です)

また、欧州がメインの影響か、「実況」は一切ありません
日本語実況や英語実況じゃヨーロッパに適応できませんからね。
ただ、ウイイレは元々「実況ウイニングイレブン」という名前で、実況があったのがウリの1つだったので、そこから実況が完全に削られてしまったのはちょっと寂しい気もします。


と言う訳で「ウイニングイレブン2010」、サッカーアプリとしての完成度は高く、無難に遊べるアプリです
ただ、iPhone 3G じゃまともな速度が出ない、日本のクラブチームはない、育成要素のあるゲームモードは存在しない、思い通りにプレイするにはかなり慣れる必要がある、などの点が欠点でしょうか。
良くも悪くも「ウイイレ経験者向け」かなぁ、という気もしますね。

価格は 800 円と iPhone アプリとしては高価格。
でもゲームモードは豊富なので、サッカー好きの人なら長く遊べると思います。
もうちょっと何かの特色が欲しかった気もしますが、ウイイレが好きな人、欧州サッカーが好きな人にはオススメでしょうか。

ウイニングイレブン2010(iTunes が起動します)

(iTunes には「落ちる」という意見が多発していますが、私がやった限りでは一度も落ちませんでした。 ただ、インストール後に本体再起動はしておいた方が無難そうです)
 

Slayer Pinball Rocks HD

デスメタル・ロック・ピンボール!
The Deep」や「Jungle Style」などの iPhone 定番ピンボールでおなじみの「OOO Gameprom」が開発した、新しいピンボールアプリ。
それがこの「Slayer Pinball Rocks HD」です。

名前に HD が付いている事から解るように iPad に対応していますが、iPhone / iPod touch でも普通に遊べます

発売元が「Sony Music Entertainment」になってたので、「えぇ? ソニーが iPhone アプリ発売!?」とか思ったのですが、このアプリはアメリカのヘビメタロックバンド「Slayer」をテーマにしていて、その Slayer がソニーミュージックの所属なので、アプリの販売元も Sony Music になっているようです。

slayer

ヘビメタ・ロックバンド「Slayer」はバイオレンスや恐怖などをテーマにした「デスメタル」に近いバンドで、そのためこのアプリも非常に毒々しい猟奇的なデザインになっています。
一方でレーンがギターになっていたり、派手なライトアップが行われたり、歓声やシャウトが聞こえるなど、ロックをテーマにしている事が良くわかる演出も盛り込まれています。

ピンボールとしては、いかにも「Gameprom らしい」ピンボールですね。
DeepJungle Style と同じくボールに合わせて画面がスクロール&拡大縮小するため迫力があり、ボールの動きも不自然さがなく、非常に滑らかです。
立体的なしかけや閉じられた特殊エリアが設けられている点も、良い意味で「毎度おなじみ」といった感じです。

ただ、今までとちょっと違うのは・・・ こんなに毒々しいデザインなのに、意外と難易度が低めなこと。
Jungle Style が難しかったので、難易度を改めたのでしょうか?

フリッパーがかなり高く上がるのでボールをホールドしやすく、狙った場所に撃ち込みやすくなっています。
レーン(通路)にも通しやすく、全体的にプレイしやすいです。
またアウトレーン(フリッパーの外側にある入るとアウトになる通路)に落ちても、フリッパーを上げてタイミング良く揺らすことで、非常に容易に復帰させることが出来ます

slayer2

アウトレーンから「揺らし」で復帰するのは OOO Gameprom のピンボールの必須テクニックですが、これがすごーくやりやすいので、ハッキリ言ってアウトレーンでアウトにならない
普通に真ん中から落ちてもボールがアウトレーンの方に転がっていけば、揺らして復帰できます。
「マルチボール」も一度そのモードになると、ボールを落としても何度か自動で補充してくれるため、長時間持続します。

高速で玉が撃ち出されるしかけが多いため、何もかも初心者向けという訳ではありませんが、明らかに今までの作品より難易度は低めですね。
その一方で、プレイヤーのテクニックが反映されやすいレイアウトになっている印象です。


やはり OOO Gameprom のピンボールは質が高く、オススメできるアプリですね。

実は現時点(6/23)では、プレイ後のネーム登録で進まなくなる(修正されました)、起動時にバグる場合があるなど、ちょっとおかしい部分も見受けられるのですが、アップデートで修正されると思うし、現在セール(350円)が行われているので早めに取り上げました。
(定価は 600 円のようです。 Gameprom のピンボールとしては高めですが・・・)

ちょっとヘビメタ独特の猟奇的なデザインが好き嫌いあると思いますが、完成度は高いです。
iPad に対応しているのも、持っている人には嬉しい点でしょう。

Slayer Pinball Rocks HD(iTunes が起動します)
 

eBoy FixPix

これはゲームなのか何なのか・・・
iPhone / iPod touch を傾けて、ズレている絵を正常な形に修正するポップアート系ショートゲーム
それがこの「eBoy FixPix」です。

ポップで独特なドットグラフィックをデザインしたのは、「Beat It!」のデザインを手がけた所と同じようですね。

非常に iPhone / iPod らしいゲームで、今後 Apple の広告などにも使われそうなアプリです。

fixpix

絵の中の様々なパーツが iPhone / iPod touch 本体の傾きによって動きます。
動く速さはパーツごとに異なり、それらを正常な位置に移動させるとクリアとなります。
ステージによっては絵が千切りや輪切りのようになっている事もありますが、「本体を傾けて正常な位置を探す」という内容は変わりません。

早いときは1ステージがほんの数秒で終わりますが、ステージ数は 100 もあり、しかも毎回違うグラフィックが表示されます!
おかげでテンポ良くプレイ出来るうえに、やってて飽きません
センスあるポップアートは見ていて楽しく、ルールも解りやすいので、誰にでもオススメ出来るアプリです。

ゲーム内容を文章で説明するのは難しいので・・・ 実際にやってみるのをお勧めします。
メーカー公式サイトで Flash で動く体験版が公開されているので、試してみたい方はパソコンから以下のサイトにアクセスしてみて下さい。
http://www.eboyfixpix.com/index_jp.html


前述したように早いときは数秒でクリア出来るので、集中してやるとあっという間に 100 ステージ終わってしまいます。
それほど長く楽しめないのが難点でしょうか。
でも、これだけ多彩なグラフィックが用意されていると、ボリュームが少ないという印象は受けませんね。
人によっては物足りないと思うかもしれませんが、私的にはこの「サクサク感」も良いところだと思います。

価格は 230 円で、遊べる時間を考えると高いかどうか微妙なところですが、私的にはオススメしたいアプリです。
非常に iPhone / iPod らしい、シンプルながら異彩を放っているアプリなので、一見の価値はあると思います。

eBoy FixPix(iTunes が起動します)
 

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