iPhone AC 番外レポート

iPhone や iPad(スマホやタブレット)の、主にゲームアプリのレビューを行っています。

2010年07月

Dominion / Risk

戦略シミュレーションゲームの古典的ボードゲーム「Risk(リスク)」。
iPhone / iPod touch では、その Risk を元にしたシミュレーションゲーム「Lux」が公開されており、定番アプリの1つとなっています。

しかし最近になって急に、この Risk 型シミュレーションゲームのアプリが相次いで発売されました。
しかもその発売元は、1つは Chillingo、1つは EA
どちらも大手の販売メーカーです!

と言う訳で今回は、その最近発売された Risk / Lux 型シミュレーションアプリを取り上げたいと思います。
(なお、このページの解説は Lux を知っているものとして解説を行っています。 予めご了承下さい)


まずは Chillingo が発売した「Dominion」から。
開発したのは Dot Matrix というアメリカのメーカーです。

dominion

画面はコンピューターのレーダー画面のような、サイバーな雰囲気ですね。
マップは数種類用意されており、世界地図の基本マップの他に、北米、東ユーラシア、ヨーロッパなど複数の地域のものが用意されています。

ゲームの基本ルールは Lux と同じなのですが、異なっている点も多くあります。
特に大きいのが、「カードがない」という事。
カードによる大きな戦力補充がないため、Lux や Risk にあったダイナミックな展開がありません
その分、各地域から得られる戦力を慎重に使っていく必要があるため、戦略性は高まっています

また、各地域を占領したり特定の条件を満たすと、条件ごとに決められた「特殊効果」を各ターンに1つ使う事が出来ます。
特殊効果には、「攻撃時にサイコロを1つ高くする」「攻撃前に戦力移動が出来る」「空軍の周辺の戦闘でサイコロの目を増やす」などの効果があります。

ただ、オリジナルの Lux / Risk より戦略性を高めようとしたのは解るのですが・・・
カードがなく大きな戦力補充もないので展開が地味で、演出もかなり地味。
グラフィックや BGM も暗い感じなので、全体的に淡々とした印象です。

さらに勝利条件が「特殊効果を得るための条件を指定個数満たすと勝利」で、世界征服が条件じゃない。
そのため中途半端なところで終わってしまう印象で、「どうせなら統一までやらせてくれよ」という気になってしまいます・・・

世界征服でゲームクリアになる「クラシックモード」もあるのですが、このモードには特殊効果がないので、元々カードがないことと相まって、展開がさらに地味。

価格は 230 円と手頃ではあるのですが・・・ ちょっとイマイチ感が否めませんね。
オンラインプレイが用意されているため、どちらかと言うとオンライン向けの調整なのかも知れません。


もう1つは、EA(エレクトロニック・アーツ)が開発・販売した「Risk」。
元祖 Risk の名をそのまま受け継いでいるのが特徴です。

risk1

ゲーム内容はぶっちゃけ・・・ Lux と変わりません。
Lux は Risk のルールを、コンピューター上でほぼ忠実に再現したゲーム。
そしてこのアプリは、Risk を名を冠してその内容を再現したゲーム。
となると・・・ 内容は変わらない訳です

ただ一点、「戦力移動はルートが繋がっていれば遠くにも一気に移動できる」という部分のみ異なります。
なぜこの部分だけ新ルールになっているのかは解りませんが・・・

「核兵器」のようなボタンがあり、これを押すと爆発が起こって1発で勝負が決まるため、これも新ルールのように思えますが、実際にはこれは「どちらかが全滅するまで攻め続けるボタン」であり、内部的には通常のルール通りの攻撃を繰り返しています。

マップは世界地図を元にしたものが1つだけ
オリジナルの Risk がこのマップですから、それを再現していると言えますが、ゲーム内容が同じなので、マップが選べる Lux(Lux DLX)の方が良いとは言えますね・・・

ただ、演出やグラフィックは明らかにこちらの方が上です
補充フェイズや攻撃フェイズなどの際に表示されるカットインがカッコ良く、戦闘時に表示される兵士のグラフィック、爆発の演出などもあって、シンプルなゲームですが地味な印象は受けません。
プレイ中に得られる勲章を集めるという、ちょっとしたやり込み要素もあります。

risk2

一方インターフェイス面では、領土数やカード枚数、補充数などのデータがメイン画面に表示されていないのが難点。
いちいち切り替えないと確認出来ません。
カードの枚数は「他プレイヤーを滅亡させたときにカードを奪える」というルールがあるため重要で、それをパッと見で確認出来ないのはちょっと不便ですね。

また、価格が 600 円と高いのが難点
まあ Lux も 600 円なのでそれに合わせているのだと思いますが、マップが選べないので、「それなら同じマップをタダでプレイ出来る Lux Touch(Lux の無料版)の方がお得じゃん」という気も・・・
グラフィックと演出に 600 円の価値を見いだせるかがポイントですが、私的には 600 円じゃあなぁ・・・ って感じです。

あと、これは個人的な意見ですが・・・
「Risk のオフィシャルゲーム」を名乗っているのに、グラフィックが完全なオリジナルで、クラシックな雰囲気が全くないのはどーだろう? と少し思います。


と言う訳で結論としては、「やっぱり Lux が一番良いような気がする」というところですね。
長々と解説しておいて、「結局結論はそれかよ」って感じですが・・・ ^^;

Dominion(iTunes が起動します)
Risk(iTunes が起動します)
 

Cookie Dozer

ゲームセンターに良くある「コイン落としゲーム」を iPhone / iPod touch 上で再現し、無料で公開され大人気となっていたアプリ 「Coin Dozer」。
その詳細は当ブログでも以前にご紹介しています。

その Coin Dozer のコインを「クッキー」にしたアプリが新たに公開されました。
その名も「Cookie Dozer」! そのまんまですね。

ただ、この Cookie Dozer の公開と入れ替わるようにして、Coin Dozer の方は公開されなくなりました・・・

cookie dozer

ゲームはシンプルで、画面の上部をタップしてクッキーを落とすのみ。
それが前後している壁によって押し出されます。
数枚のクッキーをまとめて落とす事も可能です。
クッキーは1枚1枚「物理シミュレート」されていて、押し出されて手前の穴に落ちたクッキーは自分のものになります。
ゲーム内容としては、以前公開されていた Coin Dozer と全く変わりません

たくさんのクッキーをまとめて落とすと、巨大クッキーを呼んだり左右の穴を塞ぐ防壁を立てたり出来る「スペシャルクッキー」が出現。
たまにケーキやドーナツが落ちてきて、それらを集める事でゲームが有利になる特典を得られるというシステムもあります。
この辺りも Coin Dozer のものをそのまま引き継いでいます。

ただ、ゲームバランスは Coin Dozer の時とは大幅に変わっていて、クッキーがコインよりかなり大きいため、手前に押し出されてくるスピードが早く、明らかに以前より長持ちします。
スペシャルコインやケーキの回収も前より早く行えるため、難易度はかなり下がっていて、展開も早くなっており、前よりより楽しめるゲームに調整されています。

あえて難点を言うと、クッキーやケーキがケバくてあんまり美味しそうじゃないところ・・・?

なお、クッキーはゲーム中は 30 秒で1枚補充され、ゲームをしていない時は 12 分で1枚(つまり1時間で5枚)増えていきます。
なくなったらまた後で、という感じですね。


最初に述べたように Coin Dozer が公開されなくなったので、今は Cookie Dozer しか利用できないのですが、私的にはこちらの方が楽しめるので、クッキーの方を使えば問題はないかなと思います。
どちらも無料のアプリです。

下部に表示される広告にはまだ Coin Dozer の宣伝も含まれているので、もしかすると Coin Dozer が利用できないのは日本のアカウントだけかもしれません・・・
Coin Dozer の難易度が上がった時に iTunes のレビューで、ボロボロに批判されまくったからでしょうか?
これを開発したチームが日本語レビュー読めるのかどうか疑問だけど、★マークは解るだろうし、アップデートの度に批判が繰り返されてましたし。

私的には、「無料でやらせて貰っといてボロクソに言いまくるのはどうよ?」とか思ったりするのですが、でも「無料ゲームだからこそレビューが荒れやすい」と言うのもあるんですよね・・・

これは iTunes に限らず、ハンゲームなどの無料のゲームサービスでもそうなのですが、どうしても無料だと低年齢の人や課金にネガティブな人、この手の知識に乏しい人も集まるため、いわゆる「おバカレビュー」や「的外れな批判」、「課金に対する文句」が出やすくなります。
もちろん単純に「無料だとユーザーが多くなるから」と言うのもあるのですが・・・ 全体的に「レベル」は下がりますね。

まあ実際に Coin Dozer が公開されていない理由は解らないし、単に公開設定をミスっているだけかもしれないのですが・・・
無料アプリのレビューや評価はその辺りを差し引いて見る必要はあるように思います。

話がズレましたが、Cookie Dozer、オススメの無料アプリですよ!

Cookie Dozer(iTunes が起動します)


【 ちょこっと攻略 】
※ケーキを集めたときの効果
ドーナツ : スペシャルクッキーやケーキが出やすくなる
カップケーキ : スペシャルクッキーを落とした時にクッキーを追加で入手
パイ : 左右の壁の出ている時間が長くなる
チョコレート : クッキーの増加速度が早くなる
 

Devil Invasion

3つのパネルを一列に並べる、俗に言う「マッチ3ゲーム」。
そのマッチ3ゲームに敵の進攻と撃退の要素を加えた、新機軸のシステムのゲーム。
それがこの「Devil Invasion」です。

ユニークなキャラクター、遊びやすいゲームシステム、高いクオリティー、安い価格と四拍子そろった秀作パズルゲームです。

DevilInvasion

パネルを1つ動かして、同じものを1列に並べると消えます。 ただし消せない場合は動かす事は出来ません。
ただ、このゲームが他のマッチ3パズルと違うのは、マスが四角形ではなく、六角形になっていること
これにより動かせる方向や並べられる列が6方向となり、消せるパネルを探すのが容易になっていて、サクサクとプレイする事が出来ます。

この「マッチ3ゲームのマスがヘックス(六角形)」というのは、かなりグッドアイデアなのではないかと思います。

画面上部には敵の進攻画面があり、右から左に向かって行軍していきます。
パネルをそろえて消すことで先頭の敵にダメージを与えられ、連続でパネルを消すとパワーゲージが上がり、与えるダメージが増していきます。
逆になかなか消せないとゲージは下がっていきます。
敵が左端にある城まで到達し、城が陥落するとゲームオーバーです。

赤や緑のパネルを消すと、その色のマジックポイントが貯まっていきます。
それを消費して3つのスロットに装備できる特殊攻撃を行う事が出来ます。
特殊攻撃には範囲攻撃のファイアーボールや強力なライトニングの魔法、敵の速度を落とすアイス、画面内の特定の色のパネルを全て壊すなど、様々なものがあります。

敵の進攻の要素は「クルクルコンバット」、パネルを消して魔力を貯め敵を攻撃するのは「パズルクエスト」と同じシステムで、決して目新しい訳ではありませんが、様々なゲームの良い点をうまく集約したシステムだと言えます。
お金を貯めてスキルを覚え、さらにスキルをレベルアップさせていく成長要素もあります。

マップ画面もあり、ステージをクリアする事で先へと進んで行くことが出来ます。

DevilInvasion2

ただ、個人的にちょっと不満だったのは、このマップ。
最終ステージが「エンドレスモード」だったのです。

こんなマップがあると、てっきり「最後まで行けばクリアかエンディングになるんだ」と思う訳ですが・・・
がんばって最後まで進んでも、ラストに待ち受けているのが「終わらないステージ」なのですから、なんだか騙された気分に・・・

最後は最後でクリア出来るようにして、終わった後に「追加ステージ」としてエンドレスを用意して欲しかったですね。
エンドレスがあること自体は良いと思いますが。


そして一番のポイントが価格でしょう。
この内容、このクオリティーで 115 円
明らかにお値段以上の内容で、破格だと思います。

iTunes には「落ちる」という意見がありますが、私は一度も落ちませんでした。 おそらくアップデートで改善されていると思われます。
解りやすくてお買い得の、オススメアプリだと思いますよ。

Devil Invasion(iTunes が起動します)
 

Doodle God

2つの素材を選択する
ただそれだけの繰り返しで「世界を創造する」という、壮大だかそうじゃないんだか解らないシンプルゲーム。
それが「Doodle God」です。

「ゲーム」と言えるのかどうかさえ微妙なほどの単純な内容ですが、それでも思わずハマってしまう楽しさがあるのが不思議なところです。

Doodle God

プレイヤーは「神」となり、最初に「火」「水」「土」「風」の4つの元素を持っています。
この元素を2つ選んで組み合わせると、別の素材が出来ます。
例えば、火と土で溶岩、水と土で沼、火と風で煙、と言った具体ですね。
これを繰り返して様々な素材を作り出していき、それをさらに組み合わせて植物や生物、そして人間や文化的なアイテムをそろえていきます。

やることは終始、素材を2つ選ぶだけ。
ゲームと言えないほどシンプルなのですが、それでも面白いのは「世界を創造する神」という壮大さと、その雰囲気を盛り上げる優れたサウンド、素朴で味のあるグラフィックのおかげでしょう。

素材が多くなってくると組み合わせを探すのが難しくなり、だんだん「総当たり」していかないと見つからなくなってきますが、4分に1回「ヒント」を使う事が出来るため、完全なハマリにはなりません。
このヘルプがあるのも良いところですね。

化学反応や進化論が考慮されているようなゲームですが、実際にはその辺はあまり深く考えられておらず、例えば私の場合、魚よりも人間が出来る方が早く、木よりも家を作る方が早かったです。

また、「金」を作るには魔術師に水銀を与えて「賢者の石」を作り、それで錬金術を行うというユーモアのある組み合わせになっています。
人間にアルコールを与えるとヨッパライになり、ヨッパライに車を合わせると交通事故で死体が出来るというブラックユーモアもあります。

Doodle God

最近、ゲームのシステムは「先祖返りしている」と言われます。
テレビ CM でおなじみの「怪盗ロワイヤル」のように、コマンドを選んで結果を見るだけのような、非常にシンプルな内容のソーシャルゲームがウケています。

ただ、こうした「結果を見るだけのシンプルなゲーム」は誰でも理解できる分、潜在的な万人ウケする要素があり、パチスロなんかもその類と言えます。
そこに SNS やギャンブルといったものが組み合わさる事で、爆発的に流行し得るものになる訳です。

結局、ゲームというものは「上手く行くから面白い」というのがある訳で、それを突き詰めれば「開始と上手く行った結果だけがあれば良く、経過はなくても構わない」という点に行き着くのかもしれません。
もちろんそれだけがゲームではないのですが、こうした形式も1つの形なのでしょうね。

※この文章は 2010 年、ソーシャルゲームの流行初期に書いたものです。

ともあれ Doodle God、シンプルだけど面白いです。
コンセプトと雰囲気の勝利、という感じのアプリでしょうか。
価格も 115 円と安く値段も内容もお手頃で、それでも雰囲気は壮大です。
こう言うのもアリなんだな、という感じのゲームですね。

※現在は 240 円になっています。
またアップデートにより、見た目はかなり変わっています。


Doodle God(iTunes が起動します)

プロ野球TOUCH2010

コナミが販売しているプロ野球アプリは2種類あります。
1つはおなじみの「パワプロ」、もう1つはリアルなグラフィックがウリの「プロ野球スピリッツ」シリーズです。 通称「プロスピ」。

パワプロはデフォルメ系、プロスピはリアル系なので見た目は全く異なりますが、どちらも作っているのはコナミの野球ゲーム開発チーム「パワプロ プロダクション」です。

そしてその パワプロ プロダクション が新たに公開したのが・・・
新しい iPhone 用野球アプリ「プロ野球TOUCH2010」です!

ただこのアプリ、私はてっきり「プロ野球スピリッツ」の移植版かと思ったのですが・・・ 全然違ってました。
名前にも「スピリッツ」は入っていませんし、別物と言えますね。

puroyakyu20101

まず、「静止画で見た」グラフィックは凄いです。
上の画像のように、まるでプロ野球中継を見ているかのようなリアルなグラフィックで、思わず iTunes でこのスクリーンショットを見て「購入ボタン」を押してしまった人は多いのではないでしょうか?

しかもちゃんと選手ごとにバッターボックスでの構えが違う
実際のその選手の画像をそのまま取り込んで表示しているようで、非常にリアルな絵が表示されます。

でも・・・ 実はグラフィックが凄いのは、このバッターボックスの静止画だけ。
このゲーム、3D グラフィックが一切なく、全部「実際の映像の写真を切り貼りしたような画像」なのです。

だからボールを打って球場のシーンになると、選手の動きがパラパラマンガみたいにカクカク。
まるでスーパーファミコン時代の野球ゲームのような動きで、お世辞にも滑らかとは言えません。

puroyakyu20102

バッターボックスがリアルなだけに、余計に球場の画面になると「残念な感じ」が漂います・・・

ちょっと前にサッカーアプリを一通り試した時、どのサッカーアプリも選手は 3D グラフィックで表現されていて、それが滑らかに動いていました。
それを見た後だけに、余計にこの旧世代な動きにはガッカリです。

ただ、選手の動きが非常にリアルだった X2 FOOT BALL 2010 とか、コナミの ウイニングイレブン とかは iPhone 3GS 以降でないとまともに動かないので、やはり全ての iPhone / iPod touch で動くことを優先すると、これも仕方がないのかも知れません・・・

でも、リアルサッカー 2010FIFA World Cup など iPhone 3G でも快適に 3D の選手が動いていたアプリも存在します。
それを考えると、やっぱり技術力やコンセプトの問題の気もしてきますね・・・

ちなみにコナミがプレステ2・プレステ3で出している野球ゲーム「プロ野球スピリッツ」は選手が 3D でリアルに表現されていて、それが最大のウリとなっています。
よってこのゲームは最初に述べたように、「プロ野球スピリッツとは別物」と言えます。


ゲーム内容については、「初心者向け」になっていると言えますね。
バッティングは自動的にミートカーソルがボールに合う「ロックオン」方式で、打つタイミングで画面をタップするだけで OK です。
(大きく曲がる変化球だとカーソルが間に合わないことも)
さらにタイミングが悪かった時に「早い!」「遅い!」と表示して教えてくれる親切設計
加えて強振やバントの切り替えはボタンで行い、そのボタンに「強振」「バント」と文字で書いてあるので、見てすぐに解ります。

投球は球種を選んだ後、投げる場所のカーソルをスライドして動かす方法で、これはパワプロとほとんど変わりません。
ただ、こちらも全体的に解りやすくなっています。

走塁や守備は最初は全てオートですが、マニュアルに変更することも可能で、操作は全てパワプロと同じものにすることも出来ます。

ゲームシステムで違う点は、バッターごとに「得意なコース」(画面に赤く表示される)がある事と、ピッチャーのコントロールがパワプロほど精密じゃない(要求した場所から結構ズレる)事でしょうか。
この辺りは、よりリアルになっていると言えます。


ゲームモードは通常の対戦と、ペナントレースモードの2つ。
しかしペナントレースモードには「パワプロ公式版2010」にあった「高速試合」はなく、単に「試合をする」と「スキップ」の2つしかありません。
好きな選手を集めてチームを作るドリームチーム機能は用意されています。
パワプロとの違いをもう1つの述べると、「パワプロは縦画面」「プロ野球TOUCHは横画面」というのが大きな点でしょうか。

実況については、リアルに良く喋ってくれます
iPhone 版でこれだけ実況してくれれば十分で、ゲームに臨場感が与えられています。
まあこれについてはパワプロも良く喋っていたので、どちらも甲乙付けがたいと言ったところですね。


全体としては・・・ この「プロ野球TOUCH」は、普段ゲームをやらないプロ野球ファン向けなのではないかと思います。

iPhone は携帯電話であり、ゲーム機ではありません。
当然、普段ゲームをやらない方も多くいる訳で、そんな方はキャラクターがかわいくデフォルメされたパワプロには、違和感を感じる方も多いでしょう。

プロ野球TOUCH はそう言う人向けに発売されたプロ野球アプリなのではないかと思います。
操作が初心者向けになっているのも、それがコンセプトなら納得が出来ます。

ただゲーマーの視点で見ると、キャラクターのカクカクな動きはリアル系グラフィックだと余計に違和感を感じるし、演出も乏しく思えます。
パワプロのゲーム的な演出があった方が、やっていて楽しく感じますね。


だからどちらが良いかは、もう好みの問題なんだと思います。
とりあえず、普段ゲームをやらないプロ野球ファン向けの「プロ野球TOUCH」と、ゲーマー向けの野球アプリである「パワプロ公式版2010」の双方をコナミが用意してくれたことは、野球ゲームファンは喜ぶべきではないでしょうか。

価格は 800 円と、正直安くはありませんが・・・
実名のチーム・選手が写真付きで登場することと、NPB(プロ野球連盟)へのライセンス料などを考えると、このぐらいの価格になるのも仕方ないかな、という気はします。

ちなみに私はゲーマーですから、これよりパワプロの方が好きですね。
でも本音を言うと、プロ野球TOUCH や パワプロ公式版 よりも・・・ 「パワプロクンTOUCH」(サクセスモード)をやりたいな・・・

プロ野球TOUCH2010(iTunes が起動します)
 

ハイパースポーツ(陸上競技)

かつて大ヒットしたコナミのスポーツゲーム「ハイパーオリンピック」。
ライセンスの問題で「オリンピック」の名前は使えなくなっていますが、「ハイパースポーツ」として今でも新作が発売されている、息の長いシリーズですね。

以前、バンクーバーオリンピックの競技を模した「ハイパースポーツ ウインター」をご紹介しましたが、新たに懐かしの初代ハイパーオリンピックの雰囲気を持つ陸上トラック競技のゲームが登場しました。
それが「ハイパースポーツ(陸上競技版、Track & Field)」です。

※ハイパースポーツウィンターは以前は登録名が Hyper Sports でしたが、陸上競技版が出たからか修正されたようです。

今回はオンラインのスコア記録システム「AGON」に対応し、最初からオンラインラインキングにも参加できます。

ハイパースポーツ(陸上競技)

ただ、テンポの良いゲーム性は変わっていないのですが・・・
ハッキリ言います。 メチャメチャ解り辛いです。

シンプルなショートゲームなのにここまで解りにくくて、まともな説明もないなんて、ある意味最悪です。

ちょっと偉そうですが、「これをデザインした奴はショートゲームの何たるかを解っているのか?」と言いたくなります。
短時間で終わるゲームなのだから直感的にプレイ出来ないとすぐに見切られる訳ですが、操作が複雑で全然直感的にプレイ出来ない!

まあテンポの良いゲーム性は相変わらずなので、解れば相応に楽しめるのですが・・・
この作りにはちょっと疑問を覚えざるを得ませんね。

と言う訳で、今回はここで一通り「やり方の説明」をしておこうと思います。

・100m DASH
これは唯一、解りやすいです。
単に左下と右下に出るボタンを交互に連打するだけ。
連打が早いほどスピードが増します。

ハイパースポーツ(陸上競技)


・110m HURDLES
慣れないとサッパリ訳が解らずハードルを転かしまくります。
画面下を左右に素早くスライドしまくって走行、ハードルの手前に来たら画面の左上に表示されるジャンプボタンを押してジャンプするのですが、長めに押すことで大きくジャンプします
これを知らないとハードルが越えられません。
また、画面を素早くスライドしまくるのは見た目以上にハードで、激しく疲れます。
繰り返しはプレイ出来ないですね・・・

ハイパースポーツ(陸上競技)


・LONG JUMP
画面の左下と右下に出るボタンを交互に連打して助走。
踏切が来たら両方のボタンを押しっぱなしにすることでジャンプします。遅いとそのまま走って行ってしまいます。
ジャンプしたらそのままボタンを押しっぱなしにして飛び続け、着地時に離します。
着地タイミングは下のボタンの部分が黄色になるので、それで解ります。
着地が遅いとお尻から着いて記録がダウン。
ジャンプの角度とかはありませんので、踏切が全てです。

ハイパースポーツ(陸上競技)


・HAMMER THROW
円を描くように指をなぞって画面上方に向かって離すとハンマーが飛んでいきます。
速くなぞるのはもちろん、できるだけ綺麗な円を描くようになぞる方がパワーが貯まるようです
最後に指を離した方向にハンマーが飛んでいくので、上に向かって離す必要がありますが、それを意識しすぎると楕円軌道になってしまうので、そこが難しい点ですね。
失敗しても数秒で終わりやり直せるので、一番テンポ良くできるゲームです。

ハイパースポーツ(陸上競技)


・POLE VAULT
画面左下と右下に助走ボタンがあるのですが、連打するのではなく、画面上から足跡マークが落ちてくるので、それがボタンに重なった瞬間にタップします。
ジャンプポイントに来たら左右にバーが出てくるのでボタンをタップしてそのまま押しっぱなしに。
このバーは長い方が良いのですが、タップが速すぎると失敗になります。 遅すぎてバーがなくなっても失敗です。
タップに成功後、ボタンを押しっぱなしにしているとバーにパワーが貯まっていくので、パワーが高くなったタイミングで離すと大きくジャンプします。
ジャンプ後、棒の位置まで飛び上がったら本体を振ることで棒を飛び越えます。
最悪に解りにくく、ショートゲームでこんなに複雑なゲームは初めてです

ハイパースポーツ(陸上競技)


以上の5競技です。
解ればまあ、それぞれ楽しむ事は出来るし、失敗してもサクサクとやり直せ、新記録が出ればランキングに登録できるので、それなりに嬉しいのですが・・・
もうちょっと解りやすい作りにすべきだったのではないでしょうか・・・

また、やはりオリジナルのハイパーオリンピックのような一通りの競技を順番にプレイ出来るモードは欲しかったですね。
グラフィックについても舞台が変わったからか、ウインターの時ほどセンスの良さを感じません。
トメナサンナー」なグラフィックですね。


オススメかどうかは微妙です。
価格は 230 円と、高すぎない手頃な値段ではあります。
昔ながらのハイパーオリンピック&スポーツファンなら、懐かしさもあるので試してみても良いと思います。

チュートリアルのような解りやすい説明が追加されれば誰でも楽しめるようになるとは思うのですが、チュートリアルの必要性をこんなに感じるショートゲームってどうなんだろう・・・

ハイパースポーツ(陸上競技)(iTunes が起動します)

Cat Physics

ゴシック調アートのセンスあるグラフィックとネコの鳴き声がかわいい、独特な世界観のシンプルな物理シミュレーションパズル
それがこの「Cat Physics」です。

難易度はそれ程高くなく、ちょっとしたショートゲーム・パズルと言った感じですが、気軽に楽しめる内容です。

catphysics

黒と白のネコがいて、ボールを持っている方をタップするとシッポでボールを転がします。
画面には矢印の付いたアイコンがあり、ボールがそれに触れると矢印の方向に飛んでいきます。
矢印のアイコンはドラッグで動かす事が可能で、うまく配置してボールをもう一方のネコの場所まで転がせばクリアとなります。

パズルはそんなに難しくなく、サクサクとクリアして行くことが可能です
歯車や波打つ床、動く矢印などもあるため、ボールを転がすタイミングが必要なステージもありますが、すぐにリトライ出来るため、何度でも簡単にやり直す事が可能です。
ステージによってはボールをぶつけると倒れる壁や回転するしかけなどがあり、それらは物理シミュレートによってリアルに動きます。

ネコがボールをキャッチした時やタップした時に「みゃおぅ」と鳴くのがいいですね。

catphysics2

ステージは全部で 50 。
難易度はそれほど高くないので、集中してやるとすぐにクリアしてしまうかもしれません。
でもこのゲームの場合、気持ちよくクリアしていけることもゲームデザインの1つだと思います。
センスの良さも魅力の1つでしょう。

価格は 115 円と安く、それを考えると価格以上のボリュームはあると思います。
この値段なら、私的にはオススメ出来るアプリですね。

Cat Physics(iTunes が起動します)
 

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