iPhone AC 番外レポート

iPhone や iPad(スマホやタブレット)の、主にゲームアプリのレビューを行っています。

2010年10月

Splinter Cell Conviction

3D 視点のガンシューティング(FPS)と、メタルギアのようなステルス(潜入)アクションが合体した、「隠密行動型 FPS」。
それが「スプリンターセル」シリーズです。

その最新作が iPhone / iPod touch 版になって登場しました。
Splinter Cell Conviction」(スプリンターセル・コンヴィクション)です。
アップデートに伴いセールも行われています。

オリジナル版を開発したのは 3D ガンシューティングの老舗にしてゲームロフトの親会社「Ubisoft」。
iPhone / iPod touch 版の開発と販売はもちろんゲームロフトで、日本語化もされています。

Splinter Cell Conviction

ゲーム内容は、主人公を後方から見た第三者視点(TPS)の FPS (First Person shooter、一人称シューティング)です。
左下の仮想スティックで移動、右下のボタンで射撃という操作で、FPS としては一般的な操作方法と言えますね。

遮蔽物や壁に隠れるボタンがあり、「敵の攻撃から身を隠す体勢」を取れるため、ゲーム的には「モダンコンバット」より、「ブラザーインアームズ」に近いと言えます。

しかしこのゲームは基本的に、「撃ち合って敵を倒す」のが目的ではなく、「敵に見つからないように隠れながら目的地に向かう」という形で進行し、これが最大の特徴でもあります。

敵には「視界」があり、その範囲に入らない限り敵には見つかりません。
敵に見つかっていない状態なら、敵が攻撃してくる事も追いかけて来る事もありません。
後ろからこっそり近づいて音を立てずに倒すことも可能です。
さらにこのゲームは暗いところにいると敵に見つからないため、暗所なら身を隠さなくても発見されません。
ライトを撃って破壊し、暗くして進むというシーンもあります。

パイプや窓にぶら下がって敵に見つからないように進む場面も多く、まさに「潜入アクション」と言った内容ですね。

Splinter Cell Conviction

敵に発見された場合も面白いシステムになっていて、すぐに主人公がその場から離れて身を隠すと、元いた位置に「残像」が表示されます。
敵はこの「最初にこちらを見つけた位置」に向かって動くため、これを逆用して敵を倒したり、その場を切り抜けたりする事も可能です。

戦闘では複数の敵がいる時にまとめて照準が現れ、一瞬で複数の敵を倒せるアクションが発生する事もあります。
また、敵に見つかっていない状態で「ヘッドショット」をすると、音を立てずに敵を即死させることが出来ます。

「潜入がメイン」というのが面白く、私的には普通の FPS よりも好みですね。
こういう表現の仕方もアレですが・・・ iPhone / iPod touch ではメタルギアよりも、こちらの方が「メタルギアっぽい」です。

残念な点は、まず「ストーリーがよく解らない」。
このゲームは「トムクランシー」という作家が監修した軍事的なストーリーが描かれるのですが、ステージごとの展開が「ぶつ切り」で、繋がりがよく理解できません。

元々このゲームの物語の背景はステージ中の敵の会話やデモシーンなどで語られていたようですが、iPhone / iPod touch 版はカットされたステージやデモがあるため、どういう展開や背景になっているのかセリフを読んでも理解しづらいのです。
(オープニングのデモも英語&字幕なしだし)

ステージ4と5はいきなり何の前触れもなく中東で戦闘が繰り広げられるのですが、実はここは主人公の「回想シーン」です。
でもこれが「回想シーン」であることさえも、オリジナル版のストーリーを知らないと解らないほど。
とにかく全体の話が見え辛いです。

同じトムクランシーのゲームである iPhone 版「H.A.W.X」もやや解り辛かったのですが、ちょっとトムクランシーのゲームはストーリーが濃密すぎて、携帯用に簡易化するには重すぎるかなぁ、という気もしますね。

また、「潜入が面白いゲーム」なのに、ステージ4と5は普通に敵とバンバン撃ち合う、「ごく普通の FPS」になっています。
これはこれで完成度は高いのですが・・・
でも普通の撃ち合いだったらモダンコンバットとか他のゲームでも出来るので、ここはステルスアクションのステージだけで構成して欲しかったのが本音ですね。

Splinter Cell Conviction

また、これは iPhone 4 だけに関係する話なので、4 を持っていない人には恐縮なのですが・・・
やっぱり「ジャイロセンサー操作」に対応していないのは残念です。

正直、モダンコンバット2ブラザーインアームズ2の「ジャイロセンサー」を一度体験してしまうと、もう iPhone / iPod touch の FPS はジャイロセンサーじゃないと操作し辛くて仕方ありません・・・
これはアップデートで対応してくれると思いますが、今の時点では iPhone 4 をお持ちの方には、「ジャイロに対応するまで待った方が・・・」と思ってしまいますね。(セール中だとそうも言ってられないけど)
なお、アップデートで Retina ディスプレイには対応しました。

総評として、iPhone / iPod touch の FPS としては私的には好みで、楽しめたアプリだと思います。
グラフィックも綺麗で動作も滑らか。 内容もバッチリ「潜入アクション」しています。

あくまで1人用のゲームで、モダンコンバット2のようにマルチプレイがあったりする訳ではありませんが、FPS やメタルギアが好きな方なら間違いなく楽しめるでしょう。
モダンコンバットやブラザーインアームズほど「解りにくい場面」もありませんしね。

iTunes にはステージ数やボリュームが少ないという意見がありますが、私的にはステージ数も1ステージの長さも(iPhone / iPod touch としては)十分だと思います。

価格は当初 1200 円でしたが、800 円に値下がりしていました。
そして現在は期間限定で 115 円セールとなっています。
内容的には 800 円でも悪くないクオリティーだと言えますね。

しかし何というか、「メタルギアよりメタルギアらしい」って言うのは、一抹の悲しさもあったりなかったり・・・
(私は iPhone のメタルギアも嫌いじゃないけど・・・)

Splinter Cell Conviction(iTunes が起動します)
Splinter Cell Conviction HD(iPad 専用版です)

Bird Strike

どんどん上に昇っていくジャンプ系のゲームは Doodle Jump の大ヒット以後、様々なメーカーからたくさん登場した訳ですが・・・
上に昇るだけでなく「真下に落下していく楽しみ」もあるという、ちょっと変わったジャンプ系のゲーム。
それが「Bird Strike」です。

開発したのは PikPok というニュージーランドの会社。
モバイル用にショートゲームの開発を行っているメーカーで、「5分以内に終わる、移動中や休憩中のちょっとした空き時間に遊べるゲームを」というのを開発方針としているのが特徴です。

birdstrike

マップの各所に配置された「ロケット花火」を取りながら、上へ上へと昇っていくゲームですが、他の同型のゲームと違うのは「ステージクリア型」であることと、「ステージ内の配置が決められている」こと。

Doodle JumpMegajumpNinjump などの同型のゲームは全て、出てくるものの配置が「ランダム」です。
プレイするごとに変わるステージの中で、どこまで進めるかを競うゲームなのですが・・・

この Bird Strike はそれらとは違い、同じ配置のステージの中で、どれだけスコアを高められるかを競います。
そしてスコアが一定以上になるとメダルが貰えてクリアとなり、次のステージに進めます。
ですから同じステージを何度もやって配置を覚えると、スコアもどんどん高くなっていくので、いずれはクリア出来るようになりますね。
逆にランダム性がない分、プレイごとの変化や意外性はありませんが。

またこのゲームのもう1つの特徴が、ある程度まで上がると UFO に撃墜されて、高速で落下していくこと
そしてこの落下中は無敵状態で、あらゆる障害物を吹き飛ばし、破壊しながら落ちていきます。
もちろん物を吹っ飛ばせばスコアが上がるため、昇るだけでなく、落下中にいかに障害物を破壊するかも高得点のポイントになります。
この「昇って落ちる」という変化が面白いゲームですね。

birdstrike2

この PikPok というメーカーは「短時間で終わるゲームを」というのを方針としているため、「ダラダラ続くのではなく、ある一定のところまで昇ったら落として決着を付けてやろう」というデザインなのだと思います。
確かにこれはこれで、軽く遊べていいかもしれませんね。

ただ、やっぱり「長くプレイしたい」という意見もあったからか、アップデートで「エンドレスモード」も追加されました。
このモードだと UFO に撃墜されず、ひたすら(ミスらない限り)昇り続ける事が出来ます。
最近のアップデートで GAME CENTER にも対応しました。


以前は無料で提供されていたようですが、アップグレードで「GOLD EDITION」となり、115 円の有料アプリとなりました。
しかし 115 円なら、決して高くないゲームだと言えます。

正直、Doodle JumpMega Jump などの定番と言えるアプリと比べると、ややハマり度は低いかなと思います。
でも代表的なジャンプ系ゲームの1つであることは確かで、欧米でも相応に高評価を得ています。 キャラクターもユニークですしね。
この手のゲームが好きなら、試してみて損はないと思いますよ。

・Bird Strike (公開終了)

PAC-ATTACK

「パックマン」のキャラクターを使った、一風変わった落ちものパズル
それが「PAC-ATTACK」です。

このゲームの画面を見た時、「これって『コズモギャング・ザ・パズル』に似てるなぁ」と思った方もいるのではないでしょうか?
それもそのはず、Pac-Attack は「コズモギャング・ザ・パズル」の海外版です。
海外でこのゲームを販売する時、欧米では「コズモ」というキャラクターの知名度が全くなかったため、パックマンのキャラクターに差し替えられたようです。

「コズモギャング・ザ・パズル」は 1992 年にアーケード(ゲームセンター)に登場したパズルゲームで、その後に様々なゲーム機に移植されました。

Pac Attack

「ブロック」「モンスター」「パックマン」のどれか3つで構成されたL字型のブロックが落ちてきます。
ブロックは横一列に並べば消えるという、「テトリス」と同じ形式です。
モンスターは一列に並べても消せませんが、パックマンを落とすと、パックマンがモンスターを食べて消してくれます

パックマンは下にブロックがあれば横に進み、壁にぶつかると反転、下にブロックがなければ下へと進みます。
そして途上にあるモンスターを食べ続けてくれます。
(つまりこのゲームのモンスターは単なる「やられキャラ」です)
パックマンは一定時間ごとに出現し、そのタイミングは画面左のタイマーで解るようになっています。

モンスターはパックマンでまとめて食べられるように並べていき、一方でブロックはすき間なく横一列になるように並べていかなくてはなりません。
2つの異なる性質のブロックを同時に積んでいく必要があるため、慣れないと難しい落ちものパズルです。
ただ、連鎖が絶対に必要で、そこに大きな壁がある「ぷよぷよ」よりは簡単と言えますね。

Pac Attack

ゲームモードは通常のモードの他に、決められたブロックでモンスターの「全消し」を狙う「パズル(PAZZLE)」、Facebook で2分間の得点を競う「スクランブル(SCRAMBLE)」の3つがあります。
ただ、スクランブルは Facebook にしか対応しておらず、Game Center はもちろん OpenFeint やローカルなネットランキングにさえ未対応なのが残念です。
パズルモードは全 100 問あって、相応のボリュームと言えますね。

通常モードは難易度をイージーからハイパーまで4段階で選べますが、このゲームは難易度の上昇が遅いので、イージーだとちょっと慣れると延々と続きます。
高難度の方が点効率も良いので、慣れたらハード以上の方がいいですね。


操作性は、それほど悪くありません
操作性がダメダメな事で定評のあるナムコのゲームの中では、かなり操作しやすい方と言えます。
ただし、ボタンによる操作(バーチャルパッド)はダメです
初期設定はこのボタン操作なのですが、ボタンの並びがどう考えてもおかしい・・・

Pac Attack

普通この手のゲームは左側に方向キー、右側に回転ボタンが一般的だと思いますが、設定の「1」も「2」も見事のその逆。
「3」はそれに準じているけど左右ボタンが横に並んでいない操作ミス誘発設定。 「4」は単にやりにくいだけ。
4つあって一般的と思えるものが1つもないってどういう事なんだろう?
このゲームは「ナムコ・アメリカ」の開発ですが、アメリカってこれが普通なのか?

まあ「TOUCH & FLICK」(タッチ&フリック)の操作も可能で、こちらなら画面タップで回転、ドラッグでブロック移動&下に落とす操作ができます。
二本指ドラッグで早く落とす事もでき、こちらなら操作性は(特別良いと言うほどでもないけど)悪くはありません。
すぐにオプションで操作をこちらに変更するのを推奨します


そして、ゲームとしてオススメかどうかですが・・・ うーん、難しいところです。
相応に遊べるので決して「悪い」と言うことはないんですが、取り立てて「良い」という程でもないかなぁ・・・ という感じですね。
落ちものパズルが好きな方なら結構楽しめます。

ただ、演出に乏しくハデさもなく、通常モードがランキングに対応している訳でもないので、ゲーム的にもシステム的にも淡々とした印象です。
見た目とグラフィック、共にオリジナルの「コズモギャング・ザ・パズル」より簡素です。 元々「パックマン」がシンプルな見た目ですからね。

価格は 350 円と、この内容だとちょっと高めかなぁ、と思います。
ただ、前述したように面白くない訳ではないので、この手のゲームが好きなら良いかな、という感じですね。

「コズモギャング・ザ・パズル」の経験者の方や、以前やっていた方なら、悪くはないのではないでしょうか。
もしくは、セール狙いかな・・・

PAC-ATTACK(iTunes が起動します)

Colorbind

「紙テープ」を使った、シンプルで渋い、そして手強いパズルゲーム。
それが「Colorbind」です。

今年の2月に公開された、結構前からある個人作成のパズルゲームなのですが、私が知ったのはつい最近です。
やってすぐに「こんな良作が埋もれていたとは」と思ったアプリですね。

iPhone / iPod touch のクールなイメージとタッチパネルに良くマッチしたパズルゲームです。

colorbind

紙テープの端を指でドラッグすると、それに従って伸びていきます。
画面上には紙テープと同じ色の「丸」が描かれていて、同じ色の紙テープを通過させると塗りつぶされます。
全部の丸を塗りつぶすとステージクリアとなります。

ルールはシンプルですが、以下のルールがあります。
紙テープは折れ曲がる時に必ず直角に曲がります。
そして折れ曲がったポイントでは、「丸」を塗りつぶすことはできません
また、テープは縦と横なら交差させることが出来ますが、この時に「縦」の方(明るい方)が手前に来ます。
そこに「丸」があった場合、手前のテープの色のみが反映されます

colorbind2

ルールとしてはそんなに難しくはありません。 やればすぐに解ります。
また序盤ステージはかなり簡単で、最初にやった時は「低難度のサクサククリアしていくタイプのパズルゲームかな」と思ったのですが・・・

ステージが進むとかなり難易度が上がってきて、EASY レベルでも後半になると結構考えなければクリア出来なくなってきます。
Medium レベルになると、もう1ステージずつ熟考していかないとクリア出来ないレベルになります。
難易度は結構高めと言っても良いでしょうね。

colorbind4

見た目がシンプル、紙のようなグラフィックと渋めの色使いで、サウンドも控えめ。
派手さはないのですが、全体的にクールな雰囲気です。
地味な事は確かですが、これはこれで iPhone / iPod touch らしくて良いのではないでしょうか。

ステージは 80 以上用意されていて、難易度やクリアにかかる時間を考えると、割とボリュームはあります。
外出時や移動中の空き時間などにやるのにも良さそうですね。


雰囲気とゲーム性、パズルらしい難易度がうまく融合したアプリで、価格も 85 円
10 ステージしかありませんが無料体験版もあるので、そちらで試してみるのも良いでしょう。 雰囲気の良さは解ると思います。
私的には好みで、パズルが好きな方にはオススメしたいゲームです。

Colorbind(iTunes が起動します)
Colorbind Lite(iTunes が起動します)

Headspin: Storybook

このアプリはオススメはしません
しかし、是非ともご紹介しておきたい・・・ そんな気になるアプリです。
「カラクリ付きの立体絵本」で間違い探しをするという、雰囲気抜群のミニゲームアプリ。
それが「Headspin: Storybook」です。

何というか、雰囲気「だけ」で勝負しているアプリなのですが・・・
でも、その雰囲気は確かに良いですね。

開発したのはイギリスのメーカーですが、イギリスって「デザインのみ」とか「雰囲気のみ」とかのアプリが多いような気が・・・ 偏見?

headspin

本が開かれるとページの左右に、左右対称(鏡像)の絵が表示されます。
しかし向きが正しくない絵が含まれているので、右ページの逆になっている絵をタップして、正常な向きに戻していきます。
すべての絵が左右対称になればステージクリアです。

ゲーム内容は非常にシンプルで、難易度もかなり低いです
1ステージが数秒で終わるほどで、そもそも制限時間が1面でも 20 秒しかありません。
最後になると1ステージの制限時間が 10 秒。 つまり、それだけの時間でステージが終わるゲームと言う事ですね。

そして、ゲームは 20 ステージで終了となります。
普通にやると 10 分経たずに終わります。 まさにあっという間。
クリア後はフリープレイが出来ますが、フリープレイにスコアのようなものはなく、単に1ステージごとのクリアを楽しむだけです。

あまりにもボリュームが少なく、しかしこれで 115 円の有料アプリ。
どう考えても無料アプリぐらいのボリュームでしかありません・・・

と言う訳で、ゲームとして見ると大して遊べないのですが、秀逸なのはその雰囲気ですね。
やや掠れた感じの古い本が開かれると光に包まれて色あせた絵が飛び出し、カラクリのような演出で雲や星が現れ、古風なサウンドが雰囲気を醸し出してくれます。
その動きやグラフィックのレベルはかなり高く、技術的には高いアプリだと言えます。

これだけの演出を作れるのであれば、もっと「ゲームとしての完成度」も高められるはずだと思います。
つまりこのアプリは、それを「あえてしていない」、雰囲気を最重要視したアプリだと言えますね。
きっとゲームではなく、「絵本として」楽しむ事を想定しているのだと思います。
良い意味でも悪い意味でも「芸術的作品」と言えるでしょう。
ステージ(ページ)ごとにストーリーも表示されます。 英文なので日本人には理解し辛いですが。

iPhone / iPad 両対応のユニバーサルアプリなので、お子さんがいる方で、iPad で子供と一緒にやるのには良い気がしますね。
一応スコアもあって、20 ステージ終了後の合計スコアを集計したオンラインランキングも存在します。
でもこのアプリは、スコアを競うより雰囲気を楽しむのがメインでしょう。

まあ私はそこまで高尚な人間ではないので、このアプリをやっても「やっぱりもっとゲームとして楽しめるものにして欲しかった」と残念に思ってしまうのですが・・・
価格は安いので、ゲームではなく「環境ソフト」として試してみるのには良いかもしれませんね。

Headspin: Storybook(iTunes が起動します)
 

Trainyard

世界的に大ヒットしているシンプルでクールな、列車を使ったパズルゲーム。
それがこの「Trainyard」です。

販売直後から日本はもちろん欧米でもかなりの高評価を受けていて、すでに iPhone / iPod touch の定番となりつつあるアプリです。
私的には「そこまで大絶賛されるほどでは」という気もするのですが・・・
いや、秀作であることは確かだと思うのですが。

開発したのはカナダの小メーカーで、最近カナダの秀作アプリが増えつつありますね。

trainyard

マスの上に列車のスタート地点とゴールがあります。
画面を指でなぞるとそれに沿って「線路」が敷かれ、スタートボタンを押すと線路に沿って列車が走り出します。
列車を全てゴールに到着させればステージクリアとなります。

列車には赤や青の色が付いていて、ゴールも各色に色分けされています。
赤のゴールには赤の列車を、青のゴールには青の列車を到着させなければなりません。
また、ゴールごとに到着させる列車の数が指定されている場合もあります。

線路は交差させたりポイント(分岐点)を作ったりすることも可能で、ポイントは列車が通過するごとに切り替わります。
初期のポイントの状態はダブルタップで変更できます。

ゲームのルール、画面の構成などは非常にシンプルにまとめられています。
そのためハデさはありませんが、解りやすくてクールな印象で、パズルらしいパズルと言う感じですね。

そして操作性が非常に良く、削除(ERASE)モードで指をサッとなぞると線路を消すことができ、かなりの手順まで戻せるアンドゥ(一手戻る)機能も付いています。
列車をスタートさせた後も、ダメだと思ったらすぐボタンで停止して設置モードに戻れるし、列車のスピードもコントロールできます。
全体的に「キビキビ」とした操作感ですね。


最初の頃はかなり簡単なステージが続き、あまりにも簡単過ぎてダレて来ました。
しかし中盤以降になると「列車を同時にゴールさせなければならないステージ」「色の違う列車を合わせて別の色にしてからゴールさせなければならないステージ」などが登場。
こうなると各列車をどこで合流させるか、どうやって時間を合わせるかなどを考えなければならなくなり、急にパズルとしてのレベルが上がります。

それでもパズルとしてはそんなに難しい訳ではないのですが、思考性はかなり高く、かなり頭を使うゲームである事も確か。
程よい難易度が、逆にクリアする気持ち良さを与えてくれますね。
難しいステージでも、失敗したと思った時にすぐ設置モードに戻れるので、やっていてストレスになりません。

Trainyard

ただ私的にはこのゲーム、ちょっと物足りなさもありますね。
全体的に淡々としていて、派手な演出がある訳でもなく、イマイチ盛り上がりに欠けます
私がこの手のパズルに慣れてしまっているというのもあるかもしれませんが・・・

しかし日本でも、そしてアメリカやヨーロッパでもかなり評価されていて、iTunes レビューでも大絶賛の嵐です。
一般の人にとってはゲームっぽい派手な演出はない方がプレイしやすいだろうし、複雑なルールよりシンプルなルールの方が解りやすいです。
このアプリはそれらの条件を満たしていて、それでいて思考性と操作性に優れるので、それがこれだけのヒットになっている要因でしょうか。

私は序盤が簡単過ぎると思ったのですが、「万人ウケ」の事を考えると、むしろこのぐらいの方が良いのかもしれません。
後半になると本格的な難易度になるので、パズルに慣れている人は序盤だけでゲームを判断しないようにして下さい

価格も 200 円と安く、無料の「Trainyard Express」も用意されています。
有料版は 150 ステージ、Trainyard Express は 60 ステージですが、無料版でも(タダの割に)十分なボリュームと言え、さらに有料版と無料版のステージは全て異なるので、無料版も単なる「体験版」という訳ではありません。

このアプリの場合、ゲームっぽくないシックな雰囲気が大ヒットの要因と言えるでしょうか。
普段ゲームなどをあまりやらない一般の方に、特にオススメしたいアプリですね。

Trainyard(iTunes が起動します)
Trainyard Express(iTunes 起動、無料版)

パンツァーエリート

第二次世界大戦の戦車を一本道の左右から出し合って戦う、一本道 RTS(ラインウォー)
それがこの「パンツァーエリート」です。

iTunes のスクリーンショットには月面で UFO と戦ってるシーンが映っているため、いかにも SF な感じのゲームに見えるのですが、実際には実在の戦車の写真が出てきたり、「アルデンヌ」や「クルスク」などの実際の戦場を模したステージが出たりする、第二次世界大戦を元にした硬派なゲームです

開発したのは Easy Inc という中国のメーカーですが、パクリではなく、ちゃんとしたオリジナルゲームを開発・公開しているところです。
欧陸戦争」を開発したメーカーですね。

なお、余談ですが・・・ パソコンに「Panzer Elite」という同名の戦車に乗って戦う FPS のようなゲームがあって、てっきりそれに関連したゲームなのかと思って買ったら、全然別物でした・・・
まあ、「パンツァーエリート」ってありきたりな名前だしなぁ・・・

パンツァーエリート

フィールドの左右に敵と味方の基地があって、自然に増えていく資金を使って戦車を派遣し合います。
フィールドは4本のラインに区切られていて、派遣した戦車はそのライン上をまっすぐ進んでいき、敵に遭遇したり敵基地に到達すると自動で砲撃を開始します。

敵の基地にダメージを与えて破壊すれば勝利、自軍の基地が破壊されると敗北ですね。
ゲームとしては、一般的な「一本道 RTS (ラインウォー)」のシステムだと言えます。

ただ、他の同型のゲームとちょっと違うのは、フィールドの真ん中あたりにパラシュートで補給物資が次々と落ちてくること
これには攻撃力アップや防御力アップ、資金アップや基地回復など様々な効果のものがあって、もちろん敵も回収します。
言わば「早い者勝ち」なので、これが落ちてきたラインにはいち早く戦車を派遣した方が良いことになります。

この補給物資のおかげで、状況によっては積極的に前に出たり、足の速い戦車や装甲車で回収を優先した方が良い事もあるなど、戦闘の幅も広がっていますね。
地雷をしかけたり、ライン上に爆撃を行ったりすることもできます。
また、敵にしかけられた地雷は装甲車で撤去することが可能です。


でも、このゲームの一番の魅力は・・・ やはり第二次世界大戦の実在の戦車が登場し、さらに「ドイツ軍」も自軍として使用できる事でしょう。
iPhone / iPod touch のアプリはほとんどアメリカやイギリスが自軍であることが多いので、こうした「枢軸国」(ドイツ・日本・イタリア)をプレイヤーとして選べるゲームは数少ないです。

パンツァーエリート

まあ細かい性能のようなものはなく、単に「名前と見た目が登場する」という程度に過ぎないのですが、それでも「ティーガー」とか「パンター」とか「T-34」とかの名前にハァハァ出来る人なら、登場するだけで嬉しいはず。
選べる国は「アメリカ」「ドイツ」「ソ連」の三ヶ国です。


残念なのはアップグレードに関するシステムで、ゲーム中に稼いだポイントでユニットや兵器などをパワーアップできるのですが、このポイントはステージ内で敵を撃破することで貯まっていきます。
つまり、楽勝でクリアできる状況や、一気に押し込んで勝てるような状況でも、「ワザと手加減して」敵を倒し続けてポイントを稼いでおかないと、パワーアップが出来なくて後で困るのです。
でも、「ワザと戦いを長引かせないとポイントが稼げないゲームってどうよ?」と思ってしまいます・・・

しかもクリア出来ない時に「前のステージに戻って鍛えてくる」という事が出来ないため、ポイントをあまり稼がずに先に進んで、敵が強くて倒せなくなった場合、前のステージに戻ることも出来ないので、どうしようもなくなりハマってしまいます

どうもこの辺りのゲームシステムやバランスに、「詰めの甘さ」みたいなものを感じますね・・・


と言う訳でゲームとしてオススメかどうかと言うと、正直微妙です
一般の人に勧められるようなゲームではないですね。

しかし「ドイツ戦車」や「ソ連戦車」に萌えられる人には、なかなかオススメです。
それらを自軍に出来るゲームって少ないし、ラインウォー(一本道RTS)としては相応に遊べる内容で、しかも価格が 115 円とかなり安いので、この手の設定やゲームが好きな人なら楽しめるはずです。

iTunes のゲームアプリのランキングに「ARMS ROAD Eastern Front」がいつまでも出たり入ったりしているのも、「この手の需要」が結構あるからではないでしょうか。
まあ、人を選ぶゲームであることは確かでしょうけどね。

パンツァーエリート(iTunes が起動します)
 

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