iPhone AC 番外レポート

iPhone や iPad(スマホやタブレット)の、主にゲームアプリのレビューを行っています。

2011/01

iPhone 2010年ゲーム大賞 ノミネート作品・その2

この記事は昨日の記事の続きです。

ゲームキャストさんの主催で実施される、「個人ブロガーが選ぶ iPhone 2010年 ゲーム大賞」に、当サイト/ブログから推薦するゲームアプリの紹介です。

2010blogger
http://gamecast.jp/2010blogger/

先日は「大賞」「マイナー賞」「アイデア賞」「無料で賞」「RPG賞」をご紹介しました。
今回は「アクション賞」「シューティング賞」「カード・ボード賞」「TD・ディフェンス賞」「ティルト賞」に選出したアプリをご紹介します。

【 アクション賞 】

Fruit Ninja
fruitninja
世界的な大ヒット作。 「タッチパネルアクション」の本命でしょう。
シンプルで誰でも楽しめ、フルーツをサクサク斬る爽快感もあります。
自動マッチングで気軽に遊べるオンライン対戦も楽しいですね。

Infinity Blade
infinityblade
賛否両論なゲームですが、超美麗なグラフィックは間違いなく破格!
ゲーム自体は避けて斬るというシンプルなシステムで、それに装備と成長要素が加わっている形です。
短時間で1周出来る内容と、独特の間や雰囲気が良いですね。

ストリートファイターIV
st42
iPhone アプリの「アクション賞」というからには、これを外す事は出来ないでしょう。
「iPhone で格ゲーってどうよ?」 という心配を完全に吹き飛ばした素晴らしい完成度と操作性で、世界中を驚かせたアプリです。

【 シューティング賞 】

怒首領蜂 大復活
dodonpachi
ケイオスリングスとこの怒首領蜂で、どちらを「ゲーム大賞」に推薦するか悩みました。
それだけの圧倒的な完成度
で、もう携帯電話アプリの域を大きく超えている内容ですね。
画面を埋め尽くすほどの弾幕と得点アイテムが技術力の高さを物語っています。

虫姫さま BUG PANIC
musihime
やはり技術力・ボリュームなどを考えると、これを選ばざるを得ないでしょう。
ちょっと変わったゲーム性ですが「ケイブシュー」らしさはバッチリ。
全方向スクロールシューティングと弾幕はやや相性が悪い気もしますが、それでもこの完成度はトップクラスです。

Solomon's Boneyard
sb
Solomon's Keep と Solomon's Boneyard がありますが、Boneyard の方にしました。
遅れて来た全方向サイバイバルシューティングの本命ですね。
クオリティーの高さもさることながら、価格破壊っぷりも凄い。
今後もアップデートが予定されているので楽しみ。

【 カード・ボード賞 】

大富豪しよっ!
daihugou
トランプ/カードゲームの中から選ぶなら、やっぱりコレでしょう。
色々な意味で完成度がズバ抜けています
萌えキャラのガールズモード、女性向けのアニマルモード、渋い見た目のシンプルモードの3つがあり、ルール設定も豊富でどんな人にも対応可能です。

Carcassonne(カルカソンヌ)
carcassonne
実は最初はこれを「ゲーム大賞」に推薦しようと考えていました
しかし値上がりしていたので、価格とゲーム内容を考慮して「大賞」には推しませんでした・・・
しかしドイツゲーム/ボードゲームとしては、完成度・面白さ・オンライン機能など完璧ですね。

Reiner Knizia's Samurai
samurai
ドイツゲーム/ボードゲームはカルカソンヌの完成度が突出していると思うのですが、カルカソンヌが好きじゃない人向けとして、次点を選ぶならコレかなと思います。
Ra(ラー)とどちらにするか悩んだのですが、競りゲームよりこちらの方が解りやすくて万人向けだと思います。 そして ぁゃしぃ し。

【 TD・ディフェンス賞 】

Plants vs. Zombies
pvz
今年出たタワーディフェンス(TD)なら、これがダントツと言えるでしょう。
かわいい見た目、遊びやすい難易度、豊富なタワー&敵、変化に富んだステージなど、どれを取ってもゲームとして一流
2009 年のアメリカのパソコンゲーム大賞ノミネート作でもあります。

Sentinel 3: Homeworld
sentinel3
SF ホラータワーディフェンス「Sentinel(センチネル)」は好き嫌いのあるシリーズでしたが、新作が出るに従って改良されていき、最新作はかなり遊びやすいゲームになったと思います。
綺麗なグラフィックはさらに洗練され、ゲーム性も増しており、推薦すべき TD だと言えるでしょう。

Pew Pew Land
sentinel3
geoDefense」型のタワーディフェンス。 でも見た目はコミカル。
知名度は低いのですが、今年出たタワーディフェンスの中では明らかに上位と言えます。
Plants vs. Zomibes は敵が直進するやや変わったタイプの TD で、Sentinel 3 はややマニア向けな感があるので、2010 年のオーソドックスな TD では、これが一番一般向けだと思います。

【 ティルト賞 】

Labyrinth 2
labyrinth2
あまりにメジャーと言うか一般的すぎて、逆に話題にならないゲームなのですが・・・ 完成度の非常に高い「コロコロゲーム」
ちょっと詰め込みすぎた感もありますが、「ティルト賞」として選出するならやっぱりこれでしょう。

RAGE / RAGE HD
rage
「ティルト賞」という賞の趣旨とは違うかもしれないけど、ティルト操作(本体の傾きによる操作)の操作性が素晴らしいゲームとして真っ先に思い付くのは、やはりこのゲームですね。
作り込まれたグラフィック、ゲーム性、そして操作性。 ある意味「職人的ゲーム」と言えます。

Tilt to Live
tilttolive5
「逃げ」と「反撃」の繰り返しが面白い、今年一押しのティルトゲーム。
ティルト(傾き)の操作性が素晴らしく、見た目もクールで、やればやるほどうまくなるゲームバランスも併せ持ちます。
※このゲームは「選出したかったけど出来なかったゲーム」に入れていましたが、後日「ティルト賞」に含めました。


と言う訳で、まだ「シミュレーション賞」や「パズル賞」などがあるのですが、長くなったので続きは次回。
次回は秀作だけどノミネートしなかった(出来なかった)アプリも少しご紹介しようと思います。

iPhone 2010年ゲーム大賞 ノミネート作品

ゲームキャストさんの主催で始まった、
個人ブロガーが選ぶ iPhone 2010年 ゲーム大賞」。

2010blogger
http://gamecast.jp/2010blogger/

僭越ながら私も大賞および各賞受賞作のノミネートをさせて貰うことになりました。
今回はその「iPhone AC から推薦するアプリ」を、一通りご紹介したいと思います。

なお、ゲーム大賞は各ブロガーの方からの推薦がそろった後で、投票などが行われて決定します。(投票は2月からの予定)
ここで挙げているのはあくまで私が推薦したゲームのリストで、受賞リストではないので悪しからず。

でもこのリストが、個人的に選ぶ 2010 年のベストアプリ、と言えますね。
なお、大賞は1作品、他の部門は3作品までの選出となっています。

【 大賞ゲーム 】

CHAOS RINGS(ケイオスリングス)
Chaos Rings
月並みな選出でゴメンナサイ。 でもやっぱり大賞に相応しいのはコレでしょう
繰り返しのシナリオに賛否両論ありますが、容量などが問題になる携帯アプリである事を考えると、それも含めて非常に iPhone 向けに作り込まれたシステム&シナリオだと思います。
良いものは良い」と、素直に推薦したいですね。

【 マイナー賞 】

Dead Runner
Dead Runner
幻想的なホラーの雰囲気が秀逸な 3D の「ひたすら走る系」ゲーム。
美しいグラフィックがとても印象的。 シンプルな内容だけど、もっと有名になって良いと思うゲームですね。

空中要塞ラピュータ
空中要塞ラピュータ
スポーツスタッキング(紙コップ崩し)を題材にした変わり種のゲーム。
ぜんぜん話題にならないのですが、私的にはかなり面白いと思っていて、ステージ数も豊富で今もちょくちょくやり続けています。
難易度が高かったのがイマイチ有名になれなかった原因か、それとも人がゴミのような名前のせいなのか・・・

ARMS ROAD 2 Bagration
armsroad2
硬派なミリタリーマニアには垂涎の 3D シューティング。
ジャンルとしてはディフェンスゲームになります。 でもゲーム性云々より、ドイツ戦車に萌えられる(?)のが良いところでしょうか。
前作の欠点をほぼすべて改良している点も高評価です。

※マイナー賞は「あまり有名でない秀作ゲーム」の推薦だと思うのですが、基本的に万人ウケする秀作ゲームは有名になるので、個人的に好きなゲームを挙げた形になりました。 ご了承を。

【 アイデア賞 】

Cut the Rope
Cut the Rope
「もう物理シミュレート系のパズルゲームは、ほぼ出尽くしただろう」・・・
そんな風に思っていた頃に登場した、新機軸のロープパズル。 そのアイデアには感服です。
ゲーム性も高く、難しすぎず簡単過ぎずの難易度もちょうどよく、見た目も可愛らしいアプリで、ヒットしない訳がありません

Dungeon Solitaire
Dungeon Solitaire
TCG(トレーディングカードゲーム)を1人でやる」、そのシステムをうまく作りあげているところに感心しました。
こんな作り方も出来るんだな、と思わせてくれるゲームですね。
追加拡張パック、さらに出て欲しいんですけどね・・・

【 アップデート賞 】

ストリートファイターIV
ストリートファイターIV
「アップデート賞」という部門があるなら、もうコレが大本命でしょう
無料アップデートで次々と新キャラが追加されており、ある意味、大盤振る舞いです。
アプリ価格の高さを感じさせない内容とボリューム、そしてアップデートですね。

大富豪しよっ!
大富豪しよっ!
登場した時点でカードゲームとしては圧倒的な完成度だったのに、さらに大小のアップデートが繰り返されているのは脱帽です。
iTunes のユーザーの要望にもどんどん応えていて、ルールやキャラも追加されるなど、とどまるところを知りません。

スペースインベーダー インフィニティジーン
スペースインベーダー インフィニティジーン
2009 年のゲームですが、2010 年にもアップデートされているという事で・・・ (だから選外になってるかも)
インフィニティジーンの名前の通り、1年経っても大型アップデートが続いている大ヒット作。
ダライアスやナイトストライカーを持ってくる「狙いどころ」がいいですね。

【 無料で賞 】

Coin Dozer
Coin Dozer
今年の無料アプリと言えばコレ。 季節ごとのバージョンも続々登場しており、なんだかんだで一番長くやってるアプリかもしれません。
これだけ没頭できて、誰でも遊べるアプリって、他にないかもしれないですね。

育成ゲーム MEGU
育成ゲーム MEGU
日本において、iPhone 無料アプリの話題作と言ったらコレ。
良くある「育成ゲーム」ですが、iPhone 向けにちゃんと作られている点に好感が持てます。 アップデートも続いています。
私はツイッターをやっていないので、機能の半分ぐらいしか使えない点がちょっと悲しいですが・・・

Mega Jump
Mega Jump
ポスト Doodle Jump。 世界的に大ヒット中の無料アプリの新星
アイテム課金のゲームですが、無理に課金しなくても十分遊べます。
ハデでスピード感があり、Doodle Jump とはまた違った面白さがあるのが良いところ。

【 RPG賞 】

CHAOS RINGS(ケイオスリングス)
ケイオスリングス
大賞に推してるぐらいだから、当然 RPG 賞もコレ。
ストレスなくサクサク遊べる内容と、謎の多い前半、新展開が続発する後半のシナリオが素晴らしく、全てが携帯用に最適化された設計にも脱帽。
ちょっとエンドレスエイトという単語が頭をよぎったけど。

Puzzle Quest
Puzzle Quest
登場が 2008 年末のゲームですが、最終章の公開が 2010 年初頭だったので一応入れてみました。(だから選外になってるかも)
英語なのが難点ですが、それ以外は文句の付けようがないゲームです。
コレだけのボリュームのゲームが携帯で出来るのは嬉しいですね。

Sword & Poker 2
Sword & Poker 2
2010年の iPhone 界で、最初に話題になった RPG と言えばソーポカこと「Sword & Poker」でしょう。
そのソーポカ(1)からわずか4ヶ月後に登場した、ボリュームが大幅にグレードアップされた続編が「Sword & Poker 2」です。
トランプを使ったカードパズル+RPG というのがユニーク
でも、開発会社の GAIA、どうなっちゃったんでしょうね・・・


まだ「アクション賞」や「シューティング賞」などの部門賞が続くのですが、長くなったので続きはまた明日。
やはり年1回は、こういう企画もしないといけませんね。

Reiner Knizia's Roto

世界的に有名なドイツゲーム(ボードゲーム)のデザイナー、Reiner Knizia(ライナー・クニツィア)氏
その彼が「iPhone のために作った」というゲームが、2009 年末に発売されていました。
Reiner Knizia's Roto」です。

「あのクニツィアが iPhone 用のゲームを製作!」ということで海外ではかなり話題になったようですが・・・
内容はドイツゲームやボードゲームと言うよりは、普通のショートパズルと言った感じです。

ただ、iPhone らしいクールでシンプルなグラフィックと、ユニークなゲーム性、タッチパネルにマッチした内容は、「狙って作ったな」という感じも受けますね。

Reiner Knizia's Roto

6つのピースで構成された、7つの円があります。
この7つの円を任意の方向に回転させて、同じ色のピースを3つ並べるか、外周で2つ並べると消す事が出来ます。

言葉では説明し辛いので、以下の画像を見て下さい。

Reiner Knizia's Roto

回転は1度に1つの円を 60 度(ピース1個分)回す事が出来ます。
ただし円を1度回転させるごとに得点は -1 点されます
そのため回した回数が多いと、色を合わせても得点はマイナスになってしまいます。
最小限の回転でピースを消していく必要がある訳ですね。

ピースをそろえた時は、回転させた時の減点は受けません。
つまり連続で消していけば減点はずっとありません。 これもゲームのポイントです。

画面左上には「Needed」(必要数)という数字が書かれており、得点すると減り、減点されると増えていきます。
0 まで減ると表示が「Bonus」に変わり、以後は得点によって増加、減点により減少します。
表示が Bonus になっている状態でステージを終えるとステージクリアとなります。
Bonus が高いほど次のステージのクリア条件が緩和され、場合によっては最初から Bonus の状態でスタートする事もあります。


ゲームモードは3つ。
Puzzle」は全てのピースを消し、かつ Needed(必要数)の条件もクリアしなければならないモードです。
このモードは「リトライ」する事で同じステージを最初からやり直せます。

Arcade」はピースを消してもすぐ補充されるモードで、最初は色の数が少ないので気持ちよく消していけますが、ステージが進むごとに色の種類が増えていきます。
このモードは「手数」が一定数を超えるとステージ終了となり、その前に Needed の条件を満たさなければなりません。

Action」は1ステージ1分間の時間制モードです。 円のピースは全てなくなると補充されます。
Needed の条件も満たす必要がありますが、スピードも必要です。

ゲームとしては Arcade や Action の方が面白いでしょう。
オンラインランキングにも対応しており、ゲーム終了後にすぐ順位が表示されるのも良いですね。

Reiner Knizia's Roto

シンプルながらクールな雰囲気とサウンドが良く、中断(Resume)などにも対応していて操作性も良く、全体的な完成度は高いです
ゲームも相応に楽しめます。

ただ、正直言って・・・ 「あのライナークニツィアが作った iPhone 専用のゲーム!」という程のインパクトはないです
「普通のショートゲーム」という感じだし、ドイツゲームじゃなくてパズルだし、1人用のゲームだし、クニツィアらしさはあまり感じられないですね
「ハードウェアの特長を生かそうとし過ぎた」という感じも受けます。

とは言え、とびきり面白い訳ではないけど、悪いゲームではありません。
気軽に遊ぶことができる暇つぶしには良いゲームで、価格も 230 円と、そんなに高くありません。
パズル好きの方や、ライナークニツィアのファンの方は(あまり過剰な期待を持たずに)試してみても良いアプリだと思います。

ライナークニツィア(Reiner Knizia)のゲームは iPhone AC のサイトやブログで多く取り上げていますが、別にヒイキにしている訳ではありません。
iPhone / iPod touch のドイツゲーム/ボードゲームのアプリの多くは、ライナークニツィアのものだからです。
版権やライセンス料がきつくないためだと思いますが、iPhone 用のゲームを作っているあたり、iPhone に好意的な方なのかもしれませんね。

Reiner Knizia's Roto(iTunes が起動します)

Reiner Knizia's Money & High Society & Kingdoms

世界的に有名なボードゲーム&カードゲームのデザイナー、Reiner Knizia(ライナー・クニツィア)氏
彼のドイツゲームは iPhone / iPod touch では数多く登場していますが、今回はそんなクニツィア氏のゲームアプリをまとめて3つご紹介しようと思います。

Reiner Knizia's Money」と、
Reiner Knizia's High Society」と、
Reiner Knizia's Kingdoms」です。

なぜ一度に3つまとめて取り上げるかというと・・・ どれも強くオススメ出来ないからです。
その理由は、「音が一切なかった事」。
BGM も効果音もなし。 演出も控えめです。
つまりゲームアプリとしては、あまりにも寂しすぎるのです。

ドイツゲームのアプリは iPhone AC でも積極的に取り上げていますが、ライナークニツィア作とは言え、あまりオススメ出来ない「無音アプリ」を連続で扱うのも気が引けるので、今回はまとめてご紹介しようと思います。

※現在はアップデートにより、各ゲームに効果音が追加されています。

と言う訳で、まずは Money(マネー)から。

Money

ポイント制のカードゲームです。
1999 年に「ドイツ年間ゲーム大賞」のノミネート作となりました。
各プレイヤーにお札や硬貨の書かれたカードが配られ、場にも4枚1セットのカードの束が2つ置かれます。

プレイヤーは手札からカードを数枚選んで出し、一斉にオープンします。
そしてカードの金額の高い人から順番に、場にあるカードか、他のプレイヤーの出したカードと、自分の出したカードを交換していきます
場にあるカードと交換するだけでなく、他プレイヤーの出したカードも交換対象なのがユニークな点です。
交換したいカードがなくなった時は自分の番にカードを手札に戻す事も可能です。

全員が交換し終えたら、場のカードが4枚以下になっている場合は山札から補充され、次のラウンドになります。
そうやってカードを交換し続け、山札がなくなればゲーム終了です。

得点(ポイント)は、同じ種類の札束の合計金額が 200 以上ならそのまま得点に、100~200 点なら金額から 100 を引いた分が得点に(例えば 150 なら 50 点)、同じ種類で同じ金額の札が3枚あれば 100 点になります。
さらに、硬貨はこれらとは別に1枚 10 点になります。

同じ種類のお札が複数あっても合計が 100 以下だと点になりませんので、同じ札を出来るだけ集めつつ、同種類で同額の札が集まりそうならそれも狙う、という形になりますね。

Money のゲームとしての難点は、計算が面倒な事。
同じ札の合計が 200 以上かどうかで点数が変わってきますから、持っている額を計算しなければなりません。
クニツィアのカードゲーム Poison も計算が必要ですが、こちらはカードの種類が少ないし、14 以上かどうかだけを考えれば OK でした。
しかし Money は 200 以上か 100 以上かなどを、それぞれの札で計算しないといけないので、ゲームがやや煩雑です。

アプリとしては操作性が良く画面も見やすく、iPad だとレイアウトも縦画面の見やすい形に変更されます。
効果音されあればなぁ・・・ という感じですね。(現在は効果音があります)
それにカードゲームとしても、やはり Poison の方が気軽にプレイ出来るかな・・・


続いて、High Society です。

High Society

シンプルな「競りゲーム」です。
Ra(ラー)」「Medici(メディチ)」と合わせて、「ライナークニツィアの3大競りゲーム」とも呼ばれる、世界的にメジャーなゲームの1つです。
ただ、有名な割には受賞暦は 1995 年の「ドイツゲーム賞」で 10 位になったのみと奮っていません。
この 1995 年は「Catan(カタン)」が登場して絶賛された年で、他に Medici が登場しており、それらに埋もれてしまったようです。

山札から競りの対象となるカードが1枚場に置かれ、それを各プレイヤーが手持ちの資金カードを順番に出して競り落としていきます
ラーやメディチのように1巡で終わると言うことはなく、一番高い金額が決まるまで何巡でもします。
競り対象のカードには数字が書かれており、それが競り落とした人の得点になります。

マイナスカードや点数2倍カードもあり、マイナスカードの場合は「最初にパスした人が」貰ってしまう事になります。
マイナスカードはスキャンダル(-5点)、盗難(落札したカードが1枚なくなる)、火災(点数が半分になる)の3つがあります。

点数2倍と火災(点数1/2)は赤いカードで、この赤いカードが4枚出た時点でゲーム終了です。(つまり終わるタイミングはランダム)
点数が一番高い人が勝利ですが、もう1つ重要な要素があり、点数に関わらず最後の所持金が一番少なかった人は最下位となります。
このルールがあるため、無駄遣いしまくると「ドボン」ということになりますね。

競りゲームとしてはシンプルなルールで、そのためラーメディチと比較して「初心者向け」とされる事が多いようです。
ただ、勝つためには他の人の所持金を把握する事が重要で、そのため他プレイヤーの所持金が常に開示されているラーやメディチよりも、意外にやりにくさがあります。

ルールが覚えやすく得点計算もラクなので、実際のカードでプレイする場合は良いゲームだと思いますが、コンピューターゲームとしてはラーやメディチの方が、駆け引きや戦略性があると思います。


次いで Kingdoms

Kingdoms

1994 年に公開されたゲームですが、特に受賞暦はありません
プレイヤーは順番に、マスの上に「城」「得点」「減点」のタイルを置いていきます。
手持ちのパネルを置いても良いし、山札から1枚引いてそれを置いても構いません。

「城」は縦横一列のライン上のタイルの得点を得る事ができます
例えが城を置いた横のラインに +2 と +5 と -3 のタイルがあったら、合計は4点ですね。
城には「丸」が書かれていて、これが2つなら点数は2倍、3つなら3倍になりますが、減点もそれだけ倍増します。

特殊タイルとして「山」と「ドラゴン」があり、山はラインの「壁」となります。
城は縦横一列のパネルの得点・減点を得ますが、途中に山があると、その向こうのパネルの点数は対象外になります。
「ドラゴン」は置いた場所の縦横一列の得点タイルを全て無効にしてしまう(しかし減点パネルはそのまま)という強力なお邪魔パネルです。

自分の城の縦横の列にプラスのタイルを置きつつ、他のプレイヤーの城の縦横の列にマイナスのタイルを置いていくのがゲームの基本となります。

マスが全部埋まったら1ラウンド終了。
タイルはすべて戻され2ラウンド目が始まりますが、使用した城タイルは「丸」が1つのものは手持ちに戻ってきて、「丸」が2つ以上のものは破棄されます。
3ラウンド終了時に合計得点が一番多かった人が勝者です。

先に城を置くと他プレイヤーからマイナスタイルを置かれまくりますが、躊躇し続けていると城が置けなくなって点数が入りません。
その辺りの駆け引きがポイントで、iPhone / iPod touch には他に類似のゲームがなく、相応の面白さもあります。
ただ、やはりサウンドも演出も乏しいので地味な印象は拭えません

加えて iPhone / iPod touch 版は操作性がイマイチで、タイルをタップして選んだ後、慎重にボード上に置く必要があります。
単にタイルをドラッグしただけでは誤操作が多発します。
iPad なら画面が大きいのでまだマシなのですが・・・


これらのドイツゲームシリーズを発売したのは、以前から RPG.net というボードゲームのコミュニティーを運営しているアメリカの会社です。
古くからあるボードゲームの販売・ポータルサイトなので、「ボードゲームの再現」に重点が置かれているのかもしれません。
だから、音がないし、余分な演出もないのだと思います。(現在は音があります)

グラフィック自体は綺麗に描かれていて、iPhone / iPod touch と iPad の双方に対応し、ゲームによっては iPhone だと横向き、iPad だと縦向きになるなど、デバイスに応じたレイアウトに修正されます。
それなのに BGM はともかくサウンドもないというのは・・・ これはもう「ポリシー」なのかもしれませんね。

また、ネット対戦はともかく、多人数プレイにも対応していないのはやや疑問が残ります。
手札がバレてはダメなゲームが多いためでしょうか?

しかしマネーやハイソサエティーは相応に有名なカードゲームですし、通勤中に遊ぶなど、元々無音の状態でプレイしている人なら問題はないと思います。
Keltis Oracle も最初は音がありませんでしたが、アップデートでサウンドが追加されたので、今後の拡張に期待したいところでしょうか・・・

※現在はアップデートにより、各ゲームに効果音が追加されています。

Reiner Knizia's Money(iTunes が起動します)
Reiner Knizia's High Society(iTunes が起動します)
Reiner Knizia's Kingdoms(iTunes が起動します)

Where's Wally? in Hollywood (ウォーリー ハリウッドへいく)

知らない人はいないであろう「ウォーリーをさがせ」。
iPhone / iPod touch でも 2010 年の5月に公認アプリが発売され、完成度の高さから世界的にヒットしました。
iPhone / iPod touch 版の名称は「Where's Wally?」です。

その「Where's Wally?」の続編となる「ハリウッド編」が登場しています。
Where's Wally? in Hollywood」です。

※現在は「ウォーリー ハリウッドへいく』」という名前になっています。
いい加減 』 を消して欲しい・・・


実際のタイトル画面には「Where's Waldo?」と書かれているのですが、この Waldo(ウォルド)と言うのはアメリカでの名称で、つまり日本で販売されているアプリは北米版という事になりますね。

Where's Wally? in Hollywood (ウォーリーをさがせ)

ルールはシンプル。 絵の中から「ウォーリー」、及び指定された人物や物を探してタップするだけ。
絵は1画面だけではなく、数画面分もある大きな絵で、そのためスクロールさせながら探す事になります。
今回はズームインも可能になりました。 操作性も良好です。

絵は「ウォーリーをさがせ」らしい手書き風の味のある絵。
単なる一枚絵ではなく、絵の一部分はアニメーションしています
ウォーリー一行がハリウッドに遊びに来たという設定のようで、映画のスタジオや撮影現場を模したものになっていますね。
BGM も素晴らしく、ハリウッドらしいノリの良い、聴き応えのある曲が流れます。

今回は前作と違い、「時間制限」がなくなりました
早く見つけるほど高い評価が得られるのは前作と同様なのですが、タイムアップによるゲームオーバーがなくなったため、じっくり探しても OK です。
その分ゲーム性は低くなっていると言えますが、前作は時間に追われて常に焦りながら探さなければならなかったため、気軽に遊べる今回の方が良いと思います。

使用回数に制限がありますが「ヒント」も使用可能で、発見物の場所を教えてくれます。
このヒントはステージ内に転がっている小さな骨を見つけると補充可能です。
なお、適当にタップしまくるとペナルティーとして一定時間ピヨって動けなくなります。

今回もプレイ中にイベントが発生し、対戦モードのようになる事があります。
ただ、突発のイベントは前回より減っており、その分「クリア目標以外の発見物」が増えています。
ウォーリーの彼女(ウェンダ)や愛犬(ウーフ)、魔法使いの老人(しろひげ)などもステージ中に隠れており、発見する事でミニステージをプレイする事が出来るようになります。
さらにヒントの元となる「骨」や「Hollywood」のアルファベットも転がっていて、イベントが起こってなくても色々と見つけられるものがあるというシステムになっていますね。

Where's Wally? in Hollywood (ウォーリーをさがせ)

ミニステージには、指定の風景を見つけるもの、たくさん転がっている骨を集めるもの、指定されたメッセージにちなんだものを見つけるものなどが存在します。

問題は、指定されたメッセージのものを見つけるステージ。
英語版のゲームですから、当然のようにそのメッセージが「英文」。
そのため英語が解らないとかなり辛いです・・・
ここは前作の頃から問題になっていた点なのですが、英語圏のゲームだから仕方ない事ではありますね・・・

まあ、予測でタップしても当たる事は多いし、ヒントも使えますから、英語が読めなくても進行が困難になるほどではありません。

Where's Wally? in Hollywood (ウォーリーをさがせ)


価格は定価で 350 円のようですが・・・ おそらくまだ定価で売られた事はないと思います。
iPhone アプリに良くある「ずっとセール」というやつで、現在(2010/1)は 115 円。
いずれにせよ 115 円や 230 円ならかなりお得なアプリでしょう。 350 円でも妥当な価格だと思います。

難易度が下がった事もあって、ややボリュームは少なめで、集中してやると短時間でクリアしてしまうかもしれません。
しかし Hollywood の文字の発見やミニゲームまでコンプリートしようと思ったらかなり大変ですし、プレイするごとに探すものは変化しますから、同じステージでも繰り返し遊べます。

前作より簡単なので、まだ iPhone / iPod touch の「Where's Wally?」をやっていないなら、先に今作をやって、慣れてから前作をやるのも良さそうですね。

なお、iPad 版(HD 版)は別アプリとなっており、定価は 700 円と高めです。
(例によって「ずっとセール」なので実売価格は異なりますが・・・ 現在は 230 円です)
その性質上 iPad とも相性が良いので、iPad を持っている方は(セール中なら)HD 版を選ぶのも良いでしょう。
オススメ出来るアプリの1つですね。

最後になりましたが、以下は Youtube で公開されているプロモーションムービーです。



ウォーリー ハリウッドへいく』 (iTunes が起動します)
ウォーリ® HD ー ハリウッドへいく』 (iPad 専用版です)

BIT.TRIP BEAT

テレビゲームの元祖と言われる「ポン」(Pong)。
パドル(棒)を上下に動かして飛んでくるボールを打ち返すだけという、非常にシンプルなゲームです。
しかしテレビゲームの歴史は、ここから始まりました。

そんな「ポン」をレトロチックな見た目はそのままに大幅に拡張し、「音楽ゲーム」としての要素を付加したもの。
それが「BIT.TRIP BEAT」です。

元は Wii のダウンロード用ソフトとして公開されたものですが、世界各国で人気となり、ついに iPhone / iPod touch にも移植されました。
発売元はナムコなのですが、開発元は「Gaijin Games」というアメリカのメーカーで、ナムコは単なるパブリッシャー(公開元)なのでご安心を(?)。

BIT.TRIP BEAT

本体の傾きかタッチ操作でパドル(縦の棒)を操作し、画面右から飛んでくるボール(ドット)をひたすら打ち返していきます。
ブロックのない、横向きのブロック崩し」だと思えばいいでしょう。

このゲームは「音楽ゲーム」としての性質が強く、バックにはノリの良い伴奏が流れ、パドルにボールが当たると曲に合わせたサウンドが鳴ります。
ボールは常に曲に合わせた形で出てくるので、曲のテンポに合わせて操作するのがポイントとなりますね。

起動時にイヤホンを付けてプレイする事を勧められますが、実際にこのゲームはイヤホンを付けている場合と付けていない場合とで、聞こえる音が全然違います。
イヤホンを付けていればステレオ効果が効果的に使われた臨場感のあるサウンドが聴けるので、必ずイヤホンを付けてプレイする事をオススメします!

飛んでくるボールも、直線で飛んでくるもの、連なって飛んでくるもの、フォーメーションを組んでいるもの、フェイントや不規則な動きをするものなど様々で、単純な動きとは限りません
そのぶん難度も高いのですが、跳ね返すポイントとタイミングは曲に合わせられているので、それを把握するのが重要です。

ボールを跳ね返すと画面上部のバーの色が、ボールを逃すと画面下部のバーの色が伸びていき、上部のバーの色が最大になると画面が1段上に上がり、サウンドや演出が豪華になります。
下部のバーの色が最大になってしまうと画面が1段下に下がり、最大まで下がってしまうと昔の「ポン」のような白黒のシンプルな画面になってしまいます。
ここでさらにミスを続けてしまうとゲームオーバーです。

BIT.TRIP BEAT

グラフィックが初期のテレビゲームを模した、ドットが大きいレトログラフィックなので、画像では見栄えがしませんが、実際のゲーム中の動きは滑らかでカラフルです。
レトロ風ではありますがやっていてチープな印象は受けませんね。

初期設定が本体の傾きによる操作のため、最初は難しく感じると思いますが、やっていればすぐに慣れるため、操作性はそんなに悪いとは思いません。
オプションでタッチ操作に変更することも可能なので、傾き操作が苦手な方はタッチにした方がいいでしょう。
タッチ操作は俗にいう「相対移動」で、画面のどこに指を置いてもパドルを動かす事が可能です。


難点というか、iTunes のレビューでも問題視されているのが、「文字がローカライズされている」という点。
バックには大きなドットの文字で「メガ」や「ハイパー」というカタカナが表示されていて、ミスすると「危険」、跳ね返すと「すごい」という文字が表示されます。
これがいかにも「おバカ」でシュールな雰囲気を出しています。

元のゲームはこれらが英語だったのでクールな印象のゲームだったようですが、iPhone / iPod touch 版はこれらの表示のおかげで、大きなドットグラフィックと相まっていかにも「おバカ風」になっています。

私は Wii 版を知らないし、「バカゲー」が好きなので、これはこれで嫌いではないのですが、元のゲームを知っている人だと違和感が大きいようですね。

イヤホン必須のゲームなのに iPhone を左向き(上部を左側に向けて)プレイするため、イヤホンジャックが邪魔になるのもやや難点でしょうか。


iTunes のレビューでは酷評されていて、評価も低めなのですが、私はかなり秀作のゲームだと思います。
もっと評価されても良いゲームで、他の人にも十分にオススメできるアプリです。
価格も 115 円と安く、お買い得です。

確かに、画像では見栄えがしないこと、初期設定の操作が難しく初見では辛いこと、色々前科があるナムコという事で、iTunes で売れないのも納得は出来ます。
しかし、このまま埋もれてしまうのは惜しいゲームです。(それに海外では高評価です)
日本でももっと評価されて欲しいゲームですね。

なお、広告付きで1ステージのみの無料体験版「BIT.TRIP BEAT BLITZ」も公開されています。
こちらは課金によってフルバージョンにする事が可能なようです。
注意として、このアプリはサウンドエフェクトが高度なためか(?)、iPhone 3GS / 4 か、iPod touch 第三世代以降用なので注意して下さい。

改めてになりますが、プレイする時はイヤホンを付けてプレイしましょう。

BIT.TRIP BEAT(iTunes が起動します)
BIT.TRIP BEAT BLITZ(無料体験版、追加課金可能)

三国大富豪

iPhone / iPod touch には大富豪のアプリがいくつかありますが、「三国志」の世界観を舞台にした国取り要素のある大富豪が新たに登場しました。
三国大富豪」です。

開発したのは「銀星将棋」や「銀星囲碁」などのテーブルゲームのソフトを販売している SilverStar というメーカー。
特に囲碁ソフトにおいて定評のあるメーカーです。
元々は ニンテンドーDS のダウンロード専用ソフトウェアで、iPhone / iPod touch 版はその移植となります。

3gokudaihugou

天下統一モード」と「フリーモード」がありますが、メインはやはり天下統一モードでしょう。
三国志の武将を選んで他国に進攻、大富豪で勝負して勝つと領土が広がっていきます。
武将の絵は美形キャラ勢ぞろいで、人気の出そうな絵柄ですね。

三国志を舞台にしていますが設定はかなり適当で、関羽や張飛、小喬や貂蝉が普通に君主の扱いになっているなど、本格的なものではないのでご注意を。
ただ、武将ごとに武力や知力があり、勝った時に与えるダメージや受けるダメージに影響します。
また、貂蝉のステージでは董卓と呂布が加わっているなど、関連した人が参加メンバーになっています。

AI は相応に強く、あがりまでの筋道を立てた出し方をしてきます。
また、AI はキャラクターごとに性格が細かく設定されているようで、例えば山賊なら出せるカードを何も考えずに出しまくり、武将なら強いカードを残して勝ちに持って行くなど、考えた手を打ってきます。
レベルの低い AI が「反則あがり」をしてしまう時があるのもユニークですね。

勝って領土が広がると最大兵力が増えていくため、まずは山賊などを倒して領土を広げ、それから強い武将を攻めるのが基本でしょうか。

三国大富豪

しかし残念なのは、あまりにも「ゲームの基本的な部分」の作り込みが甘いこと。

まず、出せるカードと出せないカードの見た目の区別がありません
iPhone / iPod touch の大富豪アプリの多くは、出せないカードが暗くなったり、セットに出来るカードが明るく表示されたりして、一目で判別出来るようになっているものが多いのですが、そう言った表示は一切ありません。

パスしなければならない状態でもその判断が自動ではなく、わざわざ自分でパスを選ばないと進みません。
貧民・大貧民(このゲームでは兵卒・隊長)は強いカードを差し出さなければなりませんが、これも自動で行ってくれません。
選択肢がない状況でもわざわざそれを自分で選択しないといけません

さらに自動セーブにも対応しておらず、自分でセーブしておかないとアプリを落とすとデータが消えます。マルチタスクにも非対応です。
だから何かの事情で中断したり、落ちたりするとセーブしたところからやり直しです。
iPhone のアプリなのに電話がかかってくるとやり直しになるのはどうなのかと。
また、メモリ不足になると落ちやすいようなので注意して下さい。

他の大富豪アプリと比べると、こうした基本的な部分の配慮や技術で明らかに劣りますね。

ルール設定の数も iTunes の紹介文には「多彩なルールを用意」と書かれていますが、既存の(有料の)大富豪アプリと比べると設定出来るルールは少ない方
「連番(階段・ストレート)」もありません。
「上がり流し」や「3枚縛り」などもないので、違和感を感じる人は多いでしょう。
(ルール設定は戦国大富豪で9種類、学校で大富豪で16種類、大富豪しよっ!で30種類以上、三国大富豪は7種類です)

天下統一モードの相手によってルールが変わるというのは面白いのですが、あって当たり前の「革命」までない場合が多いってのは、大富豪としてどうなんでしょうか。

ゲームのテンポも他のアプリと比べると進行が遅めで、あまり良くありません。
残念ながらゲームの進行スピードの調整もありません
タッチの反応も若干良くなく、カードを選んだつもりで選ばれていない事が間々ありますね。

三国大富豪

全体としては、有料の大富豪のアプリとしては及第点の出来栄えではあります。

しかし大富豪のアプリは iPhone / iPod touch には定番のものがすでに存在しています。
そしてそれらと比較した場合、ユーザーインターフェイスやプレイヤーへの配慮、iPhone / iPod touch への最適化という基本的な部分で明らかに劣ります。
後発なのですから、これらの基本部分で先発より劣ると言うのは正直辛いでしょう。

そして価格も 350 円。 DS 版は 500 円だったのでそれよりは安いのですが、350 円だと「大富豪しよっ!」と同じ価格です。
これでどちらが良いかと言われると、明らかに大富豪しよっ!の方ですね。
学校で大富豪が 230 円、戦国大富豪が 115 円ですから、価格的にも割高に感じるのは否めません。

私的には、「天下統一モード」のような目的と過程があるゲームモードは好きです。
領土が増えると最大兵が増えていくなどの要素も良いですね。
だから決して面白くない、見所がない訳ではないのですが、現時点では他の大富豪アプリを持っていない人に「どれを買ったら良い?」と言われると、このアプリは下位にせざるを得ません

ただ、学校で大富豪なんかも当初はインターフェイスやゲームのテンポが悪く、ルール数も少なかったのですが、アップデートで改善されました。
だからこのアプリも今後改善されることに期待、と言ったところでしょうか。

それでも大富豪しよっ!と同じ価格というのは辛いし、DS からの移植だからアップデートも期待薄かもしれないけど・・・

三国大富豪(iTunes が起動します)

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