iPhone AC 番外レポート

iPhone や iPad(スマホやタブレット)の、主にゲームアプリのレビューを行っています。

2011年03月

Zen Bound 2 Universal

3D の物体を回転させ、縄をすき間なく巻き付けていく・・・
そんな類似のゲームが存在しない、あまりにも独特なパズルゲーム。
それが Zen Bound シリーズです。
最新作は「Zen Bound 2 Universal」。

1作目の Zen Bound はその独特のアイデアと美しいグラフィックで 2009 年度に数々のゲーム賞を受賞しました
iPhone / iPod touch のアプリとしては大定番の1つと言っていいでしょう。

今まで iPhone AC では扱っていませんでしたが、特に理由がある訳ではなく、「なんとなく後回しになっていた」というだけです。
本来ならもっと早くに紹介すべきだったアプリの1つですね。

zenbound2

画面を指でスライドすると、その方向と速度に合わせて画面内の彫像が回転します。
また、二本の指で彫像の向きを変えることも出来ます。

彫像にはロープが繋がっていて、これを彫像に巻き付けるとその周囲に色が付いていきます
色の付いた範囲を一定以上にして、釘にロープを繋げるとステージクリアとなります。
ゲームとしてはシンプルですね。

彫像に色の付いた範囲は画面左下に % で表示されていて、その割合が多いほど評価が高くなります。
70%で評価1、85%で評価2、99%で評価3です。

しかしロープの長さには制限があり、この長さを超えてしまうともう巻き付けることが出来なくなります。
よって限られたロープの長さで、出来るだけ高い評価を狙う、という所がパズルになっていると言えます。

また彫像の形は様々で、かなり巻き付けづらい形状をしている場合もあります。
すき間にどうやってロープを通すか、どこにロープを引っかけ、どんな風に巻いていくか、などもゲームのポイントになりますね。

Zen(禅)の名が付いている通り、ゲームは和風で神秘的な雰囲気となっています。
アンビエントの BGM と効果音が独特の世界観を醸し出しており、ステージセレクトの画面も「一本の木」になっていて、クリア時の評価の数だけ花が咲きます。
この雰囲気もこのゲームが高い評価を受けている所以でしょう。

zenbound22

Zen Bound は1作目と2作目の2つが公開されていて、基本的には同じですが、2作目には周囲に一気に色を付ける釘や、広範囲を塗る特殊なロープなどが存在します。

また2作目は Retina ディスプレイに対応しており、より綺麗な画面でプレイする事が出来ます。
このゲームはグラフィックの美しさが大きな魅力の1つなので、これは大きなポイントですね。
2作目のみ iPad にも対応していて(ユニバーサルアプリ)、ステージ数もかなり増えています。
価格は両方とも 350 円なので、今買うなら2作目のみでいいでしょう。

やっていて「飛び抜けて面白い」と思うようなゲームではありません
でも、なにか没頭してやってしまうゲーム性と、引き込まれる独特な雰囲気を持っています。
やはり世界的に評価されているアプリだけありますね。
タッチパネルを有効に活用した iPhone らしいアプリでもあります。

楽しいとかオススメとか、そう言うタイプのゲームではありませんが、間違いなく「秀作」です。
そんな一風変わったアプリですね。

Zen Bound 2 Universal(iTunes が起動します)

Fast Striker

昨年(2010年)末、「今頃になってネオジオのゲームが新発売された」とマニアの間でちょっと話題になったゲームがありました。
さらにそのゲームはセガ最後のゲーム機「ドリームキャスト」でも発売されます。

ネオジオは 1990 年代、ドリームキャストも 1999 年頃に全盛期を迎え、その数年後には市場から姿を消したゲーム機ですから、「どうして今頃」という感じな訳ですが・・・
そんなニッチな市場を狙ったマニア向け(?)のシューティングゲーム
それが「Fast Striker」です。 日本名は「高速ストライカー」。

開発したのはドイツのメーカーで、実際のところは SNK(ネオジオ)やセガの公認を受けている訳ではないので「同人ソフト」に近い訳ですが、それが iPhone / iPod touch 用のアプリとして公開されました。

Fast Striker

ゲームは画面を見て解るように、横画面なのに縦スクロール
こんな画面構成のシューティングゲームはあまりウケないのですが、ネオジオは横画面のゲーム機だったため、似たような画面構成の縦シューがネオジオには他にも存在します。
ある意味、「ネオジオらしいシューティング」とは言えるでしょうか・・・

画面を指でなぞって自機を操作し、ショットは自動で連射されます。 ボタンはありません。
自機の操作は俗に言う「相対移動」で、指の位置に関わらず、指の動きに合わせて自機が移動します。

画面の外周には枠があって、ここが「指置き場」になるため画面の端にも自機を移動させやすい・・・ と言いたいところなのですが、そもそも「横画面の縦シュー」なので縦幅が狭い訳で、そのため画面下部の外枠のスペースは十分とは言えません。
よって、自機の下に指を置く一般的な操作はこのゲームではやり辛いです。
自機の横に指を置いて操作する、ちょっと変則的な操作方法が必要ですね。
とは言え慣れれば、操作性はそんなに悪くありません。
この状態なので良いとも言えないけど。

自機はシールドを持っていて、ダブルタップで発動します。
これは一定時間無敵になる効果がありますが、使用回数には制限があります。
また、被弾した時にシールドを持っていると「オートシールド」が発動してミスにならないのですが、この時は持っているシールドが全てなくなってしまいます。

ゲーム開始時にゲームモードを3つ+1から選択しますが、これは難易度の設定ではありません。
NOVICE(ノービス)」だと敵を倒すと★マークが出て、取ると得点+得点倍率がアップ。
ORIGINAL(オリジナル)」はアイテムを取ると得点倍率がより多くアップします。
MANIAC(マニアック)」は敵を倒すとコンボゲージが表示され、連続で敵を倒し続ける事で倍率がアップ。(アイテムは貯まるとシールド回復)

さらにモードによって機体も違い、オリジナルはミサイル付き、マニアックは耐久力のある敵が出るとレーザーに切り替わります。

どのモードでも敵の攻撃は同じレベルのようで、つまり「ノービスだから簡単」とは言えません。
と言うか、ノービスは攻撃力が低いのでオリジナルより難しいです。
(OMAKE というモードがあって、これは明確な「ハードモード」です)

また、敵の攻撃はミスせずに進むことで RANK が上がり、それによって強化されます。
(RANK 1~3 と HELL があります。やられると下がります)

他に特徴的なのは「壊せない壁や障害物が出てくるが、当たっても弾かれるだけでミスにならない」という点でしょうか。
障害物が出てくる縦シューは割とありますが、「邪魔になるけどミスにはならない」というのは珍しいですね。

Fast Striker

Fast Striker

シューティングとしては、良い意味で「日本風」ですね。
欧米のシューティングゲームと言えば、当たり判定がデカくて弾避けが困難で、耐久力が高くて回復アイテムも多くゴリ押しで進む内容で、敵弾の多くは単純な自機狙い弾で弾幕の種類も少なめと言った、言わば「大雑把なシューティング」が多いです。

しかしこのゲームはドイツのゲームでありながら、自機の当たり判定や敵弾の当たり判定は見た目よりかなり小さめ
自機の耐久力はなく被弾すれば(シールドがなければ)即アウト。
ボスの弾幕はいわゆる「ケイブ風・東方風」で、操作スタイルも iPhone のケイブシューに合わせている感じです。
ですからこのゲームなら、日本のシューティングファンも納得できるでしょう。

ただ、やはり「横画面の縦シュー」で、しかもこれが iPhone / iPod touch ですから、操作のやり辛さ、画面の視認性の悪さは否めません
指を自機の横に置いて操作するのに慣れれば操作性はマシになりますが、それでは自機の横が見にくくなります。
また後ろから敵が出てくる場面や、ボスが後方に回り込んでくる場面もあり、これは iPhone では非常にやりにくいです。

私的には、このゲームは iPhone / iPod touch より iPad に向いている気がします
iPad で2倍表示にすると画面が大きくなるので指の置き場所にあまり困らず、自機の下に指を置いても不自由なく操作可能で、指で見えなくなる範囲も最小限になります。
スティックやボタンがあるゲームだと2倍表示にすると操作し辛くなったりするのですが、このゲームにはスティックもボタンもありません。
iPad 専用じゃないけど、iPad 推奨と言えるかもしれませんね。

なお、スコアを競うのがメインのシューティングなのに、オンラインランキングや GAME CENTER に対応していないのが残念な点です。
ここは今後のアップデートでぜひ対応して欲しいところです。

以下は Youtube で公開されている公式のトレーラーです。




価格は 600 円で、ネオジオやドリームキャストのソフトであったことを考えると割安と言えますが・・・
ゲーム内容を考えると 600 円はちょっと高く感じますね。
350 円か、高めで 400 円台か、そのぐらいが相場の気がします。

※わずか数日でいきなり 115 円まで値下げされました・・・
さすがに高いという批判があったのでしょうか?

やや難易度が高めなこともあり、あまり一般の人には勧められないゲームかもしれません。
しかしシューティングゲームが好きな人なら、十分に楽しめる作品であることも確かです。
ちなみに私はシューティング好きなので、結構楽しめてます。

元々「今になってネオジオとドリームキャストで発売された」というマニア向けのゲーム。
シューターのみをターゲットにした作品だと言えるでしょう。

・Fast Striker(公開終了)

Overkill

フリーミアム(本体無料+追加課金型)のガンシューティング」と言う、これまでになかったタイプのゲームアプリ。
それが「Overkill」です。

一時は iTunes の無料アプリランキングで上位にあり、レビューの評価も非常に高く、世界的に見てもすでに 200 万ダウンロードを突破しているようです。

ただし先に言っておきますが、この評価は「無料アプリとしての評価」だと考えておいた方が良いでしょう。
有料のガンシューティングや FPS に匹敵できるほどの内容ではありません。

開発した Craneballs というメーカーは詳細は不明ですが、33rd DIVISION なども開発しています。

overkill

背景は固定のままで、スクロールなどはしません。
画面をドラッグして銃を移動させ、画面右下の射撃ボタンで撃ち、次々と現れる敵を倒していきます。
多くの武器はマシンガン系で、押しっぱなしで連射します。
ただし装弾数がなくなったらリロードが必要になります。 リロードは本体を振ることで任意に行えます。

敵の近くには円形やバーグラフ型のゲージが付いています。
このゲージは時間の経過で徐々に減っていき、なくなると射撃してきます。
つまりゲージがあるうちに倒せば撃たれないので、ノーダメージな訳ですね。
大抵の敵は1発では倒せませんが、頭を撃てば大きなダメージを与える事が出来ます。

この辺りの基本システムは「METAL GEAR SOLID TOUCH」とまったく同じです。
ぶっちゃけこのゲームは「メタルギア ソリッド タッチの簡易版」と言えますね。
ただ、メタルギアにあったズームによる遠距離射撃や、物陰に隠れると言った要素はありません。

逆にこのゲームにあってメタルギアソリッドタッチにないもの、それは「武器の購入とアップグレード」です。
このゲームは敵を倒すとお金が増えていき、それで新しい銃を購入することが出来ます。
さらに銃のパーツを購入・装備して強化することも可能です。

パーツの「スコープ」を装備することでゲーム中に表示されるガンサイト(照準)も変化し、より狙いを付けやすくなったりもします。
(ただし ACCUR.(集弾性能)が低い銃は着弾地点がブレます)

これらの武器の購入と強化がこのゲームの一番のポイントと言えます。
だから似たゲームシステムでも、装備強化などの要素がないメタルギアソリッドタッチとはゲームの焦点が異なっていると言えますね。

overkill

また、お金とは別に Overkill Medal(オーバーキルメダル、略して OM)というものがあり、これを使えば割安で銃を買うことが出来ます。
さらに銃の中にはこの OM でなければ購入できないものも存在します

この OM は累積スコアが貯まって「階級」が上がる際に1つ貰えるのですが、階級はだんだん上がりにくくなっていくので、いずれ貰える OM は頭打ちします。
そこで出てくるのが・・・ 追加課金ですね。
OM は課金することでまとまった量を購入することが出来ます。

つまりこのゲームのフリーミアム(追加課金型アプリ)としての課金モデルは、この「OM による武器購入」によって成り立っている訳です。
その意味でも「武器の購入と強化がゲームのポイント」と言えます。

overkill

正直、無料で買える武器だけで戦っていくのは、3つ目のステージ以降はかなり辛いです。
よってより楽しもうと思ったら課金が必要な訳ですが、このゲームは 115 円や 230 円の少なめの課金でも、相応に大きな強化が可能です。
また無料のままでも十分楽しめる内容なので、その点では割と良心的(?)なフリーミアムではありますね。

ゲーム中、まだ持っていない武器をお試しで使えるイベントが発生する場合があり、これも「うまいなぁ」と思ってしまいます。

なお、敵を倒すと一時的にパワーアップする勲章のようなものを得られる事があります。
体力が少ない時には救急箱、弾薬が尽きそうな時には弾薬箱が現れ、これらを撃つ事で回復することも可能です。
ガンシューティングに必要な要素は不足なく取り入れられている印象です。


と言う訳で Overkill 、確かに世界的に大ヒットしている無料アプリだなと感じますね。
ただし最初に述べたようにメタルギア ソリッド タッチや、他の有料の FPS と比べられるようなアプリではありません。
あくまで「無料アプリとしての評価」です。

ただ、似たシステムのメタルギアソリッドタッチが割とシビアな難易度で、ボス戦などではきちっとした攻略が必要だったのに対し、Overkill はシンプルにザコを撃ちまくるのがメインとなっています。
そのため Overkill の方が爽快感があるし、本体が無料だとライトユーザーも多くなるので、解りにくくて難しいゲームにするのは問題があります。
それを考えると、「きっちりガンシューティングをフリーミアムに最適化させている」と言えるでしょう。

モダンコンバット2RAGE HD のような本格的な FPS には遠く及びませんが、何せ(本体は)無料ですし、銃の購入・強化という成長要素があるので、これはこれで楽しめます。
試してみて損のないゲームであることは確かですね。

Overkill(iTunes が起動します)

Mr.Ninja

パズルプリズム」を始めとして、Mr.AahH!!Mr.Space!!パズルコスモスなどの秀作アプリを次々と開発しているメーカー PONOS が、新しいショートゲームを公開しました。
Mr.Ninja」です。
このメーカーのショートゲームは「Mr.」が付くみたいですね。

相変わらずのテンポの良さ、そして BGM の秀逸さは健在です。
ただ今回はオレンジと黒の2色カラーで、今までとはちょっとデザインを変えてきました。
何となく親近感があるカラーリングです。 なぜなら iPhone AC も基本色が黄色とグレーの2色カラーなので・・・

題材も「ニンジャ」ですし、海外展開も狙っているのが伺えます。

Mr.Ninja

ゲームのルールはシンプルで、画面をタイミング良くタップするだけ
いわゆる「ワンキーゲーム」や「ワンボタンゲーム」と呼ばれるものです。

回転している黒い円の外周にニンジャがいて、画面をタップするとジャンプします。
ジャンプする方向は円の中心から外へ向かう方向ですが、真下に重力が働いているので途中で放物線を描くように落下していきます。

ジャンプ中にエイリアンに接すると、刀でエイリアンをバシュバシュと真っ二つに斬り、スコアが加算されます。
そして別の円に着地すれば、そこからまた次の円へとジャンプしていく事が出来ます。
円に着地できず、画面下に落下してしまうとゲームオーバー

ルールとしては回転に合わせてタイミング良くボタンを押すだけのシンプルなものです。
またこの手のゲームは「スタートリゴン」など、iPhone / iPod touch には割と見られるもので、特に目新しいルールという訳ではありません。


しかしこのゲーム、それら類似のシステムのゲームよりも明らかに面白いです。
理由はいくつかあるのですが、1番のポイントはやはり「テンポの良さ」。
スピーディーにサクサクとプレイ出来るのです。
PONOS のショートゲームはこのテンポの良さが大きな特徴と言えますね。

そしてエイリアンをバシュバシュと斬る爽快さも良いところ。
こうした「タイミングのみのゲーム」は避けるか進むかだけのものが多いのですが、このゲームはむしろ「いかに敵を斬るか」の方が重要で、逃さずに敵を斬ると「コンボボーナス」も付くため、この辺りが他とは違う点と言えます。 斬った時の効果音も良いですね。

ゲームバランスも易しすぎず難しすぎずで、遊びやすい難易度です。
ゲームもタイミング勝負ではありますが、むしろ重力を加味してどういう軌道でジャンプするかの判断の方が重要で、タイミングだけで決まるゲームだと半ば運次第になるので面白味に欠けるのですが、このゲームは重力が良いアクセントになっています。

また「2段ジャンプ」が可能なので、最初のジャンプでミスっても2段目のジャンプをうまく成功させれば復帰の目があります。
ここも「タイミングの失敗をプレイヤーのテクニックでカバー出来る」と言う点でポイントと言えます。

そして相変わらず、ノリの良い BGM がいいですね。
今回もお馴染みの PONOS サウンドがゲームを盛り上げてくれます。

以下は、あまりゲーム画面は映っていませんが・・・
Youtube で公開されている公式のプロモーションムービーです。



ショートゲームとして難点と思える部分は特にありません。
強いて言えばヘルプや説明がないので、「2段ジャンプ」出来る事に気付きにくいことでしょうか。
この点は iTunes レビューでも指摘されていますね。

ゲームモードはノーマルの他に、時間制限のある「スーパーチェイン」、高難度モードの「インポッシブル」の3種類が用意されており、最初はノーマルしか選べませんが、他のモードの解除条件はそんなに難しくはありません。
Game Center のスコアランキングにも対応しています。


価格も 115 円と手頃で、購入しやすい値段です。
PONOS はもう iPhone / iPod touch アプリの老舗と言えるメーカーなので、色々な意味で「慣れている」感じがしますね。
今回はクール系のデザインとニンジャの人気で、世界的定番を狙ってきたという感じでしょうか。

実際、国内外を問わず人気が出そうなアプリです
「ショートゲームのようなボリュームがないものは嫌」という人でなければ、かなりオススメできるゲームですね。

Mr.Ninja(iTunes が起動します)
Mr.Ninja Lite(無料体験版です)

Angry Birds Rio

欧米の iTunes で長期間トップを独占し続け、もはや iPhone / iPod touch の代表的なゲームとなった Angry Birds
キャラクター商品なども発売されてヒットとなり、アニメまで作成予定、遂には開発メーカーの Rovio が「ディズニー2.0」を標榜するなど、留まるところを知らない勢いとなっています。

そんな Angry Birds の噂の最新作が先日発売されました。
Angry Birds Rio」 です。

元々オリジナルの Angry Birds は iPhone / iPod touch アプリのパブリッシャー(販売・広告を手がける企業)の Chillingo から発売されたものだったのですが、この ChillingoEA に買収された事に開発側の Rovio が反発、「次回作は Chillingo からは出さない!」と公表したことで話題になっていました。
その「次回作」が Angry Birds Rio や Angry Birds Seasons で、現在は初代 Angry Birds の版権も Helsing's Fire などを手がけたメーカーである Clickgamer に移っています。

と、前置きが長くなりましたが・・・ ともあれ人気作の Angry Birds の続編ですから、評判にならない訳はありませんね。

Angry Birds Rio

パチンコのような投射機で鳥を放り投げ、建物を破壊するシンプルなゲームです。
建物は「物理シミュレート」された動きでリアルに崩壊していき、その「壊れっぷり」を見るのが楽しいゲームですね。

前作の Angry Birds は一貫して鳥とブタの戦いだったのですが、今作はステージごとにバックストーリーが作られ、それに合わせて相手も変化します。
例えばステージ1は捕まっている鳥たちを解放するのが目的で、破壊目標は鳥カゴ。
ステージ2はジャングルにいるサルとの戦いになります。

前作よりも難易度は抑えられていて、特に Angry Birds Seasons と比べると明らかに簡単です。
その一方で構築物を爽快に破壊できるステージが増えていて、このゲーム本来の「壊す面白さ」を改めて見直したような作りになっています。
よって今作の方がやっていて面白く、私も思わずラストまでやり続けてしまいました。
ハマり度はさらに高まっていると言えるでしょう。

一方で、前作の「ゴールデンエッグ」にあたる隠しアイテムがかなり豊富に隠されており、「ゲームをより楽しんで貰おう」「隠し要素を探して貰おう」という意図も見えます。
ワールド1とワールド2、どちらも 30 ステージずつあるのですが、それぞれに隠しアイテムが合計 15 ずつ隠されているので、2面に1つは存在している事になります。

また前述したようにクリアするだけなら割と簡単なのですが、ゴールデンアイテムを取ろうと思うとかなり難易度が上がります。
このあたりで初心者向け・上級者向けの調整しているのかもしれません。

Angry Birds Rio

Angry Birds と言えば度重なるアップデートでユーザーを増やしていったゲームですが、今回もその「アップグレード戦略」は健在のようです。
ステージ選択画面にすでに各ワールドの導入時期が表記されていて、最初から定期的なアップデートをする事が前提となっているようですね。

登場する鳥も現時点(2011/3)では爆弾やブーメランの鳥などが未登場で、これらは後の追加となるようです。

Angry Birds Rio

今の状態(ワールド2まで)でも計 60 ステージありますから、ボリュームがない訳ではありません。
そして価格は例によって 115 円。 ここも良い意味で以前のまま。
これで定期的なアップデートまで期待出来るとなれば、もうコストパフォーマンスは圧倒的ですね。
iPhone / iPod でゲームをやるなら、とりあえず入れとくべし、と言っても良いかもしれません。

※現在は無料化されていて、代わりに有料のお助けアイテムが加わっています。

Angry Birds は「ゲーム業界の価格破壊の象徴」として最近よく引き合いに出されるようですが、それも開発側が儲かっている、つまりこの値段でも収益を得られる状態であるからこそだと言えます。
「勢いがあるメーカーは違うな」というのを感じますね。

マルチ展開を目指す Angry Birds は、果たして本当に新しいディズニーになれるのか?
さすがにそれは大言壮語な気がしますが、ゲームからそれを目指そうというのは非常に面白く、今後さらに注目と言えそうです。

Angry Birds Rio(iTunes が起動します)
Angry Birds Rio HD(iPad 版、こちらも無料化されています)

Final Fantasy III

※ iOS 版 FF3 の詳細攻略ページを本家側の iPhone AC で公開しています。
http://iphoneac.com/FF3.html

誰もが知っている RPG シリーズ「ファイナルファンタジー」。
iPhone / iPod touch ではすでに FF1FF2 が発売されていますが、さらに新しいシリーズも移植されました!
Final Fantasy III」です。

FF3 はファイナルファンタジーシリーズの中でも特に人気の高い作品で、その発売はすでに各情報サイト、及びゲームメディアで盛んに取り上げられていますね。

iPhone / iPod touch の FF1 と FF2 は PSP 版からの移植でしたが、FF3 は Nintendo DS 版からの移植です。
DS の画面は解像度が低く、さらに FF3 はオリジナルのプログラムソースを流用する事ができなかったそうで、そのため DS に合わせてグラフィックは全て一新されており、BGM などもアレンジ版に変更されています。

Final Fantasy III

ファイナルファンタジー3(以下 FF3)は「ジョブチェンジシステム」が最大の特徴です。
これは戦士・魔術師・シーフなどの 20 以上に及ぶ豊富な職業(ジョブ)が用意されていて、プレイヤーはそれを好きな時に変更することが出来るというもの。
その場の状況に合わせた職業でプレイする事が出来る訳ですね。

転職後は「移行期間」になり、数度の戦闘を行うまで能力が低くなります。
また職業ごとの「熟練度」が存在し、熟練度が高くならなければその職業の本来の力を発揮できません。
しかし移行期間は何度か戦闘を行うだけで解除されますし、熟練度が低くてもそんなに弱い訳ではありません。
職業の強制はほとんどなく、この自由度の高さが FF3 が名作と言われる所以です。
また DS 版にリメイクされる際、各職業の強さは「どの職業でも最後まで戦っていける強さ」に調整されています。

グラフィックは前述したように DS 用に一新されています。
ダンジョンや街の中は 3D のグラフィックに変更されており、キャラクターデザインもいかにも幼い、可愛らしくデフォルメされたキャラに変更されました。
Nintendo DS は画面が小さく解像度も荒いため、リアルなキャラを作ると絵が潰れてしまいます。 そのため DS でも見やすく、さらに表情や動きも解りやすいデザインに変えられたようですね。
主な DS ユーザーの年齢層も考慮されたのかもしれません。

iPhone / iPod touch で見た場合、DS 用の 3D モデルは角張っている感じが否めず、FF1FF2 はドット絵だったのでやや違和感はあるのですが、文字フォントや背景が非常に綺麗になっていることと、キャラクターの表示が滑らかになっているため、最近の iPhone のゲームと比べて見劣りするという事はありません。

Final Fantasy III

Final Fantasy III

FF3 は本来、主人公たちに固有の名前や設定はなかったのですが、キャラクターデザインの一新に合わせて各キャラに名前と設定が追加されました
これに合わせてシナリオやストーリーも一部変更されており、オリジナル(ファミコン版)とはかなり違うゲームになっていると言えます。

操作は CHAOS RINGS のものに近く、指を置いた場所にスティックが現れるタイプです。 操作性はかなり良好です。

戦闘シーンは一般的なターン制のバトルですが、敵をダブルタップするだけで攻撃出来るなど、簡易的な操作も可能です。
画面にはコマンドが表示されますが、「たたかう」の場合は使う必要ありません。

3D モデルになったことでキャラクターの動きが豊富になっており、コマンドや装備に合わせた様々なアクションを見せてくれます。
エンカウント率(敵との遭遇率)は最初のダンジョンだけはかなり高いのですが、他の場所はそれ程ではなく、割と移動しやすいですね。

Final Fantasy III

DS の表示範囲に合わせて敵の数が最大3体までに押さえられており、そのぶん敵の強さが強化されているなど、バランス面でも色々と変更されている部分があるようですが、相変わらずの「ファイナルファンタジー」としての面白さがあります。

名作の FF3 のリメイクにして、評判の良かった DS 版の「高解像度バージョン」なのですから、悪い訳がない、という感じですね。

価格は 1800 円と iPhone / iPod touch アプリとしてはかなり高額ですが、DS 版は約 6000 円でしたから、それを考えるとかなりお得です。
中古屋で DS 版を買ってもこのぐらいはしますしね。

FF1FF2 のように大きな追加ダンジョンなどがある訳ではありませんが、文句のない完成度で、RPG が嫌いでなければ間違いなくオススメです。
古くさい印象を受けないためオリジナルを知っていなくても新作として楽しめ、オリジナルを知っていれば懐かしい、そんなリメイクと言えますね。

Final Fantasy III(iTunes が起動します)


【 ちょこっと攻略 】

このゲーム、序盤から結構「隠しアイテム」が豊富にあります。
序盤の戦闘は結構厳しいので、ここで序盤の注意点とアイテムの場所を解説しておきたいと思います。

このゲームは最初から「二刀流」が可能です。 最初のダンジョンでロングソードを取ったら、ロングソードとナイフの二刀流にしましょう。 その方がかなり強いです。
Final Fantasy III

・「なんきょくのかぜ」を取った人はボス戦で使いましょう。
・最初のダンジョンから出たら、一旦セーブして、またすぐダンジョンに入って下さい
そして最初の分かれ道を右に行き、行き止まりをそのまま進むと壁をすり抜けて、装備の入った宝箱がある部屋に辿り着きます。
Final Fantasy III
・また、階段を降りた所に宝箱がたくさんあり、ここでも防具や武器、魔法が手に入ります。
特にここで手に入る「ブロンズナックル」は序盤の武器としては強力です。
ただし中央にある穴には落ちないように。 ゲーム開始直後の場所に戻されます。

・最初のウルの村は、マップ上部に宝箱のある倉庫があります。 倉庫の壷の中にもアイテムがあるので見逃さないように。
またマップ右下の井戸に入るとポーションを得られます。
マップ右上に行くとアルクゥがいてストーリーが進みますが、その近くにもポーションが落ちています。
・お金に余裕がある場合はポーションを多めに買っておきましょう
オリジナルを知っている人なら解ると思いますが、FF3 は「ポーションを99個買って冒険するゲーム」です。
序盤はそんなに買えませんが、ポーションによる回復は大切です。

・カズスの村では、マップ左上にある泉の右上辺りを拡大してよく調べて見ましょう。 「ミスリルのかぶと」が見つかります。
さらに湖の上の辺りから森の中に入る事ができ、中で2つのアイテムが見つかります。
Final Fantasy III
・カズスの村の奧の洞窟は敵が強いし、村の呪いを解いてからでないと奧まで行けません。

・飛空艇を取ったら北西の「サスーン城」に入りますが、城の2階の左右の壁にすり抜けられるポイントがあります
ここには重要な「ブリザド」の魔法と、さらに 2000 ゴールドがあります。 これを見逃すとゲームがかなり辛くなります。
さらにブリザドの宝箱の左上に隠し通路があって、その奥で2つ目のブロンズナックルを手に入れられます。
Final Fantasy III

・城で話を聞くと解りますが、城の裏手に2つの塔があります
右の塔の最上階には姫の部屋があって、弓矢が手に入ります。 まずこれを入手しておきましょう。
左の塔では強力な「ワイトスレイヤー」が手に入りますが、敵が強いので事前のセーブを忘れずに。
城の北にある封印の洞窟に行くのは、これを取ってからです。

Knight Defense

チェスをタワーディフェンスにした」。
そんな一風変わったディフェンスゲームが登場しています。
Knight Defense」です。

タワーディフェンスと言っても資金を使ってタワー(攻撃施設)を設置する事はなく、敵の通り道が決まっている訳でも、敵がこちらのタワーを避けながらゴールに向かう訳でもありません。
おまけに攻撃タワー(チェスの駒)は何度でも動かす事が可能です。

様々な点で既存のタワーディフェンスとは異なるシステムなので、新スタイルのゲームと言っても良いかもしれませんね。
開発したのはオーストラリアの方で、個人作成のアプリのようです。

knightdefense

フィールドはチェス盤のようになっていて、そこにチェスの駒が置かれています。
チェスの駒は実際のチェスのルールに従って移動させる事ができ、さらに移動範囲に敵が入ってくると自動で攻撃を行います。
(ただしポーンはバックも可能で、攻撃範囲はナナメ前です)

チェス盤の上には赤いマークがあり、敵はそこから出現します。
敵もその多くはチェスの駒の形をしていますが、敵の移動はチェスのルールに従っておらず、こちらのキングに向かってまっすぐ直進してきます。
そしてこちらの駒にぶつかると爆発し、爆発に巻き込まれた駒はダメージを受けてしまいます
キングがダメージを受けて壊されると敗北ですね。

敵を倒すとスコアが増えますが、このスコアがそのまま資金にもなっていて、これを消費することで駒をアップグレードすることが出来ます。
アップグレードすると攻撃力と耐久力が増しダメージも回復しますが、アップグレードするほど必要な資金は高くなります。
またアップグレードは Lv7 が最大なので、そこに達するとレベルアップできなくなり、よってダメージの回復も行えなくなります。
もちろんスコアを消費してアップグレードする訳ですから、すればするほどスコアは下がります。

このゲームの最大の特徴は、駒を何度でも動かす事が出来ることでしょう。
敵を追いかけるように駒を動かして攻撃し続ける事も可能ですし、ピンチになった時にキングがボード上をグルグル逃げ回ることも出来ます。
「タワーが自由に動き回れるタワーディフェンス」なんて今までなかったので、これはかなり新しいですね

ただ、敵がこちらのコマにぶつかるとダメージを受けるため、単に逃げ回っているだけではこちらの被害は増すばかりです。
ちゃんと「逃げられるけど、逃げてばかりでもダメ」なゲームになっているのも良い点です。

また、コマはダブルタップすることでそれぞれ特殊能力を使用できます
能力はコマごとに決まっていて、ポーンは周囲の敵を少し足止めし、ナイトは周囲のコマの攻撃速度をアップします。
ビショップは体力回復、ルークは十時方向にレーザー、キングは周囲の味方にシールドを張ってダメージを軽減します。
これらの特殊能力を有効に使うことも攻略上重要です。

knightdefense2

ステージは全部で 25 。
それぞれが初級・中級・上級に分かれており、上級ステージはかなり難しくなっていますが、その分やり応えはありますね。
また失敗してもクリアのヒントが表示され、アップデートにより日本語化されているため、これらのヒントメッセージも全て日本語で表示されます。

グラフィックもネオンライトのようなクールな絵柄になっていて、BGM やサウンドもちゃんと用意されています。
見た目が綺麗なので、外出先でもプレイしやすいですね。

強いて難点を上げると、キングがひたすら逃げ回らなければクリア出来ないステージもあり、そういうステージはタワーディフェンスであるにも関わらず、かなり忙しく操作する必要がある点でしょうか。
アクションゲームのような素早い操作が要求されるステージも多いので、その点はタワーディフェンスとしては良し悪しかもしれません。

また、四方八方に敵の出現ポイントがあって、どこからどういう順番で敵が出てくるのか覚えておかないとクリアが困難なステージもあります。

まあ、これらの点も含めてこのゲームらしいとは言えますけどね。
上級ステージは一般のタワーディフェンスのような「タワーを配置したら後は見てるだけ」ではクリア出来ないと考えた方が良いでしょう。
コマはどんどん動かすものだと思って下さい。


価格は 115 円と安く、iPad 版や無料版も存在します。
(ただし iPad 版は 350 円です)

とにかく一風変わったゲームで、既存のタワーディフェンスの常識をうち破る内容です。
iPad 版はやや高く感じますが、iPhone / iPod touch 版なら価格も手ごろでオススメできるアプリですね。
ただ、じっくりやるタイプのタワーディフェンスが好きな方には向いてないかも。

いずれにせよタワーディフェンスが好きな方なら、必見と言えるゲームでしょう。

ナイトディフェンス (Knight Defense) (iTunes が起動します)
ナイトディフェンス HD (Knight Defense HD) (iPad 版です)

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