iPhone AC 番外レポート

iPhone や iPad(スマホやタブレット)の、主にゲームアプリのレビューを行っています。

2011/09

新幹線ゲーム & 山のぼりゲーム

ナムコの新作アプリは、激しくナナメ上だった・・・
昭和50年代に駄菓子屋の店先に置かれていた、10 円玉を弾いて遊ぶ有名なレトロゲーム「新幹線ゲーム」。
それが iPhone / iPod touch / iPad で蘇りました。
名前はそのまんま「新幹線ゲーム」です。

バネの付いたレバーを弾いて 10 円玉を飛ばし、穴に落ちないようにレールの上を進め、ゴールまで運べば景品と交換できる「当たり券」が貰えるというゲームです。
穴に落ちないようにするには微妙な調整が必要で、なかなか難しいゲームですね。
バネと重力のみを利用しているため、電気を全く使っていない究極のエコマシンだったりもします。

今回はこれと合わせて、同じ昭和50年代に駄菓子屋に置かれていたゲーム「山のぼりゲーム」も少しご紹介したいと思います。

新幹線ゲーム

画面右上のウィンドウを開いて 10 円玉投入ボタンを押すと、レールに沿って 10 円玉が転がっていきレバーの位置で止まります。
iPhone / iPod touch 版の場合、大きめの仮想レバーが表示され、これを引いて離すことで 10 円玉が弾かれて飛んでいきます

途中にある穴に落ちてしまうとアウト。
穴に落ちずに最下部にある「当り」と書かれている部分に落とせばクリアとなり、ご褒美が貰えます。

仮想レバーには目盛りが付いているので、これを目安にして何度もリトライしながら、正解のレバー位置を探って行くのがゲームのコツですね。
しかし非常に微妙なコントロールが要求されるので、なかなか難しいゲームで、コツが掴めないうちはイライラするかもしれません。

iPhone / iPod touch 版は「フリーミアム」(本体無料+追加課金型)になっています。
10 円玉は 10 枚を上限として5分で1枚ずつ増えていくので、無料のままでも遊び続ける事は可能ですが、課金することでまとめて手に入れる事が出来ます。
またクリアすると5枚ほど 10 円玉は補充されます。
ただ 10 枚程度では、無駄遣いをしているとすぐに使い切ってしまいますね・・・
課金で得られるコインは 85 円で 50 枚です。

「はずれを当りにする」「穴に落ちても手前で復活できる」などのアイテムも存在しますが、コインを消費して購入しなければなりません。

ゲームはオリジナルを再現した「復刻版 新幹線ゲーム II」と、レイアウトが新しくなっているステージクリア型のモード「新幹線ゲーム 2011」の2つが用意されています。
新幹線ゲーム 2011 は 13 ステージで構成されており、10 円玉の邪魔をする「遮断機」や「動く床」、暗闇のステージなど、オリジナルにはない仕掛けが存在します

またクリアする事で「新幹線カード」を手に入れる事ができ、歴代新幹線の各車両の詳細などを見ることが出来ます。

新幹線ゲーム

iPhone はユーザーの年齢層が高めなので、こうしたノスタルジックなゲームを復刻するという目の付け所は良いと思います。
しかし非常に残念なのは・・・ いまいちリアル感がないこと
これはこういう「復刻版」的なアプリでは、大きなマイナスです。

例えば昔の駄菓子屋パチンコを再現した「Pachinko」は、玉の動きがリアルで、さらに実機から録音したという非常にリアルで素朴なサウンドが、ノスタルジックな雰囲気を醸し出していました。
玉がレールを昇っていく音、ガラスに当たってカチカチと鳴る音、それらが懐かしさを漂わせてくれます。
「復刻する」と言うのは、こういう事だと思います。

しかしこの「新幹線ゲーム」は、10 円玉の動きに今ひとつリアリティーや質感がなく、そしてサウンドに至っては全くと言って良いほど「実物感」がありません
10 円玉の動きに質感がないのは、実機での 10 円玉の動きを再現するのを優先して「物理シミュレート」を行っていないからだと思いますが、やはり不自然に見えます。
そしてサウンド(効果音)は明らかに軽視されているようで、再現する気さえないように思います
でもここはノスタルジーをユーザーに感じさせるためには、絶対に手を抜いてはいけない部分だったはずです。

「新幹線ゲーム 2011」などの新モードがあるのは良いのですが、このアプリのキモである「実機の再現」にもっと力を入れて欲しかったかな、と思いますね。

新幹線ゲーム
※新モードにはユニークな仕掛けも多い。
ステージも多く、より楽しめるようになっています。
でもまずは「懐かしい雰囲気」や「リアルな効果音」などの、再現部分をもっと作り込んで欲しかったのが本音。

とは言え、三十代以上の人だと思わず「懐かしい!」と思ってしまうアプリのはず。
このゲームを楽しむにはやはり「思い出補正」が必要で、そのためオリジナルを知らない人には勧められないアプリですが、画像を見て懐かしいと感じた人にはオススメできるアプリです
いずれにせよ iPhone / iPod touch 版は無料(フリーミアム)なので、試してみて損はないはず。

一方、iPad 版の「新幹線ゲーム HD」は iPhone / iPod touch 版とはやや仕様が異なり、価格は 450 円、しかしコインの数は無限です。
レイアウトは1画面にゲーム台がすべて表示されている形で、画面がスクロールすることはありません。
拡大された「仮想レバー」は表示されず、小さなレバーを直接操作して 10 円玉を撃ち出します。

よってよりリアルになっているのですが、このゲームでレバーの拡大表示がないのはあまりに辛すぎで、微調整が困難なためゲームの難易度が大幅に上がっています
しかもコインが無限なためかアイテムもないので、ちょっと難し過ぎかも・・・
って言うか、私はあまりにクリア出来なくてイライラし過ぎてプレイを断念しました。

とりあえずここでは iPhone / iPod touch 版の方をオススメしたいと思います。
人に見せる「ネタアプリ」としても良いかもしれませんね。
なお、旧機種(iPhone 3G や第二世代までの iPod touch)は動作対象外なのでご注意下さい。

新幹線ゲーム (iTunes が起動します)
新幹線ゲーム HD - NamcoBandai Games Inc.

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さて、さらにもう1つ「昔の駄菓子屋の店先にあったゲーム」のアプリを紹介しておきたいと思います。
山のぼりゲーム」です。
新幹線ゲームを「懐かしい」と感じる人だと、これも同じぐらい懐かしいゲームのはず。

山のぼりゲーム

「すすむ」と「もどる」のボタンで登山者のランプを進め、障害物をかわしながら山頂を目指すゲームです。
制限時間は 60 秒で、障害物に当たるとスタートに戻されますが、制限時間が残っている間は何度でもリトライすることが可能です。

ゲームとしてはシンプルですが、こちらも慣れないとなかなか難しいですね。
ただ、当時の「駄菓子屋ゲーム」の中では難易度は低い方でした。

iPhone / iPod touch 版の山のぼりゲームはボタンの反応が鈍く、例えば 10 回ぐらい連打しても5マスぐらいしか進まない感じです。 しかも進むペースがまちまち。
ただボタンを押すだけなのに違和感を感じる操作性で、iTunes のレビューでもその点に対する批判が多いですね。
この状態でもクリアが出来ない訳ではなく、前述したように「山のぼりゲーム」は慣れてしまうと簡単なゲームなので、これで操作性が良くなると楽勝すぎるゲームになってしまう気もしますが、思うように操作できないのはやっててストレスになるので、出来れば改善して欲しい所です。

価格は 350 円で、このシンプルなゲームで 350 円はちょっと高いかなぁと感じます。
クリア後に貰えるチケットで「駄菓子」を集めるというコレクション要素はありますが、新幹線ゲームのように追加ステージがある訳ではないし、飽きは早そう
しかしサウンドはオリジナル通りで、汚れているパネルなども雰囲気があり、再現度は高いです

「思い出補正」がないと辛いので、「懐かしい! 久々にやってみたい!」と思った方にのみお勧めいたします。

・山のぼりゲーム (公開終了)

Luxor 2

レールの上を進んで来るカラフルなボールの列に、発射台からボールを撃ち込んで、同じ色のボールをそろえて消していくという「パズループ/ZUMA」系のゲームに新作が登場しました。
Luxor 2」です。

この系統の元祖は パズループ というゲームで、それを元に ZUMA というゲームが作られます。
ZUMA は iPhone では発売されていませんが、Sparkle というゲームがそれによく似ています。
そしてその ZUMA を元にして Luxor というゲームが作られますが、iPhone では先に StoneLoops という類似のゲームが発売されており、Luxor の開発元はそれを盗作だとしてアップルに提訴。
Luxor も言わば ZUMA のパクリな訳ですが、これにより StoneLoops は大人気だったにも関わらず、AppStore から削除されてしまったという経緯があります。

この辺は前述のゲームの解説ページで詳しく扱っているので、ここではこれ以上は語りません。
ともかく、その Luxor の続編として先月登場したのが Luxor 2 です。

この Luxor 2 って、アイテムの演出などがすごく StoneLoops に酷似してるんですが・・・
いや、もうややこしいから言うのはやめとこう・・・

Luxor 2

レールの上をボールの列が転がって来て、そこに画面下の発射台から手玉を撃ち込み、同色のボールを3つ以上並べると消すことが出来ます。
ボールを消した時、消えたボールの両側にある色が同じだと引き寄せられてくっつき、それにより同色のボールが3つ以上そろうと連鎖で消えていきます。

この辺りはパズループ系の基本通りですが、このゲームがパズループや ZUMA と違うのは、発射台が一番下のラインにあり左右に動けることと、ボールはまっすぐ上にしか飛ばせないこと
ちなみにパズループは発射台が画面中央に固定されていて、360 度にボールを飛ばす形でした。

ボールの列を消していくと画面上部のバーグラフが伸びていき、これが最大になった後にボールをすべて消去するとステージクリア。
ボールを消しきれず、レールの終点まで到達してしまうとミスになります。

多数のボールをまとめて消したり、連鎖を発生させるとアイテムや宝石、アンクコインなどが落ちてきます
宝石はスコアになり、アンクのコインは 30 枚集めると 1UP 。
アイテムは雷が落ちてきてボールを破壊したり、ファイアーボールでまとめて破壊できたり、針を発射してボールを1つずつ壊せるなど、様々なものが存在します。

Luxor 2 の最大の特徴は、そのグラフィックでしょう
古代エジプトをモチーフにした非常に美しい背景が描かれています。
立体的な遺跡のステージ、壁画のようなステージ、船の上を模したステージなどバラエティーに富んでいて、しかもその多くがハイセンスです。
これだけ細かい書き込みのグラフィックがステージごとに用意されているというのは、かなり凄いですね。

アイテムを取った時の演出も強化されており、前作は他の同種のゲームと比べると地味な印象がありましたが、今作はむしろこのタイプのゲームで最も見栄えのするものに変化しています

Luxor 2

ゲームとしては無難な作りで、特に欠点と思える部分はありません。
難易度も控えめで、誰でも楽しめるゲームに仕上がっています。(難易度は選択も可能です)
ステージも 80 以上ありボリュームも十分です。

ただ強いて言うと、ゲーム自体は前作とほとんど変わっていないのが難点でしょうか・・・?
「2」と言うからにはゲーム性も拡張されていることを期待しますが、ゲームシステムは全くと言って良いほど同じです。 ボーナスステージが付いたぐらいですね。
だからある意味、「グラフィックがパワーアップした Luxor 1」とも言えます。

まあこの辺は前作をやってない人だと関係ないし、元々完成されたゲームシステムなので、ヘタにいじっておかしくなるより良いのかもしれません。

ゲームの注意点としては、ミスするとライフが減り、ライフがなくなるとゲームオーバーになりますが、その際にセーブデータも消えてしまうこと。
Luxor のセーブデータはあくまで「中断データ」であって、そこからやり直せる保存データではありません。
ですから序盤につまらないミスをすると後々苦しくなります。
コインもしっかり集めて、後半に備えてライフを増やしておきましょう。

以下は Youtube で公開されている公式のトレーラーです。
PC 版のトレーラーですが、ゲーム内容は iPhone / iPod touch 版と変わりません。



価格は 250 円で、こういう表現は何ですが、公開停止された StoneLoops に勝るとも劣らない完成度になっています。

高難度のパズループや神秘的な雰囲気の Sparkle にもそれぞれ良さがあるので、この系統でどれが一番かと言われると難しいのですが、価格も高くないしオススメできるアプリだと言えますね。

やや知名度が低いアプリですが、もっと注目されて良いと思います。

Luxor 2 (iTunes が起動します)
Luxor 2 HD (ユニバーサルアプリ。 こちらは 450 円です)

Jetpack Joyride

背中のジェットでフワフワと浮き、障害物をかわしながらコインを集める、ちょっと変わった強制スクロールのワンキーゲーム(ボタン1つのゲーム)が登場しています。
Jetpack Joyride」です。

このゲームはダッシュ系ゲーム(ひたすら走り続けるゲーム)の定番の1つ「Monster Dash」から派生したものです。
Monster Dash には取ると銃を下に向けて撃ち、その反動でフワフワと浮く「ジェットパック」というアイテムがあったのですが、そのジェットパックの状態でゲームが常に進行するようにしたのがこの Jetpack Joyride です。
主人公も Monster Dash と同じで、ゲーム性も似ていますね。

開発したのは Halfbrick Studios というオーストラリアのメーカーで、あの Fruit Ninja の開発元でもあります。
ここはシンプルなショートゲームを多く作っているメーカーです。

Jetpack Joyride

ワンキーゲーム(ボタンを1つしか使用しないゲーム)なので、操作もルールも簡単。
画面を押し続けるとジェット噴射で宙に浮き、画面から指を離すと下降します。

画面は常に左にスクロールしていて、前方からコインや障害物が出て来ます。
障害物をかわしながらコインを取り続け、障害物に当たったらゲームオーバー。
ステージクリアはなく、進んだ距離がスコアになります。

内容としてはこれだけですが、テンポ良くゲームが進む事と、程よい難しさがあり、何度も繰り返してしまう中毒性がありますね。
1回のプレイ時間は2~3分とかなり短めで、気軽に楽しむ事が出来ます。

たまに特殊なマシンに乗れるアイテムが出現し、これを取ると Monster Dash にも登場したバイクや、二足歩行ロボットなどに搭乗することが出来ます。
さらに鳥型マシンや重力を反転させるスーツも登場するのですが、鳥型マシンは Tiny Winds の鳥の鳴き声が聞こえ、重力反転スーツはそのまんま Gravity Guy というゲームの主人公の姿です。

つまり他のゲームのキャラクターがゲスト出演している訳で、欧米のゲームにはこうした中小メーカーの「横の繋がり」があるのが見て取れます。
minigore の主人公も色々なゲームにゲスト出演していますね)
こうしたものは日本のゲームではあまり見られないので、ちょっと羨ましい点と言えます。

ゲーム中に大きなコインを取っておくとゲームオーバー後に「スロット」を回す事ができ、そろった絵に応じてコインや次回プレイ時の特典などが貰えます。

Jetpack Joyride

Jetpack Joyride

ゲーム中に集めたコインは、顔やボディーのパーツの入手、新しいジェットパックの購入、マシンの強化などに使用する事が出来ます。
ただし顔やボディーのパーツは見た目が変わるだけで、新しいジェットパックも特に性能に違いはないようです。
「アバターの変更」に近いものだと言えますね。

マシンの強化は「周囲のコインを吸い寄せる」という効果があるため、コイン集めが有利になります。
ただ、金色の「ゴールデンマシン」は単に見た目が変わるだけだと思います。(使っても外観以外の変化は感じませんでした)

コインは有料課金で購入する事も出来ますが・・・ 無理に課金しなくても、がんばれば集まるレベルです。
ただ COUNTERFEIT MACHINE という課金はコインの入手量が2倍になる特殊なものです。

Jetpack Joyride

ゲームとしての難点は、「運の要素」が大きい事でしょう。
このタイプのゲームはどんなものでも「運次第」の面はあるのですが、このゲームは他と比べて特にその傾向が強く、どうやっても障害物を回避できないような状況が多発します。
しかも一発アウトでゲームオーバーなので、ハイスコアが出るかどうかはほぼ「回避できない障害物がいつ発生するか」で決まってしまいますね。

ただ、やられてもテンポ良くリトライ出来るゲームですし、1回のプレイ時間は短いので、繰り返しが苦になりません。
ショートゲームとしては、ダラダラ続かないことも良い点と言えるかもしれません。

以下は Youtube で公開されている公式のトレーラーです。



価格は 85 円と安く、ショートゲームとしては妥当な値段でしょう。
グラフィックやサウンドなどのクオリティーはそれ以上のものがあると思います。
iPhone / iPod touch と iPad の双方に対応したユニバーサルアプリです。

ボリュームがあるゲームではなく、短時間のプレイを繰り返す内容なので、人によっては物足りないかもしれませんが、ショートゲームが嫌いでなければお勧めできます
携帯機器に向いたゲームで、片手でプレイでき、ちょっとした時間がある時に楽しむのに良いアプリですね。

Jetpack Joyride (iTunes が起動します)

Infinity Field

ワイヤーフレーム(線画)で描かれたような独特で美しいグラフィックと、スピーディーでハデな展開が見所の全方向スクロールシューティングゲームが iPhone で発売されています。
Infinity Field」です。

このゲームの iPad 版(Infinity Field HD)は今年の1月にすでに発売されていたのですが、iPhone / iPod touch 版が登場する様子はなかったため、iPad 専用のゲームなのかと思っていました。
当ブログは iPad だけのゲームは基本的に扱わないので、今まで取り上げていなかったのですが・・・ ここに来ていきなり iPhone 版の登場です。

発売は大手パブリッシャーの Chillingo 、開発は Forze Field Studios というメーカーですが詳細不明です。
Chillingo は先月から話題のゲームを続々と発売しており、急に活発化している印象です。
元々 iPhone / iPod touch アプリの大手パブリッシャー(発売・出版元。 開発元ではなく、他社で開発されたゲームの発売・宣伝・監修を行う会社)でしたが、昨年 EA に買収されてから Angry Birds の Rovio が離脱するなどして活動が停滞していました。
しかし先月から注目作やゲーム賞受賞作の公開を次々と行っており、以前にも増して勢いがあります
これが EA がバックに付いたパワーなのでしょうか・・・?

Infinity Field

画面左下のスティックで自機を移動させ、画面右下のスティックで弾を撃つ方向を指示するという、全方向スクロールシューティングおなじみの操作スタイルです。

弾は自動で連射され、パワーアップアイテムを取ることで「ワイドショット」「超連射ショット」「レーザー」の各武器に切り替えることが出来ます。
アイテムは他にも、敵を寄せ付けないシールドや、前後に撃てるようになるもの、支援機が付くものなど様々なものが存在します。

ゲーム内容は iPhone / iPod touch で発売されている他の全方向スクロールシューティングのシステムをまとめたようなものになっています。
ゲームの基本システムやグラフィックは Geometry Wars によく似ていますが、自機が常に画面中央に位置する点は Critical Wave に似ていて、武器の種類や切り替えなどは Meteor Blitz に似ています。
画面から手を離すと自動的にポーズになる点も Meteor Blitz っぽいですね。

iPhone / iPod touch 版の Geometry Wars はタッチパネルに最適化されていない感じでしたが、他のゲームの長所を取り入れて iPhone や iPad でもプレイしやすいようアレンジした形と言えます。

ゲームモードはメインとなる「Survival」(サバイバル)と、ステージクリア形式の「Campaign」(キャンペーン)の2つで、キャンペーンでは稼いだ資金で自機を強化する事ができ、ボスが登場するステージもあります。
さらにキャンペーンでは特殊なルールのステージが存在し、それをクリアする事で「Survival」のゲームモードが増えていきます。 

Infinity Field
※ゲームモードの種類は以下の通りです。
・Infinity mode : 通常のゲームモード
・Insane mode : 俗に言うハードモード。 敵が多く、最初からパワーアップ状態
・Cruces mode : 画面端から一直線に飛んでくる敵が出続けるモード
・Snake mode : 弾が撃てず、自機が蛇状で、頭から尻尾までのレーザーが出る
・Unarmed mode : 弾が撃てず、取ると爆発が発生するアイテムで敵を倒す
・Zombie mode : 撃っても敵が消えない。 アイテムを取ると消すことが出来る

Infinity Field
キャンペーンモードに登場するボス。
弾が壁で反射するアイテムを使い、後方に弾を当てなければならない。 結構難しい。

スピーディーなゲーム展開、geoDenfese のような光の粒子が飛び散る派手なグラフィック、大量の敵を全方位の攻撃で次々となぎ倒す爽快感は、この手のゲームの面白さを追求したような内容と言えるでしょう。

ただ、メインとなるサバイバルモードはステージクリアがなく、ボスが出現するようなこともなく、あまり変わり映えしないザコ敵を延々と倒し続ける内容で、やや単調さもあります
パワーアップも早期に上限に達してしまうため、他のゲームより強化する楽しみも薄いです。
タイプとしては minigore に近く、シンプルに楽しめるのは良いのですが、もうちょっとゲーム展開に起伏が欲しかったところですね。
また慣れると 20 分ぐらい平気で続いてしまうため、だんだんダレて来るのもあり、後半の難易度はもう少し調整して欲しかった気がします。

ステージクリア型のキャンペーンモードがあるのは良いのですが、それほどステージ数が多い訳ではなく、ショップで買えるものも通常のパワーアップと次のステージのアイテムを増やすもののみで、Blue Attack や Isotope のように装備にバリエーションがある訳ではありません

また、1つ個人的に気に入らなかったのが・・・
じっと立ち止まって敵を迎撃し続けていると、突然自機の真上に敵が現れて何の前触れもなくやられてしまうこと。
フィールドの隅で立ち止まって戦い続けるのを禁止する措置だと思いますが、何の予兆もなくいきなり殺すのはどうなのかと。
まず警告となるものが表示され、それからミスになるのなら解りますが、急に真上に出て来た敵を避けられるような余裕はなく、いきなりミスになるってのは納得が出来ません。
まあ、少しずつでも動き続けていればこの状況は防げるのですが・・・

以下は youtube で公開されている公式のトレーラーです。



と言う訳で「Infinity Field」、iPhone 版 Geometry Wars のダメだった点がうまく解消されている、完成度の高い全方向スクロールシューティングです。
価格も 85 円と非常に安く、この内容でこの値段ならかなりお得ですね。

なお、先に発売されていた iPad 版は 170 円ですが、iPad 版の方が画面が広くてプレイしやすいので、iPad を持っている方はそちらの方がお勧めです。
iPhone / iPod touch 版は指がやや邪魔になりますからね。

全方向スクロールシューティングの新しい定番の1つだと思います
もうちょっとゲームシステムの面でボリュームが欲しかったところですが、シューティングが嫌いでなければ、十分にオススメできるゲームです。

Infinity Field (iTunes が起動します)
Infinity Field HD (iPad 専用版です)

DrawRace 2

車を直接操作するのではなく、車が走る「ライン」を描くという、一風変わったレースゲーム「DrawRace」。
アウト・イン・アウトなどを基本とする「ライン取り」を楽しめるレースゲームとしてロングセラーになったゲームですが、その DrawRace の続編が先日発売されました。
DrawRace 2」です。

発売は最近話題のゲームを続々と公開している Chillingo。
開発は RedLynx というメーカーで、アイコンのバックに星条旗が描かれていますが、フィンランドの会社です。

前作「DrawRace」は Flash で描かれたようなデフォルメした絵柄だったのですが、今作は大きく変わり、まるで Reckless Racing のような非常に細かい書き込みのリアルなグラフィックに変貌しています。
見栄えが大きく増し、ゲーム性も強化されました。

drawrace2

レースがスタートする前に、まずコース上を指でなぞって「走行ライン」を描きます
この時、ゆっくりと指を動かすと太いラインが描かれ、早く指を動かすと細いラインが描かれます。
これはそのまま走行スピードの調整に反映されます

レースは2周で、ラインを描き終わると実際のレースが始まります。
車は描いたラインに沿って進んで行きますが、スピードが出すぎていて曲がり切れない時は外側に膨らんでしまうので、必ずしもライン通りに走れるとは限りません。
それを加味して、「アウト・イン・アウト」や「スローイン・ファーストアウト」のライン取りをするのがゲームのコツとなります。

さらに今作はオフロードコースも用意されました。
オフロードだとグリップ力が大幅に下がるので、より慎重なコース取りが必要になります。
また車の種類も多く追加されており、レーシングカーの場合はかなりスピードが出るので、速度を加味したラインにしないとコースアウトしてしまいます。

drawrace2

そして今作の最大の特徴は、「ターボボタン」があること。
レース中に画面右下のボタンを押すと「ターボ」で一時的に加速することが出来ます。
連続使用は出来ませんが、状況に合わせて加速することでタイムを大きく縮めることが可能です。
しかしカーブ中に加速したりするとそのままコースアウトしてしまうので、どこで使うかも大きなポイントになります。

このターボボタンにより、ゲーム性は大きく向上しました
前作の「DrawRace」はレースが始まったら見ているだけしか出来ず、レース本来の面白さである「追って追われて」の楽しさはありませんでした。
レースは単にライン取りの結果を見るだけの「結果報告」に過ぎなかったのです。

しかしターボボタンが付いたことで、レースに介入することができ、使い方次第でライバルを追い抜くことも可能になりました。 逆に使い方がマズイとそれが原因で負けることもあります。
前作をやっていない人には解らないと思いますが、「ターボ」が付いただけでこのゲームは一気に「レース」らしくなりましたね。

drawrace2

また、今作はオンライン機能も強化されました。
前作もオンラインランキングに対応していたのですが、今作は「World League」モードでランクキング上位の車と走ることが出来るようになり、文字通り「ライバルと競走する」ことが出来ます。

「World League」モードでは「Time Left」(残り時間)が表示されていて、これが1つの大会の開催時間を表しています。
1回の開催で挑戦できる回数には限りがあり、上位になると「スキルレベル」が上昇、残り時間が 0 になった時点でその大会は終了し、また新しい大会が始まります。

他に Game Center のフレンドと競える「Friend Challenge」や、1つの本体を交互に使って競う「Multiplayer」も用意されています。

難点はラインが指の真下に描かれるため、指が邪魔になって精密なライン取りを描き辛いこと
このため画面が大きい iPad の方がプレイしやすいでしょうね。

以下は Youtube で公開されている公式のトレーラーです。



価格は 250 円で、内容を考えると妥当な価格だと思います。

とにかく前作と比べると、見違えるぐらいパワーアップしました。
前作も世界的にはロングセラーのアプリだったのですが、私的にはそんなに面白いとは思わず、あまり評価していませんでした。
しかし今作はグラフィックもゲーム性も向上し、評価できるアプリになっています。

レースゲームと言うよりはシミュレーターやパズルに近く、白熱すると言うようなゲームではありません。
しかし見栄えが良くて忙しい操作が必要なく、ボリュームも相応にあって少しずつ進めていくことが可能、ソーシャルゲーム的な大会モードもあるので、通勤・通学などの移動中にプレイしたり、空いた時間にちょくちょくやるのに向いているゲームですね。

レース観戦が好きな方や、思わず「アウトインアウト」をしてしまうような人にお勧めです。

DrawRace 2 (iTunes が起動します)
DrawRace 2 HD (iTunes が起動します)

Bar Oasis

酒場のバーテンダーとなってお客さんにカクテルを振る舞う、アダルトな雰囲気のゲームが登場しています。
Bar Oasis」です。

iPhone / iPod touch 本体を傾けて酒を注いだり、上下に振ってシェイクするなど、iPhone ならではの操作でカクテル作りを再現しており、カクテルのレシピは実に 80 種類以上。
洒落た雰囲気の BGM も非常に良い雰囲気を醸し出している、ちょっと変わったゲームです。

bar oasis

ゲームのメインは「ストーリーモード」で、新人のバーテンダーとなってお客さんの注文に合わせたカクテルを作りながら、主要キャラクターとの会話によるストーリーを進めていきます。

お客さんからの注文を受けたら、レシピからカクテル名を選んで作成モードに入ります。
カクテル作りではまず、使用するグラスや酒などの材料を棚から取り出します。
これは画面左下にあるレシピ確認ボタンを押すと光や矢印などでガイドが表示されるので、それに従って選択していけば OK です。
レシピを暗記して確認ボタンを使わずに材料を選ぶとチップが貰えるらしいのですが、レシピや材料はかなり豊富なので、その段階になるにはかなりやり込まないといけませんね。
お酒に詳しい人なら別かもしれませんが。

材料がそろったらカクテルを作ります。
酒はボトルをタップでつかんだ後、本体を傾けて注ぎ込みます。 この時に画面をタップすると注ぎ口を塞いで流れを止めることができ、これで量を調整できます。
シェイカーは本体を上下に振り、かき混ぜる場合は本体を円を描くように回します
他にも画面を摘むようにしてレモンを搾ったり、フリックしてビールの栓を抜いたり、本体を手前に傾けてスプーンのシュガーを入れるなど、iPhone / iPod touch の傾きセンサーと加速度センサーを利用したユニークで本格的(?)な操作でカクテル作りが行えます

カクテルの作成には制限時間があり、これをオーバーしたり材料の分量が大きく違っていたりすると失敗作になります。
失敗作はダブルタップで破棄できるので、うまく行かなかった時はやり直しましょう。
お客さんを長時間待たせるのも良くないのですが、失敗作を出すと怒らせてしまいます。

bar oasis

お客さんが多い時は出来るだけ待たせないよう順番に対応していくことも必要になり、結構忙しくなることもあります。
ただ基本的には、ゆったりとしたバーの雰囲気が再現されているゲームですね。

難点なのは、お客さんのグラフィックでしょう。
主要キャラは良いのですが、それ以外の人物の多くは素人が書いたマンガのような絵で、ハッキリ言ってイマイチです。
これは狙ってこういうタッチの絵にしているのかもしれませんが・・・ 見劣りすることは否めませんね。
ただ、カクテルや酒の画像は非常に綺麗なものになっています。

bar oasis

と言う訳で Bar Oasis 、バーテンダー気分が味わえるちょっと変わったアプリです。
価格は 170 円で妥当な値段だと言えるでしょう。
一応、無料体験版も公開されています。

ゲームと言うよりは、雰囲気を味わう「バーテンダー・シミュレーター」といった方が良いかもしれませんね。
私的にはなかなか楽しめる、オススメできるアプリだと思います。
では一応最後に、お約束のセリフを。 お酒は二十歳になってから!

Bar Oasis (iTunes が起動します)

Sprinkle(スプリンクル)

まさに「Angry Birds」の「水バージョン」。
放水車から水を噴出し、燃えている所を消火する「流体シミュレート」と「物理シミュレート」を組み合わせたショートパズルゲームが登場しました。
Sprinkle: Water splashing fire fighting fum!」です。 名前長すぎ。

※現在は「Sprinkle(スプリンクル)」に改名されています。

流体シミュレートのパズルゲームと言えば Feed me Oil が有名ですが、Sprinkle はオイルではなく「水」なので、飛び散るし流れやすいしで、オイルよりシミュレートは難しいはずです。
しかしこのゲームは非常にリアルな水の流れが再現されており、それだけでも一見の価値はありますね。
開発したのはスウェーデンのメーカーのようです。

sprinkle

マップ左に放水車があり、上下ドラッグで放水位置の高さを、左右ドラッグで放水角度を変えることが出来ます。
画面右下のボタンで放水を開始し、画面内の火が付いている部分を消火します。

放水していると水の残量メーターが減っていき、これが尽きる前に火を全部消せばステージクリア。
火を消せないまま水が尽きたり、家に燃え移って焼けてしまったりするとミスになりますが、何度でもリトライ可能です。
たまに火の付いた隕石が落下してきて、新たな火種になる事もあります。

ステージ内には回る水車や放水で押せる岩、崩れる板などがあって、物理シミュレートに従って動きます。
これらをうまく使わないとクリア出来ないステージもあり、Angry Birds よりもパズル性は高いですね。
「意外な流れ方をして偶然クリア出来た」というようなケースはほとんどなく、物理・流体シミュレートのゲームでありながら、ちゃんとした解法が必要になる内容です。

Sprinkle

Sprinkle

ステージクリア時に残っている水の残量に応じて評価が付けられ、その評価が一定以上貯まっていないと先のステージがアンロックされないシステムになっています。
ゲームの難易度はそんなに高くありませんが、評価が足りない場合はクリア済みのステージを出来るだけ流量を抑えてクリアし直す必要があります。
後半は結構考えなければクリア出来ないステージも出て来ますね。

パズルとしてはかなり面白く、グラフィックやサウンドも良い高クオリティーなアプリです。
しかし非常に残念なのが・・・ その課金システム。

まず本体が 85 円。 しかしこの状態では2ワールド分、計 24 ステージしかプレイ出来ません。(1ワールド 12 ステージ)
序盤は簡単なステージが続くので、ここまで割と早く到達してしまいます。
しかしそこからワールド3をやろうとすると、追加で 85 円の課金を要求されます
これを払ってクリアしワールド4をやろうとすると、さらに 85 円の課金を要求されます

つまり有料アプリであるにも関わらず、ちょっと進むたびに課金、課金・・・
これでは「いくら払えばいいんだよ」という気になってしまいます。
現時点では 48 ステージ用意されていますが、全部やるには 255 円かかるので、そんなにべらぼうに高い訳ではありませんが、最終的にそれだけ必要なアプリだと言うのを知っておいた方がいいでしょう。

※アップデートによりワールドごとの課金が廃止されました。 現在は追加課金なしで全てのワールドをプレイ可能です。 やはりこの課金形式はかなり批判されていたようですね・・・

今後のアップデートでステージが追加されると告知されていますが、こんな状態ではまた課金を要求されるでしょうから、それを考えると敬遠してしまいますね。

基本的にプレイヤーには何度も細切れで課金を要求するべきではなく、ゲームは面白いのにこの点が非常に残念です。

※今後のアップデートで追加されるステージも「課金はしません」とコメントされました。

以下は Youtube で公開されている公式のトレーラーです。



定価は 85 円。 でも「85 円で前半を体験できる、合計 255 円のアプリ」だと考えておきましょう。

現在は 200 円で買い切りのアプリになっています。

1ステージのクリアにかかる時間は Angry Birds と大差ないので、48 ステージでもそんなにボリュームがある訳ではありません。
しかしゲームはホント面白いし、水の動きは一見の価値がある、オススメのアプリですね。

Sprinkle(スプリンクル) (iTunes が起動します)

 iPhone AC

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