iPhone AC 番外レポート

iPhone や iPad(スマホやタブレット)の、主にゲームアプリのレビューを行っています。

2011年12月

Blowup!!

古典的パズルゲーム「さめがめ」(SameGame)。
同じ色が並んでいるブロックをクリックで取り除いていく、非常にシンプルな、しかし高得点を目指そうとすると意外と奥が深いショートパズルゲームです。
その派生作は数多く、iPhone でも PopStar!Line UpPAC-CHAIN など様々なアプリが存在します。

そんな「さめがめ型ゲーム」の中でも、特に完成度が高いアプリが今年(2011)の秋に登場していました。
Blowup!!」です。

オリジナルの「さめがめ」はステージクリア型のゲームでしたが、こちらは消した端からブロックが落ちてくる「落ちものパズル」に近い形なっていて、スピーディーな展開が特徴です。
グラフィックはレトロ風ですが、演出は今風で、新旧融合のデザインになっていますね。

blowup!!

同色が2つ以上繋がっているブロックをタップすると消すことができ、その分だけ上からブロックが落ちてきます。
そして同色が8つ以上繋がると「ロボット」に変化し、消すことで大きな得点が得られ、タイマーも回復します。
一定量のブロックを消すとレベルが上がり、得点効率もアップしますが、タイマーの減少も速くなります。
タイマーが尽きるとゲームオーバー。

さめがめは「同色のブロックをいかにまとめて消すか」が高得点を稼ぐポイントですが、このゲームはそれをさらに突き詰めた形になっていて、7つ以下しか繋がっていないブロック(ロボットに変化していないブロック)を消してもタイマーが回復せず、スコアも1点も入りません
ですから単に消すだけではあっという間にゲームオーバーで、常に同色のブロックを繋げていくことを意識する必要があります。

しかし決して難しいゲームではなく、むしろ連鎖などを考えずに手軽にサクサク消していけるので、誰でもプレイできるゲームです。
また一定回数だけ色を無視して任意のブロックを消せるNIBBLE」(ブロック削り)というものがあって、これがあるおかげで大きなまとめ消しを簡単に作れるようになっています。
おかげで画面を一掃するほどの大コンボを連発できる爽快感がありますね。

blowup!!

ブロックは同色をたくさん繋げて行くと、どんどん上位のロボットに変化していきます。
上位のロボットは爆発や色変化などの特殊効果を発生させ、さらにタイマーや NIBBlE も大きく回復させます。
よって出来るだけ粘りながら NIBBLE を併用してブロックを出来るだけ繋げ、時間ギリギリでドーンと消してロボットの特殊効果を発動させつつ、タイマーを一気に回復させるのがゲームの基本となります。

また、タイトルメニューの STATS を選択するとハイスコアの表示画面になるのですが、その下部に「NIBBLE をアップグレードさせる条件」が表記されていて、これを全て満たすとレベルが上がり、NIBBLE の最大数がアップします。
これは攻略上重要なので、まずは条件の達成を目指すのがハイスコアへの近道となりますね。

blowup!!

blowup!!

ロボットを消していくと音楽レベルメーター(Blowup)が上昇していき、これが一定量までアップすると BGM が変化します。
このゲームの BGM はレベルメーターに応じて徐々に賑やかになっていき、これが大きな演出の1つになっています。
ステージ選択も、ステージの選択と言うよりは BGM の選曲です。

ただ、ステージ(BGM)を変えても難易度が多少変わる程度で、ゲーム的には目立った変化はありません。
85 円の追加課金でステージセットの購入を行えますが、これもゲーム的には特に変化はなく、単に BGM が増えるのみです。
ただ追加 BGM にはボーカル付きの曲などもあり、相応に力が入ったサウンドにはなっています。

以下は海外のサイト GameTrail により Youtube で公開されているプレイ動画です。



価格は 170 円手頃な値段でゲームも万人向けなので、オススメ出来るアプリですね
特に欠点と言える部分は見当たりません。

序盤は簡単で大コンボが狙え、後半はスピードと判断力がものを言う、なかなかバランスの良いゲームです。
さめがめ系の決定版と言っても良いでしょう。

Blowup!! (iTunes が起動します)

えどたん

現代から江戸時代にタイムスリップした青年が、江戸で起こる様々な殺人事件の調査を行う、「逆転裁判」のような雰囲気の一般携帯向け探偵アドベンチャーゲーム。
それが「えどたん」です。 「江戸探偵」の略のようですね。

このアプリは「逆転裁判」をプレイしたユーザー向けに、一般携帯でも楽しめる新しい「推理モノ」を作ろうとして開発されたもののようですが、プロデューサーやシナリオライターは 逆転裁判 や ゴーストトリック を作った 巧舟 さんではなく、まったく別の方です。
ゲーム内容も難しいトリックを解明したり推理を駆使したりするものではなく、江戸時代の雰囲気と物語を楽しむ方が重視されていて、難しい謎解きはありません。

販売はもちろんカプコン。 一般携帯では 2009 年から公開されており、Android 版の公開は 2010 年から。
iPhone 版は少し遅れて 2011 年の4月から配信されています。

えどたん

コマンド選択型のアドベンチャーゲームで、一言で言ってしまうと「逆転裁判の探偵パートのみのゲーム」ですね。
演出やキャラクターデザインはいかにも逆転裁判っぽい感じで、笑える言い回しや魅力あるキャラクターもそれっぽく、雰囲気をそのまま踏襲しています。

「一度実行した会話には『済』マークが付く」「何かの変化がある場所に行くと演出が表示され一目で解る」など、逆転裁判にもあった非常に親切なゲームシステムもそのままで、プレイヤーを無理に悩ませようとしていない設計になっています。

推理アドベンチャーとしては「簡単過ぎる」と言って良い難易度で、そのため推理モノを期待してプレイすると肩すかしを食らうかもしれませんが、逆に江戸時代の雰囲気を楽しむアドベンチャーとしては良く出来ていて、各所に当時の風習や生活環境を解説するセリフも満載されており、結構勉強になったりもします

えどたん

元がガラケー用に作られたものであるため、操作やシステムはかなり簡略化されています
コマンドの種類も少なく、とてもプレイしやすいのですが、「一度読んだ文章の確認が出来ない」などアドベンチャーゲームとしてはやや不便な点もあります。
何かのユニークな要素もなく、ゲームとしては非常にオーソドックスですね。

設定で縦画面でも横画面でもプレイできますが、横画面にしても特に表示範囲が拡大されたりはせず、両脇にスペースが空く形になります。
縦画面時のレイアウトもガラケー的な配置ですが、グラフィックは iPhone / Android 用の高解像度なものになっていて、インターフェイスもタッチパネルに合わせた自然な形になっているので、スマートフォンでも特に見劣りすることはありません

シナリオは5つ用意されていて、どのシナリオからでもプレイ可能。
各章がバラ売りだったガラケーアプリっぽい感じですが、セーブ枠が1つしかないので複数の章を並行して進めることは出来ません。
まあ物語の流れもあるし、基本的には一章から順にプレイしていきましょう。
(今思うと、逆転裁判が当初は各章切り売りで、出来た章から随時配信という方式だったのは、ガラケーがそうだったからのようですね・・・)

edotan4

アドベンチャーゲームとしては十分面白いし、グラフィックも良くセリフも面白く、特に難点と思える部分はないのですが・・・
これは個人的な趣味もあると思うのですが、私的にやや難だと思うのは、舞台設定自体の魅力に乏しい気がすること。

「裁判で被告の無罪を争う」という逆転裁判、「幽霊が死の運命を救う」というゴーストトリックなどに比べると、正直言って「江戸時代の探偵アドベンチャー」というのはあまり惹かれません。
このアプリが4月に公開された、評判の良いカプコンのアドベンチャーであるにも関わらず、今までレビューしなかったのはテーマに惹き付けられなかったからです。
これが戦国時代だったらもうちょっと話題になったかも、とも思いますが、それだとコーエーの「采配のゆくえ」になっちゃうしなぁ・・・
もちろん江戸時代が好きな方もいるでしょうから、人によるとは思うのですが・・・

以下は Youtube で公開されているスマートフォン版の予告編です。



価格は「本体無料+追加課金型」のフリーミアム形式で、2章までは無料で遊べます。
3章から5章までは定価 600 円で利用可能になり、iOS 版は各章切り売りではありません。
なお、iPad にも対応したユニバーサルアプリです。
(現在、1/3 まで正月セールで 250 円になっています)

iTunes のレビューには「Docomo はタダだったのに!」という意見がいくつか見られますが、Docomo の Android 版がタダだったのは単にセールだったからです。
(このアプリは Android では当初 au のマーケットでしか発売されておらず、始めは各章 315 円のバラ売り。 その後に Docomo マーケットから登場し、こちらのみ発売セール時に無料でした。 Android は機種だけでなくアプリマーケットも個別に存在するため、キャリア間の争いが影響する様ですね。 一般 Android マーケットでは iPhone と同じ 600 円、ガラケーでは月額 315 円の有料会員用アプリです)

あくまで「ガラケー用アプリ」という作りであるため、ゲーム機用だった逆転裁判ゴーストトリック、大型ソフトであるシュタインズゲート428 などと比べるのは厳しいのですが、それでも十分に楽しめる内容であり、スマートフォンでも通用するレベルです。

とりあえず2章までは無料で、しかも1章と2章だけでも結構ボリュームがありますので、まずは試してみるのをオススメします!

えどたん (iTunes が起動します)

Greed Corp

ロボット達が自らの土地をぶっ壊しながら利益を得て戦争を行う、意味深な世界観の土地崩壊戦術シミュレーションゲームが登場しています。
Greed Corp」です。

2010 年に XBOX360 と PS3 のネット配信用ソフトとして公開されたもので、その後にパソコン版(Steam 版)も発売されています。 開発したのはオランダのメーカーのようですね。

フィールドは崖の上のような場所にあるのですが、収入を得る施設を作るとそれが土地を次々と崩壊させていきます。 しかし戦うためには収入を得ない訳にはいきません。
よってマップはどんどん狭まっていき、シミュレーションゲームでありながら、まるで「生き残りゲーム」のような展開になっていきます。
勝利した頃には世界はボロボロになっていて、その末に何があるのだろうと思ってしまう、ちょっと風刺的な意味を感じてしまう内容ですね。 ゲーム名も「貧欲な企業」ですし。

Greed Corp

ターン制のシミュレーションゲームで、1つのマップに最大4つの勢力が登場し、他の勢力を全滅させれば勝利となります。
マップはヘックス(六角形)で区切られていて、ユニット(Walker)を移動させた場所は自分の領地になります。
ユニットは領地内は3マスまで移動できますが、それ以外の場所は1マスしか進めません。

ターン開始時には収入が得られ、それを使って領地内に収穫施設(Harvester)を設置することができます。
収穫施設を作るとそのマスと周囲のマスから毎ターン収入を得られるのですが、その際にゴールドを得た土地の高さが1段階下がります
そして高さが1になった土地にはヒビが入り、0になると崩れ落ちてしまいます
つまり多くの収入を得るには、自分の領地を崩壊させていかなければなりません

領地には兵器工場(Armory)も建設でき、次のターンからそこでユニットの生産が行えます。
ユニットは1つのマスに最大 16 体までスタック(重ねる)ことができ、もし敵のユニットがいるマスに移動した場合、相手が3体でこちらが5体なら、残り2体になって勝利できます。
つまり戦闘は単純な引き算ですね。
ただ5体の相手に5体で攻めると双方0になって消滅するのですが、その土地は攻撃側に占領されます。
収穫施設や兵器工場のある土地を占領した場合、それは占領側のものになります。

greedcorp6

資金があれば大砲の設置や輸送機の購入も行えます。
大砲は設置後に弾薬を買い、さらに次のターンに発射することで、そこにいるユニットを減らし、土地の高さも1段階下げることが出来ます。
高さが0になって崩壊すれば、その上にある施設やユニットはすべて転落するので、使い方によってはかなり強力です。 ただし使用には多くの資金が必要です。

収穫施設も周囲をどんどん崩していくので、状況によっては敵領地を崩壊させるのに使えます。
また、収穫施設は「自爆」してその場所を瞬時に崩壊させ、さらに周囲の土地を1段階下げる爆弾のような使い方も出来ます。
さらに自爆や砲撃で土地が崩壊すると、そこに繋がっているヒビが入った土地は全て連鎖で崩壊していきます
この土地の崩落を利用した戦術がゲームの大きなポイントになります。

Greed Corp

土地が壊れていくとそのうち敵と自分が分断されてしまう事になりますが、「輸送機」を生産しておくことで、ユニットを好きな位置に飛ばすことが出来ます。
ただし輸送機はかなりの資金(50 ゴールド)が必要なので、そう簡単には使えません。

ただ、輸送機や大砲(砲弾)は複数用意しておけば1ターンに連続使用することも可能なので、それを利用した奇襲攻撃をかける手もあります。

このゲームが戦術シミュレーションゲームとして優れている点は、一進一退のダラダラした展開にならないこと
なぜなら戦いの進展に応じて土地がどんどん崩れていくので、土地がなくなれば嫌でも決着が付きます。
よって1ステージは割と短時間で終了し、戦略性や思考性が高い一方で、割と気軽にプレイできます
元々オンライン対戦が考慮されたゲームであるためか、長すぎる展開にならないシステムがうまく作られていると言えますね。

なお、そのオンライン対戦ですが、メニューで「CREATE BATTLE」(ゲーム作成)や「JOIN BATTLE」(ゲーム参加)を選んで準備しておけば、1人プレイをやりながらメンバーが集まるのを待つ事ができるようになっています
残念ながらプレイヤーが少ないようで、実際に対戦を試すことは出来ていないのですが、マッチングされやすいシステムにはなっているようです。

Greed Corp

Greed Corp

特徴的なグラフィックや演出は悪くなく、BGM も古いレコードで演奏しているかのようなノイズが入った古風なジャズサウンドで、ゲーム内容と相まって独特な雰囲気を醸し出しています。

操作性も悪くはないのですが、スタックしている(重なっている)ユニットを動かす際、動かす数をスライドして選択します。
このスライドがちょっと面倒で、スライドする部分が画面下に隠れてしまうこともあります。
ここは出来ればボタンで選択出来るようにして欲しかったところですね。

以下は Youtube で公開されている公式のゲームトレーラーです。(あまりプレイ画面は映っていませんが・・・)



定価は 250 円
iPhone / iPod touch 版と iPad 版(HD 版)の2つがありますが、価格は変わりません。

※現在は 85 円での販売になっています。

ゲーム内容としては戦術シミュレーションゲームと言うより、対戦型パズルゲームやドイツゲーム/ボードゲームに近いものだと言えます。
これと同じルールの実物のボードゲームがあっても面白いのではないかと思える内容です。

思考型のゲームが好きな方に、特にオススメできるアプリですね。

Greed Corp (iTunes が起動します)
Greed Corp HD (iPad 専用版です)

Dark Quest 3

見下ろし型のフィールドで、次々と大量に襲いかかってくる敵をバシバシ倒しまくるアクション RPG 「Dark Quest」(ダーククエスト)シリーズに最新作が登場しました。
Dark Quest 3」(ダーククエスト3)です。

しかしながら・・・ 従来のダーククエストとは「全く別物」に変化しました
元のダーククエストは、ハッキリ言ってしまうとゲームロフトの「パクりディアブロ」だった訳ですが、今作はディアブロっぽさがなくなり、オリジナルなゲームになった反面、ディアブロ的な面白さはなくなっています
ゲームも「本体無料+追加課金」のスタイルに変わり、序盤はタダで遊べますが、長く楽しむには継続的な課金が必要になりました。
そのためゲーム自体は悪くないのですが、レビューは賛否両論、良くも悪くもゲームロフトの現在の方針が感じられる内容となっています。

なお、このシリーズが Dark Quest (ダーククエスト)と呼ばれているのは日本だけです。
これは商標登録の問題のようで、日本以外や iTunes での正式な登録名は Dungeon Hunter 3 ですのでご注意下さい。
(例えば iPhone / iPad の検索機能で Dark や Quest で検索しても出て来ません。 Dungeon や Hunter で検索すると出て来ます)

Dark Quest 3

今回はステージクリア制のゲームに変わりました。
襲いかかってくる敵の一群を倒すと「ラウンド」クリアとなり、数ラウンド終了でステージクリアとなります。
もしくは一定数のターゲットモンスターを倒す事でクリアとなります。

敵の出現数は多く、一度に7~8体ほどのモンスターが一斉に襲ってくることもあり、途中でボスも出現します。
1ステージは3分ほどで、それほど時間はかかりません。

前作のダーククエストは広いフィールドを探索しながらクエストを進行させていくゲームでしたが、今回はステージクリア制になったため、狭いマップ(アリーナ)内での戦闘になっています。
よってアクションゲーム的な要素が強く、ここが「ディアブロ」とかけ離れた点の1つですね。

操作は移動スティックと攻撃ボタンで行う一般的なタイプで、攻撃ボタンは押しっぱなしで連射してくれます。
遠距離武器の場合は攻撃ボタンがスティックに変わり、これで発射方向を指示できます。
操作性は悪くはありませんが、スティックがやや小さいため、遠距離攻撃時の方向指定に少しやり辛さもあります。

ステージクリア、及びゲーム中に出現するコインを集める事で、装備の購入や強化が可能です。
今回は敵が装備を落とす事はないようで、ショップで売られているものをコインで買う形になりました。
もちろん経験値とレベルもあって、これをアップさせる事でキャラは強くなっていきます。

キャラクターは4種類、戦士のウォーロード、魔法使いのメイジ、弓使いのスカウト、精霊使いのシャーマンが用意されています。
ウォーロードとシャーマンは接近戦主体、メイジとスカウトは遠距離戦主体で、どちらかと言うとメイジやスカウトの方がボス戦で戦いやすいので有利ですね。
キャラクターは(無課金では)2人まで作成でき、クリア済みステージや所持金などのステータスは共用されます

俗に言う「無双系」のゲームで、従来作より一度に出てくる敵の数が増えたので、より爽快感が増しています。
戦闘部分だけを見れば、Dark Quest 2 はディアブロ系としては地味で簡単過ぎる印象が拭えなかったのですが、今回は戦闘の激しさも歯応えがある難易度も良い感じで、ゲームとしては面白くなっていますね。

Dark Quest 3

しかし・・・ 今作にはあまりにも難点があり過ぎます。
しかもその多くが「技術不足」や「調整不足」などに起因するものではなく、「ユーザーに不便を強いるシステムを『故意に』導入しているもの」であるため、ある意味「最悪」と言えます。

まず、ステージクリア後にクリアボーナスとしてお金と経験値が貰える宝箱が出てくるのですが、これを開けるためには「鍵」が必要になります。
しかしこの鍵は20 分で1つ増加、時間で得られる個数は最大4つまで、それ以外で入手するにはほぼ課金が必要というシステムになっていて、つまり無課金ではプレイ時間が強制的に制限されるシステムになっています。
もちろん宝箱を無視して遊ぶ事も出来るのですが、その場合はクリアボーナスなし。 経験値も入手金も大幅に減ってしまいます。

※12月から数ヶ月にわたって発生し続けていた「鍵」が時間経過で手に入らなかったバグは修正されました。

装備の購入や強化も、ゲーム内で入手するコインと、課金で入手する「ジェム」の双方で実行できるのですが、強化時に「30分必要」とか「2時間必要」とか、実時間の経過を要求されます
上位の装備だと4時間とか8時間とかもあり、ここでもプレイの中断を余儀なくされます。

もちろん課金すれば鍵も入手出来るし強化もすぐ終わるのですが、ソーシャルゲームでもないのに「時間を気にせずやりたかったら金払え」なシステムになっている訳ですね。
上位の装備やスキルは課金しないと購入がかなり辛そうだし、魔法(妖精)の購入は課金が必須だし、「本格的にやろうと思ったら一体いくらかかるんだ?」と思ってしまいます。

ゲームシステムもオリジナル化したのは良いと思うのですが、今作は装備が「ショップで決まった能力値のものを買う」という形式になってしまったので、強力な装備を探す楽しみはなくなりました。
オンラインプレイは前作の時から実現していませんでしたが、一応前作には Wi-Fi や Bluetooth によるマルチプレイはあったので、そこが消えてしまったのは劣化と言えます。
(Gameloft Live! にログインしてもランキングなどの閲覧しか出来ません)

ダーククエストの元であるディアブロはランダム生成による多彩な装備やレアアイテムの発見と、オンラインでのマルチプレイが楽しい部分だったのですが、それらは完全に消えています。
ですからこのゲームにディアブロ的な楽しみを求めていた人は、Dark Quest 2 の方がまだ良いですね。

※現在は「オンライン・マルチプレイ」が導入され、協力プレイと対戦プレイの双方が可能になっています。
これは Gameloft Live! にログインして行います。


全体的に、ゲームシステムを「フリーミアム化」のために再構築した、という形です。
決してゲームは面白くない訳ではありませんが、ユーザーが期待していた部分をことごとく裏切っている印象で、それは iTunes のレビューでも見て取れます。

ゲームロフトは レッツ!ゴルフ3 の時、「これはフリーミアムではない。フリー+(フリープラス)だ」という事を言っていたようですが、「フリー+と言うのは日本では『グリー/モバゲー商法』と言うのだ。そしてそれはフリーミアムより遥かにタチが悪いのだ」と言い返してやりたくなります。
それでも レッツ!ゴルフ3 はオンライン対戦で勝つと報酬としてエネルギーが回復したのでまだマシだったのですが、今作にはそんな仕様もありませんからね。

Dark Quest 3

Dark Quest 3

フリーミアム(フリープラス?)なので本体は無料。 しかしタダより高いものはない系のアプリです。
ゲーム自体は相応に面白いし、無課金のままでも割と遊べるのですが、課金なしでは早いうちに頭打ちが来ると思った方が良いですね。
ストーリー性も乏しく、ステージクリア型であるため、探索や物語の楽しみもありません。

ただ毎日少しずつ、ちょっとした時間のあるときに気軽にプレイして、時には多少課金する、という遊び方なら悪くはないので、そうしたソーシャルゲーム的なプレイスタイルで楽しむなら良いと思います
ガッツリ遊ぶゲームではなくなったので、ゲーマーにとっては「ガッカリゲー」になった事は否めませんが。
正直、ゲーム内容はゲーマー向けなので、システムがライトユーザー向けになった事で、全体としてどこをターゲットにしたいのかよく解らないゲームになったことは確かです。
(それは Dark Quest 2 にも言えたことなのですが・・・)

2011 年のゲーム業界は、グリーやモバゲーの台頭ばかりが話題になった年でした。 海外でも Zynga などのモバイルゲームメーカーが話題の中心です。
日本のメーカーはこぞってソーシャルゲームに傾き、海外の EA もそちらに舵を切っています。
そして今、フランスのゲームロフトもその方向に追従し始めた・・・ そんな事を感じるアプリですね。

別にソーシャルゲームやフリーミアム化が悪いという訳ではないのですが、ユーザー軽視とゲーム性軽視、売上重視と利益率重視に極度に傾いた年だったなぁ、と思います。

Dark Quest 3 (iTunes が起動、iPhone / iPad 共用)

Batman Arkham City Lockdown

超有名なアメリカンヒーロー「バットマン」となり、各地の悪漢を拳で殴り倒していく高クオリティーな格闘アクションゲームが登場しています。
Batman Arkham City Lockdown」です。

3D グラフィックのゲームエンジン「Unreal Engine」(アンリアルエンジン)で作られた、タップで回避しつつフリックで攻撃を行う「インフィニティ・ブレード」型のゲームで、バットマンの「カッコ良さ」が良く表現されています。
アンリアルエンジンのゲームには当たり外れがありますが、このゲームは「当たり」ですね
バットマンにはコミック版やアニメ版、映画版などがあり、それぞれ描かれ方が異なりますが、このゲームは映画版をベースにしていて、渋くダークな雰囲気になっています。

なお、XBOX360 や PS3 で同じバットマンの格闘アクションゲーム「Batman Arkham City」が発売されており、同じワーナーブラザーズからの販売ですが、開発スタジオが全く違うため、この両者に(開発面での)関連はないようです。

Batman Arkham City Lockdown

敵と1対1で戦う格闘ゲームで、決められた人数を倒すか、ボスを倒せばステージクリアとなります。
タップで回避、左フリックで左に振るパンチ、右フリックで右に振るパンチを出すインフィニティブレードに似たスタイルのゲームですが、移動シーンやルート分岐などはなく、敵を倒すと自動的に先に進み、すぐに次の敵が現れます。

基本スタイルこそインフィニティブレードに似ていますが、「敵の攻撃を回避してから自分が攻撃する」と言うような決まりはなく、いきなり相手を殴っても当たる時は当たります
もちろん回避してから殴った方が当たりやすいのですが、相手が攻撃をするタイミングを狙って殴っても当たるので、こちらの方が融通が利くシステムと言えますね。
また、下にフリックすると相手の攻撃をマントで受け流す動作をし、これが決まると相手に必ず大きな隙が出来ます。
ただし相手が赤く光る強攻撃を出す事があり、これは受け流したり殴って潰したりすることは出来ないので、必ず回避する必要があります。

特定の敵のモーションや受け流しの成功時に、相手の体が光ることがあります。
これをタップすると投げ技や当て身技、関節技などが決まり、時には相手が持っているものを奪い取り、敵が素手になると言った変化が生じることもあります。

これらの特徴のため、実際にやってみるとインフィニティブレードとは違うゲーム性を感じます。
攻撃がパンチとキックなので「ボクシングゲーム」に近い印象ですね。
回避も方向が存在せず、タイミング良くタップするだけでどんな攻撃でもかわせるので、こちらの方がより手軽に戦えます。

Batman Arkham City Lockdown

Batman Arkham City Lockdown

ステージをクリアする事で研究資金(Waynetech)を得ることができ、それを使ってバットマン自身や装備(ガジェット)を強化する事も出来ます
ガジェットは戦闘中にアイコンをタップする事で使用でき、体力回復や煙幕、電撃パンチ、さらにコウモリを敵に取り付かせる攻撃を行えます。

回復が重要なのはもちろん、煙幕やコウモリは敵の強攻撃や銃撃を潰す事が出来るので、先にこれらの装備を一通りそろえておく方が有利ですね。
敵を倒して経験値を増やし、レベルアップすることでも強くなります。

クリア済みのステージも再プレイ可能なので、ボス戦で行き詰まっても前のステージに戻ってレベルアップしてくることが可能です。
ボスはなかなか手強く、ミニゲーム的な戦い方をしたり、回避し辛い技を使って来るなど、それぞれに特徴があります。 登場時の演出なども良いですね。

Batman Arkham City Lockdown

Batman Arkham City Lockdown

ゲーム自体は非常に高クオリティーで、動作も iPhone 4 でプレイしていますがとても快適、動きも滑らかです
(ただしゲーム中にスクリーンショットを撮るなど、バックで何かを動かすとやや不安定になります)
グラフィックも美しく、バットマンの動作もいちいちシブカッコイイです。

ゲームも面白く、かなり評価できる内容なのですが・・・ 大きな難点が1つあります。
それは、ボリュームがない

3つのサブステージと1つのボスステージで構成されているエリアが4つ、合計 16 ステージなのですが、1ステージが3分ほどで終わるため、クリアまでそんなに時間はかかりません。
ボスステージはやや長めで、またストレートにクリアするのは困難ですが、それでも1時間強の時間で1周が終わってしまいます
1周だけでは全てのパワーアップを解除することは出来ないし、敵が強くなった2周目が以降が始まるので、「何周もして楽しんで下さい」という形なのだと思いますが、インフィニティブレードと違ってストーリーは1周で完結するし、敵は見た目も内容も同じだし、何周もさせるための要素に乏しいです

またザコは全員人型で、見た目の違い以外は手持ちの武器が変わるだけなので、ボス以外の敵の変化が少なく、また背景や敵のグラフィックは同一エリアは全部同じ。
移動シーンもないので、ゲームシステム以外の面で見てもボリューム不足は否めません
ゲームが面白いだけに、「あぁ、もっと色々なステージをやりたいのに・・・」という気になってしまいますね。
一応、マップ上には5つ目のステージエリアが用意されているのですが、現時点(2011/12)では利用出来ません。

なお、バットマンの「スキン」(外観)を変化させる有料課金があり、他の映画やアニメのバットマンの姿に替えることが出来るのですが、単なる見た目の変化だけで技やモーションなどは全く同じでした。

以下は Youtube で公開されている公式のトレーラーです。



定価は 500 円。 十分に値段分のクオリティーはありますね。
正直、バットマンにあまり興味がなかったのでプレイしていなかったのですが、やってみたらインフィニティブレードに勝るとも劣らない面白さのゲームでした。(ボリューム以外は)

ボリュームについては今後のアップデートに期待というところでしょうか・・・
インフィニティブレード(1)もボリュームの点で批判されていましたが、このゲームはそれより早く終わります。
でもこのまま終わるのは勿体ないアプリですね・・・

価格とボリュームの点を考えるとオススメし辛い部分もありますが、インフィニティブレード系としてはかなりの秀作なので、試して欲しいゲームであることは確かです。

Batman Arkham City Lockdown (iTunes が起動します)

ホームランバトル2

シンプルながら演出に優れた「ホームラン競走」を、他プレイヤーとのオンライン対戦で楽しむ事が出来る、iPhone や Android の人気作に続編が登場しています。
ホームランバトル2」です。

開発は韓国のメーカー Com2us で、Slice It!イノティア戦記3Third Blade など秀作を多く送り出しているところですね。

正直言いますと、私はこのゲームにはあまり興味がありませんでした。
「ホームラン競走」だからその内容はだいたい想像が付く訳で、作りが良くてもたかが知れてるだろうと思っていたからです。
しかしずっとランキング上位にあるため試してみたところ・・・ 単なるホームラン競走という訳ではありませんでした。
言わば「ソーシャルゲーム+アクションゲーム」ですね。
(ここで言う「ソーシャルゲーム」は、本来の「ソーシャル機能のあるゲーム」という意味で、ポチポチゲーやガチャゲーという意味ではありません)

双方の良いところをうまく融合していて、「なるほど、これは昨今のスマホゲームのニーズに良くマッチしているな」と感じられます。

ホームランバトル2

ルールは非常にシンプルです
本体を傾けてバット(ヒッティングポイント)を動かし、ボールが飛んできたらタイミング良くタップする。
うまく打てればホームラン。 この繰り返しですね。

ゲームモードには1人でやる SINGLE(シングル)とオンライン対戦の MULTI(マルチ)があり、シングルには通常モードの ARCADE(アーケード)と、ミスらない限り長く続けられる BURNING (バーニング)があります。

アーケードは 10 アウトになるまでのスコアを競うもので、ファールや空振りが「アウト」の扱いとなります。
ホームランでなくてもヒット(フェアグラウンド内)ならアウトになりません。

演出が非常に豊富で、ボールを打ったら様々な視点からそれを眺める様子が表示され、ジャストミートならスローやリプレイになったり、衝撃波が出たりします。
連続でホームランを打つと得点に倍率がかかっていくため、いかに連続で打てるかがポイントになりますね。
3方向にホームランを打ち分けることで「サイクルボーナス」が加算されたりもします。

ピッチャーは単なる棒球を投げる訳ではなく、シュートやフォークなどの変化球、さらに緩急も付けてきます
よって慣れないうちはなかなか難しいのですが、テンポ良くプレイできるため、これがショートゲームとしての面白さに繋がっています。
スコアが2倍になったり、アウトが減少するボールを投げてくるなど、単調になりがちなホームラン競走に様々な変化も与えられています。

もう1つのバーニングは、時間制のモードです。
ここでは視点が変わる演出がない代わりに、ピッチャーは次々とボールを投げてきます
それをポンポン打ち返していき、ヒットやホームラン性の当たりならゲージが貯まり、時間内にゲージが MAX になればバーニング状態に突入!
しばらく得点が2倍になるボーナスステージとなり、タイマーも最大まで回復します。
逆にタイマーがなくなる前にゲージを最大に出来なければゲームオーバーです。

ホームランバトル2

ホームランバトル2

しかしこのゲームが一番楽しいのは、なんと言ってもオンライン対戦でしょう
一人で黙々とホームラン競走をやってても飽きますが、「他プレイヤーとの対戦」になるとやはり燃えます。

対戦は Com2us が独自に運営しているサーバーを通して行われ、世界中でヒットしているゲームであるためプレイヤーも多く、(少なくとも 2011/12 時点では)マッチングもすぐに行われます。
しかも1ゲームが1分ほどで終わるため、気軽にサクっと対戦できます

マルチプレイには通常対戦の DUEL(デュエル)と、アイテムがある SURVIVAL(サバイバル)、最大4人で決められた条件の達成を目指す MISSION(ミッション)の3つがあります。
どのモードもゲームは全員同時にスタートし、待ち時間のようなものはなく、先に条件を達成した人が勝者となるタイムトライアル制です。

デュエルは1人用のアーケードと似ていますが、スコアを稼ぐとバーグラフが伸びていき、これが先に最大になった方が勝者となります。

サバイバルはちょっと変わったモードで、スコアのバーグラフが最初からある程度伸びている状態でスタートし、時間と共に減少していきます。
このモードではバットを大きくしたりボールの着弾地点を表示する「お助けアイテム」や、相手のボールを鉛球にしたり分裂する魔球にする「お邪魔アイテム」を活用できます。
これらを駆使して先にスコアのバーグラフを最大にするか、もしくは相手のバーグラフが尽きれば勝利となります。

これらの対戦モードでは、相手プレイヤーの模様が画面右上に別ウィンドウで表示されているため、いかにも対戦している臨場感がありますね。

ホームランバトル2

オンライン対戦をする事で、装備を買うための「ゴールデンボール」も増えていきます。
これは1人用のゲームでも若干増えるのですが、オンライン対戦の方がずっと早く貯まっていきます。

装備はバット、ヘルメット、ユニフォームなど複数のものがあり、それぞれ「パワー」と「コントロール」をアップさせる効果があるため、ここが成長要素にもなっています
特定の条件を満たさないと貰えないものや、課金しなければ購入できないアイテムも存在しますが、無理に課金しなくても十分楽しめる内容ですね。

ただ、「ホームランバトル2」から女性キャラクターを使えるようになったのですが、これに必要な課金がかなり高い。(850 円必要)
他にも 2000 円以上の課金が必要なアイテムが平気で売られているなど、無理に必要ないとは言え、ちょっとボッタクリな印象も受けてしまいますね・・・

ホームランバトル2

ホームランバトル2

価格は 450 円アイテム課金があるうえにショートゲームなので、それで 450 円は割高に感じますが、しかしゲームは十分に面白いです。

※現在はずっと 85 円で販売されています。

1人で黙々とやる事もできますが、短時間で遊べるオンライン対戦を繰り返す内容と言えるので、ソーシャルゲームに近い楽しみ方をするゲームだと言えます。
さらにルールが簡単で解りやすく、難しい操作も必要なく、ゲームもシンプルで誰でも楽しむ事が出来ます。
加えて何度も遊んでしまうハマり性があるので、まさに「スマートフォンでウケる要素を集約している」と言えますね。

それを狙って作ったのか、たまたまそうなったのかは解りませんが・・・ 一度やってみると、「ホームランバトル3D」があれだけヒットした理由がよく解ります。
その ホームランバトル3D の正当進化型ですから、ヒットしない訳はないですね

オススメ出来るゲームですが、価格を考えるとセールを狙いたいところかな・・・
安くなっているときは狙い目です。

ホームランバトル2 (iTunes が起動します)

Grand Theft Auto 3

暴行・強盗・窃盗・殺人、なんでもアリの「クライムゲーム」(犯罪ゲーム)として問題視されながらも、その自由度の高さで特にアメリカで大人気となった「オープンワールド」(広い世界を自由に散策できるタイプ)のゲームが「Grand Theft Auto」(グランド・セフト・オート)シリーズです。 通称 GTA
その3作目にして世界的大ヒットとなり、日本では一部の県で「有害図書」に指定され話題になったゲームが iPhone / iPad に移植されました。
Grand Theft Auto 3: Japanese Edition」です。

前述したように有害図書に指定された経験があるため「日本では発売されないのではないか」と言われていたようですが、アプリ名に「Japanese Edition」とある事から解るように、きっちり日本語化して発売されています

iPhone のクライムゲームには、すでにゲームロフトの「ギャングスター」シリーズがありますが、このギャングスターは言わば「パクリGTA」であり、クライムゲームとしてはこちらが本家になります。

Grand Theft Auto 3

ゲームは基本的には、ギャングのボスから仕事を受けて、それを遂行するのを繰り返して進行します。
いわゆる「お使いゲーム」ですね。
ただ自由に移動できる「オープンワールド」のゲームですから、好きなところに寄り道することも出来ます

ミッションの内容は多彩で、単なる輸送ミッションもあれば、車に爆弾をしかけて戻るもの、逃げる車を追跡して乗っ取るもの、レース系のものなど様々です。
ただ意外に移動系のものが多く、それほど銃撃戦や戦闘を伴うものはありません。

移動は主に車を使い、車はその辺を走っているものを「乗っ盗ります」。
車の前に立つと主人公がドライバーを挑発して車を停める仕草をし、そのまま運転手を引きずり出して奪ってしまえます。 そもそも「グランド・セフト・オート」という名前が「車泥棒」という意味ですからね。

車の種類は非常に多く、内装まで描かれています。 さらにぶつかるとボンネットが凹み、ガラスが割れ、バンパーが飛んでいくなど、細かいダメージ表現が行われます
その辺のフェンスや柱などもぶつかると曲がったり倒れたりするダメージ演出があり、昼夜や天候の変化もあるなど、色々な部分の表現が作り込まれているのが伺えます。

Grand Theft Auto 3

Grand Theft Auto 3

ただ、iPhone のクライム(犯罪)ゲームとしては、どうしても先に発売されている「ギャングスター」シリーズと比べざるを得ません。
そしてギャングスターの最新作「ギャングスターRIO」と比較すると・・・ 劣っている部分の方が目に付きます

まず、なんと言ってもグラフィックがイマイチ
相応のグラフィックではありますが、ギャングスターRIO と比較すると比べものにならないレベルです。
iPhone 4 でプレイした場合のグラフィックは2年ほど前のレベルで、今このグラフィックでは iPhone では見劣りしますね。
iPhone 4S や iPad 2 だとグラフィックの質が良くなるのですが、それでも最新の FPS/TPS と比べられる程ではありません。

「オープンワールド」として出来る事も少なく、車を乗り回すか、その辺の人を襲うぐらいしか出来ません。
私はその辺の通行人を殺しまくっても面白いとは思えないので、そこの楽しさは理解できないし、お店も武器ショップしかないので買い物をする要素も少ないです。
私はギャングスター RIO でも出来る事が少な過ぎてオープンワールドとしての面白さを生かせていないと思っていたので、それよりさらに出来る事が少ないこのゲームでは全く満足できませんね。

ミッションの難易度もかなり高く、車を輸送するミッションは壁や他の車にちょっとでもかすったら修理にいかないといけないし、逃げる相手を追うミッションは少し引き離されるともうアウト。
そして失敗したらミッションを受けるところからやり直しという、かなり厳しいと言うか、面倒な設定です。
さらにミッションを達成して報酬を貰っても使う場所はほとんどありません。

おまけに文字が小さすぎて非常に見にくく、マップも現在地や目的地の表示がすごく小さな点になっていて、すっごく解りにくい。
ギャングスターRIO をやった後だと、とにかく全体的な「ショボさ」「解りにくさ」が目に付きますね。

Grand Theft Auto 3

Grand Theft Auto 3

もちろんこちらの方が良い点もあり、銃を撃つと町の人が悲鳴を上げて逃げていったり、銃撃戦が起こるとサイレンを鳴らしながら救急車が走ってくるなど、細かい演出があります。
また犯罪を繰り返すとパトカーが走ってきて警官に追われるのですが、この警官が結構激しく車をぶつけてきて、銃撃も強いので、ちゃんとした「ペナルティーらしさ」があります。(ギャングスターの警官は弱かった)
車の挙動も操作はやや難しいのですが、ギャングスターよりリアルさがありますね。

ただ、あくまで「細かい部分を見ればこちらの方が良い点もある」と言った感じであり、全体のクオリティーが劣るため、それをカバーできるほどではありません。

また日本版(Japanese Edition)は一部の表現に規制がかかっているようで、町の人を殺してお金を奪ったり、銃撃や暴行で血が飛び散ったりすることが無くなっていて、倒れている人をバットで打ち付けるなどの一部の攻撃も出来なくなっています。
私的には残虐表現のあるゲームは好きではないので、規制の部分はどうでも良かったりするのですが、しかしこのゲームは規制されるようなタブーをあえて表現している点もウリなので、規制されてたら本末転倒と言えます。

以下は海外の情報サイト AppSpy により Youtube で公開されているプレイムービーです。
(このムービーは日本版ではないので流血表現やバット打ち付け攻撃などが存在します)



定価は 450 円。 ボリュームはかなりあるので、GTA のファンなら悪くないかもしれません。
しかし私的にはこれを 450 円で買うなら、ギャングスターRIO を買うのをお勧めしますね。

このゲームは昔から GTA をやっていた人が「思い出補正」込みで楽しむゲームだと思います
ギャングスターは GTA のパクリですが、思い出補正がない人にとっては iPhone 版 GTA3 は「劣化ギャングスターRIO」に過ぎません。

まあ GTA3 は 10 年前のゲームです。 たとえ iPhone と言えどギャングスター RIO は今年発売されたゲームなのですから、それと比べるのが無理があるのかもしれません。
でも iPhone においては後発なのですから、思い入れがない人にとっては今コレでは辛いですね・・・

Grand Theft Auto III: 日本語字幕版(iTunes が起動します)

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