iPhone AC 番外レポート

iPhone や iPad(スマホやタブレット)の、主にゲームアプリのレビューを行っています。

2012/01

Tiny Heroes

財宝の眠る迷宮の主となり、罠やモンスターを配置して、やってくるヒーロー達を撃退するディフェンスゲーム
それが「Tiny Heroes」です。

このアプリの注目点は、あの名作タワーディフェンス「geoDefense」を作ったチームが開発を行っている事でしょう。
これだけでタワーディフェンスのファンなら「おおっ!」と思うはず。
ただ、このゲームは一般的なタワーディフェンスとはかけ離れた内容で、グラフィックのタッチも geoDefense とは正反対です。
そのため geoDefense 的なゲーム性は期待しないで下さい。

ただ、これはこれでユニークなゲームになっていて、難易度もなかなか歯応えがあり、既存のタワーディフェンスのファンでも楽しめる内容になっています。

Tiny Heroes

プレイヤーは様々な形の迷宮内にトラップ迎撃兵器モンスターなどを配置し、次々とやって来るヒーロー達を撃退していきます。

トラップには壁からノコギリが出たり、床から槍が出てくるものなどがあり、ヒーローが設置場所に踏み込むと発動します。
迎撃兵器は矢や岩などを発射する、タワーディフェンスでおなじみの一般的な攻撃タワーと言えますが、このゲームのタワーはヒーローの攻撃により破壊されてしまいます
モンスターは配置した周辺を移動し、ヒーローが来ると戦闘を行います。
他に耐久力が高い「盾」となるものや、敵に直接ダメージを与える爆弾など、使えるしかけは多種多様です。

これらの使用には「マナ」が必要になり、クリスタルを配置することで徐々に増えていきます。
敵を倒してもマナは得られないので、トラップを置きながらクリスタルも増やしていかなければなりません。
ただ、クリスタルはヒーローが近くに来ると破壊されてしまうので、設置場所を考える必要があります。

一般的なタワーディフェンスとは違い、敵の動きや移動ルートは一定ではありません
基本的には障害物を避けながらダンジョンの奥を目指すのですが、曲がり角で敵がどちらに曲がるかはランダムで、迷宮内をうろうろと徘徊するように動く場合もあります。
ゴールに向かって一直線に進行していく普通のタワーディフェンスとは違うため、この手のゲームとしてはかなり特殊だと言えますね。

ダンジョンの奥には財宝があり、これを全て持ち去られるとゲームオーバーです。
しかしヒーローは財宝を取ったら入口まで持って帰ろうとし、脱出される前に倒すことが出来れば負けにはなりません
この点もこのゲームのユニークな部分と言えます。

Tiny Heroes
※財宝を取られても、持ち去られる前に倒せば大丈夫。 ただし財宝はその場に落ちるので、それを他のヒーローが拾い上げて持って行ってしまう場合も。
ネズミのモンスターがいれば落とした財宝を宝物庫に戻してくれます。
また、奧まで進攻されたときにマナがなくて、クリスタルも全部破壊されてしまうと「詰み」なので、奧まで来られてマナが少ない時は、とりあえず敵がいない付近にクリスタルを置いてマナを補充できるようにしましょう。


ヒーローにはナイトやウィザード、弓使いや僧侶などがいて、強力な上級職も存在します。
ウィザードや弓使いは遠距離からの攻撃を行い、シーフはトラップを解除してしまうなど、それぞれ固有の特徴を持ちます
特に上位職は非常に強力で、上位のナイトやウィザードは周辺のタワーをまとめて破壊してしまうため、油断するとすぐに突破されてしまいます。
ピンチの時は直接攻撃の魔法や爆弾を使ったり、スピード勝負でタワーを置きまくる必要があるため、タワーディフェンスらしからぬ攻防になることも多いです。

タワーやトラップ、モンスターの種類も非常に豊富で、その数は合計 30 以上に及びます
ステージをクリアするごとに新しいしかけがどんどん追加されていくので、飽きの来ない展開が楽しめますね。
ただし1つのステージで使えるしかけは8つまでで、ゲーム開始時に選択する必要があります。
数ステージごとに、決められた条件でのクリアを目指す「チャレンジングステージ」も登場します。

Tiny Heroes
※使えるしかけは非常に豊富! 主にトラップ系、タワー系、モンスター系、即時効果系、その他の5つに分かれます。
壁となるバリケードとクリスタルはほぼ必須。 壁の前にトラップ、後ろにタワーが基本ですが、壁を置かずにタワーを並べまくる攻撃重視の方法でも意外に戦えます。
モンスターは単体で置いてもイマイチで、数をそろえないと弱いです。


難点は、チープな印象が拭えないことでしょう・・・
geoDefense のようなクールさはなく、グラフィックのタッチも一世代前のフリーソフトのような雰囲気です。
またサウンドもイマイチで、フリーの素材サイトから流用したと思われる効果音が使われています。
(よって他のアプリでも聞いた事があるような音が多いです)
グラフィックについては、これはこれで「味がある」とも言えますが、ちょっと垢抜けない気はしますね・・・

一方、iTunes レビューには「課金誘導が多い」「課金前提の難易度」といった意見がありますが、これは私的にはそんな事はないと思います。
課金によって強力なタワーやモンスターが使えるようになりますが、それがなくても十分にクリアは可能で、タワーディフェンスに慣れていない方だと苦戦するかもしれませんが、難易度が高めだった geoDefense を作った開発チームの作品だと考えると、「こんなもんかな」という気がします
私的には初心者から上級者まで楽しめる、適度な手強さがある難易度で、1ステージにかかる時間もそんなに長くないので、簡単過ぎるよりは良いかなと思います。
課金タワー&モンスターは「初心者救済用」と言えるでしょうか。

またシナリオが5つあり、3つ目以降のシナリオは課金しないとプレイできないので、この点への不満がありますが、最初の2つのシナリオだけでも合計 50 以上のステージがあるため、ボリュームは相応にあると言えます。

以下は Youtube で公開されている公式のトレーラーです。



定価は 170 円。 価格以上に遊べるアプリではありますね。
また現在(2012/1)無料セールが行われているため、非常にお得と言えます。

geoDefense の開発チームのゲームと言うことで、似たような面白さを期待していたのですが、むしろ全く違うゲームに仕上がっています。 これはこれで狙っていたのでしょう。
「ランダムに徘徊する敵」「トラップや移動するモンスター」など、既存のタワーディフェンスとは異なるものを作り上げようとしている感じが見受けられます。
まあ「ダンジョンの主が侵入者を撃退する」というコンセプト自体は、良くあるパターンではあるのですが・・・

とりあえず、タワーディフェンスが好きな方にはオススメできますね。

Tiny Heroes (iTunes が起動します)

ソウルキャリバー (Soul Calibur)

武器を使う 3D グラフィックの対戦格闘ゲームとして登場した「ソウルエッジ」の続編で、今でもそのシリーズが続いている定番の格闘ゲームの1つ「ソウルキャリバー」シリーズ。
そのソウルキャリバーの1作目(ソウルシリーズとしては2作目)が iPhone / iPod touch に移植されました。
名前はそのまま「ソウルキャリバー」です。

この初代ソウルキャリバーが登場したのは 1998 年。
しかしこのゲームはアーケード(ゲームセンター)以外ではセガのゲーム機「ドリームキャスト」にしか移植されていないので、プレイしたことがある人はあまりいないでしょう。
多くの方は一作目のソウルエッジか、ソウルキャリバー II 以降しか知らないのではないでしょうか。
最近になって XBOX360 のダウンロード用ソフトも登場しましたが、XBOX も日本でのシェアはサッパリですからね。

しかしソウルキャリバーシリーズは欧米ではかなり人気で、世界的に見ればナムコの定番格闘シリーズ「鉄拳」に並ぶほどのタイトルのようです。
今回の iOS 版の発売は、2月に PS3 や XBOX360 で発売される「ソウルキャリバーV」のプロモーションも兼ねているのかもしれません。

ソウルキャリバー

対戦格闘ゲームとしては、「バーチャファイター」に似たタイプです。
技が通常技と必殺技に分かれているのではなく、全ての技が特定のレバー入力やボタン入力を必要とする「固有技」になっている感じですね。
と言ってもボタン連打で出る技もありますし、基本の難易度が抑えられているため、格闘ゲームが苦手な方でも大丈夫でしょう。
複雑な技もありますが、どちらかと言うと初心者向けの格闘ゲームと言えるかもしれません。

全てのキャラが武器を持っているのが特徴で、そのためキャラによってリーチが大きく違います。
トリッキーな動きをするキャラもいるため、キャラごとに戦い方はかなり変わります。
バーチャ系(3D 格闘系)の例に漏れず、全体の動きはスピーディーで、闘技場から落下すると負けになる「リングアウト」が存在します。
ガードはボタンで行い、遠距離時(及びレバーを同方向に2回押した時)には8方向に自由に移動することが可能です。

特筆すべきはそのグラフィックでしょう。
iPhone 4 でプレイしましたが、Retina ディスプレイにも対応したグラフィックは非常に美しく、おまけにとても滑らかに動作します。
ほとんど処理落ちは見られず、水面などの表現も綺麗で、このクオリティーはちょっと驚きですね
こんな事を言うのもアレですが、「いつものナムコ」ではありません。

背景はよく見ると 3D っぽく描かれた一枚絵を多重スクロールさせて作っているようで、10 年以上前のゲームですから、その当時の「見栄えのするゲームを軽く作るための技術」が生かされている感じです。
フル 3D グラフィックでも重いんじゃ意味がないですから、この頃のゲームの方がスマートフォンには合っているのかもしれません。

操作はタッチパネルのため、どうしても物理的なレバーとボタンには劣りますが、レバー入力や反応は決して悪い訳ではなく、ボタンの配置も自由にレイアウトできます
操作性はアクションゲームとしては、かなり良い方だと言っていいでしょうね。

ソウルキャリバー
※アーケードモード、及びプラクティスモードではゲーム中にコマンドのリストの確認が可能。
ちょっと気付きにくいのですが、上部にある「A B K 走 投 特」の表示はボタンになっていて、ここをタップする事で「A ボタンから始まる技」や「K ボタンから始まる技」などを切り替える事が出来ます。
また、プラクティスモードの場合は技をタップする事で、その技がどんなものかを確認することができます。
同方向にレバーを2回倒す場合は、レバーを2回スライドするのではなく、レバーをボタンのように「ポンポン」とタップして、二度目のタップ時にそのまま押しっぱなしにするのがコツです。


ソウルキャリバー
※オプションのコントローラーセッティングでボタンのレイアウトが可能です。
さらに「A+B ボタン」や「A+G ボタン」などの同時押しボタンを1つだけ配置することができます。
また、レイアウト変更でボタンを重ね合わせることで、その重なった部分をタップする事で同時押しが出来るようになります。
同時押しボタンは1つしか配置出来ないので、この重ね合わせをうまく使いましょう。
セッティング画面の右上のスライダーでボタンの半透明度も変更できます。


ゲームモードは今後のアップデートで追加される予定があるようですが、現時点(2012/1)では普通の1人プレイである「アーケード」、クリアタイムを競う「タイムアタック」、勝ち抜き数を競う「サバイバル」「エクストラサバイバル」が用意されています。

対戦格闘ゲームなのに対戦モードがないのが残念ですが、最初に用意されているキャラクターは 10 名、それぞれをクリアするごとに新しいキャラクターが追加されていき、最終的には総勢 19 名となり、さらに各キャラクターに固有のエンディングが用意されています
最初から 19 人というのは iPhone の格闘ゲームでは最多です。

他機種版にあったストーリーモードのような、継続的に楽しめる要素がないのが欠点ですが、全キャラクターのエンディングを見ようとすると相応のボリュームになりますね。
またタイムアタックやサバイバルは Game Center のランキングに対応しています。
なお、タイムアタックやサバイバルモードは中断やポーズがないので注意して下さい。

(あと、ボタンを押したままでスクリーンショットを撮ったりすると、ボタンが解除されなくなり操作不能になる問題が発生するのでご注意を)

以下は Youtube で公開されている公式のトレーラーです。



非常に高クオリティーなゲームですが、難点は価格でしょう。
定価 1500 円と高額です。 現在(2012/1)は発売セールで 1200 円になっていますが、やはり高めです。
大作 RPG とかではなく、オンライン対戦が出来る訳でもないので、プレイ時間を考えるとちょっと厳しいのは否めません。

しかしこれだけのクオリティーなら、私的にはこの値段でも十分納得ができますね。
確かに高めではありますが、正直これでまだ文句を言うんだったら、「一体どれだけのものを出せば納得するんだ」と思ってしまいます。
ともかく対戦格闘ゲームとしては、完成度は間違いなくトップクラスです。
ゲームモードが少ないことについては、今後のアップデートに期待でしょうか。

ナムコの大作ゲームと言えば初期バージョンはボロボロで、アップデートでようやくマシになるというパターンが繰り返されていて、たまに最初からマシなゲームが出たかと思えば「まともにプレイするには課金しまくってね!」というものが多かったのですが・・・
このゲームは珍しく、最初からバッチリです。(それが当たり前ではあるんだけど・・・)

なお、このゲームは iPhone 4 と 4S、iPod touch 第4世代、iPad 2 が対象です。
iPhone 3GS や iPod touch 第3世代以前、初代 iPad は対象外なのでご注意下さい。

格闘ゲームが好きな方には、かなりオススメできますね。
これで iPhone にはストリートファイターKOF とソウルキャリバーが、(ちゃんと相応しい完成度で)登場した事になりました。
2年前には考えられなかった状況です。 技術の進歩は速いものですね・・・

ソウルキャリバー (iTunes が起動します)

不思議の国の冒険酒場

ズバリ、「アトリエシリーズ」の料理版
プレステの大ヒット作「マリーのアトリエ」から続く初代アトリエシリーズのシナリオを手がけた方が開発に携わっている、au の一般携帯用の人気アプリが iPhone / iPod touch に移植されています。
不思議の国の冒険酒場」です。

この作品は去年 PSP に移植されていて、iPhone 版はそれを元にしたものだと思われます。
ただ、グラフィックは「RPG ツクール」で作られたような感じがあります。
さらに操作性が今ひとつで、タッチパネルに最適化しきれていない印象です。
※現在は操作性はアップデートで改善されています。

しかしゲーム性は、まさに初代アトリエシリーズそのもの
街の外で素材を集め、料理を作ってお店に並べ、売上で資金を確保しつつ店の評価を高めていくという、日本人好みのゲームシステムがそのまま再現されています。

なお、iPhone 版や PSP 版はアプリ名に 1 や 2 の表記がありませんが、ガラケー版「不思議の国の冒険酒場」の移植なのでご注意下さい。

boukensakaba

ゲームシステムはもう、「アトリエシリーズとほぼ同じ」としか言いようがありません
上記の戦闘画面もそのままですね。

装備を整えて街の外に行き、モンスターと戦いながら材料を集め、街の酒場で料理を作ります
フィールドの移動はなく、マップ上の行き先を選択すればすぐに現地に到着しますが、材料の採集場所は簡易的なダンジョンになっていて、中をさまよいながら材料を集めなければなりません。
戦闘はコマンド形式で、「自動戦闘」のコマンドもありサクサクと戦えますが、敵との遭遇率は高めです。

敵を倒すとスキルの習得に関係するポイントが得られ、さらに素材も集まります。
例えば鳥型の敵を倒せば鶏肉が、牛型の敵を倒せば牛肉が、植物系の敵を倒せば野菜が手に入ります。
素材は拾い集めるだけでなく、狩りでも得ていく形ですね。

不思議の国の冒険酒場

不思議の国の冒険酒場

素材を集めて街に戻り、酒場のかまどの前に立つと調理を行う事が出来ます。
調理は「レシピ」に書かれている材料と器具があれば、製作個数を選ぶだけで行えます。
このゲームに調理失敗はありません。
※レシピを使わずに材料と器具を選び、早い段階で上位の料理を作ろうとすると失敗する場合もあるそうです。

レシピや器具は道具屋で買え、足りない食材もお店で購入できます。
ただし最初は資金が少ないため、安いレシピと最低限の器具しかそろえられません。
調理した料理を酒場のメニューに追加することで販売が行われ資金を得られるので、まずは作れる料理を売りながら、少しずつお金を貯めていく必要がありますね。

また、料理にはもう1つ重要な役目があり、食べると経験値が増えてレベルが上がります
このゲームは戦闘では経験値を得られないため、レベルアップをするには料理を食べないといけません。
しかし食べたらお金にならないので、状況に合わせて資金を優先するか、レベルアップを優先するかを選択する必要があります。

なお、調理の「レシピ」は全てが公開されている訳ではありません。
毎日の調理前に少しずつヒントが明かされていきますが、完全に解明されていないものはある程度予想して作らなければなりません。

ただ、例えば「うめむすび」なら「ライス」と「ウメ」を使って「素手」で作るなど、ヒントから大方の予想が出来るものが多いです。
また、チェリーパイのレシピが「パイ生地・チェリー・たまご、オーブン」なので、アップパイのレシピはチェリーをリンゴに変えれば良いなど、他のレシピがヒントになる場合もあります

不思議の国の冒険酒場
※レシピやヒントは本棚や会話から得られる場合もあるので、一通りチェックしておきましょう。
お店の上の階にもレシピがあり、宝箱があって資金も手に入ります。
また、材料の「水」は町にある井戸から汲み上げます。 ちょっと気付きにくいので注意。
「アップルパイ」を作ると最初の仲間が登場するので、早めに作成しておきましょう。


不思議の国の冒険酒場
※料理には売値と経験値があるが、基本的に食べると経験値が高いものは売っても高いので悩みどころ。
お店のリストに並べる商品に特定の組み合わせがあると「コンボ」が発生し、売れ行きが大きくアップしますが、在庫が十分にないとあまり意味がありません。


ゲームの目的は「酒場のランク」を高め、ランクに応じて出場できる王宮の「料理コンテスト」で優勝すること。
酒場のランクは総売上を伸ばすことでアップするので、とりあえず料理をどんどん作り、どんどん売ることが必要になります。

コンテストで上位を取るには貴重な食材を使った高級な料理を作る必要があるので、レベルアップして装備を整え、高級食材があるエリアで戦える強さを身に付けることが必要です。
ボリュームはかなりあり、クリアまで十数時間はかかりますね。

難点は、冒頭で述べたように操作性が良くないこと。
見た目がちょっとイマイチなのは慣れれば問題ないのですが、十字キーが小さくて反応する範囲も見た目通りなので、かなり押しにくさがあります。

さらに料理を作るときの料理名や材料の選択が非常にやり辛く、スライドバーでリストを上下させるのですが、狙ったところで止めにくい難点があります。
戦闘時も敵をタップして直接ターゲット指定できるのは良いのですが、反応が鈍くて少し長めに押さないとうまく指定できません。

明らかにスマートフォンでのゲーム開発に慣れていない印象を受ける操作性&インターフェイスですね・・・
出来ればアップデートでの改善を期待したいところですが・・・

※アップデートにより方向キーの判定範囲が拡大した模様です。
また、料理の材料選択時も下記画像の青い丸印の部分に「ページ送りボタン」が追加され、解りやすくなりました。


不思議の国の冒険酒場
※料理や食材のリストは右にあるスライドバーで上下させますが、止めるときにズレやすい問題があって微調整し辛いです。
リストの上下(画像の赤い範囲)を押しっぱなしにするとリストが上か下に1つずつズレていくので、リストを少しだけ動かしたいときはこれを活用しましょう。
また、スライドバーの上下部分(画像の青い範囲)をタップすると、リストが1ページ分進みます。 これも知っておくと料理選びがかなりラクになります。


定価は 600 円。 ゲーム自体は面白いし、ボリュームも十分なのですが、見た目や操作性などのクオリティーを考えると、やや高く感じてしまうのは否めません。
ただ、昨年末から 250 円のセール価格で販売されており、2012年1月現在、1ヶ月近くもそのままです。 このまま「ずっとセール」になるのでしょうか?
私的には 250 円なら、十分にオススメできるアプリですね。

※2012年2月になって600円に戻りました。
※現在はずっと 360 円で販売されています。

私は「アトリエシリーズ」は、以前は一通りプレイしていました。
RPG 風の世界観でありながら、勇者が世界を救ったり、ヒーローが悪の軍団と戦うのではなく、一介の町の人が自分の個人的な目的や生活のために活動をするという、その身近な設定が好みだったからです。
しかしアトリエシリーズも続編が出るにつれ、だんだんよくある「世界を救うお話」に変わってしまい、元々の魅力がなくなって、私もいつしかやらなくなってしまいました。

このゲームには町の酒場をきりもりするという、昔ながらのアトリエシリーズの素朴な良さが残っています
「材料を集めて料理をする」という過程を繰り返す作業ゲーとも言えますが、生産活動が好きな方や、世界を救うのに飽きた人には、オススメしたい RPG ですね。

不思議の国の冒険酒場 (iTunes が起動します)

Jelly Defense

可愛いんだか気持ち悪いんだかよく解らないゼリー状の生物が、不思議でユニークな雰囲気のモノトーンの惑星(?)で、妙にクセになるちょっと変わった BGM をバックに戦いを繰り広げるという、独特な世界観のタワーディフェンスが登場しています。
Jelly Defense」です。

先に総評を言ってしまいますと、難易度は高めですが、最近試したタワーディフェンスの中では一番良いですね
奇妙なキャラクターデザインには好き嫌いがあると思いますが、グラフィックの綺麗さや練り込まれたバランス、ボーカル付きの BGM など、かなり作り込まれた作品です。

開発はポーランドのメーカーで、Sky ForceCan Knockdown など、それなりに有名なアプリを開発しているモバイルゲームの老舗メーカーです。
ちなみに Android 版も公開されています。

Jelly Defense

タワーディフェンスのタイプとしては、敵の通り道が決まっている「ルート固定型」になります。
ただ、このゲームは他のタワーディフェンスとは異なる特徴が多くあります。

まず一番大きいのは、タワーと敵に赤色と青色の2種類があり、赤い敵は赤いタワーでないと青い敵は青いタワーでないと倒せないこと。
赤と青の混合タワーもありますが、あまり強くないノーマルなタワーで、効果的に敵を倒すには2色のタワーを使い分ける必要があります。

タワーを設置できるポイントは決められていて、好きな場所に配置出来る訳ではありません。 ただ、ほとんどのステージで設置場所は多めに用意されています。
また、道幅が広かったり狭かったり一定でないのも特徴で、射程が短いタワーだと道の端まで攻撃が届かないこともあります。
敵の進入口や移動ルートが複数あるステージも多く、これらが相まって一筋縄ではいかないゲームになっていますね。

タワーの数は全部で8種類。 しかし多くのステージで最初に使えるタワーは3つだけ。
では残りの5つはどうするのかと言うと、脳と木が合わさったようなユニットを選択し、ゲーム中に「研究」を行うことで使えるようになります。
研究にも資金が必要なので、どのタイミングでどのタワーを使えるようにするかも重要なポイントになります。

マップ内には 10 個のクリスタルが置かれている広場があり、このクリスタルを敵に全部持ち去られるとゲームオーバーになるのですが、広場と出口までの距離が遠いステージもあります。
この場合、クリスタルを持ち去られても、画面外に逃げられる前に撃退すればクリスタルを奪還できます

敵を倒した時に出るお金はタップで拾うことができ、逆に言うとちゃんと回収しないと資金が増えません
ステージによっては崖や池があり、その近くで敵を倒すとお金がそこに落ちてしまう事があるので、場所によっては素早い回収が必要です。
なお、奪還したクリスタルも回収することで広場に戻す事が出来ます。

Jelly Defense
※ステージの最後にはボスが登場する。 ボスが赤い場合、もう青いタワーは不要なので売ってお金に変えてしまおう。
タワーのアップグレードや売却は少し「押しっぱなし」にする必要がある。 操作にややクセがあるので注意。
タワーは敵を一定数倒してもアップグレードするが、それを待つ余裕はあまりない。
左下に見えている緑色の木+脳みそ(?)でタワーの研究をする。 結構時間がかかるので判断はお早めに。


Jelly Defense
※キャラクターデザインはなんだか独特。 キモカワイイと言うか何というか・・・ BGM も独特です。
タワーは「ノーマル」「赤の範囲攻撃」「青の長射程」が基本ユニット。 他のタワーは研究しないと使えないが、どれもクセがあってうまく使うのは難しい。
「二点間ビーム」は射程内に2つ設置しないと発動しないので注意。 電撃とレーザーは強いけど、コストが高い。


Jelly Defense
※敵を倒すとたまにパネルを落とす。 これを使うと強力なスペシャルアタックが発動!
ステージによってはこれをうまく活用しないとクリア困難。 使いどころを考えよう。
特に全タワーをアップグレードするパネルをいつ使うかは攻略のポイント。 雷雲と竜巻は本体を傾けて操作します。


丁寧に作られたゲームでデザインもハイセンス、欠点というものは特にないのですが、やや気になるのは難易度でしょうか。
前述したように「赤と青のタワーを使い分ける必要がある」「敵の移動ルートが複数ある」などの特徴のため難易度が高く、タワーディフェンスに慣れていない人だとちょっと厳しいと思います。
iTunes のレビューにも「難しい!」という意見が見られますね。

特に赤い敵は赤いタワーで、青い敵は青いタワーでしか倒せないと言うことは、敵が出てくる順番を事前に知っておかないと有効な対処が出来ない場合がある訳で、後半ステージになると初見でのクリアは困難になってきます。

まあ、このぐらいの歯応えがあった方がタワーディフェンスに慣れている人でも楽しめると思いますし、各ステージとも綿密なバランス取りがされている印象はあります。
でも他のタワーディフェンスをやったことがない方には、ちょっとオススメし辛いのも確かですね。

以下は Youtube で公開されている公式のトレーラーです。



価格は 250 円。 iPhone / iPad 両対応のユニバーサルアプリで、値段以上のクオリティーはあると思います。
ここ最近、コレと言ったタワーディフェンスに出会っていなかったのですが、このゲームは秀作と言えます。
キモいキャラクターもやっているうちにかわいく見えてくる・・・ かも?

成長要素のようなものはありませんが、後半ステージのクリアや、各ステージのパーフェクトクリアはかなり難しいので、難易度から来るやり込み性はあります。
見た目も内容も一風変わっているので、相応の新鮮さもありますね。

タワーディフェンスが好きな方なら抑えておくべきアプリでしょう。

Jelly Defense (iTunes が起動します)

Run Roo Run

可愛らしいカンガルーがオーストラリア大陸を横断する、1ステージがなんと3秒ほどで終わってしまう超ショートなお手軽ワンキーゲームが登場しています。
Run Roo Run」です。

AppStore の「今週の iPhone ゲーム」に選出されている作品で、開発したのは 5TH CELL というアメリカのメーカー。
開発者は「Scribblenauts」(iTunes 起動)というゲームを作った人で、このゲームは英語が出来ないと厳しいので当サイトでは紹介していないのですが、世界的には非常に評価が高く、それを作った人の作品と言うことで欧米では注目されていたようです。

Run Roo Run

画面をタップするだけのシンプルなゲームで、方向キーやボタンはありません。
タップすると左端にいるカンガルーが走り始め、さらにタップするとジャンプ。 障害物をかわして右端のゴールに行き着けばクリアです。 走り始めたカンガルーは(通常)止まりません。
1画面のゲームでスクロールはせず、障害物に当たったら自動的にリトライとなります。

ゲームは1章(Chapter)が 15 ステージで構成されていて、20 章あるので 300 ステージ。
しかし1ステージが数秒で終わるため、サクサククリアしていくことができ、それほど時間はかかりません。
何度かミスしながらでも1章のクリアにかかる時間は3分~5分程度ですね。
この「簡単シンプル、そしてサクサク」というスピーディーさが最大のウリと言えるでしょう。

20 の Chapter 全てに新しいしかけが用意されていて、フワフワ浮く扇風機やツルツル滑るオイル、入ると撃ち出される大砲やジャンプ台になるタイヤなど、種類は非常に豊富です。
しかしゲームは複雑になり過ぎないようにデザインされていて、「誰でも簡単に楽しめる」というのがコンセプトになっているようです。

ただ、どの Chapter にも6つのエクストリームステージが用意されていて、ここはかなり難しいです
(よって実際のステージ数は (15+6)×20 で 420 です)
エクストリームステージは無視して進むことも出来るのですが、やり込みたい人は高難度にチャレンジすることも出来るようになっています。

Run Roo Run
※各章ごとに、新しく登場するしかけのシルエットが描かれています。
各ステージをゴールド評価でクリアすると「★」を獲得でき、エクストリームを含めた全ステージでゴールドを取ると★マークの付いた金の外枠が付きます。


Run Roo Run
※エクストリームステージは各章ごとに6つずつ。 実はこちらが本番と言えるかも。
無理にクリアしなくても次の章に進めるのですが、クリアしていないとラストが・・・


Run Roo Run
※エクストラステージの1つ。 通常ステージとはうって変わって、シビアなタイミングが要求されます。
ジャンプした地点に矢印が表示されるので、それを目安にリトライを繰り返しながら微調整をしましょう。
ゴールド評価が欲しい場合は画面上部のやり直しボタンでタイマーをリセット出来ますが、その場合はジャンプ地点の矢印は消去されてしまいます。


ステージ数は多いですが、1ステージが非常に短いため、集中してやると短時間で終わってしまいます。
しかし全チャプター終了後に「FREE」と書かれたボタンを押すと、「WEEKLY LEVELS」と呼ばれる追加ステージをプレイする事ができます。

このウィークリーレベルは週ごとに 10 ステージずつ追加されていくようで、現時点(2012/1)で 180 ステージ分のスロットが用意されています。
マップにも空きスペースが多いため、継続的な拡張が予定されているようですね。

なお、追加課金でゲームをスローにする「砂時計」と、ステージを強制的にクリアする「バス」の2つの使い捨てアイテムを購入する事が出来ます。
ただ、これらが無理に必要なゲームではないので、あくまでゲームが苦手な人のための救済用でしょう。

以下は Youtube で公開されている公式のトレーラーです。



価格は 85 円と安く、内容も値段も「お手軽」と言えますね。
簡単な操作とルール、親しみやすいキャラクターで、誰でも楽しむ事が出来るアプリです。

あまりにもシンプルなのでゲーマーの人だと物足りないかもしれず、「すげーおもしれー!」という程でもないのですが、この手軽さはスマートフォンにはとても適していて、片手でも OK なので通勤通学時の暇つぶしに向いています

ゲーム自体は昔からあるものだと言え、特に目新しい訳ではありません。
でもこういう良くあるシンプルなゲームは、安定した面白さがありますね。
「当たり前のゲーム」を「きっちり作り上げている」アプリだと言えるでしょうか。

Run Roo Run (iTunes が起動します)

ロックマンX

高い難易度と数々のボスロボット、そしてそのボスロボットが使う様々な武器を獲得していくことが出来る、ファミコン時代に生まれた名作アクションゲーム「ロックマン」
そのロックマンをスーパーファミコンの時代に一新したのが、「ロックマンX」シリーズです。
そのロックマンXの初代が iPhone / iPod touch に移植されました。
名前はそのまま「ロックマンX」です。(海外だと Mega Man X)

このアプリ、昨年12月に一度公開されたのですが、450 円の有料アプリなのに数分で終わるオープニングステージをクリアするとゲームが終了し、ライト博士が「本編をやりたいなら 450 円課金してくれ!」と言い出すというトンでもないバグがあり、販売停止になっていました。
(そして「ライト博士だけに Lite 版でした~」とか言われることに・・・)
スーパーファミコンで発売されたロックマンXも初期版にはオープニングをクリアしたらエンディングになるという最悪のバグがあり、全品回収になったそうで、まさに歴史は繰り返すという事でしょうか・・・

もちろん先日発売しなおされたものは、このバグは修正されています。
本編をプレイするための課金はなくなったようで、普通の有料アプリ(購入したらそのまま最後までプレイ出来る)に変わっています

ロックマンX

横スクロールのジャンプアクションゲームで、俗に言う「スーパーマリオ型」ですが、常に攻撃を連射することができ、敵を倒しながら進んでいきます。
慣性がほとんど感じられない、独特な挙動のジャンプも特徴ですね。
ステージの最後にはボスがいて、それを倒せばステージクリアになりますが、どのボスも相応に手強く一筋縄ではいきません

操作は仮想の十字キーとジャンプボタン&攻撃ボタンで行いますが、十字キーはやや操作し辛さがあります。
操作が難しいという程ではないのですが、少し慣れが必要ですね。

グラフィックは Retina ディスプレイに対応したものになっていて、つまり全面的に描き直されています。
スーパーファミコン時代のレトロテイストを残しつつ、画質は滑らかという、新旧融合なグラフィックです。
またスーパーファミコンは画面比率が当時のテレビに合わせた正方形に近いものだったのですが、iPhone 版は横に広いワイド表示でプレイする事が出来ます
(当時の画面サイズに変更する事も可能です)

ただしグラフィックや演出が一概に良くなっているかというとそうでもなく、演出や背景の小道具のようなものが大幅にカットされています
例えばオープニングステージだけ見ても、背景の自動車・ビル・高速道路・街頭などがなくなり、ハチ型の敵が出る前には画面が切り替わり(オリジナルは切り替えなし)、動きのスムーズさも減少し(オリジナルは FPS 60 だが iPhone 版はその半分ぐらい)、ボス登場時の演出もなくなっています(オリジナルは飛行戦艦から降りてくるが、そういうシーン自体がない)。
他にもカットされたしかけや演出、背景などはかなり多く、原作を知っている人だと気になる点が多いでしょうね。
(オープニングの飛行戦艦カットなどは一般携帯アプリのロックマンXでも同様なようなので、ベースがオリジナルではなくガラケー版なのかもしれません)

各ステージのボスを倒すと、ロックマンはそのボスにちなんだ新しい武器を手に入れる事が出来ます。
ボスロボットは8種類用意されていて、つまり武器も8つ存在、各ボスに弱点となる武器が設定されています
よってどういう順番でステージをクリアしていくか(武器を入手していくか)がゲームの大きなポイントになります。
この点はロックマンシリーズに共通したシステムですね。
8体のボスを倒しても終わりではなく、その後にラスボスが待ち受ける要塞ステージへと進みます。

ロックマンX から追加されたシステムとして、方向キーの下を押すことでのダッシュや、壁に張り付いてのジャンプ、チャージ攻撃(タメ攻撃)などが存在します。
iPhone 版はチャージ(タメ)を自動で行う設定にすることが出来ます。

ロックマンX

ロックマンX

ロックマンは各ステージに隠されている「ライフアップ」や「サブタンク」(E缶)、「パーツ」を見つけることでもパワーアップできるのですが、見つけにくい場所にあることが多く、攻略を見ずに集めるのは困難です。
ただ、パワーアップやパーツを集めた状態でスタート出来る追加課金が用意されています。
もちろん利用しなくても十分クリア出来るのですが、「魔界村 騎士列伝」の時のような、アクションゲームが苦手な人のための救済用だと思えば良いでしょう。

また、難易度にも NORMAL と EASY が用意されており、EASY だと受けるダメージが減ったりボスが弱くなるだけでなく、落下しやすい場所に足場が設置されているという親切設計。
ロックマンシリーズは難易度の高いゲームですが、これのおかげで初心者の方でも十分プレイできるゲームになっています。

上級者向けの仕様としては RANKING MODE というものがあり、各ステージのハイスコアを競えるようになっています。
今後のアップデートで HARD やタイムアタックなども導入される予定のようです。

以下は海外の情報サイト Game Trail により公開されている海外版のプレイ動画です。



価格は 450 円で、内容相応と言ったところでしょうか。
昔プレイしていた方なら、懐かしみながら楽しむ事が出来るでしょう。

基本的には経験者向けの、「思い出補正」が必要なアプリだとは思いますが、水戸黄門のように大きな変化のないシリーズなので、ロックマンのどれか1つでもやっていれば、しっくりくるでしょう。
やや古さは感じますが、ロックマンのファンの方には良いと思います

ロックマンX (iTunes が起動します)

RAYFORCE (レイフォース)

多数の敵をまとめて倒せる「ロックオンレーザー」と、ストーリーを感じられる豊富な演出で人気となった、1990 年代を代表するシューティングゲームの1つが iPhone / iPod touch に移植されました。
RAYFORCE」(レイフォース)です。

開発はタイトーで、後に「レイストーム」「レイクライシス」とシリーズ化されていった作品です。
私も近所のタイトー系のゲームセンターにあった、50 インチぐらいの大画面レイフォースを何度かやっていた記憶があります。
ただ、このゲームは出回りが悪く、皮肉にも同社の「ダライアス外伝」の人気に押され、いつの間にか続編のレイストームに変わってしまった印象があります・・・

巷でレイフォースフィーバーが起きている中、こんな事を言うのは KY かもしれませが、私的にはシューティングゲームとしてはそれほど評価していません。
理由は後述しますが、このシリーズは敵の攻撃が妙に避け辛く、ラクにかわせそうな攻撃でもやたら被弾してしまう「避ける楽しさがないシビアなゲーム」だからです。

オリジナルが発売されたのも 1994 年で、怒首領蜂(1997)によって弾幕シューティングブームが起きる数年前。
よって昔ながらの「パターンで攻略するシューティング」であり、最近の弾幕シューに慣れている人だと違和感を感じるかもしれません。

rayforce

縦スクロールのシューティングゲームで、ショットはオート。(ボタンで ON/OFF 可能)
ゲームモードは「iPhone MODE」と「ARCADE MODE」の2種類がありますが、これは単に自機の移動速度の違いであり、iPhone モードは指の動きと同じ速度で移動するのですが、ARCADE モードは移動速度が固定されていて、速く指を動かしても自機は後から追従してくる形です。

ハッキリ言って、iPhone でプレイする場合は ARCADE モードはやり辛いだけですね。
怒首領蜂エスプガルーダみたいに全く異なるモードが用意されている訳ではありません。念のため)

画面はフルサイズ(ズーム)小サイズ(オリジナル)の2種類。
小サイズにすると画面の周囲に枠が出来るため、ここが指置き場になって操作しやすく、画面も全体を見渡せるのですが、画面はかなり小さくなってしまいます。
でもフルサイズだと指置き場がないし・・・ 「中間はないのか」と言いたくなりますね。

まあ、小サイズはドット・バイ・ドット(本来の1ドットを表示上の1ドットと同じにすること。オリジナルと同じ解像度なのでぼやけない)にするためのもので、指置き場を作るための設定ではないのかもしれませんが・・・

※2017年のアップデートで高画質化され、フルサイズでも画面がぼやけなくなっています。
また、スマホ自体のサイズが大きくなったため、フルサイズでも上下に枠ができ、そこが指置き場になります。
よって現在は解像度と操作性の問題は改善されています。

rayforce4

ゲームの特徴は狙った敵に誘導していく「ロックオンレーザー」があること。
自機の前方には照準があり、これを地上の敵に重ねると「ロックオン」されます。 ロックオンは最大で5~8体まで可能で、まとめてロックオンしてレーザーを発射することで得点倍率がアップしていきます

8体ロックオンしてまとめて倒すと、8体目の敵の得点倍率は 128 倍(2の7乗倍。 7体目は2の6乗、6体目は2の5乗)になるので、これをいかに狙っていくかがゲームのポイントになります。

なお、ボタン操作はゲーム開始時にロックオンレーザーを自動発射させる「オート」と、ボタンで発射する「マニュアル」の2つを選べますが、オートではまとめてロックオンして倒す事が困難なので、基本は自分で発射する「マニュアル」になりますね。

rayforce

ステージをクリアしても場面の切り替わりはなく、そのままスクロールし続けます。
背景では大気圏突入や艦隊戦などが描かれ、ストーリーに沿った演出が展開されます

iPhone 4 だとやや引っかかる場面もありますが、動作は概ね良好で、巷では動作速度についての苦言もあるようですが、私的には全く問題ないレベルだと思います。
ケイブシューと見比べると FPS(1秒あたりコマ数、動作の滑らかさ)が低いのが見て取れますが操作性なども含め、十分に楽しめる完成度ではありますね。

※2017年のアップデートで動作が改善され、滑らかになりました。
また、現在の最新機種なら軽く動きます。


ただ冒頭で述べたように、このゲームは敵の攻撃が避け辛く、妙に被弾してしまうので、どうもプレイし辛い印象があります。

その理由の1つ目は、当たり判定がやや大きいこと。
近年の弾幕シューティングは自機の当たり判定が数ドットという非常に小さなものになっていて、敵弾の当たり判定も見た目より小さめですが、このゲームはそれらと比べると大きめです。
だからケイブの弾幕シューと同じような感覚で避けていると被弾します

2つ目は全体のキャラクターサイズが大きい。 他のゲームよりズームしている感じで、敵と自機の距離が近めです。
3つ目は弾の緩急が激しい。 通常弾は遅いのに、急に高速弾が飛んで来たりします。 また近距離から速めの弾をいきなり撃たれることも多いです。
これらが相まって、油断するとすぐに被弾します。

4つ目は地上の敵の弾の軌道がヘン。 背景が疑似 3D になっていて、それを表現するためか、地上の敵が撃ってくる弾が少し曲がるうえに、弾速も変化します。

rayforce

実際は上記画像ほど曲がる訳ではありませんが、真っ直ぐ飛んでくる訳ではなく微妙に変化するので、弾が細長いこともあって、ちゃんと見ていても妙に被弾しやすいです。
やや軌道や速度が変わることを知っていると避けやすくなるので覚えておきましょう。
地上の敵以外でも、ナナメに飛ぶミサイルが多いので注意する必要があります。

これらの事があり、「いつもは簡単に避けられるはずの弾」に不意に当たります。
シューティングが得意な人ほど、弾の間を抜けようとして被弾し、あっけなくやられる場合が多いのではないでしょうか。
パターン化が重要なゲームと言え、敵弾をくぐり抜けるタイプではありません

そして5つ目、一番難易度を上げているポイントかもしれない点が、ボムがないこと。
ボム、及びそれに相当するものが一切ないシューティングゲームは珍しく、難しいシーンをそれで何とかする事はできません。

これらは難点という訳ではなく、ゲームの「特徴」と言えるものですが、おかげでかなり難易度は高いですね。

※2012年4月末のアップデートで、ゲームの難易度を8段階に調整できるようになりました。
初期設定は Very Easy になっており、これだと iPhone でもかなりプレイしやすくなっています。

なお、オリジナルのレイフォースやレイストームには「レバーをニュートラルにすると自機が勝手に中央に寄る」という難点もありましたが、iPhone 版は常に指を置きっぱなしにすると思うので、ここは問題にはなりません。
ただし指を画面から離すと少し動くので注意しましょう。

幸いコンティニューは無限に出来るので、誰でもオールクリア出来るようにはなっています。
ただ、慣れないとボコボコ死ぬゲームなので、賛否両論あるでしょうね。
無限コンティニューが逆に災いし、1回クリアしたらやらなくなってしまう人もいるかも・・・

私的にはコンティニュー回数に制限を付けつつ、多少の努力でクリア出来るようになるイージーモードがあった方が、ユーザーうけが良かったのではないかと思います。

あと、現バージョン(2012/1)には Game Center にハイスコアが登録されない問題があるようなので注意して下さい。
(登録される人もいるようですが、私は時間を変えて何度プレイしても、一度もスコアが登録されたことはありません)

※ Game Center にスコアが登録されない件ですが、リーダーボードではショットモードを AUTO にした時のスコアが「SIMPLE」という名前になっていて(海外での呼称?)、この SIMPLE がメインスコアになっているため、レーザーを MANUAL にしているといつまで経っても登録されないという事だったようです。
(MANUAL でのハイスコアはリーダーボードの下部付近に存在し、気付きにくいです・・・)

以下は Youtube で公開されている公式のトレーラーです。



価格は 1000 円。 iPhone アプリとしては高額と言えます。
昨今の iTunes 市場を見ると相応の規模のアプリは相応の価格であるべきなのかな、とも思いますが、怒首領蜂エスプガルーダ II が 700 円、さらに虫姫さまが 450 円なのを見ると、割高なのは否めません。
(まあ怒首領蜂やエスプも最初は 1000 円でしたが)

他のシューティングをやり尽くして新しいシューティングを求めている人や、レイフォースの経験者にはオススメできますが、そうでない人にはケイブのシューティングの方が良いですね・・・
ただ、かつての名作が iPhone で楽しめるのは、ゲームファンとしては嬉しい事ではあります。

見た目や演出は結構新しいのですが、前世代的なシューティングで、しかもかなり高難度なので、その点を承知でプレイしましょう。
しかし大手のシューティングが弾幕シューばかりになるのもどうかと思いますし、こういうゲームが遊べるのも良いですね。

RAYFORCE (iTunes が起動します)

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