iPhone AC 番外レポート

iPhone や iPad(スマホやタブレット)の、主にゲームアプリのレビューを行っています。

2012年02月

ファンタジーxランナーズ

シンプルなダッシュ系のショートゲームに RPG 風のキャラクターを付け加えたアプリが登場し、iTunes ランキングの上位常連になっています。
ファンタジーxランナーズ」です。

評価の難しいゲームで、グラフィックはかわいらしくセンスがあり、アイコンも綺麗でオシャレです。
ランキングに入ったアプリの「アイコンのセンス」は売上(と言うかクリック率)に大きく影響するようで、実際このアプリが上位に定着しているのはこのアイコンのセンスの良さのためではないか、とも思います。

一方ゲームの方は、まるで Flash ゲームのような見た目・動き・内容で、ランニングゲームとしては平凡と言えます。
ただクセがないゲーム性なので、普段あまりゲームをやらない方には、むしろこの方が良いのかも・・・
そう考えると一概に「イマイチ」とも言い切れず、良いとも悪いとも言いがたいところですね。
開発したのは韓国の小メーカーのようです。

ファンタジーxランナーズ

開始と同時にキャラクターが走り出し、左側タップでジャンプ、右側タップで攻撃します。
穴を飛び越え、敵を倒しながら、ひたすら走り続ける・・・ 基本的にはそれだけのシンプルな内容ですね。
既存のアプリの中では、Monster Dash に似たゲームです。
敵に触れたり穴に落ちたら一発でゲームオーバー。 1プレイは短時間で終わります。

ジャンプは2段ジャンプが可能で、攻撃はキャラクターごとに違います。
キャラクターは最初はファイターしか選べず、剣を振り回して攻撃しますがリーチはありません。
しかし途中に落ちている「ルビー」を拾い集めることで、新しいキャラクターをアンロックしていくことが出来ます

キャラクターには飛び道具を使うアーチャー、火の玉を撃つウィザードなど複数のキャラクターがいて、それぞれのキャラがドローソフト(Flash やイラストレーターなどの、滑らかな線でイラストを描くソフト)で書いたような、ポップでオシャレなタッチの絵柄になっています。

ある程度走ると背景が変わり、全部で5種類のシーンがあります。
また敵を倒しているとゲージが貯まり、最大になると「バーサーク」を発動して、一定時間無敵になって疾走することができます。

他のダッシュ系ゲームと違う点は、複数のキャラをアンロックした後に大きなルビーを取ると「仲間」が加わること。
仲間は最大で4人まで増えていき、攻撃は先頭のキャラが行います。
仲間がいれば敵に触れてやられてしまっても、残りのキャラでゲームを続行できます。
まあ実際には穴に落ちてゲームオーバーになることの方が多く、その時は仲間がいても1発でアウトになるため、ゲーム的にはあまり意味がないのですが、見た目は賑やかになって RPG らしくなりますね

特定のミッション(敵を一定数倒す、ルビーを一定数集めるなど)が出されて、それを達成するとボーナスのルビーが貰えると言った要素もあります。

ファンタジーxランナーズ
※仲間が増えていくのは良いが、この先頭にいる「シーフ」はすごく邪魔。
攻撃時に突進するのでそれが原因となって転落してしまう可能性が非常に高く、単なるお荷物。
シーフ(3人目)はアンロックしない方が良いかも。 ゲーム中は仲間がメインになることが多いので、あえてシーフでスタートする手もあります。
なお、(5000m 以下の)各ステージの最初は必ず、小さな穴と大きなルビーが出てきます。 この小さな穴は走って通過でき、そのままルビーが取れるので覚えておきましょう。


※シーフが死にやすい問題はアップデートで修正されています。

ファンタジーxランナーズ
※ジャンプしたら着地地点に穴が! でも大丈夫、2段ジャンプがあるので素早く飛べば復帰できます。
この事は攻略上、非常に重要なので覚えておきましょう。


もう1つの特徴は、ランニングゲームとしてはキャラクターのサイズが大きく、全体的にズームしている感じなので、そのぶん素早く反応しなければならないこと。
特に距離が 2000m を越える(3ステージ目になる)と、もはや見てからジャンプするのは困難になります。
難易度の上昇は他のダッシュ系ゲームよりも早いです。

よって後半は見てからジャンプするのは厳しいので、「カンで」ジャンプするのが攻略になります。
カンでジャンプして、穴が来なかった時はそのまま着地して、再びジャンプ。
もし穴が来た場合はすかさず2段ジャンプして飛び越えます。
走っていてそのまま穴に落ちると空中でジャンプする事が出来ないので、2段ジャンプを活用しながら進んだ方が反応しやすくなりますね。

以下は Youtube で touchgameplay により公開されているプレイムービーです。



価格は 85 円と安く、買いやすい値段です。
ランキングの上位にあり、センスあるアイコンで、スクリーンショットも綺麗、値段も 85 円ですから、ずっと上位にあるのも頷けるアプリですね。
キャラクターの動きも良く、操作性も悪くなく、BGM やサウンドも良いです。
iCloud のデータセーブに対応し、iPad でも遊べるユニバーサルアプリで、全体的な完成度は高いです。

ただ、RPG 風なのは見た目だけで成長要素や継続要素に乏しく、アイテムなどもなく、本当に「単なるショートゲーム」の枠内に収まっている印象です。
冒頭にも述べましたが、ランニングゲームとしては凡庸に過ぎません。

もうちょっと Temple Run のように、キャラクターのアンロック以外の継続要素があれば、もっと楽しめたと思うんですけどね・・・
でも、あまりゲームをしないライトユーザーの事を考えると、あまり複雑にするのも良くないのでしょうか。

私的には、やや物足りなさが否めません。
ただゲームとして悪い訳ではなく、ステージ5や6ぐらい行けるようになると、ハンパないスピード感が病み付きになって来ます。

オススメかどうかは・・・ 難しいなぁ。
ショートゲームが好きな方や、普段それほどゲームをやらない方には勧められるアプリですね。

ファンタジーxランナーズ (iTunes が起動します)

Durak(デュラック)

旧ソ連の全域で広くプレイされている、しかしソ連(ロシア)以外の地域ではほとんど知られていない、トランプを使ったカードゲーム。
それが「Durak」(デュラック)です。

Durak の iPhone / iPod touch アプリはかなり早くから登場していて、渋いグラフィックと見やすいカード、さらに iPhone でいち早くオンライン対戦を導入したアプリであったのですが・・・ 今まで取り上げてきませんでした。
その理由は、とにかくルールが理解し辛い

決して難しいルールではなく、むしろトランプらしいシンプルなルールなのですが、日本で知られている他のトランプゲームとは全く異なるものであるため、日本人には把握し辛いのです。
しかし理解してしまえば手軽にプレイでき、それでいて深い戦略性もある、ソ連全域でポピュラーになったのも頷けるゲームです。
先日のアップデートで Retina ディスプレイにも対応したので、今回ご紹介したいと思います。

durak

ページワンやダウト、UNO のような、いわゆる「手札を無くせば勝ち」のゲームです。
この手のトランプゲームにはローカルルールが付きもので、Durak も地域ごとに異なる様々なルールがあるようですが、ここで説明するのはあくまで iOS 版の Durak のルールですのでご了承下さい。

まず2人用のルールから説明します。
使用するのは2~5の数字とジョーカーを抜いた、残りのカードです。
ゲームが始まると各プレイヤーに6枚のカードが配られます。
また、山札の一番下のカードは見えるように表向きにされます。 この表向きのカードと同じマークのカードは、すべて「切り札」となります。

このゲームは一方が「攻撃側」、一方が「防御側」となります。
攻撃側になったプレイヤーは、場に手札を1枚出します。
防御側は、攻撃側が出したカードより数字が高い、同じマークのカードを出さなければなりません。
(数字はAが一番強いです。 カードはドラッグで出すことができます)

防御側がカードを出した場合、攻撃側は再び手札を1枚出しますが、次以降に出すカードは場に出ているカードと同じ数字でなければなりません。(マークは何でも良い)
例えば、最初に攻撃側が7を出し、防御側が8を出した場合、攻撃側が次に出すカードは7か8でなければなりません。

durak
※自分は攻撃側。 しかし場に出ているカードは 7 と 10 と Q 。
手札はいっぱいあるけど、それらの数字のカードは持っていないので攻撃を続行できない!
なお、攻撃側の時は「ATTACKING」、防御側の時は「DEFENDING AGAINST」と表示されるので、これを目安にしよう。


攻撃側がカードを出せない場合(もしくは出さない場合)は、画面をダブルタップして下さい。
これで攻撃は終了し、攻守が入れ替わります
この時、場に出ているカードは全て破棄されます。

防御側がカードを出せない場合(もしくは出さない場合)は、場に出ているカードを手札の方にドラッグして下さい。
これで場のカードが全て回収され、手札に加わります。
このゲームは手札を無くすゲームなので、場のカードを回収すると言う事は、そのぶん不利になります。
また、防御側がカードを回収しても攻守は入れ替わりません。

ただ、防御側は出せるカードがなくても「切り札」のカード(表になっている山札のカードと同じマークのカード)を持っている場合、それを代わりに出す事ができます。
切り札のカードは、違うマークならどんな数字に対しても使う事ができます。 ただし同じマークの場合は、そのカードより高い数字でなければ出せません。
(例えばスペードが切り札の場合、スペードの6はハートのKにもダイヤのAにも勝てますが、スペードの7には出せません)

1回の攻撃が終わると、手札が6枚以下のプレイヤーは6枚になるまで山札からカードを補充します
つまり山札がある限り、手札がなくなることはありません。

山札がなくなった後に、手札を使い切ったプレイヤーが勝利となります。

durak
※右上の山札がなくなっている状態。 もう手札は補充されない。 マークは「切り札」を示す目印で、山札がなくなると代わりに表示されます。
上記の画像は防御側で、手札に「切り札」が2枚ある状態。 こうなるとどんなカードが来てもほぼ返せるので、勝利は確定的。
山札があるうちは手札を6枚以下にしてもすぐに補充する事になりますが、それによって切り札が来る可能性があるため、基本的にはどんどん減らして補充していった方が良いです。


以上が Durak の基本ルールですが、以下の様な拡張ルール(ローカルルール?)も導入されています。

まず、攻撃側が最初に出したカードと同じ数字のカードを防御側が出すと、「ターンオーバー」(Turnovers、攻守交代)が発生し、その時点で攻守が入れ替わります
これにより、攻撃側だったプレイヤーは場に出ている2枚のカードの双方に対して、防御のカードを出さなければなりません。 出せなかった場合は防御失敗となり場のカードを回収することになります。
ただ、同じ数字をさらにもう1枚持っている場合、それを出してさらにターンオーバーを返す事ができます

もう一つは「スローイン」(Throwing、Throw in、投げ込み)。
防御側がカードを出せなくなって、攻撃側がさらにカードを出せる状況の時は、防御側がカードを回収する際、攻撃側は出せるカードを追加で取らせることができます
例えば、場に8と9が出ていて、これを防御側が回収し、攻撃側がまだ手札に8を持っている時、攻撃側は手持ちの8をさらに取らせることが出来ます。

durak
※自分が防御側で、攻撃側が最初に K を出してきたが、こちらも K を持っている。 これを出せばターンオーバー!
その直後から自分が攻撃側となり、相手は防御側となります。
相手がこの2枚に対して両方とも防御できなかった場合、自分はさらに K を持っているので、それを追加で取らせることもできます。(スローイン)
スローインは1対1ではそれほど重要ではありませんが、多人数戦では結構ポイントになります。
粘るだけ粘って色々なカードが出た末に防御に失敗すると、スローインでカードを取らされまくって悲惨な事に・・・


基本操作はドラッグでカードを出し入れし、テーブルのダブルタップでパス。
カード回収時に場のカードがたくさんある時は、画面をしばらく押しっぱなしにすると1つにまとまるので、その後に手前にドラッグして下さい。

※現バージョン(2012/2)には1人プレイで多数のカードを回収する時、場のカードをダブルタップすると操作が利かなくなるバグがあります。 カードはダブルタップしないようにして下さい

2人用の基本ルールは以上ですが、3人や4人でやる場合は少し変わってきます。
まず、攻撃側の攻撃対象は時計回りの次のプレイヤーです。 つまり攻撃側の左隣が防御側です。

そして攻撃側の攻撃が終わっても、残りのプレイヤーがさらに防御側に攻撃を行えます。
(追加で攻撃するプレイヤーの攻撃時には「THROWING IN TO」と表示されます)
追加で攻撃するプレイヤーの行動が一通り終わっても、攻撃側の人がさらにカードを出せる状況の時は、再び攻撃が可能です。
要するに多人数でやる時は、防御する人は全員が攻撃しなくなるまで防御し続けなくてはなりません

防御側の防御が最後まで成功した場合、次の攻撃側はその防御していた人になります。
なお、防御側の手札がすべてなくなった時や、5回防御に成功した場合は、無条件で防御成功となります。
(ただしターンオーバー発生時はこの限りではない模様?)

防御側の人がカードを回収した場合、次の攻撃側は防御していた人の左隣(時計回り。前の回で攻撃側でも防御側でもなかった人)になります。
つまり3人以上いる場合、防御側がカードを回収しても、次の番に再び防御側にならずにすみます。
ターンオーバー発生時は、発生させた人(防御側だった人)が攻撃側になりますが、防御側はその次のプレイヤー(左隣)に変わります。

残りのルールは2人用と同じです。

durak7
※多人数プレイで勝利した後も戦局を見守ることができます。 抜けるときは右下の MENU のボタン。
ゲーム名の「Durak」は「愚か者」という意味で、敗者を表す言葉のようです。(だからピエロの帽子がマークになっている)
そのためか、このゲームは多人数でプレイした時でも順位はなく、最下位だけが敗者(Durak)となり、他の人はみんな勝者となります。


トランプのゲームなので運も絡みますが、なかなか奥深いゲームです。
例えば防御側の時、自分が出したカードが攻撃側の出せるカードの条件になるため、何も考えずに出せるカードを出していると守りきれなくなります。
逆に自分が同じ数字を3~4枚持っている場合、それを出し続けていけばほぼ防御は成功します。

また、トランプのカードの約半分しか使わないため残りカードの枚数を把握しやすく、さらに防御失敗時に場に出ているカードを回収すると言う事は、白日の下に晒されているカードを回収することになるので、手札を予測されやすくなります。

つまり実力が反映されやすいゲームで、私もこの辺が解っていないうちにオンライン対戦に挑戦し、負けまくりました。
シンプルなゲームですが、慣れれば慣れるほど強くなるゲームと言えますね。

なお、そのオンライン対戦ですが、MULTIPLAYER(マルチプレイヤー)を選んで ONLINE を選択し、JOIN GAME を選ぶだけで気軽に始められます。
アカウント登録をしておけばアイコンの写真やプレイヤーランクも表示されます。
(登録していない場合はゲストプレイヤーとなり、名前はデバイス名となります)

1ゲームが短時間で終わるゲームですし、対戦時のレスポンスも悪くなく、プレイヤーも多いので遊びやすいです。
ただ急に落ちたり回線が切れることもあり、やや不安定なのがたまにキズでしょうか・・・
また1手ごとの制限時間がないので、長考する人がいるのも難点かも。

旧ソ連圏でメジャーなゲームですから、プレイヤーもその地域の人が多いようで、たまに接続が切れるのはそのためかもしれません。
ただ、回線が切れたメッセージが表示されても、そのまましばらく待っていると再接続してくれます
(完全に落ちたプレイヤーはコンピューターが代打ちします)

durak8
※カードの裏面を写真にするユニークな機能もある。 これを使えば彼女や子供のトランプで遊べる?

価格は 600 円。 正直、通常対戦のみのトランプゲームなので、この価格は少し高く感じますね。
ただ、全体の作りは良いし、たまにセールをすることもあるようです。

トランプのゲームですが、グラフィックも BGM もシックな作りで、大人向けの雰囲気です。
「ロシアのページワンや大富豪のようなゲーム」と言え、もしルールを知っていれば、実際のトランプでやっても楽しいでしょうね。
マルチプレイにハマってしまうと、いつまでもやり続けてしまう面白さがあります。

国と地域が違うとトランプのゲームもかなり違いますね。
日本には類似のメジャーなゲームがないので、なかなか新鮮な感じのするカードゲームです。

Durak (iTunes が起動します)
Durak for iPad (iTunes 起動。 iPhone 版と同じ値段になりました)

Spice Bandits (Spice Invaders)

構想・開発2年という大作と言える新しいタワーディフェンスが登場し、Apple の「今週のゲーム」でも取り上げられて、世界的なヒット作となっています。
Spice Bandits」です。

このゲーム、当初は「Spice Invaders」(スパイスインベーダー)という名前だったのですが、Space Invaders(スペースインベーダー)と1文字違いのためか、改名されてしまいました。
私的にはシャレが利いてて面白い名前だと思っていたのですが・・・ タイトーに文句言われたんでしょうかね?

内容は名作タワーディフェンス Fieldrunners(フィールドランナーズ)に非常に良く似ているのですが、タワーのアップグレードが途中から2種類に分岐する 7cities TD に似たシステムも備わっています。
さらに敵の行動パターン(移動ルートの選定)が他のタワーディフェンスとは異なります。(必ずしも最短ルートを選ぶとは限らない)
さらに豊富なゲームモードと快適なオンライン対戦も用意されており、非常に完成度が高いです

発売は iPhone アプリの大手パブリッシャー Chillingo 、開発は On5 というメーカーで、日本では知られていませんが、海外ではお絵かきをテーマにしたソーシャルゲーム(Charadium 、リンクは iTunes 起動)を作って表彰を受けたりしているメーカーです。

Spice Bandits (Spice Invaders)

タワーディフェンスのタイプとしては、敵の通り道が決まっていない「オープンフィールド型」になります。
入口から出て来た敵がこちらの基地に向かって進んでくるのですが、こちらが設置したタワー(攻撃兵器)が障害物となり、敵はそれを避けるように移動ルートを変更します。
タワーをうまく設置することで相手の移動ルートをコントロールすることが可能で、それが重要な戦略となるのがこのタイプの特徴です。

基本的には Fieldrunners と同じゲームシステムで、タワーの内容も似通っています。
連射が効く丸いマシンガン、射程が長くて範囲ダメージがあるミサイル、電撃を放出する強力なサンダー(テスラタワー)などですね。
ただ薬品で攻撃するタワーだけは敵に継続ダメージを与えるものに変わっていて、強化しないと敵の速度を落とすことは出来ず、Fieldrunners とは役割が異なっているので注意して下さい。
この他に Spice Bandits には、空の敵に有効な対空砲と、周囲のタワーを強化する蓄音機(?)が存在します。

パッと見は「マスがヘックス(六角形)になった Fieldrunners」なのですが、大きく異なるのは敵の移動方法です。
通常のオープンフィールド型のタワーディフェンスは、敵はゴールに向かって最短距離で移動するので、そのルート上にタワーを置けば迎撃することが出来ました。
しかしこのゲームの敵 AI は、タワーの攻撃範囲や予想ダメージまで考慮に入れます
敵のルート上に1つだけタワーを置くと、そのタワーの攻撃範囲をぐるっと迂回するように移動してくるのです。

Spice Bandits (Spice Invaders)

このため、敵の移動ルートを制限することがより重要になっています。
ただし飛行ユニットは障害物を無視して飛んで来るため、入口で叩くか、基地周辺の守りを固めて叩くなどの対策が必要で、より手強い存在になっています
タワーに「対空砲」が用意されているのは、この強力になった飛行ユニットに対抗するためと言えるでしょう。

基地が破壊される前に敵を全滅させればステージクリアで、敵の攻撃(Wave)は 10~20 前後と、それほど長くはありません。
また、敵は「全滅したら次が出てくる」という形式ではなく、「一定時間経過後に敵の有無に関わらず次の Wave が始まる」という時限制で、この辺りのシステムは geoDefense タイプと言えますね。

ゲームスピードは x1、x2、x4 に任意に変更可能で、敵を早期に全滅させた場合は画面上部に表示されている Wave 表示をタップすれば、すぐに次の敵を呼び出すことが出来ます。
タワーもドラッグとタップの双方で配置可能で、ピンチ操作でズームイン/ズームアウトが可能、ダブルタップで表示サイズを基本の大きさに戻すこともでき、インターフェイスも使いやすいです

敵を倒すことで経験値を得られ、レベルアップすることで使用できるタワーやアップグレードが増えていきます。
またステージクリアすることで「Spice」(スパイス)を得られ、これを使ってまだ利用可能になっていないタワーをアンロックできます。
つまり新しいタワーやアップグレードを使うには、レベルとスパイス&ポイントの双方を貯めなければなりません
なお、一定時間敵を踊らせる「ディスコミュージック」や、強力なトラップである「地雷」などの特殊攻撃もありますが、これらには回数制限があり、なくなるとスパイスを消費して買わなければなりません。

Spice Bandits (Spice Invaders)
※タワーは2回アップグレードした後、2つのタイプに分かれます。 マシンガンなら短射程で高速連射型と、単発で長射程型のどちらかを選択。 ミサイルはなかなか撃たないけど強力な範囲爆弾型と、複数同時に発射する多連装型のどちらかになります。
新しいタワーを利用可能にするにはレベルとスパイスの双方が必要。 スパイスは追加課金でも購入できますが、それだけではアンロックできないし、無理に課金が必要なバランスではない印象です。


Spice Bandits (Spice Invaders)
※アップグレードは全てのタワーの射程を伸ばしたり、タワーの購入価格を割引したり出来る、ゲーム全体に影響を及ぼすパワーアップで、各アップグレードにポイントを振り分けて取得します。
ポイントはレベルアップにより得られ、自由に振り直しが可能です。


そしてこのゲームの大きな特徴は・・・ オンライン対戦があること
「タワーディフェンスでオンライン対戦ってどんなのだ!?」と思われるかもしれませんが、これがなかなか面白い! プレイヤーも多く、レスポンスも快適です。

ソロプレイとオンライン対戦、共にゲームモードは複数用意されていますが、基本となる「Camps」という対戦はマップ上に各プレイヤーの基地があり、その基地から相手基地に向かって自動的にユニットが進軍していきます。
もちろん普通のモードと同じく、各プレイヤーはマップ上にタワーを設置できますが、場所は早い者勝ちなので優位なポイントをいち早く押さえることが重要です。
ユニットの移動ルートが完全に塞がってしまうような形でタワーを置くことは出来ません。
タワーは相手側のユニットのみ攻撃し、相手の基地が破壊されれば勝利、こちらが破壊されたら負けですね。

マップによっては4人対戦や5人対戦の多人数バトルも起こります。
この場合、「漁夫の利」を得た人が勝ちそうですが・・・ タワーの設置資金を得るには敵ユニットを倒さないといけないので、防衛だけに徹していると資金が稼げなくてジリ貧になります。
攻撃と防御をうまく考えて配置することが重要で、うまい具合にバランスが取られています

他にも敵ユニットは共通で、最後まで生き残った人が勝利になる「Competition」などのモードがあり、ソロプレイにも基地が一発で壊れるためパーフェクトが要求される「Sudden Death」と言ったモードがあります。

またクリアしていないステージやゲームモードをクリア(勝利)するとスパイスを多く貰えるため(初クリアでソロなら 3、オンラインなら 5。 クリア済みステージはソロなら 1、オンラインは 2)、それを達成していくことがゲームの基本的な流れになりますね。

Spice Bandits (Spice Invaders)
※1つのステージに6つのモードがある。 ステージ数もかなり多いので、ボリュームはかなりのもの。
最初は Normal しか選べないステージが多く、他のモードはゲームの進行に伴って徐々に解禁されていきます。
マッチングは Chillingo が運営している独自サーバーによるもので、オンラインの人数などがリアルタイムに表示されます。
ちなみにオンライン対戦時に表示されるアバターも存在し、着せ替えアイテムをスパイスで購入できます。


Spice Bandits (Spice Invaders)
※オンライン対戦中の模様。 右上のマークに注目! これは自分の所属の色なので、ゲームが始まったら真っ先に確認すること!
そして自分の基地の近くと、相手の基地近くを最低でも1ヶ所は押さえよう。
また飛行ユニットの対処がポイントになるので、中盤は飛行機に迂回されない配置も考えよう。
多人数戦の場合、ユニットは基本的に「もっとも近い敵基地を目指す」という点に注目。
漁夫の利を狙いたいなら、自分の基地へのルートを長くし、逆に他プレイヤー同士の基地の道のりが短くなるような配置をすると、うまく敵同士で叩き合ってくれる。 ただし自分も攻撃に参加していないと資金が増えないので注意。


グラフィックやサウンドも良く、非常に高クオリティーなゲームなのですが、唯一の欠点が・・・ 「広告」。
しかも隅の方にバナー広告が出ると言ったものじゃなく、ステージ開始時に、たまに画面全体にデカデカと広告が表示されます
そしてワンテンポ遅れて表示される×ボタンを押さないと消えません・・・

毎回出る訳ではないですが、それでも2~3回に1回表示ぐらいされ、何度も何度も全画面で同じ広告を見せられて、ステージの開始も遅れるため、ハッキリ言って「ウザい」
もちろんミスって広告をタップしてしまうとブラウザや iTunes が開いてそっちに移動してしまいます。

課金によって非表示にすることも出来るのですが、700 円という高めの課金が必要で(大量のスパイス付き)、170 円とか 250 円とかのレベルじゃないので流石にためらわれます。
正直、ゲームは素晴らしいのに、こんな理由でケチ付けさせないで欲しいです・・・

※広告を非表示にするには 250 円の課金で OK でした。 iPad では「+no Ads」 の表示がかなり解りにくい場所にあり、そのために勘違いしていました。 申し訳ありません。<(_ _)>

また、スパイスが足りなくてまだアンロックしていないタワーを間違って使おうとした時も、その場でスパイスの購入ウィンドウ、俗に言う「課金演出」が表示されます。
これもちょっと面倒です・・・ まあアンロックしてないタワーを使おうとしなければ良いのですが。

以下は Youtube で公開されている公式のトレーラーです。



価格はなんと無料! このクオリティーで無料って信じられません
まあだからこそ、課金演出がやや多かったり、広告の非表示に 250 円するのだと思いますが・・・ とりあえず無料のままでも十分に遊び続けられるので、価格破壊と言ってもいいでしょうね。
マルチプレイヤーの人の多さも、無料だからこそでしょう。

iPhone / iPod touch と iPad の双方に対応しているユニバーサルアプリですが、初代 iPad だとやや不安定なようなのでご注意下さい。
ちなみに iPad だと横画面でも縦画面でもプレイ可能です。

本当、「とりあえず落としとけ」と言いたくなるほどのアプリです。
タワーディフェンスの新定番になってもおかしくないゲームですね。

Spice Bandits (iTunes が起動します)

【おまけ】アンケート:iPhone アプリに出せる価格はいくらぐらい?

先月から設置した、当ブログ右側のアンケート用のブログパーツ
(スマホやガラケーからだと見えません。ごめんなさい)

2回目となる今回のお題は「iPhone アプリに出せる価格はいくら程?」でした。

今回は1週間で 200 近い回答を頂きました。 投票して下さった皆さん、ありがとうございます。
結果は以下の様になっています。

アンケート:iPhone アプリに出せる価格はいくらぐらい?

もっとも多い回答は「1000円前後が限界」で、30 %を占めています。
また「良作なら3000円でも」という回答が 20 %以上を占めていて、2番目に多い結果となりました。
結果、「良い作品なら1000 円以上の高額でも買う」という人の割合が、過半数を占める形となっています。

これは「このブログを見ている人の回答だから」というのもあると思いますが、iPhone ユーザーの多くがクオリティーの高い作品を求めていることが見て取れますね。
私的には、「良作なら3000円でも」という回答が予想以上に多かった印象です。

一方、「170円までなら」「350円かな」「600円ぐらい」の回答もそれぞれ均等に約10%ずつの票数を得ており、この辺りの価格を目安としているユーザーも多いことが伺えます。
「350円かな」が14%と、低価格帯ではやや多めの解答ですね。

無料しかしません」「上限などねぇ!」は少数意見となりましたが・・・
巷のこうしたアンケートでは「無料アプリしかしない」という人の割合がもっと高いケースが多いので、ちょっと意外ではあります。
これはこのブログのアンケートだからと言うのが大きいと思いますが、iPhone ユーザーの考えが変わってきているのもあるかもしれません

なお、引き続き投票は可能なので、一票を投じたい方は以下の欄からお願いいたします。


結果だけを見たい方は何も入力せずに「投票」を押して下さい。
入力欄にメッセージを記入して投票すると、投票と同時にコメントを残せます。


そして3回目のお題なのですが・・・ 今回の結果を見て思いました。
「今回のアンケートは基本的に買いきりゲームの話。 では追加課金はどうなんだろう?」

と言う訳で、今回は「追加課金に出せる金額はいくらまで?」にしたいと思います。

追加課金の意味はフィーリングにお任せしますが、「課金することで正式版になる」というものは課金と言うよりは「正式版の購入代金」だと思うので、それは含めないものと考えています。
ソーシャルゲームの課金とか、ガチャやカードの購入とか、有料のパワーアップとか、キャラクターの衣装とか、その辺のものが対象だと思って下さい。

もしよろしければ右のブログパーツ、及び以下の投票欄から「自分が課金に使える金額はこのぐらいかなー」というものを投票して頂ければと思います。


ただ、上記のアンケートを作っていて思ったのですが・・・ 改めてこう思いました。
「でも、課金でアイテムや衣装などを買えるゲームや、ソーシャルゲームなどで、本当は使うつもりじゃなかったのに、ついつい課金してしまった事もあるんじゃないか・・・?」

と言う訳で、アンケートを2つも置くというのもアレなのですが、補助アンケート(?)として以下の投票もしてみたいと思います。
実際に追加課金した事がある金額は?」です。


出すつもりがなくても、ついついやってしまった・・・
そんな実態もありそうなので(もちろん私も経験があるので・・・)、よろしければこちらも投票して頂ければと思います。

なお、以前のアンケートの結果は以下になります。

第一回アンケート「ソーシャルゲームは好き?」

アレクサンドリア大戦絵巻

絵巻物の中で戦いが起こっているかのような独特なグラフィックと、琵琶の弾き語りをベースにした渋い BGM で話題になった、セガの直進型のタワーディフェンス「源平大戦絵巻」のシリーズ作が新たに登場しました。
古代エジプトとギリシャの戦いをテーマにしたゲーム、
アレクサンドリア大戦絵巻」です。

絵巻物が動いているかのようなシブくてセンスあるグラフィックは今回も健在。
前作の経験を元にゲームバランスやシステムが調整されていて、新タイプのユニットも追加され、さらに今作はエジプトとギリシャの両軍でプレイが可能です。
基本的なルールは前作とほぼ同様ですが、ゲームとしての完成度はより高まっていますね。

なお、このゲームは無料アプリとして公開されていますが、無料のままでは体験版に過ぎません
正式版にするには 350 円の課金が必要なのでご注意下さい。

アレクサンドリア大戦絵巻

なんと言っても見た目が独特!
壁画が動いているかのようなグラフィックは、初めて見たときはかなりのインパクトがあります。
サウンドは前作の「弾き語り」ほどのインパクトはありませんが、今作の BGM もなかなか良い曲で、これはこれで悪くありません。

基本のゲームシステムは、敵がこちらのユニットを攻撃しながらライン上をまっすぐ直進してくる「直進型」のタワーディフェンスです。
プラント vs. ゾンビ のようなゲームシステムと言えますが、このゲームは接近戦を行うユニットが多く、トレーディングカードゲームのシステムも盛り込まれているため、他のタワーディフェンスとはかなり異なる内容です。

プレイヤーは時間の経過で増えていく資金を使ってデッキ(山札)の「カード」を引き、それを使ってユニットを配置します。
何のカードが出るか解らないため、ゲームごとに設置できるユニットの順番が異なるのが特徴の1つです。
また、デッキのカードがなくなるとそれ以上設置できなくなります。

設置したユニットが移動できるのも特徴で、移動にかかる費用は前作より少なくなりました。
今作は遠くから遠距離攻撃してくるユニットが多いため、前進して距離を詰めたり、ライン移動で回避したり、さらに画面端まで前進し続ける「進軍開始」で一気に攻め込むなどの行動を状況に応じて行う必要があります。
これにより難易度は前より上がっていますが、戦略性は増していますね。

そしてステージ終了後にはカードを1枚得られ、それを使って(コストの範囲内で)デッキを自由に編集することが出来ます。
カードの種類は非常に多く、エジプトとギリシャ、双方が約 60 種類
普通の兵士カードもあれば、弓や長槍などの遠距離攻撃ユニット、防御や補助を行うユニット、召還術を使うカード、さらに魔法のような効果を及ぼす「神」のカードもあります。
相変わらずユニットの種類は豊富で、タワーディフェンス最多なのは間違いありません。

アレクサンドリア大戦絵巻
※エジプトはミイラを召還する呪術師がいるのが特徴的ですが、全体としては前作「源平大戦絵巻」と似たユニットが多いです。
ギリシャは攻撃を1回無効化する「盾」を持つ兵士が多く、非常に長い槍を持つ兵士など、前作では見られなかったタイプのユニットが含まれます。
同じユニットを重ねて配置するとユニットがレベルアップし、さらに HP も回復するため、接近戦ユニットは同じものを複数用意しておくのが基本です。


アレクサンドリア大戦絵巻
※「トロイの木馬」登場! 全ての敵ユニットを押し潰していく恐るべき存在ですが、「動物系ユニット」に含まれるため、動物に強い兵士を使えば一撃で破壊できます。
動物系ユニットには騎馬兵やミイラも含まれ、これらに対抗するため対動物ユニットをデッキに複数入れておくことは必須です。
この辺の明確な「アンチユニット」の存在も、前作とは違う点です。


ゲームシステムの面で前作と大きく異なる点は2つ。
1つは王様が「必殺技」を使えるようになった事。
時間の経過と共に必殺技のシンボルが増えていき、それを消費して「全軍回復」や「全軍強化」、「全体攻撃」などの魔法のような技を繰り出せます。

ただし必殺技を使うにはシンボルだけでなく「必殺ポイント」も消費します。
この必殺ポイントを回復させるには、いらないカードをポイントに変換しなければなりません。
変換量はカードのレアリティに応じていますが、コモン(一番下の種類のカード)だと1しか増えず、そのため必殺技を使いまくっていると将来的にポイント不足に陥ります
最初は 500 ポイントもあるので、当分なくなることはありませんが・・・ 連発していると後で困るので注意しましょう。

もう1つの相違点は、王様自身が戦えること。
「源平大戦絵巻」の大将は単なる飾りで、敵が踏み込んできたら為す術なくやられていましたが、今作の大将は敵が来たらちゃんと戦ってくれます。
そんなに強くありませんが、ある程度の敵はスルーしても何とかなるので、カードが少ない序盤はこれをうまく利用する手もありますね。

アレクサンドリア大戦絵巻
※今回の王様は単なる斬られ役じゃない。 ザコ数体ぐらいなら自力で何とかしてくれますし、必殺技もあります。
ただ、必殺ポイントを回復させるにはカードを破棄しないといけないので、カードがそんなにサクサク手に入る訳ではない以上、ポイントの回復は困難です。 よって無駄使いは厳禁。
課金しまくれば別かもしれないけど・・・


ゲームバランスや仕様の面でも、色々と改善されているのが伺えます。
前作「源平大戦絵巻」は独特なグラフィックとインパクトのある BGM で大きな話題になりましたが、ゲーム序盤の展開が間延びしていて、ユニットの種類がなかなか増えず前半は戦いが単調、それなのに倍速モードがないため敵がいない状態でもボーッと待つ必要があり、一方で「それさえ持っておけば勝てる」というほど強力なユニットが存在するなど、システム的にもバランス的にも難点がありました。
ですから私はゲームとしては、初期の「源平大戦絵巻」はあまり評価していません。

ただ、源平大戦絵巻はアップデートが頻繁で、バランス調整が細かく行われ、二倍速ボタンも追加されるなど、改善が進んでいました。
今作はそれらの改善を最初から含んでいるため前作の欠点が解消されていて、最初から完成されています。
序盤から新しいユニットがどんどん追加されるのでゲームも早期に面白くなりますし、丁寧なチュートリアルも用意されました。
とりあえず1人でやる分においては、もう目立った欠点は見当たりませんね。
セーブデータを iCloud にエクスポート(保存)できるのも、地味に嬉しい点です。

やや気になったのは、ゲームの部分ではなく、課金についてでしょうか・・・
このゲームは前作同様、カードを課金で購入できます。
価格は3枚 170 円、7枚 250 円、12 枚 350 円などで、これについては前作と大きく違いません。
ただ、実際に購入してみると、エジプトのカードとギリシャのカードが半々で出現します

エジプトとギリシャは別々に進行させるのですが、エジプトを進めている時はギリシャのカードは関係ないし、エジプトをクリアした後でギリシャをやっている段階だともうエジプトのカードを手に入れても嬉しくないし、だからと言って平行して進めるというのは普通ないだろうし・・・
おそらく2つの軍があるのを意識させるためにこうなっているのだと思いますが、12 枚パックを買っても一方のカードは6枚しか手に入らない訳で、ちょっと釈然としないのもありますね。
まあ、カード購入が無理に必要なゲームバランスではないので、課金しない人だと気にする必要はないでしょう。

対戦モードについては、Game Center を通したマッチングになります。
対戦モードもこのゲームの大きなウリのようですが、Game Center 経由なのでマッチングされるまでボーッと待たないといけないし、強いカードを集めている方が有利ですから、カードが中途半端な状態で参戦してもフルボッコにされるだけです。
1人プレイをやり込んで多くの強力なカードを集めるか、もしくは十分な課金を行って、それで初めてスタート地点に立てる感じですね。
対戦レートなどを考慮したマッチングなどがある訳でもないため、対戦モードについては楽しめる人がかなり限られる印象です。 この点については前作と同様です。
ただ、1人用のステージを全部終わった後で、さらに楽しむために挑戦するという分には良いかもしれません。

以下は Youtube で公開されている公式の予告トレーラーです。
ゲーム画面が映ってないのであまり参考になりませんが・・・



アプリの価格は無料。 ただし無料だと 10 ステージまでしか遊べず、ギリシャ軍も選べません
正式版にするには 350 円の課金が必要で、つまり実質 350 円の有料アプリです。

ただ、さすがに今回は安くしてきましたね。
前作は最初の定価が 1200 円で、さすがに私も「この内容でそれは高いだろ」と思わずにはいられませんでした。
350 円なら普通にオススメできる値段ですし、ボリュームも十分にあります。

とりあえず無料部分だけでも楽しめるので、まずは試してみるのが良いでしょう。
今作は 10 ステージ分だけでも様々なユニットを使えるのでその面白さは体験できますし、そのグラフィックを最初に見た時は「おおっ」と思えること請け合いです。

アレクサンドリア大戦絵巻 (iTunes が起動、iPhone / iPad 両対応)

The Lost City (ロストシティ)

美しい四季折々の姿を見せる不思議な森の秘密を探る、自然豊かな風景が魅力のアドベンチャーゲームが登場し、大きな人気になっています。
The Lost City」(ロストシティ)です。

先日のアップデートで日本語に対応し、アプリ名に「ロストシティ」というカタカナ表記が付きました。
開発したのはアメリカのメーカーです。
数日前からランキングに登場し、そのままどんどん順位を上げ、とうとうトップクラスまで昇り詰めました。

最近の iTunes ランキングはプレゼント企画等の影響がかなり大きく、実際の人気をそのまま反映しているとは言えないのですが、しかしこのゲームは高い評価を受けるだけの内容で、美しい森のグラフィックは本当に綺麗です。
ゲームもサクサク進行し、操作も簡単、行き詰まった人のための「ヒント集」まで用意されていて、老若男女を問わずお勧めできる内容ですね。
Android 版も公開されており、そちらも人気になっています。

The Lost City ロストシティ

簡易アドベンチャーゲームですが、コマンド選択のようなものは一切なく、メッセージもあまり表示されません。
ゲームはタップのみで進行でき、移動は道の先をタップ、調べるときも対象をタップ、アイテムの取得もタップと、解りやすい簡略化された操作になっています。

移動時にメッセージが表示されたりしないため、画面を連続でタップすればサクサクと移動する事が出来ます
謎のヒントもメッセージではなく画面上に視覚的に表示されるため、先日のアップデートで日本語化されましたが、日本語でなくても十分にプレイできる内容でした。
また重要な情報は手帳に自動的に書き込まれ、いつでも閲覧することが出来ます。
この情報も「絵」で書かれていて、文字は一切記入されていません。
最初から文字を読めなくてもプレイできるゲームを目指したのではないかと思われます。

ゲーム中には、いつでも「ヒントガイド」を閲覧することが出来ます
ここにはクリアまでの手順が細かく記載されており、ハッキリ言ってヒントガイドと言うよりは「解答」です
だからこれを見ながら進行して行けば、ほとんど迷うことはありません。

プレイヤーを悩ませようとしているのではなく、「美しい風景とゲームの進行を楽しんで貰おう」という意図で作られているのだと思われ、この「割り切った作り方」が人気の秘訣なのかもしれません。

The Lost City ロストシティ
※マップ内の繋がりは解りやすい径路図で確認できる。
振られているナンバーはヒントガイドの説明で使用されています。
ヒントを使えば簡単にクリアしていけますが、出来るだけ見ずに探検して、悩んだらちょっとのぞく、ぐらいの方が楽しめますね。


The Lost City ロストシティ
※この木箱が見当たらない人が多い模様・・・ ヒントガイドを読んでも解りにくい部分が若干あります。
水の少ない季節にしてから、噴水にフタをしてみると・・・。
焚き火は消してから調べてみましょう。 なお、使ったロープは回収可能です。


後半の謎はヒントなしだと結構大変ですが、ヒントを見ながらやればクリアまで時間はそれほどかかりません。
よってボリュームは少なめですが、しかしこのぐらいの方がサクっと遊べて良いかもしれませんね。

ゲームの進行に応じて季節は春・冬・夏・秋と変わっていき、同じ場所でも季節が違えば風景は全く異なります。
この四季の表現がとても綺麗で、落ち着いた BGM も良く、水の流れるサウンドなどもかなりリアルに作られています
イヤホンを付けてプレイした方がより楽しめますね。

翻訳がややおかしかったり、文字が枠からはみ出たりする部分も見られますが、大きな難点は特にありません。
ただ強いて言えば、Retina ディスプレイに対応していないのが難点でしょうか。
十分に美しいグラフィックなのですが、iPad で2倍表示にすると荒い画質になるので、iPad でやるのはあまり薦められません。

※アップデートで Retina ディスプレイと iPad に対応しました。

The Lost City ロストシティ
※湖の場面は波の音がすごくリアル。 水面の波紋も綺麗です。
秋には紅葉し、冬には凍り付く、四季の変化がそのままクリア方法に繋がっている場合もあります。
Retina じゃないのが解らないほどの画像ですね。


価格は定価 170 円のようですが、現時点(2012/2/12)では 85 円で販売されています。(特にセールの表記はありません)
長続きするゲームではありませんが、85 円ならサクっと遊ぶには良いですね。

※現在は継続的に 100 円で販売されています。

自然の四季を楽しむ環境ソフト的な内容ですが、ただ風景を見ているだけではつまらない訳で、そこにうまくゲームの要素を加え、しかし誰でも楽しめるよう易しめの難易度にして、ヒントガイドも用意している・・・
そんな感じのアプリです。 そう考えると、これは「ゲーム」とはちょっと違うアプリかもしれません

これが市販ソフトだったら「短すぎる!」となりますが、スマートフォンのアプリだと、むしろこのゲームはこのぐらいの方が遊びやすいと思います。
普段ゲームをやらない方にもオススメできる、このままロングセラーになってもおかしくない、1つの素晴らしい「作品」です。

The Lost City ロストシティ (iTunes が起動します)

ダライアスバーストSP

タイトーの横スクロールシューティングゲーム「ダライアス」の最新シリーズ「ダライアスバースト」が、美しい画面と独特な BGM はそのままに、スマートフォン用に新たに作り直されて iPhone に登場しました。
ダライアスバーストSP」です。

「ダライアス」は 1980 年代からある横スクロールのシューティングゲームで、3画面分の大型ディスプレイなど、際立った特徴を持つゲームとして知られているシリーズです。
「ダライアスバースト」は 2009 年末に PSP 用のソフトとして発売されたもので、2010 年末にはアーケード(ゲームセンター)用にアレンジされた「ダライアスバースト アナザークロニクル」も登場。
「ダライアスバーストSP」は、そのバーストシリーズでは3作目となります。

基本的には PSP 用のダライアスバーストの移植ですが、iOS 版オリジナルのステージ構成になっている「SPモード」が加えられ、BGM も SP モードはすべて刷新、操作方法や基本システムも見直されており、新しいダライアスバーストに変わっています。
ゲームキャストさんの開発者インタビューによると、名前の「SP」は Second Prologue(セカンドプロローグ)の他に、スマートフォン(Smart Phone)の意味もあるようですね。

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とにかくグラフィックとサウンドがハンパじゃないです
3D グラフィックで立体的に描かれた美しい背景と、画面を彩る鮮やかな光効果が Retina ディスプレイの高解像度によりますます綺麗になっていて、PSP を大きく越える画質になっています。
シューティングゲームとしては、グラフィックの質は間違いなく現時点で NO.1 ですね。

加えて BGM が独特で、サウンドの完成度もさることながら、曲自体がもう「イッてます」
「なんだよそれ」と思われそうですが、「ダライアス外伝」の BGM を知っている人だと、この説明でなんとなく解るかも?
オリエンタルな雰囲気を加味した、主旋律がコーラスになってるロック、と表現すれば良いでしょうか・・・
ダライアス外伝から続く独特な ZUNTATA サウンドがさらにエスカレートしています。

肝心のゲームシステムですが、ダライアスというゲームは基本的に「アーム(バリア)の耐久力とパターン化で攻略するゲーム」で、この点は最新のダライアスバーストでも変わっていません。
最近流行りの弾幕シューティングではなく、自機は1発ではやられない反面、当たり判定はアーム(バリア)のおかげで常に大きめで、敵弾の間をかいくぐるような弾避けはあまり行いません。
この点は最近シューティングを始めた人だと、好みが分かれる部分かもしれません。

操作方法は指の位置に関わらず、その動きに合わせて自機が移動する「相対移動」です。
操作性は良好で、初期設定ではスクリーンが画面いっぱいに表示されていますが、設定を変更することでスクリーンサイズと位置を変更することができ、外周に指置き場となる外枠を作ることも出来ます
こう言っては何ですが、「ケイブシューのスタイル」ですね。

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※画面サイズを縮小して、やや右側に配置し、ボタンを左下に置き直してプレイしているところ。
私的にはこのスタイルが一番プレイしやすいです。 操作性はケイブシュー並みに良好です。
って言うか、シューティングゲームの「相対移動」というのは「スペースインベーダー インフィニティジーン」が最初ですから、本来はタイトーが元祖ですけどね。


自機は前方に発射される「ショット」と、ナナメ前などに発射されるサブ武器の「ミサイル」を持っていて、パワーアップアイテムを取ることで強化されていきます。 この2つは自動で連射されます。
また、バリアとなる「アーム」もパワーアップすることでノーマル→シルバー→ゴールドと強化されていき、耐弾数が増していきます。

基本的にダライアスはアーム頼みのゲームで、アームがとれたらゲームオーバーと隣合わせです。
ただこのゲームは死んでもパワーダウンは一切なく、弾1発分のアームが付いた状態で復活するので、従来のダライアスよりは復帰しやすくなっています。
とは言えアーム1発分ではまたすぐ死んでしまう可能性も高く、相変わらず「最初の一機が死んだら残機もまとめてなくなってゲームオーバー」になりやすいゲームではありますが。

ダライアスバーストの最大の特徴は、「バースト攻撃」でしょう。
これはゲージを消費して発射する強力なビーム攻撃で、高威力かつ敵を貫通します。
PSP 版のダライアスバーストはゲージが貯まりにくく、必殺技的な扱いだったようですが、SP では敵に弾を当てているとどんどんゲージが回復していくので、バーストも多用する事が出来ます
バーストは敵弾を消してくれるのでボムの変わりにもなり、さらにバーストで敵を倒すことで通常の数倍の点数が加算されるため、点稼ぎにも重要です。

機体は4種類で、新登場(と言うかゲーセン版からの出張)の、バーストがゆっくり前に進む大きな光球になっている「アサルト」、バーストが普通のビームになっている「レジェンド」、バーストが発射位置から動かずに固定される「ネクスト」、バーストなし(そのぶん通常攻撃が強力)な「オリジン」の4つです。

バーストを多用できるため PSP 版より爽快さやプレイしやすさが増しており、従来より易しくなっています。
難易度も EASY・NORMAL・HARD の3つが用意されていますが、初期設定は EASY です
この辺は一般ユーザーも多いスマートフォン向けの調整のようですね。
よって設定を変更せずにプレイすると、シューティングに慣れた人だと容易にクリア出来て、ちょっと簡単すぎるかも。

スコアシステムに関してですが、敵を倒していると徐々に得点倍率が上がっていき、逆にアーム(バリア)に被弾すると倍率が下がります。
この倍率は最大で 16 倍になり、16 倍の状態でバースト(4倍)で敵を倒すと 16x4 で 64 倍になります。
ダライアスはアームがある限り被弾しても死なないのですが、このスコアシステムのため多く被弾していると倍率が下がり、得点効率は低くなるようになっています。

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※ボスもバースト攻撃を撃つ場合があり、相手のバーストにこちらのバーストを当てると「バーストカウンター」が発生! そのまま相手のバーストを吸収しつつ押し返し、強力な攻撃を叩き込むことが出来ます。
解る人にしか解らない説明ですが、要するにバースト攻撃は「メタルブラック」のビームですね。
このバーストカウンターがあるため、ボスがバーストしてくるパターンを知っておくことが重要です。


draiusbarst4
※ダライアスおなじみのルート分岐。 今回は1面と2面は固定で、3面から分岐します。
ステージが変われば敵もボスも、そしてエンディングも変化します。 基本的に上の方ほど簡単な模様。
初期設定が EASY なので、シューティングに慣れた人が EASY のままで上のルートを通っていくと、簡単過ぎるかもしれません。
なお、このゲームは「地形にぶつかる」シューティングなので、ステージによってはご注意を。


特に欠点と思える部分はなく、とにかくグラフィック・演出・サウンドなどのすべてがハイクオリティーです。
ただ、ダライアスのゲーム性自体に好き嫌いが出来そうなのが、強いて言えば難点でしょうか?

ボスの攻撃は結構トリッキーなものが多く、知ってないとかわせないような攻撃も多いので、EASY はともかく NORMAL 以上だとパターンを知らないと攻略は困難です。
ダライアスはアームのおかげでいきなり攻撃を受けても1発ではミスにならないので、トリッキーな攻撃が来てもある程度は粘れますが、弾幕シューティングの「実力で避け続ける」という内容とはちょっと違います。
細かい弾避けが苦手でも攻略法を見つけることでクリア可能なので、こちらの方が好きな方も多いと思われますが、同じシューティングでも弾幕型とは全然違うのは承知しておきましょう。

ゲームモードには iOS 版専用の「SP モード」、PSP 版と同じステージ構成&BGM の「オリジナルモード」、特定の条件(ボスラッシュなど)のクリアを目指す「ミッションモード」の3つが用意されています。
慣れてくるとミッションモードもなかなか手強くて面白いですね。
クリア数やミッション攻略数を増やすことで、閲覧できるイラストが増えて行くなどの要素もあります。

以下は Youtube で公開されている公式のトレーラーです。



価格は 1200 円と高め。 しかし十分にそれ以上のクオリティーはあります。
PSP 用ソフトの上位移植、さらにスマートフォン用の調整と新モードが加えられた「新作ソフト」ですから、それを考えるとこの値段も妥当でしょう。
比較するのもアレですが、昔のゲームをそのまま再現したレイフォースとは違います。

色々な意味で独特なシューティングであり、iPhone のパワーも感じられる作品です。
ただし iPhone 4 以上、及び iPod touch 第4世代以降用なのでご注意下さい。
iPhone 3GS や iPod touch 第3世代は対象外です。 iPad は初期型でも OK です。

こういうゲームが出てくると、改めて「iPhone はゲーム機になったな」と感じますね。

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