iPhone AC 番外レポート

iPhone や iPad(スマホやタブレット)の、主にゲームアプリのレビューを行っています。

2012/07

りとるキングダム

昨年世界中で大ヒットした、ビル建設の放置型開発ゲーム「Tiny Tower」。
この Tiny Tower のヒット後、当然のように似たタイプのゲームが登場し始め、その一部は Tiny Tower の開発元に「マネし過ぎ!」と文句を言われたりしていた訳ですが・・・

そんな Tiny Tower 系の開発ゲームの中で、特に完成度が高く、日本でも iPhone / Android の双方でヒットしているゲーム。
それが「りとるキングダム」(Lil' Kingdom)です。

基本的には Tiny Tower と同じシンプルな内容なのですが、細かく作り込まれた部屋のグラフィックと非常に立体感のあるフロア表現が素晴らしく、こうした開発ゲームは「見た目」が重要ですから、これはポイント高いですね。

販売しているのは ZUMA(世界的に有名なパズループ系のゲーム)を開発したメーカーとして知られている Glu 。
ここはモバイルゲームの老舗であり、iPhone でも Super KO Boxingロード・オブ・ザ・リングのTD など多くのアプリを公開しています。

りとるキングダム(Lil' Kingdom)

ゲームの基本的な流れは Tiny Tower と変わりません
まず最初に「住居」を造り、1階のドアからやって来る訪問者をエレベーターで住居に運ぶと、そこの住人になってくれます。
住人は「食品」「サービス」「エンターテイメント」「工房」「王国」の5つに分かれた様々な施設で働くことができ、住人を働かせた施設をタップする事で商品を生産することが出来ます。

商品の完成には実時間の経過が必要で、所定の時間が経った後にその施設をタップすると、商品の販売が開始され徐々にお金が入ってきます。
各施設は3人まで住人を働かせることができ、働いている人数が多いほど単価や在庫が多い商品を生産することが出来ます。

時間の経過を待つ間はアプリを落としていても構いません。 再度起動したときに(必要な時間が経っていれば)商品は完成していて、販売中の商品は時間ぶん売れています。
そして稼いだお金でまた新しい住居や施設を造り、地下王国を拡大していきます。

1階のドアからは次々と訪問者が現れ、エレベーターで所定の階に運ぶことで収入を得ることができます。
また、たまに施設の在庫を一気に満たす魔法使いや、施設建設を短縮するドワーフ、住人を補充出来るチャンピオンなどの特殊な訪問者もやって来ます。

ここまでの仕様はビルが地下王国になっている事以外、Tiny Tower と同じですね。

りとるキングダム(Lil' Kingdom)
※ Tiny Tower と同じく、住人には能力値があり、能力に合った施設で働くことで生産時の費用が割引されます。
また「天職」の施設に就職させることでボーナスの「クリスタル」が貰え、さらに生産量にボーナスが付きます。
右の画像は住民を1人拉致してくる「チャンピオン」。 金のない人間を無理やり地下王国の住人にして、深い地の底で働かせるという・・・ それなんて帝愛?


このゲームオリジナルの仕様は、まず地上のお城にお姫様がいて、たまに特定の商品を探してくるように言われること。
Tiny Tower にも特定の住人を捜すミッションがありましたが、こちらは発見に成功すると「コレクション」と呼ばれるアイテムが貰え、それをコンプリートすると(いわゆるコンプガチャ形式)特殊な施設を造れるようになります。

また「ドラゴン」が地下をうろついていて、タップするとその場所の在庫が一気に補充されます
ドラゴンは一度使うと4時間~6時間の休憩が必要になりますが、「クリスタル」を集める事で2匹目、3匹目を誕生させる事もでき、増えるとかなりの収入源になってくれます。

クリスタル」は言わば課金コインであり、課金によってまとまった量を得られますが、普段のゲームプレイでも細々と獲得していくことが出来ます。
その獲得量は決して多くありませんが、まったく貯まらないと言う程でもないので、無課金でもゲームは十分に進行させていくことが出来ます
クリスタルはドラゴンの購入の他に、エレベーターの強化や生産時間の短縮などに使用します。

りとるキングダム(Lil' Kingdom)
※ドラゴンがボーッと火を吐くと、なぜかその店の商品在庫が MAX になる。
どんなお店でも一瞬で MAX なので、生産に時間のかかるお店で使った方がお得ですが、ドラゴンがどこに行くかはランダムです。
地下ダンジョンが舞台だからかヘンなお店も多く、「洗濯屋」とか「ピザ屋」などの一般的なものの他に、「破滅ドーム」とか「深宇宙への入り口」とか言うトンでもないものも存在します。


そしてこのゲームの最大の特徴は・・・ なんと言ってもそのグラフィックでしょう。
このゲームは部屋もキャラクターも 3D グラフィックで描かれていて、さらに画面をスクロールさせると奥行きがあるような立体的な動きを見せてくれます

ちょっと文章では説明し辛いのですが、部屋が画面の上の方にある時は天井が見えていて、中間に移動させると部屋の奥が見え、下の方に移動させると床の辺りに視点が変わると言うような感じで、遠近法のような表現が行われます。
最初に見た時は「おぉ、これはリアルだ!」と思うこと請け合いです。

さらに部屋の中の様子も、洗濯屋なら洗濯物がくるくる回っていて、弓屋なら的に矢が飛んでいて、劇場なら戦士がドラゴンを倒した後にお姫様にぶっ飛ばされる寸劇が上映されているなど、すごく作り込まれています
このグラフィックだと開発のしがいもありますね。

りとるキングダム(Lil' Kingdom)
※静止画ではまったく伝わらないのですが、とにかく立体感があり、奥行きが感じられます。
実際にプレイされている方は、階層が増えてきたら、ぜひ片目をつぶって画面を上下にスクロールさせてみて下さい。 より奥行きを感じる事が出来るはずです。
これは原理を説明していると難しくなりますが・・・ HoloToy などでも活用されている錯視の一種ですね。
実は iPhone で一番「疑似立体視」を体感できるゲームかも。
右は Game Center のフレンドと階層を比べられる画面。 ゲームキャストさんの地下帝国っぷりが凄いです。


本体無料で課金型の「フリーミアム」のアプリですが、それほど課金の必要性はありません。
やや難点なのは俗に言う「課金演出」が多く、「90%オフ!」とか言って全然値下げされているとは思えないような高額課金をアピールされたりすることでしょうか。
ただ無料のアプリですから、十分遊べた人は寄付のつもりで若干の課金をしても良いかなとは思います。

遊びやすい内容で、スマホらしいグラフィックも併せ持つ、特にライトユーザーにオススメのアプリです。
開発ゲームとしては非常にシンプルなので、本格的なゲームを求めている人には向きませんが、放置型のゲームは手軽さも必要ですから、このぐらいで良いのでしょう。
いずれにせよ、この奥行きを感じるグラフィックは一見の価値があります

りとるキングダム (iTunes が起動します)


最後になりましたが、以下は Youtube で公開されている公式のトレーラーです。

虫姫さまふたり ブラックレーベル

今年(2012年)の4月に発売されたケイブの縦スクロールシューティングゲーム「虫姫さま ふたり」。
このゲームの改修バージョンが早くも登場しています。
虫姫さまふたり ブラックレーベル」です。

ブラックレーベル」とはケイブのシューティングの新バージョンに付けられる名前ですが、続編ではなくあくまでバージョン違いに過ぎないので、ゲームの内容はほぼ初期のものと同じです。
ただ、ゲームバランスの調整や一部のシステムの改良、難易度の変更、モードの追加などが行われています。

こう言うと、「じゃあ前作を持っている場合は必要ないの?」と聞きたくなる方もいると思いますが・・・
ぶっちゃけ、その通りです。
ただ改修バージョンだけあって、ゲームはこちらの方が面白くなっています。

こう言うと、「前作を買ったのに、またお金を出して買い直さないといけないの?」と言いたくなる方もいると思いますが・・・
それもぶっちゃけ、その通りです。 この辺は、なんとも微妙なところです・・・

虫姫さまふたり ブラックレーベル

縦スクロールのシューティングゲームで、画面を埋め尽くすほどの強力な攻撃で、大量に出てくる雑魚をバリバリ倒しまくり、滝のように流れてくる得点アイテムをジャラジャラと集めまくる、爽快感抜群の「ケイブシュー」です。

基本的には前作というか、ノーマルバージョンの「虫姫さま ふたり」と変わらないので、そちらの解説も見て頂ければと思います。
ここではノーマルバージョンとの違いを中心に説明いたします。

まず自機の性能と種類の変化
ノーマルバージョンには「レコ」と「パルム」の2人のキャラクターがいて、それぞれに「ノーマル」と「アブノーマル」という2種類の攻撃パターンが用意されていましたが、今回はノーマルとアブノーマルはなくなり、キャラの違いだけになりました

そして各キャラクターの攻撃はノーマルとアブノーマルが合わさったものになり、特にレコは大幅パワーアップ!
初期バージョンのレコは攻撃力が低く、明らかにパルムより弱かったのですが、今作はやたら攻撃力が上がっています。
パルムの方も初期版より強化されていますが、レコの強化っぷりが凄いので、それと比べると控えめ。
ブラックレーベルでは両者の差は少なくなっています。

またオリジナルにあった、敵や弾が大量に出て来たときの「処理落ち」が追加されました
これはアップデートでノーマルバージョンにも追加されていたため、ブラックレーベルだけの機能ではないのですが、今回は最初から備わっています。

この「キャラが強化された」「処理落ちが追加された」の2点によって、ブラックレーベルはノーマルバージョンより難易度が下がっています
ブラックレーベル(黒札)という名前から「すごく難しいんじゃないか」という印象を受けますが、実際には逆でプレイしやすく調整されています

虫姫さまふたり ブラックレーベル
※左はレコ。 ワイドショット+多連装ビームに加えて、オプションが自機のいない位置をカバー。
加えてレーザーの威力がやたらアップしています。 「虫姫さま」なのに虫姫さまが弱い、というのはもう過去の話。
右のパルムは、初期版のノーマルレーザーとアブノーマルサンダーの複合攻撃。 これはこれで強いです。


続いてゲームモードと、スコアシステムの変化
ノーマルは「オリジナル」「マニアック」「ウルトラ」の3つでしたが、今回は「ウルトラ」がなく、代わりに「ゴッドモード」が付いています。
最初はオリジナルしかプレイできず、クリアしないと上位のモードが解禁されないのは前作と同じです。

オリジナル」は敵弾が少ないけど弾速が速めのモードで、このモードは画面左上に表示されている「琥珀カウンター」の数字が緑の時はショットで、青の時はレーザーで敵を倒すことで、高得点のアイテム(大きな琥珀)が落ちてきます。

ノーマルバージョンの場合、このカウンターの色は 500 ごとに変化していて、カウンターを気にしながら頻繁にショットとレーザーを切り替えないといけなかったのですが、ブラックレーベルではそれが 3000 ごとの変化に変わりました。
これにより、以前より忙しい切り替えをしなくて済むようになっています

マニアック」は弾速は遅めだけど敵弾がすごく多いモードで、このモードはショットで敵を倒すと「琥珀ゲージ」が上がり、ゲージが最大に近い状態で敵を倒すと大きな琥珀が出て「琥珀カウンター」が増え、逆にゲージが全くない状態でレーザーで敵を倒すと集めた「琥珀カウンター」の分だけ琥珀に倍率がかかり高得点を得られる、というシステムになっています。

ノーマルバージョンの場合はゲージの増減が速かったため、単に「ショットで敵を倒しまくればカウンターが増え、レーザーで敵を倒せば琥珀に倍率がかかる」という形になっていたのですが、ブラックレーベルはゲージの増減が遅くなりました
単にレーザーに変えただけではゲージがなくなる前に敵を倒してしまうので、少し早めの切り替えが必要で、「ゲージがない状態で敵を倒して琥珀に倍率をかける」というのが難しくなっています。

一方、「ゲージが最大に近い状態(赤)でレーザーで敵を倒すと琥珀が多く出る」というシステムが追加されたため、うまく活用すると大量の琥珀をジャラジャラ出現させる事ができます。
(ただしレーザーの間はゲージが下がるので頻繁な切り替えが必要)
システムは前より難しくなりましたが、それでなくても大量に出てくる琥珀をさらに増やせるので、(システムを理解していれば)爽快感は増しています

そして今作から追加された「ゴッドモード」は、弾速が速く敵弾も多い「ウルトラ」に似ているのですが、9999 が最高だった琥珀カウンターが 30000 まで上がります
琥珀の出現量やカウンターの増加も大きく、「稼ぎの爽快感」が大幅にアップしていて、スコアラーにとってはかなり面白いですね。

ゴッドモードと言うとすごく難しく思えますが、今回も Novice、Normal、Hard、Hell の4段階の難易度設定が可能で、Novice でプレイすればそこまで難しくありません。
前述したように自機が大幅にパワーアップしているため、前作のウルトラよりよっぽどラクです。
ここでいう「ゴッド」は難しさがゴッドなのではなく、派手さや稼ぎっぷりがゴッドなんだと思えば良いでしょう。

またブラックレーベルには段位認定をしてくれる「ボスラッシュモード」も加わえられています。
虫姫さま(1)」か「虫姫さま ふたり」に出現するボスを倒し続けるモードで、単なるボスモードではなく、段位認定という要素があることと、虫姫さま(1)のボスと戦うことも出来るのが良いですね。

虫姫さまふたり ブラックレーベル
※ゴッドモードなら倍率はなんと最高 30000 倍! よりカウンターアップと倍率獲得が楽しくなっています。
右はボスラッシュモードで、ステージ1~5のボスを1通り倒せば段位が上がります。 結構長丁場のモードですが中断セーブも可能。 ただしセーブは課金者限定・・・


しかし難点は・・・ その販売スタイルでしょう。
4月に 600 円でノーマルバージョンが発売されたばかりなのに、それから3ヶ月も経たないうちに 1200 円でブラックレーベルの販売です。
これではノーマルバージョンを買った人は損した気分になるのは否めません。
内容に大きな変化がないのに価格は2倍も違うのも微妙です。
まあこれについては、前作が安かったとも言えますが。

さらに「ボスラッシュモード」は 600 円の課金(もしくは1か2のボスのみ 350 円)を行わないと、途中経過のセーブが出来ません
ボスラッシュモードは最初は敵がかなり弱く、強くなるペースも遅いため、30 分ぐらいやらないと相応の強さになりませんが、課金しないと毎回最初からなのでやってられません・・・
ですがちゃんとやろうと思ったら本体 1200 円に加えて 600 円が必要になるので、結構高く付きます
そもそもブラックレーベル自体、アップデートによる追加でもおかしくない程度の内容ですし。

さらに残機を増やしたり、ボムやパワーアップを増やしたり、当たり判定を小さくする課金もあります。
これらは使用するとスコアランキングへの登録が出来なくなるので、初心者救済用としてはアリかなとは思いますが。

正直、最近のケイブの動向は、どうかと思う点が多々あります。
怒首領蜂 大往生を「怒首領蜂大往生~人気弾幕シューティングゲームがiPhoneに登場!シューティングゲーム好きにおすすめのアプリ!」とか言う客寄せ小細工 SEO 的な名前に変えたり、明らかに無理やりな感じの追加課金を導入したり・・・
このブラックレーベルもそんなやり口が見える感じがして、イヤラシイ印象も拭えません。

もはやケイブの最新の決算資料にはシューティングのシュの字もなく、「GREE向けビッグタイトルに集中」と書かれてたりするので、もうシューターが好きだったケイブは過去のものになるのかもしれませんね・・・

この流れで言うのもアレですが、以下は Youtube で公開されている公式のトレーラーです。



価格は前述したように 1200 円。 ボスラッシュモードを解禁する場合は合計で 1800 円になります。

話が逸れましたが、ゲームは本当に面白いので、「虫姫さま ふたり」でスコア稼ぎなどをしている人は購入しておくべきアプリでしょう。
ノーマルバージョンを持ってて、好きではあるけど、スコアアタックしてる程じゃない」と言う人は、ノーマル版だけでも良いと思います。
どちらも持っていない人だと・・・ 値段は2倍違うけど、やはりこちらの方がお勧めです。

ともあれ虫姫さまは、「撃ちまくる、壊しまくる、回収しまくる」というシューティングの原点が追求されているゲームで、幅広くオススメできます。
色々あるようですが、今後もケイブシューが iPhone で発売されることを願いたいですね。

虫姫さまふたり ブラックレーベル (iTunes が起動します)

Numer0n [ヌメロン]

フジテレビで深夜に不定期に放送されている特番「ヌメロン」(Numer0n)。
ヒントを元に3ケタや4ケタの数字を当てる「数当てゲーム」を、芸能人が1対1の対戦形式で行うゲーム番組で、アイテムによる攻撃や防御も用意されています。
それを iPhone アプリにしたものが登場しています。
Numer0n [ヌメロン] 」です。

このアプリは今年の4月に公開され、無料アプリとしてはそれなりの人気になっていたのですが、当初は1人で数当てゲームをするだけのシンプルな内容だったため、特に紹介するまでもないだろうとスルーしていました。
しかし6月末に行われたアップデートで実際の番組を模した 3D のスタジオが追加され、手軽に頭脳戦を楽しめるオンライン対戦も導入されるなど、その内容が一新されています。

特にオンライン対戦はなかなか楽しめるので、今回ご紹介しようと思います。
ちなみに Android 版も8月に配信される予定のようです。

Numer0n ヌメロン

対戦モードを基準に解説します。
まず最初に0~9の数字の中から3ケタの数字を選びます。 ただし数字が重複してはいけません。
その後、2人のプレイヤーが交互に相手の選んだ数字を予想します。

予想した数字に位置も数字も合っているものが含まれる場合は「EAT」(イート)、位置は違うが数字は合っているものが含まれる場合は「BITE」(バイト)とコールされ、その数が告げられます。
例えば、「123」という数字が選ばれていて、予想が「145」の場合、位置も数字も合っているものが1つあるので「1 EAT 0 BITE」、予想が「234」だと位置は違うが数字が合っているものが2つあるので「0 EAT 2 BITE」となります。
先に相手の数字を全て当てる、つまり「3EAT」した方が勝ちですね。

ゲーム自体は昔からある数当てゲームに過ぎません。
このタイプのミニゲームは古くからあり、似たものをやったことがある人は多いでしょう。
ただ、オンライン対戦で1対1で予想し合うと、やはり緊張感がありますね

このアプリは一人用と対戦モードが用意されていますが、一人用は初期バージョンのまんまで、正解の数字は自動で決められ、それを当てるだけのシンプルなミニゲームと言ったものに過ぎません。
ただ、一人用の場合は4ケタや5ケタの数字でもプレイできます。
番組のようなスタジオが出てくるのはオンライン対戦のみです。

Numer0n ヌメロン
※左は一人用モードの画面。 初期バージョンのシンプルなアプリのまんまですが、練習にはなります。 4ケタや5ケタにするとかなり複雑になり、相当難しくなりますね。
右は対戦中のヒント表示。 0 EAT 2 BITE なので、位置は違いますが正解の数字が2つ含まれています。
オンライン対戦での入力時間は1回 20 秒なので、相手の番の間によく考えておかないと時間が足りなくなります。 オーバーしてしまうとその回はパスに。
また、最初に選ぶ自分の数字は 10 秒以内に選ばないといけないので、早く決めないと勝手に決められてしまいます。


オンライン対戦中には、6種類のアイテムを使用する事ができます。
アイテムには攻撃用と防御用があって、攻撃用は数字が高いか低いかを判別できる HIGH & LOW、2回連続で予想ができる DOUBLE 、好きな数字の位置を判明させる TARGET 、制限時間を伸ばす TIME の4つ。
防御用は自分の数字を並び変える SHUFFLE と、数字を1つ交換する CHANGE があります。

アイテムは使い捨てで、1度使うとなくなり、ショップで購入しなければなりません
また1回の勝負で使えるアイテムは3つまでです。
20 秒の制限時間のうち、防御アイテムは最初の 10 秒の間に、攻撃アイテムは後の 10 秒の間に使わなければなりません。
よって防御アイテムの方が優先して使用されることになります。
アイテムを使用するとそのターンの制限時間は 20 秒に戻ります。

アイテムを使った攻防はなかなか面白く、これのおかげでより対戦らしくなっているのが良いですね。

Numer0n ヌメロン
※アイテムは6種類。 ただし使ったらなくなるので乱発はできません。
右の画像はアイテムの1つ「HIGH & LOW」を使ったシーン。 相手の数字の 0~4 が LOW、5~9 が HIGH として表示され、大きなヒントが得られます。 アイテム使用時の演出はなかなか良いです。
防御アイテムの CHANGE は自分の数字を1つ変更できますが、4以下の数字は 0~4 の中から、5以上の数字は 5~9 の中から選ばないといけません。
DOUBLE は2回連続で予想できますが、自分の数字を1つ公開しないといけないので、トドメの時に使わないと墓穴を掘ります。


オンライン対戦を行うには、そのための TICKET(チケット)が必要になります。
ここがこのゲームの難点で、チケットは最初に 10 枚持っているのですが、なくなると課金して購入するか、毎日 0 時を過ぎると獲得できる「ログインボーナス」で貰わないと対戦できなくなります。

ログインボーナスは初日はチケット5枚、2日目は6枚と徐々に増えていくのですが、そもそもこの手のオンライン対戦ゲームは対戦相手がいるかどうかが最大のポイントですから、こんな風にチケットで対戦者を制限してしまうのは下策にしか思えません

アイテムも一度使用すると、課金通貨の GOLD で買うかログインボーナスで貰わないと補充できず、アイテムは1つ 35 GOLD(1GOLD 1円)なので、つまり 35 円払って使うもの(もしくは1日数個しか使えないもの)になっています。
アイテムを使った攻防もこのゲームの面白さですが、これではどうしても使い辛く、ゲーム本来の楽しさを得られにくくなっています。

まあ無料アプリなので、どこかでメーカーが収益を得られるようにしないといけないのですが、対戦ゲームは「人がいてナンボ」でもあるので、もうちょっと自由に楽しめるスタイルにして欲しいのも本音ですね。

なお、これらとは別に勝敗によってやり取りされる「チップ」もあるのですが、これは純粋にランキングのためだけに存在しています。
なくなると対戦できなくなりますが、レベルアップや称号の獲得で頻繁に得られるので、無くなって困ることはまずありません。 また、少量のチップで遊べるテーブルも用意されています。
もちろんランキング上位を狙う人は、高額チップのテーブルで勝負に出る事も出来ます。

しかし最大の難点は・・・ Facebook アカウントがないと Guest ログインしか出来ないこと。
ご存じのように実名登録が前提の Facebook は日本ではあまり普及していませんが、その Facebook を利用していないといくらチップを稼いでもランキングには参加できません。(Guest 表示にしかなりません
正直、これでは日本の対戦ゲームとしては厳しいので、せめて Facebook がなくても名前ぐらいは登録させて欲しいところです
ただ、Guest ログインは何も登録しなくても行えるので、その点は手軽ではあります。

Numer0n [ヌメロン]
※ゲストログインでも名前の登録は可能でした。 ちょっと解りにくいけど・・・
メニュー画面の下にあるステータスバーをタップすると、戦績の詳細画面が表示されます。
この画面の上部にある名前(最初は Guest)の部分をタップすると、名前の変更を行えます。 よく見るとペンマークも付いてますね。


Numer0n ヌメロン
※対戦チケットは1枚 10 円、アイテムは1つ 35 円。 ログインボーナスである程度は貰えますが、なくなったら課金が必要になります。
決して高額な課金ではありませんが、チケットはともかく、これではアイテムは使い辛いですね。
でもヌメロンって実際の番組でもアイテムの攻防が面白さのポイントだと思うから、そこが使い辛いのはなぁ・・・ アイテム乱発ゲームになるのもどうかとは思うけど・・・
メーカーもタダ働きは出来ない訳ですが、ユーザーが納得しつつメーカーも儲かる顧客満足分岐点ってのがどこにあるのかは、難しいところですね。


アプリ自体は無料。 課金要素はありますが、一応無課金でもオンライン対戦は楽しめます。
「単なる数当てゲームでしょ? やったことあるよ。 大したことないね」と思っている方もいると思いますが、実際にやってみると「対戦だとこんなに真剣になるものなんだ」と思うはずです。
偶然あっさり当てられてしまう事もありますが、かなり頭を使う推理戦が楽しめるゲームで、一度対戦してみると面白さが解るはずです。

フジテレビというと「怒涛のゲームアプリ1000本ノック!!」とか言ってクソゲーを乱発しまくり、ユーザーから嘲笑されたことでも知られていますが、アップデート後のこのアプリの完成度は高いです。
今の時点では番組の知名度もあってユーザーも多く、マッチングも早いですね。
この状況が今後も継続するかどうかは、番組と運営次第といったところでしょうか。

ともあれ手軽に楽しめる万人向けのオンライン対戦ゲームなので、ぜひ試してみるのをオススメします。

Numer0n [ヌメロン] (iTunes が起動します)

アメイジング・スパイダーマン

6月30日より公開されている 3D 映画「アメイジング・スパイダーマン」。
その公式ゲームが映画の公開に合わせてゲームロフトより発売されています。
名前はそのまま、「アメイジング・スパイダーマン」です。

先に総評を言ってしまいますが、これは「スパイダーマンになって空中散歩を楽しむゲーム」です。
映画でもおなじみの、スパイダーウェブにぶら下がってビル街の間を縦横無尽に飛び回るシーン、それをなんとゲーム上で体験することが出来ます。
それはハッキリ言って爽快で、「まさか iPhone や iPad でこのシーンを楽しめるとは!」という感じですね。

一方、格闘アクションゲームとして見ると、正直言ってイマイチです。
ゲームロフトのスパイダーマンのゲームと言えば、一昨年に発売されスマッシュヒットした Spider-man : Total Mayhem が知られていますが、 それとは全く違うゲームです。
ですから Total Mayhem の続編かと思ってプレイすると「アレ?」となるのでご注意下さい。

このゲームはギャングスターGrand Theft Auto のような、街の中を自由に歩き回れる「オープンワールド」のゲームであり、ゲームエンジン(ゲームを作るための基本システム)もギャングスターやアーバン・クライムのものを使っているのが見て取れます。
よって戦闘シーンもギャングスターのような簡易的なものであり、格闘アクションを中心に作られていた Spider-man : Total Mayhem とはジャンルからして違うと思った方がいいでしょう。

アメイジング・スパイダーマン

街の中に様々な「ミッション」が現れ、その場所に行くとイベントや戦闘が発生、ミッションを無事に達成すると経験値やお金(スパイダーポイント)が貰えます。
ストーリーはメインミッションをクリアする事で進んで行きます。
ミッションはほとんど戦闘を伴いますが、たまに爆弾を解除するとか、逃走する車を追いかけるなどの特殊なものも出て来ます。
また、イベントシーンでは全て(英語の)ボイスが流れます。
スパイダーマンらしいジョークの効いたセリフのかけ合いもそのままですね。

ただ、広い街の中を自由に動き回れるので、ミッションを無視してテキトーに散策していても構いません
この町はやたら治安が悪いようで、至るところで暴漢と出くわすので、移動しているだけでも散発的に戦闘に突入します。
また、テログループと戦闘になるランダムミッションも各地で発生します。

戦闘に入ると「攻撃ボタン」と「スパイダーウェブボタン」、「ドッジ(回避)ボタン」が現れます。
攻撃ボタンを連打しているだけで近くの敵の方にダッシュし、パンチやキックなどの技で次々と敵を殴り倒してくれるので、非常にお手軽です。
この部分は Spider-man : Total Mayhem のシステムを踏襲していると言えます。

スパイダーウェブボタンは糸で遠距離攻撃をしたり、逆に敵に糸を絡ませて急接近したりするもので、これもスパイダーマンらしい技を自動で繰り出してくれます。
ただ攻撃の種類はそれほど多くなく、Total Mayhem よりもアクションは少なめです。

回避を行う「ドッジボタン」は敵の攻撃に合わせて押すと、自動的に格好いいアクションで相手の攻撃をかわしつつ反撃してくれるもので、Total Mayhem ではこれがアクションのキモになっていました。
しかし今作は回避のタイミングが解り辛く、攻撃しようとする敵の上にマークが表示されるのですが、それがよく見えない事があります。
加えて画面外から銃を撃たれたりするとマーク自体が出て来ません

攻撃を受けそうな時にはドッジボタンが光るので、それが目安になるのですが、控えめな光なのでよーく見ていないと解りません。
これらの理由から、「敵の攻撃を格好いいアクションでかわしながら戦う」というのは難しくなっています。

でも、別に回避が出来なくてもそんなに強い敵は出てこないので、攻撃ボタンを連打してバシバシ殴っていればクリアしていけます。
逆に言うと戦闘は「その程度のもの」ですね。

アメイジング・スパイダーマン
※戦闘は「ギャングスターの格闘にスパイダーマンらしいアクションを付け足したもの」です。 ギャングスターの戦闘が元々簡易的なものでしたから、このゲームも似たようなものです。
ドッジ(回避)をカッコ良く行うには、青い回避ボタンが光るのをよく見ておかないといけません。
よって戦闘中は攻撃ボタンを連打しながら、ずっと青いボタンを凝視し続けることに・・・ それもどうなんだって感じです。
でもスピーディーに敵を殴りまくれるので、それなりには楽しめます。

しかしこのゲーム、戦闘はイマイチでも、「移動」は面白いです。
この手のゲームで戦闘より移動する方が面白いって始めてですね

ジャンプボタンを押しっぱなしにすると飛んだ後に糸を出し、そのままターザンジャンプのように糸に掴まって空中に跳び上がります。
タイミングよく連続で跳び上がっていけば遥か上空まで昇っていけますし、高速で移動する事もできます。
それはまさに「映画と同じように、しかも自分の好きな方に飛んでいくことができる」もので、最初に見た時は「おぉー! スゲー!」と思うこと請け合いです。
ホント、戦ってるよりビルの間を飛んでいる方が面白いです。

スパイダーマンはビルの壁も床のように移動することができ、高層ビルの屋上まで壁面を歩くようによじ登ることが出来ます。
高所から落ちても平気なので、高層ビルから飛び降りて落下の恐怖感を味わうことも出来ます。
地面を走り続けると高速で疾走し、その状態で車にぶつかりそうになると自動的にカッコ良くジャンプして回避してくれます。

とにかく様々なアクションが「スパイダーマンらしい」です
その再現こそがこのゲームのコンセプトなのでしょうね。

アメイジング・スパイダーマン
※スパイダーマンにとっては壁もビルも「床」と同じ。 自由に壁面を動き回れます。
高速で移動していると遠景のテクスチャの荒さが目立つこともありますが、そのぶん上空を高速で飛んでいても動きは滑らか。 文字通り「気持ちよく」飛び回れますね。
もちろん、使用機種にもよりますが・・・


アメイジング・スパイダーマン
※高層ビルから地上へダイブ! 傷1つ無いスパイダーマン。
高空から真下に落下するとホントにコワイです! それだけリアルと言うことですね。
でもこのダイブ感は結構病み付きになります。


グラフィックの質はモダンコンバットなどと比べるとかなり劣り、「自由に飛び回っても快適に動かせること」を重視しているグラフィックだと言えます。
ただ、ビルのガラスに街の景色が映っているなど、荒くても綺麗に見せる工夫は凝らされています。

町中をかなり高速で飛び回るゲームですから、相応にハードのパワーも必要になります。
iPhone 3GS や初代 iPad は対象外で、インストールさえ出来ません。 iPod touch は第4世代以降のみ対応です。
また、ここで掲載しているグラフィックは新 iPad (iPad 3rd)のもので、iPhone 4 や iPod touch では画質は落ちてしまいます。

具体的には、以下のような感じです。

アメイジング・スパイダーマン

ゲームの進行の影響で天候が違ってますが・・・
iPhone 4 の方は遠景のテクスチャ(画質)が荒くなっていて、信号機や地上の看板がなくなり、影が簡略化されています。
スパイダーマンの体の質感なども違い、またこの画面では解りにくいのですが、通行人や車の数も少なくなります。
また、iPhone 4 だと一部の演出効果がカットされます。

動きも上空を飛び回ると、iPhone 4 は若干コマ落ちしているのを感じます
ただ致命的という程ではないので、iPhone 4 でも十分遊ぶ事は可能で、独特の浮遊感も楽しむ事ができます。
でもやっぱり iPhone 4S や iPad 2 以上でのプレイをオススメしたいですね。

以下は Youtube で公開されている公式のトレーラーです。



定価は 600 円。 クオリティーを考えると相応の値段かなと思います。

冒頭でも述べたように、敵と戦う格闘アクションとしてではなく、オープンワールドの街をスパイダーマンになって飛び回るのを楽しむゲームと言え、自由に散策しながら暴漢をシバいてまわり、気が向いたらストーリーミッションを進行させる、そんなプレイスタイルが向いているゲームですね。
欲を言えば、もっとランダムミッションに種類があればと思いますが、メインミッションは割とバラエティーに富んでいます。

主人公がヒーローで、乗り物がない代わりに飛び回れるギャングスター、という感じでしょうか。
荒削りな部分もありますが、新機種を持っているのなら一見の価値があるゲームですね

アメイジング・スパイダーマン (iTunes が起動します)

DEAD TRIGGER

※続編の DEAD TRIGGER 2 も公開されています。 レビューは こちら

昨年、3D グラフィックのゲームエンジン「Unity」を使った FPS/TPS (3D ガンシューティング)「SHADOWGUN」を公開し、その技術力の高さを見せつけたチェコのメーカー MADFINGER Games が、ゾンビを撃ちまくる新作の FPS を公開しました。
DEAD TRIGGER」です。

そのグラフィックのクオリティーはハンパではなく、モダンコンバット3に勝るとも劣らない美しさです。
SHADOWGUN の時も「Unity ってここまで綺麗で滑らかなゲームを作れるのか!」と驚きましたが、今作はそれ以上の衝撃を受けました。
ホント、Unity の現時点のフラグシップ的なゲームではないでしょうか。

ゲーム内容の方は「モダンコンバット」や「ブラザーインアームズ」のようなストーリー性のあるリアル系のゲームではなく、「スポーツ系 FPS」とも呼ばれるシンプルに戦闘を繰り返すのみの内容です。
Call of Duty: Zombies に似ているのですが、それよりもっとシンプルで、1ステージが短時間で終わるステージクリア型のゲームです。
これはこれで、手軽に楽しめて良いと思います。

DEAD TRIGGER

画面左側をスライドして移動、画面右にある射撃ボタンで銃を撃ち、画面中央部をドラッグして視点を変える、一般的な操作方法の 3D ガンシューティングです。
リロードは自動で行われますが、画面右にあるボタンで任意に行う事も可能です。

主人公視点のゲームで、壁や障害物に隠れたりするアクションはありません。
屈みやダッシュはなく、オートエイム(照準の吸い付き)や精密射撃などもなく、FPS としては簡易的なのですが、そのぶん複雑な操作がないためプレイはしやすくなっています。

このゲームの操作の特徴は、射撃ボタンを押しっぱなしにすると銃を連射しますが、そのまま指をスライドすることで照準の微調整を行えること。
つまり射撃ボタンはボタンと言うより、スティックに近いと言えます。
この操作方法は同メーカーのゲーム SHADOWGUN と同じスタイルですね。

ただ、この操作は攻略上非常に重要なのですが、気付きにくいのが難点です。
(どこかに説明があるのかもしれないけど、英文なので日本人には理解し辛い)
しかしこれを知らないとマシンガン系やピストル系は使い辛くなってしまうので注意して下さい。

ステージごとに「敵を一定数倒す」「ダンボールを見つけて運ぶ」「扉を一定時間守る」などのクリア条件があり、達成することで経験値とお金を入手することができます。(失敗しても少量もらえます)
お金はショップで銃や使い捨てアイテム、パワーアップなどを買うのに使用しますが、上位の装備はレベルが高くならないと購入することは出来ません
ステージは3~5分前後でクリア出来るものが多く、他の FPS と比べて短時間で遊ぶことが出来ます。

DEAD TRIGGER
※銃はピストル系、サブマシンガン系、アサルトライフル系、ショットガン系の4つに大別できます。
最初に買うであろう $3000 の SCORPION は「サブマシンガン」ですが、これは集弾率(ACCURACY)が低く弾がバラついてしまい、あまり使い勝手は良くありません。
次にお金で購入できる $5000 の RMGT 870 は「ショットガン」で、かなり強力ですが、4発撃ったらリロードしないといけないうえにリロード時間が長めなので、敵が多いと辛くなります。  ただゾンビの腕や体を吹っ飛ばしやすいのでボーナスを稼げる利点があります。
COLT M4 は課金コイン(GOLD)でないと購入できませんが、連射力があり狙いも付けやすい「アサルトライフル」で、ゲーム冒頭で使っていたのもコレ。 このタイプが一番バランスが取れてますね。
同じく課金コインでないと買えない WALTHER P99 は「ピストル」でいかにも弱そうですが、最初のピストルと比べるとかなり強く、しかも集弾率が高くて狙いを付けやすいのでヘッドショットしやすいです。


DEAD TRIGGER
※ ミッション選択画面。 ドクロマークは一定数敵を撃破、円グラフマークは一定時間耐える、箱マークはダンボールを見つけて所定の場所に運ぶ、盾マークは指定の扉を守るミッションです。
ゲームを進めていると「メインクエスト」が現れ、それをクリアする事でストーリーが進行し、ボスゾンビが登場する事もあります。
たまに補給ヘリが飛んできて、報酬が多めの特殊ミッションを投下してくれることも。


フィールドはそれほど広くなく、ミッションにもよりますが、狭い範囲で敵を迎撃し続ける展開です。
敵を倒しているとたまに弾薬やお金を落とす事があり、これで残弾数などを補充できます。
弾薬アイテムは残弾が少なくなるとよく落とすようになるので、弾切れになることはあまりありません。

ただ格闘攻撃がないため、弾切れになって弾薬アイテムもない場合、どうしようもなくなります
ここはちょっと頂けない点ですね・・・
なお、銃を複数装備している場合、弾が無くなると自動的に武器の切り替えが行われます。
弾薬を取ると使っていない武器の弾が優先して補充されるようです。

ゾンビは窓のような場所や通路の奧はもちろん、金網のすき間とか、小さな排水溝など、至るところから出て来ます。
画面左上にはレーダーがあり、これで周囲のゾンビの方向を確認できるのですが、それほど範囲が広くないうえに四方八方から来るので、突然横や後ろから襲われて焦ることもあります。
この「急に襲われる恐怖感」は CoD:Zombie に通じるものがありますね。
と言うか、バリケードを作れないことと、マップが広くないこと、ステージクリアがあること以外は CoD:Zombie のグラフィック強化バージョンという感じです。

そしてグラフィック、特に画面の演出効果はハンパないです
非常に美しく、水たまりでは水面がリアルに揺らめき、雨漏りしているところではカメラに水滴が付いて表示が歪み、木が生えているところでは木の葉が風に吹かれて飛び交います。
木漏れ日のあるところでは持っている銃が照らされるなど、自然表現が素晴らしいです。
もちろん新 iPad の大画面 Retina ディスプレイにも対応しています。
しかもこれが滑らかに動くので、最初に見た時は思わず「Unity スゲー!」と心の中で叫んでしまいましたね。

DEAD TRIGGER
※雨漏りの真下に立っていると水滴で画面が「リアルに」歪む。 こうした効果も Unity の機能のようですね。
風に舞う葉っぱも最初に見た時は「おぉ~」と思います。 もはや携帯機器のレベルではないです。
なお、ややマニアックな話になりますが、このゲームの開発は NVIDIA の協力を受けていて、NVIDIA のグラフィックチップ Tegra 3 に最適化されているとのことです。 よって Unity や Tegra 3 の技術アピールの意味もあるようですね。
iPhone や iPad は Tegra 3 ではないので、Android の Tegra 3 搭載機だとさらに高度な表現が可能になっているハズですが・・・ そもそも Tegra 3 搭載機が少ないのが現状・・・


DEAD TRIGGER
※ゾンビにヘッドショットを決めているシーン。 一撃で倒せるうえにクリア後のボーナスも加算されるので、常にこれを狙うのが基本です。
CoD:Zombie のように体のパーツが取れる場合もあり、足だけ吹っ飛ぶと上半身だけで這うように接近して来たりします。


ただし、機種によってグラフィックのクオリティが調整され、旧機種だと影がなくなったり、水面や木の葉の表現が消えたりします。

以下は iPhone 4 と iPad 3rd の同じシーンを比べた画像です。

DEAD TRIGGER

iPhone 4S は iPad 3rd と同じ画質のようです。 初代 iPad は iPhone 4 の画面と変わりませんでした。

見てのように最新機種ではパイプから水蒸気が吹き出していて、ライトの光源処理があり、水たまりがあって水面が反射しています。
しかし旧機種ではこれらの画面効果は一切ありません。 屋外でも雪が無くなったり、ホコリが舞ってなかったり、全体的に演出がカットされています。

ただ、iPhone 4 でも普通に綺麗なグラフィックではあり、他の FPS/TPS と比べて見劣りする程ではありません。
動きも非常に滑らかで、十分に「凄い」とは言えます。
ただ、最新機種の場合は「もの凄い」レベルですが。

非常に高クオリティーなゲームですが、いくつか気になる点もあります。
1つ目は、マップが少ない
ベースとなるマップは4つぐらいしかないようで、ミッションはスタート地点や移動ルートを変えただけの「同じマップの使い回し」です。
マップ自体も広くないので、どうしても同じ場所での戦いばかりになってしまいます。
敵の種類も歩いてくるゾンビのみなので、長く続けていると展開が単調になって来ますね。

おそらくこれは、Android (つまり Tegra の機種)は保存容量が少ないものが多いため、あまりボリューム(アプリサイズ)を増やせないためだと思われます。
そうだとすると、アップデートでの拡張もあまり期待できませんね・・・

もう1つは攻撃を受けた時、その方向を表示する演出がないこと。
普通この手の FPS/TPS はダメージを受けたら攻撃が来た方向に赤い血のようなものが表示され、どこからやられたのかが解るようになっています。
しかしこのゲームは方向によるダメージ演出の違いがないので、殴ってきたゾンビの方向が解りにくくなっています。
特に側面や後方から殴られてゲームオーバーになると何が原因でそうなったのか解らないまま終わるので、釈然としない終わり方になります。

後は、課金用の装備が多いことも難点と言えるでしょうか・・・
ただ定価が安いので、この点はしょうがないかなぁ、とも思いますが・・・

以下は Youtube で公開されている公式のトレーラーです。



定価は 85 円。 ハッキリ言って、このクオリティーで 85 円って破格値もいいとこですね。
追加課金の要素があるので、その点を考慮しての値段だとは思いますが。

※ Android 版で不正コピーが横行した影響で、アプリは無料化されました。

ただ追加課金についても、85 円課金すれば相応の装備が買えるだけのコイン(GOLD)が手に入るので、それほど高額が必要な訳ではありません。

85 円で GOLD を購入すると強力なピストル(WALTHER P99)と使いやすいアサルトライフル(COLT M4)が手に入り、装備枠を増やして両方を装備すれば弾薬不足も改善されます。
さらに余ったコインでパワーアップも購入できるので、序盤をスムーズに攻略することが出来ます。(無課金だと序盤はやや辛い)
それでも 85 + 85 で 170 円しかかからないので、私的にはこの形の購入がオススメですね。

Infinity Blade は Unreal Engine の技術アピールでもあったのですが、Unity は今後、この会社が技術アピールを担うのでしょうか?
ともあれ最新機種を持っているなら必見のグラフィックで、ゲームも楽しめるものなので、かなりオススメのアプリです。

DEAD TRIGGER (iTunes が起動します)

ペリーどこだ?

ディズニーが公開し大ヒットしている iPhone のパズルゲーム「スワンピーのお風呂パニック!」(Where's My Water?)。
その登場キャラクターをディズニーアニメ「フィニアスとファーブ」に登場するキャラクターに変えた派生アプリが登場し人気になっています。
ペリーどこだ」です。

「フィニアスとファーブ」は日本でもテレビ東京系で放映されているため、ご存じの方が多いでしょう。(とは言え、私が住んでいる地域はテレビ東京は見れませんが・・・)
「スワンピー」はお風呂パニックで登場したキャラクターなので知名度はなかったのですが、こちらは現行アニメのキャラクターなので愛着のある方も多いと思います。

基本のゲームシステムは「スワンピーのお風呂パニック!」と全く変わりません
しかしステージは新しくなっていて、新たなしかけも登場し、一方で「難しすぎず簡単すぎず、サクサクと気持ちよく解いていける絶妙なゲームバランス」は健在です。
システムは前と変わらないのにやってて面白いのは、ゲームとしての完成度の高さ故でしょうね。
ちなみに英名は「Where's My Perry?」で、前作(Where's My Water?)のシリーズ作であることが解る名前になっています。

ペリーどこだ(Where's My Perry?)

流体シミュレートの物理パズルゲームで、茶色の「土」の部分をなぞると穴を掘ることが出来ます。
水の下を掘ると重力に従って流れていき、カモノハシのキャラクター「ペリー」(エージェントP)がいる部屋のパイプに水を一定量流し込むとステージクリアとなります。
前述したようにゲームの基本システムは「スワンピーのお風呂パニック!」と全く同じで、新作と言うよりは別バージョンと言った感じです。

マップ内には3つの「ノーム人形」があり、これは水を一定量当てると回収できます。
ノーム人形を集めた数がそのままステージのクリア評価になり、多く集める事が上位ステージの解除条件にもなっています。
この点も前作の「アヒル人形」と同様です。

今作の新しいしかけは流体を吸い込む「パーティーネーター」、水を水蒸気に替える「ヒートネーター」、水を凍らせる「クールネーター」の3つ。
ヒートネーターとクールネーターは「ビーム」になっていて、タップする事で任意に撃てる装置も存在します。
水は下に流れていきますが、ヒートネーターで水蒸気になると上に昇って行き、氷やクールネーターで冷えると再び水に戻ります
水蒸気のアイデアはすでに前作の時にありましたが、今回はそれが早いうちから登場し、水蒸気でないと回収できないノーム人形も存在します。

他に、ペリーの部屋に送るとミスになってしまう「ヘドロ」がありますが、今作のヘドロは水と混ざらない性質を持ち、さらにヒートネーターで熱すると触れた水を蒸発させるヒートヘドロ、クールネーターで冷却すると触れたものを溶かしたり凍らせたりするクールヘドロになります。
これらをうまく活用する事もクリアする上で必須なので、今作のヘドロはむしろお助けアイテムやしかけの一部といった性質が強いですね。

ペリーどこだ(Where's My Perry?)
※左の画像は水蒸気を画面上部の氷で冷やして水に変換しているところ。 画面下部の赤いレーザーで再び水蒸気にして、右上に運んでいきます。
熱いものと冷たいものを合わせると爆発が発生! これで固い岩盤を壊すステージもあります。
なお、ペリーをタップするとディズニーらしいユニークなアクションを見せてくれます。


土の中には「シークレットファイル」が隠されていることもあり、これを集めると風船を誘導していく特殊ステージをプレイする事が出来ます。

4つの「ミッション」が用意されていて、1つのミッションに 20 ステージ。
現時点(2012/7)でステージ数は全 80 ステージで、相応のボリュームではありますが、テンポ良くクリアしていけるので集中してやると短時間で終わってしまうかもしれません。
でも、このゲームは難しすぎないサクサク感も良いところだと思います。

冒頭でも述べましたが、本当に「適度に頭を使ってクリアしていける」ので、やっていて気持ちよさがあります。
この難易度なら大人から子供まで楽しめますし、無理にプレイヤーを悩ませようとしていないバランスで作り上げているところが「ディズニー」らしいと言えますね。
とは言え簡単過ぎる訳でもないので、クリア時には達成感もあります。

ペリーどこだ(Where's My Perry?)
※左はシークレットファイルを集めるとプレイできる風船ステージ。 それほど長いステージではありません。
シークレットファイルが隠されているステージはノーム人形の横に「?」が表示されるので、すぐに判別できます。 土を掘りまくればすぐに見つかるので、発見は困難ではありません。
パズルとしての難易度はそんなに高くないので、出来ればノーム人形を集めながらクリアして行きたいですね。


価格は 85 円と安価。 iPhone と iPad の双方に対応しています。
スワンピーのお風呂パニック!」のステージとキャラ違いのバージョンですから、「もうスワンピーはいいや」という人には勧められませんが、逆にスワンピーが好きだった人には同じように楽しめるのでオススメですね。
もちろんスワンピー未経験で、パズルゲームが嫌いでない人にもオススメです。

ゲーム的には新作ではありませんが、世界各国のランキングで1位になっており、ディズニーの強さ、知名度の高さというものが感じられますね。

ペリーどこだ? (iTunes が起動します)

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