史実の近代戦を舞台にした、硬派な戦略級シミュレーションゲーム「欧陸戦争」シリーズ。
その欧陸戦争の番外的な作品であった、第二次世界大戦を舞台にした戦略ゲーム「世界の覇者」に続編が登場しました。
「世界の覇者2」です。
このシリーズの1作目から3作目(欧陸戦争1、欧陸戦争2、世界の覇者1945)はボードゲームのようなシステムであり、戦闘の勝敗もサイコロを振って決めていました。 (つまり Risk(Lux)のようなゲームでした)
しかし欧陸戦争3(4作目)からシステムが改められ、サイコロは振られるものの、ユニットは耐久力制となり、サイコロは単なるダメージ計算の目安にしかならなくなりました。
そして今作(5作目)はついにサイコロ自体が表示されなくなり、もはやボードゲームではなく、より一般的な戦術シミュレーションゲームになっています。
欧陸戦争シリーズには史実の戦いを再現したステージクリア制のモードと、広い地域で多数の国が入り乱れて戦う全国モードの2つがあり、特に「世界の覇者1945」の全国モード(コンクエスト)は全世界を舞台にしていて、これが大きな特徴であり人気の要因でもありました。
しかし今作「世界の覇者2」は、世界の覇者なのに全国モードがありません。
てっきり「世界の覇者」は、「欧陸戦争の全世界バージョン」 だと思っていたのですが・・・ そういう訳ではないんですかね?
でもこれでは「欧陸戦争」と「世界の覇者」に分けている意味がないような・・・
だから私的には、今作は世界の覇者と言うより「欧陸戦争4」という感じがします。
なお、このゲームの初期バージョンにはゲームバランスに大きな影響をもたらす致命的なバグがあり、そのため紹介を避けていました。
(ユニットを多く重ねていると、選択したのとは違うユニットが「行動力を無視して」攻撃していました)
しかし先日のアップデートで修正され、現在は問題なくプレイ出来るようになっています。
(iTunes には「落ちる」という意見が見られますが、当方でプレイした限りではそう言った症状は見られません)
欧陸戦争シリーズには「第一次世界大戦」と「第二次世界大戦」を扱ったものがありますが、今作は「第二次世界大戦」が舞台です。
しかし第二次世界大戦のシナリオをクリアすると、大戦後の世界を扱った「冷戦シナリオ」をプレイできます。
大戦後が舞台のシミュレーションゲームって、ちょっと珍しいですね。
ゲームシステムは「欧陸戦争3」をベースにしています。
ターンごとに得られる資金を使ってユニットの生産や都市の建設を行い、配置済みのユニットを動かして土地を占領していきます。
敵がいる領土に移動すると戦闘が発生し、互いにダメージを受け、耐久力が無くなった方は消滅します。
戦略シーンはボードゲームの戦術シミュレーションゲームをベースにしたシンプルなものになっていて、それほど難しくはありません。
ただ、欧陸戦争3からユニットに「行動力」の概念が追加され、戦車や歩兵は2回、装甲車は3回の移動/攻撃が行えるようになりました。
また1つの領土に最大4つのユニットを配置することができ、複数のユニットを使い分けながら進軍していくことが出来ます。
領地には収入が増える「都市」や工業力が増える「工場」を建設することができ、規模の大きな都市では歩兵を、工場では野砲や車両ユニットを生産することが出来ます。
さらに領地には「塹壕」「要塞砲」「対空機銃」「レーダー」などの防御施設を設置することができ、そこで戦う部隊の防御力を上げたり、空爆によるダメージを減らしたりすることが出来ます。
「空港」も設置可能で、これは範囲内の敵に空襲による攻撃を行えます。(ただし実行する度に資金と工業力が必要です)
※防御設備は結構重要です。 塹壕があれば攻撃してきた装甲車や歩兵の行動力をすぐ 0 に出来ます。
要塞砲はユニットの種類に関わらず大砲で撃たれても反撃が可能。 レーダーは今回が初登場で、空爆と遠距離砲撃のダメージを大きく減らせますが、防御力はなく、作るのに技術力も必要です。
防御設備があるため、基本的に戦闘は防御側の方が有利ですね。
都市や工場を作っておけばダメージの回復も出来ますが、行動力を使い切っている部隊は回復は行えません。
※ 戦略画面。 基本的には欧陸戦争3と同じですね。
1つの領地にユニットは4つまでスタックでき、攻撃された時は一番上の部隊が防戦します。 ユニットの順番は右側に表示されているリストをタップすれば変更可能。
領土が全てなくなると滅亡ですが、首都が陥落しても滅亡にはなりません。
首都や大都市の領土に街を作ると、いきなり規模の大きい都市が出来ます。 また首都では歩兵も兵器も生産可能です。
一方、都市や工場がない土地は、収入がほとんどありません。 ピンチの時は無理に土地を死守しようとせず、拠点となる場所での迎撃に徹しましょう。
欧陸戦争3から追加された「司令官」も利用可能で、ステージクリアによって得られる「勲章」でパワーアップすることができ、司令官を付加したユニットの戦力を大幅に強化できます。
ただ、今作は他国にも「ジューコフ」や「グデーリアン」、「マッカーサー」や「モントゴメリー」など名うての司令官が顔つきで登場します。
かなり手強いため、これら司令官ユニットの対策もゲームのポイントになります。
欧陸戦争3にあった「スペシャルカード」はなくなりましたが、部隊を回復する「補給線」や部隊をレベルアップさせる「エース部隊」などは通常の命令コマンドに含まれています。
また、指定した場所に歩兵を出現させる「空挺兵」と、最大の技術力と大量の資金&工業力が必要な「核兵器」が加わっています。
今作から新たに追加された要素は、離れた場所に反撃を受けずに攻撃できる「ミサイル兵器」と「空母」です。
資金を消費せずに使える空襲のようなもので、うまく使えばかなり便利です。
また、戦車より強力で大砲にも反撃できる「重戦車」ユニットが追加されました。
一方、欧陸戦争3にあった「騎兵」と「機関銃」はなくなっています。
※ バルバロッサ作戦(ドイツ軍のソ連侵攻作戦)を説明するグデーリアン様。
味方の司令官ユニットは非常に頼もしいのですが、敵の司令官ユニットはすごく厄介。
やたら硬いし反撃も痛いので、空港を作って空襲で何とかするか、拠点で防戦しつつ他の方面から後方に回るかしましょう。
敵を完全包囲すると士気が下がり戦力が低下するため、これを活用するのも手です。
※ シナリオは「枢軸」と「連合」の2つ。 担当する国はステージごとに決まっていて、日本軍でプレイするには枢軸シナリオをステージ7まで進めないといけません。
冷戦シナリオは「NATO」と「ワルシャワ条約機構」の2つがあり、どちらも架空のシナリオですが、NATO はキューバ危機、ワルシャワ条約機構は朝鮮戦争からスタートするため、相応に史実も考慮されています。
冷戦シナリオと言っても、東西両陣営が大戦争をやらかすので、全然「冷戦」じゃない訳ですが・・・
今作の難点は、一番の難点は前述したように「全世界モード」(コンクエスト)がないことですが・・・
もう1つ大きいのは、難易度がかなり高いこと。
ハッキリ言って、今作から始めた人は早々に行き詰まると思います。
このシリーズは欧陸戦争3から内容が本格化し、そのぶん難易度が上がったのですが、今作は以前にも増して難しくなっています。
基本的に攻撃側の方が不利で、ヘタに進攻すると大きなダメージを受けるため、防御施設のある都市や工場で守りを固め敵を迎撃するのが攻略の一つなのですが、今作はひたすら守り続けることを防止するためか(?)、各ステージに「制限ターン」が設けられています。
これを超過すると作戦失敗になりゲームオーバーになってしまう上に、大半のステージでターン数は少なめなので、早い進攻が求められます。
しかしガンガン攻められるほど戦力や資金に余裕がない場合が多いので、これのおかげで難易度が飛躍的に上がっています。
司令官を鍛えればゲームがラクになる・・・ と言いたいのですが、クリア済みのステージを再度クリアしても勲章はあまり貰えません。
勲章は課金でも得られるのですが、こういうシステムだと「課金前提かよ」みたいに思ってしまいますね・・・
きちんと攻略すれば無課金でも十分進められるのですが、このシリーズを初めてやる人だと課金しても辛いかも。
あと、全体的に良く出来ているのですが、前作の欧陸戦争3はオープニングのムービーがあったり、かっこいい国選択画面があったりして、「気合い」のようなものが感じられました。 しかし今作はそれほどではなくなっています。
まあムービーの有無やメニュー画面のグラフィックなどは、ゲームには直接関係ありませんが・・・
翻訳も若干おかしいですが、意味が解らない程ではありません。
以下は Youtube で公開されている公式のトレーラーです。
価格は 250 円。 iOS のゲームとしてはもっとも本格的な戦略シミュレーションと言えるので、このタイプのゲームが好きな人には今回もお勧めできます。
でもこのシリーズ未経験の方は、前作(欧陸戦争3)や前々作(世界の覇者1945)の方が良いかなぁ。
「欧陸戦争」をメインとして、「世界の覇者1945」がハーツ・オブ・アイアン的な「ハーツオブ欧陸戦争」だったのに対し、今作はアドバンスド大戦略的な「アドバンスド欧陸戦争」という感じでしょうか。 解る人にしか解らない説明だけど。
第二次世界大戦の戦史に詳しい人にとっては魅力あるステージが続くので、やっていて楽しめると思いますが、大半の人は普通に「世界征服」が出来るモードをやりたいのではないかと思います。
ともあれ、私は戦略/戦術 SLG が好きだし、歴史も好きな方なので、このゲームはかなり好みです。
私と同じようなタイプの人には、文句なくオススメですね。
・世界の覇者2 (iTunes が起動。今回はユニバーサルアプリです)
2012/08
運送会社の社長になって、バスやトラック、ゴミ収集車などの運用を行い都市を発展させるという、ちょっと変わった都市開発シミュレーションゲーム「Virtual City」に続編が登場しています。
「Virtual City 2: Paradise Resort」です。
Virtual City(1)はステージクリア型のゲームでしたが、広い土地で自由な都市開発ができ、ソーシャルゲーム的な課金システムが加わっている Virtual City Playground というアプリも公開されています。
そして今回の Virtual City 2 は、初代 Virtual City のようなステージクリア型のゲームに戻りました。
自由な開発が出来るモードはまだありませんが、追加課金もないので安心して遊ぶ事が出来ます。
iTunes のレビューでは「アプリが落ちる!」という苦情が続発していて、私も落ちはしなかったものの、動作に異常が発生し、まともにプレイできなくなりました。
しかしこれら症状はインストール後、一度「本体を再起動」(アプリの再起動ではない)すると治ります。
動かない方は落ち着いて本体の再起動を行ってみて下さい。
(アプリが正常に動かないときに本体の再起動をするのは iPhone / iPod touch / iPad の『常識』です。 このゲームの場合はアプリ側にも問題があるとは思うけど)
プレイヤーはトラックやバスを購入し、材料を運んで製品を作ったり、人を娯楽施設に運んだりして、各ステージの「クリア条件」を達成していきます。
このゲームで製品を作るには、各工場から様々な材料を運ぶ必要があります。
例えば「パイ」を作るには、「穀物農場」の小麦を「製粉所」に運んで小麦粉にして、その小麦粉と「酪農場」の牛乳を「パン屋」に運ばなければなりません。
トラックは出発地点と到着地点を設定でき、出発地点で材料や製品を積み込み、到着地点でその荷物を降ろします。
各工場が稼動できるよう、トラックで運搬径路を整えてクリア条件の製品を作っていきます。
場合によっては必要な工場を新設することも必要になります。
ステージによってはバスの運行も行います。
住宅地の近くにバス亭を作ると乗客が増え、その乗客をショッピングモールや映画館などに運ぶことで「幸福度」が増加します。
幸福度が増加しても特に有利になることはありませんが、クリア条件になっている場合はそれを満たす必要がありますね。
トラックでの運搬やバスの運行を行うことで、収入を得ることもできます。
このゲームのプレイヤーは市長ではないので、税金はありません。 お金は運輸によって稼がなければなりません。
住宅や消防署・病院などの公共施設を建てることも出来ますが、これらの建物から直接収入を得ることは出来ません。
他にもゴミ収集車の運用や、公園の設置による環境の改善などの要素もあります。
ただ、このゲームはあくまでステージクリアが目的のゲームなので、クリア条件に関係ない部分を向上させる必要はなく、ステージによって作れるもの・使えるものは決まっています。
ここまでの内容は、前作 Virtual City と同じですね。
※ あくまでステージクリア制のゲームなので、長期的な開発は行えません。
しかし目的達成までの過程は自由なので、目的を1つ1つ達成していっても良いですし、先にバス路線を作って収入を確保し、それから一気に条件を満たしていっても構いません。
画面左上のタイマーが尽きる前にクリアすると「エキスパートクリア」となり、「開発資金」を多く貰えます。
※使える建物やアップグレードはゲームの進行で徐々に増えて行く形です。
「エキスパートクリア」出来なかった場合、開発資金が足りなくなることもありますが、ほとんどのアップグレードは必須な訳ではなく、クリアしたステージを再度プレイして貯めることも出来ます。
またステージによって使える施設が決まっているので、取得してもそのステージで使える施設でなかった場合は利用できません。
前作と今作の違いについてですが・・・ ぶっちゃけ、あまり変わりません。
今作はリゾート地の開発がテーマとなっているため、積雪のある地方やスコールが発生する海岸など、ちょっと変わった地域の開発が多いのですが、見た目が前作と比べて大きく変わっている訳ではないし、やることもほぼ一緒。
「2」というよりは「1」の追加ステージ集、といった感じと言えますね。
一応、「通勤」と「観光」の要素が加わっていて、新しい施設として「オフィス」と「ホテル」が追加されています。
駅や空港などの大きな交通機関が存在するステージも多く、これらがあるステージではバスでオフィスやホテルに人を運び、「雇用値」「観光値」を高めなければなりません。
ただ、「バスで人を運ぶ」という部分は変わっていないので、やることは以前と一緒で、単に見た目や呼び名が違うだけと言った感じです。
日本人にとって最大の変更点であり、嬉しい点でもあるのは「日本語に対応したこと」ですが、つたない翻訳なのでちょっと文章はおかしいですね。
また、明らかな誤訳もあり、例えば「化粧品を他の地域からショッピングモールに運ぶ」という勝利条件が「化粧品をショッピングモールから他の地域に運ぶ」になっていたりします。
ほとんどの訳文は意味が解るものになっていますが、一部に違う意味の文章があったりするのが困りもの。
ただ、英文のみだった前作よりはずっと取っ付きやすくなっています。
※日本語になったのは良いのですが、その内容は解るような解らないような・・・ 一時期の EA の翻訳よりはマシだけど・・・
ただローカライズって手間もお金もかかるので、ここは仕方がないところでしょうか。 少なくとも前作よりは解りやすいですね。
※エリアクリア時にはちょっとしたイベントシーンが表示されるようになりました。
リゾート開発がテーマなので、最初はスキー場、次はマリーナの建設を行い、それにちなんだ画像が表示されます。
細かい点では、バスの乗客数の計算も変わっていますが・・・ この辺は前作をやり込んだプレイヤーでないと関係ない部分ですね。
価格は iPhone 版が 250 円、iPad 版が 600 円。 ユニバーサルアプリではありません。
無料体験版もありますが、フルバージョンにするには上記と同じ課金が必要です。
iPad 版は画面が広いのは良いのですが、なぜかフォントが明朝体になっていて、おまけにメッセージ表示部の大きさが iPhone 版と同じなので、妙な見にくさがあるのでご注意を。
私的には、あまりにも前作と変わってなくて拍子抜けだった印象です。
しかし新ステージがプレイできることは嬉しいので、Virtual City が好きだった方にはオススメできますね。
前作の Virtual City をプレイしていない方だと、序盤のチュートリアルが前よりやや解り辛く、エキスパートクリアの条件も厳しくなっているので、ちょっとやり辛さがある気もします。
ただ前作よりこちらの方が安く、日本語にもなっているので、初めての方でも2からプレイした方が良いでしょうね。
本体を再起動しないとバグる、落ちる報告多数、翻訳文が微妙、iPad のフォントが読み辛いなど、色々と気になる点も多いのですが、やはり「運輸をテーマにした開発 SLG」と言う内容は面白いです。
無料版でもかなり遊べるので、とりあえず試してみるのをオススメします。
ルールについては前作の攻略ページを参考にして頂ければと思います。
・Virtual City 2: Paradise Resort (以下は iTunes が起動します)
無料版(課金で完全版にするタイプ):iPhone 版 / iPad 版
有料版(最初からフルバージョン):iPhone 版 / iPad 版
「Virtual City 2: Paradise Resort」です。
Virtual City(1)はステージクリア型のゲームでしたが、広い土地で自由な都市開発ができ、ソーシャルゲーム的な課金システムが加わっている Virtual City Playground というアプリも公開されています。
そして今回の Virtual City 2 は、初代 Virtual City のようなステージクリア型のゲームに戻りました。
自由な開発が出来るモードはまだありませんが、追加課金もないので安心して遊ぶ事が出来ます。
iTunes のレビューでは「アプリが落ちる!」という苦情が続発していて、私も落ちはしなかったものの、動作に異常が発生し、まともにプレイできなくなりました。
しかしこれら症状はインストール後、一度「本体を再起動」(アプリの再起動ではない)すると治ります。
動かない方は落ち着いて本体の再起動を行ってみて下さい。
(アプリが正常に動かないときに本体の再起動をするのは iPhone / iPod touch / iPad の『常識』です。 このゲームの場合はアプリ側にも問題があるとは思うけど)
プレイヤーはトラックやバスを購入し、材料を運んで製品を作ったり、人を娯楽施設に運んだりして、各ステージの「クリア条件」を達成していきます。
このゲームで製品を作るには、各工場から様々な材料を運ぶ必要があります。
例えば「パイ」を作るには、「穀物農場」の小麦を「製粉所」に運んで小麦粉にして、その小麦粉と「酪農場」の牛乳を「パン屋」に運ばなければなりません。
トラックは出発地点と到着地点を設定でき、出発地点で材料や製品を積み込み、到着地点でその荷物を降ろします。
各工場が稼動できるよう、トラックで運搬径路を整えてクリア条件の製品を作っていきます。
場合によっては必要な工場を新設することも必要になります。
ステージによってはバスの運行も行います。
住宅地の近くにバス亭を作ると乗客が増え、その乗客をショッピングモールや映画館などに運ぶことで「幸福度」が増加します。
幸福度が増加しても特に有利になることはありませんが、クリア条件になっている場合はそれを満たす必要がありますね。
トラックでの運搬やバスの運行を行うことで、収入を得ることもできます。
このゲームのプレイヤーは市長ではないので、税金はありません。 お金は運輸によって稼がなければなりません。
住宅や消防署・病院などの公共施設を建てることも出来ますが、これらの建物から直接収入を得ることは出来ません。
他にもゴミ収集車の運用や、公園の設置による環境の改善などの要素もあります。
ただ、このゲームはあくまでステージクリアが目的のゲームなので、クリア条件に関係ない部分を向上させる必要はなく、ステージによって作れるもの・使えるものは決まっています。
ここまでの内容は、前作 Virtual City と同じですね。
※ あくまでステージクリア制のゲームなので、長期的な開発は行えません。
しかし目的達成までの過程は自由なので、目的を1つ1つ達成していっても良いですし、先にバス路線を作って収入を確保し、それから一気に条件を満たしていっても構いません。
画面左上のタイマーが尽きる前にクリアすると「エキスパートクリア」となり、「開発資金」を多く貰えます。
※使える建物やアップグレードはゲームの進行で徐々に増えて行く形です。
「エキスパートクリア」出来なかった場合、開発資金が足りなくなることもありますが、ほとんどのアップグレードは必須な訳ではなく、クリアしたステージを再度プレイして貯めることも出来ます。
またステージによって使える施設が決まっているので、取得してもそのステージで使える施設でなかった場合は利用できません。
前作と今作の違いについてですが・・・ ぶっちゃけ、あまり変わりません。
今作はリゾート地の開発がテーマとなっているため、積雪のある地方やスコールが発生する海岸など、ちょっと変わった地域の開発が多いのですが、見た目が前作と比べて大きく変わっている訳ではないし、やることもほぼ一緒。
「2」というよりは「1」の追加ステージ集、といった感じと言えますね。
一応、「通勤」と「観光」の要素が加わっていて、新しい施設として「オフィス」と「ホテル」が追加されています。
駅や空港などの大きな交通機関が存在するステージも多く、これらがあるステージではバスでオフィスやホテルに人を運び、「雇用値」「観光値」を高めなければなりません。
ただ、「バスで人を運ぶ」という部分は変わっていないので、やることは以前と一緒で、単に見た目や呼び名が違うだけと言った感じです。
日本人にとって最大の変更点であり、嬉しい点でもあるのは「日本語に対応したこと」ですが、つたない翻訳なのでちょっと文章はおかしいですね。
また、明らかな誤訳もあり、例えば「化粧品を他の地域からショッピングモールに運ぶ」という勝利条件が「化粧品をショッピングモールから他の地域に運ぶ」になっていたりします。
ほとんどの訳文は意味が解るものになっていますが、一部に違う意味の文章があったりするのが困りもの。
ただ、英文のみだった前作よりはずっと取っ付きやすくなっています。
※日本語になったのは良いのですが、その内容は解るような解らないような・・・ 一時期の EA の翻訳よりはマシだけど・・・
ただローカライズって手間もお金もかかるので、ここは仕方がないところでしょうか。 少なくとも前作よりは解りやすいですね。
※エリアクリア時にはちょっとしたイベントシーンが表示されるようになりました。
リゾート開発がテーマなので、最初はスキー場、次はマリーナの建設を行い、それにちなんだ画像が表示されます。
細かい点では、バスの乗客数の計算も変わっていますが・・・ この辺は前作をやり込んだプレイヤーでないと関係ない部分ですね。
価格は iPhone 版が 250 円、iPad 版が 600 円。 ユニバーサルアプリではありません。
無料体験版もありますが、フルバージョンにするには上記と同じ課金が必要です。
iPad 版は画面が広いのは良いのですが、なぜかフォントが明朝体になっていて、おまけにメッセージ表示部の大きさが iPhone 版と同じなので、妙な見にくさがあるのでご注意を。
私的には、あまりにも前作と変わってなくて拍子抜けだった印象です。
しかし新ステージがプレイできることは嬉しいので、Virtual City が好きだった方にはオススメできますね。
前作の Virtual City をプレイしていない方だと、序盤のチュートリアルが前よりやや解り辛く、エキスパートクリアの条件も厳しくなっているので、ちょっとやり辛さがある気もします。
ただ前作よりこちらの方が安く、日本語にもなっているので、初めての方でも2からプレイした方が良いでしょうね。
本体を再起動しないとバグる、落ちる報告多数、翻訳文が微妙、iPad のフォントが読み辛いなど、色々と気になる点も多いのですが、やはり「運輸をテーマにした開発 SLG」と言う内容は面白いです。
無料版でもかなり遊べるので、とりあえず試してみるのをオススメします。
ルールについては前作の攻略ページを参考にして頂ければと思います。
・Virtual City 2: Paradise Resort (以下は iTunes が起動します)
無料版(課金で完全版にするタイプ):iPhone 版 / iPad 版
有料版(最初からフルバージョン):iPhone 版 / iPad 版
マイケルジャクソンのミュージックビデオを元に、そのモーションを 3D モデル化して音楽ゲームに仕立てたアプリが iPhone に登場し、ランキングの上位になっています。
「マイケル・ジャクソン ザ・エクスペリエンス」です。
元は XBOX360 や PS3 用のモーションコントローラー(Kinect や PlayStation Move)を使って遊ぶダンスゲームで、2010 年末に発売されていたものです。
それが PS Vita と iPad 用のタッチパネルを使ったゲームに修正され、それがさらに iPhone 用になったものが今回発売されたアプリです。
開発はゲームロフトの親会社でもある Ubisoft で、3D グラフィックの技術力に優れた大手メーカーです。
曲に合わせてマークが出現するので、それに合わせて画面をタップ、及びフリックします。
タップは少なめで、弧を描くようにフリックしたり、二本指でフリックする場合もあります。
基本的にはダンスのモーションに合わせた入力を行うので、あまりムチャな譜面はなく、繰り返しのフレーズが多めですね。
遊びやすい譜面になっていて、この点は好印象です。
「曲に合わせてフリックする」という点は先日発売された「ミクフリック/02 初音ミク」にも似ているのですが、このゲームは画面のどこをフリックしても構いません。
一方、入力のタイミングは(フリック入力型の音楽ゲームとしては)少しシビアです。
ミクフリックと同じく「フリック入力型の音楽ゲームの欠点」もあり、フリック入力は押したときではなく指を離したときに反応するため、1テンポ早めの入力が必要で、リズムにノリにくい難点があります。
さらに目押しが難しいため、タイミングは曲を良く聞いて、リズム「のみ」で判断する必要があります。
ただマイケルジャクソンの曲はダンスミュージックなので、曲自体はノリやすく、音楽ゲームには向いていると言えますね。
曲の途中でのゲームオーバーはなく、入力結果は評価とスコアのみに影響します。
ただうまくプレイして「コンボゲージ」が MAX になると、曲によってはバックダンサーが追加されます。
コンボゲージに応じて背景に変化が生じるステージもあります。
※ 人物も背景も全て 3D グラフィックで表現されているため、プレイに応じて変化する場合があります。
ただミュージックビデオの再現を重視しているためか、あまり大きな変化はありません。
バックダンサーはプレイがうまいと登場しますが、iPhone 版は人数が減らされているようです・・・
※ ミュージックビデオらしく、途中でムービーが挿入される曲もあります。
ムービーも実写の場合と 3D の場合があり、どちらも高画質。 演出はやっぱりカッコイイですね。
ただ、音楽ゲームとしては色々と残念な点も目に付きます・・・
まず、ゲームなのに入力に対する反応がほとんどないこと。 入力音さえありません。
ダンスについてはゲーム中に「フリースタイル」と呼ばれるシーンがあり、ここだけは入力に応じた動きが行われるのですが、そこ以外はどう入力しても変化がありません。
(フリースタイルのシーンもそんなに思い通りに動かせる訳ではありません)
ミュージックビデオを再現しているので動きを変えるのは難しいと思いますし、「効果音があったら曲の邪魔になる」というのもあると思いますが、今のままではゲームとしてのプレイ感が薄すぎるので、せめて入力音の ON/OFF は付けて欲しいですね。
また、プレイがうまいとバックダンサーが登場しますが、iPhone 版は2人だけのようです。
コンボゲージが MAX になろうがフルコンボしようが、マイケル合わせて3人のみ。
※バックダンサーの人数は環境によって変わるようです。
iPhone 版を iPhone 4 でプレイした場合、バックダンサーは2人までしか登場しません。 演出効果も省略されます。
しかし iPhone 4S でプレイした場合はバックダンサーは多数登場し、マイケルの動きに合わせて光が生じるような演出も発生します。
ただし iPhone 版を iPad でプレイすると機種判別が行われず、たとえ iPad 3rd でプレイした場合でも旧機種扱いのグラフィックになってしまいます。(当方はこの症状でした)
iPad 版を iPad 3rd でプレイした場合は新機種として判別されます。
また、これはミュージックビデオを元にしているので言うのはお門違いかもしれませんが、1曲が4分~5分ぐらいあるので、やはりゲームとしてプレイするには長いです。
全体としては、あくまで「3D の再現 PV におまけでミニゲームが付いている」と言ったものに過ぎない感じを受けます。
元はキネクトを使って実際に踊るダンスゲームだったので、それがタッチパネルになった時点で、本来のゲーム性は損なわれている気もしますね。
以下は TouchGamePlay により Youtube で公開されているプレイ動画です。
価格は iPhone 版は 250 円、iPad 版は 450 円です。 ユニバーサルアプリではなく双方別になっています。
また本体だけでは4曲しかなく、それ以外の曲は1つ 85 円の追加課金で導入しなければなりません。(iPad 版は1曲 170 円)
現時点(2012/8)では追加曲は9曲用意されていて、合計 13 曲ありますが、全部導入すると 1015 円になります。(iPad 版は 1980 円)
PV の再現度は高いし、マイケルジャクソンの PV が1曲 85 円で楽しめるのですから、ファンにとってはたまらないゲームだと思います。
ただ、マイケルのファンという訳ではない私が純粋に「音楽ゲーム」として評価した場合・・・ イマイチ感が拭えません。
せっかくノリの良い、音ゲーにもマッチしているマイケルの曲を使っているのだから、もうちょっとタッチパネルのゲームとしての「やりよう」がなかったのか、と思ってしまいます。
私的にはリズムにノリ辛いフリック入力は、ミクフリックの「歌詞入力」みたいな意味合いがある場合でない限り、音ゲーには向かない気がしますね。
まあこの辺は演出や調整次第なのかもしれないけど。
マイケルジャクソンは知名度が高く、グラフィックのクオリティーも高いので、iTunes での高評価は一応頷けます。 250 円という価格も高すぎないと思います。
しかし個人的にオススメかどうかと言われると、ファン以外には微妙かな・・・
・マイケル・ジャクソン ザ・エクスペリエンス (公開終了)
※版権の影響だと思われますが、2013年8月よりこのアプリは非公開となっています。
「マイケル・ジャクソン ザ・エクスペリエンス」です。
元は XBOX360 や PS3 用のモーションコントローラー(Kinect や PlayStation Move)を使って遊ぶダンスゲームで、2010 年末に発売されていたものです。
それが PS Vita と iPad 用のタッチパネルを使ったゲームに修正され、それがさらに iPhone 用になったものが今回発売されたアプリです。
開発はゲームロフトの親会社でもある Ubisoft で、3D グラフィックの技術力に優れた大手メーカーです。
曲に合わせてマークが出現するので、それに合わせて画面をタップ、及びフリックします。
タップは少なめで、弧を描くようにフリックしたり、二本指でフリックする場合もあります。
基本的にはダンスのモーションに合わせた入力を行うので、あまりムチャな譜面はなく、繰り返しのフレーズが多めですね。
遊びやすい譜面になっていて、この点は好印象です。
「曲に合わせてフリックする」という点は先日発売された「ミクフリック/02 初音ミク」にも似ているのですが、このゲームは画面のどこをフリックしても構いません。
一方、入力のタイミングは(フリック入力型の音楽ゲームとしては)少しシビアです。
ミクフリックと同じく「フリック入力型の音楽ゲームの欠点」もあり、フリック入力は押したときではなく指を離したときに反応するため、1テンポ早めの入力が必要で、リズムにノリにくい難点があります。
さらに目押しが難しいため、タイミングは曲を良く聞いて、リズム「のみ」で判断する必要があります。
ただマイケルジャクソンの曲はダンスミュージックなので、曲自体はノリやすく、音楽ゲームには向いていると言えますね。
曲の途中でのゲームオーバーはなく、入力結果は評価とスコアのみに影響します。
ただうまくプレイして「コンボゲージ」が MAX になると、曲によってはバックダンサーが追加されます。
コンボゲージに応じて背景に変化が生じるステージもあります。
※ 人物も背景も全て 3D グラフィックで表現されているため、プレイに応じて変化する場合があります。
ただミュージックビデオの再現を重視しているためか、あまり大きな変化はありません。
バックダンサーはプレイがうまいと登場しますが、iPhone 版は人数が減らされているようです・・・
※ ミュージックビデオらしく、途中でムービーが挿入される曲もあります。
ムービーも実写の場合と 3D の場合があり、どちらも高画質。 演出はやっぱりカッコイイですね。
ただ、音楽ゲームとしては色々と残念な点も目に付きます・・・
まず、ゲームなのに入力に対する反応がほとんどないこと。 入力音さえありません。
ダンスについてはゲーム中に「フリースタイル」と呼ばれるシーンがあり、ここだけは入力に応じた動きが行われるのですが、そこ以外はどう入力しても変化がありません。
(フリースタイルのシーンもそんなに思い通りに動かせる訳ではありません)
ミュージックビデオを再現しているので動きを変えるのは難しいと思いますし、「効果音があったら曲の邪魔になる」というのもあると思いますが、今のままではゲームとしてのプレイ感が薄すぎるので、せめて入力音の ON/OFF は付けて欲しいですね。
コンボゲージが MAX になろうがフルコンボしようが、マイケル合わせて3人のみ。
※バックダンサーの人数は環境によって変わるようです。
iPhone 版を iPhone 4 でプレイした場合、バックダンサーは2人までしか登場しません。 演出効果も省略されます。
しかし iPhone 4S でプレイした場合はバックダンサーは多数登場し、マイケルの動きに合わせて光が生じるような演出も発生します。
ただし iPhone 版を iPad でプレイすると機種判別が行われず、たとえ iPad 3rd でプレイした場合でも旧機種扱いのグラフィックになってしまいます。(当方はこの症状でした)
iPad 版を iPad 3rd でプレイした場合は新機種として判別されます。
また、これはミュージックビデオを元にしているので言うのはお門違いかもしれませんが、1曲が4分~5分ぐらいあるので、やはりゲームとしてプレイするには長いです。
全体としては、あくまで「3D の再現 PV におまけでミニゲームが付いている」と言ったものに過ぎない感じを受けます。
元はキネクトを使って実際に踊るダンスゲームだったので、それがタッチパネルになった時点で、本来のゲーム性は損なわれている気もしますね。
以下は TouchGamePlay により Youtube で公開されているプレイ動画です。
価格は iPhone 版は 250 円、iPad 版は 450 円です。 ユニバーサルアプリではなく双方別になっています。
また本体だけでは4曲しかなく、それ以外の曲は1つ 85 円の追加課金で導入しなければなりません。(iPad 版は1曲 170 円)
現時点(2012/8)では追加曲は9曲用意されていて、合計 13 曲ありますが、全部導入すると 1015 円になります。(iPad 版は 1980 円)
PV の再現度は高いし、マイケルジャクソンの PV が1曲 85 円で楽しめるのですから、ファンにとってはたまらないゲームだと思います。
ただ、マイケルのファンという訳ではない私が純粋に「音楽ゲーム」として評価した場合・・・ イマイチ感が拭えません。
せっかくノリの良い、音ゲーにもマッチしているマイケルの曲を使っているのだから、もうちょっとタッチパネルのゲームとしての「やりよう」がなかったのか、と思ってしまいます。
私的にはリズムにノリ辛いフリック入力は、ミクフリックの「歌詞入力」みたいな意味合いがある場合でない限り、音ゲーには向かない気がしますね。
まあこの辺は演出や調整次第なのかもしれないけど。
マイケルジャクソンは知名度が高く、グラフィックのクオリティーも高いので、iTunes での高評価は一応頷けます。 250 円という価格も高すぎないと思います。
しかし個人的にオススメかどうかと言われると、ファン以外には微妙かな・・・
・マイケル・ジャクソン ザ・エクスペリエンス (公開終了)
※版権の影響だと思われますが、2013年8月よりこのアプリは非公開となっています。
まだファミコンさえ登場していなかった 30 年前のコンピューターゲーム黎明期に、ATARI というゲーム機で発売されたインディージョーンズ風の冒険ゲーム「PITFALL」(ピットフォール)。
非常に古いゲームですが、初期のセガのゲーム機に移植されたり、アーケード版が登場したり、続編や派生作品が作られたりしているため、その名前を聞いたことがある方も多いと思います。
そんなピットフォールが、なんと Temple Run タイプのアクションゲームになってリニューアルされました。
「PITFALL!™」です。
大ヒットしている Temple Run の派生ゲームは数多く登場していますが、このゲームは元祖ピットフォールのイメージをうまく融合し、かなり大幅なアレンジが施されていて、Temple Run 系のゲームの中でも完成度は随一だと言えます。
迫力のある演出が多く、オリジナルのピットフォールを思い起こさせるシーンもあり、オリジナルを知っている人も知らない人も楽しめる内容です。
基本システムは Temple Run とほぼ同じです。
主人公の冒険家「ハリー」が火山の噴火から逃げ始め、プレイヤーは上にスライドでジャンプ、下にスライドでスライディング、本体の傾きで左右に移動し、障害物を避けながらひたすら走り続けます。
曲がり角では左右にスライドすることでその方向に曲がります。
Temple Run 系の命であるキビキビした操作性はそのまま踏襲されており、スライディングからのジャンプなども可能で、やや早めの入力だったり、逆にギリギリのタイミングでも成功にしてくれる場合が多いです。
1回のアウトでゲームオーバーになるショートゲームですが、慣れれば相応の時間走り続けることが出来ますね。
このゲームのウリはその 3D のグラフィックと、非常に豊富な演出&しかけでしょう。
木に火山岩が当たって倒れてきたり、吊り橋が壊れたり、地響きと共に石像が崩れてきたりなど、かなり豊富な演出が用意されています。
ゲームシーンもジャングルや洞窟、集落や鉱山など多岐に渡り、時にはトロッコに乗って疾走し、さらにバイクに乗って走るなど、乗り物も複数用意されています。
ロープにつかまってターザンジャンプしたり、ワニをジャンプで飛び越えたり、蛇やサソリを撃退するなど、オリジナルのピットフォールを彷彿とさせるシーンも登場します。
何度もプレイしないと出てこないレアなシーンもあり、短いながらも「冒険している」という感じがして良いですね。
※集落のシーンは1階と2階に分かれた分岐ルートになっていて、Temple Run の派生ゲームではありますが、 Temple Run にはないしかけやシーンが盛りだくさんです。
場面は距離によって大まかに決まっていて、最初はジャングルや集落、3000 m から洞窟、4000 m からトロッコ、5000 m からバイクのシーンが登場します。
※吊り橋が崩れるのは世界のお約束!
こんな風に上空からの視点になったり、真横からの視点になったり、演出に合わせてカメラワークもダイナミックに変化します。 演出やサウンドがとても映画的で良いですね。
しかけが非常に豊富なため、それに対応する方法を学ぶのに時間がかかり、最初のうちはなかなか先に進めないのですが、ゲーム序盤のスピードはこの系統のゲームとしては遅いので、その点でバランスは取られている印象です。
道中にはトレジャー(銀塊、金塊)が落ちていて、それを拾い集めることでパワーアップを購入できる点も Temple Run を踏襲していますが、他に経験値とレベルがあり、レベルアップすることで「ダイヤモンド」が手に入ります。
ダイヤモンドはトレジャーよりも少ない個数でアイテムを購入できますが、入手量が限られているため無駄使いは出来ません。
ダイヤモンドは課金で補充することも出来るので、課金用通貨でもあります。
パワーアップの種類は Temple Run よりは少なめです。
道中で出てくるアイテムは「ジャガー」に乗って一定距離走れるもののみで、しかもこのアイテムは出現ポイントがある程度決まっているため、ランダム出現のアイテムではありません。
事前に購入しておく消費アイテムには、一定時間ミスっても復活できる「ライフトニック」、しばらくスピードが上がる「ヘイストトニック」、蛇やサソリのダメージを回復する「アンチベノムトニック」の3つがありますが、ライフトニックは効果時間が短すぎて頼りにならず、ヘイストトニックはスピードが上がって返って危険、アンチベノムトニックも蛇やサソリのダメージは一定時間で自然回復するため必須ではありません。
これらの効果はパワーアップで強化できますが、必要なトレジャーの割に効果がイマイチなため、Temple Run ほどアイテムには頼れないゲームですね。
主人公の姿を変える衣装の購入も出来ますが、姿が変わるだけで特殊な効果はないようです。
2000 m ごとにチェックポイントがあり、「Macaw Token」(インコのトークン)を使うことでミスってもそこからゲームを再開できますが、チェックポイントの大半はロックされていて、通過後にダイヤモンドを使って解除しないと利用出来ません。
このチェックポイントの解除はトレジャーでは行えないので、ダイヤモンドはチェックポイントに使うようにした方が良いでしょう。
※チェックポイントは序盤のもの以外、そのままでは利用出来ません。
ダイヤモンドで解除すれば利用出来るようになりますが、使用するには Macaw Token も必要です。
特にゴールがある訳ではないようなので、最長記録を狙う人以外、無理に解除していく必要はないかも?
※洞窟では落ちてくる天井に注意! 地響きがしたら天井が落ちるので事前に準備しておきましょう。
何度かプレイして、こうした対処法を学んでいくことがまず必要ですね。
ジャングルで火山弾が落下してきて道以外に落ちたら木が倒れてくるので、この時もスライディングの準備を。
※インディージョーンズ以後、冒険家がトロッコに乗るのはお約束。
トロッコのシーンで障害物がある場所には必ず赤いランプが灯っているので、これが目印になります。
ただし線路の片側だけが壊れているトラップは最初は解りにくいかも。 「!」マークの看板がある方の逆に画面をスライドし、片輪走行させましょう。
動作がたまにひっかかるのが気になりますが(iPad 3rd でも引っかかる)、致命的な程ではなく、演出といいグラフィックといい Temple Run 系のゲームの決定版と言っても良いでしょう。
パワーアップに時間がかかるうえに効果がイマイチで、成長させる楽しみが薄いのは難点と言えますが、それ以外に目立った欠点はなく、万人にお勧めできる内容です。
価格も 85 円と安く、最近見たゲームの中では特にオススメしたいアプリですね。
こういうのを見ると Temple Run と言うゲームが1つのスタイルになったのを感じます。
Infinity Blade や Fruit Ninja と同じく、タッチパネル時代の新タイプのゲームの1つになったと言えるでしょうか。
・PITFALL!™ (iTunes が起動します)
最後になりましたが、以下は公式のゲームトレーラーです。
非常に古いゲームですが、初期のセガのゲーム機に移植されたり、アーケード版が登場したり、続編や派生作品が作られたりしているため、その名前を聞いたことがある方も多いと思います。
そんなピットフォールが、なんと Temple Run タイプのアクションゲームになってリニューアルされました。
「PITFALL!™」です。
大ヒットしている Temple Run の派生ゲームは数多く登場していますが、このゲームは元祖ピットフォールのイメージをうまく融合し、かなり大幅なアレンジが施されていて、Temple Run 系のゲームの中でも完成度は随一だと言えます。
迫力のある演出が多く、オリジナルのピットフォールを思い起こさせるシーンもあり、オリジナルを知っている人も知らない人も楽しめる内容です。
基本システムは Temple Run とほぼ同じです。
主人公の冒険家「ハリー」が火山の噴火から逃げ始め、プレイヤーは上にスライドでジャンプ、下にスライドでスライディング、本体の傾きで左右に移動し、障害物を避けながらひたすら走り続けます。
曲がり角では左右にスライドすることでその方向に曲がります。
Temple Run 系の命であるキビキビした操作性はそのまま踏襲されており、スライディングからのジャンプなども可能で、やや早めの入力だったり、逆にギリギリのタイミングでも成功にしてくれる場合が多いです。
1回のアウトでゲームオーバーになるショートゲームですが、慣れれば相応の時間走り続けることが出来ますね。
このゲームのウリはその 3D のグラフィックと、非常に豊富な演出&しかけでしょう。
木に火山岩が当たって倒れてきたり、吊り橋が壊れたり、地響きと共に石像が崩れてきたりなど、かなり豊富な演出が用意されています。
ゲームシーンもジャングルや洞窟、集落や鉱山など多岐に渡り、時にはトロッコに乗って疾走し、さらにバイクに乗って走るなど、乗り物も複数用意されています。
ロープにつかまってターザンジャンプしたり、ワニをジャンプで飛び越えたり、蛇やサソリを撃退するなど、オリジナルのピットフォールを彷彿とさせるシーンも登場します。
何度もプレイしないと出てこないレアなシーンもあり、短いながらも「冒険している」という感じがして良いですね。
※集落のシーンは1階と2階に分かれた分岐ルートになっていて、Temple Run の派生ゲームではありますが、 Temple Run にはないしかけやシーンが盛りだくさんです。
場面は距離によって大まかに決まっていて、最初はジャングルや集落、3000 m から洞窟、4000 m からトロッコ、5000 m からバイクのシーンが登場します。
※吊り橋が崩れるのは世界のお約束!
こんな風に上空からの視点になったり、真横からの視点になったり、演出に合わせてカメラワークもダイナミックに変化します。 演出やサウンドがとても映画的で良いですね。
しかけが非常に豊富なため、それに対応する方法を学ぶのに時間がかかり、最初のうちはなかなか先に進めないのですが、ゲーム序盤のスピードはこの系統のゲームとしては遅いので、その点でバランスは取られている印象です。
道中にはトレジャー(銀塊、金塊)が落ちていて、それを拾い集めることでパワーアップを購入できる点も Temple Run を踏襲していますが、他に経験値とレベルがあり、レベルアップすることで「ダイヤモンド」が手に入ります。
ダイヤモンドはトレジャーよりも少ない個数でアイテムを購入できますが、入手量が限られているため無駄使いは出来ません。
ダイヤモンドは課金で補充することも出来るので、課金用通貨でもあります。
パワーアップの種類は Temple Run よりは少なめです。
道中で出てくるアイテムは「ジャガー」に乗って一定距離走れるもののみで、しかもこのアイテムは出現ポイントがある程度決まっているため、ランダム出現のアイテムではありません。
事前に購入しておく消費アイテムには、一定時間ミスっても復活できる「ライフトニック」、しばらくスピードが上がる「ヘイストトニック」、蛇やサソリのダメージを回復する「アンチベノムトニック」の3つがありますが、ライフトニックは効果時間が短すぎて頼りにならず、ヘイストトニックはスピードが上がって返って危険、アンチベノムトニックも蛇やサソリのダメージは一定時間で自然回復するため必須ではありません。
これらの効果はパワーアップで強化できますが、必要なトレジャーの割に効果がイマイチなため、Temple Run ほどアイテムには頼れないゲームですね。
主人公の姿を変える衣装の購入も出来ますが、姿が変わるだけで特殊な効果はないようです。
2000 m ごとにチェックポイントがあり、「Macaw Token」(インコのトークン)を使うことでミスってもそこからゲームを再開できますが、チェックポイントの大半はロックされていて、通過後にダイヤモンドを使って解除しないと利用出来ません。
このチェックポイントの解除はトレジャーでは行えないので、ダイヤモンドはチェックポイントに使うようにした方が良いでしょう。
※チェックポイントは序盤のもの以外、そのままでは利用出来ません。
ダイヤモンドで解除すれば利用出来るようになりますが、使用するには Macaw Token も必要です。
特にゴールがある訳ではないようなので、最長記録を狙う人以外、無理に解除していく必要はないかも?
※洞窟では落ちてくる天井に注意! 地響きがしたら天井が落ちるので事前に準備しておきましょう。
何度かプレイして、こうした対処法を学んでいくことがまず必要ですね。
ジャングルで火山弾が落下してきて道以外に落ちたら木が倒れてくるので、この時もスライディングの準備を。
※インディージョーンズ以後、冒険家がトロッコに乗るのはお約束。
トロッコのシーンで障害物がある場所には必ず赤いランプが灯っているので、これが目印になります。
ただし線路の片側だけが壊れているトラップは最初は解りにくいかも。 「!」マークの看板がある方の逆に画面をスライドし、片輪走行させましょう。
動作がたまにひっかかるのが気になりますが(iPad 3rd でも引っかかる)、致命的な程ではなく、演出といいグラフィックといい Temple Run 系のゲームの決定版と言っても良いでしょう。
パワーアップに時間がかかるうえに効果がイマイチで、成長させる楽しみが薄いのは難点と言えますが、それ以外に目立った欠点はなく、万人にお勧めできる内容です。
価格も 85 円と安く、最近見たゲームの中では特にオススメしたいアプリですね。
こういうのを見ると Temple Run と言うゲームが1つのスタイルになったのを感じます。
Infinity Blade や Fruit Ninja と同じく、タッチパネル時代の新タイプのゲームの1つになったと言えるでしょうか。
・PITFALL!™ (iTunes が起動します)
最後になりましたが、以下は公式のゲームトレーラーです。
※このゲームは 2016年7月 に配信終了しています。
ボーカロイド「初音ミク」の歌に合わせて歌詞を「フリック入力する」という、スマートフォンならではの一風変わった音楽ゲームとして大きな注目浴びた「ミクフリック/初音ミク」。
そのミクフリックの新作が先日登場しました。
「ミクフリック/02 初音ミク」です。
かなり前から開発が発表されていた、ボカロファン注目のアプリですね。
内容はセガのボカロ音楽ゲーム「初音ミク Project DIVA」をフリック入力型にアレンジしたもので、今作の PV(曲と動画)は Project DIVA 2nd から流用されています。
ゲーム内容は前作のミクフリックと変わりません。
細かい部分に異なる点もありますが、マイナーチェンジと言った印象で、「曲違いのバージョン」と言っても良いでしょう。
ただ、今回は初音ミク以外に、「鏡音リン」や「巡音ルカ」などの他のボーカロイドの曲も用意されています。
また課金で「楽曲パック」を追加していけるのが大きな特徴です。
バックにミュージックビデオが流れている中、曲に合わせて歌詞の一部をフリック入力していきます。
入力方向やタップ位置は画面に表示されるため、フリック入力が苦手な方でもプレイできるようになっていて、音楽ゲームとしてはタイミングの判定もかなり甘めです。
また、難易度「EASY」や「NORMAL」はかなり簡単なので、フリック入力未経験者でも大丈夫です。
一方、前作とほぼ同じなので、このシステムの難点と言える部分もそのままです。
フリック入力は押した時ではなく「指を離した時」に入力判定が行われるため、他の音楽ゲームよりもリズムにノリ辛く、ワンテンポ早めの入力を行う必要があります。
目で見てタイミングを測る「目押し」もやり辛いため、曲を良く聞いてタイミングを取らなければなりません。
また、一度ミスすると入力順がズレてしまい、ワケが解らなくなる事も多いです。
歌詞を途切れ途切れに入力するため入力文は文章になっておらず、濁点や小文字などもないため、「フリック入力練習ソフト」としてはそれほど役立つ訳ではありません。
やはりフリック入力練習ソフトとしては、「FLICK OF THE DEAD」などの専用ソフトの方が良いですね。
ただ、今回は難易度が増えて自分に合った難度で遊べるので、前作よりは練習になります。
※収録曲は、今回は人気曲やミリオン達成曲を集めている印象です。 好みもあると思いますが、私的には今作の方が好きですね。 前作は知らない曲が多かったし。
複数のボカロによるデュエット曲も用意されていて、追加曲にはカイトの曲も存在します。
右画像は人気曲「裏表ラバーズ」の画像。 オリジナルはセンスの良い PV が用意されていましたが、このゲームの PV もそれを意識したものになっています。
収録曲以外の前作との違いですが、まず難易度に HARD より上の EXTREAM が追加されました。
このゲームは HARD でもそれほど難しい訳ではなく、全ての初期曲を HARD でクリアすると BREAK THE LIMIT という「全文入力モード」が出るのですが、いくらなんでもこれはムズ過ぎ。
そのため「HARD と BTL の間はないのか」と思っていたのですが・・・ その間が EXTREAM です。
プレイヤーの腕前にもよりますが、私の場合は EXTREAM でちょうど楽しめるぐらいなので、この難易度が付いたのは嬉しいですね。
また、プレイデータの保存とリプレイが出来るようになりました。
調子の良かったプレイの保存の他、ミス入力や譜面の確認に利用する事が出来ます。
プレイ後に各キーごとの入力正確度を確認できるようにもなっているため、一応入力練習ソフトとして役立つものにしようとしているのは感じられます。
ゲーム中の変化としては、間奏時にフリック入力ではない、リズムに合わせてボタンをタップするシーンが追加されました。
前作の間奏時は何もせずにボーッと見ているだけだったので、そこが改善されています。
PV もカラオケバージョン(ボーカルなし)にすることが可能で、これは前作からですが歌詞(Lyrics)を表示させることも出来ます。
もう1つの見えない変化(?)として、譜面と PV の同期を取る機能が備わっています。
これは前作にもアップデートで追加されたものなのですが、前作の初期版は旧機種で動かしていると処理の遅延の影響で、PV と譜面の入力タイミングがズレてしまう問題があったようです。
判定が甘いゲームなので大きな問題にはなっていなかったのですが、機種によってはどんどんズレが増していったようで、それを矯正する機能が追加されました。
ただしその影響で、ズレの矯正が起こるときに音が途切れてしまうため、ここは難点とも言えます。
最新機種ならこの症状は滅多に生じませんが、iPhone 4 だと「音飛び」が見られますね。
※左は曲選択の画面。 HARD をクリアすると EXTREME が出現します。
最初は EASY と NORMAL しか選べませんが、NORMAL でもかなり簡単なので、HARD は最初からあっても良かった気が。
右はキーごとの入力正確度。 やっと「フリック入力練習ソフト」っぽい機能が追加された印象です。
そして大きな違いと言えるのは画質。
前作は iPad で見るとジャギー(境界線のギザギザ)が見え、画像の粗が目立ちました。
人によっては iPhone でも気になっていたようですが、今作は前作よりも粗が少なく、iPad で見てもマシになっています。
もちろんまったくジャギーがない訳ではなく、オリジナルの Project DIVA の PV を圧縮して使っているため、どうしても動画の劣化は起こっているのですが、圧縮率は前作より下げられている印象です。
具体的には以下のような感じです。
しかし動画の圧縮率を下げれば当然ファイルサイズは大きくなってしまう訳で、前作は 13 曲でファイルサイズが 927 MB だったのに対し、今回は 10 曲で 910 MB あります。
つまりサイズはほぼ同じなのに、圧縮率の影響で3曲減っています。
今回は課金によって「楽曲パック」を追加していく事が出来ますが、当然追加すればアプリのファイルサイズは増大していきます。
チェックしてみたところ、空き容量は以下のよう感じで減っていきました。
だいたい楽曲パック1つ(3曲セット)で 300 MB ぐらいあるようです。
前作と同じ 13 曲にすると 1.2 GB になる訳で、かなり容量は大きいですね。
とは言え圧縮率を高めたら、また「画質が粗い!」と文句を言う人が出てくるでしょうから・・・
ここはもう「あちらが立てばこちらが立たず」といったところでしょうか。
この容量の問題があるためか、インストールした楽曲パックを本体からはずす機能が備わっています。
もちろん一度購入しておけば、後で改めてインストールが可能です。
ともあれ追加購入の実装により、今後どんどん新しい曲が公開されていくのを期待できますから、ボカロファンにとっては嬉しいですね。
またボーカロイドの人気曲は JASRAC や音楽出版社の管理下にあるものも多いので、そうしたものを個別に公開できるようにする意図もあるのかもしれません。
以下は Youtube で公開されている公式のトレーラーです。
価格は 900 円と iPhone / iPad アプリとしては高め。
でも前作も 1200 円だったので、同じぐらいの値段ではありますね。
300 円安いのは曲が少ないためでしょうか。 前作同様、ボス曲を除いて1曲 100 円計算と言えます。
追加パックは3曲で 450 円。 安いとは言いませんが、太鼓の達人も5曲パック 600 円なので、この辺が相場でしょうか。
最近は Cytus や Tone Sphere などの安価で優秀な音楽ゲームが出て来ているので、それと比べると高めになりますが、このゲームは単なる音楽ゲームではありませんしね。
前作同様、高額アプリにも関わらず発売と同時に iTunes ランキングの上位になっていて、初音ミクの人気を感じる事が出来ます。
今回もボーカロイドが好きな人にとって、マストアイテムであることは間違いありません。
・ミクフリック/02 初音ミク (配信終了)
ボーカロイド「初音ミク」の歌に合わせて歌詞を「フリック入力する」という、スマートフォンならではの一風変わった音楽ゲームとして大きな注目浴びた「ミクフリック/初音ミク」。
そのミクフリックの新作が先日登場しました。
「ミクフリック/02 初音ミク」です。
かなり前から開発が発表されていた、ボカロファン注目のアプリですね。
内容はセガのボカロ音楽ゲーム「初音ミク Project DIVA」をフリック入力型にアレンジしたもので、今作の PV(曲と動画)は Project DIVA 2nd から流用されています。
ゲーム内容は前作のミクフリックと変わりません。
細かい部分に異なる点もありますが、マイナーチェンジと言った印象で、「曲違いのバージョン」と言っても良いでしょう。
ただ、今回は初音ミク以外に、「鏡音リン」や「巡音ルカ」などの他のボーカロイドの曲も用意されています。
また課金で「楽曲パック」を追加していけるのが大きな特徴です。
バックにミュージックビデオが流れている中、曲に合わせて歌詞の一部をフリック入力していきます。
入力方向やタップ位置は画面に表示されるため、フリック入力が苦手な方でもプレイできるようになっていて、音楽ゲームとしてはタイミングの判定もかなり甘めです。
また、難易度「EASY」や「NORMAL」はかなり簡単なので、フリック入力未経験者でも大丈夫です。
一方、前作とほぼ同じなので、このシステムの難点と言える部分もそのままです。
フリック入力は押した時ではなく「指を離した時」に入力判定が行われるため、他の音楽ゲームよりもリズムにノリ辛く、ワンテンポ早めの入力を行う必要があります。
目で見てタイミングを測る「目押し」もやり辛いため、曲を良く聞いてタイミングを取らなければなりません。
また、一度ミスすると入力順がズレてしまい、ワケが解らなくなる事も多いです。
歌詞を途切れ途切れに入力するため入力文は文章になっておらず、濁点や小文字などもないため、「フリック入力練習ソフト」としてはそれほど役立つ訳ではありません。
やはりフリック入力練習ソフトとしては、「FLICK OF THE DEAD」などの専用ソフトの方が良いですね。
ただ、今回は難易度が増えて自分に合った難度で遊べるので、前作よりは練習になります。
※収録曲は、今回は人気曲やミリオン達成曲を集めている印象です。 好みもあると思いますが、私的には今作の方が好きですね。 前作は知らない曲が多かったし。
複数のボカロによるデュエット曲も用意されていて、追加曲にはカイトの曲も存在します。
右画像は人気曲「裏表ラバーズ」の画像。 オリジナルはセンスの良い PV が用意されていましたが、このゲームの PV もそれを意識したものになっています。
収録曲以外の前作との違いですが、まず難易度に HARD より上の EXTREAM が追加されました。
このゲームは HARD でもそれほど難しい訳ではなく、全ての初期曲を HARD でクリアすると BREAK THE LIMIT という「全文入力モード」が出るのですが、いくらなんでもこれはムズ過ぎ。
そのため「HARD と BTL の間はないのか」と思っていたのですが・・・ その間が EXTREAM です。
プレイヤーの腕前にもよりますが、私の場合は EXTREAM でちょうど楽しめるぐらいなので、この難易度が付いたのは嬉しいですね。
また、プレイデータの保存とリプレイが出来るようになりました。
調子の良かったプレイの保存の他、ミス入力や譜面の確認に利用する事が出来ます。
プレイ後に各キーごとの入力正確度を確認できるようにもなっているため、一応入力練習ソフトとして役立つものにしようとしているのは感じられます。
ゲーム中の変化としては、間奏時にフリック入力ではない、リズムに合わせてボタンをタップするシーンが追加されました。
前作の間奏時は何もせずにボーッと見ているだけだったので、そこが改善されています。
PV もカラオケバージョン(ボーカルなし)にすることが可能で、これは前作からですが歌詞(Lyrics)を表示させることも出来ます。
もう1つの見えない変化(?)として、譜面と PV の同期を取る機能が備わっています。
これは前作にもアップデートで追加されたものなのですが、前作の初期版は旧機種で動かしていると処理の遅延の影響で、PV と譜面の入力タイミングがズレてしまう問題があったようです。
判定が甘いゲームなので大きな問題にはなっていなかったのですが、機種によってはどんどんズレが増していったようで、それを矯正する機能が追加されました。
ただしその影響で、ズレの矯正が起こるときに音が途切れてしまうため、ここは難点とも言えます。
最新機種ならこの症状は滅多に生じませんが、iPhone 4 だと「音飛び」が見られますね。
※左は曲選択の画面。 HARD をクリアすると EXTREME が出現します。
最初は EASY と NORMAL しか選べませんが、NORMAL でもかなり簡単なので、HARD は最初からあっても良かった気が。
右はキーごとの入力正確度。 やっと「フリック入力練習ソフト」っぽい機能が追加された印象です。
そして大きな違いと言えるのは画質。
前作は iPad で見るとジャギー(境界線のギザギザ)が見え、画像の粗が目立ちました。
人によっては iPhone でも気になっていたようですが、今作は前作よりも粗が少なく、iPad で見てもマシになっています。
もちろんまったくジャギーがない訳ではなく、オリジナルの Project DIVA の PV を圧縮して使っているため、どうしても動画の劣化は起こっているのですが、圧縮率は前作より下げられている印象です。
具体的には以下のような感じです。
しかし動画の圧縮率を下げれば当然ファイルサイズは大きくなってしまう訳で、前作は 13 曲でファイルサイズが 927 MB だったのに対し、今回は 10 曲で 910 MB あります。
つまりサイズはほぼ同じなのに、圧縮率の影響で3曲減っています。
今回は課金によって「楽曲パック」を追加していく事が出来ますが、当然追加すればアプリのファイルサイズは増大していきます。
チェックしてみたところ、空き容量は以下のよう感じで減っていきました。
だいたい楽曲パック1つ(3曲セット)で 300 MB ぐらいあるようです。
前作と同じ 13 曲にすると 1.2 GB になる訳で、かなり容量は大きいですね。
とは言え圧縮率を高めたら、また「画質が粗い!」と文句を言う人が出てくるでしょうから・・・
ここはもう「あちらが立てばこちらが立たず」といったところでしょうか。
この容量の問題があるためか、インストールした楽曲パックを本体からはずす機能が備わっています。
もちろん一度購入しておけば、後で改めてインストールが可能です。
ともあれ追加購入の実装により、今後どんどん新しい曲が公開されていくのを期待できますから、ボカロファンにとっては嬉しいですね。
またボーカロイドの人気曲は JASRAC や音楽出版社の管理下にあるものも多いので、そうしたものを個別に公開できるようにする意図もあるのかもしれません。
以下は Youtube で公開されている公式のトレーラーです。
価格は 900 円と iPhone / iPad アプリとしては高め。
でも前作も 1200 円だったので、同じぐらいの値段ではありますね。
300 円安いのは曲が少ないためでしょうか。 前作同様、ボス曲を除いて1曲 100 円計算と言えます。
追加パックは3曲で 450 円。 安いとは言いませんが、太鼓の達人も5曲パック 600 円なので、この辺が相場でしょうか。
最近は Cytus や Tone Sphere などの安価で優秀な音楽ゲームが出て来ているので、それと比べると高めになりますが、このゲームは単なる音楽ゲームではありませんしね。
前作同様、高額アプリにも関わらず発売と同時に iTunes ランキングの上位になっていて、初音ミクの人気を感じる事が出来ます。
今回もボーカロイドが好きな人にとって、マストアイテムであることは間違いありません。
・ミクフリック/02 初音ミク (配信終了)
自分の馬のデータをカードに記録することが可能な、アーケード(ゲームセンター)の競走馬育成シミュレーションゲーム「DERBY OWNERS CLUB」(ダービーオーナーズクラブ)。
ゲーセンの競馬ゲームと言えばメダルゲームが定番ですが、このゲームはメダルを使わない純粋なアーケードゲームでした。
そのダービーオーナーズクラブの最新作がなんと iOS で登場しています。
名前はそのまま「DERBY OWNERS CLUB」です。
ジャンルとしてはソーシャルゲームになりますが、3D グラフィックで描かれた競馬シーンはリアルで美しく、レース時のゲーム性は普通に競馬アクションゲームとして楽しめるレベルです。
昨今のセガは Kingdom Conquest などの成功以後、iPhone アプリの開発にかなり力を入れているようで、高クオリティーな作品を続々と発表していますが、この作品もセガの力の入れ用が伺えるアプリと言えますね。
なお、ソーシャル型育成ゲームなので、ゲームバランスについては長期間プレイしないと解らない面もあります。
この記事はあくまで序盤をプレイしての感想ですのでご了承下さい。
ゲームは「調教」と「レース」を繰り返して進行します。
調教はソーシャルゲームらしく、シンプルにまとめられていて難しい点はありません。
芝やダート、プールなどの調教施設を選択すると、それに応じて能力がアップするという形です。
ちょっとした演出はありますが、特に調教シーンなどが表示されることはありません。
施設は DP と呼ばれるポイントを消費して設置し、このポイントはレースをすることで貯まっていきます。
施設はマップ内の好きな場所に配置できるため、ちょっとした街作りの要素になっていますね。
装飾用の設備も豊富に用意されていますが、まずは調教施設の充実が先決でしょう。
調教後は馬にエサをやります。
エサはレースで獲得するか、課金ガチャで手に入れなければなりません。
エサがない場合は「水」しかあげられないので、レースは出来るだけ副賞にエサが付いているものを選びたいところです。
水以外のエサをあげることで、若干能力値が上がり、信頼度も回復します。
「信頼度」はレースによって減少するもので、「疲労」と考えても良いでしょう。
信頼度が下がっているとレースで十分に力を発揮することができません。
良いエサをあげれば回復しますが、レースに負けると副賞は得られないので、常にエサで回復できるとは限りません。
しかし信頼度が大きく下がっても「ふれあいの森」という施設で「ブラッシング」をしてあげれば、信頼度は回復します。
ブラッシングは画面をこすって行うミニゲームになっています。
エサをあげたり、ブラッシングした時の馬のしぐさや表情はとても豊かで、結構かわいいです。
これは競走馬の育成ゲームとしては重要なところですね。
※出場レースの選択画面。 馬場や距離の適正が合っているレースには「おすすめ!」のマークが出るが、できれば優勝賞品にエサが付いているレースを選びたいところ。
エサが付いているレースを選び、負けないように進めていけば、信頼度はエサで回復できるのでほとんどブラッシングは不要になります。
とは言え勝てないと賞品はないので、勝てるレースを選ぶことも重要です。
上のレースに挑むか、勝てるレースを選ぶか、そこが悩みどころですね。
※ブラッシングのミニゲーム。 3D の馬の周囲をグルグル回りながら、出てくるハートをこすりまくります。
馬のしぐさや表情などは本当に生き生きしています。
ちなみに新 iPad の大画面 Retina にも対応していて、新 iPad だと益々綺麗ですね。
レースについては、「ノーマル」と「ベテラン」の2つの操作が用意されています。
ノーマルは画面の指示に合わせてムチボタンを叩いていくもので、ムチを入れるポイントや叩く間隔なども教えてくれるので、基本的には指示に従ってボタンを押していくだけで OK です。
きっちりスタミナを使い切る形で指示を出してくれますし、誰でもお手軽に遊べるモードですね。
一方「ベテラン」は、「ムチ」「追い」「抑え」の3ボタン操作となり、ゲームは難しくなりますが、より細かい指示を出すことが出来ます。
「追い」は小さなムチで、スタミナ消費を抑えて加速することができ、ムチを入れるべきでないタイミングでの緩やかな加速指示に使います。
「抑え」は減速するもので、あまり使いませんが、脚質に合っていない状態の時の調整に使えます。
ベテラン操作の場合、うまくスタミナを使い切る叩き方を自分で習得しなければなりません。
しかし「追い」が使えるので馬の位置をコントロールしやすく、うまく操作できれば「ノーマル」よりも良い成績を残せます。
そして何より、ベテラン操作の方がゲームとして面白いですね。
ゲームが苦手な方でも「ノーマル」なら手軽にプレイできるし、ゲーマーなら「ベテラン」でより自在なコントロールが出来るので、この点のゲームバランスはうまいと思います。
「脚質」については「逃げ」「先行」「差し」「追込」の4つがあり、以下のような性質を持ちます。
・逃げ
ムチポイントはスタート直後。 周囲に他の馬がいないと回復力アップ
・先行
ムチポイントは前半。 他の馬のすぐ後ろにいると回復力アップ
・差し
ムチポイントは後半。 馬群の中にいると回復力アップ
・追込
ムチポイントは後半。 他の馬の後ろの方にいると回復力アップ
ノーマル操作だとムチを打つポイントで一定間隔でムチを叩くように指示されます。
ベテラン操作の場合もムチのポイントでは無理なくムチを叩けますが、しかし自分の判断で回復力がアップする位置をキープするように動いた方が良いですね。
一番プレイしやすいのはスタート直後にバシバシ叩いてそのまま逃げればよい「逃げ」ですが、他にも逃げ馬がいて先頭争いをする展開になってしまうと回復力がなくなるため、展開に左右されやすい難点があります。
「先行」や「差し」は馬群にいれば良いので、ベテラン操作で他の馬に追従するように動けば効率よく走ることが出来ます。
「追込」は最後の直線で一気に抜きにかかるタイプですが、馬のスピードがよほど速くないとそんなに追い抜く事はできません。
ですから追込でもあまり後ろの方に居すぎるのは良くなく、一方で「馬群突破」による加速を利用できる位置から追い上げないといけないので、位置取りの難しい脚質です。
どの脚質になるかは馬の能力の「スタート」によって決まります。
能力には「スタート」「コーナー」「馬群突破」「競り合い」「粘り強さ」「瞬発力」の6つがあり、「スタート」がコーナーを除く5つの能力のうち何番目かで脚質が決定され、スタートが一番高いなら逃げ、2番目なら先行、3番目なら差し、4番目か5番目なら追い込みになります。
つまり調教でどの能力を伸ばすかで、脚質も調整できます。
馬には生まれつきの適正で伸びる能力と伸びない能力がありますが、自分の得意な脚質になるように調教することも攻略の1つと言えますね。
※ベテラン操作だと3ボタンになる。 慣れたらこっちの方が遊びやすいし楽しいです。
追い込むタイミングを取り辛いですが、残り 450m ぐらいでバーがオレンジの辺りにあれば、そのままムチを一定間隔でバシバシ打っていればちょうど使い切るぐらいでゴールできます。
道中は「追い」ボタンで位置を調整しましょう。 ムチや追いのボタンは1回だけでは加速しないので、3回ぐらいセットで叩くのが目安です。
※脚質は能力値の「スタート」で決まります。 ただし「コーナー」は無関係。
上記の例だと一番高いのは「瞬発力」で、「スタート」は2番目なので、脚質は先行になります。
望みの脚質を維持できるように能力値を伸ばしましょう。
能力は、「スタート」はスタートの速さとロケットスタートの出やすさ、「コーナー」はコーナーでのスピードの低下防止、「馬群突破」は馬群からの加速力、「競り合い」は最後の直線での並走時のがんばり、「粘り強さ」はスタミナが尽きた時の速度低下を防止、「瞬発力」はムチによる加速力です。
コーナーと瞬発力はどんな馬にも必要。 馬群突破や競り合いは差しや追込には重要ですが、プレイヤーの走り方や展開次第。
粘り強さはそもそもスタミナ切れを起こさないように走る方が大切なので、無理に必要ない印象ですが、逃げ馬で「追い付かれないようにするためにはスタミナ切れで走るしかない」という状況では必要。
レースを終えると結果に応じて賞金と、DP、経験値、そして「ガチャポイント」が貰えます。
賞金は単なるスコアですね。
ガチャポイントは名前の通り、「ガチャ」を回すものです。
正直、「ガチャ」という呼び名が使われているのは残念な気持ちになりますが、このゲームのガチャはゲームに決定的な影響をもたらすものではありません。
ガチャによって得られる馬カードには「現役馬」と「親馬」があり、現役馬は調教の成功率を高めるものです。
たくさん引いてたくさんセットすれば調教が「完璧」になる確率が上がりますが、効果があるのは8時間のみで、完璧の確率は高くなるほど上がりにくくなります。
レアやスーパーレアのカードが出ても調教の効果が劇的に変わる訳ではありません。
親馬カードは馬の生産に使うものですが、自分が育成した馬も引退させれば種牡馬や繁殖牝馬になります。
レアやスーパーレアの種馬や牝馬とかけ合わせれば良い馬が出来やすくなるので、この点は影響が大きいと言えますが、そのカードそのままの強さになる訳ではないし、能力ごとの適正もあります。
「カードの強さ=プレイヤーの強さ」という訳ではないので、この点は簡易的なソーシャルゲームとは違う点と言えます。
ソーシャルゲームらしいのは、調教したりレースに出したりすると AT (アクションチケット)と呼ばれるポイントが減っていき、なくなると回復するまでしばらくゲームが出来なくなること。
AT は調教で1、ブラッシングで1、レースで2消費し、1回復するのに 20 分必要です。
最大は 10 なので、0 になったら 200 分、つまり3時間20分プレイできません。
この時間はソーシャルゲームとしては長めです。
※アップデートで AT 回復時間が 10 分に短縮されました。
現在は 100 分、つまり1時間40分で全快します。
ただ、1レースが2~3分、AT が 10 あれば調教を合間に挟みつつ3レースほど出来るので、15 分ほどは遊べます。 この遊べる時間もソーシャルゲームとしては長めですね。
またレベルアップすれば AT は全快します。
難点は、課金の値段。AT を1回復するのに 50 円、11 回復で 500 円かかります。
通常、こうした行動ポイントを回復させるのに必要な課金は 100 円前後の場合が多いのですが、このゲームは全快に 500 円。 ソーシャルゲームの中でもトップクラスに高額です。
ガチャも「親馬」の課金ガチャが1回 500 円。 これまた高額。
※アップデートで AT 2 回復が 50 円、10 回復が 250 円に変更されました。 当初の半額です。
ただし「親馬」のガチャが 500 円なのはそのままです。
ただ、前述したように無理に課金ガチャをしなくても遊べますし、AT の回復課金も焦ってプレイするのでなければ必要ありません。
これだけ高めの課金だと、心置きなく無課金で進めようという気になれますから、むしろ良心的?
課金しまくって「オレツエー」したい人だと厳しそうですが・・・ 一般の人だと関係ないでしょう。
馬の生産時に使えるアイテムもありますが、性別を固定するとか、一方の遺伝を強めにするといったもので、馬の能力を直接パワーアップさせてしまうようなものはありません。
※現役馬カードによる調教成功率のアップは、確率が低いうちは C のカードでも 6 %ぐらい上がりますが、確率が 60 %を越えると 1 %ぐらいしか上がらなくなります。 よって 50 ~ 60 %辺りで妥協しておくのが良いのですね。
効果がある時間が決まっているので、使うのはプレイ開始前にしましょう。
施設の強化でも確率の底上げが出来るので、よく使う施設を決めて、そこだけ集中して強化するのも手です。
※ 生産画面。 血統を脈々と繋いでいくのが競走馬育成シミュレーションの醍醐味ですね。
基本的に、後の代の馬ほど基礎能力が高くなっていくようです。 適正やタイプが両親で異なる場合は、どちらが出るかは半々の模様。
スピードタイプは短距離型、スタミナタイプは長距離型なので、それに合った脚質と能力を重視することも大切だと思われます。
ソーシャルゲームなので本体は無料。 課金型のゲームですが、課金は必須ではありません。
ソーシャルゲームの場合、楽しむには実質課金が必要な場合が多いのですが、このゲームは無課金でも問題なく楽しめる印象です。
レースシーンは普通にゲームとして面白いですしね。
このゲームは「ソーシャルゲームに競馬ゲームが付いている」と言うより、「競馬ゲームがソーシャル型になっている」と言った感じなので、そもそも「ソーシャルゲーム」に分類すべきではないのかもしれません。
アプリとしてのクオリティーも普通に「ゲームソフト」のレベルです。
とりあえずタダで遊べますから、競馬に興味のない方も、一度試してみるのをオススメします。
・DERBY OWNERS CLUB (iTunes が起動します)
※サーバーがパンク状態のようで、通信が止まってしまう症状が多発しています。
8/14 にサーバー強化が行われましたが、まだ解決には至っていません。
通信が止まってしまった場合、アプリを落とし、タスクからも消去し、改めて起動し直す必要があります。
※9/6 現在、まだ止まる場合はありますが、かなり症状は改善されています。
なお、本家 iPhone AC に DERBY OWNERS CLUB の攻略ページを作成しましたので、プレイされている方は参考にして頂ければと思います。
最後になりましたが、以下は Youtube で公開されている公式のトレーラーです。
ゲーセンの競馬ゲームと言えばメダルゲームが定番ですが、このゲームはメダルを使わない純粋なアーケードゲームでした。
そのダービーオーナーズクラブの最新作がなんと iOS で登場しています。
名前はそのまま「DERBY OWNERS CLUB」です。
ジャンルとしてはソーシャルゲームになりますが、3D グラフィックで描かれた競馬シーンはリアルで美しく、レース時のゲーム性は普通に競馬アクションゲームとして楽しめるレベルです。
昨今のセガは Kingdom Conquest などの成功以後、iPhone アプリの開発にかなり力を入れているようで、高クオリティーな作品を続々と発表していますが、この作品もセガの力の入れ用が伺えるアプリと言えますね。
なお、ソーシャル型育成ゲームなので、ゲームバランスについては長期間プレイしないと解らない面もあります。
この記事はあくまで序盤をプレイしての感想ですのでご了承下さい。
ゲームは「調教」と「レース」を繰り返して進行します。
調教はソーシャルゲームらしく、シンプルにまとめられていて難しい点はありません。
芝やダート、プールなどの調教施設を選択すると、それに応じて能力がアップするという形です。
ちょっとした演出はありますが、特に調教シーンなどが表示されることはありません。
施設は DP と呼ばれるポイントを消費して設置し、このポイントはレースをすることで貯まっていきます。
施設はマップ内の好きな場所に配置できるため、ちょっとした街作りの要素になっていますね。
装飾用の設備も豊富に用意されていますが、まずは調教施設の充実が先決でしょう。
調教後は馬にエサをやります。
エサはレースで獲得するか、課金ガチャで手に入れなければなりません。
エサがない場合は「水」しかあげられないので、レースは出来るだけ副賞にエサが付いているものを選びたいところです。
水以外のエサをあげることで、若干能力値が上がり、信頼度も回復します。
「信頼度」はレースによって減少するもので、「疲労」と考えても良いでしょう。
信頼度が下がっているとレースで十分に力を発揮することができません。
良いエサをあげれば回復しますが、レースに負けると副賞は得られないので、常にエサで回復できるとは限りません。
しかし信頼度が大きく下がっても「ふれあいの森」という施設で「ブラッシング」をしてあげれば、信頼度は回復します。
ブラッシングは画面をこすって行うミニゲームになっています。
エサをあげたり、ブラッシングした時の馬のしぐさや表情はとても豊かで、結構かわいいです。
これは競走馬の育成ゲームとしては重要なところですね。
※出場レースの選択画面。 馬場や距離の適正が合っているレースには「おすすめ!」のマークが出るが、できれば優勝賞品にエサが付いているレースを選びたいところ。
エサが付いているレースを選び、負けないように進めていけば、信頼度はエサで回復できるのでほとんどブラッシングは不要になります。
とは言え勝てないと賞品はないので、勝てるレースを選ぶことも重要です。
上のレースに挑むか、勝てるレースを選ぶか、そこが悩みどころですね。
※ブラッシングのミニゲーム。 3D の馬の周囲をグルグル回りながら、出てくるハートをこすりまくります。
馬のしぐさや表情などは本当に生き生きしています。
ちなみに新 iPad の大画面 Retina にも対応していて、新 iPad だと益々綺麗ですね。
レースについては、「ノーマル」と「ベテラン」の2つの操作が用意されています。
ノーマルは画面の指示に合わせてムチボタンを叩いていくもので、ムチを入れるポイントや叩く間隔なども教えてくれるので、基本的には指示に従ってボタンを押していくだけで OK です。
きっちりスタミナを使い切る形で指示を出してくれますし、誰でもお手軽に遊べるモードですね。
一方「ベテラン」は、「ムチ」「追い」「抑え」の3ボタン操作となり、ゲームは難しくなりますが、より細かい指示を出すことが出来ます。
「追い」は小さなムチで、スタミナ消費を抑えて加速することができ、ムチを入れるべきでないタイミングでの緩やかな加速指示に使います。
「抑え」は減速するもので、あまり使いませんが、脚質に合っていない状態の時の調整に使えます。
ベテラン操作の場合、うまくスタミナを使い切る叩き方を自分で習得しなければなりません。
しかし「追い」が使えるので馬の位置をコントロールしやすく、うまく操作できれば「ノーマル」よりも良い成績を残せます。
そして何より、ベテラン操作の方がゲームとして面白いですね。
ゲームが苦手な方でも「ノーマル」なら手軽にプレイできるし、ゲーマーなら「ベテラン」でより自在なコントロールが出来るので、この点のゲームバランスはうまいと思います。
「脚質」については「逃げ」「先行」「差し」「追込」の4つがあり、以下のような性質を持ちます。
・逃げ
ムチポイントはスタート直後。 周囲に他の馬がいないと回復力アップ
・先行
ムチポイントは前半。 他の馬のすぐ後ろにいると回復力アップ
・差し
ムチポイントは後半。 馬群の中にいると回復力アップ
・追込
ムチポイントは後半。 他の馬の後ろの方にいると回復力アップ
ノーマル操作だとムチを打つポイントで一定間隔でムチを叩くように指示されます。
ベテラン操作の場合もムチのポイントでは無理なくムチを叩けますが、しかし自分の判断で回復力がアップする位置をキープするように動いた方が良いですね。
一番プレイしやすいのはスタート直後にバシバシ叩いてそのまま逃げればよい「逃げ」ですが、他にも逃げ馬がいて先頭争いをする展開になってしまうと回復力がなくなるため、展開に左右されやすい難点があります。
「先行」や「差し」は馬群にいれば良いので、ベテラン操作で他の馬に追従するように動けば効率よく走ることが出来ます。
「追込」は最後の直線で一気に抜きにかかるタイプですが、馬のスピードがよほど速くないとそんなに追い抜く事はできません。
ですから追込でもあまり後ろの方に居すぎるのは良くなく、一方で「馬群突破」による加速を利用できる位置から追い上げないといけないので、位置取りの難しい脚質です。
どの脚質になるかは馬の能力の「スタート」によって決まります。
能力には「スタート」「コーナー」「馬群突破」「競り合い」「粘り強さ」「瞬発力」の6つがあり、「スタート」がコーナーを除く5つの能力のうち何番目かで脚質が決定され、スタートが一番高いなら逃げ、2番目なら先行、3番目なら差し、4番目か5番目なら追い込みになります。
つまり調教でどの能力を伸ばすかで、脚質も調整できます。
馬には生まれつきの適正で伸びる能力と伸びない能力がありますが、自分の得意な脚質になるように調教することも攻略の1つと言えますね。
※ベテラン操作だと3ボタンになる。 慣れたらこっちの方が遊びやすいし楽しいです。
追い込むタイミングを取り辛いですが、残り 450m ぐらいでバーがオレンジの辺りにあれば、そのままムチを一定間隔でバシバシ打っていればちょうど使い切るぐらいでゴールできます。
道中は「追い」ボタンで位置を調整しましょう。 ムチや追いのボタンは1回だけでは加速しないので、3回ぐらいセットで叩くのが目安です。
※脚質は能力値の「スタート」で決まります。 ただし「コーナー」は無関係。
上記の例だと一番高いのは「瞬発力」で、「スタート」は2番目なので、脚質は先行になります。
望みの脚質を維持できるように能力値を伸ばしましょう。
能力は、「スタート」はスタートの速さとロケットスタートの出やすさ、「コーナー」はコーナーでのスピードの低下防止、「馬群突破」は馬群からの加速力、「競り合い」は最後の直線での並走時のがんばり、「粘り強さ」はスタミナが尽きた時の速度低下を防止、「瞬発力」はムチによる加速力です。
コーナーと瞬発力はどんな馬にも必要。 馬群突破や競り合いは差しや追込には重要ですが、プレイヤーの走り方や展開次第。
粘り強さはそもそもスタミナ切れを起こさないように走る方が大切なので、無理に必要ない印象ですが、逃げ馬で「追い付かれないようにするためにはスタミナ切れで走るしかない」という状況では必要。
レースを終えると結果に応じて賞金と、DP、経験値、そして「ガチャポイント」が貰えます。
賞金は単なるスコアですね。
ガチャポイントは名前の通り、「ガチャ」を回すものです。
正直、「ガチャ」という呼び名が使われているのは残念な気持ちになりますが、このゲームのガチャはゲームに決定的な影響をもたらすものではありません。
ガチャによって得られる馬カードには「現役馬」と「親馬」があり、現役馬は調教の成功率を高めるものです。
たくさん引いてたくさんセットすれば調教が「完璧」になる確率が上がりますが、効果があるのは8時間のみで、完璧の確率は高くなるほど上がりにくくなります。
レアやスーパーレアのカードが出ても調教の効果が劇的に変わる訳ではありません。
親馬カードは馬の生産に使うものですが、自分が育成した馬も引退させれば種牡馬や繁殖牝馬になります。
レアやスーパーレアの種馬や牝馬とかけ合わせれば良い馬が出来やすくなるので、この点は影響が大きいと言えますが、そのカードそのままの強さになる訳ではないし、能力ごとの適正もあります。
「カードの強さ=プレイヤーの強さ」という訳ではないので、この点は簡易的なソーシャルゲームとは違う点と言えます。
ソーシャルゲームらしいのは、調教したりレースに出したりすると AT (アクションチケット)と呼ばれるポイントが減っていき、なくなると回復するまでしばらくゲームが出来なくなること。
AT は調教で1、ブラッシングで1、レースで2消費し、1回復するのに
最大は 10 なので、0 になったら 200 分、つまり3時間20分プレイできません。
この時間は
※アップデートで AT 回復時間が 10 分に短縮されました。
現在は 100 分、つまり1時間40分で全快します。
ただ、1レースが2~3分、AT が 10 あれば調教を合間に挟みつつ3レースほど出来るので、15 分ほどは遊べます。 この遊べる時間もソーシャルゲームとしては長めですね。
またレベルアップすれば AT は全快します。
難点は、課金の値段。
通常、こうした行動ポイントを回復させるのに必要な課金は 100 円前後の場合が多いのですが、このゲームは全快に 500 円。 ソーシャルゲームの中でも
ガチャも「親馬」の課金ガチャが1回 500 円。 これまた高額。
※アップデートで AT 2 回復が 50 円、10 回復が 250 円に変更されました。 当初の半額です。
ただし「親馬」のガチャが 500 円なのはそのままです。
ただ、前述したように無理に課金ガチャをしなくても遊べますし、AT の回復課金も焦ってプレイするのでなければ必要ありません。
これだけ高めの課金だと、心置きなく無課金で進めようという気になれますから、むしろ良心的?
課金しまくって「オレツエー」したい人だと厳しそうですが・・・ 一般の人だと関係ないでしょう。
馬の生産時に使えるアイテムもありますが、性別を固定するとか、一方の遺伝を強めにするといったもので、馬の能力を直接パワーアップさせてしまうようなものはありません。
※現役馬カードによる調教成功率のアップは、確率が低いうちは C のカードでも 6 %ぐらい上がりますが、確率が 60 %を越えると 1 %ぐらいしか上がらなくなります。 よって 50 ~ 60 %辺りで妥協しておくのが良いのですね。
効果がある時間が決まっているので、使うのはプレイ開始前にしましょう。
施設の強化でも確率の底上げが出来るので、よく使う施設を決めて、そこだけ集中して強化するのも手です。
※ 生産画面。 血統を脈々と繋いでいくのが競走馬育成シミュレーションの醍醐味ですね。
基本的に、後の代の馬ほど基礎能力が高くなっていくようです。 適正やタイプが両親で異なる場合は、どちらが出るかは半々の模様。
スピードタイプは短距離型、スタミナタイプは長距離型なので、それに合った脚質と能力を重視することも大切だと思われます。
ソーシャルゲームなので本体は無料。 課金型のゲームですが、課金は必須ではありません。
ソーシャルゲームの場合、楽しむには実質課金が必要な場合が多いのですが、このゲームは無課金でも問題なく楽しめる印象です。
レースシーンは普通にゲームとして面白いですしね。
このゲームは「ソーシャルゲームに競馬ゲームが付いている」と言うより、「競馬ゲームがソーシャル型になっている」と言った感じなので、そもそも「ソーシャルゲーム」に分類すべきではないのかもしれません。
アプリとしてのクオリティーも普通に「ゲームソフト」のレベルです。
とりあえずタダで遊べますから、競馬に興味のない方も、一度試してみるのをオススメします。
・DERBY OWNERS CLUB (iTunes が起動します)
※サーバーがパンク状態のようで、通信が止まってしまう症状が多発しています。
8/14 にサーバー強化が行われましたが、まだ解決には至っていません。
通信が止まってしまった場合、アプリを落とし、タスクからも消去し、改めて起動し直す必要があります。
※9/6 現在、まだ止まる場合はありますが、かなり症状は改善されています。
なお、本家 iPhone AC に DERBY OWNERS CLUB の攻略ページを作成しましたので、プレイされている方は参考にして頂ければと思います。
最後になりましたが、以下は Youtube で公開されている公式のトレーラーです。
ファミコンウォーズのような、ターン制の戦術シミュレーションゲーム(俗に言う大戦略タイプのゲーム)の新作が登場しています。
「Great Big War Game」です。
このゲームは Great Little War Game というアプリの続編で、Great Little War Game は結局当サイトでは取り上げなかったのですが、戦術 SLG として評価の高かった作品です。
その前作に施設の破壊や索敵ルールを追加し、ゲームバランスの調整と全体のブラッシュアップを行ったのが今回の作品と言えます。
先に結論から言ってしまうと、iPhone / iPad(及び Android)のターン制の戦術シミュレーションゲームとしては最高峰です。
ただしゲーム中の情報(ユニットの性能や射程等)の表示が不十分で、攻撃後の移動など独自のルールも多いので、やや解り辛い部分もあります。
資金を使ってユニットを生産し、それを使って敵を倒しながら、司令部破壊などのクリア条件達成を目指すゲームです。
とても「ファミコンウォーズ」っぽい作りで、基本ルールは「大戦略」を踏襲しています。
ゲームに詳しくない人向けに説明すると、「すごくパワーアップした将棋」と言えますね。
ただしこのゲームは攻撃後の移動が可能で、攻撃は1ターンに1回しか行えないのですが、移動力の範囲内で「移動して敵に接近 → 攻撃 → 残りの移動力で敵から離れる」といったことが可能です。
また、同じユニットを行動終了まで動かし続ける必要はなく、「Aのユニットを移動させた後、Bのユニットを前に出して、再びAのユニットを元の位置に戻す」と言ったことも可能です。
さらに「索敵」と「射界」のルールが取り入れられており、ユニットの作敵範囲外は霧がかかったようになっていて見えません。
よって不用意に前進すると、見えない場所から攻撃を受けてしまう可能性があります。
ユニットの中には索敵専用のもの(攻撃力はないが視界が広いもの)も存在します。
「射界」は障害物の先を撃てないルールで、間に壁や崖があると攻撃が通らなくなります。
しかし手榴弾を投げる歩兵や、遠距離攻撃が出来るミサイル車両は、攻撃が放物線を描いて飛んでいくため障害物越しに攻撃することが可能です。
このルールは主に防衛戦などで活用されます。
他にも「高さ」の概念があって、高いところから攻撃すると射程が伸び、視界も広がるなど、戦術シミュレーションゲームの様々な要素が取り入れられています。
しかしそのため、大戦略型のゲームに慣れていない人だとちょっと難しいかもしれません。
さらにこの事が後述する「情報表示の不足さ」と相まって、ゲームを取っ付き辛いものにしています。
他にもこのゲーム独自のルールが多くあり、代表的なものは以下の通りです。
・味方ユニットを通り抜けることが出来ない。
・ZOC(敵に接すると移動できなくなるルール)がない。
・占領(及び中立車両の取得)はエンジニアを使って行うが、占領するとエンジニアは消える。
・砲台はターン開始時に射程内に敵がいると自動的に迎撃を行う。
・全ての施設は攻撃で破壊でき、敵司令部は破壊する事で勝利となる。
・乗車/降車は移動力が残っているなら降車直後から移動可能。
・生産直後のユニットもすぐに行動可能。
・生産場所の上にユニットを置くと、生産が行われたらユニットが消える。(つまり敵の生産場所をユニットで塞げない)
・生産場所でユニットの補給と回復ができ、施設の種類に関わらず回復可能。(兵舎でも戦車の回復と補給ができる)
※遠距離砲撃で司令部を破壊中。 このゲームの司令部は占領するものではなく壊すものです。
ステージによっては「敵司令官を倒す」「お金を一定量貯める」「一定ターン耐える」「味方司令官が指定ポイントに到達」という勝利条件もあり、これは画面上部に書かれています。
たまに「焚き火」があって、そこに行くと援軍が到着するというイベントもあります。
※敵兵舎を攻撃中の模様。 施設には 兵舎・工場・空港・港 があって、対応したものしか作れません。
施設の生産場所はこちらのユニットで塞げない(塞ごうとすると相手が生産した時にパッと消される)ので要注意!
占領はエンジニアで行いますが、大きな施設は2回占領する必要があります。 また占領時にエンジニアがいなくなるので、占領したい施設分だけエンジニアを生産しなければなりません。
占領は施設の周囲ならどこでも行えます。
ユニットは歩兵や戦車、ミサイル車両や補給車、ヘリや軍艦など、このタイプのゲームで登場するものは一通りそろっています。
ただ、それらはゲームの進行に合わせて少しずつ登場する形で、最初のうちは歩兵しか使えません。
飛行ユニットはかなりゲームが進まないと登場せず、ちょっとユニットの登場ペースは遅いですね。
ただ、多様なユニットの性質を順番に学んでいけるようになっています。
また歩兵だけでも6種類いて、ユニットごとに明確なアンチユニットが存在します。
各ユニットは「対人」「対甲」「対空」「対船」の4つの攻撃力を持っており、例えば全ての歩兵はスナイパーに非常に弱いのですが、スナイパーは車両にはほとんどダメージを与えられません。
バズーカ兵は車両に強いのですが、普通の歩兵には弱いです。
グレネード兵は周囲一帯にダメージを与えられますが、味方がいるとそれも巻き込みます。
ユニットの射程が長めで、普通の歩兵でも射程2を持つのもこのゲームの特徴と言えるでしょうか。
難点は、攻略に非常に重要となるユニットの性能を確認し辛いこと。
ユニットをタップしても残りの弾数と燃料しか表示されず、前述した「対人」「対甲」などの攻撃力を確認できないのです。
ユニットを押しっぱなしにすると移動範囲と射程範囲が表示されるため、これで射程については解りますが、それ以外の情報は書かれていません。
ユニットの性能は生産画面で確認する事が出来るのですが、逆に言うとユニットの性能を確認しようと思ったら、施設をタップして生産画面にしないと解らない訳です。
加えて初登場の敵キャラや、まだ生産できないユニットは、性能を確認する術がありません。(ヘルプにさえ書かれていません)
正直言って、戦術シミュレーションゲームでユニットの性能を選択時に確認できないというのは、大きな欠点だと思います。
またゲームの基本部分の解説が乏しく、メッセージが英語であることもあって、日本人には理解し辛いです。
大戦略タイプのゲームを経験したことのない人だと、かなり解り辛いのではないでしょうか?
(まあ手前味噌ですが、このページと攻略ページを見ればだいたい解ると思うけど)
※性能は生産時にしか確認できません・・・ 画像のバズーカ兵の場合、射程は 1~2、対兵攻撃1、対甲攻撃3、対空攻撃なし、対船攻撃3です。
耐久力はバーグラフで表してくれますが、残り移動力の確認も出来ないし、情報表示のインターフェイスは不親切感が否めません。
なお、普通の大戦略タイプのゲームと同じく弾数と燃料があり、飛行ユニットがガス欠になると墜落します。
※ステージをクリアすると評価に応じて★が得られ、それを使ってユニットのパワーアップを行えます。
課金でも★を購入でき、パワーアップを全部得ようと思ったら課金が必要になりますが、ゲーム自体は課金が必須なバランスにはなっていませんし、そんなに強力なパワーアップはありません。
余談ですが、ステージクリア時の司令官のタコ踊りはちょっとムカつく。
ターン制の戦術シミュレーションゲームですから1ステージに相応の時間がかかりますが、戦略性は十分で難易度のバランスも良く、進攻戦や防衛戦、上陸戦や撤退戦などステージ構成もバラエティーに富んでいます。
ステージは全部で 50 用意されており、ボリュームはかなりのものですね。
課金でマルチプレイ用のステージを追加する事も可能です。
価格は 300 円で、グラフィックのクオリティーが高く演出もハデ。
コストパフォーマンスは十分で、この価格ならかなりお得と言って良いでしょう。
iPhone と iPad の双方に対応していて、新 iPad の大画面 Retina にも対応しています。
冒頭でも述べたように、スマホのターン制戦術 SLG としては最高クラスのゲームと言えます。
取っ付き辛いため、このタイプのゲームをやったことのない人がいきなりこれをやるのは厳しいかもしれませんが・・・
しかし戦術シミュレーションゲームが好きな方や、じっくり型のゲームが好きな方には、かなりオススメできるアプリですね。
・Great Big War Game (iTunes が起動します)
※本家 iPhone AC に Great Big War Game の攻略ページを作成しています。
最後になりましたが、以下は Youtube で公開されている公式のトレーラーです。
「Great Big War Game」です。
このゲームは Great Little War Game というアプリの続編で、Great Little War Game は結局当サイトでは取り上げなかったのですが、戦術 SLG として評価の高かった作品です。
その前作に施設の破壊や索敵ルールを追加し、ゲームバランスの調整と全体のブラッシュアップを行ったのが今回の作品と言えます。
先に結論から言ってしまうと、iPhone / iPad(及び Android)のターン制の戦術シミュレーションゲームとしては最高峰です。
ただしゲーム中の情報(ユニットの性能や射程等)の表示が不十分で、攻撃後の移動など独自のルールも多いので、やや解り辛い部分もあります。
資金を使ってユニットを生産し、それを使って敵を倒しながら、司令部破壊などのクリア条件達成を目指すゲームです。
とても「ファミコンウォーズ」っぽい作りで、基本ルールは「大戦略」を踏襲しています。
ゲームに詳しくない人向けに説明すると、「すごくパワーアップした将棋」と言えますね。
ただしこのゲームは攻撃後の移動が可能で、攻撃は1ターンに1回しか行えないのですが、移動力の範囲内で「移動して敵に接近 → 攻撃 → 残りの移動力で敵から離れる」といったことが可能です。
また、同じユニットを行動終了まで動かし続ける必要はなく、「Aのユニットを移動させた後、Bのユニットを前に出して、再びAのユニットを元の位置に戻す」と言ったことも可能です。
さらに「索敵」と「射界」のルールが取り入れられており、ユニットの作敵範囲外は霧がかかったようになっていて見えません。
よって不用意に前進すると、見えない場所から攻撃を受けてしまう可能性があります。
ユニットの中には索敵専用のもの(攻撃力はないが視界が広いもの)も存在します。
「射界」は障害物の先を撃てないルールで、間に壁や崖があると攻撃が通らなくなります。
しかし手榴弾を投げる歩兵や、遠距離攻撃が出来るミサイル車両は、攻撃が放物線を描いて飛んでいくため障害物越しに攻撃することが可能です。
このルールは主に防衛戦などで活用されます。
他にも「高さ」の概念があって、高いところから攻撃すると射程が伸び、視界も広がるなど、戦術シミュレーションゲームの様々な要素が取り入れられています。
しかしそのため、大戦略型のゲームに慣れていない人だとちょっと難しいかもしれません。
さらにこの事が後述する「情報表示の不足さ」と相まって、ゲームを取っ付き辛いものにしています。
他にもこのゲーム独自のルールが多くあり、代表的なものは以下の通りです。
・味方ユニットを通り抜けることが出来ない。
・ZOC(敵に接すると移動できなくなるルール)がない。
・占領(及び中立車両の取得)はエンジニアを使って行うが、占領するとエンジニアは消える。
・砲台はターン開始時に射程内に敵がいると自動的に迎撃を行う。
・全ての施設は攻撃で破壊でき、敵司令部は破壊する事で勝利となる。
・乗車/降車は移動力が残っているなら降車直後から移動可能。
・生産直後のユニットもすぐに行動可能。
・生産場所の上にユニットを置くと、生産が行われたらユニットが消える。(つまり敵の生産場所をユニットで塞げない)
・生産場所でユニットの補給と回復ができ、施設の種類に関わらず回復可能。(兵舎でも戦車の回復と補給ができる)
※遠距離砲撃で司令部を破壊中。 このゲームの司令部は占領するものではなく壊すものです。
ステージによっては「敵司令官を倒す」「お金を一定量貯める」「一定ターン耐える」「味方司令官が指定ポイントに到達」という勝利条件もあり、これは画面上部に書かれています。
たまに「焚き火」があって、そこに行くと援軍が到着するというイベントもあります。
※敵兵舎を攻撃中の模様。 施設には 兵舎・工場・空港・港 があって、対応したものしか作れません。
施設の生産場所はこちらのユニットで塞げない(塞ごうとすると相手が生産した時にパッと消される)ので要注意!
占領はエンジニアで行いますが、大きな施設は2回占領する必要があります。 また占領時にエンジニアがいなくなるので、占領したい施設分だけエンジニアを生産しなければなりません。
占領は施設の周囲ならどこでも行えます。
ユニットは歩兵や戦車、ミサイル車両や補給車、ヘリや軍艦など、このタイプのゲームで登場するものは一通りそろっています。
ただ、それらはゲームの進行に合わせて少しずつ登場する形で、最初のうちは歩兵しか使えません。
飛行ユニットはかなりゲームが進まないと登場せず、ちょっとユニットの登場ペースは遅いですね。
ただ、多様なユニットの性質を順番に学んでいけるようになっています。
また歩兵だけでも6種類いて、ユニットごとに明確なアンチユニットが存在します。
各ユニットは「対人」「対甲」「対空」「対船」の4つの攻撃力を持っており、例えば全ての歩兵はスナイパーに非常に弱いのですが、スナイパーは車両にはほとんどダメージを与えられません。
バズーカ兵は車両に強いのですが、普通の歩兵には弱いです。
グレネード兵は周囲一帯にダメージを与えられますが、味方がいるとそれも巻き込みます。
ユニットの射程が長めで、普通の歩兵でも射程2を持つのもこのゲームの特徴と言えるでしょうか。
難点は、攻略に非常に重要となるユニットの性能を確認し辛いこと。
ユニットをタップしても残りの弾数と燃料しか表示されず、前述した「対人」「対甲」などの攻撃力を確認できないのです。
ユニットを押しっぱなしにすると移動範囲と射程範囲が表示されるため、これで射程については解りますが、それ以外の情報は書かれていません。
ユニットの性能は生産画面で確認する事が出来るのですが、逆に言うとユニットの性能を確認しようと思ったら、施設をタップして生産画面にしないと解らない訳です。
加えて初登場の敵キャラや、まだ生産できないユニットは、性能を確認する術がありません。(ヘルプにさえ書かれていません)
正直言って、戦術シミュレーションゲームでユニットの性能を選択時に確認できないというのは、大きな欠点だと思います。
またゲームの基本部分の解説が乏しく、メッセージが英語であることもあって、日本人には理解し辛いです。
大戦略タイプのゲームを経験したことのない人だと、かなり解り辛いのではないでしょうか?
(まあ手前味噌ですが、このページと攻略ページを見ればだいたい解ると思うけど)
※性能は生産時にしか確認できません・・・ 画像のバズーカ兵の場合、射程は 1~2、対兵攻撃1、対甲攻撃3、対空攻撃なし、対船攻撃3です。
耐久力はバーグラフで表してくれますが、残り移動力の確認も出来ないし、情報表示のインターフェイスは不親切感が否めません。
なお、普通の大戦略タイプのゲームと同じく弾数と燃料があり、飛行ユニットがガス欠になると墜落します。
※ステージをクリアすると評価に応じて★が得られ、それを使ってユニットのパワーアップを行えます。
課金でも★を購入でき、パワーアップを全部得ようと思ったら課金が必要になりますが、ゲーム自体は課金が必須なバランスにはなっていませんし、そんなに強力なパワーアップはありません。
余談ですが、ステージクリア時の司令官のタコ踊りはちょっとムカつく。
ターン制の戦術シミュレーションゲームですから1ステージに相応の時間がかかりますが、戦略性は十分で難易度のバランスも良く、進攻戦や防衛戦、上陸戦や撤退戦などステージ構成もバラエティーに富んでいます。
ステージは全部で 50 用意されており、ボリュームはかなりのものですね。
課金でマルチプレイ用のステージを追加する事も可能です。
価格は 300 円で、グラフィックのクオリティーが高く演出もハデ。
コストパフォーマンスは十分で、この価格ならかなりお得と言って良いでしょう。
iPhone と iPad の双方に対応していて、新 iPad の大画面 Retina にも対応しています。
冒頭でも述べたように、スマホのターン制戦術 SLG としては最高クラスのゲームと言えます。
取っ付き辛いため、このタイプのゲームをやったことのない人がいきなりこれをやるのは厳しいかもしれませんが・・・
しかし戦術シミュレーションゲームが好きな方や、じっくり型のゲームが好きな方には、かなりオススメできるアプリですね。
・Great Big War Game (iTunes が起動します)
※本家 iPhone AC に Great Big War Game の攻略ページを作成しています。
最後になりましたが、以下は Youtube で公開されている公式のトレーラーです。