iPhone AC 番外レポート

iPhone や iPad(スマホやタブレット)の、主にゲームアプリのレビューを行っています。

2012/11

Dungeon Story

グラフィックは貧相ながら、Azkend のような一筆書きパズルと、不思議のダンジョン系の RPG の面白さが融合した、多くのユーザーから支持されたパズル RPG の名作「Dungeon Raid」。
今でもプレイヤーの多いゲームですが、その Dungeon Raid を模したような新しいパズル RPG が登場しています。
Dungeon Story」です。

パズル部分は Dungeon Raid とほぼ同じ一筆書きタイプのパズルですが、RPG 部分はやられてもレベルを引き継ぐ形になっており、プレイする度にレベル1から始まっていた Dungeon Raid とは異なります。
ただ、冒険中に得られる特技レベルは冒険の度にリセットされるなど、不思議のダンジョンっぽい部分は残されています。

先に結論から言ってしまうと、Dungeon Raid ほどの戦略性はなく、特技や装備の種類も少なめで、Dungeon Raid のような面白さを期待するとガッカリすることになります。
ただ、こちらはこちらで継続してキャラクターを育てる楽しみがあるため、悪い訳ではありません。
Dungeon Raid にインスパイアされた作品と言えますが、Dungeon Raid とは違うゲームと考えてプレイした方が良いですね。

dungeonstory

剣・火・氷・ハート・コインの5つのパネルが配置されていて、同じパネルを3つ以上、一筆書きの要領で指でなぞっていくと消すことが出来ます。

画面左上にはプレイヤーの体力、右上にはモンスターの体力が表示されていて、火&氷のパネルを消すと武器や魔法でモンスターを攻撃し、相手の体力を減らすことが出来ます。
火と氷のパネルは繋げる事ができ、火と氷のパネルをそれぞれ2つ以上同時に消すと「マジックコンボ」となりダメージが増します。
しかしパネルを消すと、相手の攻撃を受けてこちらの体力も減少します。
相手の攻撃は必ず毎ターン受け、回避することはできません。

ハートを消すと体力が回復し、コインを消すとお金が増えます。
お金は冒険中に出会う商人から特技を購入したり、冒険後に町で装備などを買うのに使用できます。

モンスターの攻撃力はかなり高く、1発でこちらの体力が半分ぐらい減ることもザラにあります
よって1回攻撃しては回復、ゴールドを取っては回復、と言うように頻繁に回復しなければ間に合いません。
ちょっと油断するとすぐ死に直結しますが、このシビアなバランスは Dungeon Raid の難易度を引き継いでいるとも言え、これはこれでプレイに緊張感があるので良いですね

Dungeon Story
※攻撃するたびにこちらもダメージ。 おまけにダメージはかなり大きいです。
よってコインを取る余裕があまりない事もあり、それでもコインが貯まってくると回収しなければ邪魔になるので、コインの存在が厄介になります。
右は商人からアイテム(特技)を買っているシーン。 Dungeon Raid と違って装備ではありません。 攻撃力アップや HP 自然回復など様々なものがありますが、冒険後にリセットされます。


戦闘によって画面上部のエネルギーメーターが貯まっていき、一定量貯まると画面下に表示されている特殊アイテムを使用できます。
特殊アイテムは最初は(一定回数のダメージを軽減する。メーター1段階で 50 %、2段階で 70 %、3段階で 90 %)しか持っていませんが、お金を貯めて購入しておけば、体力回復の薬や、敵にダメージを与える爆弾なども使うことが出来ます。

ただ、敵も特殊能力を持っている場合があり、例えば「物理や魔法のダメージを軽減する」「2回攻撃を行う」「次のターンの攻撃を無効化する」などの効果を使用してきます。
また、「パネルをシャッフルする」「特定のパネルをゴールドに変える」「エネルギーメーターを減少させる」などの変わったものも存在します。

敵を倒し続けていると紋章が見つかる場合があり、これを獲得すると上位のダンジョンが現れます。
敵にやられるか、ポーズして「EXIT」を選ぶと帰還しますが、レベルや経験値、稼いだゴールドなどはそのまま持って帰ります。

Dungeon Story
※左はステータス画面。 様々な職業が用意されており、自由に変更できます。 職業はレベルアップで増加します。
右は「パネルを全部ゴールドに変える」という敵の特技が発生した状態。 余裕がある時にこの特技を持つ敵と遭遇したときは、ワザと倒さずに特技を連発させることで、かなりのゴールドを稼ぐ事が出来ます。
しかし体力がなく、ハートが必要なときにこの技を出されると・・・


冒険終了後、冒険で得たお金で装備やアイテムを購入したり、冒険中に得られる特技を強化したり、スキル(能力補助)の習得を行ったりできます。
冒険中に習得した特技は帰還するとなくなりますが、それ以外のパラメーターは全部そのまま保持され続けます

よって敵が強くてなかなか勝ち進めなくても、冒険を繰り返していれば徐々に戦いはラクになっていくでしょう。
上位のダンジョンが出ても、そこですぐやられてしまうようなら、下位のダンジョンで鍛えた方がレベルは効率良く上げられます。
(ただしお金は上位のダンジョンの方が入手量が多いです)

Dungeon Story
※左は宿屋でクエストを請け負う画面。 クリアすると名声が上がり、名声メーターが一杯になると経験値の獲得量が増えたり、買い物の金額が少し安くなったりします。
クエストは入り直す度に変わり、「Slay a Powerful Dragon」が一回戦闘するだけで良いのでラクです。
右はスキルの習得画面。 能力を数パーセントアップするものなので、基本ステータスが高くないと効果は低いです。


難点と言うか、Dungeon Raid に比べて残念なのは・・・ 特殊な効果のスキルや装備がなく、それを使った戦略というものも存在しないこと。

装備は下位の物から順に買い換えて行くのみで、装備に特殊な効果が付いているようなことはなく、単にステータスをアップさせるのみです。
スキルも能力を数パーセントアップさせるものばかりで、変わった能力が得られるようなものはありません

よって Dungeon Raid のような、特定のスキルを組み合わせて有利に戦うとか、装備に付いている特殊能力をうまく活用するとか、そういったことは出来ません。

また、見ての通りグラフィックがチープで、アイコンの種類も少ないです。
Dungeon Raid もグラフィックは簡素でしたが、それよりグラフィックパターンは少なく、敵も文字で表現されているだけで、装備の絵などもありません。

また、「攻撃を反射する」などの厄介な特殊能力を持つ敵が出て来たりするのですが、敵に付いている特殊能力がほぼランダムで、敵のグラフィックも存在しないため、相手の詳細をいちいち確認しないとその性質が解りません
Dungeon Raid と比べると、やはり色々と追い付いていない部分が目に付きますね。

Dungeon Story
※戦闘時に自分の名前をタップすると自分のステータスと特技の詳細が、敵をタップすると敵の攻撃力と経験値、そして特性が表示されます。
敵は文字だけで、絵的なものが何もないのが残念。
右は冒険中に獲得できる特技の一覧。 見てのように能力アップ系ばかりで、特殊と言えるのは自然回復と敵のHP自然減少ぐらい。
パネルを入れ替えるとか、そういった戦略的に使えそうなものがないのが残念ですね。


価格は 85 円。 見た目はさすがに厳しいですが、ゲームは相応に楽しめるので、この安さなら悪くありません。
追加課金のようなものはなく、タイトル画面に「TIP JAR」という課金がありますが、これは本当に「チップ」であり、単なる開発者への支援です。

Dungeon Raid ほどのゲーム性はありませんが、やはり長期的に育成していけるというのは、思わずやり続けてしまう魅力がありますね
お金はなかなか貯まりませんが、レベルアップは割と早く、キャラクターはどんどん強くなっていくので、その点でも育てがいがあります。
見た目はまんま Dungeon Raid ですが、あえて Dungeon Raid とは違う方向の楽しみ方を目指したのではないでしょうか。

Dungeon Raid の経験者の方や、ソーシャルゲームではないパズル+RPG が欲しい方は、試してみる価値があると思います。

Dungeon Story (iTunes が起動します)

ぴよ盛り

テレビのニュースでも盛んに報道されていたのでご存じの方が多いと思いますが、Android の不正アプリでかつてない規模の個人情報大量流出事件が発生、一千万人以上の個人情報が不正に抜き取られたと伝えられています。

今回の手口で使われた Android アプリはほとんど「○○ the Movie」という名前になっていて、中には iOS の人気アプリの名前を使った「スヌーピーストリート the Movie」「桃太郎電鉄 the Movie」「ウォーリーを探せ the Movie」と言ったものも存在します。
これらのアプリが Android で登場したと見せかけてダウンロードさせるという、悪質な手法が取られています。
参考:日経新聞 情報流出アプリで5人逮捕 スマホから1180万件

また、これとは違う件ですが、Android の「電池長持ち」「電波受信改善」などのアプリに個人情報を流出させるしかけを潜ませ、3000 件以上の情報を抜き出していた事件も発生しています。
こうした「電池長持ち」や「電波改善」などの怪しいアプリで騙されるケースは iTunes でもよく見られるので、今回の件は iOS にとっても他人事ではありません。
参考:読売・Yahoo スマホの個人情報抜き取るアプリを保管、男逮捕

さて、そんな新聞やテレビの報道で、盛んに問題のアプリの画像・映像が流されていたのですが、その中で特に目に付いたのが「ぴよ盛り the Movie」です。
ぴよ盛り」はドンブリの中にヒヨコを積んでいくという物理シミュレートのミニゲームで、今年の初めに公開されていた、不正でもなんでもない普通の無料アプリです。

ところが今回の不正流出事件の報道で「ぴよ盛り the Movie」の名前やアイコン、画像などが繰り返し出て来たおかげで、無関係の「ぴよ盛り」が犯人だと勘違いされまくっているようです
このままでは遠隔操作疑惑で誤認逮捕されたり、凶悪犯と間違われて顔写真が掲載されたりしかねないので、今回「普通のゲームだよ」というのをお知らせしつつ、その内容をご紹介したいと思います。

ぴよ盛り

ドンブリやお皿の上に「ひよこ」を投げ入れていくゲームです。
バランスを取りながら出来るだけ多く投げ入れるのですが、慎重に置くのではなく「タップで投げ入れる」という点が、つみねこキノコバランス などの既存のバランスゲームとは違う点ですね。

食器やひよこは 3D モデルで表現されており、テーブルの部分を左右にスライドすることで自由に回転させる事が出来ます。
360度、どの方向から投げ入れるかもポイントになります。

そして5匹ごとにオレンジ色のヒヨコが出て来て、これはマジックテープのように他のヒヨコにくっつきます
積み重ねると言うより、このオレンジのヒヨコに他のヒヨコをペタペタくっつけていくのがゲームの基本となります。

ヒヨコは1匹ずつ物理シミュレートされており、全体の重心やバランス、くっついている部分の強度などを計算しながら投げ入れなければなりません。
投げ入れる場所が不正だとヒヨコがテーブルからこぼれ落ちてしまい、そのまま流出してしまいます。
合計10個落ちてしまうとゲームオーバーとなり、残っているヒヨコの数が最終スコアとなります。

ぴよ盛り
※ 左は給食ステージ。 パンの上にはそのままでは乗せられないので、オレンジのヒヨコを使って重心を傾け、寄りかかるように乗せる必要があります。
ステージは(2012/11時点で)円形の鍋、楕円形のカレー皿、小型食器が並んだ給食、特殊なタコ焼き器の4種類があります。
ゲーム終了後は「爆弾ボタン」が現れ、それを押すとぴよ盛りがバーンと・・・
獲得したスコアに応じてポイントが貯まっていき、それで「壁紙」を貰う要素もあります。


ゲームのポイントとなるのはオレンジのヒヨコの使い方ですね。
前述したようにオレンジのヒヨコに他のヒヨコをくっつけていくのですが、強度不足と思われる場所に投げ入れて、構造を補強することも可能です

ゲームに慣れてくると、この「補強に使う」というのが重要な事が解ってきます。
単に上に積んでいくだけだと、すぐに画面上部に達してしまいますし、バランスも悪くなります。
よって横に広がるようにくっつけていく事が必要なのですが、そうすると重さで崩れやすくなるため、崩壊しないように構造のポイントとなる場所にオレンジのヒヨコをくっつけて、補強しなければなりません。
もちろん傾きなども考慮する必要があるため、シンプルながら奥深いゲーム性があります

また、全体が倒れるように崩れてしまうと、数十個のヒヨコを積み重ねていても一斉にテーブルの下に落下してしまい、残ったのが数個だけ、スコアもごくわずか、なんてことになってしまいかねません。

積めば積むほどバランスが悪くなり倒れる危険が増すため、ハイスコアに到達した場合、さらに高いスコアを目指すために積んでいくのか、それともスコアを確定させるためにヒヨコを安全な場所に投げ捨てて(もしくはギブアップして)ゲームを終えるのか、そのジレンマに悩むことになります
この点もゲームの面白い部分と言えるでしょう。

ぴよ盛り
※左は全体がダーッと倒れてしまい、3つしか残らなかった状態。 こうなると点数も3点に・・・
どんなに積み重ねていても、怪しいところに安易に手を出すと一気に大量流出してしまうこともあります。 慎重に行動していくことが大切ですね。
右の画像はタコ焼きの上に倒れてピンチ! ・・・のように見えますが、このように物がある場所にワザと倒して、設置スペースを横に広げるのもテクニックの1つです。
ただ、このままでは構造的に不安定なので、根本の部分をオレンジのヒヨコで補強しつつ、バランスを取った方が良いですね。


価格は無料。 広告はありますが、これのおかげで無料なので仕方ないところでしょう。
テーブルをスライドするときにやや広告に指が触れやすい難点がありますが、「誤タップ狙い」という程でもないですね。

前述したように「ぴよ盛り」自体は不正でも何でもない、いたって正常なアプリです
不正アプリを作った会社が勝手にぴよ盛りの動画を使っていただけなので、プレイされている方はご安心下さい。
公式ページで連絡を出したり、ファミ通などに案内が出たり、何か色々と大変なことになってますが、それでもぴよ盛りはやっていないはずです。

まあ、ちょっとアレな方々がスマートフォンに目を向けているというのは、以前から噂になっていました・・・
グリーやモバゲーの莫大な売上が喧伝され「金の匂い」がしているのに加え、携帯の匿名性の影響で足も付きにくいため、「スマホで一儲け」を考えている人がどんどん集まっています。
こうした方々は手段を選ばないので、合法非合法を問わずあらゆる手を使ってきます。

今回の犯人も出会い系や占い系の携帯サイトを運営していたようで、そうしたサイトへの勧誘に個人情報が使われたようですが、個人情報を保管していたサーバーには他の会社からのアクセスもあったようなので、売買が行われていた可能性も指摘されています。

iOS は Apple の審査があるおかげでまだマシなのですが、どう見てもぁゃしぃアプリが iTunes に並ぶこともあるし、いわゆる「グレーゾーン」のアプリも存在します。(悪質な課金誘導のソーシャルゲームなど)
ソーシャルゲームに関してはグリーや DeNA(モバゲー)が主導する監視・連絡委員会のような物がありますが、この2社が中心ってのが微妙な上に、この2社はスマホではサッパリで、さらにぁゃしぃ会社はこうしたものに参加しないので、スマホには監視の目が届きにくい問題もあります。

ちょっと話がズレましたが・・・ ともかくユーザー自身が警戒し、怪しいアプリをダウンロードしないようにすることが大切ですね。(まあ、あやしくないアプリに偽装してたりする訳ですが・・・)
Android を使っている方は、最低でもアンチウィルスソフト(と言うか総合セキュリティーソフト)は入れておきましょう。

と言う訳で、えーと、なんの話だっけ?

ともかく「ぴよ盛り」はタダだし、オススメです。

ぴよ盛り (iTunes が起動します)

ロード・トゥ・ドラゴン

遂にゴールデンタイムにテレビ CM まで流し始めた、スマホ界のメガヒットゲーム「パズル&ドラゴンズ」(パズドラ)
そんなパズドラの運用システムを模倣しつつ、ゲーム自体は全く違う内容に仕上げている、新しいパズルゲームが登場しています。
ロード・トゥ・ドラゴン」です。

公開したのは「アクワイア」というメーカーで、侍道や忍道(天誅)シリーズの開発を担当し、ウィザードリィの亜種や「勇者のくせになまいきだ。」なども作っている、割と有名なメーカーです。
iOS でも過去に「ウィザードリィ 囚われし魂の迷宮」を公開していました。

そんなアクワイアは iOS で ソーサリアン for iOS などを公開している「アエリア」という会社の子会社だったのですが、2011年10月にガンホーが株式の過半数を取得して買収、ガンホーの子会社に変わっています
ガンホー」と言えば言わずと知れた、パズドラの開発会社。
つまり冒頭で「パズドラの運用システムを模倣している」と書きましたが、おそらくその点は親会社であるガンホーからの協力を受けているものと思われます。
このゲームは「パズドラの兄弟ソフト」と言っても良いかもしれません。

ロード・トゥ・ドラゴン

「パズドラ」と同じくパネルをなぞって戦闘を行う RPG ですが、このゲームには移動シーンもあります。

フィールドは四角のマスで区切られていて、パネルには移動ルートを示す矢印が書かれています。
選択したパネルに応じてキャラクターが移動し、敵に遭遇すると戦闘になります。
敵の姿は見えているので、遭遇しないように進んでいくことも出来るのですが、パネルを選択する度に「ソウル」という数値が減っていきます。
ソウルは敵を倒さないと補充できないため、適度にモンスターを倒しながら進行しなければなりません

戦闘シーンではパネルが 剣、槍、弓、杖、ハート の5種類に変わり、剣のパネルを消せば剣士が、弓のパネルを消せば弓使いが攻撃を行います。 ハートは体力回復です。
職業は体力重視の剣士、攻撃力重視の槍使い、回復力重視の魔術師、バランス型の弓使いの4種類。
パーティーにいない職業のパネルは消しても何も起こりません。

複数のパネルをなぞってまとめて消すことも出来ますが、異なるパネルをなぞると、その度にソウルが1つ減ってしまいます
例えば 剣→剣→槍→槍→弓→弓 と指を動かすと、剣士・槍兵・弓兵がそれぞれ2回ずつ攻撃を行えますが、剣から槍に移るときと、槍から弓に移るときにソウルが減るため、合計で2減少してしまいます。
敵を倒した時に得られるソウルは2~3程度なので、消し方が悪いと赤字になることもあります

パネルを消すと残ったパネルが右に寄せられていくので、それをうまく加味して、出来るだけ同じパネルだけを消していく必要がありますね。
同じパネルを一度に4枚以上消すと必殺技が発動する場合もあります。

パネルを消す度に1ターンが経過し、一定のターンが経過すると敵が攻撃してきます。
しかし制限時間はないので、慌ててプレイする必要はなく、じっくり考えてから消し始める事が出来ます
この点はパズドラと同様です。

戦闘に勝利すると新しいキャラクターを獲得できる場合があります。
フィールドをある程度進むとボスが出現し、これを倒すとステージクリア。 新しいステージが登場します。

ロード・トゥ・ドラゴン
※フィールドには色の付いたマスがあり、そこを通過すると同じ色(属性)のキャラクターに +1 や +2 などの数値が付いて強化されます。(+10 で MAX)
ソウルやライフが回復する宝箱も置かれているので、フィールドの移動もよく考えて行いましょう。
右の画像は必殺技のシーン。 必殺技のセリフはキャラクターごとに用意されていて、そのキャラの設定にちなんだものになっています。
ちなみに画像は「ワルプルギス」という魔術師のセリフ。 ヨーロッパのお祭りが元ネタですね。


戦闘シーン以外のインターフェイスやパーティー編成、キャラクターの強化システムなどは「パズドラ」のものをそのまんま踏襲しています

パーティーは3人+助っ人1人で、他プレイヤーのキャラが加わる点はパズドラと同じですし、キャラクターのレベルアップも「合成」で行います。
レベルが最大になると「進化合成」できる点も同じです。

冒険を実行する度に「スタミナ」が減り、なくなると実時間の経過が必要な点も一緒です。
スタミナは 10 分で1回復し、冒険するのにどれだけスタミナが必要かは挑戦するエリアによって異なります。
パズドラ同様、曜日限定のイベントエリアも出現します。

課金通貨である「水晶」は、ステージクリアなどでも割と手に入り、イベントなどで配布されることもあります。
ガンホーは 東京ゲームショウ 2012 のセッション で無理に課金させようとしない「ポカポカ運営」という運営思想を語っていましたが、その考え方をこのゲームでも反映させている印象です

ロード・トゥ・ドラゴン
※左の画像はパーティー詳細画面。 キャラクターは常時発動の「パーティスキル」と、任意に発動させる「アクティブスキル」を持っています。
これらは最初は持っていなくても、レベルが上がると習得する場合があります。
アクティブスキルはパズドラと違い、いつでも発動させられる代わりに「ソウル」を消費します。
右の画像は合成画面。 合成の結果にキャラクターの「属性」や「職業」は影響しないようで、この辺はパズドラより簡易的です。


ゲームはパズドラのテンポの良さと、パズドラとは違う面白さの戦闘が組み合わさっていて楽しめるのですが、パズドラよりイマイチ感があるのがキャラクターの見た目。

デザインは「ファンタジーxランナーズ」を模したような感じで、センスの良いグラフィックになっているのですが、人間のキャラクターであることもあって見た目の差が少なく、バリエーションに乏しい
パズドラだとモンスターだったのでその見た目は多種多様だったのですが、こちらはパッと見では区別できない、同じような見た目のキャラが多いです。

キャラクターごとに「ストーリー」が用意されていて、そのキャラの背景が語られているのは良いのですが、編成画面でキャラがズラっと並んでいると誰が誰やら解らない

しかもレアリティが★1から★3のキャラは背景も一緒で、合成時にキャラの詳細も確認できないため、合成する時に誰を残して誰を素材に使えばよいのか非常に解りにくいです。
(特に★3はレアキャラなのに区別が付かないから困る)

この手のゲームはキャラクターを集めるのも楽しさだと思うのですが、こんなに「モブキャラだらけ」じゃ楽しみも半減です。
お洒落なデザインを優先しているため、キャラをあまり派手に出来ないのかも知れませんが、もっと解りやすい形でキャラのバリエーション増やして欲しいところですね。

※現在はアップデートでキャラの装備や衣装が個性的になり、当初より区別を付けやすくなっています。

以下は Youtube で公開されている公式のトレーラーです。



価格は無料。 課金は存在しますが、無理に必要はありません。
無課金でも十分に遊べる内容です

iTunes での評価には★1が多いですが、これはサーバートラブルで運用が一時的に止まっていたためのようで、現在は復旧しています。

いかにも「パズドラの次」を狙っているアプリと言え、完成度は高いです。
タダで遊べるので、とりあえず試してみて損はありません。 すでにロングヒットの予感がありますね。

ロード・トゥ・ドラゴン (iTunes が起動します)


【 ちょこっと攻略 】

ゲームを楽しむための基本的な攻略を掲載しておこうと思います。
プレイされている方は参考にしてみて下さい。

パーティー編成
・剣士は体力型、槍は攻撃型、魔術師は回復型、弓はバランス型です。
主力は槍になりますが、槍は体力や回復は最低です。
・魔術師がいないとハートによる回復は期待できません。 しかし魔術師は攻撃力が最低です。
・私的にオススメなのは「剣士 or 弓使い、魔術師、槍使い×2」の編成。 攻撃重視なら「剣士、弓使い、槍使い×2」でしょう。 攻撃力があればやられる前にやれるので、ダメージも抑えられます。
・HP 回復のアクティブスキルを持つキャラがいると便利です。 剣士か魔術師の主人公はスキルが回復なので序盤が有利です。

戦闘
・同じパネルを繋げた時はソウルは減りませんが、1枚だけしか選ばなかった時もソウルは減りません
・ターンに余裕があるならいらないパネルを消してから倒しましょう。
・攻撃する際には相手の HP バーに注目して下さい。 結果予測が表示されます。 これを見ながら使うパネルの枚数を考慮しましょう。
・ボス戦では最初に攻撃を食らうときに、HP がどのぐらい減るかよく見ておきましょう。 2度目以降は、その減少値より高い HP を保つようにすればやられません。

合成
・合成で得られる経験値に属性や職業は無関係のようです。
・★1のキャラから得られる経験値は、Lv1 で 100、Lv2 で 141、Lv3 で 173、Lv4 で 200 です。
・★2以上の場合はキャラによって違います。 例えば Lv3 でも、242 のキャラと 294 のキャラがいます。 進化先があるキャラの方が高いようです。
合成に必要な費用はベースとなるユニットのレベルで決まり、素材側は無関係です。
・ベースユニットのレベルが9以下なら、必要な費用は1体あたり Lv x 100 です。
・ベースユニットのレベルが 10~19 なら、必要な費用は1体あたり Lv x 95 です。
・ベースユニットのレベルが高くなるほど高額になります。 よって得られる経験値が少ないユニットを合成するのは資金の無駄なので、売った方が良い場合もあります。
・進化合成をするにはレベルが最大にならなければなりません。
・進化合成には「進化ポイント」が必要で、1回の合成で必要量以上にしなければなりません。進化ポイントはレアリティとレベルが高いキャラほど多くなります。

San Juan (サンファン)

2004 年にカードゲーム最高の表彰「アラカルト・カードゲーム賞」を受賞し、ドイツゲーム/ボードゲームの表彰である「ドイツ年間ゲーム大賞」や「ドイツゲーム賞」でも上位となった、大航海時代の開拓地をテーマにしたカードゲームが iOS で登場しています。
San Juan」(サンファン)です。

このゲームは 2002 年にドイツ年間ゲーム大賞(専門家による表彰)とドイツゲーム賞(ユーザー投票による表彰)をダブル受賞した「Puerto Rico」(プエルトリコ)というゲームを、カードゲーム用に簡略化したものです。
この Puerto Rico も iPad 用のアプリ(iTunes 起動)になっていますが、iPad 用しかないうえにグラフィックなどがイマイチで、当ブログでは扱っていませんでした。
しかしこの San Juan(サンファン)は iPhone 版も存在しており、グラフィックやサウンドも良く、完成度が高いです。(ただし英語のみ)

iPad 版の Puerto Rico(プエルトリコ)は Codito というメーカーが開発していて、ここは iOS の Ra(ラー)Tikal(ティカル)Medich(メディチ)Tigris & Euphrates(チグリス&ユーフラテス)などを作っているメーカーです。
ドイツゲームアプリの定番メーカーではありますが、グラフィックはやや劣ります。

一方 San Juan(サンファン)を作った Revensburger というメーカーは、高い完成度で知られる iOS 版 Scotland Yard(スコットランドヤード)を作ったところで、その技術力の高さはこのアプリでも見て取れます。
カードの動きがリアルでインターフェイスも見やすく、BGM も Carcassonne(カルカソンヌ)のようなアコースティックギターの落ち着いたサウンドになっており、非常に良い雰囲気を醸し出していますね。

San Juan (サンファン)

2~4人でプレイするカードゲームです。
ゲームが始まると各プレイヤーに手札が配られ、そして自分のターンの人が「役割」(そのフェイズで実行する行動)を選択します。

役割(行動)には Builder(建築)、Producer(生産)、Trader(売却)、Councillor(市政)、Prospector(採掘)の5種類があり、選ばれた行動を全員が実行します。
例えば、建築が選ばれたらそのフェイズは建築フェイズ、生産が選ばれたら生産フェイズになる訳ですね。

全員がその行動を実行したら、次の人が残っている役割から、次のフェイズの行動を選択します。
それぞれのプレイヤーが役割を選択し終えたら、そのターン(ラウンド)は終了。
次の人のラウンドになり、また改めて各種の行動(役割)を順番に選択していきます。

各行動の詳細は以下の様になっています。

Builder(建築)
手札の建物を建てることが出来ます。 建物には「コスト」があり、そのコスト分だけ手札を建設費として支払う必要があります。
例えば、コスト3のタバコ農場を建てるには、それとは別に3枚の手札を捨てる必要があります。(つまり合計4枚以上の手札が必要になります)
Builder を選択した人は、建物を建てるためのコストが1つ減ります。

Producer(生産)
農場で生産を行えます。 インディゴ(染料)、砂糖、タバコ、コーヒー、銀を産出する建物のどれか1つに生産を行わせることができ、生産した農場には「在庫マーク」が表示されます。
Producer を選択した人は、さらにもう1ヶ所(つまり2ヶ所)で生産を行うことが出来ます。

Trader(売却)
農場で生産された製品を1つ売却して、手札を引くことが出来ます。
「在庫マーク」がある農場しか選択できません。
売却時に製品ごとの相場が表示され、その相場の枚数だけカードを貰えます。
Trader を選択した人は、さらにもう1つ(つまり2つ)の売却を行えます。

Councillor(市政)
カードを2枚ひき、そのうち1枚を手札に加えます。(もう1枚は捨て札になります)
Councillor を選択した人は、+3枚(つまり合計5枚)のカードをひいて、その中から1枚を手札に加えます。

Prospector(採掘)
この行動のみ、Prospector を選択した人にしか効果がありません。
山札からカードを1枚ひき、手札に加えます。

San Juan (サンファン)
※トレードフェイズに交易品を売っているシーン。 左下に表示されているのが相場で、農場の色と対比していますが、砂糖と銀はどちらも白色なので注意して下さい。
カードは7枚しか保持できず、8枚以上持つとターン(ラウンド)終了時に余剰分を捨てることになります。 よって売却はその点も加味して行いましょう。
建物の「塔」があれば 12 枚まで保持できるようになります。


ゲームは各種の行動で手札を貯めて、その手札を使って建物を建てるのを繰り返します。
カードゲーム版の Caylus(ケイラス)、と言っても良いでしょうか。

農場以外の建物にはそれぞれ特殊効果が存在し、さらに「勝利点」が付加されています。
誰かが 12 の建物を建設するとゲームは終了となり、勝利点が一番高い人が勝者となります。

ゲームの勝敗を左右するのは、建物ごとの特殊効果ですね。
「生産数が1つ増える」「一度に売れる商品の数+1」「建築コストを軽減する」「市政フェイズにカードを2枚受け取れる」などの様々な効果があり、それらを組み合わせることで多くのカードを補充出来るようになります。
さらに高コストですが多くの勝利点を得られる建物もあり、高めた生産力でそれらを建築することで逆転を狙う事も可能です。

一方で、誰かが 12 の建物を建てた時点で終了なので、効果的な建物だけを選んで建設を行っていると建物を建てきれずに終わってしまい、そのぶん勝利点を稼げなくなってしまいます。
ゲーム中は「欲しい建物を建てるためにカードを貯めるか」「他プレイヤーの建設スピードに遅れないためにとりあえず建てられるものを建てるか」の選択を繰り返し迫られ、ここがゲームの面白さであり戦略のポイントにもなっています。

San Juan (サンファン)
※最終スコアの画面。 ゲームの目的はあくまで勝利点を稼ぐことで、生産力を高めるのは手段に過ぎないので、その点を忘れないようにしましょう。
もし勝利点が同じ場合は、最後に持っていた手札と生産品の合計が多い方が上位になります。


San Juan (サンファン)
※2人対戦の場合はルールがやや異なります。 1ラウンドが2フェイズではなく、自分・相手・自分の3フェイズになります。 つまり先に行動を選択した人は、ラウンド終了前にもう一回行動を選択できます。
これは通常とは違う戦略をもたらします。 例えば自分のターンに生産品を売ってカードを8枚以上にしても、その後の行動で建物を建設してカードを7枚以下にすれば、余剰分を破棄しなくて済みます。
オンライン対戦の「クイックマッチ」は2人プレイになるので、この点を覚えておきましょう。


難点は、このようなシステムのため、ややカード運に左右されやすいこと。
例えば「農場の数×2の勝利点を得る」という効果のギルドホールという建物がありますが、農場を多く建て、このギルドホールの建築を狙っていても、カードの種類が多いため、「最初から最後までギルドホールが来なかった」なんてこともあり得ます。

しかし適度なランダム性があった方が展開が毎回異なるためゲームは楽しめますし、繰り返していれば確実に勝率は上がっていきます。
コンピューターも3段階の難易度に分かれたキャラクターが3人ずつ用意されているので、自分のレベルに合わせて遊ぶ事が出来ます。

価格は 600 円で、ドイツゲームのアプリとしてはやや高め。
ただ冒頭でも述べたように、グラフィックやサウンドは高水準で全体の雰囲気も良く、アプリの完成度は高いです。

キャンペーンモードのようなものはなく、1回1回のゲームを楽しむのみで、オンライン対戦も Game Center を通してのマッチングのみ。
しかしオンライン対戦は1手 60 秒の制限時間のあるリアルタイム対戦なので、マッチングさえされれば快適に楽しむ事が出来ます。
ただ戦績やランキング、レートのようなものはないので、そこはやや残念ですね。

総合的には、ドイツゲームのアプリの中では上位に位置する内容だと思います。
ボードゲームが好きな方には十分オススメできるアプリです。

San Juan (iTunes が起動します)


【 ちょこっと攻略 】

各建物の効果の和訳です。 プレイされる方は参考にして下さい。
私的には Prefecture(庁舎)、Library(図書館)、Guild hall(ギルドホール)が強い印象です。

○ 農場
Indigo Plant (インディゴ、染料)
Sugar mill (砂糖)
Tabaco storage (タバコ)
Coffee roaster (コーヒー)
Silver smelter (銀)
※これらは生産と売却を行える

○ コスト1の施設
Smithy (鍛冶屋)
農場を建てるときのコスト -1
Gold mine (金鉱)
誰かが採掘をするとカードを4枚ひく
その4枚のコストが全部違う場合、その中から1枚を貰える
Archiv (書庫)
市政フェイズにカードを選ぶ時、手札も混ぜた中から必要なものを選べる

○ コスト2の施設
Poorhouse (救貧院)
次のターンから、手札が1枚以下になった時、カードを1枚貰える
Black market (闇市)
建設時に商品の在庫を2つまで、支払うカードの代わりに使える
Trading post (交易所)
売却フェイズに売れる商品の数 +1
Well (井戸)
生産フェイズに商品を2つ生産するとカードを1枚貰える
Market stand (売店)
売却フェイズに商品を2つ売却するとカードを1枚貰える
Crane (クレーン)
建設済みの建物の上書きが可能
上書きして建設する場合、必要なコストは差額分となる

○ コスト3の施設
Chapel (教会)
ラウンド開始時、カードを1枚寄付すると勝利点 +1
Tower (塔)
ラウンド終了時のカード保持上限が7枚から 12 枚になる
Aqueduct (水路)
生産フェイズに生産できる商品 +1
Carpenter (大工)
施設(紫色のカード)を建設するごとにカードを1枚貰える
Prefecture (庁舎)
市政フェイズに貰えるカードが2枚になる
Statue (石像)
勝利点 +3、モニュメント

○ コスト4の施設
Market hall (中央市場)
売った商品1つにつき、カードを1枚貰える
Quarry (採石場)
施設(紫色のカード)を建てるときのコスト -1
Victory column (勝利の円柱)
勝利点 +4、モニュメント

○ コスト5の施設
Library (図書館)
自分が選択した役割のボーナスが2倍になる
Hero (英雄像)
勝利点 +5、モニュメント

○ コスト6の施設
Guild hall (ギルドホール)
勝利点が「農場の数×2」増加
City hall (シティーホール)
勝利点が「施設(紫の建物)の数」増加
Triumphal arch (凱旋門)
勝利点が「モニュメントの数×2+2」増加
ただしモニュメントが1つもない場合は 0 点
Palace (宮殿)
建物による勝利点4点あたり、勝利点1増加

※施設の効果などで建設コストが 0 以下になるときは、タダで建設できます。
※(2012/11 時点では)コンピューターの行動中にコンピューター側のカードをダブルタップで確認するとゲームが進行しなくなる不具合が発生する場合があります。
この時はメニューで Quit game を選んでタイトルに戻り、ゲーム再開(Continue で Yes)を選べば復帰できます。

Nightfall

2009 年に世界のカードゲーム / ドイツゲーム市場を席捲した、新しいスタイルのカードゲーム「ドミニオン」。
プレイヤーが事前にデッキ(山札)を作って遊ぶのではなく、ゲーム中に自分のデッキのカードを随時入れ替えていくという、「デッキ構築型」と呼ばれるシステムを確立したゲームです。

そんなデッキ構築型ゲームと、昔ながらのトレーディングカードゲーム(TCG)の戦闘システムを組み合わせた、ダークな世界観のカードゲームアプリが iOS で公開されています。
Nightfall」です。

このゲーム、以前からカードゲーム好きの方からの評価が高かったので気になっていたのですが、ルールがイマイチ理解できず、これまで取り上げてきませんでした。
先日いい加減レビューしようと、ルールを確認し直して再度プレイしてみたのですが・・・ 改めてこう思わずにはいられません。
ルールがバカみたいに複雑すぎる!」。

色々な要素を取り入れて面白いゲームを作ろうとしたのは解るのですが、さすがにこれは煩雑すぎで、おまけに説明が英文オンリーですから日本人にとってはある意味最悪
と言う訳で、今回はそんなゲームを出来るだけ簡潔に説明しながらご紹介したいと思います。

なお、このゲームは iPhone / iPod touch と iPad の両用ですが、以下の画面は iPad 版のものなのでご了承下さい。

Nightfall

2~5人で行うカードゲームです。 
ゲーム開始前の設定アイコンは以下の様になっています。

nightfall2

「ドラフト」ルールについては後述しています。
ゲームが解り辛くなるので、最初はドラフトは OFF の方が良いでしょう。(ON はカードマーク、OFF は雷マーク)
ダメージ表示は ON にしておきましょう。(ON は目を開いていて、OFF は目を閉じている)

ゲームが始まると手札が5枚配られます。
そして自分の番になったら、その中からまず1枚を出します。

カードの詳細はダブルタップで確認でき、以下のようになっています。

Nightfall
※効果の説明にはこのゲーム専用に近い、ちょっと変わった単語も出て来ます。 良く出てくる単語は・・・
MINION = 兵士/モンスター、EXILE = 追放、DESTROY = 破壊、DISCARD PILE = 捨て札の山、DECK = 山札、HAND = 手札、INFLICT = 悪影響を与える、INFLUENCE = 資金(影響力)、YOU = このゲームでは自分、WOUND = 負傷カード


カードの左上にある丸いマーク(チェインマーク)は、大きい方がそのカードの色で、小さい方は次に出せるカードの色です。
小さい方の色のカードを持っている場合、続けて出すことが出来ます

例えば、大きいマークが青で、小さいマークが紫のカードを出した場合、大きい紫マークのカードを持っているなら続けて出すことが出来ます。
そして、そのカードの小さいマークが緑だった場合、大きい緑マークのカードがあるならさらに出すことが可能です。

カードを出し終えて Done のボタンを押したら、次の人が(チェインのルールに従って)カードを出します。
他のプレイヤーのターンでも、出せるカードがあるなら、前の人がカードを出し終えた後に出すことができます。
全員がカードを出し終わったら、出されたカードの「チェイン効果」が順番に発動していきます。

チェイン効果にはカードをひいたり、ダメージを与えたり、様々なものがありますが、対象を指定するものの場合は、その対象をカードの方にドラッグします。(発動しているカードの方を対象にドラッグするのではありません)
さらに、出したカードが兵士やモンスターのカード(ミニオン)である場合は、そのまま場に配置されます

Nightfall
※画面左下の数字のボタンをタップすることで、手札と兵士カードの表示が切り替わります。
緑の枠の数字は手札数、青の枠の数字が出している兵士カード数を表します。 赤の数字はダメージで、他プレイヤーの赤枠の数字は捨て札数です。
山札をタップすると、その中に含まれているカードを確認できます。


カードを出し、チェイン効果の処理も終わったら、カードの購入(Claim)を行うフェイズになります。
各プレイヤーは「Influence」(影響力)という資金を持っていて、カードには2~4のコスト(価格)があります。
資金の基本値は毎ターン2ですが、手札を画面右下の「捨て札」の山に移すことで、資金を1増やすことが出来ます
カードの購入も、欲しいカードを捨て札の山に移動させて行います。

「え? 買ったカードを捨てちゃうの?」と思うかもしれませんが、ドミニオン系のカードゲームは山札の枚数が少なく、山札がなくなったら捨て札が新しい山札になります
つまり、捨て札のカードは「後で手札に戻って来るカード」な訳ですね。

購入が終わり Done のボタンを押したら、山札から自動的に手札が5枚まで補充され、次の人の番になります。
前述したように山札がなくなった場合は、捨て札が新しい山札となります。

Nightfall
※中央に並んでいるのが購入できるカード(アーカイブ)。 右下にある黒いのが捨て札の山で、その横にある2枚のカードは「自分だけが常に購入できるカード」です。
「ドラフトルール」にするとゲーム開始時、この自分だけ常に買えるカードを候補の中から2枚選ぶことができます。
手札は購入後に常に5枚まで補充されるので、どうしても保持しておきたいカード以外は換金しましょう。


兵士 / モンスターカード(ミニオン)を配置している場合、ターン開始時に「戦闘フェイズ」になります。
配置している兵士カードをドラッグして攻撃したい相手を指定し、攻撃された側はその攻撃をブロックする兵士カードを指定します。
このゲームに「攻撃しない」という選択はありません。

攻撃すると攻撃力の分だけ、ブロック側の兵士の体力が減ります。(ブロック側の反撃はありません)
体力がなくなったカードは取り除かれます。
ブロックする兵士がいないか、ブロックしてもまだ攻撃側の攻撃力に余分がある場合は、その攻撃力の分だけ攻撃されたプレイヤーは Wound(負傷、ダメージ)のカードを貰います
戦闘終了後、一部のカードを除き、攻撃した兵士のカードも場から取り除かれます

Wound のカードはいわゆる「お邪魔カード」であり、これを受け取ると言うことは、デッキに不必要なカードが混ざることを意味します。
このゲームの場合、Wound カードも購入フェイズで資金にすることができ、手札補充フェイズに出すと手札を多めにひける効果もあるので、単なるお邪魔という訳ではないのですが、しかしこれが山札に何枚も入ってくると、欲しいカードを引ける確率はどんどん下がっていきます
この点がデッキの内容が変わっていく、ドミニオン系の面白さと言えますね。

Nightfall
※戦闘画面。 一番最初のターンはまだ兵士カードを出してないので戦闘フェイズはありません。
戦闘後にカードが取り除かれる場合、捨て札(DISCARD PILE)に移る場合と、追放(EXILE)される場合があり、追放だと捨て札にならないので、ゲームから完全に消滅します。
このゲームの捨て札はあくまで「後で手元に戻るカード」です。


以上を各プレイヤーが順番に繰り返してゲームは進行します。
画面右上には(ダメージ表示が ON なら)Wound カードの残り枚数が書かれています。
これがなくなるとゲームは終了となり、Wound カードの所持数が一番少ない人(つまりダメージが一番低い人)が勝利となります。

カードの効果やゲームバランスはなかなか作り込まれている印象で、ルールが解ってカードの効果も一通り理解できれば十分楽しめる内容です。
ガードゲームアプリとしてはグラフィック・演出・サウンドなどは全て高水準で、カードの絵柄もなかなかカッコイイですね。
独自サーバーで運営されているオンライン対戦も用意されていて、全体としてはゲームもアプリの完成度も高クオリティーであることは間違いありません。

が、やっぱりこの煩雑なゲームデザインはお世辞にも良いとは思えません
マジック・ザ・ギャザリング なども次々と追加ルールやカードの効果が増えていき、非常に複雑化していますが、基本ルールはシンプルでした。
しかし Nightfall は基本ルールの時点でかなり複雑で、そこに多種多様なカード効果が加わっているため、カードゲーム未経験者だと手が出せないような内容です。

ドミニオンとトレーディングカードゲーム(TCG)のルールを両方知っているプレイヤーなら、それを足したものなのであまり悩まなくても良いと思いますが、一方しか知らない人だとかなり違和感があり、慣れるまで時間がかかるでしょうね・・・
おまけに使われている用語が一般的でなく、このゲーム専用と言えるものも多いため、何かもう「ゲームを解りやすくする」という考え方が皆無な印象があります。

以下は touchgameplay により Youtube で公開されているプレイ動画です。



価格は 85 円。 ゲームの内容、アプリのクオリティーを考えると、破格値と言っても良いでしょう。
このタイプのドイツゲーム / カードゲームのアプリとしては一番安いですね。
おまけにこの値段で iPhone / iPod touch と iPad の双方に対応しています。

※現在は 300 円になっています。

よって価格的には気軽に試せるのですが、ゲームが気軽に理解できる内容じゃない・・・
解れば十分に面白いし、高評価なのも頷けるのですが、うーん・・・

ドミニオンと TCG を足して、2で割らなかったらこうなったって感じでしょうか。
雰囲気なども含め、良くも悪くもマニア向けですね。

Nightfall (iTunes が起動します)


【 ちょこっと攻略 】

基本カードセット(Nightfall)の「チェイン効果」を簡潔に表記しておきますので、プレイされる方は参考にしてみて下さい。
「キッカー効果」は1枚目のカードの色とキック効果に付いているマークの色が合っている時に発動し、チェイン効果と同時に使用できます。

○ 初期カード
Yuri Koroviev HP 3 ATK 1
チェイン:そのターンの資金+2(自分のターンでないと意味なし)
J.J. McTeague HP 1 ATK 2
チェイン:任意のミニオンに2ダメージ
Genesis One HP 2 ATK 1
チェイン:任意の捨て札を1枚追放(負傷カードも追放できる)
Enraged Wight HP 1 ATK 2
チェイン:任意のプレイヤーに1ダメージ
Charlotte Reyes HP 1 ATK 1
チェイン:カードを2枚ひく
Bad Smoke HP 4 ATK 0
このカードは戦闘フェイズ後も残る。プレイヤーへの攻撃を代わりに受ける
※上記6枚は退場時、捨て札にならず追放される

○ ミニオン:コスト2
Overwatch Two HP 2 ATK 2
チェイン:カードを1枚ひく キッカー:指定したプレイヤーは攻撃をミニオンでブロック出来ない
Lilith Lawrence HP 3 ATK 2
チェイン:任意のプレイヤーに1ダメージ キッカー:全プレイヤーが1枚カードをひく
Shadow Seven HP 2 ATK 1
チェインやキックの効果の対象にならない キッカー:任意のプレイヤーに自分の捨て札の負傷カードを渡す
Lisaveta Florescu HP 2 ATK 1
各プレイヤーの終了時に自分が出しているミニオンの体力1回復 キッカー:任意のミニオンを追放

○ ミニオン:コスト3
Zacharias Sands HP 2 ATK 2
チェイン:任意のミニオンに2ダメージ キッカー:任意のミニオンを破壊
Sir John Travail HP 2 ATK 3
購入フェイズのカード価格-1 キッカー:次のチェイン効果を2度実行
Marcus Toth HP 3 ATK 3
やられても手札に戻る キッカー:捨て札のミニオンを1枚場に出す
Indigo Six HP 2 ATK 2
チェイン:購入フェイズに任意の相手のアーカイブのカードを買える キッカー:資金の価値2倍
Big Ghost HP 3 ATK 5
キッカー:全プレイヤーに1ダメージ
Alton Hickman HP 3 ATK 3
このカードはブロック出来ない キッカー:捨て札の任意のカードを山札の上に置く
Zombie Horde HP 2 ATK 変動
このカードの攻撃力は出しているミニオンと同数 キッカー:手札のミニオンを1枚場に出す

○ ミニオン:コスト4
Volko HP 4 ATK 4
プレイヤーへの攻撃を代わりに受ける キッカー:全ミニオンに1ダメージ
Ivan Radinsky HP 4 ATK 4
チェイン:任意のミニオンを山札の上に戻させる キッカー:手札を1枚追放
Franz Orlok HP 3 ATK 3
チェイン:任意のプレイヤーに2ダメージ キッカー:相手プレイヤーの任意の手札を1枚追放
Blaine Cordell HP 2 or 4 ATK 1
チェイン:捨て札にある負傷カードを1枚追放、体力2で登場 キッカー:体力4で登場

○ アクション:コスト2
Shock and Awe
チェイン:任意のミニオンに3ダメージ キッカー:再度任意のミニオンに3ダメージ
Rend and Tear
チェイン:任意のプレイヤーに2ダメージ キッカー:ブロックしたミニオンを破壊
Mesmeric Presence
チェイン:そのターンの資金+2 キッカー:捨て札の負傷カードを2枚消し、1枚あたり資金+2
Leave Me!
チェイン:指定したカードのチェイン効果を奪う キッカー:チェイン効果を再実行
Ghoul Summoning
チェイン:任意の相手の捨て札を1枚取得 キッカー:そのカードのチェイン効果を実行
Furious Melee
チェイン:任意のプレイヤーの全ミニオンに2ダメージ キッカー:相手の山札のカード2枚追放
Dark Awakening
チェイン:任意のプレイヤーの捨て札にあるミニオンを1枚場に出す キッカー:そのカードのチェインを実行
Blood Rage
チェイン:自分以外のプレイヤーに1ダメージ キッカー:任意のミニオンに2ダメージ

○ アクション:コスト3
Tag Team Takedown
チェイン:任意のミニオンを破壊 キッカー:全プレイヤーに1ダメージ
Grim Siege
チェイン:カードを2枚ひく キッカー:任意のプレイヤーの資金-2
Flank Attack
チェイン:任意のカードを捨て札に移動 キッカー:購入フェイズにカードを1枚無料で貰う

○ アクション:コスト4
Death Grip
チェイン:任意のプレイヤーに3ダメージ キッカー:任意のプレイヤーに負傷カードを2枚与える

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