本家の iPhone AC に作成中の、iPhone 新規ユーザー向けのジャンル別・厳選おすすめゲーム紹介コーナー。
本日新たに「アクションゲーム編」を公開いたしました。
ちょうど iPhone 5s / 5c が発売されたところなので、新たに iPhone ユーザーになった方はぜひ参考にして頂ければと思います。
今回は9項目のアプリを紹介し、Infinity Blade は1まとめにしています。
9項目のうち6項目が格闘モノなので、アクションゲーム編と言うより格闘ゲームメインみたいになってますが。
・iPhone おすすめゲームアプリ アクションゲーム編
なお、ちょっと話が逸れますが、iPhone 新規ユーザーの方や、これから 5s / 5c を買おうと思っている方は、iPhone っていくらかかるの? と 古い本体から新しい本体へのデータ移行 のページも参考にして頂ければと思います。
ちなみに発売直前になって Softbank と au が Docomo の乗り換え学割に対抗するキャンペーンを発表、「学生はドコモがお得」という状況はなくなりました。
また、Softbank も iPhone 5 の下取りを開始しています。
さて、今回も選出したアプリとその理由、さらに選出を考えたけど除外した「次点」のアプリとその理由を掲載しておきます。
選出しなかったものも秀作ばかりなので、面白いゲームを探している方の参考になればと思います。
例によって評価は私の独断と偏見なのでご容赦を。
【 選出作 】
・ワイルド ブラッド (選出)
iOS の鬼武者 / デビルメイクライ。 舞台はアーサー王物語。 ゲームロフト会心の剣劇アクションゲーム。
課金はあるけど必須ではなく、ゲームロフトが「課金ゲー」の暗黒面に染まりきる直前の作品。 意外にゲーマー向けの難易度も好印象。
・Infinity Blade シリーズ (選出)
世界的に見れば iPhone 最大のゲームタイトル。 当初は簡易なゲーム性をボコボコに叩いてたところが多かったけど、もうそういうのも見られなくなりましたね。
むしろ「インブレ系」と言えるスマホのゲームジャンルを創始することになった作品。
・モンスターハンター Dynamic Hunting (選出)
スマホでモンハンが出来るという衝撃の作品。 システムがインブレっぽいので「インブレのモンハン」と揶揄されることもありますが、やってみるとかなり違う。
東京ゲームショウでスマホ用モンハンの新作が公開されていますが、そろそろ本編も欲しいですね。
・Third Blade ~這い寄る混沌~ (選出)
ベルトスクロールアクション(横スクロール格闘ゲーム)としてはこれを選出。 とにかくザクザク斬りまくれる爽快感が良い。
名前の通り3種類の剣を使えますが、性質は大きく違うのに、どれも使いこなせば強いのも良いです。
・ストリートファイターIV Volt (選出)
当然の選出。 初めて iOS 版 ストIV を見た時の衝撃と、最初に Volt でオンライン対戦をしたときの感慨深さは忘れられない。
ホント、かつてのゲーマーの夢の実現ですね。
・THE KING OF FIGHTERS-i 2012 (選出)
ストIV の登場でビビってたところに追い打ちをかけてきた作品。 ストII に並ぶ 2D 対戦格闘ゲームシリーズで、ストIV に勝るとも劣らないクオリティ。
2012 版になって主要キャラが勢ぞろいし、KOF らしい KOF になりました。
・ソニック・ザ・ヘッジホッグ4 (選出)
こう言っては何だけど「スーパーマリオ系」の枠として選出。 家庭用ゲーム機版と同時発売なのも話題になりました。
クオリティーは流石としか言いようがないけど、正直言うと自分はソニックはそんなに好きではないです。
でもまあ、選出すべき作品ですね。
・Nimble Quest (選出)
今思うと「ショートゲーム」にすべきだったかもしれないけど、とりあえずこちらで選出。
ドラクエの勇者ご一行が行列のままでバトルするゲームで、難しいけど面白いので延々と繰り返してしまうハマリゲー。
・魔女と勇者 (選出)
いつの間にか 3DS にも移植されてた大人気作。 手軽でユニーク、適度な時間で終われる傑作ですね。
ただⅡは操作性がどうしても許容できなかったので、Ⅰのみの紹介にしています。
【 選出外 】
・塊魂モバイル2
玉を転がしてあらゆるものをくっつけていく玉転がしバカゲー。 選出するかどうか悩んだ一品。
ゲームとしては十分に面白いのですが、やはり家庭用ゲーム機版と比べるとスカスカ感もあって、ちょっと佳作な印象。
・アホ毛ちゃんばら
アホの子がアホ毛で殴り合うアホゲー。 個人的には好きなゲームで、これも選出するかどうか悩みました。
しかし巷では「難しすぎる!」という評価が多く、一方でシンプルなゲームだから「物足りない」という意見も多い。
私的にはやり応えもあってちょうど良かったけど、ゲームバランスの難しさと言うものを実感した作品。
・ソウルキャリバー
ナムコの 3D 対戦格闘。 グラフィックのクオリティーだけで言ったら十分に選出レベル。
しかし1人で戦うだけの内容で、オンライン対戦はともかく、家庭用ゲーム機版にあった武器集めモードなどの長期的に楽しめる要素が欲しかったのが本音。
・ストリートファイター X 鉄拳 MOBILE
ストIV Volt より後発の対戦格闘ゲーム。 こちらもクオリティーは非常に高く、オンライン対戦も可能。
ただ格ゲーマニア向けすぎて、システムの理解や修練が大変で、初心者が対戦してもフルボッコになるだけ。
その割にオンライン対戦がメインで、1人用のゲームモードに乏しいのが難。
・カートォーンウォーズ:ブレード
ベルトアクション系の次点作。 グラフィックが棒人間だから見た目に劣るため、選出はしませんでしたが、遊びやすくて爽快感もあり、敵の種類も豊富で長く楽しめる。 オススメできる佳作。
・LIMBO Game
世界でもっともヒットした鬱ゲー。 モノトーンでひたすら暗い雰囲気ですが、アクションパズルとしても優れています。
こんな憂鬱なゲームを選出することは出来ないけど、色々な意味で秀逸なゲーム。
・Nihilunmbra
iPhone では LIMBO より先に評価されていたモノトーン系のアクションパズル。
ひたすらモノトーンという訳ではなく、色の美しさも表現されている。 雰囲気とゲーム内容を兼ね備えた秀作。
・Spider: The Secret of Bryce Manor
蜘蛛が主人公のアクションゲームで、軽快な蜘蛛の動きは操作しているだけでも楽しい。
鬱ゲーではないが寂寥とした独特な雰囲気があります。 iPhone 初期の名作の1つ。
・Dark Meadow
インフィニティブレードをホラーにしたゲーム。 廃墟化した病院が舞台。 グラフィックのクオリティーは高い。
ゲームは良いのに、アップデートでメッセージがヘンになったり、動作がおかしくなって非公開になったり、よく解らない課金仕様に変更されたりなど、迷走が続いたのが残念。
・PAC-MAN Championship Edition
あのパックマンをハイセンスにアレンジ。 操作性が良くないので選出はしなかったけど、そのスピード感は病み付きになる。
個人的にはかなり好きな作品。 物理コントローラーが出たら化けるかも!?
・ElectroMaster
ミクっぽい子がビームをぶん回すゲーム。 ビームで敵を倒すのではなく、画面外に押し出すというのが面白い。
大量の敵をぶっとばす爽快感のあるゲームで、オススメできる作品。
・DragonSlasher
シルエットのグラフィックが渋い真横視点のアクション RPG。 難易度は高めですが、決して難しすぎる程ではない、シビアなゲーム性が良いです。
パワーアップの要素や武器も豊富で、昔懐かしいスタイルのゲーム。
・Bring Me Sandwiches!!
なんでもかんでもサンドイッチにして宇宙人に食べさせるゲーム。 家や車もサンドするバカっぷりがいい。
知名度はないが、いわゆる「スーパーマリオ系」の中ではかなりの秀作。
・Muffin Knights
バブルボブルっぽいスタイルのゲームで、あちこちに現れるマフィンを集めるのが目的ですが、マフィンを取るたびにプレイヤーが別のキャラに変化する。 手軽に遊べてクオリティーも高い。
一時期「マフィンが騎士」というヘンな名前になりましたが、治りました。
・レイマン ジャングル ラン
スーパーマリオ系の秀作の1つ。 2012 年の Apple の表彰でベストゲームに選ばれた作品。
壁を走ったり空を飛んだり、ソニックのように縦横無尽に走るゲームですが、ソニックより遥かに遊びやすい。
全体のボリュームを考慮して次点としましたが、ソニックより評価する人が多いかも・・・
・Mega Run - Redford's Adventure
スーパーマリオ系の秀作の1つ。 ひたすら走り続ける「ランニング系」のゲームですが、ステージクリア制でマップがかなり広く、これもどちらかと言うとソニックに近い。
パワーアップが豊富で基本無料、お得なアプリです。
・Tilt to Live
初期の iPhone の定番作品。 なぜかアクションの候補にしてたけど、どう考えても「ショートゲーム」な気がするので、後でそちらに加える予定。
※ファイナルファイトとメタルスラッグは、オールドゲームのページを作ってそちらに加える予定です。
2013/09
その最新作が iOS7 の公開に合わせ、ついに販売開始されました。
「Infinity Blade III」です。
ストーリーは前作・前々作の続きとなっています。 前作 Infinity Blade II のラストシーンから続く物語がいきなり始まるため、ある意味のっけからネタバレです。
まあネタバレしてくれるおかげで、今作からでも何となく物語が解るようにはなっているのですが・・・
また難易度も高めで、前作よりかわし辛い攻撃が多く、基本の武器である「剣+盾」の使い方はチュートリアルで教えてくれるのですが、2から追加された双剣と斧に関しては説明なし。
明らかに2の経験者を想定して作られている印象です。
その一方で、ゲーム自体は従来とほとんど変わっておらず、良く言えば今までと同じように楽しめ、悪く言えば変わり映えしません。
プレイヤーキャラクターが増え、様々なマップを選択できるようになった点が今回の大きな変更点ですが、いわゆる「正当進化」という感じで、目新しいシステムがある訳ではなく、大きな進化を期待していると肩すかしになるかもしれません。
しかし相変わらずグラフィックの美しさは流石で、最新スマホの性能を存分に体験できるアプリと言えますね。
このシリーズを知らない方に先に言っておきますが、このゲームは「大作 RPG」とか「世界を自由に冒険できるオープンワールドの RPG」ではありません。
スマホ向けのシンプルなルールと、タッチパネル向けの簡易的な操作で楽しむ、携帯機器向けに作られたゲームです。
ここを勘違いしていると「思ってたのと違う!」という話になり、実際に1作目が出た時には、そう思っていた方から叩かれまくりました。
2作目以降はボリュームが大幅に増し、グラフィックに関してはそこいらのゲーム機のソフトより高レベルだったりしますが、ゲーム自体はやはりシンプルで、言わば「スマホ用の簡易ゲームの凄いやつ」です。
そこは事前に認識しておいた方が良いでしょう。
基本操作はこれまでと同じで、敵の攻撃に合わせて左右のボタンで回避、もしくは中央のボタンでガード(ブロック)。
敵の攻撃を一通り防いで、相手にスキが出来てから画面をフリックして反撃を行います。
相手にスキがないのに攻撃しても通用しないので、「相手の攻撃をかわす→こちらが反撃する」が1セット。
相手の攻撃をこちらの攻撃で弾き返す「パリィ」という回避方法もあります。
攻撃は画面をフリックしまくれば良いのですが、左・右・左 や 右・左・右 と入れることで「コンボ攻撃」が発動します。
よって常にコンボを狙っていくのが基本ですね。
※攻撃を受ける直前にタイミング良くブロックすると「パーフェクトブロック」になります。
パーフェクトブロックを成功させると表示と共に盾が光り、盾の耐久値の減少がなし、もしくは最小限になります。
方向を考えなくても良いので、盾があるうちは回避よりガードで戦った方がラク。
パーフェクトブロックで相手のスキを作る(ブレイクする)と、攻撃を入れられる時間が増えるようです。
※3コンボ攻撃は 左・右・左 か、その逆。 上・下・上 や 下・上・下 でも良く、攻撃の威力は 2 倍。
4コンボ攻撃は 左・左・右・右 か、その逆。 これも 上・上・下・下 やその逆でも OK で、威力は 2.5 倍。
片手剣で戦う場合、この4コンボをメインにした方が良いですね。
5コンボ攻撃は 左・右・上・下・左 で威力は 3 倍ですが、入れられるチャンスが少なくて実用的ではないです。
なお、コンボ攻撃はスキルの「コンボ」を習得してからでないと発生しません。
ただし、以上の解説は武器が「片手剣」であった場合。
インブレ2以降は「斧」と「双剣」が加わっていて、そちらは操作が変わります。
双剣はブロックがなく回避のみ。 中央のボタンはスウェーやジャンプでの回避になります。
攻撃は3コンボを入れると、以後の攻撃が全てダメージ2倍のコンボ攻撃になります。
強力なコンボ攻撃を連続で叩き込めるのが強いですが、回避しかないのでテクニカルな武器ですね。
なお、4コンボや5コンボの攻撃は行えません。
斧は回避がなくてブロックのみ。 また、片手剣のようにどの方向の攻撃でもブロックで防げる訳ではなく、攻撃が来る方向に合わせてブロックしなければなりません。
もちろんブロックですから、防ぐ度にブロックできる回数が減っていきます。
攻撃は同じ方向に2回斬ると2度目が2倍打撃になり、加えて矢印が現れ、その方向になぞるとキメのスラッシュ攻撃が発生します。
防御に難がありますが威力があり、攻撃に関しては手軽で強いです。
Infinity Blade の大きな特徴は、装備に経験値が入り、それが主人公の経験値にもなるシステム。
装備の経験値が MAX になると、装備を交換しなければ主人公の経験値も入らなくなります。
装備経験を MAX にするとプレイヤーのステータスが上がる事もあり、必然的に様々な装備を取り替えながらゲームを進めていく事になります。
これは「ケリ姫クエスト」など、他のゲームでも模倣されていますね。
※双剣はコンボを出さないと話になりません。 左・右・左 か 右・左・右 で3コンボを発生させ、後はひたすらフリックしまくりましょう。
画像は武器ごとに設定されているコンボを入力すると発生する「ボーナスコンボ」を決めているシーン。
ボーナスコンボはスキルを習得しないと使えませんが、3コンボで威力3倍なので使いこなせば強力。 コンボは装備画面や戦闘中にメニューを開くことで確認できます。
簡単にボーナスコンボが出せる武器を鍛冶屋で鍛えて、主力として使うのも1つの手。
※斧はこんな風に同じ方向に2回斬ると矢印が出ます。 ただしこのスラッシュ攻撃を決めると、そこで攻撃は終了します。
よって余裕があるなら、左・右・左・左 というように何度か切ってから2連続切りをした方が合計ダメージは高くなります。
今作の大きな特徴は、まず女主人公が追加されたこと。
前作にも登場した女性で、単なる性別違いではなく、もう1人のキャラとして別々に育てられます。
使用する武器も長剣・杖・短剣と、異なる種類になっています。
ただ、長剣は片手剣(剣+盾)、杖は斧、短剣は双剣とほぼ同じ性質なので、まったく新しい武器という訳ではありません。
またキャラのステータスをアップさせることで「スキル」を習得出来るようになりました。
ただ、「コンボが使用可能になる」とか「スーパー攻撃を発動させられる」などの今までにもあった仕様を、スキルで解除するという形に過ぎません。
新スキルもありますが、「宝箱を鍵なしで開けられる」といった補助的なものが大半です。
冒険の拠点となる「隠れ家」があり、そこではストーリーの進行に応じて薬の調合やジェムの生成、武器の強化などを行えます。
「ジェム」は武器や防具に取り付けて属性や特殊効果を付加できるもので、「武器の強化」は経験値が MAX になった武器をパワーアップさせ、経験値もリセットするものです。
冒険に行く場所も複数用意されており、ひたすら同じマップを周回する訳ではありません。
ただ、全体的には従来の路線のまま拡張した形であり、主人公を変えても戦い方は変わらず、冒頭でも述べたようにあまり目新しさはないですね。
1から2になった時は、狭かった舞台が大幅に拡張され、さらに新しい戦い方の武器が追加されてシステムが大きく変わった印象を受けたのですが、今作は伸びしろがなくなったのか、確実にパワーアップしていることは確かですが、驚きや新鮮さは感じません。
まあインフィニティブレードのシステムは多くのゲームに模倣されているし、もう見慣れたものになったということでしょうか。
気になるのは、ゲームの難易度がかなり上がっていること。
今作は左から来るように見えて正面から突くなど、どちらにかわせば良いのか解らないフェイント的な攻撃が増えていて、「難しい」のではなく「解らない」攻撃が多いです。
1の頃は攻撃が来る方向にかわすのが基本でしたが、今回は左右の回避ではかわせない、スウェーやガードが必須なものも多く、もはや共通の回避方法はないに近いです。
そう言った攻撃を覚えて対処していくのもインブレのゲーム性だとは思いますが、回避困難な連続技が多すぎる印象。
そのため回避方向を考慮しなくても対処できるブロックやパリィの有用性が上がっていますが、パンチやキックはパリィできないし、タメ攻撃や噛み付きなどはブロック不可。
さらに盾で殴ってくる攻撃や飛びかかりはパリィもブロックも出来ず、「どっちにかわせば良いか」だけでなく「どの方法でかわすか」も判断しないといけないため、ますます難しくなっています。
「かわさないと反撃できないゲーム」なので、敵の攻撃が多彩になると難易度は飛躍的にアップしますね。
まあザコにやられてもすぐリトライ出来るし、いつでも帰還することが可能です。
ボスにやられると次の周回になって敵が強くなりますが、経験値やお金の入手量は増えます。
ザコに繰り返しやられると周回数を減らす選択を行うこともでき、周回数が低ければ敵の攻撃も複雑ではないので、行き詰まることはありません。
ただしボスのレベルは固定なので、周回数を減らすと育成が遅れ、ボスを倒すのが逆に辛くなる可能性も・・・
「難しすぎるときは」「最後に覚醒した地点へ」の選択は、周回数(覚醒数)を減らすものなので、安易に決めず、よく考えて判断しましょう。
※物陰に隠れて様子をうかがう新主人公のイーサー。 ボウガンと素早い身のこなしが武器。
でもインブレはインブレなので、戦い方は今までとまったく変わりません。
演出が違うという感じですね。
※ゲームがある程度進むと利用できるようになる鍛冶屋。 マスター済みの武器を強化してくれます。
アップグレードにはお金と時間がかかりますが、時間はゲーム内でボスにやられて復活すれば2時間半ほど経過するため、実時間の経過を待たなくても2周してくれば完成します。
ゲームの進行で貯まっていく「チップ」を使って短縮することも可能。
※移動シーンでいきなり巨大ドラゴンが襲いかかってくる場合も!
最初は唖然とすると思いますが、よく見ると画面下に(やられる寸前に)回避ボタンが表示されます。
これを素早く押していけば対処可能なので、見逃さないようにしましょう。
価格は 600 円。 これだけのクオリティーとボリュームですから、高いということはないでしょう。
課金でゲーム内のお金を買うことも出来ますが、無理に課金しなくても十分進められます。
iOS7 と同時公開なだけあって、iPhone 5 / 5s / 5c のグラフィックパワーを見る分には最適のゲームでしょうね。
短時間で1周でき、難しい操作も必要ないスマホ向きのゲームシステムも、それを批難する人もいますが、iPhone にマッチしていると言えます。
ただインブレはインブレで、それ以上ではないので、「もうインブレ飽きた」という人だと変わり映えしない分、ちょっと辛いかも。
謎に満ちたストーリーの核心に触れる内容なので、従来のファンにとっては見逃せないと思いますが。
個人的には重々しい純ファンタジーが好きなので、スターウォーズっぽい SF 要素が加わってしまったのが残念なのですが、インブレシリーズに共通している「寂寥感」は残っているし、ボリュームも大幅に増したので、どんどん良くなっているのは感じます。
今回も iPhone の「キラータイトル」の1つになるアプリでしょう。
・Infinity Blade III (iTunes が起動します)
以下は Youtube で公開されている公式のトレーラーです。
「将軍の栄光: 太平洋戦争」です。
ボードゲーム風の戦略 SLG 「欧陸対戦」「世界の覇者」シリーズで知られる中国のメーカー Easy Tech の新作で、今年の5月に発売された「将軍の栄光」の続編・・・ と言うか、マップ違いバージョンです。
前作の「将軍の栄光」はヨーロッパが中心であったため、アメリカ&イギリスとドイツがメインでしたが、今作は太平洋戦争なので日本・アメリカ・中国がメインです。
このゲームが開発されている話を聞いた時、私はちょっと不安でした。
なぜなら太平洋戦争は太平洋が舞台ですから、戦場は当然「海」ばかり。
それはシミュレーションゲームの舞台としては、あまりにも面白味に欠けます。
しかし今作は上陸作戦や沿岸防衛作戦などをメインにしたシナリオが多く、また太平洋戦争と言っても東アジアの内陸戦もあった訳で、その辺をピックアップしたステージで構成されています。
よって海ばかりという訳ではありません。
ミッドウェー海戦が島のすぐ側で行われてたりしますが・・・ そのぐらいのアレンジは必要でしょうか。
大戦略やファミコンウォーズのようなタイプの、ターン制の戦術シミュレーションゲームです。
マップは六角形のマス(ヘックス)で区切られており、ユニット(コマ)を行動力の分だけ動かして、敵を攻撃し、都市や工場を占領していきます。
ハッキリ言って、ゲームシステムについては前作とまったく変わりません。
ですから前作をやっていた方には「前と同じです」の一言で説明が付きます。
同じ解説をダブって行ってもしょうがないので、ゲームの基本システムを知りたい方は 前作のレビュー をご覧頂ければと思います。
ここでは前作との違いを中心に解説していきたいと思います。
キャンペーンは「太平洋戦争」「極東戦線」「朝鮮戦争」「中東戦争」の4つが用意されていますが、順番にクリアしていく必要があり、最初から好きに選べる訳ではありません。
太平洋戦争だけでも「枢軸国」と「連合国」のそれぞれに 10 のステージ、合計 20 ステージが用意されており、これだけでもボリュームは十分です。
枢軸国と言っても、太平洋方面の枢軸国なんて日本しかないので、実質的には「日本 VS 世界」であり、枢軸シナリオ=日本シナリオです。
日本中心のシナリオがあるのは日本人にとっては嬉しいですね。
連合国は基本的にアメリカですが、イギリス・オーストラリア・中国などもいて、一部で英領インドやオランダなども登場します。
中国のゲームなので、中華思想全開のチャイナルファンタジーな内容にになっていないか心配な方もいると思いますが、そういうことはありません。
このメーカーのゲームは欧陸戦争や世界の覇者でも、当時の状況を細かく再現した戦力配置などが行われていて、相応に歴史に詳しい人が作っているのが伺えます。
ただ、どのシナリオも最終的に必ず「大勝利」に至り、例えば日本だとアメリカを討ち破って北米に上陸し、史実通りの展開になる事はないので、その辺は日本の歴史 SLG とはちょっと価値観が違う印象も受けますね。
2つ目のキャンペーンの「極東戦線」は中国内陸の戦いで、中国で言うところの「抗日戦線」なので、ここを連合軍でやれば中国が日本を占領する展開になる・・・ かもしれません?
※キャンペーンはこの4つ。 でも太平洋戦争だけでもステージはかなり多いし、時間もかかるし、難易度も高いし、2つ目以降までいける人は少ないかも・・・
出来れば2つ目や3つ目も最初から選べるようにして欲しかったですね・・・
※ステージ選択画面。 日本的に言うと、仏印進駐 → 真珠湾奇襲 → マレー半島 → ミッドウェー → ポートモレスビー という流れで進みます。 連合国は珊瑚海海戦から始まってミッドウェーに。
ほとんどのステージに多数の軍艦が登場し、派手な海戦が繰り広げられる一方、ちゃんと陸上戦も織り交ぜられているので、双方を楽しめるのが今作の良い点でしょうか。
※極東戦線で中国を担当しているシーン。 沿岸に要塞砲を建設して日本海軍を迎撃中。
日本海軍の旗は、当たり前ですがちゃんと「旭日旗」になっています。
一方の中国の旗は、これも当時としては当たり前ですが、現在の台湾の国旗である青と紅の旗です。
しかし今の中国は「中国共産党」の中華人民共和国であり、中国・国民党の「中華民国」とは異なります。
この辺の表現は・・・ 今の中国で許されるんでしょうかね?
極東戦線のシナリオの最後に国民党 VS 共産党とかあったら凄いけど・・・ 発禁食らうだろうな・・・
ゲームのシステムについては、前述したように前作とまったく変わっていない訳ですが、歩兵がマップ上に建設できる施設の有効性が上がっています。
沿岸で戦うステージが多いため、軍艦や野砲の遠距離砲撃を受けても反撃できる「要塞砲」が便利なステージが多く、空港や空母からの空襲の被害を軽減する「対空砲」も状況によっては必須です。
広範囲を手軽に見渡せる「レーダー」も便利で、今回の施設建築はうまく使えばかなり強いですね。
難点も前回と同様で、主人公以外の将軍の購入に必要な勲章があまりにも多過ぎて、実質「課金前提」になっています。
別に雇用しなくてもゲームは進められるのですが、無課金ではせっかくの将軍システムをあまり活用できず、この点は相変わらずですね。
難易度の高さも戦術シミュレーションゲームの初心者の方には難点と言えますが、このジャンル(第二次世界大戦モノの戦術 SLG)は難しいのが普通というのもあります・・・
とりあえず、セーブを小まめにしながら進めるのが基本でしょうか。
ロードの方法がちょっと解り辛いのですが、シナリオ選択画面の右下にボタンがあります。
前作よりは、クリアターン数の制限は緩和されている気がするかな・・・
※日本の艦載機が米空母を爆撃! 多数の軍艦がバンバン撃ち合う展開が今作の醍醐味。
でも単に撃ち合うだけでは負けるので、ちゃんと敵を挟み撃ちして士気を減らし、それから一斉攻撃をかけるという、このゲームの基本戦術は守っていきましょう。
海には障害物がないので、ユニットさえ多ければ敵を完全に取り囲む「包囲」もしやすいです。
敵の空襲は対空砲を建設すれば軽減でき、その効果は周辺のマスにも及びます。 今回は空母が厄介なので重要なポイント。
※まずは主人公の階級をアップさせておきましょう。 自分が弱いと話にならない。
また「銀行」も重要です。 これをアップさせておくと毎ターンの収入が増え、回復や建設を使いやすくなります。
追加の将軍は・・・ 無課金だと購入する余裕なんてない・・・ 課金用ですね。
価格は 250 円。 ボリュームを考えると安いぐらいでしょう。
戦術シミュレーションゲームが好きな方なら延々と遊べるアプリなので、この値段はお得です。
ただし、前述したように追加の将軍とかを活用したい場合は、無課金では辛い・・・ というかムリです。
難易度もシミュレーションゲームの造詣が深い人でないと厳しいので、快適にプレイしたい人は 700 円ぐらいの課金は考慮した方が良いかもしれません。
しかし本格的で、よく出来たシミュレーションゲームです。
アドバンスド大戦略シリーズが好きだった私としては、兵器に種類がないのが物足りないのですが、しかし複雑にすれば良いと言うものではないし、スマホやタブレットでも遊びやすい形にうまくまとめられていると思います。
万人向けではありませんが・・・ 玄人御用達ですね。
・将軍の栄光: 太平洋戦争 (iTunes が起動します)
ということで話題になっている、ユニークな「音楽ゲーム+ソーシャルゲーム」が登場しています。
「オトレンジャー」です。
このアプリは「音楽ゲーム」と称されていますが、音楽というより「リズムゲーム」と考えた方が良いです。
グルーヴコースター や 太鼓の達人 のように曲を疑似演奏するものではなく、短い繰り返しのフレーズに合わせてボタンを押す、という感じのものですね。
ボーカル入りの長めの曲もありますが、ゲームとしては リズム天国 に近い内容で、同じ「音ゲー+ソーシャル」でも ラブライブ! スクールアイドルフェスティバル とはかなり異なります。
ミニゲーム / ソーシャルゲームの雰囲気が強く、一般的な音楽ゲームを想定してプレイすると拍子抜けするかもしれないのでご注意を。
ただ、演出やグラフィックなどは非常に良くできていて、ここは「さすがカプコン」です。
ポップで戦隊モノ風のキャラクターデザインも良く、技術的なクオリティーは高いですね。
5体のキャラクター+助っ人1体でパーティーを組み、バトルに出撃するパズドラ系ソーシャルです。
出撃時にスタミナを消費し、これが尽きたらしばらく待たないと再プレイ出来ません。
戦闘時には CD を模したような円盤が回り、その外側と内側の2ヶ所にマーカーが付いています。
このマーカーが下部の枠に合った時にその部分をタップすると、マーカーの色に応じたキャラの攻撃力が貯まります。
マーカーは音やテンポに合わせて出てくるので、目で見て押すのではなく、リズムに合わせて押すことが大切です。
10 秒ほどプレイすると攻撃シーンになり、貯まった攻撃力の分だけ相手をボコボコ殴り、その後に残った敵が反撃してきます。 以後はこの繰り返しです。
ザコを数回倒すとボスが登場し、それに勝利すればステージクリア。
10 秒ほどの短いフレーズを繰り返すゲームなので、演奏される曲もそんな感じの BGM です。
つまり冒頭でも述べたように、曲は曲と言うよりは、ミニゲーム用に作られたフレーズですね。
ボス戦では長めの曲が流れますが、やはり 10 秒区切りのゲームだし、倒した時点で曲は終了するので、音楽がメインのゲームという感じではありません。
ただ、曲は様々なジャンルが集められていて、音質も作り込まれている印象です。
細かい音質の表現はスピーカーでは解らないので、プレイ時にはイヤホンを付けるのを推奨します。
※長押しやフリックのマーカーもあります。 グルーヴコースタと違って、ちゃんと枠のある場所をタップしないとダメなので注意。
判定範囲が狭く、特にフリックは入力ミスしやすいのが欠点。
右はゲージが貯まった時に出せる必殺技で、初期キャラである「オトレンジャー」の必殺技は巨大ロボット召喚。
この辺は戦隊モノらしくて良いですね。
※キャラクターデザインはポップで可愛らしい感じ。 他のソーシャルゲームとはちょっと違う雰囲気ですね。
キャラクターは宝石がモチーフの「ジュエルプリンセス」や、おとぎ話がモチーフの「おとぎ組」、戦国武将がモチーフの「センゴクV」など、いくつかのシリーズに分けられています。
そしてジュエルなら回復タイプ、センゴクなら攻撃タイプ、おとぎ系ならマーカーの色の変化など、使用するスキルもシリーズごとに決まっています。
属性の強弱は 赤→緑→黄→桃→青→赤。 黒は影響なし。 色が多くて少し解り辛いので注意。
バトルによってキャラクターを得られ、それを「合成」することでレベルアップするなど、RPG 部分の基本システムは「パズドラ系」をそのまま踏襲しています。
レベルを最大にして必要な素材を集めれば「進化」できるなど、他と違う部分は特に見られません。
クエスト(バトル)も「曜日限定バトル」などがあり、パズドラ系そのまんまですね。
あまりに「まんま」過ぎるので、迷わなくて良いけど、もうちょっと独自の要素も欲しかったかも。
難点は、ボス戦で「何もすることがない時間」があること。
10 秒程のフレーズをプレイし、攻撃が行われ、敵が反撃してくるのが1セットですが、ボス戦の場合はその後に数秒間の「待機時間」が入ります。
これは BGM とゲームの周期を合わせるためのようで、短いフレーズが繰り返されるザコ戦と違い、ボス戦はちゃんと曲になっているため、この待機時間を長めに取っているようです。
しかしリズムゲームの途中で何もすることがない時間が、何度も繰り返し挿入されるというのは、ゲームのテンポやリズム感を非常に悪くしています。
これは「音楽ゲーム」の性質上、結構致命的です。 ノリに水を差されるのですから。 間奏とかそういうレベルじゃない。
また個人的にやってて気になるのは、成長要素や攻略要素が弱いこと。
「ゲームの結果に応じて敵にダメージを与える」というより、「リズムゲームをやったら副次的に敵にダメージが入ってる」みたいな感じなので、キャラをパワーアップさせて攻撃力を上げても、それを実感しにくい。
どの程度ゲームがラクになったのか判然としない。
加えて出てくるマーカーの色がランダムだから特定の色を狙うというようなことは出来ないし、スキルも多用できないのでそれを状況に合わせて使うという戦略性にも乏しい。
そもそもパズルゲームじゃないのでゲーム自体の攻略要素は最初から少ないし。
おまけにバトルでキャラクターを入手できる確率が低い。 クリアしてもキャラを1体も入手できないなんてザラ。
だから「合成」ができる回数が少なく、成長ペース自体が他のパズドラ系より遅い。
この「リズムゲーム+バトル」という形式を面白くするには、与えるダメージの増加を視覚的に強調するとか、演出とシステムにもっと工夫が必要な気がしますね。
もうパズドラ系に囚われず、ラブライブ! みたいにスキルを自動発動にしたり、パッシブスキル(常時スキル)をメインにするなどして、ゲーム中にリズムが損なわれないようにした方が良かったようにも思えます。
※左はボス戦で「待機」している様子。 攻撃の度に 8 秒ほど、なにもせずにボーっと待たないといけません。 リズムゲームなのに。
スキルが使える時はこの間に発動させることが出来ますが、あまり頻繁にスキルを使えるようなゲームではありません。
必殺技が使用可能な時はザコ戦でも待機時間が発生します。 画面上部の「スキップ」のボタンを押せばパスできますが、これが数秒しか表示されず、押し忘れるとザコ戦でも次のフレーズまでやることなくボーっと待たないといけません。
価格は無料。 パズドラ系ですからもちろん課金はあります。
課金通貨の「エナジー」は1つ 85 円で、有料ガチャ1回に5つ必要なので、有料ガチャの値段は 425 円。
序盤はバトルクリアでもエナジーを貯められるので、無課金でも何回かは有料ガチャを実行できますが、エナジーを5つ購入する課金はなく、2個 170 円の課金の上は、いきなり 10+1 個 850 円の課金。
この辺には若干のいやらしさを感じます。
ややネガティブなレビューになってしまいましたが、アプリのクオリティーは悪くなく、曲も長めのものは少ないとは言え、ノリの良い曲がそろっています。
パズドラ系としては高ランクの作品ですね。
ただ、音楽ゲームにソーシャルの要素を加えているのではなく、「音ゲーを利用したソーシャルゲームを作っている」という感じなので、つまりソーシャルゲームの方が完全に上に来ている内容です。
それが悪いとは言いませんし、これはこれで楽しめますが、音ゲーとしてプレイすると「違う」ということになるのでご注意下さい。
・オトレンジャー (iTunes が起動します)
最後になりましたが、以下は Youtube で公開されている公式のトレーラーです。
NTT docomo の参戦によって iPhone の世界は Softbank / au を交えた三国志に突入し、各社の軍師たちが深慮遠謀の駆け引きを繰り広げている今日この頃。
不気味な沈黙を保っていた Softbank の料金サービスも 14 日に遂に発表され、いよいよ各社の料金プランが出そろいました。
そこで本家 iPhone AC の料金解説ページ「iPhone っていくらかかるの?」を大幅に修正し、iPhone 5s / 5c に対応した最新の内容に更新しています。
新機種の購入や乗り換えを考えている方は参考にして頂ければと思います。
・iPhone っていくらかかるの?(iPhone 5s / 5c 対応)
もちろんまだまだ駆け引きは続いていて、今日のソフトバンクの動きを見たためか、今になって au が iPhone 5c 向けのキャッシュバックプランを公表するなど、状況は流動的です。
iPhone 5s の予約が出来ないだけに、多くのユーザーが発売日ギリギリまでキャリアを選ぶと思うので、今後さらにキャンペーンやサービスが改訂される可能性があります。
随時更新していきますが、発売日までは「暫定」だと思って頂ければと思います。
上記のページにも書いていますが、まず今回の注意点として、「下取りキャンペーン」は本体価格を直接割引するものではない点に注意して下さい。
ドコモとソフトバンクの下取りは月々 1000 ずつ分割で与えられるもので、しかもドコモの場合は「ドコモポイント」での提供です。
ネット上には「ドコモで iPhone 4s 下取りして貰って一万円安く 5s 買えるぜイヤッホォーゥ!」とか言ってたりする人がいますが、そういうのじゃないです。
ただ、au は au ポイントでの提供ですが分割ではなく、「機種変更の本体価格の割引以外にもご利用いただけます」という表記があることから、本体価格の割引にも使える模様。
iPhone 5s / 5c の購入時にその場で使えるのかどうかはまだハッキリしませんが、可能ならなかなか強力なサービスです。
※ au の下取りサービスで得られるポイントは、以前から「その場で」利用できるそうです。
ソフトバンクは iPhone 5 からの買い換えは少ないだろうと見ているのか、4S からの買い換えを狙ったようなキャンペーンになってますね。
ドコモは学生で乗り換えだとかなりお得。
ただしすでに話題になっている(?)ように、ドコモだけ本体の基本価格をやたら高く設定しているため、違約金を支払うことになった時にかなり割高になるトラップが。
ドコモの場合は「2年縛り」をちゃんと遵守しないと後で泣きを見そう。
※発売日直前になって、ドコモの学生乗り換え割引(ドコモへスイッチ学割)に対抗し、au と Softbank が同等の割引を導入しました。(U22 au にかえる割、のりかえ学割)
このため、学生の乗り換えはドコモだけ安い、ということはなくなっています。
なお、au の割引のみ学生が対象ではなく、22歳以下が対象です。
あと、本体の月々の分割価格が機種変更(キャリアの乗り換えなし)だと、ドコモだけ他より 600 円ぐらい安いのは結構注目でしょうか。 ソフトバンクにも機種変での割引はあるけど。
巷ではあまり注目されていませんが、よく電話する人は通話料金も気にした方が良いと思います。
au とソフトバンクは1時~21時まで同キャリア間の通話は無料。 ドコモにはそういうのはなし。
ソフトバンクは同キャリアの家族との通話が最初から24時間無料で、+980 円で全時間帯で通話料半額になるプランがあります。
24時間、同キャリアでの通話が無料になるサービスは各社にある模様。
新機種を買った人は、旧機種からのデータの移行や、古い iPhone の流用方法で少し悩むと思います。
本家 iPhone AC に、そういったデータのバックアップと移行を解説したページもあるので、新たに 5s / 5c を買う方はこちらも参考にして貰えればと思います。
・iPhone / iPod touch / iPad で古い本体からデータを移行する方法
「ふるさと自衛隊」です。
自衛隊のゲームという時点で色々な意味で話題性抜群だったのですが、初期バージョンはチュートリアルでエラーを出し、そのままブラックアウトして音信不通になるという、非常に国防が不安になる有り様でした。
現在はとりあえず遊べるようになっていますが、まだおかしいところがたくさんあって、コンセプトに技術力が追い付いていない状態です。
ただ、とりあえずゲームは可能になったし、バトルが思っていた以上に面白いので、まだ時期尚早な気もしますが、今回取り上げておきたいと思います。
自衛隊の協力を受けているだけあって、兵器画像や各種のデータ、解説文などはかなり詳しく、自衛隊の装備図鑑としての価値もありますね。
また、ホーム画面に「自衛隊ゲーム」と表示されるのはなかなかのインパクトで、左翼の皆さんが見たら発狂してデモ行進しそうな勢いです。
兵器カードを引いて部隊を編成し、行動力を消費して任務や戦闘を行うソーシャルゲームです。
任務は「救援」と呼ばれていて、ここはいわゆる「ポチポチゲー」ですね。
ボタンをポチポチ押すたびに行動力が減って達成度が上がっていき、最大になると報酬が貰えるという、良くあるパターンです。
ただ、このゲームの任務には戦闘がなく、経験値も稼げず、報酬も大したものではありません。
ポチポチですから特にゲーム性もなく、存在価値が疑問で、行動力が勿体ないだけです。
ゲームが進めば報酬の良い任務も出てくるのかもしれませんが・・・
少なくともこのゲームでは、任務(救援)はメインではありません。
ただ、任務の内容が「国際協力の PKO 活動」や「警備道路の整備作業」、「災害派遣での物資配布」「日米共同統合演習」など、いかにも自衛隊っぽい名前になってるのが「それらしい」です。
自衛隊ですから他のゲームにあるような「攻撃」や「占領」などの任務は存在しません。
ゲームのメインになるのは「対戦」で、編成した部隊で他プレイヤーの部隊と戦闘(このゲーム的には演習)を行います。
「ふるさと自衛隊」の名の通り、まずは地元の「県大会」に出場し、そこで優勝することで全国大会に進むことが出来ます。
よって対戦相手は最初は同じ県のプレイヤーになります。
トーナメントということになっていますが、内容としては普通の「勝ち抜き戦」ですね。
※「救援」の選択画面。 「国際協力」「救助活動」「訓練演習」の3つに分かれていて、さらに細かい任務がそれぞれに用意されています。
が、やることは単なるポチポチゲーで、途中でバトルになったりボスが出たりすることはありません。
まあ、自衛隊の活動で「武装漁船Aが現れた! 北朝鮮Bが現れた! 北朝鮮Bは仲間を呼んだ! はぐれ MiG-25 が領空侵犯してきた!」とかあり得ないしな・・・
※任務や戦闘で得られる「スター」や「チケット」で兵器カードを入手することが出来ます。
課金チケットでなくても普通にレアやスーパーレアクラスのカードを入手でき、しかもスターやチケットは豊富に手に入るため、カードの入手で困ることはほとんどありません。
また強いカードが手に入っても、レベルが低いうちは編成値(いわゆるコスト)が足りなくて、部隊に編入させられません。
強くなるにはまずプレイヤー自身の経験値稼ぎとレベルを上げが必要で、その辺も他のソーシャルゲームとは違う点です。
兵器は「航空」「陸上」「海上」「支援」の4タイプに分かれていて、カードを配置する場所もそれぞれ分けられています。
また、兵器には耐久力と攻撃・速度・射程の能力があり、攻撃能力は対空・対地・対艦・対潜ごとに設定されています。
対空攻撃力が 0 だと航空ユニットには攻撃できません。
攻撃対象となるのは最前列のユニットのみ。
射程が長いユニットは後ろから攻撃することが可能ですが、狙えるのは一番前にいる敵のみです。
最前列のユニットが全滅すると、後ろのユニットが前に押し出されます。
攻撃は速度が速い順に行われ、速度が同じ場合は同時に攻撃します。 よって相打ちも起こり得ます。
相手より遅いと一方的に撃たれて反撃出来ないまま撃破されるので、速度も結構重要ですね。
支援ユニットや艦船ユニットには「索敵」という能力が付いている場合があり、索敵力が相手より2以上高いと、戦闘開始時に先制攻撃が可能です。
各ユニットの攻撃先は、ターンごとにプレイヤーが選択可能です。
自動でバトルを進行させる「全自動」、1ターンのみ進行させる「半自動」もあるのですが、自動だと攻撃がバラ付いたり、対潜能力のないユニットが潜水艦を砲撃したりすることもあるので、ミスが許されない状況の時は自分で選択する方が無難です。
なかなか戦略性の高いバトルで、戦車を盾にしてその後ろに自走砲や対空砲を並べるとか、軍艦を前に置き2列目から攻撃ヘリで狙うとか、色々な編成が考えられます。
強力なユニットは必要な編成値も高いので、レベルが低いうちは編成値が少ない対戦車砲や迫撃砲の歩兵の方が役に立ったりします。
編成値はレベルアップにより加速的に伸びていくので、最終的にはレベルが一番ものを言うのですが、レベル差が少なければ編成次第で上位の相手に勝つことも可能です。
※戦闘画面。 狙えるのは相手の最前列のみなので、瀕死の敵が1つだけ残ったりすると次のターンが無駄になります。
射程は 0(表示なし)の場合は目の前のみ。 1 だと 1 マス飛び越えて 2 マス先を狙えます。 だから 3 だと実際には4マス先まで狙えます。 この点はちょっと間違いやすいので注意。
戦闘時でもダブルタップで兵器の詳細と特技を確認可能です。
※潜水艦は対潜能力のあるユニットでないとダメージを与えられません。 だから潜水艦対策が中盤から重要になります。
特技を持っているユニットも多く、例えば対空機銃はヘリに、ロケット弾は装甲車両に、榴弾砲は歩兵に追加ダメージが付きます。 対潜能力も特技の扱いになっています。
上位の護衛艦は ECM(ジャミング)を持っていて、遠距離砲撃を軽減する能力を持ちます。
コンセプトとバトルのシステム自体は良いのですが、残念ながら冒頭でも述べたように、技術的なものが追い付いていません。
こう言っては辛辣かもしれませんが、開発力とセンスが明らかに足りていない小メーカーが背伸びをして、かつ突貫工事で作ったために、色々なところにほころびが出来ている、と言った印象が否めません。
兵器写真以外のグラフィックや演出はかなりショボく、同じカードを集めてユニットを強化する「結合」も条件がよく解らないから活用し辛いです。 システムの解説は明らかに不十分。
画像をいちいちサーバーから読み込んでいるため動作も鈍く、対戦のマッチングも微妙で、決勝戦でやたら弱い部隊が出てくることがあります。(明らかに編成途中の部隊が出てきたりする)
中途半端な萌え要素も個人的には微妙で、それはまだ許容するとしても、セリフまで「○○ですぅ」とかどう考えても合っていない。(まあこの辺は個人的な感覚の話ですが)
今の時点では一部のアイテムが正常に働いていない不具合があり、他にも戦闘シーンや仲間(バディ)のシステムなどで大なり小なり、多数のバグが散見されます。
それでも戦闘が楽しめるから、まだ救われている感じですね。
ユーザーが独自にデザインした旗を作れるとか、同じ県のプレイヤーと戦って県代表になって全国に進む点とか、面白いアイデアは多いので、がんばって欲しいところではありますが・・・
※プレイヤーの旗のデザイン画面。 ここでデザインした旗は対戦時に表示されます。
様々なパーツを個別に移動・拡大・縮小して貼り付けることが可能で、レイヤーの前後も可能です。
背景やパーツの一部はスターでも購入可能です。
※カレー。 なぜか自衛隊の料理のレシピが付いています。 どっちの方向に向かいたいんでしょうかこのゲーム・・・w
解説がやたら詳しく、隠し味のレクチャーまで・・・
本体価格は無料。 ソーシャルゲームですが課金アピールは低く、無課金でも楽しめます。
課金チケットでなくてもレア以上が普通に出るし、行動力の回復も早いので、課金の必要性はあまり感じません。
目の付け所やゲームデザインは良いのですが、それを形にしきれていないのが残念なアプリです。
ただ、技術や演出などの部分は改善される可能性があるので、ゲームデザインが悪いよりは将来性はあるかも・・・?
また、自衛隊の装備の写真と解説に関しては十分に備わっているので、ここを期待しているミリタリーファンの方にとっては良いアプリだと思います。
今さらだけど、やっぱり今紹介するのは時期尚早だったかなぁ・・・
今の段階では β テスト的な状態。 あと3ヶ月ぐらい経てば、改善も進んでいるでしょうか・・・
・ふるさと自衛隊 (iTunes が起動します)
「ボカロダマ」です。
先に言っておきます。 これは「バカゲー」です。
いやホント、初めてやった時は爆笑しました。 ゲームやってこんなに笑ったのは久しぶりですw
ハッキリ言って「お笑い一発ネタ」であり、iTunes のレビューでは操作性が悪いとか音ゲーの爽快感がないとか言われていて、それはその通りなのですが、そういうのを云々言うようなアプリではない感じです。
もうこれは「笑えればオッケー」みたいな領域だと思いますね。
ネタをネタとして楽しめる人にのみオススメできるアプリです。
画面下から流れてくる玉を、同じ色のラインに指でスライドさせていきます。
玉とラインの色が合っていれば、正しい音階でボーカロイドの声が聞こえ、それによって曲が歌われるのですが・・・
もし玉とラインの色が合っていないと、音程がズレた声になってしまいます。
他の音楽ゲームはミスると音が途切れたり、小さくなったりしますが、このゲームはそうではなく「歌がオンチになります」。
この「音痴っぷり」が楽しいゲームで、ミスり続けて音程ズレまくりだともちろん笑えるし、良い感じに進めていて急にミスった時の音程のハズしっぷりも笑えます。
ゲームとして見た場合、玉の接触範囲が小さいのと、玉の流れるスピードが速めな影響で、iPhone / iPod touch ではタップミスが多発し、まともに操作できません。
マジメにハイスコアを狙ってプレイしようとした場合、この操作性の悪さが気になってしょうがありませんね。
また、リズムに合わせて操作する要素がないので、音ゲー的な「リズムを刻む気持ち良さ」もありません。
今の状態では、ハッキリ言ってゲームとしては「クソゲー」です。
でも、このゲームは前述したように「ミスった時のオンチっぷりを楽しむもの」と言えるので、普通に演奏できたら何も面白くありません。
だから「このぐらいミスりやすい方が良いのかなぁ」「もしかしてワザとこうしてるのかなぁ」とも思えますね。
それでももうちょっと操作性は改善した方が良いとは思いますが。
※左はプレイ後のスコア表示。 機械からレシートで排出されているような画面で、「古いマシン」のような雰囲気を出しているのですが、でもゲームはオンチゲー。 いわゆる「マジメにおバカ」です。
右は楽曲の選択画面で、上の3曲が初期曲ですが・・・ 解る人なら解る通り、選曲からしてネタ全開です。
使用されている音源は YAMAHA の VY1。
ボーカロイドというと「初音ミク」のようなキャラクター性を前面に出しているものが思い浮かびますが、この VY1 はそういったイメージをあえて持たせない「音声合成による楽器」として公開されています。
(一般には VY1 は Mizuki と呼ばれていますが)
そのためか画面の雰囲気も渋く、得点表示はニキシー管。
ボカロダマも機械から生み出されているという、機械音声であることをあえて強調しているような表現です。
音声も「機械音声そのまんま」という感じで、いわゆる「ボカロPが調教した声」ではありません。
私的にはもうちょっと自然な音声にして欲しかったのが本音ですが・・・ あえて実際のボカロソフトで(細かい調整を行わずに)製作している感じにしたのかもしれません。
アプリは無料で公開されていますが、無課金でプレイ出来るのは3曲のみ。
他の楽曲パックは3曲入り 300 円で販売されていますが、再生時間や音源などを考えると高い印象は否めません。
また、プレイするごとにエネルギーが減っていき、なくなるとしばらくプレイ出来なくなるソーシャルゲーム的な制限も加えられています。
ただ、このプレイ制限は 900 円の課金で「撤廃」することが出来ます。
900 円というのは割高ですが、課金でエネルギーを回復するのではなく、完全に無くしてしまえるというのはちょっと斬新です。
以下は Youtube で公開されている公式のトレーラーです。
このアプリは iPhone / iPod touch 用ですが、動画では iPad でプレイしていて、実際 iPad なら操作性の問題はだいぶ改善されますね。
前述したようにアプリ本体は無料。 課金要素はありますが、冒頭でも述べたように「一発ネタ」に近く、最初の頃が一番笑えるので、とりあえず試してみるのをオススメします。
ボーカロイドの音楽ゲームには ミクフリック / ミクフリック 02 がありますが、そういう普通の音楽ゲームとはまったく違うものですね。
おそらく YAMAHA の技術アピールの側面があると思われ、iOS 用に公開されているボーカロイド VY1 / VY2 や 蒼姫ラピス(iTunes 起動)の販売に繋げたい狙いもあるのだと思いますが・・・
音程を外したボカロのオンチっぷりを前面に出しているというのが、逆説的で面白いです。
音程を外せるってのはボカロならではですからね。
ともあれ、音楽ゲームとしては勧められませんが、技術的・内容的に斬新な「おバカゲー」として、一見の価値のあるアプリです。
・ボカロダマ (iTunes が起動します)