iPhone AC 番外レポート

iPhone や iPad(スマホやタブレット)の、主にゲームアプリのレビューを行っています。

2014年01月

Band Stars

バンドメンバーを集めて曲をプロデュースし、ランキング上位になるようなヒット曲を生み出す、バンドマネジメントのソーシャルゲームが登場し、海外で人気になっています。
Band Stars」です。

このゲーム、日本のスマホゲーマーはプレイした瞬間にこう思うことでしょう。
これって『ゲーム発展国』じゃん!

カイロソフトの ゲーム発展国 は今となっては古いアプリなので、グラフィックや演出は Band Stars の方がはるかに良いのですが、システムはほんと「ゲーム開発」を「バンド運営」に変えただけの感じです。

そして注目なのは、このカイロソフトの パクリゲー クローンゲームを公開したのが、Fruit NinjaJetpack Joyride などのヒット作を作り出し、先日 コロッサトロン も発売した、今や世界的なヒットメーカーである Halfbrick だということ。
開発はオーストラリアの Six foot kid というメーカーなのですが、パブリッシュが Halfbrick であることもあって注目度は高く、欧米ではかなりの人気になっています。

今回はゲーム云々より、「ついに海外でカイロソフトが模倣され始めた」という点に注目してご紹介したいと思います。

Band Stars

「オーディション」でバンドメンバーを集め、「レコード」(レコーディング)で作曲を行い、その曲の売上げで機材や楽器を購入、さらにメンバーのトレーニングを行いながら、人気チャートで上位になるヒット曲を目指します。

曲を作る際には、「レーベル」「ジャンル」「歌詞(のタイプ)」の3つを選択します
レーベル」は最初はセルフパブリッシュ(個人出版)しか選べませんが、条件を満たすとポップやジャズを専門に扱うレーベルを選択でき、ジャンルとレーベルが合っていれば報酬にボーナスが付きます。

ジャンル」は「ロック」「ブルース」「メタル」など様々で、「歌詞」にも「ラブ」「ダンシング」「ガールズネーム」など色々なものがあります。
そして組み合わせが良いと、完成した曲のステータスが少しアップします
この辺はそのまんま、ゲーム発展国の「ジャンル」「内容」の組み合わせと同じですね。

曲のタイプを選択したら、まずは歌詞を書くメンバーを選択します。
そのキャラの「歌詞」と「独創性」が高いほど歌のステータスが上がります。

次にバンドメンバーの担当楽器を選択します。
ボーカルやギター、ドラムやキーボードなどがありますが、曲のジャンルによって何がいくつあるかは異なります
例えば「メタル」ならギターが多くなり、「ジャズ」ならキーボードとトランペットが加わります。
楽器によって必要なステータスが異なるので、それに合わせて担当の設定を行う必要があります。

最後にミキシングを行います。
これはポリッシュというステータスが高いメンバーが適しています。

これらの作曲過程も、ゲーム発展国の「シナリオ作成」「ゲーム開発」「デバッグ」の工程に似ていますね。
作曲中にはメンバーの上に数字がポンポン出てきて、その分だけ完成する曲のステータスが上がっていきます。
この辺の演出もいかにもカイロっぽいです

ただ、このゲームは作曲中に各メンバーが1度、「インスピラード」というポイントを消費し、曲のステータスを大きくアップさせられる「ソロ」を行えます。
この「ソロ」はボタンをポンポンと押し、適度な位置にメーターを合わせるミニゲームになっています。

Band Stars
※曲のスタイル選択画面。 レーベルはメンバーの増加で、ジャンルと歌詞はレベルアップや条件の達成で増えていきます。
どんな組み合わせが良いのかは何となく判断するしかありませんが、とりあえず「ラブ」を選んでおけば大抵は成功します。
ただし同じ組み合わせを繰り返すと売上げに悪影響が出るので注意。
歌詞の意味が解り辛いのが難点ですが、パーティングは賑やか、ボースティングは主張、レベリオンは反抗、ラニングは本当はランニング、ロスは喪失、クローズは閉まるのではなく衣類。 翻訳が微妙なので注意。


Band Stars
※ソロのシーン。 ボタンを押すごとにメーターが上がっていき、緑のラインになるとポイントが増えていきますが、赤まで上げてしまうと残り時間が速く減り始めるので注意。
また、ボタンを押すごとにインスピラードが1減っていきます。
ソロの実行にはインスピラード 30 に加えて、メンバーのスタミナも必要です。


曲が完成すると自動的に公開され、ヒットチャートにランクインし、売上げが伸びていきます
曲のステータスが高いほど上位になり、しばらく後にファンと資金を獲得できます。
ファンが多いほど売上げは伸びるようです。

資金はメンバーのトレーニング、新メンバーのスカウト、ストアでの機材購入に使用することができます。
機材には楽器の他に、回復力を上げる家具、作曲中のポイントをアップさせるギアなどがあり、こうしたものを強化できるのは運営 SLG らしくて良いですね

また、「特定のメンバーでソロを行う」「ロックにマッチした歌詞を選ぶ」などの条件を達成することで報酬が貰える「チャレンジ」というものがあり、オーナーが1つ、バンドメンバーが2つ提示します。

チャレンジの達成によってファンや資金だけでなく、新しいジャンルや歌詞をゲット出来るので、その達成もゲームの進行に不可欠です。
ただ、もしバンドメンバーの全チャレンジを達成すると、オーナーのものしか提示されなくなるので、その時は新メンバーを加えなければなりません

各メンバーには得意なジャンルがあり、「ロックのレーベルをアンロックするにはロックミュージシャンが3人必要」といった具合に、レーベルを増やす条件にもなっています。

Band Stars
※歌の完成画面。 曲のポイントに応じてランキングが決まります。
地方ランキングで1位になると全国ランキングにステップアップし、そこでも1位になると世界ランキングに参加します。
キャラクターの外見はユニークというか何というか・・・ 独特ですね。


Band Stars
※オーディション画面。 雇用するにはオーディションの費用に加えて、スカウト費用も必要になります。
$40,000 のオーディションでも、集まった候補をスカウトするには1人 $160,000 かかるので、十分な資金を用意しましょう。
上位のオーディションほどステータスの高い人が集まりますが、レーベルを増やすために得意ジャンルにも注目して下さい。
またランクの低い人の方が、チャレンジの難易度も低いです。


ただ、このゲームは本体無料のソーシャルゲーム。
やはり課金要素や待ち時間が存在します。

まず、トレーニング(仕込み)や作曲、作曲中の「ソロ」の実行によりメンバーのスタミナが減少します。
作曲してない時にメンバーを楽器にドラッグすると「フリーセッション」を行ってインスピラードを生産し始めますが、これにもスタミナが使われます。

そして減少したスタミナは、一定時間が経たないと回復しません
さらにオーディションの実行や、ストアでの家具の購入などにも完了するまで待ち時間が必要です。

課金通貨の「ドリンク」を使えばスタミナの回復や待ち時間の短縮を行うことができますが、プレイできる時間は結構短く、すぐまたスタミナは尽きてしまいます。

さらに前述したように、バンドメンバーを増やしていくことがゲームの進行には不可欠ですが、メンバーは解雇できず、控えメンバーは「VIP ルーム」に移されます。
しかし VIP ルームは最初は5枠しかなく、一杯になると拡張しなければなりませんが、まとまった数のドリンクが必要になります。
ドリンクはレベルアップやチャレンジ達成でも貰えますが、無課金だと VIP ルームの拡張は大変です。

結局はソーシャルゲームなので、カイロソフトのゲームの模倣をしていると言っても、カイロのゲームのように延々とプレイし続けられる訳ではありません。
そこはやっぱり、ソーシャルゲームに過ぎないという感じです。

以下は Youtube で公開されている公式のトレーラーです。



価格は無料。 もちろん課金要素はあります。
ただ同種の経営/開発ソーシャルゲームと比べると、必要な課金額は少なめの印象です。

カイロソフトのゲームにも、開拓サバイバル島お住まい夢物語 のように、課金要素が強いものは存在します。
ただ、それでも「モロにソーシャルゲーム」なものは、ポリシーやモラルを堅持しているのか、作られていなかった印象があります。

でも、このゲームは「モロにソーシャルゲーム」です。
そしてカイロソフトのゲームとソーシャルゲーム的なシステムは、親和性が高いであろう事は解っていた訳で、やっぱり面白く、課金もしたくなってしまうんですよね。
そこには何か漠然とした不安を感じるのですが、でもこれはこれで楽しめるのは否めません。

ともあれ「バンドをプロデュースする」というのは、開発ゲームの題材として面白いものなのは確かです。
カイロソフトのゲームが好きな方には、オススメできるアプリです。
もうこれが出てしまった以上、今後カイロ的なゲームが他にも出てくるかもしれませんね。

Band Stars (iTunes が起動します)

100TURN勇者

合計 100 回の攻撃でザコを倒してレベルを上げ、ステージのボスを倒す、「ずっと勇者のターン」なパズル RPG が登場しています。
100TURN勇者」です。

百人勇者浮遊大陸バトリクスGUN SPIRITS など、数々の人気作を送り出している吉田浩太郎さんが新たにプロデュースした作品で、今回もユニークなドットグラフィックと遊びやすいゲーム性は健在です。

ドットキャラの勇者が戦う物語であり、バトリクス風の攻撃ルールがあり、GUN SPIRITS のような装備システムがあるため、これまでに発売されたゲームの長所をまとめたような内容ですね。

100TURN勇者

ステージクリア制のゲームで、フィールドにはたくさんのモンスターがいますが、ゲーム開始時に仲間の忍者「シャドまる」が「かげぬいのじゅつ」で 100 ターン敵の動きを止めるため、勇者だけがずっと動けます
フィールドを移動し、武器ボタンを押して敵を攻撃、経験値とお金を稼いでレベルを上げ、ボスを倒すとステージクリアになります。

1回攻撃するごとに残りターン数が減っていき、0 になるとゲームオーバー。
この時、術が解けた敵が動いたり攻撃したりする事はなく、0 になった瞬間にゲームが終了します。
つまり敵はほぼ「障害物」ですね。
移動では残りターンは減りません。

攻撃できる場所は使う武器によって変化します
序盤に手に入る斧「キコリーアクス」だと正面とその1つ右、中盤に手に入る「ふたまたのやり」だと正面とそのナナメ前、特殊な「ムーンエッジ」という武器だと自身の右側に強力な攻撃を行います。
武器は3つまで持って行くことができ、任意に切り替えられます。
モンスターと勇者の位置に合わせて使い分ける必要がありますね。

一応 RPG っぽくなっていますが、限られた攻撃回数でいかに効率良くレベルを上げ、ボスを倒すかを考えるゲームであり、つまりゲーム性としてはパズルと言えます
モンスターを倒すとお金を落とし、これでフィールドにあるショップでパワーアップを買うことも出来るのですが、これもパズルのしかけの1つと言えます。
勇者のレベルはステージが始まる度に1からになります。

ただ、ステージをクリアすると武器が手に入ります。
武器には様々な種類があり、さらに特定の敵に強い「しょくぶつキラー」や「どうぶつキラー」、攻撃の度に敵の防御力を落とす「ガードけずり」、クリティカル発生の間隔を短くする「チャージりつ」などのスキルがランダムで付いています

強力な武器が手に入ればクリアは楽になりますし、種類やスキルによって攻撃方向や有利な敵が変わるため、ステージのクリアの仕方も変化します。
つまり戦闘はパズルですが、武器によって難易度や攻略は大きく変わるため、その点は RPG だと言えますね。

100TURN勇者
※「ふたまたのヤリ」は正面よりナナメ前で当てた方が強力。 射程が長い武器は目の前の攻撃力が弱い場合が多く、どれも一長一短です。
右はお城に入った時に登場する王様。 そのステージのヒントを聞けて、たまにお金も貰えるので、見かけたら必ず話を聞いておきましょう。


いらない武器を売ったり、ステージクリア時に余ったお金を持っていると、それが「ジュエル」に換金されます。
ジュエルは武器の強化に使用でき、「攻撃力」「チャージりつ」「ガードけずり」をアップさせられます。

かかる費用は強化回数(武器レベル)と勇者の段位(勇者レベル)に応じていて、武器のレベルが勇者の段位より低いと費用が安くなります
また GUN SPIRITS と同じく、武器の強化にかけた費用はその武器を売ると戻って来ます。

勇者のレベル以上に武器を強化しようとしない限り、弱い武器を強化しても後で売れば元が取れるので、強化は気兼ねなく行うことが出来ますね。

「キャラクターの強さ=武器の強さ」ですから、クリアできないステージにぶつかった時は、クリア済みのステージを繰り返して強力な武器を探しつつ、強化資金を貯めることになります。

ランダム生成の装備を探すのはこのゲームの楽しさの1つですが、やや難点なのは戦闘にアクション性やランダム性がないパズルゲームであるため、クリア済みのステージの再プレイは完全に同じ作業の繰り返しになること。
これだとちょっと、作業感が強いです。

ゲーム全体の難易度がそれほど高くないため、そこまで延々と資金稼ぎや武器探しが必要になる訳ではありませんが・・・

100TURN勇者
※武器は「しょくぶつキラー」「どうぶつキラー」「うみキラー」をそれぞれ用意しておきたいところですが、さらに攻撃力&チャージ率を優先した武器と、ガード削りを優先した武器も用意しておきたいところ。
装備の方針に合わせて武器の強化を行っていきましょう。
右の画像はチャージが貯まって、勇者が光っているところ。 この状態で攻撃するとクリティカルになります。
武器をチェンジしても、その武器でのクリティカル状態は維持されるので、クリティカルを出す必要のない時は他の武器を使うという戦略もあります。


100TURN勇者
※ステージ選択画面は GUN SPIRITS を踏襲していますね。
勇者段のアップに必要な経験値は、「クリアターン数の記録」に応じています。
例えば 70 ターンでクリアすると、100-70 で 30 ターン分の経験値が入り、再度プレイして今度は 50 ターンでクリアすると、70-50 で差分の 20 ターン分の経験値が入ります。
一定ターン数以下でクリアするとゴールドやシルバーのメダルが貰え、これは武器のドロップに関係していますが、入手経験値には無関係です。
勇者段が頭打ちしたら、クリア済みの簡単なステージで記録を更新しましょう。


価格は 100 TURN 勇者だけあって(?)100 円
ジュエルを買う課金はありますが、必須ではありません。

現時点(2014/1)では全 30 ステージで、ボリュームはそんなにある訳ではないのですが、まだストーリーは完結しておらず、武器のスキルも今は2つまでのようなので(スキル枠自体は5つある)、アップデートでの拡張が予定されているのだと思われます。
いずれにせよ、この値段なら十分お得です。

手軽に遊べて、しっかりハマれる、この作者さんらしいアプリですね。

100TURN勇者 (iTunes が起動します)

【お知らせ】iPhone おすすめゲームアプリ タワーディフェンス編 公開

本家の iPhone AC で公開中の、ジャンル別・厳選おすすめゲーム紹介ページ。
新たに「タワーディフェンス編」を追加しました。

タワーディフェンス(TD)は iPhone アプリによってメジャーになったジャンルであり、スマホやタブレットに最適なゲームのスタイルの1つですね。
一時のブームは過ぎましたが、それでも秀作が数多く出続けている人気ジャンルです。

今回は 10 作品を選出しました。
メジャーなタワーディフェンスを一通り含めたので、意外性のないラインナップではありますが、定番と言える TD はこれを見れば簡単に把握できると思います。

iPhone おすすめゲームアプリ タワーディフェンス編

なお、巷では RTS とタワーディフェンスの区分けがごっちゃになっている感じも見受けられますが、この点はあまり意識していません。
一本道 RTS とタワーディフェンスはスマホからメジャーになった新しいスタイルのゲームなので、ジャンル分けが曖昧になるのも仕方のないところ。
一本道型の RTS は呼び名も一様ではありませんしね。

今回も選出したアプリとその理由、及び候補にしたけど除外した「次点」のアプリとその理由を以下に掲載いたします。
評価は私の独断と偏見なので、その点はご了承下さい。

【 選出作品 】

Fieldrunners / Fieldrunners 2 (選出)
近年のタワーディフェンスの流行は、Fieldrunners の大ヒットと、数々のゲーム賞の受賞、それに伴うメディア露出によって始まりました。
タワーディフェンスを語る上で絶対に欠かせない作品。
今は続編の Fieldrunners 2 が出ているので、こっちの方がオススメ。

geoDefense / geoDefense Swarm (選出)
印象的なワイヤーフレームのグラフィックと花火大会のような演出、高いハマリ性によってユーザーを引き付けたタワーディフェンスの名作。
今となってはちょっと古く見えるけど、でもやっぱり面白いです。

エレメンタルモンスターTD (選出)
日本人向けのシステム&設定で、初心者向けの TD としてオススメ。 でも難易度は結構高く、やり応えがあります。
パズドラの山本プロデューサーが、ガンホー移籍前にハドソンで作った作品です。

Bloons TD シリーズ(選出)
シリーズ作がたくさんあるのでまとめて紹介。 Flash 版も含めると、ユーザー人口はタワーディフェンスの中で最多でしょうね。
オンライン対戦用のアプリも登場し、その勢いは止まりません。

Kingdom Rush Frontiers (選出)
南米発の人気タワーディフェンス。 キャラがちっこいので当初は iPad 版しか公開されていませんでしたが、現在は iPhone でも楽しめます。 でもやっぱり iPad 推奨。
とにかく丁寧に作り込まれた作品で、作り手のこだわりを感じます。

The Creeps! (選出)
ここまでの選出作と比べると若干ランクが落ちるかもしれないけど、それでも遊びやすくて秀作のタワーディフェンス。
難易度が適度で見た目も可愛らしい(?)ので、女性や初心者にもオススメですね。

Sentinel シリーズ(選出)
これも他の選出作と比べると若干ランクが落ちるかもしれないけど、しかしスマホ定番のタワーディフェンスであることは間違いありません。
SF でリアルなグラフィックは Creeps! とは正反対に、完全に男性向けですね。

プラント vs. ゾンビ / Plants vs. Zombies 2 (選出)
2011 年から 2012 年にかけて世界的に大ヒットした作品で、当然の選出。
今や Angry Birds や Fruit Ninja と並び称される、スマホゲームの代表格ですね。

大戦絵巻シリーズ (選出)
選出するかどうか悩んだのですが、「インパクト」という点では突出しているし、当初の欠点も改善されていて長く楽しめるので、選出に含めました。
絵巻物のようなグラフィックと琵琶の弾き語りの BGM は衝撃的です。

Block Fortress (選出)
マインクラフトな開発シーン+ FPS の戦闘シーン+タワーディフェンスという、どのジャンルにすれば良いのか悩む作品。 結局タワーディフェンスのページに含めました。
密かに私の 2013 年のベストゲームです。

【 次点の作品 】

Defender Chronicles / Defender Chronicles II
真横視点の RPG タワーディフェンス。 私がこれを選出したなかったのを意外に思う人もいるかもしれない・・・
実際、2009 年に私が一番ハマっていたスマホゲームはコレです。
しかし同じステージを繰り返して経験値とお金を稼ぐ内容は、今となっては古い印象・・・
Defender Chronicles II は経験値とお金を稼げる致命的バグが発覚し、いきなりバランスが崩壊したのが残念。 でも 2 は今ならオススメではあるかな。

クリスタルディフェンダーズ
スクエニが公開したファイナルファンタジーの世界感を持つ TD。 パズドラとのコラボで一躍有名に。
元はガラケーで公開していた最初期の商用タワーディフェンスの1つ。
PS3 や XBOX360、Wii などでも配信されています。

タワーディフェンス:LOST EARTH HD
Com2uS が「タワーディフェンス」の商標を取って、そのまま「タワーディフェンス」の名で発売した TD。
ルート固定のオーソドックスなタワーディフェンスで、他の TD 経験者には物足りませんが、これから TD を始める人の入門用としては最適。

Space Bandits
Fieldrunners のような自由配置型のタワーディフェンスで、オンライン対戦モードもありました。
完成度の高い TD で、選出してもおかしくないクオリティーでしたが、難易度の高さが普及を妨げてしまい、メジャーに成りきれないうちに Fieldrunners 2 に敗れてしまった印象。

Jelly Defense
タワーディフェンス好きの間で密かに(?)高く評価されている東欧発の TD。
ちょっと独特な見た目と難易度の高さのため、ヒット作にはならなかったのですが、玄人好みのゲームですね。

7cities TD
タワーが経験値を貯めてレベルアップしていく異色の TD。 iPhone 初期の作品の1つ。
タワーが際限なく強くなっていき、それが面白さと独特な戦略に繋がっているのですが、キャンペーンモードだと強くなる前に終わってしまうため、成長を実感しにくかったのが残念。 個人的にはすごく好き。

NINJA TD
iPhone 初期のタワーディフェンスの1つ。 グラフィックのクオリティーが高い作品でした。
タワー(忍者)が5種類しかなく、戦略の幅は狭いのですが、そのぶん初心者でも遊びやすい TD です。

TowerMadness
これも iPhone 初期のタワーディフェンスの1つ。 3D グラフィックが特徴な、ユーザー評価の高い作品。
今となってはグラフィックは見劣りしますが、数少ない自由配置型の TD ですね。

Pew Pew Land / Pew Pew Land II
テンポの良く遊べるルート固定型のタワーディフェンス。 geoDefense っぽいゲームシステムで、難易度が適度で遊びやすい作品。
ただ II は課金要素が強くなったのが残念。 今となってはやや見劣りするかな・・・

CarrotFantasy
中国製の The Creeps!。 ただ Creeps にはない新タイプのタワーなどが加わっていて、楽しめる作品。
クオリティ自体は選出しても良いレベルですが、やはりオリジナルの方を選ぶべきだろうし、今は中国のアプリを選出するのはちょっとコワイ・・・

三国TD - 蜀伝
三国志をテーマにした TD。 見た目はやや地味ですが、タワーが武将になっていて、装備アイテムや特技もあるなど、三国志を知っている人なら楽しめる作品です。
ちなみに「魏伝」もあったのですが、なぜか非公開になりました。

Tiny Heroes
ダンジョンの主となり、訪れる勇者ご一行をトラップで撃退する変わり種の TD。
楽しめる作品ですが、見た目やサウンドがチープで、クオリティ的に見劣りするのが難点。

Tiny Defense
プラント vs. ゾンビを真横にしたような作品。 下の段は地表で、上の段は空。 だから上の方には飛行ユニットしか配置できません。
動きがあまり滑らかでないのが難点ですが、楽しめる作品です。

Space Station: Frontier
四方八方から敵が進攻してくるタワーディフェンスで、どちらかと言うと RTS に近いゲーム性。
資源採掘やエネルギーの補給といった要素があり、システムは難しいのですが、個人的にはかなり好きな作品です。

TapDefense
もう古すぎるため、オススメではないのですが・・・ そもそも iPhone AC というサイトを作ったきっかけは、このゲームの攻略ページを作りたいと思ったのが最初でした。
iPhone で最初のタワーディフェンスであり、当時は爆発的にヒット、このジャンルのパイオニアとなった作品です。

Extreme Road Trip 2 / Extreme Bike Trip

車が大ジャンプして空中でグルグル回り、回った分だけスピードが増すという、ユニークなエンドレスランのゲーム。
それが「Extreme Road Trip 2」です。

先日、カナダのメーカー Roofdog Games が開発した人気ゲーム「ディグディグ」をご紹介しましたが、同メーカーがその前に公開していたヒット作がこのアプリです。

派生作となる「Extreme Bike Trip」も公開されており、Extreme Road Trip 2 にはディグディグとの連携ボーナスもあるため、今回合わせて取り上げておきたいと思います。

Extreme Road Trip 2

ゲームがスタートすると車やバイクが勝手に走り始めます。 アクセルやブレーキはありません。
地面には起伏があり、坂道を登るとそのままジャンプ!
空中では画面の右側を押すとマシンが前方に、左側を押すと後方に回転します。 押しっぱなしにするとその方向にクルクル回ります。

空中で回転することでトリック(技)が決まり、着地するとトリックの数だけエネルギーが増えます。
また、着地時に地面と車の角度を合わせておくと「パーフェクトランディング」となりスピードがアップします。

通常、燃料メーターは赤色なのですが、トリックによって得られるエネルギーは青色で、青いエネルギーがある間は赤い燃料は減りません
赤い燃料がなくなるとゲームオーバーなので、出来るだけトリックを決めることで燃料の減りを抑えることができます。
また、トリックを多く決めて青いエネルギーメーターが振り切れると、黄色のブーストエネルギーがチャージされ、マシンが高速ダッシュします

ヘンな角度で着地してマシンが爆発したり、赤い燃料が尽きたりするとゲームオーバー。
ただ燃料は赤いドラム缶を拾うと補充できるので、トリックを頻繁に決めていればそう簡単には尽きません。

しかしトリックを行わずに進んでいるとなくなりますし、だからと言って低いジャンプで強引にトリックを決めようとすると回りきれなくて着地に失敗します。
高速で走っているため素早い判断が必要で、マシンがバウンドして不安定になる事も多く、なかなか難しいゲームですね。
でもそれ故に、思わず何度も繰り返してしまいます


Extreme Road Trip 2
※地雷を踏むとドカーンと爆発してはるか上空へ。 大トリックを決めるチャンス。
一定距離を進むとラップタイムが表示され、上位タイムが書かれた看板も現れます。
ハイスコアのゴーストも出現するなど、レースっぽい演出も多いです。


コース上にあるコインを拾い集めることで、ゲーム終了後にマシンをパワーアップしたり、ニューマシンの購入を行えます。

また「300m ジャンプする」「パーフェクトランディングを2回行う」などの条件が3つ提示されており、達成することで「★」を貰え、これを集めると使い捨てアイテムやボーナスコイン、課金通貨などを獲得できます。
経験値を貯めてレベルアップすることでもアイテムやボーナスは得られます。

使い捨てアイテムは「開始時にブースト」「コイン2倍」「アイテムを引き寄せる」の3つのみ。
パワーアップも速度が上がるだけで、強化・育成要素はそんなに強くありません
ただ、ゲームにスピード感があり、テンポ良く繰り返せるため、中毒性はかなり高いです。

Extreme Road Trip 2
※メニュー画面。 フレンドのハイスコアが表示されているため、嫌が応にも競争心を煽られますね。
★を獲得するためのミッションは右に表示されており、「逆さまの状態で 200m 飛ぶ」などの変わった条件もあります。
左右を押しっぱなしにすると高速で降下し、これを「Slam Landing」と呼びます。 それを何度か決めるのが条件になっている場合もあります。


Extreme Road Trip 2
※Extreme Road Trip 2 のマシンリストの 14 ページ目は「ディグディグ」(Pocket Mine)との連携機能です。
ディグディグで指定の条件を満たしていると、このページのマシンをアンロックすることが出来ます。


以上の説明は車で走る Extreme Road Trip 2 と、バイクで走る Extreme Bike Trip で共通です。
両者にあまり差はありません。

ただ、バイクには1つ大きな違いがあります。
それはミスるとライダーがポーンと投げ出され、物理法則に従って転がっていくこと。
iPhone のバイクゲームには Moto X MayhemBike Baron のような、転けた時の「コケっぷりが楽しいゲーム」がありますが、それがこのゲームにも導入されています。

そして吹っ飛ぶライダーも若干コントロール可能で、それによって距離を伸ばすことができます。
使い捨てアイテムの一つが「ミスった時にライダーが大きく吹っ飛ぶもの」になっていたりもします。

ただ、この点が Extreme Bike Trip の難点でもあります・・・
確かにライダーが飛んでいくのはユニークではありますが、もうその時点でゲームは終わっている訳です。
こういうテンポ良くリトライを繰り返すタイプのゲームは、ミスったらすぐ再開したいもの
ハイスコアを狙えるほどの記録が出ている場合は別ですが、そうでない時はこのライダーが吹っ飛ぶ演出は増長に思えます。

一時停止してリトライボタンを押せばすぐ再開できますが、それだとそのプレイで得たコインや経験値などは得られません。
ムダにしたくない時は、大した記録でなくても、ライダーの動きが止まるまで待たなくてはなりません。

もう1つの難点は、スピード感が落ちたこと
Extreme Bike Trip はマシンの性能差が大きく、初期のバイク(というかスクーター)は速度がかなり遅いです。
そのため、このゲームのウリであるスピード感をまるで感じられません。

ある程度お金を貯めて上位のマシンを買えばマシになりますが、Extreme Road Trip 2 ぐらいのスピードを得ようと思ったら、かなり頑張って(もしくは課金して)もっと上のマシンを買う必要があります。
おかげで先に Extreme Road Trip 2 をプレイしていると物足りなく感じますね。

これらの影響のためか、ユーザーの評価は芳しくありません。
Extreme Bike Trip の方が新作ですが、Extreme Road Trip 2 の方が、アップデートも続いているしオススメです

Extreme Bike Trip
※ Extreme Bike Trip の画面。 背景などはこちらの方が綺麗です。
ただスピード感とサクサク感という、このゲームで一番損ねちゃいけないところが低下しています・・・


価格はどちらも、なんと無料。 もちろん追加課金はありますが、必須ではありません。
ディグディグはスタミナ制になっていましたが、こちらはそれさえもありません。

課金すれば有利になるというゲームではなく、タダでいくらでも遊べ、それでいて十分に面白いのですから、ヒットしない訳がないですね。
前述したようにバイク版の方は評判がイマイチですが、それでも及第点の出来ではあるし、タダで問題なく遊べるのですからあまり文句を言うのもお門違いでしょう。

密かに Angry Birds クラスの「価格破壊ゲーム」だと思います。

Extreme Road Trip 2 (iTunes が起動します)
Extreme Bike Trip (iTunes が起動します)

ディグディグ(Pocket Mine)

地中深く掘り進み、鉱石やお宝を探していく、シンプルでスピーディーな穴掘りゲームが人気になっています。
ディグディグ」です。

欧米各国でスマッシュヒットを飛ばしていたアプリで、マインクラフト系の穴掘りをショートゲームにアレンジした内容と言えます。
先に言ってしまいますが、このゲームにまともな「ゲーム性」はありません
プレイヤーのテクニックがほとんど影響しない内容で、ゲームと呼ぶには単純すぎるシステムです。

ところが、テンポの良いゲーム展開、派手で爽快感のある演出、パワーアップによりどんどん掘り進めるようになるシステムなどにより、妙にハマれる内容に仕上がっています

このゲームは元はカナダのメーカーが作った「Pocket Mine」という名前のアプリでした。
実際に Android ではこの名前で公開されています。

しかし日本での販売と運営は、ハッピーストリート の日本運営も担当している 3rdKind という会社が行っており、日本語版のみ「ディグディグ」という名前に改められています
日本の会社がローカライズを担当しているため、翻訳におかしな点はありませんね。
なお「ディグダグ」とは何の関係もありません。 念のため。

ディグディグ Pocket Mine

画面が下へスクロールしていくので、画面から消えないよう土のブロックをタップして掘り進んでいきます。
ブロックを掘るとピッケルの耐久力が1減ります
たまに2回掘らないと壊せない石のブロックや、破壊できない硬いブロックも現れます。

カーボンや金が混じっているブロックを壊すと鉱石を回収でき、後でお金が増えます。
ピッケルの耐久力がなくなるとそれ以上掘れなくなり、そのままスクロールに押されて消えるとゲームオーバーです。

ピッケルの耐久力が 50 なら、50 回掘ったら終了です。
アイテムによって若干増える場合もありますが、掘れる回数が決まっている以上、どうあがいてもそれより深くは潜れません。
前述したようにテクニック云々のゲームではなく、進める距離がほぼ決まっています
そこに「ゲーム性」と呼ぶべきものは、あまり感じられません。

しかし稼いだお金でピッケルをパワーアップさせることで、どんどん耐久力を上げていけます。
ほぼ「進める距離=ピッケルの耐久力」ですから、パワーアップさせる事で「確実に」「誰でも」より深く進めるようになっていきます

1回のプレイが短く、確実にゲームが進展していき、それをテンポ良く繰り返せるため、「こんなのゲームと言えるのか?」と思いつつも、ずっとやり続けてしまいますね。

また操作性が良さも、この遊びやすさに繋がっています。
ブロックをタップすると、主人公はその場所に超高速で移動して穴を掘ります。
何もない空間をタップした時も、そこにすごい速さでハシゴをかけて、高速で昇っていきます。
とにかくストレスなくサクサクと動くのです

その快適さとスピード感は、同じ穴掘りゲームでありながら、常に操作を気にしなければならなかった iOS 版ミスタードリラー とは正反対ですね。

ディグディグ Pocket Mine
※地中にはランダムで爆弾や手榴弾、回復ボックスなどが埋まっています。
爆弾の爆発でもこれらを回収できるので、爆発物から回収した方がピッケルの節約になります。
右はゲームオーバー時の様子。 地中のアイテムが透けて見え、コンティニューを促されますが、コンティニューしてもピッケルの耐久力は少ししか回復しないので、またすぐ掘れなくなります。
課金通貨(ルビー)はキャラのアンロックにも使うので無駄使いしないように。


さらにこのゲームを延々と続けてしまう理由が、お宝の収集要素と様々なお助けアイテム

ゲーム中、「木箱」や「宝箱」が見つかる場合があり、木箱からは豊富な「コレクション」を手に入れられます。
その数は非常に多く、色々なものが出てくるため、思わず集めたくなります。
同じシリーズのお宝をコンプリートするとボーナスが貰えるおまけもあります。

そして宝箱からは「カード」を手に入れる事ができ、「爆弾の出現率アップ」や「鉱石が爆発するようになる」「ダイナマイトのパワーが増す」などの効果を得られます。
カードは使い捨てではありませんが、ゲーム開始前にランダムで3枚選ばれ、使うものを任意に選択することは出来ません。
ただ、多少の資金で「引き直し」が出来るため、カードが集まったらこれをうまく選ぶのがコツになります。

そしてこれらのカードでゲーム中に出てくる爆弾、可燃ガス、掘削ドリルなどの効果がアップすると、連鎖爆発で画面中の土砂がまとめて吹っ飛んだりするようになります
その際の爽快感はなかなかのものですね。

ただし宝箱を開けるには「」が必要になり、これはプレイごとに提示される条件(鍵ミッション)を満たさないと手に入りません。
「石を一定数壊す」「金鉱石を一定数集める」などの条件があり、鍵が欲しい時はそれらを優先する必要があります。
なお、同じカードは「合成」で強化できるので、入手カードがダブっても無駄にはなりません。

ディグディグ Pocket Mine
※左は使用するカードと鍵ミッションの表示画面。 カードは「シャッフルする」のボタンを押せば、ロックしていないものを入れ替えられます。
また、全部入れ替えたい場合は「戻る」を選択し、再度「PLAY」のボタンを押せば一新されます。 この方法で鍵ミッションも変更することが出来ます。
右はコレクションの画面。 Facebook アカウントがあれば、知人と交換が出来るようですが・・・


「カード」があったり「宝箱の鍵が必要」と聞くと、本体無料のゲームですから、「あぁ、課金ゲーか」と思う人もいるかもしれません。
しかしこのゲーム、無課金でも全く問題なく遊べます

鍵やカードはプレイを通して十分集められますし、深層に行けるようになればスーパーレアのカードが入った宝箱も入手できるので、課金ガチャをする必要はありません。

課金演出やスパム的なアピールが少ない訳ではなく、Facebook の知人に知らせると課金通貨が貰えたり新しいキャラクターがアンロックされるしかけがあり、そのアピールは頻繁に出てくるのですが、実行が必須なものではありません。

「スタミナ制」が存在し、1回プレイするごとに1減少、最大は5で1回復するのに 30 分かかります。
5回プレイしたら全回復まで2時間半ですね。
ただ割とレベルアップが頻繁で、その度に全快しますし、それほどプレイ制限は厳しくない印象です。

以下は Youtube で公開されている公式のプロモーションビデオです。



ゲームのルールはあまりにシンプル。
でもプレイが快適で演出や続けさせる工夫も非常にうまい、という感じでしょうか。

プレイ感としては、ただタップでクッキーを増やすだけなのに延々と続けてしまう Cookie Clicker や、コインを落とすだけなのに止め時が見つからないコイン落としゲーム、スロットを回すだけなのに演出と期待感で続けてしまうパチスロなどに通じるものがあると思います。

それでも私としては「もうちょっとテクニックや攻略要素の入り込む余地があれば」と思うのですが、あまり「ゲーム」が出来ないユーザーも取り込むことを考えると、これで1つの正解なのでしょうね。

ここ最近、テンポ良く繰り返しプレイでき、パワーアップが面白さの中心にあるものがヒットしている印象ですが、これもその1つと言えるでしょうか。

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rymdkapsel

宇宙ステーションを建設し、敵の襲撃を撃退しながら、モノリスの謎を解いていく・・・ という内容の開発・戦略シミュレーションを、極限まで簡易化したゲームが世界的な人気を得ています。
rymdkapsel」です。

日本では選出外でしたが、Apple が選ぶ 2013 年のベストアプリ「BEST OF 2013」で、欧米のインディーズゲーム部門の選出作になっていたアプリです。
スウェーデンで作られた個人製作のアプリで、非常に簡素な見た目、しかも価格が 400 円と相応にするのに、PS モバイルや iOS / Android で 20 万本を売り上げたとのことです。

ちょっと操作や遊び方が解り辛いゲームなので、ここでは手順を追って解説していきたいと思います。

rymdkapsel

テトリスのようなブロックを繋げて、宇宙ステーションを拡張していきます。
白い米粒のようなものは宇宙ステーションの乗組員で、最初は2人。
水色のブロックは資材紫のブロックは資源黄色のブロックは食料を表します。

まずは通路を作らなければなりません。
画面上部の「corridor」と書かれた部分を下にドラッグすると、茶色のテトリス型のブロックが出てきます。
画面を二本指タップすると回転させることができ、すでにある通路に繋げて、再度ブロックをタップすると仮設置することが出来ます。

その後、画面下の「Idle」と書かれた場所にある2つの白い粒を右にドラッグし、「construction」と書かれたところに移動させると、乗組員が建設作業を始めます。
資材や資源を建設場所に運搬し、物資がそろうと通路が完成します。

通路をある程度伸ばしたら、資材を生産する水色の部屋「reactor」と、資源を採掘する紫色の部屋「extractor」を作ります。
ただし extractor は、マップ内にある紫色のつぶつぶ(資源採掘場所)に面して作らなければなりません。

もし通路をムダに作りすぎて、施設が出来る前に資材や資源が尽きてしまうと行き詰まるので注意して下さい。

rymdkapsel
※通路を延ばしてリアクター(水色)と抽出所(紫)の部屋を作った状態。
資源は抽出してるとだんだんなくなって来るので、早めに各所の資源を回収できるようにしておきましょう。
資材(水色ブロック)はなかなか生産されませんが、乗組員の仕事(画面下部)を engineering にしておくと、生産が早まります。


画面下には時間と共に貯まっていくメーターがあり、最大に近くなるとサイレンが鳴ります。
そして MAX になると敵が襲来してきます。
最初は偵察機が飛んでくるだけですが、2度目からはビームを撃って攻撃してくるので、その前に迎撃できる体制を整えておかなければなりません。

迎撃するには青色の「weapons」の部屋を作っておく必要があります。
この部屋が完成していれば、乗組員の仕事を「defense」に設定することで、武装して敵機を撃退できます。

ただし敵の数は徐々に増えていき、来襲してくるタイミングも短くなっていくので、防衛力をさらに強化していかなければなりません。

rymdkapsel
※武器庫で敵を迎撃中。 撃退するには乗組員が武器庫に入り、武装を終えていないといけないので、サイレンが鳴ったらすぐ仕事を defense に切り替えましょう。
武装していない乗組員は防御力も低く、敵にビームを撃たれるとすぐやられてしまいます。
なお、仕事を切り替えた時に持っていた物資は生産場所に戻され、そこがいっぱいの時は最初からある貯蔵庫に入れられます。 なくなってしまうことはありません。


建設を進めたり防衛力を高めるには、人を増やすことが必要です。
人を増やすには、まず緑色の「gardens」を作らなければなりません。 ここでは食材が生産されます。

さらに黄色の「kitchen」を作ります。 そして乗組員の仕事を「food service」に設定すると、緑色の食材ブロックがキッチンに運ばれ、そこで黄色の食料が生産されます。

その後、居住区であるオレンジ色の「quarters」を作ります。
この部屋の生産には多くの資材・資源・食料が必要ですが、完成後にさらに食料が運び込まれれば、新しい乗組員が補充されます。

1つのオレンジの部屋(居住区)で作られる乗組員は2人まで。
さらに増やしたい場合は、もっとオレンジの部屋を作らなければなりません。
また、1つの青い部屋(武器庫)で戦えるのは2人までなので、人を増やした分だけ武器庫も増設する必要があります。

rymdkapsel
※農園とキッチンを作り、居住区の建設を行っている状態。 これらの部屋は近くに置いた方が運搬は早くなります。
仮設置の部屋をタップして、右下に出てくる prioritize と書かれた文字をタップすると、その施設の建設を優先することができます。
また、紫の資源抽出部屋は、資源がなくなったら不要になります。 タップして左上に出てくる sell room の赤い文字をタップすると、建設費の 75 %が戻って来るので、いらない部屋は撤去しましょう。


生産と防衛の体制が整ったら、四隅にある4つの「モノリス」の調査を行いましょう。
そこまで通路を繋げると乗組員の仕事に「research」が追加されます。

1つのモノリスは最大3人で調査することができ、調査度が 100 %になると射程アップや移動力アップなどのテクノロジーを獲得できます。

ゲームの目的である「ミッション」は以下の3つで、これを全て達成するとちょっとしたエンディングになります。

全てのモノリスを調査する
28 Wave 耐える
全てのモノリスの調査を 45 分以内に終える

調査や Wave(敵の進攻)を待つだけの段階になったら、画面を三本の指で押しっぱなしにしましょう。
ゲームが高速で進み、プレイ時間を短縮することが出来ます。

rymdkapsel
※モノリス調査の様子。 これがゲームの当面の目的となります。
もちろん敵が攻めてきた時は調査よりも迎撃を優先しましょう。
まずは移動速度が上がる、左上のモノリスから調査するのがオススメです。


ゲームの概要は以上です。
非常に簡素な見た目ですが、リアルタイムの開発シミュレーションとしてそつなくまとまっていて、ルールさえ解れば楽しめる作品です。

ただ難点は、ボリュームが少ないというか、1面しかない
先ほどクリアのための3つのミッションを紹介しましたが、ミッションはそれだけ
クリアしても次のミッションが提示されたりはしません。 マップも1つだけです。

あくまでミッションのクリアは最初の目標であり、その後は何 Wave まで耐えられるかを競う「サバイバルゲーム」になります。
それはそれで、ちょっとした RTS として楽しめ、繰り返し遊びたくなる内容でもありますが・・・

でも、やっぱりマップが1つなのは悲しい。 というか勿体ない・・・
実は今月 PC 版の発売が予定されており、そちらには新しいマップとモノリスが追加されるようなので、スマホ / タブレット版にもそれが導入されることを期待したいですね。

以下は Youtube で公開されている公式のトレーラーです。



価格は冒頭でも述べたように 400 円。 この見た目でこの値段は辛いと思いますが・・・
でも、それでもこのゲームは売れています。 それがこのゲームの魅力を物語っていると言えるでしょうか?

ちょっとストイックなゲームなので、あまり日本人向けではないかもしれませんが、開発シミュレーションが好きな方は楽しめると思います
カイロのような親しみのあるゲームも良いですが、こういうシミュレーションも一風変わっていて良いですね。

簡単なゲームという訳ではありませんが、見た目もルールもすっきりまとまっているため、意外とライトユーザー向けであるかもしれません。

rymdkapsel (iTunes が起動します)

Feed Me Oil 2

パイプから流れてくるオイルを指定の場所まで流し込む、流体シミュレーションパズルに続編が登場しています。
Feed Me Oil 2」です。

前作 Feed Me Oil は知名度はそれほどでもありませんが、リアルな物理・流体シミュレーションと適度なゲームバランスを備えていた秀作で、世界的に評価が高く、個人的にも好きな作品でした。

今作はその流体シミュレーションがさらにパワーアップしており、ドロッとしたオイルの動きがよりリアルになっています。
難易度も調整されており、単にクリアするだけなら簡単で、しかし最高評価でのクリアは難しくなっています。 ただ最高評価を狙う場合でも、そんなに難しすぎる程ではありません

そのゲームバランスは Cut the Ropeスワンピーのお風呂パニック! に近く、より遊びやすい最近流行りのシステムに改良されたと言えますね。

ただこのゲームは前述の2作品とは違い、雰囲気がシュールで独特です。
明るい感じではなく、暗くもないけど、ちょっと物憂げと言うか・・・ そんな感じですね。

Feed Me Oil 2

パイプの噴出口に付いているボタンを押すと、そこからオイルが出てきて、流体をリアルに再現した動きで流れていきます
プレイヤーは鉄板や噴射機、扇風機などの道具を配置してオイルの流れを誘導し、指定された場所に一定量を流し込むとクリアとなります。

今作は使用できる道具が少し多めに用意されています
全部の道具を使ってクリアすれば★1つ、道具を1つ余らせてクリアすれば★2つ、2つ余らせれば最高評価の★3つになります。

最高評価を得たい場合は、どこにどの道具を、どの角度で使えば最小限でクリアできるのか、試行錯誤しなければなりません。
ただ、画面をタップすればすぐにリトライや再配置を行えるので、やり直していてもストレスは感じません

一方で、道具を全部使ってクリアするのはとても簡単なので、小さな子供でも楽しめます。
プレイヤーのレベルに合わせて遊べる作品になってますね。
ただし上位のステージをアンロックするには★を一定数集めないといけないので、全ステージが★1クリアだと途中から進めなくなります。

Feed Me Oil 2
※★3クリアをしたい場合は、ちょっと捻った考えが必要だったり、微妙な調整を行わなければならない場合もあります。
ただ操作性が良く、リトライと試行をストレスなく繰り返せるので、その調整も面白さになっています。


Feed Me Oil 2
※同じステージでも複数の回答があるのが良いところ。
ただし使う道具が少ないほど評価が高いので、上記の例では下の方が高評価です。


今作のもう1つの特徴は、水面のあるステージがあること
ご存じのように水と油は混ざらず、そして水中では浮力が働きます。
中盤以降、それがしかけの1つになっているステージが多く出てきます。

ただ、登場する道具やしかけの数はそんなに多くありません
あまり色々な道具やしかけがあると解りにくくなるためでしょうか・・・?
Feed Me Oil の2作目ではありますが、今後の発展のためのベースとなる作品、という印象も受けますね。

ステージ数は 15x4 で全 60 ステージ
少ないと言うほどではありませんが、パズルに慣れている人だと、全パーフェクトクリアでもそんなに長くはかからないでしょう。
ただ、このぐらいの難易度の方が遊びやすいと思います。
ステージは今後のアップデートで追加されていくことが告知されています。

以下は Youtube で公開されている公式のトレーラーです。



価格は 300 円。 クリア方法のヒントが貰える課金アイテムがありますが、必須ではありません。

そつなくまとまった完成度の高い作品であり、目立った欠点はなく、老若男女にお勧めできるパズルです。
奇妙だけど派手ではない、不思議なグラフィックも魅力の1つでしょうか。
もうちょっと派手さやコミカルさ、バラエティーに富んだステージがあった方がウケが良い気もしますが、このアンニュイで淡々とした雰囲気もこのゲームらしさですね。

iTunes の「今週のゲーム」にも選ばれていたアプリで、プレイした誰もが高く評価する、そんな作品だと思います。

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