可愛らしい勇者たちが半自動で戦う RTS 風の RPG「Battleheart」。
遊びやすいシステムとユニークなキャラクター、歯応えのある難易度と深い攻略要素を持つ作品で、世界的なヒットとなった作品です。
その Battleheart の派生作品が先日公開されました。
「Battleheart Legacy」です。
Battleheart の続編の開発は 2011 年から行われていたのですが、延期延期で全く発売される様子がなく、スマホ界のタクティクスオウガ状態になっていました。
最終的には全く別のゲームと言って良いぐらいに変化し、そのため名称も「Battleheart II」ではなく、システムを一部踏襲した別のゲームという意味で「Legacy」(受け継ぎしもの)という名前になっています。
その内容は、さすが長い調整と開発期間をかけていただけあって、非常に作り込まれています。
前回のイラスト調のグラフィックとはうって変わって、3D 化された背景の美しさはかなりのもので、それでいてキャラクターにはバトルハート特有の可愛らしさを残っています。
しかし残念ながら・・・ 私は早々にプレイ継続を断念しました。
ゲーム自体は非常に良いです。 しかしこれは「英語が出来なければ魅力半減」の典型です。
英文を普通に読めるぐらいの英語力が必要で、ストーリー重視のゲームになったため、逆に日本人にはプレイし辛くなりましたね・・・
前作の「Battleheart」は4人で戦っていましたが、今作は主人公は1人です。
クエストによっては仲間が加わりますが、基本的に自分以外はオートです。
画面をタップした場所に移動し、ダブルタップ後に画面を押しっぱなしにすればその方向に歩いていきます。
戦闘は半オートで、敵が攻撃範囲内にいれば自動で戦ってくれます。
ただ、弓兵や魔術師を先に狙いたい時はそちらに移動させる必要がありますし、一定時間ごとに様々な「スキル」を発動可能で、これはプレイヤーが指示しなければなりません。
スキルは待機時間さえ経過していれば何度でも使えます。
回復はポーションで行いますが、使用回数に限りがあります。
ただこの使用回数はダンジョンから出れば自動的に最大まで戻ります。
町にはたくさんの人がいて、タップで会話可能。
相手のセリフに対して承諾したり、否定したり、問い返したり、様々な反応を選べます。
基本的には町でクエストを請け負い、マップ画面で目的地に向かって、ダンジョンで戦う形ですね。
レベル上げのために適当な場所に行って戦うことも出来ます。
戦闘やクエストの達成で経験値が貯まり、レベルが上がります。
レベルが上がるとステータスポイントを貰えますが、新しいスキルを習得するにはステータスの条件を満たさなければなりません。
キャラクターの強さや戦い方はスキルに大きく左右されるため、欲しいスキルをチェックして、それに必要なステータスを伸ばして行くのが基本です。
※範囲攻撃スキルの「Cleave」炸裂! 有用なスキルの数がプレイヤーの強さです。
とりあえず序盤にお勧めなのは、戦士の「Cleave」と、聖騎士の「Divine Hammer」、魔術師の「Chain Lightning」。
どれも強力な攻撃用スキルです。
※スキル習得画面。 ここでスキルに必要なステータスを確認できます。
一部のスキルは装備条件があるので注意。 例えばこのスキルはダガー限定です。
Battleheart らしい、手強いながらも難しすぎない難易度で、グラフィックやサウンド、アクションなどの完成度も非常に高く、これで言語の問題がなければ間違いなく日本でも高い評価を受けていると思います。
ただ、冒頭で述べたようにこのゲームは英語が読めないと、魅力は大幅に減少します・・・
このゲームはマルチストーリーで、プレイヤーの選択により展開が様々に分岐します。
例えば、酒場で商隊を襲撃する手伝いを依頼された時、承諾すればその仲間と商隊を襲いますが、相手の説得に応じて中断することもでき、そのまま襲った場合は命乞いをする商人を殺すか見逃すかを選べ、さらに相手を倒した後で仲間を裏切って殺し、全てを自分のものにすることさえ出来ます。
酒場でならず者に斬りかかって殺せば、そのならず者はもう二度と登場しませんし、盗賊団の根城に向かい、逆にその盗賊と友好的になることも出来ます。
プレイヤーの選択によってキャラの生死や行動が大きく変わるのが特徴で、「なるほど、これだけ作り込んでいれば完成も伸びるよなぁ」と思えますね。
しかし、そのストーリー展開の最中に出てくる文章が、ことごとく英語の長文。
日本人には非常に読み辛く、一部の単語が解る程度では手に追えません。
加えてプレイヤーはそのセリフに対して様々な反応を返すことができますが、それも当然英文であり、おまけにその選択が前述したように取り返しの付かない結果を招くこともあります。
それが延々と続くため、私も最初は「まあストーリーがよく解らなくても、ゲーム展開だけ楽しんでればいいや」と思っていたのですが、途中で耐えられなくなりました・・・
※とにかく文章量が多いゲームで、ほとんどのセリフはフキダシ数ページ分に及びます。
それに対する返答も複数用意されていて、しかも文章。
それが読めないんじゃ、さすがに辛い・・・
※マップ画面。 クエストを受けてなくても好きな所に行けるので、本当に自由が高い。
少し経験値稼ぎをしながら進んだ方が、スムーズに進行するバランスですね。
価格は 500 円。 ゲーム自体は本当に良く出来ています。
おそらく海外では、今年のスマホゲームの代表作の1つになるのではないでしょうか。
しかし日本では、英語が堪能な人しか楽しめないでしょう。
最近はゲームの日本語化を請け負っている会社がいくつかあるので、そういうところがしっかりしたローカライズをやってくれれば良いのですが・・・
でもこのゲームの開発元は小規模なところなので、そういう費用はかけられないかな。
ストーリー展開を完全に割り切って遊べる人なら、今のままでも良いかもしれません。
でもこのゲーム、魅力を感じる「割り切れないストーリー演出」が多いんですよね。 だから逆に・・・
・Battleheart Legacy(iTunes が起動します)
遊びやすいシステムとユニークなキャラクター、歯応えのある難易度と深い攻略要素を持つ作品で、世界的なヒットとなった作品です。
その Battleheart の派生作品が先日公開されました。
「Battleheart Legacy」です。
Battleheart の続編の開発は 2011 年から行われていたのですが、延期延期で全く発売される様子がなく、スマホ界のタクティクスオウガ状態になっていました。
最終的には全く別のゲームと言って良いぐらいに変化し、そのため名称も「Battleheart II」ではなく、システムを一部踏襲した別のゲームという意味で「Legacy」(受け継ぎしもの)という名前になっています。
その内容は、さすが長い調整と開発期間をかけていただけあって、非常に作り込まれています。
前回のイラスト調のグラフィックとはうって変わって、3D 化された背景の美しさはかなりのもので、それでいてキャラクターにはバトルハート特有の可愛らしさを残っています。
しかし残念ながら・・・ 私は早々にプレイ継続を断念しました。
ゲーム自体は非常に良いです。 しかしこれは「英語が出来なければ魅力半減」の典型です。
英文を普通に読めるぐらいの英語力が必要で、ストーリー重視のゲームになったため、逆に日本人にはプレイし辛くなりましたね・・・
前作の「Battleheart」は4人で戦っていましたが、今作は主人公は1人です。
クエストによっては仲間が加わりますが、基本的に自分以外はオートです。
画面をタップした場所に移動し、ダブルタップ後に画面を押しっぱなしにすればその方向に歩いていきます。
戦闘は半オートで、敵が攻撃範囲内にいれば自動で戦ってくれます。
ただ、弓兵や魔術師を先に狙いたい時はそちらに移動させる必要がありますし、一定時間ごとに様々な「スキル」を発動可能で、これはプレイヤーが指示しなければなりません。
スキルは待機時間さえ経過していれば何度でも使えます。
回復はポーションで行いますが、使用回数に限りがあります。
ただこの使用回数はダンジョンから出れば自動的に最大まで戻ります。
町にはたくさんの人がいて、タップで会話可能。
相手のセリフに対して承諾したり、否定したり、問い返したり、様々な反応を選べます。
基本的には町でクエストを請け負い、マップ画面で目的地に向かって、ダンジョンで戦う形ですね。
レベル上げのために適当な場所に行って戦うことも出来ます。
戦闘やクエストの達成で経験値が貯まり、レベルが上がります。
レベルが上がるとステータスポイントを貰えますが、新しいスキルを習得するにはステータスの条件を満たさなければなりません。
キャラクターの強さや戦い方はスキルに大きく左右されるため、欲しいスキルをチェックして、それに必要なステータスを伸ばして行くのが基本です。
※範囲攻撃スキルの「Cleave」炸裂! 有用なスキルの数がプレイヤーの強さです。
とりあえず序盤にお勧めなのは、戦士の「Cleave」と、聖騎士の「Divine Hammer」、魔術師の「Chain Lightning」。
どれも強力な攻撃用スキルです。
※スキル習得画面。 ここでスキルに必要なステータスを確認できます。
一部のスキルは装備条件があるので注意。 例えばこのスキルはダガー限定です。
Battleheart らしい、手強いながらも難しすぎない難易度で、グラフィックやサウンド、アクションなどの完成度も非常に高く、これで言語の問題がなければ間違いなく日本でも高い評価を受けていると思います。
ただ、冒頭で述べたようにこのゲームは英語が読めないと、魅力は大幅に減少します・・・
このゲームはマルチストーリーで、プレイヤーの選択により展開が様々に分岐します。
例えば、酒場で商隊を襲撃する手伝いを依頼された時、承諾すればその仲間と商隊を襲いますが、相手の説得に応じて中断することもでき、そのまま襲った場合は命乞いをする商人を殺すか見逃すかを選べ、さらに相手を倒した後で仲間を裏切って殺し、全てを自分のものにすることさえ出来ます。
酒場でならず者に斬りかかって殺せば、そのならず者はもう二度と登場しませんし、盗賊団の根城に向かい、逆にその盗賊と友好的になることも出来ます。
プレイヤーの選択によってキャラの生死や行動が大きく変わるのが特徴で、「なるほど、これだけ作り込んでいれば完成も伸びるよなぁ」と思えますね。
しかし、そのストーリー展開の最中に出てくる文章が、ことごとく英語の長文。
日本人には非常に読み辛く、一部の単語が解る程度では手に追えません。
加えてプレイヤーはそのセリフに対して様々な反応を返すことができますが、それも当然英文であり、おまけにその選択が前述したように取り返しの付かない結果を招くこともあります。
それが延々と続くため、私も最初は「まあストーリーがよく解らなくても、ゲーム展開だけ楽しんでればいいや」と思っていたのですが、途中で耐えられなくなりました・・・
※とにかく文章量が多いゲームで、ほとんどのセリフはフキダシ数ページ分に及びます。
それに対する返答も複数用意されていて、しかも文章。
それが読めないんじゃ、さすがに辛い・・・
※マップ画面。 クエストを受けてなくても好きな所に行けるので、本当に自由が高い。
少し経験値稼ぎをしながら進んだ方が、スムーズに進行するバランスですね。
価格は 500 円。 ゲーム自体は本当に良く出来ています。
おそらく海外では、今年のスマホゲームの代表作の1つになるのではないでしょうか。
しかし日本では、英語が堪能な人しか楽しめないでしょう。
最近はゲームの日本語化を請け負っている会社がいくつかあるので、そういうところがしっかりしたローカライズをやってくれれば良いのですが・・・
でもこのゲームの開発元は小規模なところなので、そういう費用はかけられないかな。
ストーリー展開を完全に割り切って遊べる人なら、今のままでも良いかもしれません。
でもこのゲーム、魅力を感じる「割り切れないストーリー演出」が多いんですよね。 だから逆に・・・
・Battleheart Legacy(iTunes が起動します)