iPhone AC 番外レポート

iPhone や iPad(スマホやタブレット)の、主にゲームアプリのレビューを行っています。

2014/06

Great Little War Game 2

私がスマホ&タブレット最高の戦術シミュレーションだと思っているゲーム「Great Big War Game」。
その Great Big War Game を手軽にアレンジしたアプリが登場しました。
「Great Little War Game 2」です。

元々 Great Big War Game は、スマホ用の戦術シミュレーション「Great Little War Game」を拡張したものです。
今回はその Great Big War Game を再び初心者向けに縮小したような感じで、よって Great Big War Game をやり込んだ私としては物足りなさがあるのですが、これから始める方にはピッタリだと言えますね。

Great Big War Game は結構時間のかかるゲームだったので、マップが小さくなり、もっと短時間でサクサク進められる今作の方が、スマホには合っていそうです。

Great Little War Game 2

大戦略やファミコンウォーズの様な、ターン制の戦術シミュレーションゲームです。
六角形のマス(ヘックス)で区切られた戦場に、兵士や戦車などのユニット(コマ)が配置されていて、1ターンに全ての味方ユニットを動かすことが出来ます。
これを自分と相手が交互に繰り返します。

ただ、このゲームは一般的な大戦略型のゲームとは違う独自ルールも多く、例えば攻撃後の移動が可能で、移動力の範囲内で「移動 → 攻撃 → 移動」という動かし方ができます。
また「高さ」や「射界」の概念もあり、ちょっと複雑なルールです。
その辺もあって、今回の初心者向けバージョンの作成に繋がったのかもしれません。

このゲームの主なルールを箇条書きにすると以下のような感じです。

・ユニットは耐久力制。
・ZOC(敵に接すると移動できなくなるルール)はない。
・味方ユニットでも通り抜けられない。
・飛行ユニットと陸上ユニットは同じマスに混在可能。
・移動力が残っていれば、攻撃後の再移動が可能。
・移動力が残っていれば、ユニットの再選択・再移動も可能。
・射界がある。 曲射ユニット以外は障害物越しの攻撃は不可。
・高さがある。 高所にいるユニットは射程が伸びる。
・施設も攻撃可能。 施設の耐久力がなくなると破壊される。
・占領はエンジニアを使って行うが、実行後にエンジニアは消える。
・耐久力がない施設で生産をすると作ったユニットの耐久力も低い。
・施設の生産場所にユニットを置いておくと耐久力が回復する。
・生産直後のユニットでもすぐに行動可能。
・輸送車から降りたユニットも降車直後から行動可能。
・敵の生産場所を塞げない。(そこにユニットを置くと消えてしまう)

基本は Great Big War Game と同じですね。
ただし、前作とは以下の点で違いがあります。

・索敵ルールがなくなった。だから索敵ユニットはない。
・燃料と弾薬がなくなった。だから補給や墜落もない。
・兵舎や工場などを1発で占領可能。(前作は2回必要)
・中立の油田を占領すると $100 入手。(エンジニア購入費が戻る)
・テクニシャン(技術兵)はいない。
・対人攻撃力の高い火炎放射戦車がある。

索敵と補給をカットしたのは、いかにも「初心者向け」って感じですね。
占領も容易に行えるようになっています。

全体のルールはここには書ききれないので、手前味噌ですが iPhone AC の Great Big War Game の攻略ページ をご覧下さい。

Great Little War Game 2
※ステージのクリア条件は大抵「敵の将軍を倒す」か「敵の司令部を破壊する」。
将軍を倒す場合はスナイパーの1発で片付きますが、司令部の場合は建物を何度も撃って耐久力を減らさなければなりません。 建物に強いバズーカ兵か戦車を送り込みましょう。
味方の将軍を一定ターン守る、というステージもあります。


Great Little War Game 2
※敵ユニットには普通に移動するものと、動かない固定砲台と化しているものの2種類があります。
これは長押しすると区別可能で、左の画像のように移動可能な場所を示す緑の枠と矢印が出てくる場合は動くユニット。
右の画像のように赤い枠しか出てこない場合は動かないユニットです。


そして今作の特徴と言える部分ですが、まず縦画面になりました。
さらにマップサイズが全体的に小さくなり、10~20分ぐらいでクリアできるステージが多いです。
いかにも「スマホ用」って感じですね。

横画面の方が見やすい場合も多いので、縦画面オンリーなのは良し悪しですが、外出先でも手軽に遊べることを強調したいのかもしれません。

また、ステージをクリアしたり、ステージ内にあるアイテムを取ることで「★」が貯まり、これでユニットのパワーアップやアンロックを行うことが出来ます。
「★を使ってパワーアップ」というのは前作からあったのですが、アンロックは今回からで、逆に言うと今作は★を使ってアンロックしないと新ユニットが登場しません。

私は Great Big War Game と同じように、ゲームの進行で徐々に新ユニットが出てくるのかと思っていたので、しばらくアンロックに気付きませんでした。
前作のプレイヤーの方はご注意を。

そしてゲームの難易度が全体的に落とされています。
前作もそれほど難しいという訳ではありませんでしたが、今回はもっと低めですね。
複雑なゲームなので、このぐらいの方が入門用としては良いと思います。

マップの作りも、「特定のユニットや攻略法を使えばラクにクリアできる」という感じになっている事が多く、プレイヤーに作戦を意識させようとしているのが伺えます。

気になるのは、これは前作の時からだったのですが、ユニットの能力や相性を把握し辛いこと。
ユニットをタップしても能力に関する表示がなく、生産画面に「大雑把な」表記が付いているだけ。
攻撃力などの詳細を知りたい方は Great Big War Game ユニットデータ一覧 で確認して下さい。
正直、このページを作らなければならなかったというのが、このシリーズの難点でしょうか。

Great Little War Game 2
※左は生産画面。 ステータスはこの画面の下部に小さく書いてある。
でも重要な表記なんだからユニット選択したら出てくるようにして欲しい。
右はユニットのアンロック&強化画面。 前作では課金ユニットだった Medic(衛生兵)も普通に使えるようになっています。


Great Little War Game 2
※司令官のタコ踊りが相変わらずムカツク。
右はステージ選択画面。 航空ユニットを使えるのはステージ 21 からなので、それまではアンロックする必要はありません。


価格は 300 円。 クオリティーとボリュームを考えると、安いぐらいだと思います。

まあ Great Big War Game の「焼き直し」と言ってしまえばその通りで、だから前作のプレイヤーが今作もやる価値があるかどうかは微妙ですが、私はまたプレイしたいと思っていたので、こうして新しいステージを攻略していけるのは嬉しいですね。

シリーズ未経験で戦術 SLG が嫌いでない人には、ぜひ試して欲しいゲームです。
そしてこのゲームに慣れたら、ぜひ Great Big War Game の方もチャレンジして欲しいですね。

・Great Little War Game 2(iTunes が起動します)

Infection

隕石の落下によって蔓延したウィルスにより、人類の多くが「魔人化」した未来。
ウィルス研究者の父とその子供2人がウィルスの治療薬を探す、B級感の漂う「放置型 RPG」が登場しています。
「Infection」です。

放置型 RPG は「ゆけ!勇者」や「冒険者ギルド物語2」など、ヒット作がいくつか登場しているスマホにマッチしたジャンルですが、メーカーが開発した商用作品は「テンカトリガー」ぐらいしかめぼしいものがありません。
ゲームシステム的に、課金に繋げ辛いからでしょうね。

でも人気ジャンルであることは間違いなく、私も好きなので、メーカー製の新作が出ると聞いて少し注目していました。
メーカーも Techway という MMORPG(大規模多人数型オンライン RPG)の開発経験があるところです。

ただ、出来たものを見た感想としては・・・
ちょっと物足りないと言うか、冒頭で述べたように「B級感」があるのが本音ですね。

Infection

パーティーメンバーは父・息子・娘の3人。 キャラクターメイキングなどはありません。
探索に向かうダンジョンを選択し、しばらく経った後に確認すると、冒険が終わっていて報告を見ることが出来ます。
冒険中にプレイヤーがやることはありません。

既存の放置型 RPG は冒険報告が箇条書きのようになっていて、ほぼ文字とアイコンのみで表現されていましたが、このゲームは普通の RPG のようなバトルシーンが表示されます。
よって戦闘の経過を解りやすくチェックできます。

ただ、「時間経過後に冒険シーンを最初から再生する」(途中で確認した時もそこまで冒険を最初から再生する)といった形なので、「冒険の途中経過を報告書で見ることが出来る」という形式よりも「リアルタイム感」に欠けます。

これは実際に見てみないと解り辛いと思いますが、「待ち時間中に冒険が徐々に進行している」のではなく、「先に待ち時間を消費するスタミナ制」って感じです。
リアルタイム感があるのは放置型 RPG の良い点だと思うので、そこが乏しくなっているのは良し悪しですね。
課金通貨(結晶)を使うことで待ち時間なしで報告を見れてしまうのも、その印象に拍車をかけています。

冒険から無事に帰還すると、お金と経験値、装備のベースと様々な素材を得られます。
そしてメニューの「合成」でベース装備に素材を加え、新しい武器や防具を作り出せます。

完成品の能力は単純に、ベース装備の能力に素材の能力が足されたものです。
ただ素材は攻撃力や防御がアップするもの、属性が上がるものなど様々で、それらを最大4つまで含められるので、カスタマイズ性は高いですね。
「合成レベル」が高ければさらに能力を底上げでき、運が良ければ「スキル」も付加されます。
スキルの付加確率は課金通貨を使うことでアップさせられます。

ただ、装備は「武器」と「防具」の2種類だけで、それぞれ1つしか装備できないので、ゲームの進行に応じてどんどん入れ替えていくことになります。
だから無理して課金した装備を作っても、少なくとも終盤までは、そんなに長く使う訳ではありません。
でもそのおかげで、課金必須という訳でもありませんね。

Infection
※材料には 鉱物・植物・液体・宝石・ウィルス の5種類があり、どのベース装備にどの種類を付けられるか決まっています。
宝石は入手量は少ないですが強力なので、最終的には宝石を付加できるものが強いですね。


「合成」で作るのはあくまで装備のみ。
キャラクターのレベルは戦闘によってアップさせていきます。

あまった素材は売却するか、「研究室」で消費して研究レベルを上げるのに使えます。
研究レベルを上げることで、一定時間ごとにお金や素材が生み出されるようになります。
資金の足しになる程度ですが、二束三文で売るよりは良いでしょう。
研究が進めばボーナスとして課金通貨を得られ、たまにレア素材を回収できることもあります。

ゲームの進行に合わせ、半魔人となった娘の治療薬を探すための、ちょっとダークなストーリーが展開されます。
ただ、常に暗い雰囲気で、グラフィックもスマホのゲームとしては劣り、むしろガラケーに近い感じ。
派手な演出などもなく、終始淡々としていて、あえてそういう雰囲気を狙っているのかもしれませんが、なにかパッとしない印象があるのは否めません。

キャラクターも歩いたり剣を振ったりするアクションはなく、立ち絵のまま前後に動くだけで、メーカー製のゲームならもうちょっと凝って欲しかったのが本音です。

Infection
※左は研究室の画面。 いわゆる「なめこ」のシステムですね。
右はダンジョン選択画面で、すでに文明は崩壊しており、終末的な雰囲気が漂います。
そんな暗い雰囲気なのに、演出も地味だから、全体的にパッとしない・・・


価格は 100 円。 ただ課金はあります。
この見た目だとちょっと手を出し辛いですが、ガチャはないし、ゲームの進行でもそれなりに課金通貨は得られるので、追加課金は必須ではありません。
レベルアップや素材集めに課金が関わる部分はなく、バランス的にはソシャゲではない普通のゲームです。

「スゲー!」「おもしれー!」って感じではないのですが、放置型 RPG としてちゃんと作られていて、方手間で楽しむには悪くないアプリです。
最初はイマイチ感があるのですが、キャラクターの成長を実感でき、ストーリーもあるので、しばらくやってるとそのままずっと続けてしまいますね。

放置型 RPG らしい手軽さがあり、このジャンルの新作を求めている方には良いと思います。

・Infection (iTunes が起動します)

SNAKE

伸びていく体に当たらないようにエサを取り続けるシンプルな「スネークゲーム」を、大宇宙の規模にまで拡大した、宇宙ヤバイ的なゲームが登場しています。
「SNAKE」です。

ゲーム自体は単なるスネークゲームで、内容的には大したものではないのですが、ガス星雲から誕生した恒星がブラックホール化して蒸発するまでの悠久の時の流れを、こんなミニゲームに圧縮しているというのが、なにか理系的に来るものがあります。

妙に壮大で私的に好みなのでご紹介しておこうと思います。

snake

ゲームが始まるとガスを吹き出しながら進む彗星が現れ、画面をフリックするとその方向に曲がります。
そして周囲には次々と恒星が現れ、取るとスコアが入り、ガスが伸びていきます。

ただし巨大な恒星に飛び込んでしまうと取り込まれてミスになります。
またスネークゲームですから、自分が出しているガスに触れてもミスです。
よってガスが伸びてきたら、自分のガスで行き場がなくならないように動く必要があります。

また恒星は時間が経つとブラックホールになり、触れるとそのブラックホールがどんなに小さくても吸い込まれてミスになります。

ルールとしてはこれだけで、ゲームとしてはシンプルですね。

snake3

ただ、このゲームはその「宇宙っぽさ」が最大の魅力でしょう。

ガスが集束して恒星が誕生し、徐々に噴き出す炎が広がって巨星化していき、その後に超新星爆発を起こしてブラックホールになり、さらにブラックホールもしばらく経つと大爆発して蒸発します。
パッと変わるのではなく、途中のプロセスがあるのが良いですね。

恒星がブラックホールになるには質量が太陽の 30 倍以上必要なので、このゲームの恒星は全てそれ以上ということになります。

さらに太陽質量のブラックホールの蒸発まで 10 の 68 乗、1無量大数年かかると言われているので、「じゃあこのゲームのプレイ時間はどんだけ長いんだよ」とか思ったりしてしまいます。
そういうのを考えながらやってると、もう壮大すぎて「宇宙ヤバイ」以外に表現しようがなくなってきます。
ある意味「雰囲気ゲー」と言えるかもしれません。

snake2

価格は無料。課金も一切ありません。
完全無料アプリとしては非常に高いクオリティーだと思います。
BGM なども雰囲気がありますね。

iPhone だと画面が小さすぎて壮大さに欠けるので、iPad がある人はそちらでのプレイを推奨します。
まあ機種を選んでやるようなゲームではありませんが。

なによりタダですし、宇宙サイエンスな人にはオススメです。

・SNAKE(iTunes が起動します)

Tales of the Adventure Company

タイルをめくって出てくるモンスターを倒す、シンプルで簡単操作、しかし戦略性の高い RPG 風のゲームが登場しています。
「Tales of the Adventure Company」です。

このゲームの原作は「1週間でローグライクゲームを作ろう」(Seven Day Roguelike Challenge)という同人プログラマーの企画で作成されたもので、内容としてはローグライク(不思議のダンジョン系)と言うよりパズルに近いですね。

しかしローグライクらしい思考性の高さとランダム要素を備えており、手軽に短時間で遊べる内容でありながら、なかなか歯応えのあるゲーム性を持っています。

Tales of the Adventure Company

ゲームが始まると縦横5枚、合計 25 枚のパネルが表示されます。
タップするとパネルがめくられ、何もないか、モンスターやヒーローが出てきます。
そしてめくるごとに残りターン数が1減少します。

モンスターが出た場合、再度タップすると戦闘になります。
戦うヒーローを選択し、剣ボタンで攻撃すると、互いの HP が相手の ATK(攻撃力)の分だけ減少し、HP が 0 になった方は倒されます。
戦うヒーローは1ターンごとに変更可能で、途中で逃げることも出来ます。

RPG 風ですが、経験値やゴールドはありません。
ただモンスターを倒すと鍵が手に入ることがあり、次の階への扉が開きます。
モンスターが出ても放置して構わないのですが、鍵を入手しないと先には進めません。

ヒーローやモンスターのほとんどは、何らかの特技を持っています。
例えば騎士は攻撃するごとに相手の攻撃力が下がり、ゾンビは倒した際にヒーロー全員がダメージを受けます。
盗賊はフロア内に敵が1体しかいない時に攻撃力が上がり、魔術師は出現中の敵すべてにダメージを与えられるため、特技に合わせてパネルをめくることも必要です。

またヒーローの誰かを「リーダー」にすることができ、僧侶をリーダーにしておけば HP が徐々に回復し、弓使いをリーダーにすれば出てきたモンスターに先制ダメージを与えられます。
ただしモンスターの中には出現と同時にリーダーにダメージを与える者もいるので、リーダーの HP には気を配らなければなりません。

モンスターやヒーローがパネルの中にどのように配置されているかは、画面上部に表示されています。
例えばゾンビは 2x2 のブロック型に、スケルトンキングはV字型に配置されるので、1つ見つければ他の位置も推測することが出来ます。

ヒーローのパネルを全てめくると、そのヒーローが仲間になります。
ただしパーティーは最大4人なので、満員の時は誰かと入れ替えることになります。
この入れ替えも攻略のポイントで、必要性の低いメンバーを優先して使い、HP が減ってから入れ替えを行う、といったことが可能です。

Tales of the Adventure Company
※左の画像はヒーローを2体見つけたところ。 このヒーローは縦に3つ並んで配置されるので、残りの位置も確定。
パーティー内にも同じヒーローがいるので、だったらそれで敵を倒し、HP を減らしてから入れ替えた方が得ですね。
右の画像のヒーロー「パラディン」は、死ぬと味方を回復させるという入れ替え前提の特性を持ちます。


Tales of the Adventure Company
※左の「ローグ」は敵が1体の時に大ダメージを与えられるキャラで、序盤の主力。
右の「ファラオ」という敵は HP が最大の時に攻撃力が増しますが、と言うことは先制ダメージを与えられるアーチャーのスキルを利用すれば・・・
丸っこくてかわいいキャラデザインも良いですね。


どのダンジョンも全7フロアで、最終フロアにいるボスをすべて倒すとクリアになります。
途中でヒーローが全滅するか、左上に表示されている残りターン数が尽きると敗北。
ターン制限があるので、めくるパネルは最小限に抑えていかなければなりません。
たまに「キャンプ」が見つかり、そこで休むと全員の HP が全快しますが、ターン数が 10 減るので多用は禁物です。

ゲーム終了後、討伐数やヒーロー救出数などに応じてスコアが付けられ、さらにミッション(ACHIEVEMENTS)の進展が表示されます。
これには「ヒーローパネルを 24 枚めくる」「特定の敵を 10 体倒す」などがあり、達成するとそのヒーローを他のダンジョンでも使えるようになったり、ヒーロー全員の HP や攻撃力がアップしたりします。
後半ステージのクリアにはその達成も必須ですね。

ダンジョンは(2014/6 時点で)5つ。
それぞれユニークな特性を持つモンスターが登場し、新ヒーローもダンジョンごとに現れます。

短時間でテンポ良く遊べる反面、クリアまでの時間は短めで、もうちょっとボリュームが欲しいのも本音ですが、しかし遊びやすいゲームバランスで、これはこれで良いかなと思います。
ハードモードがあればさらに良いとは思いますが。

Tales of the Adventure Company
※ACHIVEMENTS がいわゆるミッション。 まだ未達成の時は、表示されているキャラを優先して確保&討伐していきましょう。
右はスケルトンの討伐達成効果。 開始時のヒーローの数が1人増えます。


価格は 200 円。 手頃な値段ですね。
英語なのが難点ですが、それほど難しい英文は出てきません。
一応、ページの最後にヒーローとモンスターのスキル翻訳を付けたので、プレイされる方は参考にして下さい。

※現在は日本語化されています。

このゲームは「1週間チャレンジ」で作られたものですが、そうとは思えないほどしっかりしたゲーム性があり、この手のパズル RPG としては秀作だと思います。
まあ、ゲームや Web ページの作成には「勢い」が必要なので、一気に集中して面白いものを作ろうとした方が、良いものが出来やすいのかもしれませんね。

良い意味で個人作成らしさのある、アイデア勝負のゲームです。

・Tales of the Adventure Company (iTunes が起動します)


【 ちょこっと攻略 ヒーロー&モンスター スキル一覧 】

● ヒーロー

KNIGHT(ナイト) HP 14  ATK 3
攻撃した敵の ATK を1下げる

ARCHER(アーチャー) HP 12  ATK 4
リーダ時、開けたパネルがモンスターの時、2ダメージを与える

PRIEST(プリースト) HP 8  ATK 2
リーダ時にパネルを開けると、最も HP 減少率の高い味方が HP 1回復

ROGUE(ローグ) HP 12  ATK 4
戦闘時、他のモンスターがいない場合は ATK +2

BARBARIAN(バーバリアン) HP 10  ATK 4
敵を倒すと HP 2回復

MAGE(メイジ) HP 9  ATK 4
敵を倒した時、他の見えている敵全員に1ダメージ

PALADIN(パラディン) HP 13  ATK 3
倒された時、他の味方全員の HP を5回復

ADVENTURER(探検家) HP 14  ATK 3
リーダ時、開けたパネルがモンスターだった時、残りターン数を消費しない

ASSASSIN(アサシン) HP 8  ATK 4
敵の HP が最大の場合、ATK +5

HUNTER(ハンター) HP 10  ATK 4
その階で敵が倒される度に ATK +1

DRUID(ドルイド) HP 10  ATK 5
敵を倒すと他の味方の HP が3回復し、自身の ATK が -1

● エピソード1

SKELETON  HP 4  ATK 2
特技なし

SKELETON KING  HP 7  ATK 2
出現中、全てのモンスターの ATK が +1

GHOST  HP 3  ATK 3
出現中、全てのヒーローの ATK が -1

ZOMBIE  HP 6  ATK 2
倒した際、全てのヒーローに1ダメージ

SPIDER  HP 3  ATK 2
出現時、リーダーのヒーローに2ダメージ

※BOSS
ダメージを受けるとヒーロー全員の MAX HP を1下げる

● エピソード2

TOMB WATCHER  HP 7  ATK 3
パネルを開けたヒーローに対して ATK +2

SAND WORM  HP 5  ATK 3
相手の HP が5以下だと ATK が 99

ANCIENT GUARDIAN  HP 5  ATK (HP)
攻撃力が HP と同じ

MUMMY  HP 4  ATK 3
出現時、リーダーの MAX HP を1下げる

PHARAOH  HP 8  ATK 2
HP が最大だと ATK +2

※BOSS
出現時、リーダーの ATK を1にする

● エピソード3

VOLATILE SLIME  HP 6  ATK 3
出現時、ヒーロー全員に1ダメージ

CORROSIVE SLIME  HP 7  ATK 3
倒したヒーローの ATK が1下がる

RAVENOUS OOZE  HP 10  ATK 3
その階で敵が倒される度に HP と MAX HP +2

CREEPING MOLD  HP 8  ATK 3
出現している他のモンスターの数だけ ATK +1

FUNGAL STALKER  HP 5  ATK 6
隣接した探索済みのマスの数だけ ATK -1(0にはならない)

※BOSS
ダメージを受ける度に ATK +1

● エピソード4

WEREWAL  HP 9  ATK 3
HP が最大の相手に対して ATK +3

STORM DJINN  HP 11  ATK 1
ダメージを受けるとヒーロー全員に1ダメージを返す

ICE ELEMENTAL  HP 6  ATK 4
出現時、残りターンを1つ多く消費する

SNOWCLOPS  HP 9  ATK 3
出現時、リーダーに4ダメージを与える

FROST TOTEM  HP 6  ATK 3
出現時、リーダーともう1人のヒーローに2ダメージ

※BOSS
ヒーローを倒すと HP が5回復

● エピソード5

CARNIVOROUS PLANT  HP 9  ATK 4
出現時、リーダーの HP が4以下の場合は即死させる

FOREST WISP  HP 4  ATK 3
どんな攻撃でも1しかダメージを受けない

GOBLIN RAIDER  HP 10  ATK 2
未出現も含む、他のゴブリンライダーの数だけ ATK +1

ORC SHAMAN  HP 8  ATK 4
倒された際、ヒーローの誰か2人に2ダメージ

ORC BRUTE  HP 9  ATK 3
ダメージを受ける度に ATK +2

※BOSS
HP が半分以下になると ATK +3

Sky Force 2014

スマートフォンではなく、その前身である PDA 機器のヒット作であった縦スクロールのシューティングゲーム「Sky Force」。
iPhone でも Sky Force Reloaded という移植版が公開されていましたが(現在は公開終了)、Sky Force 誕生 10 周年を記念した新バージョンが先日登場しました。
「Sky Force 2014」です。

細密なグラフィックと高クオリティーな演出&サウンド、強化し甲斐のある継続的なパワーアップシステムを持つ作品で、久々の本格シューティングです。
しかし「本体無料+アイテム課金化」に毒されており、スタミナ制やパワーアップ待ち時間、全画面広告などの残念仕様もてんこ盛りです。

また随所に「シューティングとしての古さ」や「作りの甘さ」が見え隠れし、楽しめるゲームではありますが、シューティングファンとしては釈然としない部分もありますね。

開発は Infinite Dreams というポーランドのメーカーで、Can Knockdown や Jelly Defense などを作っている、実績のあるメーカーです。

Sky Force 2014

オーソドックスな縦スクロールのシューティングです。
元の Sky Force は「雷電」をオマージュしたような作品でしたが、今作もそれっぽい雰囲気がありますね。

ショットは自動で、ボムなどは最初は使えません。
操作は指の真下に自機が位置する形ですが、オプションで相対移動(指の位置に関係なく、指を動かした方向に自機が移動する形)に変えることも出来ます。
操作性は悪くありませんが、指の真下に位置するのが初期設定である点に、「スマホのシューティングとしての古さ」も垣間見えます。

序盤のシューティングシーンに特筆すべき点はあまりありません。
と言うのも、パワーアップアイテムを取っても連射力が少し上がるだけで、攻撃や武器が追加されたりすることはないからです。
最初の自機の攻撃は単発の弾をただ前に撃つだけ。

しかし敵を倒すと「★」がバラまかれ、これを集めることでショップ画面で様々なアップグレードを購入できます。
これにより両翼から弾が出るようになったり、誘導ミサイルを撃てたり、マニュアル使用のボムやレーザーを使用できるようになります。

ただ「本体無料+アイテム課金」なので、そう簡単に武器は買えません。
同じステージを何度も繰り返して、地道に★を貯め続けるか、課金をする必要があります。
メインショットと耐久力のパワーアップは安めなので、無課金でも全く強化できない訳ではありませんが。

ゲームはステージをクリアするか、やられたら一旦終了。
終了時に「敵を 70 %以上撃破する」「被弾せずにクリアする」などの条件を達成していれば勲章を得られ、それによってスコア倍率が上がり、上位ステージもアンロックされていきます。

また1つのステージの勲章を全て獲得すると、「HARD」や「INSANE」の難易度を選べるようになります。
(アップデートで日本語化され、難易度名は「高」と「最高」になりました)
難易度が高い方が★が多く出るので、クリアできるなら難しい方が稼げますね。

Sky Force 2014
※左は工場地帯。 戦車が爆発して破片が飛び散っています。
書き込みが細密なうえに破片の動きもリアルで、グラフィックはかなり高レベル。
右はボスが派手な黒煙を噴き出して墜落中。 この後ちゃんと「着水」します。


Sky Force 2014
※アップグレード画面とステージ選択画面。
アップグレードに待ち時間があるのが難点。 しかも追加装備はかなり高い。
各ステージの勲章は1度にまとめて取る必要はないので、全滅重視と救出重視で何度かに分けて狙いましょう。


良くも悪くもガチャがないソシャゲのようになっており、長期的な育成の面白さがある反面、アップグレードしないとザコさえ1撃で倒せなくなるので、テクニックや攻略よりもまず強化が必要になります。

しかし無課金では単発の弾しか撃てない地味な展開が長すぎて、これでは飽きが来ますね。
とりあえず 100 円課金して★を買い、ウィングキャノンとミサイルを付けないとやってられないと思います。

また当然のように「スタミナ制」で、プレイ回数が尽きるとしばらく待つか、プレイごとに 15 秒の広告動画を見ないと遊べなくなります。
さらに海外の悪しき習慣「アップグレード待ち時間」があり、ゲーム終了後には全画面広告まで出てきます。

ただ、私的にもっと残念なのは、シューティング自体の作りが古いこと。

まず自機の当たり判定がデカ過ぎる。
敵弾が多くないのでそれでもプレイは出来るのですが、「見た目通りの判定」なので先端や翼の先に少しかすっただけでも被弾になります。
だから「避けているつもりでも当たった」という状況が多発します。

さらに敵弾が非常に見にくい。
しばらく海上のステージが続くのですが、にも関わらず敵の弾の色が寒色系で、海の上で青とか紫の弾を撃ってくるのです。
これに当たり判定のデカさが加わって、「何に当たったのか解らない」という状況が多発します。
緻密なグラフィックが災いし、敵の誘導ミサイルなども小さすぎて見辛いです。

さらに後方や真下にいる敵が、平気で後ろから弾を撃ってきます。
日本のシューティングは画面の下半分まで来た地上物は弾を撃たない場合が多いのですが、このゲームにそんな配慮はありません。
そしてスマホのシューティングは画面下には指があり、さらにこのゲームには「指置き場」もないので、「指で隠れた位置から弾を撃たれる」という状況が起こってしまいます。

やはり全体としては、デカい当たり判定を耐久力の高さでカバーして突き進む「欧米型ゴリ押しシューティング」に近く、シューティングに対する知識や経験の乏しさも加味されている印象です。

Sky Force 2014
※敵の発射するエネルギー弾が海の上なのに青い。 もうちょっと配色を考えなかったのかと。
右は2面のボスが海上で水色の弾をバラまき、さらにそれが波しぶきと同化して見えなくなっているところ。
これ見た時は思わず「アホか」と思ってしまった・・・


とは言え、不平不満を言いつつも・・・ 私はかなり遊んでたりします。
グラフィックや演出の良いオーソドックスなシューティングなので、このジャンルが好きな人間としては十分楽しめますし、育成要素があるからパワーアップしていく面白さもありますね。

200 円かかりますがスターの入手量を2倍にする課金をして、その上でハード以上でプレイすると割とまとまったスターを得られるので、ある程度進めば強化もスムーズに行えるようになってきます。
これに初期強化費用の 100 円を加えても合計 300 円なので、それで普通に遊べるようになることを考えると、決して高くないと思います。
各種の待ち時間があるので、無料化のデメリットは決して小さくはありませんが。

もし iPad を持っている方は、そちらでのプレイをお勧めします。
弾が見やすくなりますし、この緻密なグラフィックは画面が大きい方が映えますね。

・Sky Force 2014(iTunes が起動します)


【 追記 】

課金したくても出来ないという方が結構おられるようです。
詳細は不明ですが、ある程度ゲームが進んでからでないと課金できないのかもしれません?
なお、旧バージョンでは課金できないので、古いアプリを持っている人はバージョンアップして下さい。
広告は 200 円で削除できるようになっています。


skyforce5

ドラゴンバスター(NAMCO ARCADE)

今回取り上げるのは新しいアプリではなく、既存アプリにアップデートで追加されたものなのですが・・・
往年の名作の復刻なので、個別にご紹介したいと思います。

1985年、まだ家庭用のゲームがファミコンの時代だった頃、ゲームセンターに登場した「ナムコ黄金期」の名作。
「ドラゴンバスター」(DRAGON BUSTER)です。

「ゼビウス」や「ドルアーガの塔」、「スターブレード」などのナムコのオールドゲームをカップリングしたアプリ「NAMCO ARCADE」(ナムコアーケード)に本日追加されたもので、アプリ本体のレビューについては こちら をご覧下さい。

ドラゴンバスター DRAGON BUSTER NAMCO ARCADE

真横視点のダンジョン探索型アクションゲームで、ジャンプと剣攻撃を駆使してザコや「ルームガーダー」と呼ばれる中ボスを倒しつつ、出口を探します。
1つのラウンドは複数のダンジョンで構成されていて、最後にボスの「ドラゴン」が登場、それを倒せば次のラウンドへと進めます。

ダッシュや二段ジャンプ、ジャンプ中に下を押しながら剣を振ると繰り出せる「兜割り」や「垂直斬り」などのテクニックがあり、難易度はやや高め。
一方で装備やファイアーボール、最大 HP 増加アイテムが手に入るなど、うまくアーケードゲームに RPG 要素を取り入れた作品でした。

そしてナムコアーケードは、操作性が最大の懸念なのですが・・・
このゲームに限っては、むしろオリジナルよりも操作しやすいです。

オリジナルはレバーと2ボタンの操作で、ボタンは剣攻撃とファイアーボール、ジャンプはレバーを上に倒して行っていましたが、ナムコアーケード版は「ジャンプボタン」を使えます。
おかげで二段ジャンプも兜割りもラクラク。

私は子供の頃、二段ジャンプや兜割りがヘタクソで、このゲームは苦手だったのですが、ボタンでジャンプ出来ると割と思い通りに動かせますね。
仮想スティックの操作性も、やっていて気にならないレベルです。
(ゼビウスやドルアーガなど、他のゲームの操作性も当初より改善されているようです)

ドラゴンバスター DRAGON BUSTER NAMCO ARCADE
※強敵ウィザード。 魔剣で空中に放り上げられたら、むやみに剣を振らず降りるのを優先しましょう。
盾があれば魔剣のダメージを受けなくなりますが・・・
なお、兜割りや垂直斬りは威力が2倍です。


ドラゴンバスター DRAGON BUSTER NAMCO ARCADE
※ドラゴンがお姫様をさらうのは世界のお約束。
セプター(杖)かクラウン(王冠)があれば姫を救えますが、剣や盾との択一なので・・・


ゲーム内容は「そのまんま」なので、昔やっていた人なら同じようにプレイ出来るでしょう。
特に削られた部分や変更されている部分は見当たりません。

iPhone だと気になるのは、ゲーム画面の小ささでしょうか。
ここまでの画像は iPad のものですが、iPhone / iPad touch だとゲーム画面の比率がさらに小さくなります。

これは表示がぼやけないよう、中途半端に拡大せず、ドット・バイ・ドット(等倍。正確には 2x2 ドットで1つのドットを表示)にしているためで、私はドットがぼやけるのは嫌いなのでこの正確でクックリした表示は好みなのですが、サイズが小さいのは否めません。

この方がボタンが画面外に出るため指が邪魔にならない利点がありますし、プレイ出来ないレベルではないのですが、出来れば iPad でのプレイを推奨したいところですね。

ドラゴンバスター DRAGON BUSTER NAMCO ARCADE
※ iPhone だとこんな感じ。 十分プレイできるけど、ミニサイズ感があるのも確か。
でも中途半端に拡大して画面がぼやけるよりは良いかな・・・


ドラゴンバスター DRAGON BUSTER NAMCO ARCADE
※メニュー画面には筐体も表示されます。 これでナムコアーケードの収録タイトルは 10 になりました。
そう言えば以前、収録候補タイトルとしていくつかのゲーム名が挙げられていたのですが、その中で収録されていないのはこれで「ディグダグII」「バラデューク」「ドラゴンスピリット」「エメラルディア」の4つだけになりました。


価格は(ナムコアーケード内の課金で)300 円。 これは「買い切り」の値段です。
1日1枚もらえ、10 枚 100 円で購入することもできる「コイン」でのプレイも可能です。

さすがに古いゲームなので、今となっては「思い出補正」がないと辛いと思いますが、1980 年代の代表作の1つなので、それをスマホやタブレットで楽しめるのは当時を知る人には嬉しいですね。

「スターブレード」の追加から1年以上放置されていたので、もうナムコアーケードの拡張は期待していなかったのですが、200 万ダウンロードの達成と iOS 用ゲームコントローラーの発売により、また今後の展開に期待できるかもしれません。
まだ復刻して欲しいナムコの名作はたくさんありますからね。

・NAMCO ARCADE(iTunes が起動します)

Pixel Cup Soccer

ファミコン風のグラフィックとゲーム性、でも動きは滑らかで手軽に楽しめるサッカーゲームが登場しています。
「Pixel Cup Soccer」です。

ワールドカップの開催まであとわずかとなりましたが、そんな折りに出た質の良いサッカーゲームということで、海外で人気アプリになっているようです。
PK もファールもない簡易化された内容ですが、それはそれで遊びやすくて良いですね。
ただ、なかなかシュートが入らないので、簡単という訳ではありません。

開発したのはブラジルの隣、ウルグアイの Batovi というメーカー。
ウルグアイは他にも Kingdom Rush など、秀作ゲームを多く出している国です。

Pixel Cup Soccer

移動キーと2ボタンという、いかにもファミコンっぽい操作スタイルです。
オフェンス時は○ボタンがシュート、×ボタンがパス。
ディフェンス時は○ボタンでスライディングタックル、×ボタンで操作する選手を変更。
違和感のないインターフェイスですね。

何より素晴らしいのは操作性で、プレイしていて「操作し辛い」「思った通りに動かない」と感じたことがありません。
タッチパネルなのを忘れてしまうほどの操作しやすさです。

ルールはかなり簡略化されていて、背後からタックルしてもファールやイエローカードになることはなく、オフサイドも起こりません。
ボールを持っている相手にタックルし、ボールを奪ったらドリブルで持ち込んでシュートするという、シンプルな内容です。
だからこそ、余計なことをあれこれ気にしなくて良いですね。

多少アバウトな操作でも反応してくれて、ボールが浮いている時はヘディングになります。
シュートはボタンを長押しすれば強いシュートを放て、蹴った後にスティックでカーブをかけることも可能です。
ボタンを長く押しすぎても、ゴールの枠の外に飛んでいくようなことはありません。
難しい個人技を出すような操作はありませんが、相手のタックルを自動で回避する場合はあります。

「レトロスタイル・アーケードサッカーゲーム」と自称していますが、実際にその言葉通りの内容と言えますね。

Pixel Cup Soccer
※ガンガン足元にスライディングしてもカードは出ないので、積極的にボールを取りに行きましょう。
ドットグラフィックと今風のグラフィックが混在したデザインは雰囲気がありますね。


Pixel Cup Soccer
※雨の試合もあります。 他のサッカーゲームよりも荒れたコートが多いのは、ちょっと南米ぽいというか、欧州のものとは違う印象を受けます。
ゲームも個人技とドリブルがメインで、この辺もお国柄なんでしょうか。


ゲームモードは1試合だけを行う「Quick Match」と、ワールドカップを模した大会を行う「CUP」の2つが用意されています。
また iPad でのプレイ時のみ、1つの画面にコントローラーが2つ表示される形式の2人対戦を行うことが出来ます。

登場チームはブラジル、アルゼンチン、スペイン、ドイツ、日本などの16ヶ国。
もちろん国ごとにステータスが異なり、ブラジルやスペインは強いです。
ただウルグアイ視点なのか、それとも今回のブラジルワールドカップを対象にしているためか、南米チームが強く、欧州勢の評価は低めです。 日本はかなり高評価。

ゲームの難点というか、特徴と言えるのは、とにかく点が入らないこと。
キーパーの反応が良く、シュートを打っても打っても決まりません。
ほんと、初めてプレイした時は「どーすりゃ良いんだコレ」と悩むレベル。

ゲームに少し慣れて、中距離から強いシュートを放ち、隅の方にカーブをかけるようにすれば、相手のキーパーが弱ければ割と決められるようになります。
もちろんこぼれ球に詰めるのも重要。

ただ、それでも相手のキーパーの能力が高くなると、シュートはことごとくキャッチされ、こぼれ球も生じなくなるので、やはり途方に暮れるレベル。
しかも PK などはなく「引き分け=負け」なので、CUP モードの序盤に最強クラスのキーパーを誇る「カメルーン」が出てきたりすると、いきなり行き詰まりかねません。

まあ簡単に点が入って 10-0 とかになるのも興醒めだし、このぐらいの方がサッカーらしくはあるのですが、ちょっと初心者には辛いかな・・・

あと、これはワザとこういう調整にしているのだと思いますが、パスにほとんど意味がありません。
パスのボールの速度が遅く、ドリブルで走った方が早いぐらいです。
だから互いにドリブルとタックルでボールを奪い合う、力押しのサッカーが続きます。
その方が遊びやすいという判断かもしれませんが、もうちょっとパス回しも出来るようにして欲しいですね。

Pixel Cup Soccer
※日本のステータス。 攻撃・中盤・防御の全てが★4。 これはほとんどの欧州チームより高めです。 キーパーは悲惨ですが。
欧州勢は、例えばイングランドは攻撃2、中盤3、防御2とかなり低評価。 ロシアなどもボロボロ。
これは気候の影響なども加味しているのでしょうか?


Pixel Cup Soccer
※このカメルーンのキーパーが鉄壁すぎる。 これが初戦に出て来たらリセットを推奨したいレベル。
至近距離まで持ち込んでもセンタリングを上げてもまず無理。
強いシュートが隅に飛んでいき、凄く運が良ければ入ることもある、みたいな感じ・・・


価格は 200 円。 手軽に試せる値段だと思います。
選手は実名ではなく、長期的な育成要素がある訳でもありませんが、ちょっとした空き時間に楽しむには良いですね。

1試合は5分ですが、オプションで3分や10分に変更可能です。
ゲームスピードも変更できるので、慣れないうちは SLOW でやった方が良いかも・・・
ちなみに高速化も可能です。 速すぎてまともに遊べませんが。

iPhone のサッカーゲームは「FIFA 14」の登場でそれ以外が淘汰された印象があり、しかしその FIFA 14 は(少なくとも公開当初は)課金ゲー化&不具合てんこ盛り&アクセス不良続発の問題作で(さらに日本リーグ不在&日本語環境でバグる)、結果的に「ソシャゲぐらいしかマシなものがない」という状況になっています。

そんな中、このゲームは久々に出たガチャやスタミナ制がない普通に遊べるサッカーなので、それだけでも価値があると思いますね。

・Pixel Cup Soccer(iTunes が起動します)

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