iPhone AC 番外レポート

iPhone や iPad(スマホやタブレット)の、主にゲームアプリのレビューを行っています。

2014/07

ソシャゲまとめ斬り 2014 夏・三日目(モンスト、ブレイク、てんめが、PSO2es)

夏の人気ソーシャルゲームまとめ斬り特集。
本日は第三回になります。
第一回は こちら、第二回 は こちら です。

今回も昨今注目されている作品を、4つまとめてご紹介いたします。
人気作と言うよりも、話題作・注目作と言えるものが多めでしょうか。

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モンスターストライク

2014年を代表するソーシャルゲームを今の時点で挙げるとすれば、この「モンスト」でしょう。
瀕死のミクシィを再生させた大ヒットアプリです。

商用メディアの露出が非常に多かったので、うちでは扱うのを後回しにしたのですが、プレイした瞬間に「あー、こりゃクオリティ高いわ」と実感したゲームです。
ミクシィが広告を出しまくっていたのは、自信もあったからなのでしょうね。

モンスターストライク

おはじき型のソーシャルゲームで、味方モンスターのコマを敵にぶつけてダメージを与えます。
ただ「おはじき」と言っても、ぶつけた相手のコマは動きません。 自分のコマのみ跳ね返ります。
おはじきよりも「敵ブロックを破壊していくゲーム」と表現した方が良いかもしれません。

味方のコマ同士をぶつけると、ぶつけられた味方が派手な「スキル」を発動させ、範囲内の敵に大きなダメージを与えられます。
よってスキルを当てられる位置にコマを置くのも重要な攻略になります。

このゲームの最大のポイントは、コマのヒット時やスキル発動時の派手な演出でしょう
過剰なほどの、しかしテンポを損なわない演出がバシバシ連発されるため、やっていて爽快感があります
ボスを倒せばコインがバラまかれるなど、「ゲームの楽しませ方」を熟知した作りになっている印象ですね。
サウンドやグラフィックのクオリティーも高いです。

また、このゲームのヒット要因は「マルチプレイ」にもあるようで、Bluetooth 接続による4人協力プレイが可能です。
学校などで友達同士のプレイが盛り上がり、自然とユーザーが増える傾向にあるようです。
普通の回線を使って iPhone と Android で協力プレイする事も可能です。

ただ個人的に気になったのが、やたらこの「4人プレイ」「協力プレイ」を推してくること。
私のような協力プレイが出来る環境にない人間にとっては、推される度に「じゃあ俺はこのゲームを楽しめないのかよ」という気分になってきます。
公開当初にプレイした時は、ここまでマルチプレイ推しじゃなかった気がするんですが・・・

しかしソロでも十分に面白い、完成度の高いアプリです。

iTunes リンク:モンスターストライク
Google Play リンク:モンスターストライク


激突!ブレイク学園

スマホでは「テトリスモンスター」の開発元として有名になった、エイティングの新作アプリ。
内容が「おはじき型ソーシャルゲーム」なので、モンストのフォロワーと言えますが、やってみたら結構違いますね。

ぶつけた相手が跳ね飛び、それを他の敵にぶつけてダメージを与える事が可能で、おはじきと言うよりは「ビリヤード」です
グラフィックも 3D で、雰囲気も大幅に異なります。

激突!ブレイク学園

キャラをはじいて敵にぶつけるゲームですが、モンストやジョジョが「弾いたキャラのみ敵を攻撃できる」のに対し、このゲームはぶつけて跳ね飛ばした相手に「攻撃権」のようなものが移ります
動くのは常に一体で、例えば野球部をバスケ部にぶつけると、野球部は止まってバスケ部が吹っ飛び、バスケ部が美術部の敵に当たると、ダメージが入ると同時に今度は美術部が吹っ飛びます。

そして壁に反射させたり、連鎖でぶつけることによってボーナスが入り、うまく背後を狙うことでダメージも増加します。
味方に当てた場合、当てた側のスキルが当てられた側に対して発動し、回復や攻撃力アップなどの効果が発生します。

キャラやフィールドが 3D で表現されているため、大ダメージが入った時にはダイナミックに視点が変わり、演出がハデで連鎖の爽快感もあるなど、クオリティーは高いですね。
またボイスが豊富で、各キャラが様々なセリフを喋ります。

キャラが跳ね飛びまくるので、ショット後の位置を予測し辛く、戦略性の点ではモンストに劣りますが、思わぬ飛び方をして大連鎖になる偶然性の面白さがあります。
本編では1クエストごとにストーリーシーンが入り、その突拍子もない世界観も魅力ですね。
まだ発売された直後なのでヒットするかどうかは解りませんが、ポテンシャルは十分な作品です。

※初期の育成バランスが厳しくて初動でコケてしまったようです。 現在は修正されていますが・・・

※このゲームは 2016年9月28日 にサービス終了しました。

iTunes リンク:激突!ブレイク学園(終了)
Google Play リンク:激突!ブレイク学園(終了)
参考レビュー:ジョジョの奇妙な冒険 スターダストシューターズ


天と大地と女神の魔法

「消滅都市」で一躍有名になったグリーの子会社 Wright Flyer Studios の新作。
Clash of Clans(クラッシュ・オブ・クラン)のフォロワーで、最近よくある「クラクラ系」ですが、オリジナルの要素も多く、そこいらのコピー品とは違いますね。

しかし動きや演出の滑らかさなど、技術的なところで本家に劣るので、クラクラ経験者がやったら初見で離脱しそうです。
オリジナル要素を楽しめるところまで進められれば・・・ といったところですね。

天と大地と女神の魔法

基本システムは「クラッシュ・オブ・クラン」なので、その説明はここでは省略します。
ご存じない方はクラッシュオブクランのレビューをご覧下さい。

このゲームのオリジナルな点は、まずはストーリーがあること。
消滅都市もストーリー重視のソシャゲでしたが、この辺は Wright Flyer Studios の特徴なのかもしれません。
サウンドも重視されていて、クロノトリガーの作曲者の方が参加しています。

そしてストーリーに沿った様々なキャラクター(ロード)がいて、戦闘に参加してくれます。
クラクラと違い、序盤から戦士系のヒーローを仲間にでき、以後も僧侶や魔術師など多様なキャラが加わります。
ロードは資源でレベルアップさせられるのはもちろん、必殺技を出したり、スキルを習得したり、アイテムを装備することが出来ます。

もう1つの特徴は、2つ目のエリアから最大4人で協力して攻め込む「マルチプレイステージ」が登場すること。
これはユニオン(クラン)に加盟していなくても、自動マッチングで参加できます。
やはり1人で攻めるより、味方と一緒に攻めた方が戦闘を見るのも楽しいですね。
人が集まらないと始められない、少人数では苦戦する、といった難点もありますが。

問題は冒頭で述べたように、本家クラクラと比べると動きの滑らかさや細かさなどで劣ること。
ちょっと解り辛い表現ですが、本家の経験者にとっては、秒間 60 フレームのゲームをやった後に、秒間 20 フレームのゲームをやるような感覚です。
慣れてしまえば気にならないし、オリジナルを知らなければ十分なクオリティなのですが、後発で先発より劣っている以上、先発の経験者にとっては見劣りします。

しかし全体としてはクラクラよりも楽しめる要素が増えていて、長く遊べるゲームだと思います。
本家を除く「クラクラ系」の中では、かなり良い方の作品ではないでしょうか。

※このゲームは 2015年2月9日 にサービス終了しました。

iTunes リンク:天と大地と女神の魔法(終了)
Google Play リンク:てんめが-天と大地と女神の魔法(終了)
参考レビュー:Clash of Clans(クラッシュ・オブ・クラン)
参考レビュー:消滅都市


ファンタシースターオンライン2 es

家庭用ゲーム機初の本格的なオンラインゲームにして、数々の不祥事とトラブルに彩られた SEGA を体現するゲーム「PSO」。
その特性は PSO2 になっても変わらず、インストールしたパソコンの HDD データを消すなど、身を削りながら「笑い」を追求し続けています。

そんな PSO2 から派生したスマホ用のアクションソーシャルゲームが公開されていますが、当然のようにセガのパッシブスキルが発動し、笑いの神の F5 アタックで先日まで運営停止に追い込まれていました。
おそらく多くの方が「まさか」ではなく「またか」と思ったことでしょう。

そんな PSO2es ですが先日ようやく復旧し、再び遊べるようになっています。

ファンタシースターオンライン2 es

内容は「簡易的になったモンハン DH」という感じです。
画面をタップして攻撃し、敵が攻撃してくるタイミングで左右にフリックして回避します。
上下フリックで接近したり、距離を取ることも可能です。

PSO2 は数人のプレイヤーで戦闘を行えましたが、このゲームは1人だけです。
他プレイヤーのキャラを助っ人として連れて行けますが、自動で戦ってくれることはなく、呼び出しボタンを押すと敵にダメージが入るという単なる特殊技のようなものです。

武器は剣・銃・杖の3つに大別でき、さらに銃の中にも機銃系や大砲系、弓系などがあって、種類は豊富です。
ただゲームの性質上、接近戦を行う剣よりも、遠距離で戦える銃の方が大幅に有利です。
回避タイミングが解り辛く、しかも一撃で大ダメージを受けるため、近づくのはとにかく危険。

一方、銃だと離れて撃ってればそれだけで終わるので、あまりにもバランスに差があり過ぎます
杖は魔法系スキルが強くなりますが、MP に相当するポイントが殴るか殴られるかしないと貯まらないため、やっぱり不利ですね。

演出やグラフィックはスマホのゲームとしてはハイレベルですが、内容が簡易的すぎて、サクサク進められるけど、アクションゲームとして物足りないのは否めません。
遠距離攻撃がなくなり、ザコがもっと多くなり、無双のように敵を蹴散らしまくれれば、きっと楽しいだろうな、という感じです。 今はそういうものではないってことですね。
遠くから少数の敵を銃で撃ち、倒れたら次に進むというのを繰り返す形です。

このゲームは本家 PSO2 とのデータ連動が可能で、こちらで稼いだ経験値やアイテムを PSO2 側に転送できます。
PSO2 の経験値を PSO2es に反映させることも可能で、イベント情報を受け取る事もできます。
やはり基本的には PSO2 の補助アプリと思った方が良いでしょうね。
PSO2 プレイヤーにとってはマストアイテムでしょう。

アクションの動きは良いので、今後の調整次第では化けるかも?
Bluetooth 等でマルチプレイ出来れば面白くなりそうですが、だったら PSO2 やれって話になるか・・・
でもモンハンも本家が出てきた時代だし・・・


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 ソシャゲまとめ斬り 2014 夏 四日目 に続く。

ソシャゲまとめ斬り 2014 夏・二日目(メルスト、Klee、ログレス、イージス)

夏の人気ソーシャルゲームまとめ斬り特集。
本日は第二回です。 第一回の内容は こちら です。

今回も注目と言える作品を4つ一気にご紹介したいと思います。

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メルクストーリア - 癒術士と鈴のしらべ -

爆発的人気という程ではないのですが、ジワジワとユーザー数を増やしており、先日 200 万ダウンロードを達成した、昨今成功しているソシャゲの1つです。

テレビ CM も行われていますが、このゲームは公開直後からメディア露出が多く、広告費を潤沢にかけているのが伺えたので、うちでは後回しにしていました。
ただ、ゲーム自体はプレイしてすぐにヒットを予感できた内容で、200 万 DL まで約半年かかったのは、私的にはむしろ意外でしたね。

メルクストーリア

ゲームシステムは変則的な一本道 RTS です。
「にゃんこ大戦争」のような感じですが、味方ユニットは5体のみ。
また資金に相当する SP というポイントが時間では貯まらず、敵を倒さないと増えません。

SP はユニットの出撃、強化と回復、収入アップなどに使いますが、入手量が限られているため、にゃんこのように兵士を出撃させまくるのではなく、戦況を見ながら必要な場所に振り分けていく形になります。
言わばマネジメント型で、これはこれで面白いと思います。

このゲームの最大の特徴は、ゲーム内容もさることながら、キャラクターデザインや雰囲気でしょう
ホノボノしていて可愛らしく描かれたキャラクターは男女を問わず人気になりそうで、マンガのような笑えるストーリーも読んでて面白いです。

ソシャゲとしてはシステムがやや解りにくいので、ポチポチゲーマーや普段あまりゲームをしない人だと取っ付き辛いかもしれませんが、クオリティーは全体的に高く、今後も伸びていくアプリだと思います。

iTunes リンク:メルクストーリア - 癒術士と鈴のしらべ -
Google Play リンク:メルクストーリア - 癒術士と鈴のしらべ -
参考レビュー:にゃんこ大戦争


Klee(クレー)~月ノ雫舞う街より~

3D のチビッコキャラがアクションバトルを繰り広げる、MMO と MO の中間のようなソーシャル・オンライン RPG
運営はアエリアで、開発はネイロというメーカーです。

グラフィックが美しく、町には数多くのプレイヤーがいるので、最初に見た時は「おぉ、MMO っぽい」と思えますね。
戦闘は最大4人なので MO(少人数のマルチプレイオンライン)と言えますが、すでに行われている戦闘に途中参加することも可能です。

Klee(クレー)

戦闘シーンは 3D のアクションで、後方視点なので聖剣伝説と言うよりは戦国無双。
しかし攻撃速度が早くなく、片手剣・大剣・杖の3種類の武器がありますが、後者の2つは振りがすごく遅いので、爽快感は皆無
また強力な武器は課金ガチャでなければ手に入らないので、どれを使えるかはガチャ次第であり、当面は自由に武器を選べるという訳ではありません。

画像を見て解るように、縦持ちと横持ちの双方でプレイ可能
ただ縦持ちの時は半オートで、手軽に戦える代わりにタメ攻撃などの技を出せません。
これはタメ技で回復魔法を使える「杖」使用時には困ります。

町でクエストを請け負って戦闘に向かう形ですが、1人で出かけても「参加OK」にしておけば他のプレイヤーが途中参戦してくる事があります
もちろん自分も他プレイヤーのゲームに途中参加可能です。

ただ「おまかせマッチング」で参戦すると終了直前のクエストに入れられ、始まった瞬間に終わり、それでもスタミナはしっかり消費するという残念なケースが「よく」起こります。
またストーリーを進めるには任意のクエストを選ばないといけませんが、人気のないクエストだと大抵最後まで1人です。
ガチャやスタミナ制のおかげで、MMO っぽいゲームでありながらソシャゲ感も強いですね。
 
見応えのあるゲームですが、1人でやるソーシャル格闘アクションとしては、戦闘のテンポが厳しいです。
もっとスピーディーに展開する聖剣伝説 RoM やピコットキングダムの方がやってて楽しいですね。
知人と一緒にプレイ出来る人なら「マルチプレイアクション RPG」として楽しめるかなという感じです。

iTunes リンク:Klee(クレー)~月ノ雫舞う街より~
参考レビュー:ピコットキングダム
参考レビュー:聖剣伝説 RISE of MANA
参考レビュー:白猫プロジェクト


剣と魔法のログレス いにしえの女神

マーベラス AQL とエイミングの制作による、MMORPG(大規模多人数型オンラインRPG)のソーシャルゲーム
エイミングは iOS では「幻塔戦記グリフォン」の開発も行っています。

このゲームはかなり「MMO っぽさ」があります。
町にたくさんの人がいるのはもちろん、クエスト先でも通りすがりの人が助けてくれたり、逆に助けに行ったりする機会が多く、「多くのプレイヤーがいる世界に参加している」という感が強いですね。
またガチャはありますがスタミナがないなど、ソシャゲとしては一風変わった存在です。

剣と魔法のログレス

町の掲示板でクエストを選ぶと、そのクエストの小フィールドに移動します。
いきなり戦闘になるのではなく、そのフィールドの敵をタップすることで戦闘になり、すでに戦闘中のプレイヤーをタップすれば救援に入れます。
フィールド上には同じクエストを実行中の他のプレイヤーもいるため、「世界が小分けになっている MMORPG」って感じですね。

ただ残念なのは、1人で戦っている場合、戦闘が致命的に面白くない
ターゲットを選択しておくと、一定時間ごとに武器で攻撃します。 これだけ。
この「一定時間」が長いし、たまにスキルを使えますが、MP に相当するポイントは攻撃したりダメージを受けないと増えないため、本当にたまにしか使えません。
基本、見ているだけなうえに、テンポが悪く、グラフィックも地味で、テクニックを要する訳でもありません。

ただ最大5人で戦えるので、仲間と行動していれば楽しいでしょうし、1人でも手強い敵との戦いで3人ほど乱入してくれると、それはそれで燃える展開になります。

基本的には Klee と同じく、複数の知人と一緒にプレイ出来れば楽しいゲームという印象です。
もしくは活発なギルドに早期に加入できれば楽しめる、という感じでしょうか。
ソシャゲではなく「ガチャのある簡易 MMORPG」と考えるべきでしょうね。



閃光神姫イージスコード

「ヌメロン」とか「マスターマインド」「ヒット&ブロー」などと言われる数当て推理ゲーム
それとパズドラ系ソーシャルゲームを組み合わせた内容です。

そんなにヒットしている訳ではないのですが、個人的に数当てゲームが好きなので、ユニークな作品として紹介しておこうと思います。
販売はタカラトミー、開発はマトリックスです。

イージスコード

数当てゲームのルールについては、ここでは省略します。
テレビでヌメロンとかやってたし、知らない人の方が少ないでしょう。

このゲームではプレイヤーは数字を入力する度に、対戦相手にダメージを与えられます。
相手の HP をなくせば勝利なので、入力した数字が合っていなくても勝てますが、HIT や Blow が多いほど与えられるダメージは増加します
3HIT、つまり数字を的中させれば大ダメージになり、しかも判明してしまえば以後はずっとそれを続けられるので、数を当てられれば上位の相手にも勝利できます。
また的中させることで報酬も増加します。

他プレイヤーとのオンライン対戦も可能で、ソーシャルゲームなのでパーティーメンバーの強さに差があり過ぎると数当て関係なしに負けてしまうのですが、フリー対戦なら近いランクでマッチングされるようで、普通に対戦数当てゲームとして楽しめます。

難点というか、偏ってると思うのは、カードがギャルゲーの如く美少女キャラばっかりなこと
若干男性キャラもいますが、本当に「若干」です。
ここまでギャルゲーだと、さすがに知人には勧め辛いですね。 もちろんその方が嬉しい方も多いと思いますが。
絵師さんが多すぎて、絵柄にもまとまりがありません。

また運営が始まってもう半年以上経つためか、プレゼントのバラまきが多すぎる気がします。
と言うか、具体的に何のプレゼントだったのか解らないのですが、一括受け取りをするとレベルアップ用のポイントが大量に手に入り、メンバー全員がレベル MAX になって、育てる楽しみがいきなりなくなりました。
育てられないのも楽しくありませんが、こういうのもどうなのかと。

とまあ、微妙な点もありますが、ソシャゲと言うより数当て推理ゲームとして楽しめるので、それが好きな方には良いと思います。

※このゲームは 2015年6月 に運営を終了しています。
参考レビュー:Numer0n [ヌメロン] 

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ソシャゲまとめ斬り 2014 夏 三日目 に続く。

ソシャゲまとめ斬り 2014 夏・初日(ワンピース、サマナーズウォー、戦国炎舞、かぶりん)

夏。 それはソーシャルゲームの季節。
誰が決めたのかって? 私が決めた。 今決めた。

そんな訳で、数回に分けて最近試したソシャゲを一気に紹介したいと思います
「まとめ斬り」と題しましたが、今回紹介するアプリの多くは巷で話題になっていて、売上げやダウンロード数も高いゲームばかりです。

ソシャゲが掃いて捨てるほど氾濫しまくっているこのご時世、それでも注目されている作品というのは相応に見どころがある訳で、その辺を中心にご紹介したいと思います。
ただしイマイチだと思ったところはそうハッキリ書く方針ですので、賞賛意見や宣伝記事しか見たくないという方は回れ右して下さい。

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ONE PIECE トレジャークルーズ

まずはいきなり、これから行きましょう。
1ヶ月で 500 万ダウンロードを突破した、ONE PIECE(ワンピース)を題材にしたソーシャルゲームです。
今年の大ヒットアプリの1つですね。

ONE PIECE トレジャークルーズ

ゲームシステムは「ブレイブフロンティア型」です。
画面下に並んでいるパーティーメンバーの枠をタップすると攻撃を行い、タイミング良くタップを続けることでコンボ攻撃になります。

ブレイブフロンティアの連係攻撃のタイミングは大雑把に計るしかありませんでしたが、こちらはコンボになるタイミングが音ゲーのように明確に示されていて、それに合わせて「目押し」することで攻撃が繋がるようになっています。
よって「コンボを繋げている」「テクニックで繋げられた」という実感がありますね。

しかしこのゲームの最大の特徴は、ゲームシステムよりも演出面でしょう。
非常にワンピースらしい、クオリティの高い演出で、バトルシーンもさることながら、ステージの合間のストーリーシーンも見応えがあります。

動きのあるマンガでワンピースの名場面が再現されていて、ワンピースファンに勧められるのはもちろん、ワンピースを知らない、これからその物語を楽しみたい方にも勧められますね
全体的に完成度の高い、「これならヒットするのは当然だろう」と思える作品です。

iTunes リンク:ONE PIECE トレジャークルーズ
Google Play リンク:ONE PIECE トレジャークルーズ
参考レビュー:ブレイブフロンティア


サマナーズウォー: Sky Arena

韓国の Com2uS(カムツス)が公開したソーシャルゲーム。
キャラクターやフィールドが全て 3D で表現されているのが特徴で、ビジュアル的に優れています
海外展開の開始後は、世界各国でヒットしています。

サマナーズウォー

浮遊島に様々な施設を建てる「村作り」のシーンがあるのが特徴ですが、バトルシステムは非常にオーソドックスなターン制の RPG です
パーティーは3体のモンスターで構成され、自分の番になったらスキルを選択して攻撃する、言わば「ドラクエ型」ですね。
規定の回数だけ勝利すればクエストクリアと言う、「何の変哲もないシステム」です。

ただ、この何の変哲もないシステムだからこそ、万人に受け入れられているのでしょう
スキルには回復系や補助系もあり、ボスは強力な攻撃を行ってくるため、相応に戦略性もあって、3D キャラの動きや演出も FF シリーズのように綺麗です

ちゃんとストーリーがあり、他プレイヤーと戦う「アリーナ」もあるなど、戦闘以外の部分もしっかり作られています。
「オーソドックスな RPG を高いレベルで作っている」ことがヒットの要因でしょうね。

iTunes リンク:サマナーズウォー: Sky Arena
Google Play リンク:サマナーズウォー: Sky Arena


戦国炎舞 -KIZNA-

いわゆる「ドラゴンリーグ型」のソーシャルゲーム
今となっては旧式なブラウザ型のゲームで、クエストは完全な「ポチポチゲー」。
ただ毎日指定の時間にギルド(連合)対抗の「合戦」が行われ、そこではプレイヤー同士が協力して戦うことができます。

戦国炎舞

ガラケー的レイアウトのインターフェイス、宣伝バナーが並んでいるメニュー画面、ボタンを押すだけで敵が倒れるシンプルなクエスト・・・
何もかもがグリー / モバゲー時代を踏襲するソーシャルゲームです。 ある意味「王道」。

ただ合戦シーンでは、メンバーと同時に攻撃や計略を実行することでコンボ技が発生するため、プレイヤー間で連絡を取り合う「現実の連係」が重要になります。
専用掲示板なども用意されていて、本来の意味での「ソーシャルゲーム」ですね。

こうしたドラゴンリーグ型のゲームはプレイヤー同士の関係が密接になるため、ヘビーユーザーが増える傾向があり、その辺が高い売上げと継続した人気を保っている理由だと思われます。
もちろん旧来のポチポチゲーマーを取り込んでいるのも要因でしょう。

また、このゲームはブラウザ型としては演出が綺麗で、スマホのネイティブアプリと比べるとショボさは否めないのですが、「ブラウザで出来る範囲の最高の演出をしている」のは感じます。
ガラケー時代からソシャゲをやっていたユーザーにとっては十分な見栄えでしょうね。
サウンドも良く、BGM はクオリティが高いです。

私から見ると、やはり古くさいソシャゲの印象が強いのですが、ロングセラーになっているのは納得できます。

iTunes リンク:戦国炎舞 -KIZNA-
Google Play リンク:戦国炎舞 -KIZNA-
参考レビュー:ドラゴンリーグX


かぶりん!

Klab の新作アクション・ソーシャルゲーム。
このゲームはシステム云々より、そのシュールでおバカなキャラクターと世界感が魅力です。
個人的には好きなのですが、現時点では未完成感も強いですね。
なお、Android 版はまだ公開されていません。

かぶりん!

4種類の「かぶりん」たちを引き連れて敵と戦う内容で、かぶりんは紙袋やヘルメットなど、何かをかぶった 1.5 頭身の小人キャラです。 見るからにシュール。

戦闘シーンではボタンで「かぶりん」をポイポイ投げ、盾ボタンでガード。
ため攻撃も可能で、攻撃とガードの切り替えを素早く行う必要があり、アクション性は高めです
「アホ毛ちゃんばら」に似ている感じもありますね。

明確なスタミナが無い代わりに、ストックのかぶりんが戦闘によってピクミンのごとく「役目を終え」、いなくなると「なめこ」のように収穫しないと再戦できないユニークな形式になっています。

キャラクターは全体的に可愛らしく描かれていて、演出やサウンドも高クオリティー。
技術的な完成度は高いのですが、残念なのは新しい「かぶりん」の入手が難しいこと
クエストクリアしても強化アイテムしか手に入らず、新しいかぶりんを手に入れるには課金ガチャが必須、それなのにガチャの半分は主人公の職業(コスチューム)が出る。

考えてみて下さい。 新キャラが(課金しない限り)全然手に入らず、ずっと同じメンバーで進まなければならないパズドラ系を・・・ 最初からそれはどうなのかと。
という訳で、今の状態では飽きが早いのですが、この雰囲気はすごく好みなので、なんとか修正して欲しいですね。

※結局修正できないまま、2015年3月にサービス終了することが発表されました。

iTunes リンク:かぶりん!
参考レビュー:アホ毛ちゃんばら

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ソシャゲまとめ斬り 2014 夏 二日目 に続く。

AC スマホゲーム関連ニュースβ(7/18)

大してニュースが貯まっている訳ではないのですが、セールに注目作が多いので、ちょっと早めにお伝えしておきたいと思います。

100アプリ開発・・・ アップル と IBM 提携(Yahoo、毎日新聞)

ゲームや一般ユーザー向けではなく、企業向けの分野で提携するという話。
しかし共同で小売や福祉、金融などの業界向けに新アプリを開発するとの事なので、注目のアプリが出てくるかもしれません。
ちなみに IBM は以前は PC メーカーとして有名でしたが、Think Pad を始めとするパソコン部門を中国のレノボに売却、今は企業向けサービスの会社になっています。
巷では「新しい PC でも作るのか?」みたいな話が出てたりしますが、そういうのじゃないです。

ガールフレンド(仮、iOS 版に続いて Android 版も画像非表示に(ゲームキャスト)

結局 Apple や Google の規制・規約は上辺の話で、サイバーエージェントが「Apple 税」「Google 税」と呼ばれる 30 %の使用料の支払いを回避し、かつ自社で自由に出来る環境で今後の運営をしていくため、ブラウザ側に誘導しているという事だと私は思います。

相変わらずガルフレ(仮とサイバーエージェントはダーティーな印象が強いのですが、しかし Apple 税 / Google 税が高すぎるってのは前々から言われていたことで、それに果敢に挑もうとしているのは注目ではあります。
ただ間違いなく言えるのは、「ユーザーにとっては迷惑でしかない」ということですが・・・

Apple、無料じゃない「無料ゲーム」について欧州委員会に咎められる(Pocket Gamer)

世界的な問題になっているソーシャルゲームの課金と「Free」の表示。
以前から欧州委員会は Apple に「なんとかしろよ」と言っていたようですが、Apple が「しらねーよ」と無視したため、批判に踏み切ったようです。
これはアメリカの取引委員会が Apple に「子供が支払ったソシャゲ課金 $32.5m(約32億5000万円分)を親に払い戻せ」と要求していることに追従したもののようです。
まあ後者に関しては、親の監督責任だと思うけど。

同様の警告は Google も受けていて、9月までに答えを出すことになっているため、Android (Google Play)にもこの数ヶ月の間に変化が生じるかもしれません。

ドリコム、業績改善で株価が高値に(Social Game Info)

ウクライナの航空機撃墜事件により株価は軟調化したのですが、それまでドリコムの株価が「ジョジョ」と「ONE PIECE」のソーシャルゲームの好調で高騰していたようです。
ただ、ジョジョはサイバーコネクトツーの開発だし、ONE PIECE トレジャークルーズはどちらかと言うとバンダイナムコの印象が強い。
ドリコムは元々グリー/モバゲーの SAP だし、本当にここが今後もヒットを続けられるかどうかは微妙な気も。
参考レビュー:ジョジョの奇妙な冒険 スターダストシューターズ

グーグル、位置ゲー「INGRESS」 iOS 版リリース(iTmedia)

Google が Android で運営していた「位置ゲー」が iOS にも移植されました。
ただ、現実の名所などに設置されている「ポータル」に実際に出かけ、そこで占領などのコマンドを行わなければならず、位置ゲーとしては古いタイプです。
日常の移動距離などが影響する事はありません。

また予想はしていましたが、田舎だと名所なんてないのでポータルはほとんどなく、楽しめるのは都心部に住んでいる人のみですね。
地方在住の私は当然ながら遊べませんでした。
まあ田舎者にとっては、DS の「すれちがい通信」も無用の長物だったしねぇ・・・

Sky Force 2014聖剣伝説2 がアップデート(touch arcade、ファミ通 app)

いつまで経っても最終ステージが公開されなかった Sky Force 2014 にアップデートが行われ、ようやく最後までプレイ可能になるようです。
同時に「最終ステージの公開に必要な到達者の人数」も 10 万人から 5 万人に削減され、さらに不自然に到達者が増えていますw

「聖剣伝説2」(ソシャゲの聖剣ではなく、買い切りの方)は iOS コントローラーに対応し、文字フォントが Retina 化、秋には Android 版も公開されるとのこと。
この調子でクロノトリガーも何とかして欲しいですね。
参考レビュー:Sky Force 2014
参考レビュー:聖剣伝説2

セール情報(7/18)

スパイク・チュンソフトが「夏祭り Summer ワンコインセール」を開始。
著名な作品が 500 円で提供されていて、期間も9月7日 までとかなり長め。
でもテラリアはセール対象外です。 最初からワンコインだから。
他にもオススメ出来る作品が多いですね。
リンク先はレビューページです。

ダンガンロンパ 希望の学園と絶望の高校生(2300円→500円)
 アニメ化された学園殺人アドベンチャー。 課金が値下げ中。
428 ~封鎖された渋谷で~(1800円→500円)
 現代の渋谷を舞台にした文庫的なミステリーサウンドノベル。
忌火起草(1800円→500円)
 ホラーサウンドノベル。 弟切草を連想させるシーンがある。
かまいたちの夜 Smart Sound Novel(800円→500円)
 推理ホラーの大名作「かまいたちの夜」のスマホ最適化版。
9時間9人9の扉 Smart Sound Novel(800円→500円)
 DS で発売されていたミステリーノベルの簡易版。

Flick Kick Football(200円→無料)
 世界的定番のフリーキックゲーム。 W杯終了記念?
Little Inferno(300円→100円)
 物を燃やすだけ。 でも妙に病み付きになる破壊欲求充足アプリ。
解放少女(300円→100円)
 女子高生の大統領が戦闘ロボで日本を救うシューティング。
Keltis(200円→100円)
 Reiner Knizia のドイツゲーム「ケルト」。 ドイツゲーム賞受賞作。
Minigore 2: Zombies(200円→100円)
 かつて世界的ヒットした全方向シューティング Minigore の続編。
Wars of the Roses(300円→200円)
 ローゼンケーニッヒ。 カードとコマを使う頭脳派ボードゲーム。
Knock-Knock(500円→400円)
 ジワジワ来る恐怖を描いたホラーかくれんぼ。 夏の納涼セール?

BANG! the Official Video Game(200円→100円)
 引き続きセール中。 西部劇+人狼のカードゲーム。
Monument Valley(400円→200円)
 引き続きセール中。 エッシャーの騙し絵のようなゲーム。
Ridge Racer Slipstream(400円→200円)
 引き続きセール中。 海外で制作されたリッジレーサー新作。

Battle Fleet 2

本格的な海戦を楽しめる、太平洋戦争を舞台にしたターン制の戦術シミュレーションゲームが登場しています。「Battle Fleet 2: WW2 in the Pacific」です。

※アップデートで大西洋の戦いが追加されたため、アプリ名が Battle Fleet 2: WW2 Naval Strategy に変わっています。

船の向きと速度、砲撃方向と距離を細かく設定しながら戦う、海戦らしい独特のシステムを持つ作品で、一般的なターン制 SLG とは大きく違う内容になっています。
3D グラフィックで表現されたリアルな軍艦が撃ち合うシーンも見どころですね。

日米の双方でプレイ可能で、メッセージは英語のみですが、ゲーム中のボイスにはまともな発音の日本語も使われています。
ただし、このアプリは現時点で iPad 専用ですのでご注意下さい。

Battle Fleet 2

まずは戦略マップが表示され、ここで敵のいるエリアに軍艦を移動させると戦闘シーンになります。

戦略マップといっても、そんなに深い戦略性がある訳ではありません。
出来ることは移動と建造ぐらいで、あくまで海戦がメインですね。

軍艦の名前はランダムで付けられていて、船ごとの細かい能力値がある訳ではありません。
ただ、赤城や飛龍、金剛や榛名など、史実で活躍した軍艦の名前が使用されており、空母に長門と付いているようなヘンなこともないので、相応にリアリティはあります。
駆逐艦より小さい海防艦(フリゲート)と呼ばれる艦種も存在します。

海戦シーンでは、各艦が順番に行動を行います。
MOVE を選択すると進行方向を示す矢印と、速度を設定するメーターが現れ、これで移動指示を出します。
移動先を指定するのではなく、進路と速度を設定する訳ですから、移動後の正確な位置は実行してみないと解りません

もし艦隊が密集している場合、ヘタに動くと衝突する危険もあります。
実際に軍艦の衝突事故は多数起きていますが、その辺の難しさも再現されていますね。

FIRE! を選ぶと砲撃を行います。
これも実行する砲塔を選択した後、砲撃する方位と距離を指定します。
しかし距離は目算で測るしかないので、実際にどこに撃ち込まれるかは撃ってみないと解りません

ただ、砲撃は砲塔ごとに行え、砲によっては複数回の射撃が可能です。
まず副砲で撃って着弾地点を見て距離を測り、それから主砲で撃つといった着弾観測が可能で、重要な攻略法になっています。

軍艦は 3D グラフィックで表現され、実際に「立体」として処理されています
よって若干弾が飛びすぎても、出っぱっている艦橋に当たったりするので、少し長めの距離で撃った方が当たりやすいですね。
陸上の沿岸砲台を撃つ際は、山の上にあることを加味して撃たなければなりません。

空母の場合、艦載機を飛ばせます。
正確に狙いを付けられるので使いやすいのですが、相手の対空射撃で追い返される場合があります。
魚雷を搭載している船もあり、当たれば強力ですが、射角と射程が少ないので使いやすいとは言えません。

Battle Fleet 2
※射撃時には距離 2000 を示すラインが表示されるので、これを目安にしましょう。
難易度が低ければ 1500 と 3000 にラインが引かれます。
沿岸砲台は距離 +200 ぐらいで撃つのが目安ですが、結構当てにくいので、空母があるなら爆撃した方がいいかも。
魚雷は水平に飛んでいくので、弾を落とす位置を考慮しなくても構いません。
ただし射程距離に達すると勝手に爆発するので、外れた魚雷が 10 キロ先の戦艦にぶち当たるとかいう事はありません。


Battle Fleet 2
※空爆はまず攻撃の「中心点」を設定し、それから飛行機が飛んでいく方向を指定します。
空襲時にはその方向に沿って爆弾を連続で落とします。
ただ投下位置が結構バラ付くので、連続ヒットすることもあれば、当たらずに終わることも。
空港や空母の場合、航空隊を防空用にスタンバイさせることが可能で、そこに爆撃に行くと反撃を食らいます。


戦闘に勝利すればそのエリアを占領でき、戦果に応じて★(資金)も得られます。
★が貯まれば港のあるエリアで船の建造を行うことができ、任意の艦種を作れます。
建造に時間はかからず、瞬時に完成します。
なお、修理も港のあるエリアで行います。

建造する場合、船の武装を好きなように設定できます
装備できる砲には制限があり、搭載できる一番大きな砲を積むのが基本ですが、対空砲を多くして空爆に強くしたり、魚雷を満載して重雷装巡洋艦を作ることもできます。

最終的に全てのエリアを占領すれば勝利。
1つのエリアにいくらでも軍艦を配置できるため、戦力を集中して敵を各個撃破していけば、そのまま押し切れてしまいます。
(ただし現在は軍艦が多過ぎる状態で戦闘するとバグる問題があります。 1エリア 20 隻以下にしておいた方が無難です)

戦闘が独特なため、最初は戸惑うと思いますが、戦略シミュレーションとしての難易度はそんなに高くありません
ENSIGN(少尉)、LIEUTENANT(大尉)、CAPTAIN(艦長 / 大佐)の難易度がありますが、いきなり CAPTAIN でやっても良いレベルですね。

難点は、戦闘にかなり時間がかかること
移動や砲撃1回ごとに方位と距離を設定するため、進行ペースは遅めです。
船の数にもよりますが、1回 30 分はかかりますね。
じっくり構えてやるゲームと言えるでしょう。

Battle Fleet 2
※ 建造画面。 搭載スペースの数と位置は船によって異なります。
駆逐艦や巡洋艦の船首に魚雷を付けて突撃するのも面白いですが、基本的には砲を搭載しましょう。
対空砲も欲しいところですが、敵の空爆は対空力の低い船を狙って来ます。


Battle Fleet 2
※戦闘中にステータス画面を表示すると、横から見たシーンが表示されます。
武装以外は同じ艦種なら同じ見た目ですが・・・ やはり 3D だとカッコイイですね。
画像の船は副砲が燃えていますが、ダメージ個所によって設備に被害が出ます。
舵が壊れると曲がらなくなり、直進するのみになってしまいます。


価格は 1000 円。 追加課金はありません。

やや取っ付き辛いシステムですが、太平洋戦争の「海戦」をテーマにしたシミュレーションとしては、「それらしさ」は一番だと思います
それでいて、解りやすいルールにまとめられていますね。
戦闘が長いので手軽とは言えませんが。

潜水艦が欲しいとか、もっとシナリオや装備が欲しいとか、欲を言うとキリがありませんが、「ストラテジーゲーム」が好きな人なら、十分に楽しめるゲームです。

※現在はアップデートで潜水艦や、1から軍備を整えていくモードが追加されています。

Battle Fleet 2: WW2 Naval Strategy(iTunes 起動、iPad 専用)

ピコットキングダム

パズドラケリ姫 の運営元である、今もっとも勢いのあるゲームメーカー「ガンホー」。
そのガンホーの新作ソーシャルゲームが先日公開されました。
ピコットキングダム」です。

昨年10月で運営を終了した PS Vita のゲーム「ピコットナイト」の流れを汲む作品で、事実上の後継作と言えます。
ピコットナイトはソーシャルゲーム+横スクロール格闘アクション(ベルトスクロールアクション)という内容で、オンライン協力プレイなどをウリとしていました。

しかしフリーミアム(基本無料+アイテム課金)のスタイルや、ガチャ&スタミナ制といったシステムは PS Vita では厳しかったのか、約1年で終了となっています。
その「遺産」を、スマホ用にアレンジして再公開したものがピコットキングダムですね。
実際、このゲームは PS Vita よりスマホ向きだと思います。

開発はガンホー+ゲームアーツ。 この組み合わせは Dokuro と同じです。

ピコットキングダム

前述したようにこのゲームは、元は横スクロール格闘アクションでした。
ですから方向キーで移動し、ボタンで攻撃していたのですが、今作は敵をタップすることでキャラがオートで戦うようになっています。
移動は行きたい場所をタップ。 ダブルタップすると転がって緊急回避します。

この戦闘スタイルを知った時、私は嫌な予感しかしませんでした。
格闘アクションというのは自分でバシバシ連打して敵を攻撃するから爽快感がある訳で、「タップしたら後は自動」では、爽快感もゲーム性もないからです。
それは「真・三國無双 SLASH」を見ても明らかです。

そして実際、ゲーム序盤はつまらない展開で、「あーダメだこりゃ」と思ったのですが・・・
ある程度進むと敵の数が多くなり、タップするのが忙しくなって、「ただ見てるだけ」のゲームではなくなっていきます。
敵の中にいるとダメージを受けるため、位置取りも重要になり、ボス戦では転がりや必殺技による回避(必殺技使用中は無敵)も必要になって、だんだんアクションゲームらしくなります

また元が PS Vita のベルトスクロールアクションであるため、戦闘シーンの演出はかなり派手で、セミオートでありながら敵が多い時には爽快感があります
結果としては、なかなか楽しめるゲームになっている印象ですね。

なお、オプションで操作を「バーチャルパッド」にすると、PS Vita のような「方向キー+ボタン」にすることも出来ます。
しかしボタンの大きさが見た目通りでやや押し辛く、攻撃もヒット範囲が狭くて当て辛いので、あまりプレイしやすいとは言えません
物理攻撃キャラの場合、こちらの方が「自分で斬っている」感がありますが、サードブレイド ほどザクザク斬れる訳じゃないし、セミオートの方が遊びやすいです。

レバー+ボタンで戦いたい場合は、同じ「ソーシャル+格闘アクション」の 幻塔戦記グリフォン の方が良いでしょうね。

ピコットキングダム
※敵をタップすると照準が付き、その敵に自動で攻撃します。
照準は2つまで付けられるので、敵が多い時は先行してどんどん付けていきましょう。
伸びている光の筋は、今攻撃している相手と方向を示しています。


ピコットキングダム
※アクティブスキル発動中は無敵! ヤバイ時、ヤバそうな時は、とりあえず出しておけば助かります。
それでも状況が改善しそうにない時は、隅の方にゴロゴロ転がりましょう。
回避する時、ダブルタップが思うように反応しない事があるので連打した方が無難。


戦闘が終わると「ココロイド」と呼ばれるキャラクターや、武器が手に入ります。
戦闘以外のシステムは「パズドラ系」で、いらないアイテムを合成して強化する形ですが、キャラ・武器・盾のそれぞれを個別に強化していく点が特徴でしょうか。

パーティーメンバーは3人で、自分以外はオートで行動します
例によって「属性」があり、水属性は火属性に強いといった相性があるのですが、属性があるのはキャラだけなので、異なる属性のパーティーで同じ武器と盾を使い回すことも可能です。

キャラの攻撃タイプも持っている武器に応じており、戦士系のキャラでも杖を持てば魔法弾を放ち、魔法系のスキルを使用します。
装備は単なる能力補正ではなく、何を持つかで性質が大きく変わります。

ソーシャルゲームですから、レアキャラやレア装備は「課金ガチャ」でないと入手し辛いのですが、課金通貨はゲームの進行でも頻繁に入手でき、ボスを倒すと一気に5個(課金ガチャ1回分)貰えることもあります
無課金でもレアガチャは割と実行できますね。
また、レアガチャを行うとキャラ・武器・盾がセットで出てくるため、当面はそんなに装備に困りません。

編成コストはパーティー全体ではなく、1人1人にかけられていて、「キャラコスト+武器コスト+盾コスト」を最大コスト以内に収めなければなりません。
戦闘には制限時間があるので、武器を優先するのが基本ですね。

ソシャゲに制限時間があると、「無課金では攻撃力不足で敵を倒せない」という状況になって「課金ゲー化」が加速する要因になるのですが、このゲームに関してはレア装備を入手しやすいので、攻撃より防御を優先しなければ大丈夫だと思います。
もちろんその場合、ダメージを受けると痛いのですが・・・ 回避テクが必要なぐらいの方がゲーム的にも面白いと思います。

ピコットキングダム
※パーティー画面。 この初代 PS っぽい、ちょっと昔風のポリゴンキャラがウケるかどうかが、1つのポイントになりそう。
装備だけでは面白味に欠けるので、キャラと装備の両方があるのは良いと思います。


ピコットキングダム
※装備合成画面。 戦闘中に使うスキルは、武器のレベルをアップさせて習得します。
アイテムのドロップ率はかなり高く、素材はサクサク手に入りますね。
最近、ドロップ率が悪いソシャゲがありますが、ああいうのは強化の面白味を削ぐので良くないです。


難点は、敵が多くなるとゴチャゴチャして自分の位置を見失いやすいこと。

自キャラに加えて仲間2人と助っ人がいて、それぞれが派手なアクションを行うため、ゲームがスピーディーに動くことと相まって、誰が誰やら解らなくなる事がよくあります
これにタップミスによる思わぬ移動が加わると、ますます見失います。

まあゲーム的には、見失うような場所で戦うのが悪い、位置が解らなくなるほど囲まれてると危険というのがあり、敵のいない場所から攻撃するのが基本なので、位置取りを考えて戦うようにすれば自然と見失う機会も減るのですが・・・
それは慣れた人の話ですね。

自キャラに矢印やふちどりがあるとか、もうちょっと解りやすくして欲しいのも本音ですが、とりあえず自分の位置を意識しながらプレイするようにしましょう。

ピコットキングダム
※右上にいるのが自キャラ。 無双っぽいゲームですが、ホントに敵中で無双しているといつの間にかダメージ食らいます。
こんな風に敵のいない隅に陣取って、少し離れた位置から魔法や弓矢を撃つのが基本。
近接武器で戦う時も、敵に挟まれているような状況は避けましょう。




ソーシャルゲームですから本体価格は無料
当面は課金しなくても遊べます。 スタミナ制ではありますが、制限はそれほどキツくない印象。
「ポカポカ運営」は維持されていると思います。

最初はどうかと思ったのですが、セミオート戦闘と爽快感が両立されていて、操作も手軽で良いですね
好みもあると思いますが、私は同じガンホーのゲームで比べると、ディバインゲートサモンズボード より好みです。

ガンホーですから、今後の拡張やイベントにも期待できるでしょう。
PS Vita で終わったタイトルがスマホで持ち直せるのか、その辺も注目でしょうか。

ピコットキングダム(iTunes が起動します)

AC スマホゲーム関連ニュースβ(7/15)

パズドラ大型アップデート「パズドラW」実装延期(公式)
チェインクロニクル大型アップデート「絆の新大陸」実装延期(公式)

人気ソーシャルゲームの大型アップデートが実装直前になって相次いで延期。
パズドラWは 7/29、チェイクロの新大陸は 7/17 になった模様。
両方とも「最終調整のため」とのことで、バランス取りに手間取っている模様?
いずれにせよ、7月にこういうの実装するんだったら、夏休みに合わせた方が良いよね。
参考レビュー:パズル&ドラゴンズ
参考レビュー:チェインクロニクル

'Angry Birds Star Wars 2' Joins the Dark Side, Goes Free-to-Play(touch arcade)

Angry Birds Star Wars 2 が無料化した話題なのですが、何が笑うって記事タイトル。
「Angry Birds スターウォーズ2は『基本無料』の暗黒面に堕ちた」。
Touch Arcade は 2048 の記事名に「パクリは死ね」と付けるとか、結構過激なタイトルが多いのですが、相変わらずブレてません。
まあ Angry Birds Star Wars 2 は、アイコンからしてダースベイダーですしね。
ああ、それってつまり、そういうことだったのか・・・(チガウ
・参考レビュー:Angry Birds Star Wars 2

スクールガールストライカーズ、開発者インタビュー(Social Game Info)

私の守備範囲外なので当ブログでは扱っていませんが、人気美少女ポチポチゲー「スクスト」のインタビューが掲載されています。
開発当初から「正当派ポチポチゲー」「学園モノ」「美少女が変身」をコンセプトにしたとのことで、パズドラ系主流の時代に、あえてそこに戻ったというのが注目でしょうか。
蔑称とも言える「ポチポチゲーム」という言葉が、1つのゲームのスタイルを表す言葉として用いられているのも、私的にはポイントだと思います。
まあ他に適当な呼び名はないし、解りやすいしね。
でも読んでて改めて思ったけど、これは私の守備範囲ではないな・・・

Cytus、Deemo を開発した台湾企業 Rayark のインタビュー(Social Game Info)

こちらは Rayark のインタビュー。 と言っても目立った話がある訳ではありませんが。
注目されている新ゲーム「Implosion」は、昨年の東京ゲームショウ 2013 で公開されて以降、続報がありません。
今年リリースの予定ですが、ちょっと難しそう?
記事中にある「Mandora」は、モグラ叩きの LINE 系ミニゲームといった感じのものです。
参考レビュー:Deemo
参考ページ:Cytus

ケイブ、売上高は15%減、収支は黒字転換(Social Game Info)

シューティングに見切りを付け、ソシャゲに転換したケイブですが苦戦中。
XBOX で発売された「ケイブ シューティングコレクション 完」のソフト名が皮肉すぎる。
「ドン★パッチン」は結構やってたけど、ソシャゲ感が強くなったアップデートが行われ、やらなくなったなぁ・・・
参考レビュー:ドンパッチン

中国のスマホゲーム市場の生々しい実態(4gamer)

MOBA(DotA系)が人気、Android に Google Play がない、富裕層相手の商売になっているなど、現在の中国市場の動向が語られています。
「チャイナリスク」という言葉がありますが、ゲームでも同様に、安易に中国に進出しようとして失敗したケースは過去多々あります。
一見似たような文化見えて「考え方」が根底から違う上に「政府の検閲」があるので、うまくいった話は少ないですね。

スマホアプリ市場に関しては、上記のページでも述べられていますが「不正コピー」に加えて「不正コピーの不正コピー」が横行しているため、既存ジャンルは速攻で飽和し、まともに勝負をかけても無理なようです。
また検閲が厳しいようで、海外の定番アプリが中国だけなかったりするのはザラ。
そしてコピーが先に出回ったりするため、他国とは違う特殊なランキングになっています。

にゃんこ大戦争が1000万ダウンロードを突破(Social Game Info)
パズル&ドラゴンズが(国内)2900 万 DL を達成(Social Game Info)

にゃんこは発売から約1年半での達成。 ロングセラーですね。
ちなみにパズドラは 2900 万DL、黒猫のウィズ 2700 万DL、LINE ポコパン 2000 万DL(他国込み)、LINE ディズニーツムツム 1400 万DL、ぷよぷよ!!クエスト 1000 万DL、モンスターストライク 800 万DL、ドラクエモンスターズスーパーライト 600 万DL、ONE PIECE トレジャークルーズ 500 万DLの模様。

ただし全て公称。 また、あくまで DL 数なのでアクティブユーザー数ではありません。
黒猫のウィズは「リセマラ」によって割り増しされている分を含むので、実数はもっと少ないはず。
他のゲームもリセマラ込みかもしれないので悪しからず。
パズドラは海外も含めると 700~800 万DL ほど上積みされます。 またリセマラは含みません。(含めたら1億越えるらしい)

ちなみにチェインクロニクルは 300 万DL、ブレイブフロンティアも 300 万DL、ラブライブ!は 200 万DL。
これらのダウンロード数は思ったほどではないですが、それでも売上げは高いので、アクティブ率が高いことが伺えます。
参考レビュー:パズドラ黒猫のウィズぷよクエDQMSLチェイクロブレフロラブライブ

モバゲーアプリ「真・三國無双ブラスト」が7月下旬に配信(4gamer)

まったく期待できない・・・ グリーの「真・三國無双 Slash」よりは良いと思うけど・・・
上記ページでも「爽快に敵を倒せます」とは書いてるけど、バトルシステムについて全く触れられていないので、ますます不安です。
参考レビュー:真・三國無双 Slash

AR 技術を使ったグリコとドラえもんの映画「STAND BY ME ドラえもん」のコラボ(公式)
塗り絵のドラえもんが飛び出して動く!(ゲームキャスト)
グリコのおまけがすごい!スマホをかざせば浮き上がる(buzznews)

各メディアで話題になっているドラえもんの AR 技術。 映画が 3D CG 作品なので、それにちなんでいる模様。
グリコのお菓子に付属されている「塗り絵」に色を塗り、専用のスマホアプリを通して読み込ませると、その色に塗られた立体的なドラえもんが現れ、動き出すというもの。
タイムマシンのバージョンが特に有名にですが、他にも通り抜けフープや、フィギュアを使った空き地のジオラマなどがあるようです。
一時話題になって、その後にコケた感のある AR 技術ですが、ドラえもんパワーで「未来のひみつ道具」として復活でしょうか。

初音ミクがロート製薬の目薬とコラボ(meet i)

こちらも AR 技術を使ったプロモーション。 目薬のパッケージをかざすと、その上でミクが立体ライブをするらしい。
ただし実施は 8月3日 からで、商品は発売されていますが、アプリはまだ公開されていません。
にしても初音ミクが「目薬」とコラボって・・・ 世の中、何がコラボするやら解りませんね。

セール情報(7/15)

7/15 時点の iPhone アプリのセール情報です。
セール情報はあくまで「更新した時点の情報」であり、すでに終わっている場合もありますのでご了承下さい。
リンク先はレビュー記事です。

Monument Valley(400円→200円)
 エッシャーの騙し絵のような世界をさまよう雰囲気の良いゲーム
Ridge Racer Slipstream(400円→200円)
 ドリフトレース「リッジレーサー」2作目。 ヘンな日本語は治りました
Star Command(300円→100円)
 「FTL+カイロ+洋ゲー」。 アップデートは続いているようです
Blast-A-Way(500円→100円)
 センスの良いパズルゲーム。地味だけど丁寧に作られた作品
BANG! the Official Video Game(200円→100円)
 西部劇カードゲーム。このアプリは「ずっとセール」に近いのですが・・・
Angry Birds Star Wars II (100円→無料)
 前述した通り、セールではなく定価の値下げのようです
Threes! (300円→100円)
 引き続きセール中。模倣作が出まくったショートパズルの本家
Tengami (500円 → 200円)
 引き続きセール中。雰囲気の良い「飛び出す絵本」の和風アドベンチャー
Cut the Rope: Experiments (200円 → 100円)
 引き続きセール中。カット・ザ・ロープの2作目。 物理パズルの名作

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