かなりシンプルなゲームですが、その手軽さがウケて世界中で大ヒット。
遂にはスターウォーズとコラボした「Star Wars: Tiny Death Star」も公開されました。
そんな Tiny Tower に、今度はラスベガスバージョンが登場しています。
「Tiny Tower Vegas」です。
内容は良くも悪くも今まで通りで、あまり変わり映えしない反面、これまでと同じように楽しめます。
もちろんユニークなドットグラフィックも健在。
ただ、今回はカジノと娯楽のタワーなので、住居がホテルになっています。
課金通貨であった BUX(お札)もスロットマシンで一気に入手できるなど、ラスベガスらしい形に変更されていますね。
資金を使ってビルを増築し、出来たお店に店員を配置して、商品や娯楽を販売します。
施設は飲食店(緑)、商店(紫)、娯楽(オレンジ)、カジノ(黄)、宿泊施設(白)の5つに分かれていて、店員にもそれぞれの分野に対する能力値があります。
対応する能力の高い店員がいるほど、仕入れ値が割引されます。
ただし建設しても、どの分野のどの施設が出来るかはランダムです。
今までは分野だけは選べましたが、今回はそれも選べません。
ただ、偏らないように造られていくようです。
店員を配置したら、お店をタップして商品の仕入れを行います。
仕入れには時間がかかり、しばらく待たなければなりません。
カジノや娯楽などの形のない商品でも、他と同じように仕入れは必要です。
仕入れの完了後にお店をタップすると、開店してお客さんが入り、徐々に資金が増えていきます。
店員が3人いれば3つの商品を配置できるので、次の商品の準備も平行して行い、以後は繰り返しです。
放置系のゲームですから、仕入れや販売はアプリを落としている間も行われます。
今までと大きく違うのは、宿泊施設(白)の扱い。
前作まではこれは「住居」で、ここに住んでいる人がお店の店員候補になりました。
しかし今回はホテルになっていて、訪れた人が一定時間後にまとまったお金を払ってくれる施設になっています。
では店員候補はどうやって確保するのかというと、1階のロビーに5人まで自動的に貯まっていくようになっています。
補充ペースは早いので、能力が気に入らない人は不採用にしてしまって構いません。
※宿泊施設はエレベーターで人を下ろさないと利用されません。 よって放置しているだけだと利益にならないので注意。
ただ BUX を使って人を呼ぶことは出来ます。
仕入れ価格の割引は、そのお店にいる店員の能力値の合計。 店員能力が 9 8 8 なら 25 %割引。
店員の望むお店に配置すると仕入量が2倍になるので、マッチした店舗があるなら能力よりそちらを優先しましょう。
また、お店のアップグレードも忘れずに。 仕入量が飛躍的にアップします。
ビルにはエレベーターが付いていて、これは手動で動かします。
乗客を望む階に移動させると少量のお金が貰え、カジノで使える「チップ」が手に入ることもあります。
チップはたまに発生する人捜しなどのイベントでも貰えます。
カジノが開店していれば、このチップを使ってプレイヤー自身もギャンブルを行えます。
ギャンブルにはスロットやポーカーなどがあり、当たればベットしたチップに応じた BUX(お札)を貰えます。
BUX は課金通貨であり、お店やエレベーターのアップグレード、仕入れの即時完了、装飾の購入などに使えます。
課金通貨と言ってもスロットで大当たりすればまとまった額が入りますので、前みたいにチビチビ増やしていくようなものではありません。
よって今回は仕入れの即時完了などは、割と頻繁に実行できますね。
明らかに BUX の価値が変わっています。
やや難点なのは、日本語化されていないため、達成条件の解りにくいイベントがあることでしょうか。
人捜しや物探しなら見れば解るのですが、「特定のタイプの人を3人宿泊させる」「特定のカジノで数回勝負する」などは、英文をよく見ないと解りにくいです。
序盤はチュートリアルを兼ねた、「メニューの特定のボタンを押す」と言った条件もありますが、これもチュートリアルなのに返って解りにくい。
そんなに難しい英語ではないのですが、スターウォーズの時は日本語化されていたので、それと比べると理解し辛くなったのは否めませんね。
なお、動画広告を見るとチップが貰える宣伝ボタンが出てくるのも鬱陶しいですが、これはオプションで OFF に出来ます。
※カジノは最初はスロット、少しゲームが進めばポーカーが登場します。
BET の部分をタップするとかけるチップを増やせますが、最初は1枚ずつやった方が良いですね。
ポーカーは一攫千金を狙えますが、スロットの方が当たりやすいです。
右はイベント。 画像の物は「テキサス風の恰好の人を3人宿泊(CHECK)させる」。
イベントはどんどん出てくるので、難しい物は SKIP した方が良いかも。
価格は今回も無料。 課金はありますが必須ではありません。
スターウォーズ版 の時は課金アイテムや課金演出が多く、「無課金でも問題ありません」とは言い辛い内容だったのですが、今回はまた初代 Tiny Tower のような課金を気にせず楽しめるものに戻っています。
8階ぐらいから増築価格が飛躍的に上がるので、だんだん辛くはなってきますが。
相変わらず「開発シミュレーション」として見た場合、物足りなさは否めないのですが、でもこのシリーズは手軽で簡単な内容だからこそヒットしているので、これで良いのでしょうね。
放置系らしい、方手間で長期的に楽しめるゲームで、どちらかと言うとライトユーザーの方にお勧めです。
・Tiny Tower Vegas (iTunes が起動します)