iPhone AC 番外レポート

iPhone や iPad(スマホやタブレット)の、主にゲームアプリのレビューを行っています。

2015/01

AC スマホゲーム関連ニュースβ(1/21)

Monument Valley を正規購入した人は 40 %、Android は 5 %(touch arcade)

Monument Valley の開発元が明かした、ちょっと衝撃的な数字。
世界的大ヒット作「Monument Valley」は、iOS でお金を払って購入した人は 40 %であり、残り 60 %は不正インストールであるとのこと。
さらに Android に至っては 5 %しかお金を払っておらず、95 %が不正入手である模様。
いかにアプリの不正コピーが多いかを物語っていますが・・・

ただ、この数字にはトリック(?)もあって、日本や欧米は不正コピーをするユーザーは多くないのですが、中国やロシアなどでは多いです。
そして不正が横行している国で一度「割れる」と、本来購入しないユーザーまで一斉にダウンロードするため、それで不正率が跳ね上がるという現状があるようです。
Android の不正率が異常に高いのも、中国や途上国では Android ユーザーが多いことが影響しているようです。

いずれにせよ不正は少なくない訳で、深刻な問題ではありますが・・・
Monument Valley の開発元 ustwo 曰く「不正入手するユーザーは元々お金を払ってアプリを買ってくれるユーザーではないので、これを理由に我々が方針を変えることはない」とのこと。
でもこういうのが横行することも、ゲームが課金型に流れてしまう理由なのでしょうね。
参考レビュー:Monument Valley
参考レビュー:DEAD TRIGGER 2(不正ユーザーの多さを理由に課金型化)


欧州の iTunes に 14 日間の返金制度が導入される(touch arcade)
欧州の iTunes 返金制度、悪用に対する警告が表示される(touch arcade)
EUのアプリ14日間クーリングオフ制度、早速問題に(ゲームキャスト)

イギリス、ドイツ、フランスなどの欧州諸国で、iTunes で買った電子商品を 14 日以内にキャンセルできる制度が開始されました。
これは欧州委員会の行政指導によるもののようで、以前にも同委員会は課金型ゲームが「Free」と表記されていることについて勧告を行い、それを訂正させた経緯があります。
返金要請を行ったユーザーには、購入額と同額の iTunes コードが送られます。

しかし 14 日もあれば大抵のゲームは一通り遊べます。 しかもゲームだけでなく、映画や音楽などにもこの返金制度は適用されています。
そのため悪用されると市場がメチャクチャになる訳で、それが懸念されていたのですが・・・
今のところ、返金要請時に悪用に対する警告が表示され、さらに返金要請をした人は再び要請できなくなっているようで、思ったほどの混乱は起きていません。

ただこういうのがあると、ますます「買い切りゲームはもうダメ」みたいな風潮になってきますね。
まあこの制度、課金も対象になっているようなので、課金型ゲームにとってもダメなんですが・・・


ディグディグ、2月末にサービス終了(公式 Facebook)

高速穴掘りゲーム「ディグディグ」が2月末でサービス終了することを発表しました。
「BEST of  2014」にも選ばれていたゲームですが、それが早すぎる終了を発表したことは驚きです。
ただ、課金したくなるようなゲームではなかったため、運営費を賄えていなかったのかもしれません・・・
最近は広告や課金要素が入りまくっていたのですが、何とか採算を取ろうとしていたのでしょうか?

ゲームアプリの無料化の流れは止まりませんが、これは無料化の失敗例なのかもしれませんね。
どうせなら買い切り版に作り直してくれれば良いのに・・・
参考レビュー:ディグディグ
参考記事:Apple と Google、2014 年のベストアプリ発表


パズドラとマリオのコラボタイトル発表、試遊会実施(Social Game Info)
パズドラ スーパーマリオ エディションの発表会レポート(4gamer)

「パズドラ」と「マリオ」がコラボした 3DS 用のソフトが発表され、各方面に衝撃を与えています。
巷の意見は賛否両論ですが、ただこのゲームは「パズドラ+マリオ」と言うよりは、「パズドラZ+マリオ」です。
どうも「課金ゲーとマリオのコラボなんて世も末だ!」みたいな意見が目立つのですが、パズドラZは課金のない買い切りゲームで、それのマリオ版なので、その辺はお間違えないように。
開発はガンホー側で行われたようですが、「マリオを使う」ということで大きな緊張感があったとのこと。
ちなみに本作のスマホ版の予定は「今のところありません」だそうです。
参考レビュー:パズル&ドラゴンズ


ドラクエ モンスターズ スーパーライト、130 万円使ってもゾーマ入手できず(ゴゴ通信等)

2ch 系のブログでこぞって転載され、話題になっていた一件。
DQMSL に DQ3 のラスボス「ゾーマ」が導入され、株長者のプレイヤーが超重課金でゾーマを出そうとしたのですが、なんと 130 万円(課金ガチャ 4200 回)使っても出ず、諦めたという話。
それをツイートしたところ、瞬く間に拡散したようです。
ガチャだから運が悪かっただけの気もしますが、そのまま確率を出すと 0.024 %以下ということになりますね。 0.1 %にも満たない。

考えてみれば、最近のソーシャルゲームはレアリティごとの出現率が表記されていますが、各カードの出現率までは表記されていません。
多くの人は常識的に、同じ SR なら各カードの出現率は一律だと思っていそうですが、実際には同じ SR でも出やすいものと出にくいものが設定されているかもしれません。
そして出にくい SR で課金者を釣ることがあっても、我々には解りません。

それにしても DQMSL って、ホントこの手の話題に事欠きませんね。
ところでゾーマって、「人々の苦しみを無上の喜びとし糧とする」らしいですよw
参考レビュー:ドラゴンクエスト モンスターズ スーパーライト
参考記事:DQMSL の返金騒動の話


Google、古い Android のサポート終了。9億台に脆弱性問題(iTmedia)

Google が今後、Android 4.4 より前のバージョンは、脆弱性(セキュリティの問題)に対するパッチを開発しないとコメントし、話題になっています。
これはまだ公式発表ではなく、メールでの問い合わせに担当者からこういう返答があったというだけの話であり、絶対に対応しないと決まった訳ではないので悪しからず。

しかしそもそも、多くの Android 機は OS アップデートに制限があるため、セキュリティ問題なんて今さらな話。
国産の Android 機の多くはワンセグやおサイフ携帯、赤外線通信などの独自機能を備えているため、OS をアップデート出来ない機種が多いのですが、独自機能がない Android 機に魅力はありません。
古い OS の対応をいつまでもやってくれると考えるのも甘いでしょうし、旧 OS の Android 機を使うのなら、アンチウィルスソフト等の導入などで各自で対応するのが基本でしょうね。
ただ、この件ですぐにどうこうなる訳ではないと思います。


iOS で簡単に「艦これ」ができるように! 全国220万人の提督歓喜(Livedoor News)

すごく扇動的なタイトルだったので、どんなものかと思ったら・・・ 単なるリモートデスクトップでした。
とは言え、それが何か知らない方も多いと思うので、今回ご紹介しておこうと思います。
これはパソコンの画面をスマホやタブレットにストリーミングで送信し、遠隔操作も出来るようにするものです。
要するに iPad や iPhone、Android 機を通してパソコンを使うものですね。
少し前にスクエニがスタートさせた「DIVE IN」のローカルなものです。

利用するにはパソコン側に「Chrome リモートデスクトップ」をインストールをしておく必要があります。
これはググればすぐに出てくるはず。
そして Google アカウントでログインし、PIN(パスワード)の設定を行わなければなりません。
その後、iPad などの端末側に「Chrome Remote Desktop」のアプリをインストールし、Google アカウントでログイン後、PIN を入力すれば利用できます。 設定は難しくありません。

一度利用しておけば、以後は PIN の入力だけで接続でき、それを省略することも可能です。
ただし利用中は当然、パソコンの電源が入っていなければなりません。
ネット上からでも利用できますが、ストリーミングなので電話回線で使っているとデータ通信量を食いまくるので注意。

操作性は良好で、ピンチ操作による画面のズームイン / ズームアウトも可能。
ただし音は(端末側では)一切出ません。(パソコン側ではそのまま出るので、嫌ならミュートにする必要があります)
操作はタップモードとトラックパッドモードがあり、タップモードは普通のタッチパネル操作ですが、右クリックはなし。
マウスのボタンを押すとトラックパッドモードになり、こちらはカーソルを「相対移動」の操作で動かすもので、二本指タップで右クリックが可能です。

iOS には以前から Splashtop 2 や TeamViewer といったリモートデスクトップのアプリが存在していましたが、Chrome リモートデスクトップはタダで利用でき、使い勝手も良く、ヘルプも日本語です。
通信ラグ(遅延)もあまり目立ちませんね。
ちなみに iPhone や iPad の画面をパソコン側に転送する Reflector といった PC ソフトもあります。
iTunes リンク:Chrome Remote Desktop
Google Play リンク:Chrome Remote Desktop
参考リンク:Chrome リモートデスクトップ について
参考 iTunes リンク:Splashtop 2
参考リンク:Reflector
参考レビュー:DIVE IN

Shadowmatic

物体を回転させ、壁に映る影で特定の絵を作り出す、想像力が必要な「影絵パズル」が公開されています。
Shadowmatic」です。

ビジュアルが素晴らしく、ゲームというよりインタラクティブアートと言えるアプリです。
ゲームとして見た場合、ほぼ発想力・想像力だけで判断しなければならず、論理的に解法を導けないため、答えが解らない時はいつまで経っても解りません。
必要とされる「脳力」が、一般のパズルゲームとは異なる内容ですね。

開発したのは TRIADA Studio という CG 製作会社。
アルメニアの企業で、ゲームメーカーではなかったようです。
価格は 300 円で、ヒントを表示するためのポイントを購入する課金があります。

Shadowmatic

Shadowmatic

画面をなぞると、中空に浮いている 3D のオブジェクトがくるくる回ります。
そして壁に映っているオブジェクトの「影」も、色々な形に変化します。

そして影が「何らかの意味のある形」になれば、ステージクリアとなりますが・・・
それが何なのかは、プレイヤーには知らされていません。
よって影の形を見ながら、何を作れば良いのかを想像しながらプレイすることになります。

画面下には完成度のメーターがあり、正解に近付くほど高まっていきます。
よってこれを見ながら角度を調整すれば良い訳ですが、このメーターは完成にかなり近付かなければ点灯しません。
偶然点灯して、そのまま完成に漕ぎ着けることもありますが、基本的には最後の微調整に使うものであり、メーターの増減だけを頼りに形を察するのは困難です。

どうしても解らない場合はヒント機能を使うことが出来ます。
ヒントは4つ用意されており、1つ目と2つ目は「何を作るのか」のヒントが表示されます。
ただ、なぞなぞのようなヒントが多く、それを元に作るものを察するのにも、また発想力が必要になります。

3つ目は作るものがズバリ提示され、4つ目は完成図のシルエットが表示されます。
しかし後のヒントほど多くのヒントポイントを消費し、なくなると利用できません。
ヒントポイントはステージクリアで1ずつ増えていきますが、基本的には課金で補充するものですね。

Shadowmatic
※ステージが進むとパーツが2つになります。
この場合、パーツの角度だけでなく、各パーツの位置も調整することになります。


Shadowmatic
※このステージは本当は「A」の文字を作るのですが、こんな砂山みたいな形を作ると「シークレットボーナス」が。
こんな風に「第二目標」が存在するステージもあります。 強引な形が多いので、見つけるのは難しいですが・・・


滑らかに動く、質感のある 3D グラフィックはとても綺麗です。
オブジェクトの光沢や陰影のリアルさ、サウンドなども高品質で、ゲーム自体より、この雰囲気を楽しむものと言えるかもしれません。
メニュー画面も品が良いですね。

ただ、ゲームとしては気になる部分もいくつかあります。
まず、影絵を完成させても、どう見ても出来ているのに、ほんの少しの角度の違いで正解と認めてくれないことがあります。
こういう時は「すでに正解しているのに」どうすれば OK になるのか解らないまま、手探りで微調整を続けなければなりません。

また、ヒントがヒントにならない事が多いのも気になります。
例えば、影を見て答えが「パイプ」だと解ったとしても、「どんな形のパイプにすれば良いのか」が解らなかったとします。
この場合、1つ目から3つ目までのヒントは単にパイプであることを示すものであるため、ヒントの意味がありません。

推理や理論では解けないゲームなので、解らない時はとことん解らず、ヒントも曖昧なので行き詰まりやすいですね。
ゲームが進みパーツが3つになったりすると、もう偶然でも解けなくなり、イライラすることもあります。

Shadowmatic
※ステージ選択画面。 3D で表現されていて、ブロックをなぞると回転します。
いくつか分岐点があり、もし途中で行き詰まっても、他のルートから進めます。
各ルート全部で行き詰まったらダメですが・・・


Shadowmatic
※このステージは最悪だった・・・ 3つのパーツがあるのですが、このパーツの位置合わせがすごく難しい。
正解は解っていて、すでにほとんど出来ているのに、OK を貰うための難しい微調整を延々と続けなければならず、ひたすらストレスが貯まる。
パーツが増えてからの操作性には改善の余地があると思います。


お洒落な見た目と内容、質の高いグラフィックなど、見どころの多いアプリです。
いかにも Apple が好みそうな内容なので、何らかの表彰を受ける事になりそうですね。
ただ、ダメな人は全くダメなゲームでもあると思うので、賛否は分かれるかもしれません。

私的には、もうちょっとヒントや完成度のメーターは親切な方が良かったと思います。
どちらかと言うと雰囲気ゲーですが、雰囲気ゲーで難しいと「雰囲気を楽しませてくれよ!」って話になるので。
序盤はサクサク進めるんですけどね。

ともあれ iPhone / iPad らしい、ハイセンスな注目作品ではあります。

Shadowmatic(iTunes が起動します)

Sunburn!

隕石に衝突し、宇宙船は木っ端微塵、船員はちりぢりに。
もはや宇宙の片隅で死ぬしかない。 でも1人で死ぬのは寂しい。
じゃあみんなで集まって、太陽に突っ込もうぜ!

そんな救いのないコミカルな集団自殺ゲームが登場しています。
Sunburn!」です。

海外で人気のアプリですが、ぶっちゃけゲーム内容より、この設定がウケてるんだと思います・・・
とは言え、ゲームの方もしっかり作られていて、簡素なネタゲーという訳ではありません。
無重力の中でうまく移動方向をコントロールし、船員を集めていくゲームですね。

開発元はニューヨークの小メーカーで、定価は 300 円です。

sunburn

sunburn

ステージ制のゲームで、主人公は最初、小さな惑星の上にいます。
画面の左右を押すと惑星上を時計回り / 反時計回りに移動し、左右を押しっぱなしにすると屈んでパワーを貯め、離すとジャンプします。

惑星には重力圏がありますが、ジャンプでその外に出ると、そこは無重力。
そのままではずっと飛んでいってしまいますが、左右を同時に押すことでジェット噴射を行い、進行方向を変えることが出来ます。
ただ、噴射を行う度に酸素が減っていき、なくなると窒息してミス。
酸素は大気のある惑星に近づく事で補充されます。

ステージ内には宇宙船のクルーが散らばっており、触れるとロープで繋がります。
全員を回収し、最後に太陽に突っ込めば、繋がっている仲間達も次々と太陽に吸い寄せられ、全員仲良く焼死してクリアとなります。

みんなで一緒に死ぬのが目的なので、全員回収する前に誰かが死ぬとミスになります。
ロープで繋がった仲間にも慣性が働き、自分が太陽を避けていても、ロープで引っ張られている仲間が太陽の重力圏にかかってしまい、1人だけ死んでミスになることは良くあります。
無重力の中、限られた回数の噴射で移動しなければならないため、慣れないと思い通りに動くのは難しいですね。

ただ、序盤のステージはかなり簡単に作られているので、難しいながらもサクサクとクリアして行けるバランスになっています。

sunburn
※こんな風に回収した船員とはロープで繋がっていきます。
この状態で避けたいものがある場合は、大きく迂回しなければなりません。
船員が多いほど回避困難になっていくので、回収する順番を考慮しなければならないこともあります。


sunburn
※そして仲良くご臨終。 みんなで死ねば恐くない? 生き残る道はありません・・・

ゲームが進むと、強く吸い寄せられるブラックホールや、着地する度にヒビが入っていずれ壊れるガラス惑星、触れるとアウトの火の玉なども出現します。
ブラックホールの中に船員がいて、あえて突っ込んでジェット噴射で脱出しなければならないケースもあります。

キャラクターはドットで描かれていて、イヌやネコなどのペットもいます。
ユニークな絵柄になっていて、アップデートで姿がサンタになり、惑星に装飾が付く「ホリデーテーマ」も追加されました。 自殺のゲームなのに。
一方、BGM は死と宇宙をテーマにした、荘厳なものになっています。

難点は終盤の難易度が高くなり過ぎていて、完全に「マゾゲー」になること
全 60 ステージで、40 ステージ辺りまでは普通に楽しめますが、そこから急に難しくなり、ラスト 10 ステージは何十回もリトライすることが前提のような作りになっています。
リトライはすぐ行えるし、ある程度難しくないとすぐに終わってしまうとも思いますが・・・

sunburn
※惑星の周囲にブラックホールがあり、そこに船員が囚われている様子。
中に入ると数度ジェット噴射を行わないと出れないので、酸素に気を付ける必要があります。

sunburn
※オープニングシーン。 ズガーンと宇宙船が壊れてバラバラに。

鬱なんだかそうでもないんだか解らない、不思議な印象のゲームです。
まあ普通の設定のゲームだったとしても、一定の評価は得られていたと思います。

手軽に遊べるアクションゲームで、変わり種のゲームが好きな人にお勧めでしょうか?

Sunburn!(iTunes が起動します)


以下は Youtube で公開されている公式のトレーラーです。


Hero Emblems

手軽ながら本格派の、ソーシャルゲームではない「パズル+RPG」が公開されています。
Hero Emblems」です。

パズル部分は ズーキーパー のようなオーソドックスな「マッチ3ゲーム」なのですが、しっかりしたストーリーと RPG らしい育成要素があり、没頭して楽しめる作品です。
ソーシャルゲームを全否定する訳ではありませんが、やっていて「ソーシャルゲームではないことの良さ」を感じる内容ですね。

台湾のメーカーの作品ですが、メッセージは日本語化されていて、若干翻訳がおかしいものの、普通に読める文章です。
定価は 400 円ですが、現在は発売セールで 300 円になっています。

Hero Emblems

パーティーメンバーは 戦士・騎士・魔術師・僧侶 の4人。
戦闘シーンでは各メンバーに対応した 剣・盾・魔法・ハート のコマが出てきます。

同じコマを3つ以上並べると消すことができ、剣と魔法のコマを消した時は戦士と魔術師が攻撃を行い、ハートを消した時は僧侶が HP を回復します。

盾はちょっと特殊で、消すことで騎士が DP(防御値)を回復させます。
これは攻撃を受けると減少しますが、その分だけダメージを軽減します。
DP が最大の場合は騎士も攻撃に参加します。

ズーキーパー / ビジュエルド型のマッチ3ゲームなので、コマを動かせるのは1マスのみ。
動かすことで消せるコマ(3つ以上並べられるコマ)しか動かせません。

ただ、コマの種類が4つしかないため適当に消しても連鎖が発生しやすく、そろえられなくて詰まるということは滅多にありません。
出来るだけ下の方で消して、連鎖を発生させやすくするのが基本ですね。

同じコマを4つ並べると2回攻撃が繰り出され、さらに「スキル」が発動する特殊なコマが現れます
これを消すと炎斬りや雷撃魔法など、各キャラが装備している属性攻撃が発動します。
L字型やT字型に消すと強いスキルが発動するコマも出てきます。

そして5つ直線で並べると「S.スキル」のコマが出現し、これを剣や魔法のコマと重ねると、強力な全体攻撃が発生します。
また、盾と組み合わせるとバリアが張られ、敵の攻撃を数回無効化します。
このバリアはボスとの戦いで重要になります。

Hero Emblems
※左はバリアを張っているところ。 ボス戦がある時は S.スキルのコマを残しておき、ボスでバリアを張って攻撃を防ぎながら戦うのが攻略法となります。 バリアのゆらめきが綺麗。
右は全員の S.スキルが一斉に発動しているシーン。 S.スキルのコマ同士を重ねるとこうなりますが・・・ 狙える機会は少ないですね。


戦闘により経験値とお金を獲得でき、キャラクターのレベルが上がります。
町では紋章や薬、スキルなどのアイテムを購入でき、紋章は装備に相当します。

ただ、この紋章の購入がゲームのポイントであり、長所でも短所でもありますね。

例えば、最初から持っている紋章は攻撃力が +2 しか上がりません。
しかし最初の町で売っている紋章は攻撃力が +20。 すっごく違う。

ゲーム序盤、まず町に行き、次に墓地に向かいますが、その次の鉱山がいきなり厳しい。
正直、紋章を1つは買っていないとボスに勝つのは困難です。
しかしこの時点で紋章を買うための資金 300 ゴールドを貯めるのは結構大変。
地道な資金稼ぎをしなければならず、この辺がやや辛いところです。
正直、これがアイテム課金型だったら「課金ゲーかよ!」と思っていたかもしれません・・・

ただ、少し頑張って強い装備を買い、キャラを強化するのも RPG の楽しみ。
幸い、そうして買った紋章は苦労に見合う強さを持っていて、パワーアップを実感することが出来ます。
この辺はむしろ長所でもあるかもしれません。
経験値稼ぎが必要なぐらいの、やや古い RPG のゲームバランスと言えるでしょうか。
序盤が一番辛いってのはどうかと思うけど、これもまあ、後半の強さの実感に繋がっているかな・・・

なお、たまに宝箱が見つかりますが、開けるにはパズルでカギを最下部まで落とさなければなりません。
しかし運も絡むため、開けるのは難しいです。
ただ、開けられなかった宝箱は同じ場所に行くと再び出てくるので、経験値稼ぎも兼ねて開くまでチャレンジしてみましょう。
開けられればお金と共にスキルやアイテムが手に入ることもあります。

Hero Emblems
※会話シーンとマップ画面。 ジト目のキャラが可愛らしくて良いですね。
マップ画面のイラストも良い雰囲気です。 マップ移動中にはランダムで敵に遭遇します。


Hero Emblems
※左は宝箱が出たシーン。 カギを落とせば開きますが、マッチ3ゲームで消したいところを消せるかどうかは運も絡む・・・
青の宝箱には貴重品が入っているので、開くまで何度も挑戦しましょう。
ルート分岐があるダンジョンは数回潜って、各ルートに宝箱がないかチェックしたいところ。
右は問題の「紋章」。 これを買い換えていくのがゲームの攻略の鍵。
スキルは宝箱からも手に入るし、後に出たものの方が強いとは限らないので、お金は紋章に使いましょう。
ただ、ボス戦では薬も忘れずに。


ちゃんとマップ画面があり、その上を任意に移動できます。
ラクガキ風のキャラクターや背景なども、味があって良いですね。
サウンドや操作性も良く、アプリの完成度は高いです。

ボリュームも結構あり、意外と長く楽しめるゲームです。
冒頭で述べたように、手軽でありつつも本格的に楽しめる RPG ですね。
序盤で投げてしまう人も少なくないかもしれませんが、オススメ出来るゲームです。

Hero Emblems(iTunes が起動します)


以下は Youtube で公開されている公式のトレーラーです。

ドロップ・ウィザード

1980 年代のアーケードゲームのような、バブルボブルっぽい雰囲気の固定画面アクションゲームが公開されています。
ドロップ・ウィザード」です。

段差から落下した時に攻撃を出すという変わったシステムで、好きな時に攻撃できないのでもどかしくなる事もありますが、難易度バランスの良いゲームです。
また、倒した敵が食べ物に変わったり、条件を満たすと巨大なダイヤが落ちてくるなど、懐かしい雰囲気に満ちています。

いかにも日本的なドットグラフィックで、メッセージも日本語化されているのですが、開発したのはイタリアのメーカーです。
価格は 200 円で、手頃な値段ですね。

ドロップ・ウィザード

ドロップ・ウィザード

操作は左右移動のみ。 ボタンはなく、画面の端を押すとそちらの方向に動きます。
ジャンプもありませんが、画面下にある穴に落ちると上から出てきます。
そして段差から落ちて着地する際、前方に魔法のショットを撃ち出します
これに当たった敵はしばらくピヨります。

ピヨった敵は体当たりすると転がっていき、壁に当たるとダウンして食べ物に変わります。
また転がした敵を他の敵にぶつけて巻き込むと、壁に激突しても跳ね返り、そのまま転がり続けるようになります。
これによりさらに多くの敵を巻き込めます。

食べ物は取ったら得点が増え、地面にある草に転がした敵を当てた時にも、コインなどの得点アイテムが出てきます。
さらに全ての草を消せばたくさんのダイヤが降ってきたり、巨大なダイヤが落ちてきます。
この辺はバブルボブルっぽさがあって良いですね。

たまにアイテムが出てくる事もあり、敵を一斉にピヨらせる爆弾や炎、しばらく無敵になる薬、歩くとコインが出てくる金貨などが存在します。

ドロップ・ウィザード
※大きなダイヤは地面の草や突起を全部消せば出てきます。
草を全部消すには転がし方を工夫しなければならないステージもありますね。
敵を倒す際にも、どこで狙うかがポイントになります。


ドロップ・ウィザード
※倒した敵はフルーツやアイスなどに。 ここがいかにもバブルボブル風。
また多数の敵のカタマリが壁にぶつかると振動が発生し、コインやダイヤが落ちてきます。


段差から落ちた時しかショットを撃てないので、目の前に敵がいても手を出せません。
敵が横にいる時は相手が下に落ちるのを待つか、自分が一番下まで落ちて上に戻り、再び敵の前に落ちて来ないと攻撃できません。
常に移動し続けていて止まる事も出来ないため、慣れていないうちはプレイし辛さを感じます。

ただ、そんなに難しい訳ではなく、残機も多いので多少のミスは大丈夫。
誰でも楽しめる難易度にはなっていると思います。

1つのエリアは前編・後編に分かれており、それぞれ5ステージ+ボスステージで構成されています。
全5エリアで、合計 50 ステージ+ボス 10 体ですね。

ボスはバラエティーに富んでいて、単に走り回るものから、巨大なもの、ダルマ落としのようなものなど様々。 もちろん攻略もそれぞれ異なります。

1ステージが短いため、オールクリアまでそんなに時間はかかりませんが、特定の条件を満たさないと真のエンディングには辿り着けません。

ドロップ・ウィザード
※ボスの1人、大ダコ。 足をかわしながらザコが降ってくるのを待ちましょう。
どのボスもパターンが解れば苦戦はしませんが、わざと相手の正面に立ち、攻撃を誘う必要があるボスもいます。


ドロップ・ウィザード
※ステージ選択画面。 このドットイラストがいい感じ。
ファミコン時代の後期や、スーパーファミコン時代を思い出す絵柄です。


本当に、良い感じにバブルボブルな雰囲気のゲームです。
買い切りゲームなので課金はなく、広告もありません。
ホノボノしたキャラデザインやイラスト、ステージ間の演出やサウンドも良いですね。

もうちょっとアイテムや謎が多くあれば・・・ とも思いますが、そこまで言うのは酷でしょうか。
ややクセはありますが、良作のアクションゲームだと思います。

ドロップ・ウィザード(iTunes が起動します)


以下は Youtube で公開されている公式のトレーラーです。

ソシャゲまとめ斬り 2015 年初・四日目(グラブル、ポコダン、千年、LINE 系)

2015 年、年初のソーシャルゲーム特集。
本日4日目は最終回。 第一回は こちら、第二回は こちら、第三回は こちら をご覧下さい。

今回はやや知名度が低いものや、小粒(?)なアプリが多いのですが、一気に 13 本ご紹介いたします
小粒と言ってもクオリティは相応に高いものが多く、人気の LINE ゲームも含んでいます。

一部、ソーシャルゲームとは言えないもの(キャンディークラッシュ系など)も含んでいますが・・・ アイテム課金型ということで一括りにしています。 ご了承下さい。
例によって評価は独断であり、批判も辞さないレビューなので、その点もご了解を。

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グランブルーファンタジー

おそらく最後のブラウザ型ソーシャル RPG になるのではないでしょうか。
Cygames が開発し、DeNA が運営している、テレビ CM が盛んなモバゲーのソーシャルゲームです。

グランブルーファンタジー

ブラウザ型でありながら、植松伸夫さんの手がけたクオリティの高い BGM と、声優の豊富なボイスが流れるゲームです。
演出もブラウザ型の中では最高峰で、かなり頑張っているのが見て取れます。
キャラクターデザインも元スクエニの方が担当しており、タクティクスオウガ や FF タクティクスのような雰囲気のイラストが表示されます。

ただし、それでもあくまで「ブラウザ型」です。
ガラケー的なクオリティであることは否めず、スマホでこのゲームを見ても見劣りするのは否めません。

FF を意識したような内容で、ボス戦はターン制バトルになりますが、クエストはポチポチゲー
ただ RPG らしいストーリーがあり、セリフは全てフルボイスです。

ブラウザ型のソーシャルゲームの最終形でしょうね。 
私には古くさいゲームにしか見えませんが、旧スタイルのソシャゲを好む人の中には、最新のゲームを「面倒くさい」「難しそう」と感じる人も多く、そうした方をターゲットにしているようです。
まだポチポチ型やブラウザ型に抵抗のない方なら楽しめる作品でしょう。

iTunes リンク:グランブルーファンタジー
Google Play リンク:グランブルーファンタジー
参考ページ:ファイナルファンタジー タクティクス 獅子戦争


ポコロンダンジョンズ

同色のパネルを一筆書きしていくゲームですが、その上をキャラクターが歩いていくという、一風変わったシステムのゲームです。
開発は Grenge(グレンジ)というメーカーで、サイバーエージェントの子会社です。

ポコロンダンジョンズ

主人公のいる場所から、同色のパネルをなぞっていきます。
すると主人公と仲間がなぞった通りに移動していき、敵モンスターに接した際に攻撃を行います。
移動を終えると敵が動き、隣接されると攻撃されます。 以後はこの繰り返しです。

敵に接するように移動しないと攻撃はできません。
また敵から離れて移動を終えれば、こちらも攻撃を受けません。

歩いた距離が長いほど攻撃の威力が増し、5マス以上繋げていると移動後に特殊攻撃が発動します。
ただ次の手を考えながら移動しないと、なかなか長距離を歩きながら攻撃することは出来ませんね。
敵が来るのを待つのも手ですが、各ステージにはターン数の制限もあります。
ソシャゲの中では、かなり思考性の高いゲームです。

演出やサウンドのクオリティーも高く、総合的に優れたアプリです。
サイバー系なので運営がやや心配ですが、ゲーム自体が面白く、私的には評価したい作品です。

iTunes リンク:ポコロンダンジョンズ
Google Play リンク:ポコロンダンジョンズ


千年の巨神

にゃんこ大戦争+パズドラ型ソーシャルゲーム。 一本道 RTS のソシャゲです。
開発は enish(エニッシュ)というメーカーで、ゆるい感じの可愛らしいキャラデザインが良いですね。

千年の巨人

千年の巨人2

時間と共に増えていく「召還パワー」を使ってモンスターを出撃させ、敵の拠点を攻め落とします。
出撃させたモンスターは自動で前進し、敵が来ると勝手に戦いますが、まもり・えんきょり・ひこう・バランスの4タイプがいて、状況を見ながら出撃させるモンスターを選ぶのがポイントです。
基本システムはほぼ「にゃんこ」のまんまで、巨大ボスが登場すること以外、特別な要素はありません。

この手のゲームはバランスが重要で、ソシャゲなのでガチャで SR クラスが出るとそれが崩れてしまいそうですが、とりあえず R しかない状態の場合は、普通に遊べる印象です。
強いモンスターは出撃に必要なパワーが多く、弱いキャラは少量のパワーで出撃させられるので、その辺でバランスは調整されていて、SR があっても極端に強くはならない・・・ と、思います。
(この辺は推測も含みますが)

最大の特徴は絵柄でしょうか。 マンガ風のストーリーシーンがあり、ほのぼのした優しい雰囲気のイラストが良いですね。
そつなく出来ているゲームで、にゃんこ大戦争が好きな方には良いと思います。

iTunes リンク:千年の巨神
Google Play リンク:千年の巨神(せんかみ)
参考レビュー:にゃんこ大戦争


フェアリーテイル ~ブレイブサーガ~

少年マガジンのマンガ「FAIRY TAIL」を題材にしたソーシャルゲーム。
システムは「ツムツム+パズドラ」で、開発元はタイトーですが、昨年の秋にタイトーが行った新作発表会では紹介されていなかったゲームです。(その少し前にスタートしていました)

フェアリーテイル

同じ色のジェムをなぞって消していく一筆書き系のパズルゲームですが、ジェムの動きが物理シミュレートされているのが特徴で、リアルに転がります。
まあ要するに「ディズニー ツムツム」です。

ツムツムのシーンは 20 秒間で、消したコマの色に応じた味方が攻撃を行います。
攻撃シーンのキャラクターは 3D で表現されていて、少しトゥーンレンダリング(3D を 2D に見せる技術)されたような絵になっています。

各キャラが固有の動きで敵を攻撃し、アニメと同じかけ声を出し、キャラごとに勝利ポーズも用意されているのは、原作ファンを意識しているのを感じますね。
女性キャラの動きが妙に艶めかしいのも魅力でしょうか?

ツムツムのようなスコアアタックはないので、それとはゲームの楽しみ方が異なります。
パズルシーンのコマの動きや演出はツムツムには劣りますが、ソシャゲとしてのクオリティは悪くありません。
基本的には原作マンガ・アニメのファンのためのアプリでしょう。

iTunes リンク:フェアリーテイル ~ブレイブサーガ~
Google Play リンク:フェアリーテイル ~ブレイブサーガ~
参考レビュー:LINE ディズニー ツムツム

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LINE パズルボブル

パズルボブルの LINE ゲーム。 ライセンスで作られたものではなく、ちゃんとタイトー製。
もう1年ほど運営されているゲームですが、そのクオリティの良さから今でもランキング上位です。

LINE パズルボブル

タップした場所にボールが撃ち込まれ、同色を3つ繋げると消すことが出来ます。
正確に狙いを付ける事ができ、通常ステージには時間制限もなく、バブルが迫ってくることもないので、本家と比べるとかなり簡単ですが、これはこれで手軽にサクサク出来て良いですね。
ゲームが進むと時間内にスコアを稼ぐステージや、バブルが迫ってくる特殊ステージも登場します。

LINE ゲームなので友達とスコアを競う要素があり、ステージごとにランキングが表示されます。
知人のスコアが自分より上だと思わず越えたくなるので、ゲーム自体は簡単でも、より高いスコアを目指すプレイを自然と行うようになります。

クオリティも高く、簡素なアプリが多い LINE ゲームの中では尚更です。
長くランキング上位に留まっているのも納得できる作りです。

iTunes リンク:LINE パズルボブル
Google Play リンク:LINE パズルボブル
参考レビュー:ニューパズルボブル


LINE ゲットリッチ

モノポリー+ソーシャルゲーム。 LINE ゲームの1つで、元は netmarble という韓国のコミュニティサイトで運営されていたものです。
LINE ゲームとしてはクオリティが高いゲームで、内容もちゃんとモノポリーしています。
プレイ時間は長めですが、本家のモノポリーよりは短時間で決着が付くようアレンジされています。

LINE ゲットリッチ

LINE ゲットリッチ2

サイコロを振ってボード上を周回します。
止まった土地のマスを購入でき、そこに建物を建てられ、他の人が止まったら利用料を徴収できます。
建物は周囲のマスを独占していなくても建てられます。
また、交渉や交換はなく、他の人の土地に止まった際、そこを「2倍買い」で強制的に買収できます。

余裕があるうちは2倍買いの応酬になりますが、周回ボーナスが低く、お金があまり貯まらないため、土地を買いすぎて資金が減りすぎると破産のリスクもあります。
その辺のゲームバランスはちゃんと取られていますね。

ゲームは最大4人のオンライン対戦で、LINE ゲームだけあってユーザーは多く、すぐ人が集まります。
サイコロやカード、アクセサリなどを強化していく要素があり、それによってゲームが有利になりますが、バランスが壊れるほど強い効果はありません。

手軽にモノポリーを楽しめる、完成度の高いアプリです。
他の LINE ゲームのような簡素さのない、しっかり作られたアプリですね。

iTunes リンク:LINE ゲットリッチ
Google Play リンク:LINE ゲットリッチ
参考ページ:モノポリー


LINE ポコポコ

LINE ゲームのキャンディークラッシュです。 以上、説明終わり。
・・・それだけでは石が飛んで来そうですが、ゲームシステムについて、それ以外に言うことはありません。
普通のマッチ3ゲームです。

LINE ポコポコ

ただ NHK E テレの子供番組のような雰囲気があり、子供から大人まで楽しめます。
アプリのクオリティも悪くなく、一昔前の簡素な LINE ゲームの印象はありません。
キャンディークラッシュが楽しめた人なら、こちらも同じように楽しめるでしょう。

iTunes リンク:LINE ポコポコ
Google Play リンク:LINE ポコポコ
参考ページ:キャンディークラッシュ

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クリスタルファンタジア

アクションのソーシャルゲーム。 開発元は Klab。
前方からやって来る敵を剣で斬るだけのシンプルなゲームですが、アクションのソーシャルゲームは数少ないので、その意味で貴重です。

クリスタルファンタジア

クエストが始まると主人公が自動で走り始め、前からモンスターが出てきます。
敵が近くに来たところで画面をタップすると剣を振って撃退できますが、5回連続で振ると次の攻撃まで間が空くので、敵が多いときは連打はできません。
ステージが進むと速度の違う敵や、弾を撃つ敵も出て来ます。 弾は剣で打ち消します。

仲間は特殊技になっていて、使用すると強力な範囲攻撃や貫通攻撃が発動します。
ただ飛距離が短いものや、中央にしか効果がないものもあり、タイミングを計る必要があります。
ボスに強力な攻撃をヒットさせるとひるみ、その間に攻撃をバシバシ連打できます。

今回は全部で 35 のソーシャルゲームを取り上げていますが、その中でアクションっぽいのはトイズドライブ、ドリフトスピリッツ、そしてコレだけ。
他の2つはアクションと言えるかどうか微妙なので、これが唯一と言っても良いかもしれません。
ゲーマーには物足りず、アクションなので苦手な人も多いと思いますが、オリジナルなものを作ろうとしているのは伺えますね。

※このゲームは 2015年6月 に運営を終了しました。

iTunes リンク:クリスタルファンタジア(終了)
Google Play リンク:クリスタルファンタジア(終了)


スゴロクモンスターズ

モノポリー+ソーシャルゲーム。 開発元はアプリボット。
LINE ゲットリッチに非常によく似たゲームで、技術的なクオリティは高いのですが、ゲットリッチと比べると厳しいのは否めません。

スゴロクモンスター

土地に建物を建てる金額と、他プレイヤーの土地に止まった時の支払額がどちらも少ないため、相手の土地に止まっても大したダメージがなく、簡単に「2倍買い」で乗っ取れてしまいます。
モノポリー特有の「相手を破産させる楽しさ」と「相手の高額な土地を前にした時のドキドキ感」の双方が足りないため、やっていて面白さに欠けます。
ソーシャルゲームらしく仲間モンスターがいて、様々なスキルを発動させられますが、強力すぎてゲームの決着があっさり付いてしまいます。

LINE ゲットリッチとこのゲームのどちらが模倣作なのかは解りませんが、いずれにせよ知名度も内容もゲットリッチに劣る印象です。
なによりゲットリッチは「LINE」ですし、これでは辛いですね。

※このゲームは 2015年6月 に運営を終了しました。

iTunes リンク:スゴロクモンスターズ(終了)
Google Play リンク:スゴロクモンスターズ(終了)

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Gems of War

パズル+RPG の原点「パズルクエスト」の開発者が製作していることで話題になった、海外製のソーシャルゲームです。
内容はパズルクエストをパズドラ型のソシャゲにした感じで、対戦モードもあるのが特徴。

Gems of War

いわゆる「マッチ3ゲーム」で、敵と自分が交互にジェムを消していきます。
黄色のジェムを消せば黄色の属性を持つメンバーの「マナ」が貯まり、最大になるとスキルを発動させられるシステム。
ただテンポが良くなく、パズルも普通のマッチ3ゲームなのでシンプルです。

ある程度ゲームが進めば、パズルクエストのようにスキルを組み合わて使う TCG 的な戦略性が出てくるのだと思いますが、仲間はガチャ次第ですし、やや地味な印象は拭えません。
英語なのでストーリーも解り辛いです。 ただ、しっかり作られているゲームではありますね。

iTunes リンク:Gems of War
参考ページ:パズルクエスト2


Spellfall

Paper Toss や Army of Darkness Defense など、iPhone の初期に多くの秀作を送り出していた Backflip Studios の作品。
任意の2つのコマを動かすのではなく、「入れ替えていく」キャンディークラッシュといった感じのシステムです。

Spellfall

好きなコマを入れ替えられるので、ジェムは簡単にそろえることが出来ます。
その代わり相手の体力は多く、何度か動かすと攻撃を受けます。
そして HP がスタミナ制のようになっていて、ダメージは次回以降の戦闘に引き継ぎ、時間が経たないと回復しません。

仲間がいない代わりに多彩な魔法があり、それら全てが固有の 3D 演出を持ちます。
しかし特異なゲームシステムがイマイチ面白さに結びついていない印象です
入れ替えパズルと言うと「とっかえだま」が思い浮かびますが、そこまでのスピード感や思考性はありませんね。

iTunes リンク:Spellfall
Google Play リンク:スペルフォール
参考ページ:Paper TossArmy of Darkness Defense


ダンジョン・ジェム

発売されるまでは「ゲームロフトのパズドラ」と言われていたゲームですが、全然違います。
Azkend や ポコパン のようにパネルを一筆書きで繋げていくゲームで、パネルの数が少なめですが、ポイントを消費すれば異なる種類のコマも繋げることが出来ます。
既存のゲームで言うとロード・トゥ・ドラゴンに近いです。

ダンジョンジェム

キャラクターは 3D 化されており、海外のゲームらしくグラフィックはリアル調。
演出のクオリティも高く、モンスターが滑らかに動き、3D の背景もちゃんとスクロールします。
バトルもパズルとしての思考性は低めですが、手軽にサクサク繋げられるので楽しめます。
日本語化されているし、全体のクオリティは高いですね。

ただ、キャラデザインが日本人好みじゃないんですよねぇ。
こうしたリアル調のグラフィックはもっとヘビーなゲームには良いのですが、ソシャゲだと違和感があるのは否めません。 日本ではあまりウケないでしょうね・・・

iTunes リンク:ダンジョン・ジェム
Google Play リンク:ダンジョン・ジェム
参考ページ:AzkendLINE ポコパンロード・トゥ・ドラゴン


バブルウィッチ

LINE パズルボブルを扱ったので、ついでにこちらも。
海外製のパズルボブルの追従作で、内容としては LINE パズルボブル+キャンディークラッシュという感じ。
公開しているのはキャンディークラッシュの開発元である King で、本来のタイトル名は「Bubble Witch Saga 2」です。

バブルウィッチ

このゲームの特徴は、落下させたボールやクリア時に余った手玉が画面下部を跳ね回り、壷に入るとボーナス得点になること。
キャンディークラッシュは手数を余らせてクリアすると、画面中のキャンディーが破裂しまくる派手なボーナスシーンになりましたが、そういうシーンがこのゲームにもある訳です。
連続でボールを消していけば壷が燃えだし、ボーナスが2倍になる演出もあります。

これが良いアクセントになっていて、パズルボブルに更なる面白さを加えています。
非常に遊びやすいバランスで、思わず没頭してしまうハマり性もあり、さすが King と言えますね。

iTunes リンク:バブルウィッチ
Google Play リンク:バブルウィッチ

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以上で「ソシャゲまとめ斬り 2015 年初」の特集を終えたいと思います。

全体の総評としては、ソーシャルゲームのクオリティーの急激な上昇を感じます。
そういう意見は 2012 年頃からありましたが、最近のクオリティの伸びは特に著しいです。
ここまで平均のクオリティが上がると、たとえソシャゲでも相応の内容でないとお話になりませんね。
LINE ゲームでさえ、近頃は質の向上が目立ちます。

おまけに数え切れないほど出続けていますから、そこそこ良く出来たソシャゲでも目に付かずに終わったりする訳で、ホントもう、レッドオーシャンを通り越してデッドオーシャンです。

しかしユーザーにとっては、粗悪なアプリで一儲けできる時代がほぼ終演し、クオリティの高いアプリを選べるようになっているので、それは喜ばしいことでしょう。
ソシャゲの流行によって低下したゲームの品質が、ようやく戻って来たのを感じます。

とは言え、ソシャゲはソシャゲ。 悪質な運営で世を騒がすものも後を絶ちません。
後は「モラル」が戻って来るのを期待したいですね。

一通り見て思うのは、「○○+ソシャゲ」の「○○」の部分が露骨なパクリであるゲームが多いことですが、その辺はソシャゲに関わらず、といったところでしょうか。

・ソシャゲまとめ斬り 2015 年初 1日目2日目3日目延長戦
・ソシャゲまとめ斬り 2014 夏 1日目2日目3日目4日目

ソシャゲまとめ斬り 2015 年初・三日目(乖離ミリアサ、封印勇者、ドラバシ、マジフリ等)

2015 年、年初のソーシャルゲーム特集。
本日は第三回目です。 第一回は こちら を、第二回は こちら をご覧下さい。

今回も話題のゲームや、個人的に楽しめたもの、そうでもなかったものなど、目に付いたアプリをまとめてご紹介しています。
例によって評価は私見なのでご了承を。

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乖離性ミリオンアーサー

スクエニのミリオンアーサーの新作。 ラノベ風ストーリーのソーシャルゲームで、読みは「かいりせい」です。
世界設定は前作(拡散性)と共通していますが、物語自体は別で、主人公も異なります。
今回は職業の異なる4人のアーサー(主人公)がいて、自由に切り替えられるのが特徴。
バトルはトレーディングカードゲーム(TCG)っぽくなっています。

乖離性ミリオンアーサー

乖離性ミリオンアーサー

拡散性ミリオンアーサーはボタンを押して進行させる「ポチポチ型」でしたが、今回はバトルの繰り返しで進行します。

戦闘シーンではカードを出して攻撃を行いますが、使用するのに「コスト」を消費します。
コストはターンごとに全快し、最大値も1ずつ増えていきますが、最初は3しかないので高コストのカードは使用できません。
ターンが進みコストが増えれば、一度に複数のカードを出すことも可能です。
また常に仲間(他のアーサー)が3人いて、仲間と同じ属性のカードを出すとチェインが発生します。

ゲーム自体はシンプルですが、補助カードや回復カードなどもあるため、カードがそろってからのデッキ構成にはそれなりの戦略性はありますね。
4人のアーサーを異なるプレイヤーが担当するマルチプレイもあります。

演出は非常に高クオリティーで、やたら派手できらびやかな画面効果が発生しまくります。
ボイスも豊富に用意されており、サウンドも良く、さすがスクエニと言うほかありません。

ミリアサの知名度により、すでに大ヒットしているソシャゲですね。
オリジナリティーのある内容ではないのですが、オーソドックスなカード型ソーシャルゲームを高い品質で提供している、と言った感じでしょうか。
拡散性ミリオンアーサーは途中から完全にギャルゲーになったのですが、今回は女性ユーザーのことも考慮しているのか、(現時点では)そこまで萌え路線に偏っておらず、イケメンキャラも割と多いです。

iTunes リンク:乖離性ミリオンアーサー
Google Play リンク:乖離性ミリオンアーサー
参考レビュー:拡散性ミリオンアーサー(スマホ版はサービス終了予定)


封印勇者!マイン島と空の迷宮

セガが開発した「マインスイーパー+ソーシャルゲーム」。
今までに発売されたマインスイーパー+RPG は、実際には全然マインスイーパーじゃないものが多かったのですが、これは本当にマインスイーパーそのものです。
ですからマインスイーパーが好きな人が、それを期待してプレイしても間違いはありません。

封印勇者

ダンジョンのシーンは「マインスイーパーです」以外に言いようがありません。
ブロックを壊し、出てくる数字のヒントを頼りに、爆弾の場所を封印(マーキング)していきます。

安全に壊せるブロックがいくつか提示されていて、外周にもヒントの数字が付いています。
これにより「運任せにタイルを開かないといけない」というケースが生じなくなっています。

もし爆弾を踏んでしまうとダメージを受けますが、HP が残っていれば即死にはなりません。
爆弾を規定の個数だけ発見すれば扉が開き、中に入るとモンスターとのバトルになります。

バトルはリアルタイム制で、行動力ゲージが貯まったキャラをタップすると、キャラの絵が敵の方にポンポン飛んでいき、ダメージを与えられます。
指定の回数だけ敵を攻撃するとピヨり、攻撃してくるタイミングが遅れるという要素がありますが、内容自体はシンプルですね。

気になるのはマインスイーパーのシーンとバトルのシーンにあまり関連性がないことで、バトルはソシャゲにするために取って付けたような感じが否めません。
ただ、別々にしたからこそ、マインスイーパーをマインスイーパーとして作れたのかもしれません。

序盤のステージは簡単すぎて、マインスイーパーとしては楽しめないのですが、イベントクエストでいきなり高難度のスイーパーに挑戦できます。
イベントクエストにはバトルがメインのステージと、スイーパーがメインのステージがあり、スイーパーメインなら敵は弱めなので、強い助っ人がいれば序盤でもクリア可能です。

スーパーファミコンの RPG のような町のシーンがあるのも特徴でしょうか。
マインスイーパーが好きな人なら楽しめるゲームですね。

iTunes リンク:封印勇者!マイン島と空の迷宮
Google Play リンク:封印勇者!マイン島と空の迷宮
参考レビュー:マインスイーパQ


ドラゴンリバーシ

オセロ+パズドラ型ソーシャルゲーム。 販売は NTT Docomo、開発は iNiS(イニス)。
ドコモがスマホアプリ市場にパブリッシャーとして参戦したと言うのは、ビジネス系メディアでも話題になりました。
このアプリは、そのドコモが最初に発表したソシャゲの1つです。

ドラゴンリバーシ

通常のオセロ(リバーシ)とは違い、6x6 のボードで戦います。
相手のコマを挟むと、挟むのに使われたコマに書かれているキャラクターが敵を攻撃します。
そして多くのコマをひっくり返すほど与えるダメージに補正が付きます。

相手の HP を 0 にすれば勝利なので、オセロの有利不利に関わらず決着が付くことはあります
盤上にはコマを置くと攻撃力が上がる剣のマークや、回復するハートマークがあるため、それにも左右されます。
しかし相手をパスに追い込めば連続で攻撃できますし、相手のコマを無くすか、ボードが埋まってオセロで勝利している時は、強力な一斉攻撃が発生します。
よってプレイヤーのオセロの強さでキャラの弱さをカバーすることは十分可能です。

ストーリーは戦争モノになっていて、攻撃時も複数の兵士が一斉に斬りかかり、戦争っぽさがありますね。

メインクエストで消費するスタミナの量が多い印象ですが、リバーシアプリらしく対戦モードも付いていて、こちらはスタミナを消費せず、自由にプレイ出来ます。
対戦の戦績によりランキングが付けられ、報酬も貰うことが出来ます。

対戦にはキャラの強さがそのまま反映される「スペシャル」と、双方の HP と攻撃力が同じになる「定期戦」があり、定期戦ならキャラが弱い初心者でも楽しめます。
まあ「スキル」があるので、それが強いキャラがいた方が有利なのもあるのですが。

このゲームが楽しめるかどうかは、オセロが好きかどうかに左右されるでしょう。
私はオセロが好きなので、かなり楽しめています。

iTunes リンク:ドラゴンリバーシ
Google Play リンク:ドラゴンリバーシ
参考ページ:オセロ/リバーシ攻略


マジカルフリック

Threes! +パズドラ型ソーシャルゲーム。 販売は NTT Docomo、開発は Edia(エディア)。
エディアは以前から様々なアプリを作っていた会社ですが、B級ソシャゲが多かった印象。
ただ、この作品はインターフェイスや演出に優れ、技術的なクオリティは高いですね。

マジカルフリック

Threes! のように画面をフリックすることで、全てのコマがその方向に1マス動きます
同じ色のコマは重なると合体し、コマの中にある星の数が合計されていきます。
動かせるのは 12 秒で、星が3つ以上のコマが出来ていれば、その色のモンスターが攻撃を行います。
星が 10 以上のコマがある場合は全体攻撃が発動します。

操作スタイルは Threes! ですが、じっくり考えて動かす Threes! や 2048 とは違い、こちらは時間制のスピード勝負なので、ゲーム性は異なりますね。

戦闘システム以外は「模倣」と言って良いほどパズドラのまんまで、戦闘時の画面レイアウト、キャラクターのデザイン、育成システムまでパズドラです。
ただ光を伴った演出は綺麗で、インターフェイスも滑らか。 冒頭でも述べたようにクオリティは高いです。
ストーリーが皆無な点までパズドラなので、そこは昨今のゲームとしてはもの足りませんが。

スピードは必要ですが、パズドラほど思考性のあるゲームではないので、パズドラが難しいと思っている方や、似たシステムで違うものがやりたいと思っている方には良いと思います。
注目されていたドコモのスマホソシャゲは、2つとも標準以上という印象ですね。

iTunes リンク:マジカルフリック
Google Play リンク:マジカルフリック
参考レビュー:Threes!

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勇者トリデ BAGOOON!!

アクワイアが開発した、真横視点のクラッシュ・オブ・クラン。
見た目は大きく異なりますが、ゲーム進行は完全に「クラクラ系」です。

勇者トリデ BAGOOON

技術的なクオリティは良いのですが、ゲーム序盤は出来ることが少なく、早い段階で施設の拡張に 30 分とか1時間とかかかるので、最初から細かい中断を余儀なくされ、プレイする「意欲」が持ちません。
見た目からタワーディフェンス的な面白さがあるのかと思っていましたが、そんな戦略性があるようなゲームではありませんでした。

ゲームが進み、様々な兵士や防衛施設を活用できるようになれば楽しめそうなのですが、そこまでやるのは辛い印象ですね。

※このゲームは 2015年7月 に運営を終了しました。

iTunes リンク:勇者トリデ BAGOOON!!(終了)
Google Play リンク:勇者トリデ BAGOOON!!(終了)
参考レビュー:クラッシュオブクラン


トキノラビリンス

パネルを開いてダンジョン探索を進めていくソーシャル RPG。 このゲームではパネルは「霧」になっています。
販売はセガで、開発は AppBank Games。 一応、ローグ系と言えるでしょうか。

トキノラビリンス

ダンジョンは霧に覆われていますが、タップで消すことができ、その際に仲間への「チャージ」も行われます。
敵が出現している時は霧を消すたびにカウンターが減っていき、0 になると攻撃されますが、敵をタップすればチャージされた仲間が攻撃を行います。
出来るだけチャージしつつ、攻撃される前に敵を倒すのが基本ですが、霧の中から新しい敵が出てくることもあります。

しかしこうしたローグ型 RPG は、ピンチを思考や経験で乗り切るような場面がないと面白くありません。
しかしこのゲームはソシャゲ的な低難度であるため、当面は深く考えずテキトーにやっても進めてしまいます。 しかも強力な助っ人を借りることも出来るので、ローグ型の面白さは感じられません。

同じ問題はサービス終了を発表した「パネローグ」でも起きていて、こちらもパネルオープン型のローグ風 RPG だったのですが、序盤は低難度のため思考型ゲームなのに思考する必要が皆無で、あまり面白くありませんでした。
ローグ型 RPG とソーシャルゲームの慣習の、相性の悪さを感じてしまいますね。

※このゲームは 2015年6月 に運営を終了しました。

iTunes リンク:トキノラビリンス(終了)
Google Play リンク:トキノラビリンス(終了)


ドラゴンダイス

コナミが提供しているスゴロク+ソーシャルゲーム。 オンラインのマルチプレイが可能。
古いソシャゲのような雰囲気があり、グリー / モバゲーな人のためのゲームと言う印象です。

ドラゴンダイス

サイコロを振ってマスを進んで行くだけのシンプルな内容。
ザコとの戦闘は表示される方向に画面をフリックするだけ。
ボス戦は攻撃する場所を指定するだけで後は自動。
一応、パンチしてきそうな時に手を攻撃すると止められる、といった要素はあります。

ゲームとしてはシンプル過ぎるのですが、フィールドはフル 3D で描かれており、ボスのアニメーションも迫力があります。
スクストが「最新技術でポチポチゲームを作った」ものであるように、これは「最新技術でグリー/モバゲーなゲームを作った」といったところでしょうか。
マルチプレイや対人バトルがあるので、ドラリーグ系のゲームを楽しんでいる人をターゲットにしたものだと思われます。

※このゲームは 2015年6月 に運営を終了しました。

iTunes リンク:ドラゴンダイス(終了)


ドリフトスピリッツ

バンダイナムコが運営している、CSR のクローンゲーム
CSR と言っても知らない方が多いと思いますが、世界的にヒットしている簡易レースゲームで、シリーズ1億ダウンロードを突破しています。
その CSR の舞台を日本にして、頭文字 D 的なストーリーを加えたものですね。

ドリフトスピリッツ

グラフィックはかなり綺麗です。 レース中にも視点が変わる演出などが行われます。
しかしゲームはカーブでボタンを押すだけ。 ハンドル操作とかブレーキとか一切無し。
一応、スタートでアクセルをふかしたりとか、直線でニトロを使ったりする要素もありますが、ゲームとしてはもの凄くシンプル

ゲームをやらない人のためのゲームという印象で、ゲーム性は最低限にして、誰でも手軽にプレイでき、綺麗な演出やストーリーを楽しめることがウケた、という感じでしょうか。
簡単・単純を求める需要もあるということでしょうね。

iTunes リンク:ドリフトスピリッツ
Google Play リンク:ドリフトスピリッツ
参考 iTunes リンク:CSR Racing


ダンガンロンパ-Unlimited Battle-

あの学級裁判殺人アドベンチャー「ダンガンロンパ」のキャラを使ったソーシャルゲーム
ちゃんとスパイクチュンソフトが公開しているもので、モンストを模したようなシステムなのですが・・・
どうしてこうなった

ダンガンロンパ Unlimited Battle

見てのように、クオリティがびっくりするぐらい低すぎる
なにか事故ったんだろうか? プログラマーが逃げたんだろうか?
それとも元々シュールな世界観のあるゲームだから、このシュールさ全開のグラフィックと内容も演出ということなんだろうか?
ああ、そうか、これが絶望ということか・・・

※このアプリは「ダンガンロンパ2」のゲーム内ミニゲームの再現のようです。
クオリティが低いのは、そのミニゲームを模しているからのようです。


※このゲームは 2015年11月 に運営を終了します。

iTunes リンク:ダンガンロンパ-Unlimited Battle-(終了)
参考レビュー:ダンガンロンパ 希望の学園と絶望の高校生
参考レビュー:モンスターストライク

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ソシャゲまとめ斬り 2015 年初、四日目 に続く。

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