TBS のドキュメンタリー番組「情熱大陸」が、パズドラで絶好調のゲームメーカー「ガンホー」の社長、森下一喜さんを1年間に渡って密着取材。
その模様が 3月1日(日)夜11時より放送されます。
その番組の中で、情熱大陸とガンホーがコラボしたオリジナルゲームの製作過程が公開されるようで、そのゲームアプリが先日、放送に先立って公開されました。
「モジポップン」です。
文字を繋げて単語を作っていくゲームで、「もじぴったん」や「口先番長」のようなスタイルのアプリですね。
やっていて感じるのは、テレビ番組とのコラボ作品であるため、一般向けに、模範的に作っていると言うこと。
良くも悪くも無難な作りなので、ゲーマーにとっては物足りないのも本音ですが、しかしグラフィックや演出は良く出来ていて、その辺はさすがガンホーです。
価格は無料で、課金もなし。
難しい操作もなく、手軽に遊べる内容なので、テレビを観た人がとりあえず試してみるのには確かに良いアプリです。
ステージが始まると、16文字のカタカナが浮かんできます。
この中から好きな文字をタップで取り上げ、単語を作ります。
例えば、「ア」と「キ」を取り上げれば「秋」になります。
その後に「タ」を取り上げると「秋田」になります。
さらに、文字を1つ取り上げるごとに複数の単語の判定が行われるため、前述の「アキタ」を作ると、同時に「北」も成立します。
言わば「もじぴったん方式」ですね。
文字を全部入力してから決定する「口先番長方式」ではありません。
そして単語が成立すると、主人公が海底に潜って行きます。
ゴールまで辿り着くと海の底のお宝を発見してステージクリア。
文字を1つ取る度にハートが減っていき、ゴールする前にハートが尽きてしまうとリトライです。
制限時間は(通常のステージには)ないので、じっくり考えて入力しても構いません。
4文字以上の言葉を作ると、ボーナスで潜行距離が長くなります。
さらに複数の言葉を同時に作ると「コンボ」になり、言葉を連続で作り続ければ「チェイン」が繋がります。
これらも進む距離にボーナスを与えます。
5文字以上の単語ならハートも回復します。
ただし各ステージには「チェインを5回繋げる」「4文字以上の言葉を作る」などのクリア条件があり、これを達成していない場合は宝箱の鍵が手に入らず、クリア出来ません。
各エリアの最後にはボスも出現し、ここはボスより速くゴールを目指すタイムトライアルになります。
※先のエリアに進むにはクリア評価の★を集める必要がありますが、難しいゲームではないので、★集めもそう苦労はしません。
右はボスシーン。 ここだけは文字数が少ない影響もあり、後半だと苦戦するかも。
言葉を作っていくとゲージが貯まっていき、それを使ってペットのパッション(犬)に、好きな文字を持って来させる事が出来ます。
ただしゲージが十分でない時に使うと、全然違う文字を持ってくる場合があります。
ゲージが貯まる速度も遅いので、使える機会は少なめです。
パッションが使えず、欲しい文字もない時は、スクリューのボタンで文字を総入れ替えすることが出来ます。
しかしスクリューを使うとハートが減るうえに、50音(正確には46文字)の中の16文字しか来ない訳ですから、望んだ言葉が出ない事も多々あります。
スクリューもアテにならないので、短い言葉で良いから、その時の文字で作れるものを作っていくのが中心になりますね。
この辺は「口先番長」の経験者の方なら解るはず・・・ 25文字あっても思った言葉が作れないケースは多いのですから。
とは言え、ゲーム自体の難易度が低く、テキトーに言葉を選んでも単語が出来ることが多いので、文字がなくて困るということはあまりありません。
たまにパッションのゲージが貯まる肉、ハートが回復するクリオネコ、いらない文字を消してくれるハリセンボンなどのお助けキャラが現れることもあります。
※左はパッションを使った時の画面。 文字を持って来て貰えますが、81%という部分に注目。
つまり2割は失敗する訳で、実際にこの時も「フ」を選んだのに「ク」を持って来ました・・・
右はお助けキャラの肉とハリセンボン。 肉を取ればパッションの成功率は 100 %になります。
やっていて気になるのは、言葉の成立判定です。
単語は iPhone アプリにもなっている三省堂の辞典「大辞林」(iTunes 起動)が監修しており、19万語が収録されているのですが、しかし受け付けてくれない単語も多い。
例えば、ゲームのアプリなのに「ドラクエ」などのゲーム関連はほとんどダメ。
アニメやマンガなども「ドラえもん」や「ガンダム」でさえダメ。
商品名や曲名、芸能人の名前なども大半はダメで、監修が辞書ですから、それに載っていそうな言葉を意識して選ばないと成立しません。
ガンホーのゲームだから「パズドラ」は OK だったりしますが。
19 万語なら昔のもじぴったんより十分に多いはずですが、どうも偏りがあると言うか、時事ネタ系の言葉がないので、収録数の割に語彙が少ない印象です。
おバカな言葉も入っている 70 万語の 口先番長 をやった後だと、特に少なく感じますね。
また、これは良し悪しな点ではあるのですが、やはりゲーマーとしては難易度の低さが気になります。
制限時間がなく、ノンビリと作れる単語を探していき、達成の容易なステージをクリアしていくというのは、ゲームとしてはやや退屈です。
まあ、このアプリはゲーマー向けに作っていないと思うので、こんなものかなとは思いますが・・・
※日本語辞典の監修を受けているため、ちゃんと単語の説明が内蔵されています。
「何だよその言葉!」という単語が出て来ても、それを調べることが出来ます。
ちなみに左の画像はスコアを競えるエンドレスモード。 ゲームが進むと利用できます。
全体としては、「まさにテレビとのタイアップ企画のアプリ」という感じです。
コンセプトは以下のものだったのではないでしょうか。
・一般向けの、解りやすいルール
・万人向けに、難易度は低く抑える
・テレビでタイアップするから、過激な表現や設定は避ける
・ゲームは批判や偏見を受けるから、教育的な内容が好ましい
これらを根底にゲームアプリを作ったら、確かにこんな感じかな、と思います。
これなら一般からの批判を受けることはないだろうし、興味を持った普段ゲームをしない人でも、相応に楽しめそう。
演出もしっかりしていて、「テレビ企画のアプリとしての完成度」は確かに高いと思います。
ともあれ、タダで課金もなく、このアプリの製作過程がテレビで語られるそうなので、話のタネに試してみるのが良いと思います。
番組ではゲーム作りの苦労なども描かれると思うので、その辺をぜひ視聴してみたいですね。
TBS の回し者みたいになってますが。
・モジポップン(iTunes が起動します)
・モジポップン(Android 版はこちら)
以下は Youtube で公開されている公式のトレーラーです。
その模様が 3月1日(日)夜11時より放送されます。
その番組の中で、情熱大陸とガンホーがコラボしたオリジナルゲームの製作過程が公開されるようで、そのゲームアプリが先日、放送に先立って公開されました。
「モジポップン」です。
文字を繋げて単語を作っていくゲームで、「もじぴったん」や「口先番長」のようなスタイルのアプリですね。
やっていて感じるのは、テレビ番組とのコラボ作品であるため、一般向けに、模範的に作っていると言うこと。
良くも悪くも無難な作りなので、ゲーマーにとっては物足りないのも本音ですが、しかしグラフィックや演出は良く出来ていて、その辺はさすがガンホーです。
価格は無料で、課金もなし。
難しい操作もなく、手軽に遊べる内容なので、テレビを観た人がとりあえず試してみるのには確かに良いアプリです。
ステージが始まると、16文字のカタカナが浮かんできます。
この中から好きな文字をタップで取り上げ、単語を作ります。
例えば、「ア」と「キ」を取り上げれば「秋」になります。
その後に「タ」を取り上げると「秋田」になります。
さらに、文字を1つ取り上げるごとに複数の単語の判定が行われるため、前述の「アキタ」を作ると、同時に「北」も成立します。
言わば「もじぴったん方式」ですね。
文字を全部入力してから決定する「口先番長方式」ではありません。
そして単語が成立すると、主人公が海底に潜って行きます。
ゴールまで辿り着くと海の底のお宝を発見してステージクリア。
文字を1つ取る度にハートが減っていき、ゴールする前にハートが尽きてしまうとリトライです。
制限時間は(通常のステージには)ないので、じっくり考えて入力しても構いません。
4文字以上の言葉を作ると、ボーナスで潜行距離が長くなります。
さらに複数の言葉を同時に作ると「コンボ」になり、言葉を連続で作り続ければ「チェイン」が繋がります。
これらも進む距離にボーナスを与えます。
5文字以上の単語ならハートも回復します。
ただし各ステージには「チェインを5回繋げる」「4文字以上の言葉を作る」などのクリア条件があり、これを達成していない場合は宝箱の鍵が手に入らず、クリア出来ません。
各エリアの最後にはボスも出現し、ここはボスより速くゴールを目指すタイムトライアルになります。
※先のエリアに進むにはクリア評価の★を集める必要がありますが、難しいゲームではないので、★集めもそう苦労はしません。
右はボスシーン。 ここだけは文字数が少ない影響もあり、後半だと苦戦するかも。
言葉を作っていくとゲージが貯まっていき、それを使ってペットのパッション(犬)に、好きな文字を持って来させる事が出来ます。
ただしゲージが十分でない時に使うと、全然違う文字を持ってくる場合があります。
ゲージが貯まる速度も遅いので、使える機会は少なめです。
パッションが使えず、欲しい文字もない時は、スクリューのボタンで文字を総入れ替えすることが出来ます。
しかしスクリューを使うとハートが減るうえに、50音(正確には46文字)の中の16文字しか来ない訳ですから、望んだ言葉が出ない事も多々あります。
スクリューもアテにならないので、短い言葉で良いから、その時の文字で作れるものを作っていくのが中心になりますね。
この辺は「口先番長」の経験者の方なら解るはず・・・ 25文字あっても思った言葉が作れないケースは多いのですから。
とは言え、ゲーム自体の難易度が低く、テキトーに言葉を選んでも単語が出来ることが多いので、文字がなくて困るということはあまりありません。
たまにパッションのゲージが貯まる肉、ハートが回復するクリオネコ、いらない文字を消してくれるハリセンボンなどのお助けキャラが現れることもあります。
※左はパッションを使った時の画面。 文字を持って来て貰えますが、81%という部分に注目。
つまり2割は失敗する訳で、実際にこの時も「フ」を選んだのに「ク」を持って来ました・・・
右はお助けキャラの肉とハリセンボン。 肉を取ればパッションの成功率は 100 %になります。
やっていて気になるのは、言葉の成立判定です。
単語は iPhone アプリにもなっている三省堂の辞典「大辞林」(iTunes 起動)が監修しており、19万語が収録されているのですが、しかし受け付けてくれない単語も多い。
例えば、ゲームのアプリなのに「ドラクエ」などのゲーム関連はほとんどダメ。
アニメやマンガなども「ドラえもん」や「ガンダム」でさえダメ。
商品名や曲名、芸能人の名前なども大半はダメで、監修が辞書ですから、それに載っていそうな言葉を意識して選ばないと成立しません。
ガンホーのゲームだから「パズドラ」は OK だったりしますが。
19 万語なら昔のもじぴったんより十分に多いはずですが、どうも偏りがあると言うか、時事ネタ系の言葉がないので、収録数の割に語彙が少ない印象です。
おバカな言葉も入っている 70 万語の 口先番長 をやった後だと、特に少なく感じますね。
また、これは良し悪しな点ではあるのですが、やはりゲーマーとしては難易度の低さが気になります。
制限時間がなく、ノンビリと作れる単語を探していき、達成の容易なステージをクリアしていくというのは、ゲームとしてはやや退屈です。
まあ、このアプリはゲーマー向けに作っていないと思うので、こんなものかなとは思いますが・・・
※日本語辞典の監修を受けているため、ちゃんと単語の説明が内蔵されています。
「何だよその言葉!」という単語が出て来ても、それを調べることが出来ます。
ちなみに左の画像はスコアを競えるエンドレスモード。 ゲームが進むと利用できます。
全体としては、「まさにテレビとのタイアップ企画のアプリ」という感じです。
コンセプトは以下のものだったのではないでしょうか。
・一般向けの、解りやすいルール
・万人向けに、難易度は低く抑える
・テレビでタイアップするから、過激な表現や設定は避ける
・ゲームは批判や偏見を受けるから、教育的な内容が好ましい
これらを根底にゲームアプリを作ったら、確かにこんな感じかな、と思います。
これなら一般からの批判を受けることはないだろうし、興味を持った普段ゲームをしない人でも、相応に楽しめそう。
演出もしっかりしていて、「テレビ企画のアプリとしての完成度」は確かに高いと思います。
ともあれ、タダで課金もなく、このアプリの製作過程がテレビで語られるそうなので、話のタネに試してみるのが良いと思います。
番組ではゲーム作りの苦労なども描かれると思うので、その辺をぜひ視聴してみたいですね。
TBS の回し者みたいになってますが。
・モジポップン(iTunes が起動します)
・モジポップン(Android 版はこちら)
以下は Youtube で公開されている公式のトレーラーです。