iPhone AC 番外レポート

iPhone や iPad(スマホやタブレット)の、主にゲームアプリのレビューを行っています。

2015年02月

King of Thieves (泥棒の王様)

しかけを配置してアクションゲームのステージを作成し、他プレイヤーの襲撃から宝石を守りつつ、他の人のステージに挑戦して宝石を奪い取る、対戦型のゲームが登場しています。
King of Thieves」(泥棒の王様)です。

スマホ用パズルゲームの名作 Cut the Rope(カット・ザ・ロープ)を生み出した、新進気鋭のメーカー「ZeptoLab」の新作として注目されていた作品です。

ゲーム自体はいわゆる「ワンキーゲーム」で、画面をタップするだけで遊べるシンプルなもの。
しかし各プレイヤーが作ったステージに挑戦し合うオンラインゲームに仕立てられており、競争心を掻き立てられるような作りになっているところがミソですね。

King of Thieves 泥棒の王様

King of Thieves 泥棒の王様

まずはソロプレイ用のステージに挑戦して、お金と経験値を稼いでいきます。
主人公は自動で左右のどちらかに勝手に走って行き、画面をタップするとジャンプ
壁にジャンプするとそこにくっつき、再びジャンプすると左右反転して三角飛びを行えます

勝手に走り続け、移動方向も選べませんが、タップするだけの簡単操作なので遊びやすいです。
また、ジャンプせずに壁にぶつかっている時は動きが止まるので、タイミングを計ることが可能で、ゴールするまでずっと走り続けている訳ではありません。

ノコギリやモンスターなどのしかけにぶつかると、ライフが減ってリトライになります。
ライフがある限り何度でもリトライ可能で、さらにライフがわずかになると、しかけの一部が消える救済措置もあります。

ゴールできるとお金を入手でき、ルーレットが回ります。
残りのライフが多いほどクリア評価が高くなり、ルーレットの「当たり」の範囲が大きくなります
当たりになれば祭壇に埋め込まれている「宝石」をゲットでき、この宝石の価値によってランキングが上下します。

ステージ開始前に、鍵を破らなければならないのも特徴の1つでしょう。
鍵穴がたくさん出て来て、それを鍵(キーピック)を使って消していきます。
当たりの鍵穴を消せばステージが始まりますが、ハズレだと別の鍵穴も消さなければなりません。

キーピックはスタミナになっていて、なくなると回復するまで待たなければなりません。
運良く1発で当てればスタミナは1しか減りませんが、運が悪いと6つや7つスタミナがいるという、スタミナの減少値がランダムなシステムになっています。

King of Thieves 泥棒の王様
※ステージマップ。 対戦がメインですが、ちゃんとソロステージもあります。
と言うか、対戦とソロステージを平行して進めていく必要のある構成になっています。


King of Thieves 泥棒の王様
※鍵開けシーン。 この鍵は穴が7つなので、最大でスタミナを7消費する。
初期のスタミナは 10 なので、運が悪いと1プレイで終わり。
このスタミナ消費量変動システムは、正直どうなのかな・・・


ソロプレイ用のステージを進めていくと「祭壇のある部屋」を確保できます。
そして祭壇に2つの宝石をはめると、一定時間経過後に、パワーアップした宝石になります。
例えば価値が 100 と 120 の宝石をセットすると、3時間後に価値 250 の宝石1つになったりします。
こうして価値の高い宝石を作っていけばランキングも高まるのですが、祭壇にセットした宝石は他プレイヤーに奪われる可能性があります

そこで部屋の中にしかけを配置して、難しいステージを作って防衛しなければなりません
使えるしかけの種類と数は部屋ごとに決められていますが、それをどこに配置するかは自由です。

ただし、作ったステージを「セーブ」するには、自分でそのステージに挑戦し、2回連続でクリアしなければなりません
あんまりムチャな、自分でもクリア出来ないようなステージは公開できない訳ですね。

プレイヤーは 25 人で組まれる「リーグ」に参加し、1回のリーグの開催期間は3日。
終了時に所持している宝石の価値の合計が上位3位以内なら、上のリーグに昇格します

祭壇は使用回数が決められていて、何度か使うと壊れてしまいます。
そうなるとソロプレイ用のステージを進めて、新しい部屋をアンロックしなければなりません。

King of Thieves 泥棒の王様
※宝石の合成画面。 しかし合成完了まで時間がかかり、そして合成中の宝石は人に奪われる。
途中で奪われた場合、次の合成はその分だけ完了までの時間が短くなるので、最初にセットするものは「奪われるものだ」と思った方が良いかもしれません。
なお、同じ形の宝石を合成した方が褒賞が良くなるようです。


King of Thieves 泥棒の王様
※リーグは強制参加。 25 人中、昇格できるのは3人という、結構狭き門。
しかし宝石はずっと引き継げるので、価値を着実に高めていけば、いずれ自然に昇格することになると思います。


世界的な話題作であるため、プレイヤーはかなり多く、ステージを作成するとチャレンジャーがどんどん現れます。
手軽に遊べ、ステージを作成する面白さと、それを人にやらせる楽しさがあり、ZeptoLab らしい模範的な作りのゲームになっていますね。

ただ気になるのは、基本的に攻撃側が有利な作りなので、生半可なステージでは容易に突破され、すぐに宝石を奪われてしまうこと。
そしてもう1つの問題は、だからと言って難しいステージを作ろうとすると、途端にマゾゲーになること。

前述したようにライフが減るとしかけが消える救済措置があるため、どんなに困難なステージでも最終的には簡単になっていきます。
加えて、しかけを消したり、ライフを増やしたりする消費アイテムもあります。

ライフが少ないとクリアしても宝石を奪取できる確率は下がるのですが、それでも 0 ではないため、祭壇での合成が完了する3時間とか4時間とかの間、宝石を防衛し続けられる確率は非常に低いです。
基本的に、お宝を奪って奪われを繰り返す、○○ロワイヤル系のソーシャルゲームですね。

で、それでも防衛成績を良くしようと、自分でも滅多にクリア出来ないような超難関ステージを作った場合、今度は「セーブするのに2回連続でクリアすることが必要」なため、それを達成するために自らのマゾステージをひたすら繰り返すマゾゲーになります。

そうやって作ったステージで他の人がミスりまくっている様子を見るのは確かに楽しいのですが、しかしステージに修正を加えたい時、また大変なセーブ作業を行わないといけないので、簡単に手出しできなくなります。
クラッシュ・オブ・クランのような、手軽に拡張していけるゲームにはなっていません。

結果として、自分のさじ加減次第とは言え、何とも厳しいゲームになっている印象があります。

King of Thieves 泥棒の王様
※編集モード。 トラップを好きな位置に配置することが出来ます。
移動する赤いモンスターは、移動先を示すドットを動かすことで、移動方向と範囲を変える事が出来ます。
ここでいかにマゾいステージを作れるかが勝利の鍵・・・。


King of Thieves 泥棒の王様
※そして阿鼻叫喚。 他プレイヤーの襲撃の様子は「リプレイ」で見ることが出来ます。
トラップにガスガスはまっていく他プレイヤーを見て「ふははは! その程度で突破できると思ったか!」と優越感に浸る、魔王様気分が味わえます。
しかしステージがマゾいほど、再編集はし辛くなる・・・


課金通貨はスタミナ回復や、消費アイテムの購入、宝石合成やアップグレード待ち時間の短縮などに使用されます。
ガチャはないし、無課金でも普通に遊べるゲームですが、自分はちょっと続け辛いかなぁ・・・

完成度は高く、面白くないことはないのですが、どうせやるなら出来るだけ難しいステージを公開したい。
自分がクリアしやすいステージは他人にとってもクリアしやすい訳で、そこで妥協はしたくない。
しかしステージ編集の度に、毎回マゾゲーを「自分に対して」しかけられるか?

いやぁ、何ともストイックなゲームですね。

King of Thieves (泥棒の王様)(iTunes が起動します)

創世のエル -英雄の夢の終わりに-

スーパーファミコン時代を再現したかのような、懐かしい雰囲気のドットグラフィックとサウンド、そしてそんな雰囲気に似つかわしくないヘビーなストーリーを持つ、長編 RPG が公開されています。
創世のエル -英雄の夢の終わりに-」です。

このゲームは「女神転生外伝 新約ラストバイブル1・2」を手がけた方が企画した作品で、王道 RPG らしい内容でありつつも、メガテンっぽさが随所に見られます。
遊びやすいゲームシステムでありながら、社会風刺が散りばめられたセリフや世界設定、衝撃的なイベントなどがある、「ライトでヘビーなゲーム」ですね。

パッと見はケムコの RPG シリーズにも似ていますが、ケムコのアプリは「ガラケーっぽさ」があるのに対し、こちらは「ファミコンっぽさ」「ゲームボーイっぽさ」を感じます。
少なくともこちらの方がメーカー製 RPG らしさがあり、クオリティも高く感じますね。

創世のエル 英雄の夢の終わりに

創世のエル 英雄の夢の終わりに

最初は主人公1人ですが、徐々に仲間が増えていき、最終的に3人パーティーで冒険をするターン制バトルの RPG です。
オーソドックスな、いわゆる「JRPG」ですね。

戦闘の途中で逃げられない点や、戦闘中に道具が使えないなどの特徴もありますが、基本的には通常攻撃とスキル(特技や魔法)を使って戦う、一般的なシステムです。
ただ、画面を押しっぱなしにすると戦闘が倍速で進行し、攻撃ボタンを押しっぱなしにすれば実質「オート」になります。
そのためサクサク進行させることが出来ます

セーブはどこでも可能で、ボス戦の前には HP と MP が全快。
難易度も適度で、誰でも楽しめる内容になっています。
操作性も良く、十字キーを使った移動で違和感を感じることはありません。

ゲームが進むと「カード化」というコマンドを使えるようになります。
これは倒したモンスターのカードを入手できるもので、装備するとステータスが上がったり、特定のスキルを覚えたりします。
「攻撃を 25 %の確率でグループ化」「攻撃時に HP が回復」などの特徴的な効果もあり、3つまで装備できるので、これでキャラクターをカスタマイズすることが可能です

念のため言っておきますが、ソーシャルゲームではないので、カードの入手に課金やガチャは必要ありません。

創世のエル 英雄の夢の終わりに
※戦闘シーンには女神転生っぽい部分があり、同じ敵が数体現れている時は数字で示されます。
レベルアップ時にステータスを振り分けられるのもそれっぽいですね。

創世のエル 英雄の夢の終わりに
※モンスターカードの一部。 モンスターの HP を減らしてからカード化のコマンドを選んだ方が、成功率が上がります。
「バーサク」効果のカードを装備していると、戦闘開始前の「戦う」「逃げる」の選択がなくなり、必ず戦うことになります。
選択を素早く行うと先制攻撃率が上がりますが、バーサク状態だとそれが最速になります。


このゲームの最大の特徴は、その世界設定とストーリーでしょう。
この世界には3つの大国があり、過去に戦争、及び対立していた歴史があります。
魔王に対抗するため各国は同盟を結んでいますが、内心は互いを快く思っていません。
と言うか、それぞれが日本・中国・アメリカっぽい背景を持ちます。

また、この世界には次元を越えた異世界から「漂着物」が流れ着いており、それには銃やコンピューターなども含まれます。
そのため中世の世界ながら中途半端に近代化している部分があります。

他にも暗躍する存在や、社会問題の風刺、国家や政治に関するセリフなどが多く、驚くようなイベントも頻繁に起こります
スーパーファミコン風のゲームであり、「それを楽しんでいた世代」を対象にしているためか、大人向けの物語になっていますね。

冒頭から伏線張りまくりで、本当に「ストーリーで引っ張る RPG」です。
育成要素だけが RPG と言われるこのご時世に、忘れかけたゲームの姿がそこにあります。

創世のエル 英雄の夢の終わりに
※こんな政治や社会システムに関するセリフがポンポン出てくる。
可愛らしいドットグラフィックに似つかわしくない大人なゲームです。 子供だとショック受けそうなシーンも・・・


創世のエル 英雄の夢の終わりに
※突然出てくる FUKUSHIMA の光景。 ストーリーはかなり特異です。
社会風刺を交えている部分には賛否あるかもしれませんが・・・


価格は、アプリ本体は無料。 ただ現時点(2015/2)では途中までしかプレイ出来ません
それでも約 10 時間分のボリュームがあり、十分遊べます。

ただ後半シナリオの購入価格が解らないのは、ちょっと心配ですね。
十分やらせた後に「続きが見たかったらこれを払え」とボッタクリ価格を提示してくるようなことは、ないとは思いますが・・・ 正直、ユーザーとしては不安です。

しかしそれ以外には目立った難点はありません。
最新のグラフィックではありませんが、レトロ風の RPG として違和感のない見た目で、サウンドは「聖剣伝説2」を手がけた方が担当しています。

先が見たくなる展開の連続で、久々に徹夜して、朝までやり続けてしまったゲームです。
昔ながらのゲームファンが、かつて愛していた RPG」という印象ですね。

創世のエル -英雄の夢の終わりに-(iTunes が起動します)

FINAL FANTASY LEGENDS 時空ノ水晶

2014年の秋にスクエニが発表した「ファイナルファンタジー」シリーズの新展開の1つ
冒険家に憧れる少年が幻獣たちの力を借りながら時空を旅する、スマホ用 FF の新作が発売されています。
FINAL FANTASY LEGENDS 時空ノ水晶」です。

FF4クロノトリガー、初代 Saga やライブアライブなどを手がけた時田貴司さんがディレクターを務める作品で、サウンドは FFXI や FF13-2 の曲を作った方が担当しています。
スクエニの本気さが伝わってくる作品ですね。

一方で、その内容は完全に「ソーシャルゲーム」であり、その範囲を超えるものではありません
ケイオスリングス3 が「普通の RPG にソシャゲを入れようとしたもの」であったのに対し、こちらは最初から「普通の RPG っぽいソーシャルゲーム」として作られています。
ですから新作 FF であると同時にソシャゲに過ぎないので、そこは間違わない方が良いでしょう。

しかしグラフィックやバトルの演出は、ソーシャルゲームの中では現時点で NO.1 でしょうね。
しっかりした物語とストーリーシーンもあり、ファイナルファンタジーらしさが各所に見られる作品です。

FINAL FANTASY LEGENDS 時空ノ水晶

FINAL FANTASY LEGENDS 時空ノ水晶

クエストを選択し、数回のバトルに勝利すれば報酬を貰える、オーソドックスなソーシャルゲームの形式です。
マップ画面はありますが、フィールドや町を移動するシーンはありません。
戦闘は3人パーティーで行うターン制のコマンドバトルで、装備している「幻石」によって使用できるコマンドが変わります。

幻石は「幻獣」の力が封じられた石で、シヴァなら「ブリザド」、ラムウなら「サンダー」を使えるようになります。
また行動するごとにゲージが貯まり、それを消費して召還魔法を発動させる事もできます。
幻石は4つ装備できるので、4つのコマンドを入れ換えられるシステムです。

ただし幻石のコマンドを使うには MP が必要で、なくなると使用できなくなります。
装備している幻石にもよりますが、単に「たたかう」を繰り返すだけで勝てるようなゲームにはなっておらず、ちゃんとケアルで回復したり、ボス戦用の MP やゲージを残しておかないと負けることもある難易度です。

戦闘時の演出はさすがと言うほかなく、2D で描かれていますが、キャラやモンスターが良く動きます
おなじみのキャラクターがおなじみの攻撃を繰り出す様子は、いかにも FF で良いですね。
画面の右にある回転式のボタンも使いやすく、バトルシーンのクオリティは本当に高いです。

FINAL FANTASY LEGENDS 時空ノ水晶
※回転式の4つのボタンで幻石のアビリティを使用でき、下にスライドするとそれぞれが召還魔法のボタンに切り替わります。
モンスターはアニメーションし、クアール(豹型の敵)はヒゲでペチッと叩いてきます。 それって武器だったのか・・・


FINAL FANTASY LEGENDS 時空ノ水晶
※シヴァの召還魔法「ダイヤモンドダスト」炸裂中。 召還に必要なゲージは行動することで貯まります。
FF シリーズのファンゲームのような内容で、旧来の FF の設定やキャラ名がそのまま踏襲されています。


ただ、やはりソーシャルゲーム。
プレイヤーの強さは強力な「幻石」があるかどうかに大きく左右されます。

幻石はストーリーの進行やドロップで入手できることもありますが、レアリティの高いものは、やはり課金ガチャからの入手になります。
幻石にはステータス補正があり、強力なものを装備すればキャラの強さ自体も高まります
キャラクター自身にレベルはなく、育成は装備している幻石の合成で行います。

レベルアップに必要な素材はクエストクリアの報酬で得られるのですが、クリア時に宝箱が7つ提示され、その中の数個しか開けることは出来ません。
開けられなかった宝箱は、「課金通貨を払えば」追加で開けられるシステムになっています。
ここがいかにもソーシャルゲームで、クエストをクリアして、この射倖心を煽るシーンが出る度に、これがソシャゲであることを痛感させられます・・・

クエスト開始時やクリア後にはストーリーシーンも表示されます。
序盤は幻石システムを解説するため、何の脈絡もなく幻獣界に飛ばされる突拍子もないストーリーで、いまいち物語に面白味を感じなかったのですが、クエストごとに話が進むため、テンポ良くストーリーは進みます
この辺はストーリー性に乏しく、RPG らしさを感じられなかった ドラクエモンスターズ スーパーライト とは違う印象ですね。

FINAL FANTASY LEGENDS 時空ノ水晶
※これが宝箱のシーン。 目の前にエサをぶら下げて課金を促すシステムに思えてならない。
このシーンだけでソシャゲ感が 10 倍増してると思います・・・


FINAL FANTASY LEGENDS 時空ノ水晶
※冒頭に訪れる「幻獣界」のワンシーン。 登場するキャラや設定は FF2~6 を参考にしているのが伺えます。
得に FF4 と 5 をやっていると、懐かしく思えるシーンが多いですね。


全体としては「高クオリティな、面白いソーシャルゲーム」という印象です。
何度も言いますがソシャゲであることは間違いなく、「ファイナルファンタジーだから」みたいな期待を持ってやり始めると「違う!」となる人が多いと思いますが、最初から「ソシャゲでしょ」と思ってやるのであれば、かなり良いと思います。

本当に「ファイナルファンタジーで本気でソシャゲを作ったらこうなる」という感じですね。
その点では事前に述べられていた通りの内容になっていると思います。

しかしこのゲーム、現時点(2/14)ではストーリーが第一章しかありません
しかもその終わりまで(無課金でも)2~3時間ほどで到達してしまう。
アップデートで付け足していく方針の方が、ゲームの運営と開発資金の回収を同時に行える利点があるのは解りますが、これはさすがに短すぎるだろ・・・
時空を旅する物語なのに、その旅を始めようとした時点で終わります。

サブクエストもあるのですが、それらはほとんどザコ戦を行うのみ。
繰り返すことで「CP」と呼ばれるポイントを貯められ、イベントや特殊なバトルに挑戦できる要素もあるのですが、メインクエストが終わったら、後は普通のソシャゲになりますね。
ザコも色違いばかりで、バリエーション不足は否めません。
スタミナに関しては、バトルが相応に長いので(少なくとも一章のうちは)それほど気になりません。

まだストーリーが全然出来ていないので、今あわてて始めなくても良いと思います。
しかし注目のソーシャルゲームであり、その期待に足るクオリティが備わっている事も確かです。
今年の成長株の1つなのは確かでしょう。
ただ、あまりバージョンアップをノンビリし過ぎていると、初期ボリュームが少なすぎるので、ユーザー離れが起きるかも・・・

FINAL FANTASY LEGENDS 時空ノ水晶(iTunes が起動します)

金!金!金!札束牧場

ああ…… それにしても 金が欲しいっ……!!

スマホで金を生み出すもの…… 課金! 女!
だが人を惹き付けるアプリは簡単には作れない……
いや… 手はある……! 農園ゲーム… そしてクッキークリッカー…!!


自称「乙女が札束をむしり取る」、お金大好きギャルゲー農園クッキークリッカーが公開されています。
金!金!金!札束牧場」です。

流行りの要素を全部詰め込んで金にしようという金欲爆発ゲームで、それをあえてストレートにネタにしている、金は命より重いゲームです。

開発元は WEB CLAP というメーカーで、クッキークリッカー系や脱出ゲームなどの簡易アプリに「萌え」を組み合わせたものを数多く作っているところですが、そのためかノウハウが蓄積されているようで、何気にクッキークリッカー系としての面白さもしっかり備わっています
以前紹介した「萌えるコンビニを作ろう」も、ここのアプリですね。

ネタ丸出しなアプリなので、私も「全開で」行こうと思います。 予めご了承を。

金!金!金!札束牧場

金!金!金!札束牧場

ゲームは「牧場」と「バトル」の2つのシーンに分かれています。

牧場のシーンの見た目は「ヘイ・デイ」や「星の島のにゃんこ」に似ていますが、収穫した作物はすぐ金になります。
種を撒いたり加工したりする過程はなく、出来るものをタップで回収していくのみ
集金ゲームなので余計なゲーム性はありません。
地面には「お金ぇ♪」という開発者の心の叫びが映し出されています。

そして通りがかる女の子をタップすると、お金がジャンジャン入って来ます
なぜ女の子をタップするだけで金になるのか解りませんが、女が金を生み出すのはスマホゲームの真理です。
もちろん金にならない男キャラは登場しません。
最近は黒猫や白猫が金を生んでいるためか、にゃんこなマスコットキャラはたまに通りますが。

牧場シーンでは作物よりも、女の子から得られる収入の方が高いので、ひたすら女の子を連打することになり、ここがクリッカーな部分になっています。
コインが大量にジャラジャラ出てくるため、結構気持ちが良いですね。

連打して「コンボ数」を稼ぐと牧場のどこかに札束が「ポイ捨て」され、回収すればさらにお金が増えます。
いきなり札束が捨てられるのは解せませんが、「課金ゲームでお金が捨てられる」というのは高尚な風刺なのかもしれません。

金!金!金!札束牧場
※連打連打で金稼ぎ。 女の子の種類ごとにコインの出る量が違うので、1度だけタップしてコインの枚数を確認し、コインを5枚以上出す子を連打するようにしましょう。

金!金!金!札束牧場
※高額課金で「札束風呂に入った女の子」が貰えるらしい。
まさに超ストレート。 かつてここまで今のゲーム事情を表現した絵があっただろうか?


「バトル」のシーンは、最近流行りの RPG 風のクッキークリッカーになっています。
画面を連打するとモンスターにダメージが入り、敵の HP がなくなれば討伐完了。 次の敵が出現します。
敵が攻撃して来ることはありません。 基本無料ゲームにプレイヤーの敗北は禁物ですからね。
ポチポチ押してればゲームが進行する、誰でも出来る簡単なお仕事です。

ただし敵の HP はどんどん上がっていくため、こちらの戦力を高めないとなかなか倒せなくなります。
稼いだお金は主にバトルシーンでの強化に使用し、戦力となる新しい女の子をお金で購入して、お金を払ってレベルアップさせられます。
「お金=強さ」という近代ゲームの不変の法則はしっかり踏襲されています。

敵を数体倒すとボスが登場。 会話シーンが発生しますが、ボスはシュールなキャラばかりで、親父ギャグ的なコメントを残すのみ。
今どき重厚なストーリーなどお金になりませんから、こんなもんでしょう。

それに対し、バニーガールの美少女がツッコミを入れてバトルが始まります。
そしてなんと、どうでもいいバニーのツッコミはフルボイスになっています。

なぜバニーガールなのか? どうして無意味なセリフがフルボイスなのか? それを聞くのは愚問です。
スマホゲームは女の子が出れば 10 万円、女の子が喋れば 100 万円、女の子が脱げば 1000 万円の世界ですからね。
Apple が KY な倫理観を持ち出しているため、iPhone では脱ぎませんが。

また、女の子を強化して攻撃力を上げると、牧場シーンで女の子をタップした時に入るお金も増えていきます。
攻撃力アップは収入アップも兼ねていて、牧場の施設もボスを討伐していくことで増えていきます。

金!金!金!札束牧場
※どうでもいいボスの悩みに、バニーがどうでもいい解答をし、そして始まるボス戦。
世界は不条理に満ちている。 全ての事柄に正当な理由があるとは限らない。

金!金!金!札束牧場
※キャラクターの雇用&強化画面。 最初は人数を増やすのを優先すべきですが、後半のキャラは費用対効果が下がって来ます。
また、最初からいる「まなみ」を限界突破させていくと・・・
中盤からは強化優先の方が良さそうですね。


課金についてですが、当面は必要性は感じられません
基本、このメーカーのクッキークリッカーは相当上を目指さない限り、無課金でも遊べます
「無料である必要はないが、無料感は客に与えねばならぬ」ようです。

300 円の課金で全体の攻撃力が2倍になる超強力なキャラや、タップの効果2倍、牧場シーンでお金を生み出す銅像などを買えますが、無理に必要ないというか、それが必要と思える頃には飽きている気もしますね・・・
まあ、クッキークリッカー系はハマれば延々と続けてしまうゲームではありますが。

なお、アプリを落としていても 30 分だけ自動で資金やダメージが増えていきます。
この時間も課金によって増加します。

課金ガチャは、意外にも存在しません
ガチャ自体はあるのですが、「レイドボス」という敵がいて、これを討伐すると得られるポイントでのみガチャを引けます。
ガチャで得られるのは攻撃力が少しアップする効果などで、ガチャでレアキャラを引けないと強くなれない、なんてことはありません。

ガチャで儲けようとしていないのは意外ですが、課金ガチャは人間の射倖心を利用して、老若男女を問わず金を搾り取り続ける悪魔のシステム。
さすがにこの拝金ゲームも、そこまで悪の道に墜ちることは出来なかったようです。
巷には墜ちたゲームが転がりまくってる気もしますが。

レイドボスというぐらいですから、討伐できなかった時に他プレイヤーに協力を仰げるのですが、討伐に必要なスタミナはすぐ回復するし、何度も挑んでいればいずれ倒せるので、協力や課金回復が必須な訳ではありません。

金!金!金!札束牧場
※レイドボス戦。 8秒しか戦えませんが、相手の体力は回復せず、スタミナがあれば何度でも挑めます。
救援にスタミナは要りません。


金!金!金!札束牧場
※なにげにマップ画面もあったりします。
そこいらの簡素なクッキークリッカーとは違いますね。


という訳で、何だかんだでクッキークリッカー系としては良く出来ているアプリです
クッキークリッカーはお金を貯めて施設を増やしていく要素があるので、確かに農園ゲームとの相性も良い気がしますね。
農園で金を生み出すというネタは「ポケット農園2」を元にしているのでしょうか。

強化のテンポや収入のインフレ具合も良く、この辺はクリッカー系を知り尽くしたメーカーだなと感じます。
前述したように課金圧力も強くないので、ネタゲー全開ながら、意外にお勧め出来るアプリですね。

金!金!金!札束牧場 (iTunes が起動します)

Evoland

白黒のゲームに色が付き、音が付き、高画質化し、そして 3D になる・・・
そんな古いゲームが徐々に進化していく過程を描いた、ユニークなアクション RPG が公開されています。
Evoland」です。

ゲームの歴史をそのまま再現している訳ではありませんが、全編を通してゲームネタ満載の内容で、ゲームファンなら思わず惹き付けられる作品ですね。
全体としては「ゼルダの伝説」のような謎解きアクションアドベンチャーですが、途中でファイナルファンタジーのようなターン制バトルや、ディアブロのようなアクションシーンも出て来ます。

元々はパソコンで 2013 年に公開されていた作品で、開発したのはフランスのメーカー。
価格は 600 円で、やや高めな印象もありますが、元は Steam で $9.99 で売られていたゲームなので、それよりは割安です。
最初はメッセージが英語ですが、オプションの言語設定で日本語にすることが可能です。

Evoland

Evoland

ゲーム開始直後は、画面は白黒、右に移動することしか出来ません。
しかし宝箱を取ると左に移動できるようになり、次の宝箱で上下左右に移動可能、さらに次の宝箱で効果音が付きます。
その後、画面がスムーズにスクロールするようになり、BGM や色も付きます。

このように宝箱を取るごとにゲームが進化していき、ゲームボーイのようなモノクロ画面が、8bit なファミコン風の画面になり、さらに 16bit なスーファミ風になります。
途中で敵も出現するようになり、もちろん攻撃も可能になります。

最初はゲームの進化を辿っていくのみですが、あるポイントでストーリーが付き、ゲームが RPG し始めます。
ほぼ同時にターン制バトルが登場し、ファイナルファンタジーのような戦闘も発生
この頃から町も現れます。
ただ、経験値やレベルアップが導入されるのは、もう少し先になりますね。

Evoland
※徐々に進化していく様子。 色々なものが次々と変わっていくので、見ているだけで楽しいです。

ゲームらしくなって来るのは、仲間が登場し、グラフィックが 3D 化して、ダンジョンの中に入るようになってから。
この辺りから完全にゲームが「ゼルダの伝説」になります。
もちろんボス戦もあり、アクションの腕前が必要になって来ます。

2D の時しか通行できない小さな木、3D の時しか通行できない石のブロックが現れ、双方を切り替えながら進むシーンも登場。
後半はちょっとした謎解きが必要になり、また各所に隠し通路もあって、コレクションアイテムが隠されていたりもします。

笑えるのはグラフィックがプレステ2辺りまで進化し、町の中に入った時。
CD / DVD の読み込み時間が必要になってしまいます。
この辺りのハードウェアの変更に伴うデメリットまで再現されています。

他にもキャラクターの名前とか、その姿とか、細かいところにネタが散りばめられてますね。

Evoland
※後半の拠点となる町。 かなり今風のグラフィックになりました。
ここは情報を集めないと先に進めませんが、日本語なので迷うことはないはず。
ただ1つ注意が。 上の画像の広場にある泉は、井戸ではありません。


Evoland
※後半のターン制バトルのシーン。 敵はキノコ、カメ、花。 背景には土管・・・w
ディアブロっぽいシーンではちゃんと装備がドロップするのですが、ジョークアイテムばかりです。


クリアまでは3時間ほどでしょうか。
そんなにボリュームがあるゲームではなく、ショートストーリーといった感じですね。
長すぎない時間でケリが付き、テンポ良く進むので、これはこれで良いと思います。

巷の意見を見てみると、「ゲームの歴史をテーマにした内容にしては、時系列がおかしい」というコメントが多く見られます。
しかしこのゲームは進化を題材にしてはいますが、歴史を正確に再現する気は最初からないようなので、その点はお間違えなく。
ただこのテーマであれば、もうちょっと歴史を再現した方が深みがあったかな、とも思いますが。

序盤の印象は「面白いコンセプトだけど、ゲームとしては・・・?」という感じでしたが、最後までやった後は「やっぱり面白かった」と思えたアプリですね
ゲーマーでないと全くピンと来ない内容ですが、逆にゲーマーなら楽しめるゲームです。

Evoland(iTunes が起動します)

店長、在庫が足りません!

美少女三姉妹がお店で働く、日常系アニメのような雰囲気の経営シミュレーションゲームが公開されています。
店長、在庫が足りません!」です。

このゲームは個人作成の無料経営 SLG「王国の道具屋さん」や「再建! ボロボロ神社」に、非常によく似ています。
しかし大きく違うのは、メーカー製の課金型アプリであるということ。

課金型になっているため、ゲームのテンポは間違いなく落ちているのですが、グラフィックやサウンドは個人作成のレベルではなく、さらに各キャラには有名声優のボイスが付いています。
メーカー製になったことによる長所と短所が混在している印象ですね。

店長、在庫が足りません!

内容は「王国の道具屋さん(8割)+アトリエシリーズ(2割)+ソーシャルゲーム」といった感じです。
まずは「採集」に出かけて素材を集め、それを「調合」で商品に買えて、「販売」でお店に並べます。
お店に並べた商品はお客さんが買っていきますが、ずっと見ている必要はなく、アプリを落としていても時間が経てば自然に売れていきます。 一応、呼び込みも可能ですが。

採集」は完全な自動進行で、コマンドを入力することはありません。
ただモンスターは出現し、オートバトルの RPG 的な戦闘が繰り広げられます。
また採集シーンは放置ゲームではなく、採集の過程が表示され、短時間で終わります。

常に3人で出発し、HP がなくなったキャラは途中で離脱。
全員が離脱するとそこで一旦止まりますが、スタミナが残っていれば何度でも復活できます
スタミナが尽きるか、終点まで到達したら終了。 ゴールしていれば次の採集地が出現。
スタミナは実時間が経過しないと回復しません。
もちろん課金通貨(賢者の石)を使えば、その場で復活しますが。

調合」はスタミナ等は消費しませんが、作りたいアイテムを選ぶだけのシンプルなもの
成功率があって装備に影響されますが、レベルやスキルのないゲームなので、成功率を高めるためにあれこれ考えたりする要素はありません。

販売」もただ商品を置くだけですが、「依頼」や「ミッション」があり、クリア条件の品物を納品することで報酬が貰えます。
稼いだ資金はお店の拡張に使うことができ、品物を置ける数と種類を増やしていくことが出来ます。

店長、在庫が足りません!
※採集地は近所の公園や裏山などで、休日はカップルでいっぱいらしいのですが、モンスターがガンガン出現します。
カップルはモンスターをぶっ飛ばしながらデートしているのか。
場所によって何が取れるか細かく違いますが、調合画面で素材を押しっぱなしにすると、それがどこで取れるのか確認できます。


ゲーム自体はあえてシンプルにしているようで、ウリはキャラクターとストーリーの方でしょう。

と言っても「日常系」なので、特に世界がピンチな訳ではなく、何らかの目標や大会がある訳でもなく、ダラダラした日々の一コマが綴られるのみです
まあ、こういうのもアリでしょうか。

大きく描かれているキャラクターは Flash アニメのような動きで、多彩な動作を見せます
常にブルブル震えているのは気になりますが、動きの種類は多く、ちゃんと可愛らしく描かれていて、フルボイスという訳ではありませんが音声も付いています。
「この手の簡易経営ゲームも、遂にここまで作られるようになったか」と思いますね。

衣服や装備を変えれば外観も変化し、装飾用のアイテムも存在します。
メイン装備には攻撃力や HP などのステータスがあり、素材の「合成」で強化できます。

店長、在庫が足りません!
※ストーリーシーンの立ち絵にも衣装の変化が反映されます。
ブルブル震えているのが気になるのですが、髪型まで変えられるうえにキャラがよく動くので、各パーツの位置合わせを細かく行っているのでしょうね。


ただゲームとして気になるのは、経験値やレベルが存在しないこと。
いくら戦っても強くなることはありません。 調合も上手くなりません。

では敵が強くなって来たらどうするか? 課金ガチャしかありません
初期装備やノーマル品では合成してもたかが知れているので、ガチャで良い装備を出して、それを強化していかないと強くなれない。
装備の作製はなく、ドロップ装備なんてものも存在しません。

課金通貨は日々の「依頼」や「デイリーミッション」の達成でも得られるので、無課金でもレアガチャが出来ない訳ではないのですが、こんな調子なので強化ペースが遅く、育成の楽しみは乏しいです

そしてもう1つ気になるのは・・・
前述したように「王国の道具屋さん」や「再建! ボロボロ神社」の追従作と言えるので、その後発でありながら課金要素が強いと、不自由な感じが否めませんね。
スマホのコマンド型の経営 SLG は、他にもカイロソフトのゲームなど買い切り型が多いので、課金型かつソシャゲ的なゲームバランスだと、どうしても見劣りします

まあこのゲームの場合、最大のウリが「萌え要素」なので、そのファンの方だと評価基準が異なるとは思いますが・・・

店長、在庫が足りません!
※強化素材はその辺の石ころでも栗でも何でも OK。 ただしベースがレア以上でないと強化してもそれなり。
右は3つ目のエリア、ゾゾタウン。 この辺からレア装備がないと厳しくなります。
プレイヤーレベルが上がればスタミナ最大値が増えるので、徐々に先に進みやすくはなりますが・・・


経営 SLG として遊べるものにはなっているので、その手が好きな方には悪くないと思います。
王国の道具屋さん2レミュオールの錬金術師 が好きだった方なら、こちらも相応に楽しめるでしょう。
出来ることは少なめですが、三姉妹の掛け合いのシーンは頻繁に発生するため、「手軽に楽しめる萌えゲー」としても良いと思います。

ただ個人的には、この内容でガチャ1回 500 円ってのは、かなり割高に思えます。
内容を考えると、ガチャ1回 100 円ぐらいが相場じゃないかな・・・
まあ、萌えゲー好きの人は投資額が多いので、これでもガンガン回してくれるのかも知れませんが・・・

店長、在庫が足りません!(iTunes が起動します)

Godus

「ポピュラス」や「テーマパーク」、「ダンジョンキーパー」など、初期のコンピューターゲーム時代に数々の名作を生み出してきたデザイナー「ピーター・モリニュー」氏。
そのモリニュー氏の設立した会社が昨年の夏に発売した、神となって人類の発展を導くゲームが、日本でも公開を開始しました。
Godus」です。

戦闘がなくなり、グラフィックと土地造成がリアルになった「ポピュラス」といった感じで、ピーター・モリニュー氏の遺伝子を受け継ぐゲームと言えますね。

ただ、DeNA を通して運営されているためか・・・ ソーシャルゲームの遺伝子も入り込んでいます
土地造成に必要な信仰心や、中盤から必要になる麦・鉱石などの資源、新技術のアンロックに必要なステッカーなどの入手に時間の経過が必要で、ソシャゲ型の「農園ゲーム」に近い内容になっています。

中盤以降の展開はかなり遅く、テンポ良く遊べるのは序盤だけなのでご注意下さい。

Godus

Godus

土地は薄い地層が幾重にも積み重なった、ミルフィーユ状になっています。
新世界の神であるプレイヤーは、その地層の端をドラッグすることで、自由に土地を広げたり狭めたり出来ます。
操作感が良く、曲線を伴ったリアルな土地造成を簡単に行えるのは技術の高さを感じますね。

ただし土地造成には、信者達が生み出す「信仰心」が必要です。
土地を造成して平らな広い土地を作ると、人間達はそこに家を建てます。
そして安住の地を得た人間達は、一定時間ごとに赤い玉のようなものを生みだし、これを回収することで信仰心が回復します。

最初は人間はテントしか作れません。
しかし人口が増えることで様々な「技術カード」を手に入れることが出来ます。
カードは最初はロックされていますが、隠された箱(聖櫃)を発見することで「ステッカー」と呼ばれる産物を入手でき、これを必要な分だけ投資すればアンロックすることが出来ます。

住居のカードをアンロックすれば、テントしか作れなかった人間も「あばら屋」「小屋」「大きなロッジ」などを作れるようになっていき、将来的には農耕や採掘も可能になります。
木を生やして住民を喜ばせたり、畑に雨を降らせて育成を促したりも出来るようになり、火を点けて気に入らない人間や家を焼くことも可能です。

最初に探索できる範囲は狭く、大きな家には広い土地が必要なので、すぐに手狭になって来ます。
しかしマップのどこかにある「かがり火」に信者を派遣し、聖火を照らせば、探索・開発できる範囲を広げていくことが出来ます。

Godus
※技術カードの一覧画面。 カードを登場させるには人口を増やす必要があります。
出来るだけ大きな家を建てていくのが近道ですね。
ただしカードを登場させても、ステッカーを使ってアンロックしないと有効になりません。
ステッカーには「石器」「パピルス」などの名前が付いていて、タップで表示されます。


Godus
※ステッカーを得るには、箱を探さないといけません・・・
何の説明もありませんが、ニコニコマークはこの箱が埋もれていることを示しています。 この上に家を建てたりしないように。
箱は全て取り尽くしても、ランダムでまた現れます。


ゲームが進めば「アスタリ」と呼ばれる対立民族が登場し、ステッカーを入手できる「探検航海」も出来るようになります。

探検航海はパズルゲームのようになっていて、自動で進む信者達を土地の造成で導き、神殿まで出来るだけ早く到達させるものになっています。
ただ、ミニゲームといった程度の内容で、ステージも少なく、すぐに終わってしまいます。
まだメインになるようなものではないですね。

アスタリもたまに出て来て、住民を侮辱する程度の存在で、土地造成ですぐに追い払えます。
住民の幸福度が低いとアスタリに寝返る者が現れるようですが、幸福度は「聖なる木」などの設置によって割と簡単に上げられるため、心配するほどのものではありません。
まあ、ゲームのアクセントと言った感じですね。

ゲームのポイントとなるのは、「定住地」の作製。
大量の信仰心が必要になりますが、これを実行すると周辺の家がまとめて「合体」し、大きな1つの建物になります。
これによってさらに信仰心が生み出され、また周辺の土地が空くため、そこに新たな建物を建てられます。

加えて定住地には「農耕定住地」「採掘定住地」などがあり、これらを建てることで周辺に小麦畑や採掘地が作られます。
ここからは発展にに必要な麦や鉱石が生み出され、新たな技術カードの出現条件にもなっています。

Godus
※合体させて作った大きな定住地の近くに噴水を設置し、みんなをハッピーにしている様子。
定住地の形は「プレビュー」を選択する度に変わるので、好みの合体結果になるまで繰り返してみましょう。
赤い丸は「信仰心」で、ドラッグでも回収可能。 連続で回収すると美しく青きドナウなどのメロディーが流れます。


Godus
※嵐が来て吹き飛びそうになっているところ。 自然描写の良いゲームです。
柔らかそうな家がちょっとユニーク。 嵐の後はどこかに箱が現れます。


しかし定住地が作れるようになった頃から、ゲームのペースはガクンと落ちます。

上位の建物ほど建築に長い時間が必要で、さらに農耕が登場してからは家を建てるのに「麦」が要ります。
麦は畑で2時間とか4時間とかの時間をかけて作られるので、その待ち時間を経ていないと発展させられないことになります。
定住地を作るための信仰心も、時間が経たないと集まりません。

つまり、完全にソーシャルゲーム型の農園ゲームの展開に変わってしまいます。
物資の回収と建設指示だけして、アプリを落とし、数時間後に再び起動して様子を見る・・・
それを繰り返す形ですね。

序盤はずっと継続して遊べるのですが、それは序盤だけ。
鉱石に至っては、採掘されるまで 15 時間以上必要です。
もちろん課金通貨を使えば、すぐに仕事を終わらせたり、物資を調達することが出来るのですが・・・

技術カードも、土地から発見できるステッカーだけではアンロックに時間がかかる
ようになるので、課金通貨で「ステッカーパック」を買わないと、なかなか利用できなくなってきます。

Godus
※ゲーム序盤、山岳地帯に見える畑は、高所に建物を作れるようにならないと利用できません。
利用できるのはかなり先ですし、無理に使う必要もないので、あまり気にせずに進めていきましょう。


Godus
※鉱石は掘り出すのに 18 時間かかります。 近くに岩があれば若干短縮されますが・・・
この辺まで来ると、たまにログインして様子を見ると言った感じの、ゆっくりプレイするゲームになりますね。
中盤からは待ち時間が必要な要素が多すぎ、没頭して楽しむようなゲームにはなっていません。


iTunes のレビューは初見で書かれることが多いので、絶賛意見ばかりになっていますが、3日プレイした後のレビューを集めた場合、そこまで大絶賛ばかりにはならないんじゃなかな、と思います。

とは言え「ソシャゲ型 農園ゲームとして見た場合」、そのクオリティーは突出しています
リアルな土地造成、お洒落で綺麗なグラフィック、天候演出や自然のサウンドなど、どれも一級。
そこいらの汎用な農園ゲームとは比べものになりません。

ですからソシャゲ型の開発ゲームをやっている人には、十分オススメ出来ますね。
私もこれはこれで楽しめているので、当分は継続してやるだろうと思います。

ただ、もしこれが 10 年前、まだ課金型ゲームが一般的でなかった頃に「買い切りゲーム」として発売されていたら、素晴らしく面白いゲームになっていただろうな、とも思います・・・

Godus(iTunes が起動します)

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