iPhone AC 番外レポート

iPhone や iPad(スマホやタブレット)の、主にゲームアプリのレビューを行っています。

2015/02

サバイバールPG

ヒヨコやキツネ、タヌキなどの動物のキャラクターが、死体の転がる殺人島で互いに殺し合いをするナンセンスホラーなソーシャル RPG が公開されています。
「サバイバールPG」です。

先に言っておきますが、私は可愛らしいキャラに残酷なことをさせる表現は嫌いです。
また「2ちゃんねる」や「ニコニコ動画」などを模した、アングラなネット文化の演出を多用するゲームも、下品な印象があって好きではありません。
しかしこのゲームは、まさに「それを狙ったゲーム」です。
ですから普通のゲームがやりたい人は、もうこの記事はスルーした方が良いです。

見た目もショボく、質の悪い個人製作アプリのような外見で、「よくこれで売れると思ったな」と言うのが第一印象です。

ただ、一応ちゃんとしたメーカー製のアプリであり、イナズマイレブンやレイトンシリーズ、デジモンワールドなどを手がけた方が代表を務めている会社の作品です。
カイジとバトルロワイアルを合わせたような設定で、先が見たくなるシナリオでもありますね。
絵柄とキャラに関しては、この凶悪な設定を和らげる目的もあるのかもしれません。

サバイバールPG

ゲーム開始時に自キャラを ウシ・サル・ネコ・イヌ などから選択します。
他の登場キャラクターも何らかの動物になっていて、絵柄はラクガキのような感じですね。
昔は「ニンゲン」もいたらしいのですが、すでに存在しません。

島に上陸して早々、性格がイってるブタの殺人鬼に殺され、謎の「ヒツジ教官」に死んでも復活する体質に変えられます。
そして謎の首輪を付けられて「クビワツキ」にされ、クビワツキ同士での殺し合いを要求されます。

目標は「1000 日生存すること」ですが、とりあえずフィールドを探索し、行動範囲を広げていくことが当面の目的になるでしょう。

ゲーム自体は、シンプルなターン制バトルの RPG です。
六角形のマスで区切られたフィールドを移動し、敵が出て来たら1対1で交互に攻撃を繰り返す、オーソドックスな戦闘を行います。
勝利できればお金と経験値が入ります。

ただ、開始直後はキャラが弱く、装備も乏しく、回復アイテムもないため、すぐに死んでしまいます。
キャンプで休むと HP を回復でき、さらに生存日数に応じた賞金を貰えますが、休むか死ぬと生存日数はリセットされるため、頻繁に休んでいたのではお金は貯まりません。
お金があれば装備を買えますが、使っているうちに痛んでいき、その修理代も必要になります。

しかし毎日、ログインボーナスとして数本の「水」を貰えます。
これを使うと HP を全快でき、戦闘で負けた時にも復活可能、さらに他のクビワツキ(他プレイヤーのキャラ)にあげて仲間にすることも出来ます。
仲間は一時的なものですが、その間は2対1で戦えるので有利になりますね。

HP はしばらく放置することでも回復します。
つまりダメージの回復がスタミナ制のようになっています。
水を節約しながら生存日数を稼ぎたい場合、度々の中断を余儀なくされますが、オフライン時の HP 回復は早く、待ち時間はそれほど長くありません。

サバイバールPG
※死んだら生存日数はリセット。 「水」で復活できるので、戦闘での死は意外と回避しやすいのですが、それでも無理は出来ません。
右は初期からいる仲間(?)キャラの1人ですが・・・ 見た目とは正反対の腹黒なセリフを吐きます。


島の所々には死体が転がっています。
ここに踏み込むと他プレイヤーのキャラと遭遇する場合がありますが、勝利できればお金や装備が見つかることがあります。
店で売っているアイテムの種類は多くないので、装備の調達は主に死体の山で他プレイヤーキャラを殺して得ることになります。

装備の多くは「ニンゲン」の遺産で、その種類はかなり多く、空き缶や大仏の顔、セーラー服などのユニークなものばかり。
身に着ければ見た目も変化するので、ヘンな恰好のキャラが多いですね。
要らない装備は「修理」に使い、他の装備の耐久力回復に使えます。

フィールドにいる動物と会話することも出来ますが、他人を利用して生き残ろうとしていたり、だまし討ちをして装備を奪おうとしているなど、殺伐とした内容が多く、それで雰囲気を作っている印象です。
ゲーム中に発生するイベントも、罠や嘘で欺こうとして来るものが多めです。

ショップもユニークで、ゲーム内のお金で取引できる「マゴコロ商店」と、課金通貨の水で取引する「ハゲタカ商店」があるのですが、ハゲタカ商店では「ちびっこ or カタギにはリアル課金の資格はねぇ」「見ていけ! 課金が開くミワクのセカイを!」とか言われます。
本体無料の課金ゲーであることを自らネタにしてますね。

サバイバールPG
※サバイバルやコロシアイが主題のゲームですが、町のような「キャンプ」が各所に存在します。
右は装備画面。 見てのように装備によってはかなりヘンテコな見た目に。
課金装備は強力ですが、修理費が非常に高いので要注意。
特殊効果が付いているものは修理費が跳ね上がるので、効果がなくて強めの装備の方が、普段の戦闘では使いやすいです。


見た目はともかく、全体としては程よい「厳しさ」「難しさ」があって、ハマれるゲームになっています。
不確定要素が多い一方で、着実にレベルを上げて成長させていくことができ、ちゃんと RPG していますね。

ただ、個人的に気になるのは・・・ 冒頭でも述べたように「2ちゃんねる臭」が強すぎること。
私も 2ch を全く見ない訳ではありませんが、しかし 2ch 的なものを 2ch 以外の場所で見るのは不快感があり、そしてこのゲームはその 2ch っぽさが凄く前面に出ています。

ニコ動風の流れるメッセージも、ニコ動で見るならともかく、ゲームで見ると違和感が強いのが本音。
メッセージ内容もまさにネットスラングで、「一般人」にとっては下品極まりなく見えるのではないでしょうか。

このような雰囲気になっているのは、このゲームのウリの1つに多くのプレイヤーと共同で戦うボス戦があり、その模様が自動的に「ゲーム実況」されるという、ネットを利用したシステムがあるからだと思われます。

ただ、このボス戦は1週間に1度だけ、決まった時間に決まった場所でしか開催されないため、まだその詳細は確認できていません。
ボスバトルの模様は Youtube にもアップされるようで、前回の様子は以下の動画で見ることが出来ます。
見た目は、まあ・・・ アレですが。



公式サイト もインターネット時代初期のホームページのノリで作られており、良く言えば「独創的」、悪く言えば「悪ノリで痛い」ゲームです。

ただ、凡庸なアプリを出しても埋もれて終わるだけでしょうから、このぐらい尖っていた方が良いのかもしれません。
この雰囲気も今となっては、違和感ない人が多いでしょう。

スクリーンショットだけ見ると全く面白そうに見えませんが、昨今のネット文化に抵抗のない、毒のあるゲームが好きな人なら楽しめるアプリだと思います。 子供には絶対勧められませんが。

・サバイバールPG (iTunes が起動します)

AC スマホゲーム関連ニュースβ(2/5)

・ファイナルファンタジーポータルアプリ配信(公式サイト)
・先着100万ダウンロード限定で FF1 が無料に(4gamer) 

ドラクエの総合情報を伝え、さらにドラクエ1~3も同梱している「ドラゴンクエスト ポータルアプリ」が配信されていますが・・・
この度、ファイナルファンタジーのポータルアプリも公開されました。
しかもこのアプリを通して、「先着 100 万ダウンロード限定で」スマホ版 FF1 を無料でダウンロード出来るキャンペーンが行われています。
おそらく短期間で 100 万ダウンロードを越えると思われるため、欲しい方は急いだ方が良さそうですね。

ffportal

これに伴い、FINAL FANTASY(1)の従来のアプリはストアから削除されています。
スマホ版の FINAL FANTASY は PSP 版の移植であり、オリジナルにはなかった「ソウル・オブ・カオス」「時の迷宮」といった新ダンジョンと、新しいボスが追加されています。
スマホ版 FF1 の攻略は 本家 iPhone AC のこちらのページ で行っています。

このアプリは今後スマホで展開される新作「時の水晶」や「オール ザ ブレイベスト」などのプロモーションも兼ねているのだと思われます。
ニュースを見ることでポイントが貯まり、様々なプレゼントが貰えるようになっていますが、そのためには スクウェア・エニックス アカウント が必要なのでご注意下さい。

ポータルアプリが出来たことは良いのですが、iOS8 の公開後 FF2 の動作に問題が生じているため、その辺の旧作のアフターフォローも行って欲しいところですね。
iTunes リンク:ファイナルファンタジーポータルアプリ
Google Play リンク:ファイナルファンタジーポータルアプリ
攻略ページ:FINAL FANTASY(1)攻略
参考 iTunes リンク:ドラゴンクエスト ポータルアプリ


・「すばらしきこのせかい」の iOS8 対応について(touch arcade)

すでに解決している話ですが、話題になっていたのでここでも扱っておこうと思います。
数日前、「スクエニが『すばらしきこのせかい』の iOS8 対応を行わないとコメントした」という話が Pocket Gamer から広まり、注目されていました。

すばせかは世界的な人気タイトルですが、その iOS 版は iOS8 の公開後、起動しなくなっていました。
それについて海外のユーザーが「アメリカの」スクエニに問い合わせたところ、前述の解答を貰ったとのことです。
(ゲームキャストさんの第一報はこの情報を元にしたもので、誤報という訳ではありません)

これについて Touch Arcade が「日本の」スクエニに問い合わせを行ったのですが、それが日本の週末。
そのため返答を貰うのが遅れ、その間に騒ぎになったようです。
しかしその後「すばせかの iOS8 対応は現在作業中である。思っていたより複雑で時間がかかっており、現時点で完了日を告げることは出来ないが、必ずパッチは公開される」との返答があったそうです。

という訳で、すばせか SR の iOS8 対応は行われる予定のようです。
ただ、これだけの人気作で相応の価格のアプリが、起動不能のまま4ヵ月も放置されていた訳で・・・ そもそもそれが問題だと言うのがありますね。
ちなみにダンガンロンパも iOS8 公開後、ストアから削除されてしまいました。
ただ、こちらは削除されている分、まだ「ストアにそのまんま放置」よりはマシかな・・・
攻略ページ:すばらしきこのせかい Soro Rimix 攻略
参考レビュー:ダンガンロンパ 希望の学園と絶望の高校生(ストアから削除)


・各ゲーム会社、昨年末の決算を発表中(Social Game Info)

各ゲーム会社が昨年10月~12月頃の決算を発表しています。
ただ、どの会社も全体的に低調です。 どこも目立った新作がありませんでしたからね。
そんな中、スクエニはスクストや乖離ミリアサ、FF レコードキーパーなどが好調で増収増益になっています。
FF7 バイクとかもありましたが、スクエニのスマホ事業はかなりの伸び。
コナミも「パワプロ」などが好調で増収ですが、巷ではもうゲーム会社と言うより「カジノ関連会社」と見られている印象。

グリーは赤字転落、ガンホーやカプコンも停滞。
ただ、グリーはスマホアプリだけで見れば消滅都市が好調で昇り調子。 ガンホーも元々好調なので、やや停滞しても堅調さは相変わらず。
一方、DeNA はグランブルーファンタジーが伸びてはいますが、かなりの減益。
海外ですが、ゲームロフトも目立った新作がなかったため横ばいです。
参考レビュー:スクスト、乖離ミリアサ、FF レコードキーパー、FF7 バイク、パワプロ、消滅都市、グランブルー


・虫姫さま 究極バトル、早すぎる終了(公式ツイッター)

昨年11月にスタートしたばかりのシューティング・ソーシャルゲーム「虫姫さま【究極バトル】」が、早くもサービス終了を発表しました。
まだ開始して2ヵ月ちょっとしか経ってないのに、3月31日にゲームオーバーです。
あぁ、ケイブ、モウダメダ・・・
でも「虫姫さま ふたり」の劣化焼き直しに過ぎないあの内容では、早いうちにトドメを刺した方が利口なのかもしれません。
ゴスロリシューティングで何とか出来るのだろうか・・・?
参考レビュー:虫姫さま【究極バトル】(3月終了)
参考レビュー:虫姫さま ふたり ブラックレーベル
参考ページ:ゴシックは魔法乙女


・ヤフー、ゲームパブリッシング事業に進出(Social Game Info)

先日、NTT Docomo がゲームパブリッシング事業に乗り出し、大方の予想に反して(?)ドラゴンリバーシやマジカルフリックが悪くないスタートを切っている訳ですが・・・
この度、ヤフーもゲームパブリッシング事業を始める事を発表しました。
名前は「GameBank株式会社」で、まだ具体的なタイトルなどは発表していませんが、なにせヤフーなので資金力がありそうで、注目ではあります。
正直、ドコモは転けると思ってたのですが、でも有力メーカーに案件を発注し、意外に検討しているため、こちらも新勢力になるかもしれません・・・?
参考レビュー:ドラゴンリバーシ、マジカルフリック


・稻船敬二氏の comcept が gumi と事業提携(ファミ通 App)

個人的に興味深かった話。 ロックマンや鬼武者、バイオハザードなどで知られる稻船敬二さんが設立した会社 Comcept が、グリーやモバゲーの元でソーシャルゲームを作っていた SAP「gumi」と提携し、事業拡大に乗り出すとのこと。
gumi は最近、ソーシャルゲームを海外に展開する際の窓口のようになっているため、こうした提携はあり得る話なのですが、ただ稻船さんと SAP が手を組むってのが、時代の流れのように感じずにいられません。


・「Qトランスフォーマー コンボイの謎」のアニメ(?)配信中(ニコ動)

あの超ムリゲーにして超クソゲー「Qトランスフォーマー コンボイの謎」のアニメが TOKYO MX やニコニコ動画、Youtube にて配信されています。
まあ、アニメと言うより、単にダベってるだけなのですが・・・ だがそれがいい。
クソゲー同様、クソアニメっぷりを炸裂させています。
ただ1週間限定配信なので、もう第1話以外の過去の話は見れません。(現時点で第5話目)
興味のある方はお見逃しなく・・・?
参考リンク:Qトランスフォーマー(ニコニコ動画)
参考レビュー:Qトランスフォーマー コンボイの謎

口先番長VS

個性的な不良達が「しりとり」で戦う、おバカで頭脳派のしりとり格闘ゲーム「口先番長」。
個人的に好きなゲームで、メディア芸術祭の推薦作にもなったこの作品に、対戦モードがメインの派生バージョンが登場しました。
「口先番長VS」です。

ひらがなのパネルを使って次々と単語を作り出し、対戦相手を攻撃ならぬ「口撃」するゲームで、プレイヤーの頭の回転とボキャブラリーが試される内容です。
そのぶん慣れていないと難しいゲームなのですが、前作よりもプレイしやすく調整されています。

今回はネット対戦がメインのため、主人公はプレイヤー自身であり、ストーリーは少なめです。
販売はソニーミュージック、開発はフィラメントという会社で、あの「トルネ」を作ったメーカー。
アプリ本体は無料ですがスタミナ制で、装備を入手するためのガチャが存在します。

口先番長VS

基本ルールはオリジナルの「口先番長」と変わりません。
画面に 25 文字のひらがなと、「ん」「ー」、濁点や小文字の変換ボタンが現れます。
この文字を使って単語を次々と入力していきますが、50 音の中の 25 文字しかない訳ですから、思い付いた言葉を入力できるとは限りません。

この時は「文字入れ替え」のボタンを押せばリストがシャッフルされますが、使用回数に制限があります。
使いたい文字がない時は、別の単語に変えるか、文字の入れ替えを行うか、素早く判断する必要がありますね。

制限時間は 60 秒で、この時間内に出来るだけ多くの単語を入力していきます。
「しりとり」なので、例えば「いんこ」の後は「こ」で始まる言葉を入力しなければなりません。
「こくさいてんじじょう」みたいな長い言葉ほど与えるダメージが増し、3文字以上の言葉を繋げていくことでチェインボーナスも入ります。 単語は最長で 10 文字まで。

ただし「こばん」みたいに最後に「ん」が付くと、しりとりなのでスコアは半減、チェインも途切れます。
同じ文字が続く言葉や、「ん」「ー」がある言葉もスコアは低めになります。

時間切れになると「口撃シーン」に移り、互いに作った単語を次々と発し、相手の HP を減らしていきます。
先に HP が尽きた方が負けですが、もし勝負が付かなかった場合は判定になります。
今作に2ラウンド目はありません。

演出はなかなか派手で、長い単語を発する際にはカットインも表示されます。
勝敗が付いた後、まだ単語が残っている場合は、それを連発してトドメを刺す「オーバーキルボーナス」も追加されました。
(これは前作にもアップデートで導入されています)

口先番長VS
※左は「スーパーマリオ」を入力中。 しかし「まりお」がない場合は「スーパー」で送ったり「スーパーカー」に変えたりする必要があります。
右は勝利後に単語をまとめて叩き込むオーバーキル。 結構気持ちが良いです。


慣れていないうちはなかなか単語が出て来ず、思うように入力できません。
ただ、今回は初心者でも遊びやすいように改良が行われています。

まず、文字が「あ行」「か行」などの行ごとに色分けされ、見つけやすくなっています。
前作でも「カラー」というアイテムを使えば色分けされたのですが、今回はずっとカラー状態。
カラーは常用すべきアイテムだったので、この変更は良いと思います。

また、最初から「単語帳」を 30 単語ぶん使えます。
これはゲーム中に出て来た単語を登録しておけるもので、それが入力可能な状態になっていると文字が光って教えてくれます。
長文を登録して一撃必殺を狙っても良いし、短くてよく出てくる単語を登録して素早く入力できるようにしても良いでしょう。

東京タワーや東京駅、東京ドームなどに派生できる「とうきょう」を登録しておいて、状況に合った長文を作れるようにしておく手もあります。

さらに「追加の単語帳」を装備できるようになりました。
これは最初から 30~50 文字の単語が登録されているもので、装備するとその登録単語も光るようになります。

加えて、対戦開始時に他プレイヤーの「助っ人」を1人選ぶのですが、この助っ人が登録している単語も対戦中に光るようになっています。
よって様々な言葉が光る可能性があり、運が良ければ初心者でも素早い入力が可能です。
助っ人の言葉を自分の単語帳に登録していくことも出来ますね。

口先番長VS
※左は単語帳。 これを駆使するのが攻略のカギ。 どの単語を登録するかが重要です。
仲間の登録単語を使用した時は、ちゃんとその仲間が現れる演出があります。


今作は同じ「リーグ(階級)」のプレイヤー 30 人で「グループ」が組まれます。
そして勝利時に得られる「リーグポイント」でグループ内の順位を争い、上位者は上のリーグに昇格できるシステムになっています。

今作がリアルタイムのオンライン対戦になっているのかどうかは、判別が付きません・・・
対戦相手のマッチング時間や、プレイ前の待ち時間などが全くないため、オンライン対戦をしている感じはありませんが、強い人は確かに対人戦っぽい「口撃」を行って来ます。
おそらく相手の最新の入力パターンを再現し、疑似対戦にしているのかなと思うのですが・・・

ともあれ、下位のリーグなら弱い人が多く、同じぐらいの順位の人と当たる事が多いため、初心者でも強い人にフルボッコにされまくるということはないと思います。

ガチャで手に入るのは髪型・服・手の装備、そして追加単語帳で、それぞれに HP や攻撃力をアップさせる効果があります。
手の装備は一応「武器」と言えますが、花束とか、はたきとか、およそ武器らしくないものばかりですね。
これらのアイテムは対戦でも入手できる場合があり、合成で強化することも可能。
またセリフや背景、カットインなどを変えられるカスタマイズアイテムも存在します。

難点なのは、男性キャラを使っている時でも女性キャラ用のアイテムが出たりすることで、それが課金通貨のガチャで出てくると「無駄になった感」が強いです。
ゲームが進めば追加キャラを作れるので、そうなれば男女双方を使えるようではありますが・・・

また、やはりソーシャルゲームなので、重課金装備のプレイヤーに無課金で勝つのは厳しいですね。
それでもソシャゲの中では、プレイヤーの腕前(と言うかボキャブラリーと慣れ)の影響が大きいゲームだと思いますし、強すぎる相手はチェンジも可能です。
理想を言うと、同条件で戦えるイベントなどもあれば良いのですが・・・

口先番長VS
※装備品は結構豊富。 1つ1つにちょっと笑える解説が付いています。
右はカットインのシーンで、装備が姿に反映されます。 セリフや背景もアイテムの1つ。


相変わらず、シンプルなルールながら思考性の高い内容で、サウンドや演出などのクオリティも優れています。
やや難しいゲームであるため、前作は賛否両論になっていましたが、今作は前より遊びやすくなっていますし、慣れればかなり楽しめるゲームです。
脳トレ的なゲームとも言えますね。

私的には前作のおバカ全開な展開も好きだったので、ストーリーに乏しい今作はその点で物足りなさもありますが、こちらはこちらで対戦の面白さがあります。

前作が好きだった方には、文句なく今作もお勧め。
今作が好きになった方には、前作もお勧めです。

・口先番長VS(iTunes が起動します)

Heroes of Might & Magic III - HD Edition

かつてはシヴィライゼーションと並ぶ「廃人生産ゲーム」として知られていた、西洋ファンタジーの世界観を持つヘビー級のシミュレーション RPG が iPad に移植されています。
「Heroes of Might & Magic III - HD Edition」です。

2000 年前後に世界的な大ヒット作となっていたパソコン用ソフト「ヒーローズ・オブ・マイト・アンド・マジック」の3作目で、オリジナルは 1999 年に登場しています。

Might & Magic(マイト&マジック)は海外で有名な RPG シリーズですが、Heroes(ヒーローズ)はその世界観を引き継いではいるものの、内容はターン制のシミュレーションゲームになっており、本編の M&M とは大きく異なっています。
「Might & Magic Clash of Heroes」も、パズル RPG ですが、この M&M シリーズの1つですね。

さすがに 15 年前のゲームであるため、今となっては古く見えるのは否めません。
またメッセージは全て英語。 さらに iPad 専用で、iPhone ではプレイ出来ません。
価格も 1000 円と iOS アプリとしては高額で、正直勧め辛いゲームなのですが・・・
しかし延々と遊べる奥深いゲーム性と圧倒的なボリュームはそのまま。
私にとって思い出のゲームでもあり、今回ご紹介しておこうと思います。

なお、発売は M&M の版権を持っている ubisoft ですが、開発はなんと DotEmu です。
DotEmu って、こんなゲームの移植も行うんですね・・・

Heroes of Might & Magic III HD Edition

Heroes of Might & Magic III HD Edition

ステージによって違いますが、基本的には町1つ、ヒーローが1人いる状態でスタートします。

ヒーローはフィールド上を、移動力の範囲で自由に動くことが出来ます。
フィールドには物資を生み出す生産施設や、資金 or 経験値になる宝箱、スキルを習得できるキャンプや塔、魔法を習得できる神殿や小屋など、様々なものが存在します。
周辺を探索しながら、それらのものを片っ端から占領・訪問・取得していきます。

ターン制のゲームであり、移動力がなくなったらターン終了。
最初は見えていませんが、世界のどこかに敵国のヒーローもいて、交互に行動を行います。

町では1日(1ターン)に1回、資金と物資を使って建物を建てることが出来ます。
シティーホールを建てれば収入が増え、詰め所を建てれば槍兵が、アーチャーギルドを建てれば弓兵が、修道院を建てれば魔術師が生み出されるようになります。
新たなヒーローの雇用も可能で、メイジギルドを建てれば訪れたヒーローに魔法を覚えさせることも出来ます。

ただし兵士が用意されるのは1週間(7ターン)に1回だけです。
数にも限りがあり、お金があればいくらでも雇える訳ではありません。
雇った兵士はヒーローに配属することも、町の守備に着かせることも出来ます。

ゲームの目的は、相手国を打倒すること。
キャンペーンモードだと敵の首都を落とした時点で勝利になったりしますが、基本的には他国の町を全て攻め落とすのが目標となります。
全ての町を失い、数ターン以内にどこかの町を奪取できなかった場合、その国は滅亡となります。

Heroes of Might & Magic III HD Edition
※町の画面。 まずはシティーホールを拡張して収入を増やしましょう。
そのためには市場と鍛冶屋が必要で、最大規模にするには砦もキャッスルにする必要があります。
建設画面は左下にある大きな建物をタップして開きます。 その隣の小さな建物は酒場で、ヒーローを雇用します。

Heroes of Might & Magic III HD Edition
※地下世界もあります。 キャンペーンの最初のステージは、地下にある敵の首都を落とせば勝利。
地上の町を全部支配しても勝ちにならないのでご注意を。


敵に遭遇するか、町に攻め込んだ、もしくは攻め込まれた場合、戦闘シーンになります。
戦闘もターン制で、兵士を順番に動かして戦います。

ユニットは剣士などの近接攻撃型と、弓兵などの遠距離攻撃型に分かれていますが、敵に接すると遠距離攻撃型でも近接攻撃しか出来なくなります。
また、グリフォンなどの飛行ユニットもいて、地形を無視して素早く移動できます。

ただ問題は、操作方法が独特なこと。
移動はマスをタップすれば良いのですが、近接攻撃は敵のユニットを「押しっぱなし」にして、その後に表示される黄色いマスをタップします。
遠距離攻撃の場合はターゲットをダブルタップします。

この「押しっぱなしにした後に移動先指定」という操作が解り辛く、攻撃方法で悩んだ方も多いと思います。
またミスタップしてもやり直しが効かず、ダブルタップで射撃する時もシングルタップと判定されて、敵の情報表示が出てしまうことがよくあります。

他にもアイテムの詳細を表示する時、「何もない場所をタップして、そこからチェックしたいアイテムまで指をスライドさせ、そのまましばらく押しっぱなしにする」という、今までなかったような操作が必要で、慣れるまで戸惑います。(単に押すだけだとアイテムを掴んでしまう)
解ってしまえば大きな問題ではなくなりますが、妙な操作であることは否めません。

戦闘は敵ユニット(兵士)を全滅させれば勝利です。
ヒーローはユニットではなく、あくまで指揮官であり、隅の方で応援してるだけです。
ただ、ヒーローのステータスやスキルは兵士の強さに補正を与え、また1ターンに1回魔法を使うことも出来ます。(MP も必要)

魔法はかなり豊富で、攻撃魔法はもちろん、移動力を上げたり攻撃力を下げたりする補助的なものもあります。
低レベルでも有用な魔法は、与えるダメージのバラツキがなくなり、常に最大ダメージを与える Bless(祝福)と、常に最低ダメージになる Curse(呪い)ですね。

攻城戦の場合、攻撃側には投石機が準備され、これで城壁を破壊できます。
壁が壊れたところからでないと城内に乗り込めませんが、飛行ユニットなら飛び越えることも可能です。

Heroes of Might & Magic III HD Edition
※近接攻撃する時は、まず敵を押しっぱなし。 これを忘れずに。
砂時計のボタンでそのユニットの順番を後回しにし、盾のボタンでガードします。
敗北するとヒーローはいなくなってしまいますが、撤退した場合は兵士は全滅しますが、ヒーローは酒場で雇用し直せます。


Heroes of Might & Magic III HD Edition
※ヒーロー詳細画面。 レベルアップ時に選べるスキルは、ヒーローの職業によって変わります。
キャンペーンモードの場合、ヒーローは次のステージに引き継げるので、大切に育てていきましょう。
ただしアーティファクト(装備)は引き継がれません。


長所でもあり、短所でもあるのは、かなりヘビー級のゲームであること。
探索にも戦闘にも時間がかかるため、1つのステージをクリアするのに2~3時間ぐらいかかります。
じっくり腰を据えて遊ぶゲームであり、手軽に楽しみたい方には向きません。

ボリュームもハンパではなく、異なるシナリオのキャンペーンが7つも用意されており、シナリオマップも大小様々なものが 48 も用意されています。
特大マップだとかなり時間がかかるので、本当に延々と遊べますね。

まあ基本的には、かつてプレイしていた人向けのアプリでしょう。
解りやすいゲームとは言えず、難易度も高めで、「今風のゲーム」ではありません。
見た目も内容も一世代前・・・ でも、そんな玄人向けのヘビー級ファンタジーシミュレーション RPG がやりたい方には、挑戦しがいのあるゲームだと思います。

・Heroes of Might & Magic III - HD Edition (iTunes が起動します)

アイドルクロニクル

※このゲームは 2016年5月 でのサービス終了が発表されました。

アイドルマスターのタイトー版? 3人組のユニットのマネージャーとなり、音楽ゲームを通してアイドルを育てていく、3D のダンスシーンがウリのソーシャルゲームが登場しています。
「アイドルクロニクル」です。

昨年11月のタイトーの新作発表会で公開されたアプリの1つで、特に萌えゲーファンから大きな期待を寄せられていたゲームですね。
ただ、発売された後の評価を見ると・・・ 見事に賛否両論。 その理由はやってすぐ解りました。
「アイドルゲームとしては一流、音楽ゲームとしては三流」なのです。

技術的なクオリティは非常に高いのですが、アンバランスな印象を強く受けてしまいます。
もっとも「萌え部分だけで満足できる人」なら、そちらの完成度は高いので、これで良いのだと思いますが・・・

アイドルクロニクル

アイドルクロニクル

ゲームはまず、1日のスケジュールを立てるところから始まります。
1日に5つの枠あり、そこに「レッスン」「営業」「ライブ」の仕事を入れていきます。

その後、時間を進行させて各仕事をこなしていきますが、実際には1つの仕事を終わらせるごとにメニューに戻れるので、スケジュールをまとめて立てられることにあまり意味はありません。
ただ、そういうシステムの方が「マネージャーっぽさ」はありますね。

レッスン・営業・ライブ、どれも中央から出てくるマーカーがラインに重なった時にタイミング良くタップするゲームです。
どの仕事でもやることは同じで、レッスンと営業はその短いもの、ライブは長いものですね。

ライブは音楽ゲームになっていて、マーカーはリズムに合わせて出て来ます。
同時押しや長押しするマーカーもありますが、既存の音楽ゲームと大差はありません。

ただ、マーカーを直接タップする必要があり、さらにマーカーが飛んで来る位置が上下に動きます。
基本のタップ位置は左右の2ヶ所のみなので、難しいものではありませんが。

このゲームの最大の特徴は、ライブ中に背景で踊っている 3D のキャラクター。
3人のアイドルが躍動感あふれる動きで、曲ごとに異なる振り付けのダンスを行います。

登場するキャラは3人だけなので、ガチャから出るのは衣装やアクセサリ。
それは実際にダンスをしているキャラクターの外見にも反映されます。
ダンスには熟練度があり、高まるほどダンスがうまくなって行く要素もあります。

このゲームは「アイドルみせびらかしゲーム」と題されていて、このダンス自体がゲームのメインとなっているようですね。

また、キャラクターの信頼度が高まることで「ストーリー」が追加されていきます。
このシーンのセリフは全てフルボイスで、しかも結構長いです。
こちらもウリの1つと言えるでしょうか。

アイドルクロニクル
※衣装を替えれば見た目も変わる。 ある意味、アバター作製アプリの豪華なやつ・・・?
ただ、ゲーム中はバックのダンスを見ているヒマはあまりありません。
録画機能があり、後からダンスを確認できたりしますが、そこまで普通しないよね?


アイドルクロニクル
※ストーリーシーンは長めで、ちょっとしたボイスドラマと言えます。
売れないアイドルの涙ぐましいドサ回りの模様が描かれます。


ただ、冒頭で述べたように「音楽ゲーム」として見ると不満な点が多々あります。

まずリズムとタップのタイミングがズレている印象が強い。
判定は GREAT・COOL・GOOD・MISS の4段階ですが、リズム通りにタップしていても COOL や GOOD になるケースが見られます。

もちろん自分のリズムがズレている場合もあるのですが、他のメジャーな音楽ゲームでは感じたことのない「ズレ」や「違和感」を感じ、同様の意見は他でも見られるので、やはりこれはゲーム側の調整が甘いのだと思います。

そして一番ダメなのが、「レッスン」や「営業」のシーンで、リズムに無関係にマーカーが飛んで来ること。
BGM はありますが、それと関係なくタップしないといけないため、単なる目押しゲーム。
それがいかにつまらないかは言うまでもないでしょう。
こういうのはゲームの開発経験がない会社が、自称「リズムゲーム」を出した時にやらかしがちなのですが、それをタイトーがやるのかという感じ。

さらに、最初は曲が1曲しかなく、しかも当分増えない。
徐々にダンスがうまくなっていく、その過程を見て欲しいのかもしれませんが、延々と1つの曲だけしか出来ない音楽ゲームなんて激しく飽きる。

難易度は最初から EASY と NORMAL を選択でき、NORMAL だと相応の難易度なので、「音ゲー好きだと最初は簡単すぎて退屈」ってことはないのですが、でもそれを 10 回ぐらい繰り返すのはさすがに・・・

譜面についても、簡単とか難しいとかじゃなくて、妙にやり辛い部分があります。
(例えば右手を押しっぱなしにしながら、左手で連打し、その連打の途中で右手を離すとか。そういうのが NORMAL から出てくる)

やっていて萌えゲー愛は感じるのですが、音ゲー愛は微塵も感じられません。
マジでこのゲームのスタッフは、グルーヴコースターのスタッフに「音ゲーとは何か」を聞きに行った方が良いんじゃないですかね。

アイドルクロニクル
※前述した「右手を押しながら左手連打、連打途中で右手離す」のシーン。
これがハードで出るなら解るけど、もうちょっと「プレイしていて気持ちの良い譜面」を考えて欲しい。
しかも曲数が少なく、新曲の登場ペースも遅すぎる・・・


アイドルクロニクル
※営業の一つ「挨拶回り」。 しかしどの営業もレッスンも、やることは全く変わらない。
しかもリズムゲームになってなく、作業感が強い。
問題の新曲はキャラの信頼度を上げてストーリーを出現させ、それを見ることで得られます。
ランクやレベルはいくら上げても増えないので注意。


おそらく「アイドルマスター+ラブライブ(スクフェス)」を狙ったのだと思いますが、私的には「届いていない」印象です。
グラフィックや演出のクオリティは高いのに、ここまでやって音ゲーとしての調整が甘いのはどうにも解せません。

ただ、私はギャルゲーの評価は苦手・・・ と言うか、そのファンの人達とは評価基準が異なります。
そういった方は「絵が良いか」「声が良いか」「キャラが可愛いか」などが最大の評価点になるでしょうから、それについては十分だと思うので、これで良いのかもしれません。

ただ iTunes や Google Play のレビューに「今後に期待して★5」って評価が割とあるのは、現状を物語っている気がしますね・・・

※このゲームは 2016年5月 でのサービス終了が発表されました。

・アイドルクロニクル(運営終了)

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