「ドラゴンアイランドBLUE」や「ハンターアイランド」の後継作。
モンスターを捕獲してパーティーに加えながら、ライバルを打倒して上位の「モンスタートレーナー」を目指す、遊びやすいシステムの長編 RPG が登場しています。
「ネオモンスターズ」です。
このシリーズはメーカー製のゲームでありながら、同人ソフトのような「手作り感」、悪く言うと「チープさ」や「B級感」があるのですが、ユーザーライクな「遊びやすさ」と「作り込み」も備えており、「パッと見はイマイチだけど、やってみるとすごくハマれる」という内容なのが特徴です。
今作もそうした特徴を踏襲しているのですが、さすがに3作目なのでグラフィックや演出は今までより強化されていますね。
ゲーム展開も変化していて、大会に出場してライバルと競い、上位のリーグを目指すのが目標。
今までより解りやすい展開になっています。
価格は 120 円で、課金ガチャはありますが、必須という訳ではありません。
メインモードにスタミナは無く、没頭して遊び続けられる RPG です。
ドラゴンアイランド やハンターアイランドは広いフィールドを巡りながら、モンスターを仲間にしていくのが中心でした。
しかし今回はライバルのモンスタートレーナーと戦う「モンスターリーグ」と呼ばれる大会がゲームの中心にあり、フィールドはそのための「予選」という扱いになっています。
フィールドはそれほど広くない島になっていて、移動先をタップして歩く形式。
移動中にモンスターに遭遇すると戦闘になります。
戦闘システムは今までと大差ありませんが、他の一般的な RPG とはかなり異なります。
バトルは基本4対4で、モンスターは様々なスキルを使って攻撃を行いますが、回復スキルはほとんどありません。
では大きなダメージを受けたらどうするか? どうしようもないのでそのままやられます。
しかしやられてもすぐに控えメンバーが出撃し、その穴埋めをします。
そして控えメンバーの数はかなり多く、最初はスタメン4体と控え2体ですが、上位ランクになるとスタメン4体+控え 12 体、合計 16 体ものパーティーになります。
次々とメンバーを投入していくバトルは多くのモンスターを使える楽しみがあり、様々なモンスターを集めることの必要性も高まっていますね。
一方でガチャで強力なモンスターを手に入れても、それは 16 体のうちの1体でしかありません。
バトルの進行はターン制ではなく、スキルごとに「TU」と呼ばれる待機時間があり、技自体は使えばすぐに発動しますが、大技ほど次の番が回ってくるまでの時間が長くなります。
スキルの種類は豊富で、単体攻撃や全体攻撃はもちろん、味方を守るもの、守っている敵を崩すもの、毒を受けている敵に大ダメージ、一定時間で敵もろとも爆発など多彩。
属性や耐性、やられた時に発動するスキルなどもあって、パーティー編成には TCG のデッキ構成のような側面もあります。
※フィールド画面はこんな感じで、ちょっと古い RPG といった見た目。
まずはフィールドをうろついて片っ端からモンスターを捕獲し、使えそうなやつをパーティーに組み込みましょう。
※数少ない回復スキルの1つ、ヒールレイン発動中。 しかし使った本人はダウンしてしまう。
ただ控えがどんどん出て来るゲームなので、状況によっては自己犠牲スキルも使えます。
モンスターはある程度ダメージを与えてから「つかまえる」のコマンドで捕獲できます。
相手の HP が低いほど成功率が上がるポケモン形式。
モンスターの保有上限は十分に多いのでガンガン捕まえても構いませんが、同じモンスターはパーティーに2体以上含められないので、各モンスターを1体ずつ捕まえていけば OK です。
このシリーズはフィールドの特定の場所にレアなモンスターがいて、どこでどのモンスターを捕まえられるか知ることが攻略のポイントになっていました。
しかし今作はレアモンスターを捕まえられる場所に行くと「レアモンの気配」というメッセージが表示されるため、わざわざネットで調べたりしなくても判別できるようになっています。
フィールドには遺跡があり、そこにも強力なレアモンスターが待ち受けています。
ただしモンスターをゲットしても、トレーニングしないと強くなりません。
今回はモンスターに経験値やレベルはなく、戦闘で得られるのは「トレーニングポイント」。
これを貯めてから町のトレーニングセンターで強化を行います。
トレーニングはスゴロクのようなミニゲームになっています。
カードが5枚配られ、剣のマークで矢印が3つあるカードを出せば、攻撃力が3つ分アップします。
さらにそのカードに4の数字が書かれていれば、主人公が4マス移動し、そのマスにあるカードを手札に加えられます。
矢印(強化値)が多いカードを出すほどトレーニングの効果が上がりますが、移動した先にあるカードがショボい場合は考えもの。
同じマークのカードを連続で出すと強化値がアップするというルールもあり、なかなか考えさせられます。
モンスターによっては強化によって進化値が上がり、最大になると姿が変わって大幅に強くなります。
前述したようにフィールドは大会の予選になっていて、そこにいる何人かのライバルを倒すと本戦が始まります。
本戦で上位2位以内に入ればランクがアップ。
新しいフィールド(予選の島)に行けるようになり、パーティー編成数やトレーニングポイントの最大値も増加します。
※この世界には自分以外のトレーナーもたくさんいる。 大会主体になっているのは目標が明確で良いです。
モンスターはポケモンぽいですが、人物のデザインはリアル系。
※トレーニングシーン。 伸ばしたい能力のカードを出していく必要があります。
カードを出すとトレーニングポイントが減っていきますが、紫の特殊カードは減りません。
ただし同じマークのカードを出し続けた時のコンボは途切れるので注意。
今回はストーリーも重視されている印象です。
ストーリークエストは大会とは別になっていて、フィールドはありません。
一部にダンジョンがあるクエストもありますが、基本的にはソシャゲのクエストのように、行き先を指定したら会話シーンの後、すぐバトルになります。
システムはシンプルですが、かつての英雄を追って過去にさかのぼるといった、先の気になる物語になっています。
もちろん先に進むほど敵が強くなるので、大会やトレーニングを平行して行って、パーティーを強化しなければなりません。
ストーリークエストは経験値(トレーナー自身の経験値とトレーニングポイント)を多く貰えるためか、スタミナ制になっていて、自由に挑める訳ではありません。
ただ、バトルに負けても何のペナルティもないシステムですし、このぐらいの制限は必要でしょうか。
なお、フィールド移動中やダンジョン攻略中は、いつでも自由に帰還できるようになっていて、ストレスなく遊べる作りになっています。
帰還すれば全てのモンスターは自動的に復活し、HP も全快します。
一方、今作で気になったのは、トレーニングの回数制限と、やはりガチャ。
トレーニングは無限に行える訳ではなく、モンスターごとに回数が決められています。
それが尽きると実行できなくなり、それでも強化したい場合は「若返りの実」というアイテムが必要になるのですが、それを手に入れるダンジョンは「カギ」でアンロックしないと行くことが出来ません。
アンロックすると1時間だけ行けるようになりますが、必要なスタミナが多く、おまけにカギは1日で1つしか補充されません・・・
こういうのを気にせず遊び続けられるのが良さのシリーズだっただけに、この辺は残念ですね。
また課金ガチャがあるため、どうしても戦いが苦しくなってくると「ガチャで強いモンスターを出さないと進めないゲームになった!」という非難を受けることになります。
私はまだ前半なので無課金でも問題なく進行できているし、スキルを駆使すれば何とかなりそうな気もするのですが、実際に大丈夫かどうかは別として、こういうゲームに課金ガチャがあったら行き詰まった人から「課金しないと進めないクソゲー」みたいな意見が出て来ることは避けられません。
モロにソーシャルゲームだと、最初からそういうゲームであるのが解っているので、逆にそう言われないんですけどね・・・
※ミッション画面。 一部のモンスター用の進化素材やトレーニング回復の実は、ここのクエストで手に入れる必要があります。
しかしカギが必要で、金と銀の2種類がありますが、それぞれ1日1回しか使えません。
ノンビリ進めていくようにすれば大きな問題はないと思いますが、集中して遊べるのも良さのシリーズでしたからね・・・
大手メーカーのゲームと比べると、アプリ自体の技術的なクオリティは劣ります。
しかし相変わらずの遊びやすさと深いやり込み性で、やり始めると延々と続けてしまいますね。
これで 120 円という格安な価格もそのまま。
今回もすでにランキング上位のアプリになっています。
最初は雰囲気がポケモンぽくなり過ぎているように感じ、「ありゃ、今回は別のゲームになったかな?」と思ったのですが、進めてみたらやはりアイランドシリーズでした。
長く楽しめる、ソシャゲではない RPG を探している方にオススメです。
・ネオモンスターズ(iTunes が起動します)
モンスターを捕獲してパーティーに加えながら、ライバルを打倒して上位の「モンスタートレーナー」を目指す、遊びやすいシステムの長編 RPG が登場しています。
「ネオモンスターズ」です。
このシリーズはメーカー製のゲームでありながら、同人ソフトのような「手作り感」、悪く言うと「チープさ」や「B級感」があるのですが、ユーザーライクな「遊びやすさ」と「作り込み」も備えており、「パッと見はイマイチだけど、やってみるとすごくハマれる」という内容なのが特徴です。
今作もそうした特徴を踏襲しているのですが、さすがに3作目なのでグラフィックや演出は今までより強化されていますね。
ゲーム展開も変化していて、大会に出場してライバルと競い、上位のリーグを目指すのが目標。
今までより解りやすい展開になっています。
価格は 120 円で、課金ガチャはありますが、必須という訳ではありません。
メインモードにスタミナは無く、没頭して遊び続けられる RPG です。
ドラゴンアイランド やハンターアイランドは広いフィールドを巡りながら、モンスターを仲間にしていくのが中心でした。
しかし今回はライバルのモンスタートレーナーと戦う「モンスターリーグ」と呼ばれる大会がゲームの中心にあり、フィールドはそのための「予選」という扱いになっています。
フィールドはそれほど広くない島になっていて、移動先をタップして歩く形式。
移動中にモンスターに遭遇すると戦闘になります。
戦闘システムは今までと大差ありませんが、他の一般的な RPG とはかなり異なります。
バトルは基本4対4で、モンスターは様々なスキルを使って攻撃を行いますが、回復スキルはほとんどありません。
では大きなダメージを受けたらどうするか? どうしようもないのでそのままやられます。
しかしやられてもすぐに控えメンバーが出撃し、その穴埋めをします。
そして控えメンバーの数はかなり多く、最初はスタメン4体と控え2体ですが、上位ランクになるとスタメン4体+控え 12 体、合計 16 体ものパーティーになります。
次々とメンバーを投入していくバトルは多くのモンスターを使える楽しみがあり、様々なモンスターを集めることの必要性も高まっていますね。
一方でガチャで強力なモンスターを手に入れても、それは 16 体のうちの1体でしかありません。
バトルの進行はターン制ではなく、スキルごとに「TU」と呼ばれる待機時間があり、技自体は使えばすぐに発動しますが、大技ほど次の番が回ってくるまでの時間が長くなります。
スキルの種類は豊富で、単体攻撃や全体攻撃はもちろん、味方を守るもの、守っている敵を崩すもの、毒を受けている敵に大ダメージ、一定時間で敵もろとも爆発など多彩。
属性や耐性、やられた時に発動するスキルなどもあって、パーティー編成には TCG のデッキ構成のような側面もあります。
※フィールド画面はこんな感じで、ちょっと古い RPG といった見た目。
まずはフィールドをうろついて片っ端からモンスターを捕獲し、使えそうなやつをパーティーに組み込みましょう。
※数少ない回復スキルの1つ、ヒールレイン発動中。 しかし使った本人はダウンしてしまう。
ただ控えがどんどん出て来るゲームなので、状況によっては自己犠牲スキルも使えます。
モンスターはある程度ダメージを与えてから「つかまえる」のコマンドで捕獲できます。
相手の HP が低いほど成功率が上がるポケモン形式。
モンスターの保有上限は十分に多いのでガンガン捕まえても構いませんが、同じモンスターはパーティーに2体以上含められないので、各モンスターを1体ずつ捕まえていけば OK です。
このシリーズはフィールドの特定の場所にレアなモンスターがいて、どこでどのモンスターを捕まえられるか知ることが攻略のポイントになっていました。
しかし今作はレアモンスターを捕まえられる場所に行くと「レアモンの気配」というメッセージが表示されるため、わざわざネットで調べたりしなくても判別できるようになっています。
フィールドには遺跡があり、そこにも強力なレアモンスターが待ち受けています。
ただしモンスターをゲットしても、トレーニングしないと強くなりません。
今回はモンスターに経験値やレベルはなく、戦闘で得られるのは「トレーニングポイント」。
これを貯めてから町のトレーニングセンターで強化を行います。
トレーニングはスゴロクのようなミニゲームになっています。
カードが5枚配られ、剣のマークで矢印が3つあるカードを出せば、攻撃力が3つ分アップします。
さらにそのカードに4の数字が書かれていれば、主人公が4マス移動し、そのマスにあるカードを手札に加えられます。
矢印(強化値)が多いカードを出すほどトレーニングの効果が上がりますが、移動した先にあるカードがショボい場合は考えもの。
同じマークのカードを連続で出すと強化値がアップするというルールもあり、なかなか考えさせられます。
モンスターによっては強化によって進化値が上がり、最大になると姿が変わって大幅に強くなります。
前述したようにフィールドは大会の予選になっていて、そこにいる何人かのライバルを倒すと本戦が始まります。
本戦で上位2位以内に入ればランクがアップ。
新しいフィールド(予選の島)に行けるようになり、パーティー編成数やトレーニングポイントの最大値も増加します。
※この世界には自分以外のトレーナーもたくさんいる。 大会主体になっているのは目標が明確で良いです。
モンスターはポケモンぽいですが、人物のデザインはリアル系。
※トレーニングシーン。 伸ばしたい能力のカードを出していく必要があります。
カードを出すとトレーニングポイントが減っていきますが、紫の特殊カードは減りません。
ただし同じマークのカードを出し続けた時のコンボは途切れるので注意。
今回はストーリーも重視されている印象です。
ストーリークエストは大会とは別になっていて、フィールドはありません。
一部にダンジョンがあるクエストもありますが、基本的にはソシャゲのクエストのように、行き先を指定したら会話シーンの後、すぐバトルになります。
システムはシンプルですが、かつての英雄を追って過去にさかのぼるといった、先の気になる物語になっています。
もちろん先に進むほど敵が強くなるので、大会やトレーニングを平行して行って、パーティーを強化しなければなりません。
ストーリークエストは経験値(トレーナー自身の経験値とトレーニングポイント)を多く貰えるためか、スタミナ制になっていて、自由に挑める訳ではありません。
ただ、バトルに負けても何のペナルティもないシステムですし、このぐらいの制限は必要でしょうか。
なお、フィールド移動中やダンジョン攻略中は、いつでも自由に帰還できるようになっていて、ストレスなく遊べる作りになっています。
帰還すれば全てのモンスターは自動的に復活し、HP も全快します。
一方、今作で気になったのは、トレーニングの回数制限と、やはりガチャ。
トレーニングは無限に行える訳ではなく、モンスターごとに回数が決められています。
それが尽きると実行できなくなり、それでも強化したい場合は「若返りの実」というアイテムが必要になるのですが、それを手に入れるダンジョンは「カギ」でアンロックしないと行くことが出来ません。
アンロックすると1時間だけ行けるようになりますが、必要なスタミナが多く、おまけにカギは1日で1つしか補充されません・・・
こういうのを気にせず遊び続けられるのが良さのシリーズだっただけに、この辺は残念ですね。
また課金ガチャがあるため、どうしても戦いが苦しくなってくると「ガチャで強いモンスターを出さないと進めないゲームになった!」という非難を受けることになります。
私はまだ前半なので無課金でも問題なく進行できているし、スキルを駆使すれば何とかなりそうな気もするのですが、実際に大丈夫かどうかは別として、こういうゲームに課金ガチャがあったら行き詰まった人から「課金しないと進めないクソゲー」みたいな意見が出て来ることは避けられません。
モロにソーシャルゲームだと、最初からそういうゲームであるのが解っているので、逆にそう言われないんですけどね・・・
※ミッション画面。 一部のモンスター用の進化素材やトレーニング回復の実は、ここのクエストで手に入れる必要があります。
しかしカギが必要で、金と銀の2種類がありますが、それぞれ1日1回しか使えません。
ノンビリ進めていくようにすれば大きな問題はないと思いますが、集中して遊べるのも良さのシリーズでしたからね・・・
大手メーカーのゲームと比べると、アプリ自体の技術的なクオリティは劣ります。
しかし相変わらずの遊びやすさと深いやり込み性で、やり始めると延々と続けてしまいますね。
これで 120 円という格安な価格もそのまま。
今回もすでにランキング上位のアプリになっています。
最初は雰囲気がポケモンぽくなり過ぎているように感じ、「ありゃ、今回は別のゲームになったかな?」と思ったのですが、進めてみたらやはりアイランドシリーズでした。
長く楽しめる、ソシャゲではない RPG を探している方にオススメです。
・ネオモンスターズ(iTunes が起動します)