iPhone AC 番外レポート

iPhone や iPad(スマホやタブレット)の、主にゲームアプリのレビューを行っています。

2015/10

hocus.

奇妙な立体物の上でキューブを転がす、錯視を使った立体迷路ゲームが、そのビジュアルとセンスの良さで人気になっています。
hocus.」です。

錯視(だまし絵)を使ったゲームと言えば「Monument Valley」が有名ですが、このゲームもそれに似たユニークさとセンスの良さがありますね。
遊びやすいゲームであり、iTunes ランキングで上位になっているのも頷けます。

ただ、このアプリは「パズルゲーム」と説明されていますが、私的にはパズルという印象はありません。
どこをどう進めばゴールにたどり着けるのか、それを論理的に考えるのが難しく、ほとんど手探りで進まなければならないからです。
冒頭で述べたように、ほぼ迷路ゲームに近い印象ですね。

120 円の有料アプリで、広告や課金はありません。
開発したのはスペインの個人制作者の方のようです。

hocus

立体物が現われ、その表面に赤いキューブと、ゴールとなる穴が配置されます。
画面をフリックするとキューブがその方向に転がっていき、何かにぶつかるか、行き止まりになるか、分かれ道にさしかかると止まります
分かれ道でどの方向に進めるかは、画面上部に出る矢印で知ることが出来ます。

立体物は現実にはあり得ない「錯視」を使った形になっていて、キューブも遠近や重力を無視した動きが可能です。

例えば左下の画像の図形。 このままキューブが進んでいくと、一番下まで行きそうですが、実際には右下の画像の状態で止まります。
遠近がないので、手前にあるように見えるものにもぶつかるからです。

hocus

なにか特殊なしかけが出て来ることはなく、立体が動いたりすることもありません。
ただゴールに向かってキューブを転がして行くのみ。
よってゲームとしてはシンプルで、物足りなさもあるのですが、そのぶん手軽とは言えますね。
BGM やモノトーンのグラフィックも雰囲気が良く、メニュー画面なども洒落ています。

ただ、これは個人的な好みや得手不得手もあると思いますが、正解を思考で導き出すことが困難なのが、好きになれない点です。

どのあたりを進んでいけば良いのか、考える要素がない訳ではありませんが、錯視によるキューブの移動方向の変化が解り辛く、どうにも正解を推理して組み立てることが出来ません。

ただゲームはシンプルなため、適当に進んでいれば正解の道が見つかることが多く、おかげで深く考えるより、動き回ってゴールに近付く方法を探した方が早いです。
動き回った方が錯視による道の繋がりも把握しやすいです。

そのため単なる迷路ゲームになっている印象で・・・
空間と錯視の判断能力に長けている人だと違う評価になるのかもしれませんが、私はオールステージクリアしても最後まで慣れませんでしたね。
そして慣れてなくても、普通にオールクリア出来るという・・・

ステージは現時点(2015/10)で 50 用意されていますが、悩んでいる時間を含めても1時間ほどで終わります。
よってボリュームは多くありません。
ただ、これはサクサク進むということでもあるし、50 あれば少ないという程ではないでしょう。

hocus
※左の画像は上部の丸い球体に付いてる矢印に注目。 左下、右上、上の3方向に進めることを示しています。
「え? これで上に進めるの?」と思われそうですが、こういうのを見つけていくゲームですね。
右はステージリスト。 各ステージがサムネイル表示されています。
ステージは今後増やされていく予定なので、アップデート次第ではコストパフォーマンスの良いゲームになるかも。


さすがに Monument Valley と比べられるようなゲームではないので、そのレベルの内容は期待しないで下さい。
ただ、錯視が好きな方は多いと思うし、難しく考えなくてもクリア可能なおかげで、万人向けと言えるかもしれません。
人気になっているのは、その辺も理由かも。

これで値段が高いと厳しいですが、120 円なら悪くありません。
ちょっとセンスの良い暇つぶしゲームといった感じでしょうか。

hocus.(iTunes が起動します)

とっとこダンジョン

スマホアプリ。 それは情報通信世界が生み出した金鉱脈。
多くの者が一山当てようと果敢に挑み、一人握りの者は金を手にし、そして残りの者は見向きもされないアプリと共に埋もれていった・・・
そんな奈落の底に幾重にも積み重なった、夢破れたアプリの一つをご紹介します。
とっとこダンジョン」です。
って、我ながらヒドい冒頭だな・・・

このアプリは今年の1月に公開されていたのですが、私はぜんぜん気付いておらず、ナムコの「カタログ IP オープン化プロジェクト」の企画アプリの1つ「とっとこドルアーガ」というゲームのことを調べていて、先日偶然知りました。

で、ググってみると「700 万円かけて開発して売り上げ 14 万円」とか「3人で8ヶ月かけて作って月間売り上げ 870 円」とか、悲しい話が続々と・・・
各メディアにプロモーションをかけるも鳴かず飛ばずの失敗談には、華々しい話ばかりが喧伝されるスマホアプリの現実を垣間見ることが出来ます。
まさにアプリ業界の「しくじり先生」。

その辺の話は以下のページで読むことが出来ます。
夢だったアプリ開発、売上14万でゾンビ化(アプリマーケティング研究所)
とっとこダンジョンのダウンロード数を増やしたい(APPREVIEW)
公式ブログ(2月)(まさしブログ)

私的には、売上げのないアプリに限って売上げばっかり気にしている印象があるのですが、それはともかく・・・
ゲームは結構楽しめます。 確かにゲーム好きが作ったというのがわかる内容。
本体無料ですがスタミナはなく、広告もあまり気になりません。
不憫なので 今回ご紹介したいと思います。

とっとこダンジョン

グラフィックは見てのようにドット絵
横視点のゲームで、主人公の女の子が自動で走って行き、自動で階段を昇り、自動で敵と戦います
よって序盤は何もしなくても、見ているだけでクリアしてくれます。

プレイヤーが出来ることは、2つまでセット出来る「スキル」の使用。
スキルと言っても大半は「反転」や「階段スルー」などの移動の指示です。
主人公はひたすら直進を続け、階段があれば必ず昇降するのですが、これらのスキルによって移動方向を変えることが出来ます。
それにより宝箱に到達できたり、敵やトラップを回避することができます。

宝箱には武器や防具が入っているものがあり、入手すればもちろんパワーアップ。
お金を使って強化することも出来ます。
装備の種類は豊富で、ダンボールの鎧とか、撃てないビームガン(持って殴る)とか、ネタ装備も存在します。
装備を変えると姿も変わり、キャラのドット絵は可愛らしく描かれていますね。

敵を倒せば経験値も入手でき、そのうちレベルアップして最大 HP が増加します
どのダンジョンにもボスがいて、途中でやられてしまうこともありますが、何度も挑んでいるうちにレベルが上がって突破できるようになるはずです。
またレベルアップ時に HP が全快するので、それで助かることもあります。

とっとこダンジョン
※5人組アイドル(?)からレインボービームを食らってるところ。 これでもボス戦。
右は装備画面。 サイリウムライトセイバーは武器というより、夜店やシュタゲのアレ。


クリアしたダンジョンは全体マップを確認できるようになります。
どのダンジョンも、ほっといてもゴールにたどり着けるようになっていますが、もちろんそれでは宝箱は得られません。

装備やスキルを入手できないと途中で苦戦するので、全体マップを見ながら、どこで反転して、どこの階段をスルーすれば宝箱にたどり着けるのか、計画を立てることが必要になります
つまりスキルがそろってからはパズルゲームっぽくなりますね。
まあパズルと言うほど難しい訳ではないし、レベルアップと装備強化で強引にクリアすることも無理ではないですが。

ステージが進めば水中や移動床などのしかけが増え、それに応じて息継ぎや水上歩行、移動床スルーなどの新しいスキルも登場します。

ボリュームはそれほど多くなく、集中してやれば1日でクリアすることも可能。
しかしクリア後は敵と装備が強くなる2周目以降に挑戦できます。
ステージごとに入手できるアイテムは決まっていますが、「戦士の剣 +5」などの補正値があり、周回が増えるほど強いものが出やすくなります。

とっとこダンジョン
※左は防具の一覧。 猫耳、着物、セーラ服など、お約束のものがそろっています。
右はストーリーシーンですが、主人公のセリフは結構ヒドいですw


ゲームは面白く、スタミナもないので没頭して遊べます
ただ、見た目の地味さ、やることの少ない序盤の展開、すぐ見限られやすい無料アプリ、ライバルの多い現状を考えると、埋もれるのも致し方なかった気もします。
おもいっきり結果論ですが。

正直、いかにも個人制作っぽい感じで、700 万円かかったとは思えないアプリですね。
実際には「作業時間を時給に換算したら」という計算も含めての話の気もします。

いずれにせよ、趣味でゲームを作っているうちは良いけど、会社にすると色々大変ですよねぇ。
私も昔は BASIC という初期言語でゲームを作ったりしていて、その頃はもう寝る間を惜しんで「あーでもないこーでもない」とプログラムを楽しんでいましたが、仕事にしようとは思いませんでした。
ゲームプログラマーはその頃からブラック職業の代表格で、ハイドライド3のプログラマーの方が残業と休日出勤で発狂し、ボールペンを振りかざして奇声をあげながらティッシュペーパーの箱に襲いかかった話とか聞くと、子供ながらに「そんな仕事したくねぇ・・・」とか思ったものです。

話がズレましたが、無料で課金の必要性もなく、たまに大きな広告が出て来ますが、広告ばかりのゲームという訳ではありません。 動画広告も見せられません。
「だから儲からないんじゃないのか?」とかいうのもありそうですが、ストレスなく遊べるゲームなので、「そこまで売上げのないゲームとはどんなものか?」という興味も兼ねて、遊んでみて欲しいアプリです。

とっとこダンジョン(iTunes が起動します)

月見花(Lunar Flowers)

ゲームと言うより、オリエンタルな雰囲気を楽しむ絵本を見るような、インタラクティブアートのアドベンチャーゲームが公開されています。
月見花」(Lunar Flowers)です。 

いわゆる「雰囲気ゲー」ですが、その雰囲気が非常に良く、サウンドも優れています。
ゲームのタイプとしては「Tengami」によく似ていて、そちらが好きだった方は、こちらも楽しむことが出来るでしょう。

ボリュームはそんなにありませんが、なんと無料。広告もなし。
商売は考えていないアプリのようですね。

ただ、このゲームは中国製なので・・・ XcodeGhost の問題 が気になります・・・
それが問題になった後で公開されたアプリですし、XcodeGhost 感染アプリは Apple Store から削除されているようなので、大丈夫だとは思いますが・・・
一応、この点はお伝えをしておきます。

月見花 Lunar Flowers

月見花 Lunar Flowers

ゲーム中に文字は一切出て来ません
月に帰ろうとしている少女が、その方法を探して幻想的な世界を旅します。

少女が進んでいくと、道が途切れて、上空に花が現われます。
この花を一筆書きの要領で、特定の順番でなぞると道が現われます。

ただし、どういう順番でなぞれば良いのか、それはプレイヤーが探さなければなりません。
大抵は画面のどこかにヒントがあるのですが、ちょっとひねっている場合もあります。
また、スピードが必要なケースもあり、遅れるとミスになります。

しかしなぞり方が悪くてもすぐリトライできるし、ミスになっても少し戻されるだけで、正解するまで何度でもやり直せます。

iTunes のレビューには「謎が難しい」という意見が目立ちますが、私的にはそんなに難しいとは思いません。
やることが「花をなぞる」と決まっていて、後はその順番を見つければ良いだけなので、巷の脱出ゲームとかより簡単だし、Tengami の方が難しいですね。
ただ、迷った時のフォローがないので、行き詰まってしまうと辛いかもしれませんが。
iPhone だとヒントとなる部分が見辛いこともあるので、出来れば iPad の方がお勧めです。

月見花 Lunar Flowers
※一部、花をなぞるのではない、特殊なしかけがあるシーンもあります。
このシーンは光のヒントを元に、4つのダイヤルをそろえます。
必ず何かがヒントになっているので、よく観察してみましょう。


月見花 Lunar Flowers
※ここのシーンだけは解り辛かったので、ちょっと補足を・・・
見辛いのですが、矢印のところにも1本の線があります。


システムがシンプルで、主人公の少女も自動で進んでいきます。
ゲームと言うより、ムービーの中にミニゲームが差し込まれている感じでしょうか。

ただ、アジアらしい雰囲気が非常に良く、西洋人がアジアっぽさを演出しているのとは違う、アジア人がアジアを演出している感じが伝わってきます。
中国のゲームですが、中国を強く感じることはない、オリエント(東洋)といった雰囲気ですね。

悩みながら進んでも1時間ほどで終わる短いゲームですが、雰囲気を楽しむアプリはダラダラ続くのもどうかと思うので、このぐらいで良いと思います。
これで有料ゲームだったら「この程度のボリュームで○○円では・・・」とか言いたくなりますが、なにせタダ、広告もなしですから、文句を言うのはお門違いでしょう。

静かな夜に、雰囲気に浸りながら楽しんで欲しいアプリです。
 
月見花(Lunar Flowers)(iTunes が起動します)

Shooty Skies - Endless Arcade Flyer

クロッシーロードPAC-MAN 256 といった、カジュアルなヒットゲームを連発しているオーストラリアの開発チームが、今度はシューティングゲームを公開しています。
Shooty Skies - Endless Arcade Flyer」です。

彼らの特徴である大きなボクセル(3D ドット)で描かれたグラフィックと、シンプルながら何度も繰り返してしまうゲーム性は健在。
結構シビアなゲームで、難易度の高いシューティングなのですが、そのぶん短時間で手軽に遊べます。

弾幕シューティングではないので、普段シューティングをしない人でも大丈夫
ただ、不意打ち的な攻撃が多くて、パターン化でどうこう出来るゲームでもないので、上達しにくいゲームでもあります。

アプリ本体は無料で、スタミナ制もありません。
強制的に表示される広告もありませんが、動画広告を見ることでコインを入手できたり、武器を使用できる要素があります。

Shooty Skies Endless Arcade Flyer

画面をなぞって自機を移動させ、ショットは自動。 ボタンはありません。
自機は指の前方に位置し、相対移動(指の位置に関わらず自機が動く形式)ではありません。

ボタン操作がないので相対移動でないことのデメリットはあまりなく、むしろ自機と指の位置のズレを気にする必要がないので、操作感は良いですね
ただ、違う指が画面に触れたりすると、その場所に自機がすっ飛んでいくのでご注意を。
右上にポーズボタンがありますが、これも押す時に注意。 押す位置がズレるとそこに自機が飛んでいきます。

画面から指を離すと自機は「チャージ」を開始し、その後に押すとミサイルを発射します
強力かつ誘導する攻撃で、発射数はチャージ時間に応じて増えていきます。
また、指を離している間は敵が落としたコインを自動で吸い込みます。

シンプルなゲームなので、あまり説明することはありません。
後は弾を避けながら、敵を撃破し、ひたすら進んで行くのみです
しばらく進むとボスが登場し、撃破することで難易度が上がっていきます。

たまにプレゼントボックスが出て来て、破壊するとアイテムが出現。
青いアイテムは自機の武装が追加され、赤いアイテムは支援機が登場します。
支援機は一定時間でいなくなりますが、武装追加はゲームオーバーまで継続します。

Shooty Skies Endless Arcade Flyer
※出て来る敵の一部。 ジョイスティックを放ってくるアップライト筐体や、カセットテープを放つラジカセなど、ちょっとレトロな電子機器が多いです。
右はこのゲームの開発者らしきボス。 ゲームボーイとか8インチフロッピーディスクで攻撃してきます。
このアプリの開発者はゲームが好きなんだなぁと、やっていて感じますね。
ボスを倒しても弾消しがないので、相打ちに注意。


残機はなく、1発でも被弾するとゲームオーバー
コインを使うか、動画広告を見ることでコンティニューできますが、1回のみです。
1度のプレイ時間は数分、すぐ死んだら数秒で終わりますね。

稼いだスコアが貯蓄され、ある程度貯まると「ミステリーボックス」から大量のコインやアイテムを貰えます。
また、一定時間ごと、及び動画広告を見ることでもコインを稼げます。

コインは様々なキャラクターを得られるガチャに使用できますが、キャラクターを変えても能力が変わったりすることはありません。
クロッシーロードと同じく、見た目が変わるだけ
ただ、今作は背景も一緒に変化します。

一応パワーアップも購入できるのですが、効果があるのは2時間という時限制。
でもコインが貯まったら、何か装備してから出撃したいところですね。

もし「ダブルガン」のパワーアップを装備してスタートし、ゲーム中に「ワイドガン」のアイテムを取った場合、武装は「ダブルガン+ワイドガン」の状態になります。
ゲーム中に入手した武装は上書きではなく、どんどん加えられていきます。

Shooty Skies Endless Arcade Flyer
※ゲームオーバー画面でスクリーンショットが撮られるのはこのメーカーのお約束。
使用していたキャラと、こちらを倒した敵が出て来ます。
右はキャラクター選択画面。 このクロッシーチキンは無料で入手できます。


難点は、ハンバーガーとか骨とかパンとか、ユニークな敵弾が多いのですが、そのためにアイテムや敵と勘違いする場合があること。
サイズが大きめで、形も色々なので、自機と敵弾の当り判定はかなり小さめにされてはいるのですが、当たったらダメな場所が解りにくく、妙な避け辛さがあります

さらにホーミング弾が多く、回避し辛い攻撃が多めです
間近から弾を撃たれることもあり、突発的にやられるケースが多いですね。

これらが相まって、かなり難しいゲームになっています。
これはおそらく想定されたゲームバランスで、あえて難しめにして短時間に何度も繰り返すようなゲームにしているのだと思いますが、おかげで冒頭で述べたように、なかなか上達している気になれませんね。
まあ、このぐらいの方が繰り返し挑戦しようという気になれますが。

私的に気になるのは、敵弾が大型の敵やパワーアップアイテムの裏に隠れてしまうこと。
3D ドットの立体的なグラフィックなのに、敵弾を優先表示していないため、敵やアイテムの裏に敵弾が「完全に」隠れてしまうことが「普通に」あります。
ここだけは正直、シューティングとしていただけません。

Shooty Skies Endless Arcade Flyer
※左は星条旗カラーの自由なタカのボス。 最初はマネー、次はファーストフード、最期はミサイルで攻撃してきます。 風刺が効いてますね。
右は問題のアイテムボックスに敵弾が隠れているシーン。
やや見辛いのですが、水色のボックスに骨が半分めり込んでいるのが解るはずです。
骨の位置がもう少し後ろだと、完全に隠れてしまいます。 アイテムを取ったら中に敵弾とか、孔明の罠すぎる。


全体としては、かなりハマれるカジュアル・シューティングゲームです。
「攻略する」「エンディングを目指す」といったゲームではありませんが、昔ながらのアーケードスタイルのシューティングで、こういう表現は何ですが、非常にレベルの高い「暇つぶしゲーム」ですね。
難易度の高さも、この難しさがだんだんクセになってきます。

敵を倒した分だけスコアが上がる、シンプルなシステムも良いです。
最近はコンボやかすりや至近撃破など、難しくて玄人向けのスコアシステムが多く、それもそれで悪くはないのですが、このゲームには進んだ分だけスコアが上がる、昔ながらの良さがあります。

私はシューティングが好きなので、かなり楽しめています。
シューティングが超苦手な人だと辛いかもしれませんが、いずれにせよタダなので、まずは試してみるのをオススメします。

Shooty Skies - Endless Arcade Flyer(iTunes が起動します)

Need for Speed No Limits

長い歴史を持つ EA のレーシングゲームシリーズ「Need for Speed」の最新作にして、あの Real Racing を作り出したオーストラリアの開発スタジオ Firemonkeys が制作を担当した・・・
「スマホ向けの」レーシングゲームが公開されました。
Need for Speed No Limits」です。

改めて言います。「スマホ向け」に作られています。
非常に美しいグラフィックのリアル系レースゲームではありますが、1レースが 40 秒で終わり、ブレーキもアクセルもない簡易的なゲーム。
本格レーシングゲームを期待していると肩すかしを食らうのでご注意下さい。

ただ、そんなゲームですが、私は意外と楽しめています。
ハンドル操作は普通にレースゲームですし、とにかくサクサク遊べて、テンポが良い
やめられない楽しさがありますね。
まあスタミナ制なので、強制的に中断させられますが。

本体無料の課金型ゲームですが、大型広告や動画広告、パワーアップ待ち時間はなく、海外製の無料アプリとしてはその辺の鬱陶しさは少ないです。

Need for Speed No Limits

Need for Speed No Limits

画面をタップして左右に曲がります。
オプションでティルト(傾け)操作やスライド操作にすることも可能。
ブレーキがなく、アクセルも自動なので、基本的にはハンドル操作しか行いません。

ただナイトロ(ニトロ)ゲージがあり、これが貯まってから上にフリックすると急加速することが出来ます。
また、下にフリックするとドリフトに入り、車体を滑らせながらカーブを曲がることが出来ます。
ただ、ドリフトが必要になるカーブはほとんどありません。
ドリフト中はナイトロゲージが貯まるので、そのために行うような感じですね。

レースはライバルと競うものとタイムアタックの2つに大別されますが、走行状態からスタートするもの、逃げるライバルを追いかけるもの、パトカーが妨害するもの、ジャンプ台がたくさんある特殊コースなど、種類は様々。

iTunes のスクリーンショットを見ると「ハチャメチャレーシング」に見えますが、アスファルト ほどハチャメチャな訳ではありません
ライバルをぶっ飛ばすことが目的になるようなレースはないし、ぶつかれば減速し、ダメージも受けます。

ただ、加速中に対向車にぶつかったりすると、物理シミュレートされた動きでハデに事故ります。
そんなことになったらレースはほぼ負けですが、一応ちゃんとクラッシュシーンはありますね。

どのレースも 40 秒ほどの短時間で終わります
サーキットを周回するタイプではなく、一本道の公道を走る形。
コースマップはありませんが、次に曲がる方向を示す大きな矢印があり、減速しなくても曲がれるカーブばかりなので、マップがないことの不自由さはあまりありません。

グラフィックはさすが Firemonkeys と言う他なく、細かい車体の再現に加え、ボディーやガラスに映り込む景色も美しく、光の表現も非常に綺麗
Real Racing シリーズで見せたハイレベルな映像美を、このゲームでも見ることが出来ます。

ただ、使用機種によってグラフィックの質が調整されるようで、旧機種だとそこまで綺麗にはなりません。
反面、古い機種でもプレイ可能で、公式には iPhone 4 も対象になっています。

Need for Speed No Limits
※スタートシーン。 逆光を受けて輝く車体が美しい。
ここだけアクセルがあり、タコメーターを緑のゾーンにしてスタートするとパーフェクトスタートになります。


Need for Speed No Limits
※ぶつかって吹っ飛んだ対向車が傷だらけになって転がり中。
自分の車もぶつかると傷が付きますが、修理費も修理待ち時間もないのでご安心を。
なお、このページのグラフィックは iPad Air(初代)でプレイしたものです。


レースにはストーリーモードと言える「アンダーグラウンド」と、出場できるマシンが決められている「マシンシリーズ」の2種類があります。
どちらも勝利すれば賞金と名声、さらにパーツや設計図が手に入ります。

パーツはマシンの強化に必要で、逆に言うと資金だけでは強化できません。
設計図は集めると新マシンを得られるもので、このゲームの車は買うものではなく、設計図を集めてゲットするものです。
またゲット後も設計図を集めることで、マシンのレアリティを高めることが出来ます。

要するに、素材を集めてマシンをゲットして強化する、ソシャゲ的な形になっていると思えば良いでしょう。
レアなパーツをゲットできる課金ガチャもあります。

レースの中には一定以上のパワーのマシンがないと出場できないものもあり、もし手持ちのマシンでその条件を満たせない場合、クリア済みのレースを繰り返して設計図とパーツを地道に集めなければなりません。

ただ、このゲームは海外のこの手のものには珍しく、パワーアップ待ち時間はありません
パーツさえあればすぐに強化でき、新マシンも設計図を集めたらすぐ入手できます。 納車待ち時間もありません。
無課金でも割とテンポの良い強化を行え、新マシンも入手可能です。
世界中で悲鳴があがった、課金要素と待ち時間がてんこ盛りの Real Racing 3 みたいなことはありません。

マシンはスバル、トヨタ、マツダ、日産、フォード、ポルシェ、フォルクスワーゲンなど、各メーカーの協賛を得て登場している実在の車が 20 台以上あります。
日本車の割合が多いのは日本人には嬉しいですね。

Need for Speed No Limits
※メニュー画面はこんな感じ。 ビジュアル的に良いです。
アンダーグラウンドにはライバルや協力者との会話シーンがあり、パワーの条件さえ満たしていればどのマシンでも出場可能。
ただし次の章に進むには一定のプレイヤーレベルが必要で、そのための名声を稼ぐには、マシンシリーズのレースも進めなければなりません。


Need for Speed No Limits
※マシンの強化にはパーツや設計図が必要。 つまりソシャゲで言うところの合成素材。
ただ、無課金でも当面は問題なく進めていける印象です。
多少、設計図を集めるための作業も必要になりますが。


現在、非常にシンプルな「CSR」というレースゲームが世界中で大ヒットしています。
レースゲームと言っても、この CSR でやることはスタートとカーブでボタンを押すだけ。
ハンドル操作はありません。 にも関わらず、シリーズの総ダウンロード数1億以上。
日本では「ドリフトスピリッツ」がその亜種になります。

このゲームは、そんな「CSR」に「Need for Speed」を近付けたものという印象です。
CSR やドリフトスピリッツが取り込んだ「リアルなレースゲームを体験したいライトユーザー」をターゲットにしている感じですね。

ただ、CSR やドリフトスピリッツを「シンプルなミニゲーム」としか感じられなかった私でも、このゲームはちゃんとレースゲームとして楽しめます。
うまく「スマホ向けのお手軽レース」に仕上がっているのではないでしょうか。
本格レースを期待していたヘビーユーザーには勧められませんが、そうでない人には、私的にはオススメです。

Need for Speed No Limits(iTunes が起動します)

SPL-T

超シンプルな画面、シンプルなルール、しかし非常に頭を使う
そんなシンプルイズベストを目指したようなパズルゲームが公開されています。
SPL-T」です。

ハッキリ言ってこのゲーム、外見があまりに簡素で、見た目で面白さは伝わらないでしょう。
おまけにルールを理解し辛く、複雑ではないのですが、外見がシンプルすぎて解りにくい。
ヘルプもありますが、表記は英語です。

※言語は iPhone 本体の「設定」で「SPL-T」を選び、「Language」を選択すれば日本語に出来ます。

おまけにこの見た目で定価 360 円
大半の人には受け入れられないであろう、ニッチなゲームと言わざるを得ません・・・

しかしゲームを理解することが出来れば、シンプルながらも思考性が高く、やればやるほどスコアが上がっていく、奥深いパズルであることが解るはずです。

開発元は Bumpy Road などのスマホヒットゲームを連発し、世界的に有名になっているスウェーデンのメーカー Simogo AB。
最近の同社のゲームは Year WalkDEVICE 6The Sailor's Dream(リンクは iTunes 起動)など、海外では非常に高い評価を受けている一方で、英語がスラスラ読めるレベルでないと楽しめないものばかりでした。
しかし今作は Simogo のアプリでは久々の、英語が読めなくても遊べるゲームです。

SPL-T

ゲームが始まると真っ黒な四角い画面が出て来ます。
タップすると横に2分割されます

分割された四角をさらにタップすると、今度は縦に2分割されます
またタップすると、再び横に2分割されます。

SPL-T

続けていくと、タップした四角(ブロック)がどんどん細かく分割されていきます。
分割される方向は 縦・横・縦・横 と交互に繰り返されます
ただし際限なく分割できる訳ではなく、縦と横、それぞれ最小の幅があり、それ以下には出来ません。

そして同じ大きさのブロックを 2x2 か 2x3 で並べると、斜線が引かれて分割できなくなります。
この斜線の付いたブロックは「ポイントブロック」と呼ばれます。

SPL-T3

ポイントブロックには数字が付き、どれかのブロックを分割するごとにカウントダウンしていきます
そして 0 になると消滅し、上にあるブロックは落下、さらに上部から新しいブロックが補充されます。

画面右上には「SPLITS」という数値が表示されていて、ブロックを分割するごとに増えていきます。
ポイントブロックを作った時、この数値がカウントダウンの初期値、つまり消えるまでのターン数になります。
よって後に作ったポイントブロックほど、消えるまで時間がかかることになります。

しかし下の方にあるブロックが消えて、ポイントブロックが落下した場合、その落下したブロックのカウントが半分になります
これがこのゲームの重要な点で、消えるまで 100 カウントのブロックでも、1回落とせば 50 に、2回落とせば 25 になります。

下から順番にブロックが消えていくようにすれば、上にあるブロックは連続で落下し、早期に消すことが出来ますね。
次に落下する場所にポイントブロックを作っていくのがコツです。

SPL-T
※こんな風に下から消していくのが基本。 180 ターンのブロックも一度落とせば 90 です。
白い部分は穴で、上にあるブロックが落下できない形だと空いてしまいます。
上のブロックを分割して落ちる形にすれば埋まります。


得点は、ブロックを分割するごとに「画面上にあるポイントブロックの数+1点」入ります。
大きさに関わらず、ポイントブロックが 10 個あれば、分割するたびに 11 点です。

ブロックが消えた時はその大きさに応じた点数が入りますが、このゲームは大きなブロックを消すよりも、小さなポイントブロックを大量に作った方が点を稼げます
また、大きなポイントブロックを作ってしまうと、それが邪魔になって手詰まりの原因になります。

もう1つゲームを進めていく上で重要なのは、分割方向が「縦・横・縦・横」と繰り返されること。
縦長のブロックが多い状況の時は、そのまま進めていくと縦に分割できるブロックがなくなって手詰まりになります。
縦が多いと思った時は横長の、横が多いと思った時は縦長のブロックを意識して作る必要があります。

落下によるカウンター減少、得点システム、縦横ブロックの比率を理解できるようになると、ゲームの奥深さが解り、思わず繰り返してしまうようになるでしょう。

SPL-T
※左の画像は縦長ブロックが多め。 画面が縦長なのでこうなってしまいやすい。
右の画像は縦横のバランスの取れた状態。 下の方の隙間は早く埋めたいところ。


このゲームにはランダム性がなく、アブストラクトゲームのソリティア(偶然に左右されない完全情報の1人用ゲーム)と言えます。
よって最適解を導き出すことも可能と思われます。
無論、考えられる手は無数にあるので、実際に最適解を出すことは非現実的ですが。

運やスピードに左右されない思考ゲームで、サクサク遊べる反面、考え始めたらいくらでも考えられるゲームです。
ただ、分割するごとにブロックが消えるターンが伸び、そのうち限界が来るため、延々と続くようなゲームでもありません。
1回のプレイは数分で終わるので、テンポよく遊べますね
まあ、慣れると相応に長くなって来るのですが・・・

冒頭で述べたように万人向けの見た目ではありませんが、手軽に遊べるパズルが嫌いでない方にはオススメです。

SPL-T(iTunes が起動します)

モンスターハンター エクスプロア

あの「モンスターハンター」シリーズのスマホ版新作
スマホに最適化したシステムとモンハンらしいアクションバトル、そして手軽に楽しめるマルチプレイを搭載した注目タイトルが iPhone にも登場しました。
モンスターハンター エクスプロア」です。 略称は「MHXR」。

私的な捉え方としては、このゲームは「ソーシャルゲーム」ではありません。
まず、スタミナがない。 課金ガチャもない
戦闘はアクションで、モンスターは高い耐久力と多彩な攻撃を持っており、難易度も低くはない。
本体無料のアイテム課金制ではありますが、最近ちらほら言われ始めた「脱ソシャゲ」の先鋒といった印象です。

ゲーム内容は モンスターハンター Dynamic Hunting(モンハンDH)に近く、それに 白猫プロジェクト 風のストーリーシーンと、マルチプレイを加えたものですね。
(なお、モンハンDH は iOS8 以降、プレイ出来なくなっています)
マルチプレイはローカル接続しか出来ない訳ではなく、ちゃんとネット回線を通した、オートマッチングもあるオンラインプレイが可能です。

このゲームは Android の方が先行していて、そちらではバグが見られたり動かない機種が多かったりで、初期評価は低かったのですが、iOS 版は目立ったバグが修正され、最近の機種なら動作も問題ないため、その辺は気にしなくても大丈夫です。
もちろん iOS9 でも問題ありません。

モンスターハンター エクスプロア

画面下部にある仮想スティックで前後左右に移動、スティックをタップして攻撃、スティック以外の場所をフリックして回避します。
ガードが可能な武器の場合は、右下のボタンを押しっぱなしでガード。
武器の中にはスティックを押しっぱなしでタメを行う場合もあります。

フィールドマップはなく、モンハンDH のように狭い範囲で戦闘を行い、敵を倒したらクリアになる形式ですが、今作にはボス戦だけでなく、ザコ戦や採集のシーンもあります。
1つのクエストがいくつかのステージに別れていて、最初はザコ戦、2度目もザコ戦、3度目は採集、それからボス戦、といった流れになります。

ボスの強さはオリジナルのモンハンほどではありませんが、十分に手強く、正面から斬りかかるだけで倒せるようなものではありません。
飛び退いた後に突進が来る、手を振り上げて雄叫びをあげた後に連続攻撃を放つなど、一定のパターンがあるため、それらを把握しながらガードと回避を駆使して戦う必要があります。

もちろん部位破壊もあり、モンスターの体の一部を直接タップすることでターゲットが現われ、そこを狙って攻撃できるようになります。

武器はなんと 12 種類。つまりモンハンに存在する武器種の大半を網羅。
それぞれに特徴があり、片手剣はアイテムを使用可能、双剣はガードできないが連続攻撃が可能、は遠距離から狙い撃ちできるなど、ハッキリした違いがあります。
ライトボウガンを持てばリロードしながら弾を連射するガンシューティングのようなゲームになるし、ランスを持った場合は反撃を狙う「当て身キャラ」になり、戦い方は大きく変わります。

どれが強いかは一概には言えませんが、一通りやってみた感じでは大剣が強い印象。
今作は武器種による移動力の差が小さく、大剣でも素早い移動が可能で、攻撃した後のスキを回避でキャンセル出来ることもあり、リーチと威力があって使いやすいです。
また、メインシナリオはクリアタイムが速いとご褒美を貰えるので、大剣や双剣、太刀などの攻撃力重視の武器の方が有利です。

ただ相手との相性もあるので、ガードが弱く遠距離攻撃も出来ない大剣では、苦戦するモンスターも出て来るとは思います。
メインにする武器は複数持っておいた方が良いでしょうね。

モンスターハンター エクスプロア
※左は弓で遠距離攻撃しているところ。 タメ撃ちが強く、かつタメながら動けるので、逃げながら戦えて有利です。
ただ威力が低いので、ソロプレイだと時間がかかりがち。 マルチでは使いやすい。
右は太刀の特殊攻撃「気刃連斬」を発動中。 ゲージが貯まるとこれの連発でザクザク斬れます。
ただゲージを貯めるには1セット攻撃の最後を当てないといけないので、それが可能なタイミングを見計らう必要があります。


モンスターハンター エクスプロア
※左は熊型のボスが両手をあげて吠えているところ。 この後、両手振り下ろし攻撃が3~4発連続で来ます。
相手の動きをよく見て、危ない時はちゃんと回避しましょう。
右は採集シーン。 採掘シーンや釣りシーンもあり、採れるものが異なります。


今作には新たに発見された島々と、そこにあった古代文明の調査を行うストーリーがあり、主人公はハンターであると同時に探検家です
ストーリーは 白猫プロジェクト のようなチャット風の会話シーンで進行します。
このスタイルが今後の定番になっていくのでしょうか?

オリジナルのモンハンのような町のシーンはなく、メニュー画面は一般的なボタンのみのインターフェイス
武器の作成もなく、メインクエストで得られる素材は装備の強化に使用します。

では、新しい装備はどうやって調達するのかというと・・・
マルチプレイヤー用の「装備収集クエスト」の戦利品で入手します。
冒頭で述べたように、このゲームにガチャはありませんので、「お金を払ってレアゲット」という形ではありません。

マルチプレイヤークエストと言っても、ソロでもプレイ可能です。
ただ、このゲームのマルチプレイは「簡単マッチング」のボタンで手軽に参戦する事ができ、ソロ感覚でマルチを遊べます
今は人が多いので集まるのも速く、通信ラグも感じませんね。
ルームを作って特定の条件で募集したり、知人とプレイすることも出来ます。

課金通貨(狩玉)は主に、一時的な強化と、やられた時のコンティニュー、報酬の再入手に使用します。
クエストをクリアすると4つの戦利品を得られますが、ここで狩玉を使うことで、さらに戦利品が4つ増えます。 もう1度使うとまた4つ増えます。
手早く戦利品を得たい時に使えますが、スタミナ制ではないので、またクリアすれば良い話。
「狩玉を使った方がレアが出やすい」みたいな事もありません。

倒すのが大変なモンスターを打倒した時には使いたくなるかもしれませんし、クエストの開始時と終了時に毎回強化と報酬アップの画面が出て来るので、課金圧力がない訳ではありませんが、課金の必要性はあまり感じませんね

正直、これで儲かるのか疑問で、ARPU(ユーザー1人当たりの平均収益)は低いだろうと思われますが、そこはゲーム性とモンハンブランドのユーザ数でカバーというところでしょうか?
今度どうなっていくか解りませんが、こういうゲームは頑張って欲しいですね。

モンスターハンター エクスプロア
※左はストーリーシーン。 メッセージ表示はチャット風。 萌えキャラは少なめです、念のため。
右はクリア後の報酬画面。 課金通貨で宝箱追加・・・
気にはなりますが、標準でも4つの戦利品+α を得られるので、課金しないと厳しいという感じではありません。


モンスターハンター エクスプロア
※マルチイベントはマルチイベントだけどソロでも OK。 でも多人数の方がやっぱりラク。
右は新装備ゲット時の画面。 武器にはスキルが付いていますが、同じ属性の「技玉」が付加されている防具を装備していないと使えません。
防具にも属性耐性や状態異常耐性などのスキルが付いている場合があります。


正直、カプコンのこの手のゲームはガッカリなケースが多かったので、私的にはこのアプリは全く期待していなかったのですが、良い意味で予想外でした。
脱スタミナ、脱課金ガチャ、非カードバトル、非萌え、非簡易パズルのスマホゲーム。
それでいて「スマホに最適化したモンハン」ですね。

1ステージは3~5分ほど、速ければ1分半で終わるため、オリジナルのようなヘビーさや、肉を焼いて食べるようなサバイバル感はないのですが、スマホだしこれはこれで手軽で良いのではないでしょうか。
グラフィックに関しては、十分綺麗ではありますが、最新のスマホゲームと比べると 3D モデルや風景はそこまで高クオリティと言うほどでもないかも。
この辺は Android の廉価機種も対象ですから、それを加味したグラフィックという感じでしょうか。

ともあれ、今年のヒット作の1つになるであろうアプリです
モンハンが好きな方、挑戦してみたい方には、ぜひオススメしたいゲームです。

モンスターハンター エクスプロア(iTunes が起動します)

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