iPhone AC 番外レポート

iPhone や iPad(スマホやタブレット)の、主にゲームアプリのレビューを行っています。

2015年11月

ハントクック

ここ最近、狩猟免許を取得して山で狩りをするリアルモンスターハンターな「狩りガール」が話題になりつつありますが・・・
そんな狩りによって得た食材でレストランを営む、ジビエ料理(狩猟肉の料理)のゲームが公開されています。
ハントクック -うさぎにカラス!?ジビエ料理のレストラン-」です。

このゲームはその内容よりも、制作メーカーの方に注目していました。
あの前代未聞の死にまくり育成ゲーム「生きろ!マンボウ!」を作ったグループが起業した「SELECT BUTTON」の新作だからです。
法人化したからか、アプリの作りはすごく丁寧になっている印象ですね。

ゲーム内容は、ミニゲームで狩猟をして、料理の完成を放置で待つ、半放置ゲームとなっています。
ただ・・・ ちょっと弱い。 面白いとか面白くないとかでなくて、インパクトとかプレイ時間とか、色々な意味で・・・

でも、手軽に遊べて、教育にも良い気がする内容ですね。
放置系なので課金はありますが、アプリ本体は無料です。

ハントクック -うさぎにカラス!?ジビエ料理のレストラン-

まずは猟に出かけます。
行き先を選んで獲物を発見すると、すぐに肉をゲットする「すばやくハント」か、多くの肉の獲得を狙う「じっくりハント」を選べます。

「じっくり」を選べばミニゲーム開始。
左右ボタンを押して犬を操作し、岩や穴などの障害物をかわしながら獲物を追いかけていきます。
そんなに難しいものではなく、内容もシンプルですね。

獲物をゲット出来たら「解体シーン」に移ります。
毛や羽を「ブチブチッ!」とむしり取り、肉を「グザグザッ!」と切り刻んで食肉に加工します。
画像は「自主規制」されていて、その模様がリアルに出て来る訳ではないですが、こういうのがちゃんと省略されることなく表現されているのは良いですね。
同じ獲物の2度目以降の解体はカット出来ます。

肉をゲット出来たらレストランで料理開始。
作りたい料理を選ぶとそれがコンロにかけられるので、後は完成まで待つだけ。
長いものだと2時間ぐらいかかったりしますが、待っている間はアプリを落としていても構いません。

料理は 煮る・焼く・加工・その他 の4つに分けられていて、それぞれに2つずつコンロがあるため、同時に8つの料理をセット可能。
コンロの数は課金通貨で増やすことが出来ます。
課金通貨はゲームの進行や定期的に動画広告を見ることで得られるので、無課金でも相応に手に入ります。

作った料理はストックされ、お客さんのオーダーに応じて提供することでお金と経験値を得られます。
最初は料理が少ないので、どんどん作ってどんどん提供すれば良いのですが、お客さんのオーダーは変更できないので、料理の種類が増えて来たら注文に合わせたものを作っていく形になるでしょう。

ハントクック -うさぎにカラス!?ジビエ料理のレストラン-
※まずは獲物を見付ける。 今回の獲物はカラス。 カラスって食べられるんですね・・・
ミニゲームは左右のボタンを押すと、斜め前のマスに1歩進む形式。 これで獲物に追いつきます。


ハントクック -うさぎにカラス!?ジビエ料理のレストラン-
※そして切り刻みタイム。 ドブチッと毛を引き抜き、グザッと皮を剥ぎ、その肉体をバラします。
実際の肉の解体は鮮度を落とさないようにするためスピード勝負らしいです。


このゲームはキャラクターのデザインが良く、犬の店長や無口なシェフ子ちゃん、獲物などがすべて可愛らしい、親しみのある絵柄で描かれています。
インターフェイスも良く、ボタンなども大きめで押しやすいですね。
料理も美味しそうで解説も詳しく、アプリ自体の作りは新興メーカーとは思えないレベルです。

しかし気になるのは、まずプレイ時間の短さ
ハント出来る回数は1時間に1回分しか回復せず、最大で3回分まで。
1回の狩りはミニゲームをやっても1分程度で、ミニゲームがないと十秒ほどで終わります。

必ず獲物が見つかる訳ではないため空振りに終わることも多く、その時は野菜などの食材を得られるのですが、3時間待って3回ハントに出かけ、3回とも空振ってまた3時間待ちになった時は「なんだコレ」とか思ってしまいます。
待ち時間に対するプレイ時間の比率は、数あるゲームの中でも最低クラスでしょう。

このプレイ時間の短さもあって、序盤からゲームの進行は遅め。 加えて当面は出来ることも少ないです。
レベルが上がらないと新しい狩り場に行けない、新しい武器も買えない、レシピも買えない。
このためお金があっても使い道がない。

経営ゲームはお金を稼いでお店を拡張していくのも楽しさですが、しばらくはお金で出来ることがなく、調理場や倉庫の拡張は課金通貨に限定されています。
レベルが上がると罠を購入して設置できたり、武器や罠のアップグレードが可能になるのですが、そこまで時間がかかり過ぎな印象。

ハント終了後に全画面広告が出る場合もあるし、肉以外の食材を十分に得るためには定期的に動画広告を見る必要もあります。
12月から強制動画広告まで出るようになってしまいました。
バナー広告はなく、広告てんこ盛りのゲームという訳ではないのですが、なにせプレイ時間が短いため、広告ばかり見せられている気もしてきます。

あと、これは個人的な気持ちの話ですが、あの「マンボウ」のメーカーの2作目としてはインパクトは少ない気が。
とても丁寧に作られていると思うのですが、ちょっとこぢんまり?
まあ、そこいらのインパクトだけで一儲けを考えているような無料アプリより、よっぽど良いんですけどね。

ハントクック -うさぎにカラス!?ジビエ料理のレストラン-
※オーダーはメインとサブに別れていて、サブオーダーで経験値とお金を稼ぎながら、メインオーダーの達成を目指します。
課金通貨が貯まったらコンロも拡張したいところですが、食料庫が足りないとゲームが行き詰まるので、そちらを優先しましょう。
右は狩猟クイズを出してくる、堅気じゃなさそうなカタギさん。 キャラがユニーク。


私は片田舎在住で、少し山の方にいけばお店で普通に「現地調達の」イノシシ肉が売られてたりするので、割と身近な題材だったりします。
魚が切り身で泳いでると思ってる子供がいるとか言われるこのご時世、こういう題材のゲームがあるのは良いことではないでしょうか。

いくら放置系でも序盤の展開とプレイ時間が少なすぎだとは思いますが、インターフェイスの良さ、グラフィックのかわいさとサウンドの良さなど、全体のクオリティが良く、料理も美味しそうで、続ける気になれるゲームになっています。
ミニゲームもシンプルですが、アクセントになってますね。

のんびり進めていく、ほのぼの系のゲームが好きな方にオススメです。

ハントクック -うさぎにカラス!?ジビエ料理のレストラン-(iTunes が起動します)

Geometry Wars 3: Dimensions Evolved

海外で大きな知名度と人気を誇る、2スティック制全方向スクロールシューティングの原点の1つ「Geometry Wars」。
その最新作の日本公開が始まりました。
Geometry Wars 3: Dimensions Evolved」です。

このゲーム、海外では今年の5月にすでに公開されており、非常に高い評価を受けていて、日本で公開されていないことを密かに悔しく思っていました。
それが半年遅れでようやく日本でもお目見えしています。

初代の Geometry Wars は 2003 年に他のゲームの「おまけ」として公開されたものでした。
しかし好評を博したため独立したゲームとしてリメイクされ、続編も作られていきます。
後に iPhone で人気になった Meteor BlitzMinigoreSolomon's シリーズ などは、これを元にしたものですね。

定価は 1200 円。 iOS アプリとしては高額ですが、PC(Steam)や XBOX などでも公開されているゲームなので、他機種版と価格を合わせているようです。
買い切りゲームなので課金や広告はありません。

Geometry Wars 3: Dimensions Evolved

Geometry Wars 3: Dimensions Evolved

幾何学的なキャラクターやフィールドが特徴のゲームです。
初代 Geometry Wars はレトロなワイヤーフレーム(線画)のグラフィックだったのですが、今作はそのイメージを維持したまま、ハイクオリティーな 3D グラフィックになっています。

そしてゲームフィールドは時に平面、時に球体、さらにはカプセル型や円筒型など、ステージによって多彩に変化します。
光の演出も美しく、「進化した2スティック制シューティング」という印象を受けますね。

画面左側をスライドして移動し、右側をスライドして弾を撃つ方向を指示します。
360 度にショット&移動が可能で、フィールドが立体形の時はその表面に沿って移動します。
自機は常に画面の中央に位置するため、指で見えなくなったりする事はありません。

ちなみに初代 Geometry Wars は iPhone でも公開されていた のですが(現在非公開)、タッチパネルでの操作が考慮されておらず、自機が指の真下に入り込む残念な作りでした。
しかし今作はそういうことはないのでご安心を。

敵はフィールド上にどんどん湧き出るように現われ、それを自動連射のショットで破壊しまくります。
敵の攻撃は体当たりのみで、ほとんどは1撃で破壊可能。
爽快感のあるゲームですね。

ただ大量に押し寄せて来ますし、こちらのショットをかわすように動く敵もいるので、そう簡単な訳ではありません。
また自機の真上に敵が湧き出ることもあり、その前兆はあるのですが、攻撃に必死になっていて気付くのが遅れてしまうことも多いです。
結果、不意打ち的にやられることが多く、納得いかないミスが続きがちなのはやや難点でしょうか・・・

しかしこのゲームはステージごとにクリア条件や失敗条件が異なり、時間制のステージだとどんなにミスっても OK です。 数秒ロスするだけでいくらでも復活できます。
ミスれないステージもありますが、「ミスしやすいことが考慮されたバランス」であり、「ゲームに歯ごたえはあるけど、クリア条件はそこまで大変じゃない」といった難易度に調整されています。

Geometry Wars 3: Dimensions Evolved
※カプセル型のステージ。 他にも正方形とかクッション型とか、突飛なステージが豊富にあります。
こういう形だと端の方が指で隠れにくい利点もありますね。


Geometry Wars 3: Dimensions Evolved
※この黄色いツブツブを全て破壊すると一定時間パワーアップします。
出るタイミングは決まっているので、難しいステージはそれを覚えておきましょう。
ただ、ツブツブが運悪く真上に出て来て、それに潰されることも・・・


ステージによってプレイ条件が違うのもゲームの特徴です。
普通にミスらず敵を倒していくステージや(EVOLVED)、残機無限で時間内に出来るだけスコアを稼ぐステージ(DEADLINE)、時間制だけど敵を全滅させると残りタイムが増えるステージ(CHECKPOINT)など様々。

中にはシェルターの中に入らないと弾が撃てないものや(KING)、全く弾が撃てず爆発する地雷やゲートを通過して敵を倒すステージ(PACIFISM)も存在します。
また5ステージごとにボスが現われます。

一方、クリア条件は一定のスコアを獲得することで、これはどのモードでも共通。
スコアが多いほどクリア評価が高くなりますが、最低の評価にも達していない場合は失敗になってしまいます。
逆にミスで終了するステージであっさり死んでも、評価点を越えていればクリア扱いに。
敵を倒すと緑色のジェムを落とし、これを集めると得点倍率が上がるため、敵を積極的に倒しつつ、ジェムもどんどん回収することが必要ですね。

ステージの進行やクリア評価の蓄積によって「ドローン」と呼ばれる支援機と、ボムのような「スーパー」を入手することができ、貯めたジェムで強化も出来ます。
自機本体の長期的な強化はありませんが、ステージ内に時々現われる丸いチップを全て破壊すると、ワイドショットや 3way などの一時的なパワーアップを得られます。

メインのアドベンチャーモードの(2015/11 時点の)総ステージ数は 50。
これだけでも相応のボリュームですが、さらに ULTIMATE コース、もっと難しい HARDCORE コースが用意されていて、当分遊ぶことが出来るでしょう。
なお、ステージ数は当初はもっと少なかったようですが、アップデートで定期的に増やされているようです。

Geometry Wars 3: Dimensions Evolved
※ステージマップも幾何学的。 ここでステージのタイプと形を確認できます。
★3クリアはハードルが高く、ドローンが弱いうちはなおさら。
とりあえずは★1でも良いのでクリアを目指しましょう。


Geometry Wars 3: Dimensions Evolved
※固定砲台を設置する「スーパー」のスプリンクラー攻撃!
ドローンはステージを進めれば手に入りますが、上位スーパーは★を貯めないとアンロックされません。
ドローンには攻撃用や防御用などがありますが、高スコアを目指すならジェムを集めてくれる Collect がお勧め。


iPhone の初期には秀作の2スティック制シューティングが続々登場しましたが、ここ最近はなりを潜めていました。
ゼノウェルク や Halo 派生作Inferno 2 はこの系統ですが、これらはダンジョン探索型のゲームと言えるでしょうか。

一方このゲームは久々の耐久型で、テンポも良く、シンプルに敵を倒しまくるのが目的の解りやすいルール。
専用ゲーム機でも発売されているだけあってクオリティも高いです。
当面、このタイプのゲームの代表作になりそうですね。

ともあれ日本でもプレイ出来るようになって、一安心と言ったところでしょうか。
ちなみにスマホ版だけでなく、Steam 版なども日本で普通に買えるようになっています。

Geometry Wars 3: Dimensions Evolved(iTunes が起動します)

トビーの冒険(TOBY's ADVENTURE)

さらわれた彼女を救うため、犬のトビーがパンチやキックで擬人化された動物たちを撃退しながら突き進む、遊びやすい横スクロール格闘アクションゲームが公開されています。
トビーの冒険」(TOBY's ADVENTURE)です。

横スクロールの格闘アクション(ベルトスクロールアクション)と言えば「ファイナルファイト」が有名ですが、このゲームには奥行きがないため、それとはちょっと異なります。
「スパルタンX」や「ビジランテ」ようなスタイル、と言えば解る人には解るでしょうか・・・ さすがに例えが古いかな・・・

開発は韓国の小メーカーのようで、確かにこのスタイルのゲームは「メイプルストーリー」など、韓国にはよくありますね。
メッセージは日本語化されていて、翻訳におかしいところはありません。
価格は 240 円で、スタミナや広告はなく、課金はありますが必須ではありません。

トビーの冒険 TOBY's ADVENTURE

トビーの冒険 TOBY's ADVENTURE

移動ボタンで左右に動き、攻撃ボタン連打で敵に1セットの攻撃を叩き込みます。
ジャンプはなく、代わりに一時的に無敵になる回避ボタンがあり、物が飛んできた時はこれでかわします。
また近接攻撃を回避すると自動的にカウンターが発生します。

通常の攻撃とは別にスキル攻撃のボタンもあり、最初は昇龍拳・・・ みたいなアッパーカットと、竜巻旋風脚・・・ みたいなトルネードキックを使えます。

スキル攻撃は連続では使えませんが、アッパーカットは当てた敵が大きく浮き上がるため、落ちてくるところを攻撃することで空中でコンボを入れる事が出来ます。
トルネードキックも連続ヒットするうえに敵が吹っ飛ぶため、うまく狙えば続けて攻撃を加えられます。
このコンボ攻撃をガンガン入れられるのもゲームの面白さですね。
なお、アッパーカットは昇龍拳だからか出始めが無敵で、回避に使うことも可能です。

ステージクリア制のゲームで、普通のステージは敵を全滅させれば勝利。
横スクロールのゲームですが、ゴールするだけではクリアになりません。
5ステージごとにボスが登場し、その後のステージではボスのザコバージョンが登場するようになります。

トビーの冒険 TOBY's ADVENTURE
※昇龍拳なアッパーで敵を浮かせてコンボを叩き込むのが序盤の基本。
ただ昇龍拳は敵1体にしかヒットしないので、複数の敵がいる時は危険です。
竜巻旋風脚は複数の敵をまとめて攻撃できますが、無敵時間がないので飛び道具が来ると潰されます。


トビーの冒険 TOBY's ADVENTURE
※レベルが上がると習得できる、ピョンと飛び込む突撃技で敵を吹っ飛ばし中。
この技は一気に間合いを詰められるので、正面から殴りに行くと危険な敵に有効。
敵に合わせてスキルを使い分けましょう。


序盤のうちは特殊な攻撃を行う敵がいないため、正面からガンガン殴っていけば OK です。
そのため簡単すぎて物足りなさを感じるかもしれません。

しかし2つ目のエリアから物を投げてくる敵が登場、急に難易度が上がります。
ジャンプがないため、物を投げる敵と接近してくる敵が混じって出て来ると対処が難しく、しかも受けるダメージが大きくて数発食らうとすぐピンチになるため、楽勝ムードはなくなります。
でもここからゲームとしての面白味が出て来ますね。

またレベルアップと装備によってパワーアップできるため、苦戦してもキャラを鍛えればいずれ突破することが出来るでしょう。
経験値は敵を倒せば増えていき、途中でやられても失うことはありません。
ステージをクリアすると「ホネ」を得られ、これを使ってスキルレベルもアップさせられます。

ただ、キャラのレベルがアップしてもステータスは増えません。
では何が上がるのかというと、入手する「装備のレベル」が上がります。

装備は「ガチャ」で手に入れますが、このゲームはレベルが5の時にガチャをすると得られる装備のレベルも5になり、レベルが8なら装備のレベルも8になります。
そしてレベル5のレアより、レベル8のコモンの装備の方が強かったりします。

ガチャをするには「コイン」が必要ですが、これはホネでも購入できるので課金しなくてもガチャは可能。
レア確定の「金のコイン」を得るには課金通貨のダイヤが必要になりますが・・・ 前述したようなシステムのため、激レアの装備を得たとしても、それで一生強くなれる訳ではありません。
よって課金は必須ではありませんね。 代わりにレベルを上げれば良いのです。
そしてスタミナは無いので、経験値は延々と稼げます。

ただ、そのためか 120 円の課金で、課金通貨のダイヤを 99 個も貰えます。
これはなんと課金ガチャ約 40 回分。 多すぎて前代未聞。
ゲームがラクになるし、価格も安いので、苦戦するなら買ってみても良いかもしれませんね。

レア装備をゲットしまくったからと言って、いきなりゲームバランスが崩れてしまうことはありません。
ちゃんとテクニックの方が重要です。

トビーの冒険 TOBY's ADVENTURE
※装備画面。 ユニーク装備をゲットしても、キャラレベルが上がると弱くなってしまうのがこのゲームの特徴。
このシステムは面白いと思います。 非ソシャゲなゲームだからこそのシステムですね。


トビーの冒険 TOBY's ADVENTURE
※ホネはスロットマシンでも増やせます。 もちろん運が悪いと減りますが・・・
スロットに効果音が一切無いのがタマにキズ。


ただ、格闘アクションとして気になるのは「制限時間」。
どのステージも 2分30秒 以内にクリアしなければならず、これはボスステージだと結構厳しい。
まったくミスのないノーダメージなプレイをしても、制限時間が切れてゲームオーバーになってしまうのは、格闘ゲームとして納得いかない気分になるのが本音です。

エリア1はまだ時間に余裕があるのですが、敵が強くなるエリア2から深刻に。
テクニックである程度はカバーできますが、先のステージに進むほど厳しくなっていくので、いずれはどこかで行き詰まります。
レベルを上げてパワーアップすればラクになりますが、そのうちまた厳しくなるので、結果として常に時間ギリギリで戦うことを余儀なくされてしまいます・・・

やっぱり格闘ゲームはライフの奪い合いをしたいところで、タイムトライアルをしたい訳じゃないよなぁ、とか思ってしまいますね・・・

トビーの冒険 TOBY's ADVENTURE
※これはゲーム後半。 パワーウェーブ・・・ という名前のパワーゲイザーで攻撃中。
これと雷神拳っぽい攻撃はダウンした相手にヒットするので、素早い追い打ちが可能。
後半はタイムが厳しくなるので、空中コンボよりダウンさせての追い打ちをメインにしましょう。


トビーの冒険 TOBY's ADVENTURE
※ストーリーシーンはコミック風になっています。 ポップなキャラクターデザインが良いです。

タイムは厳しいですが、かなり良質な格闘アクションゲームです。
動物を擬人化したキャラクターも可愛らしく、解りやすいルールで、スタミナが無いので没頭して遊び続けられます。

集中してプレイすると数時間で終わってしまいますが、最近はダラダラした延命策を取るゲームが多いので、こうした一気に遊んでスカッと終われるゲームは、むしろ良いと思いますね。
一応、クリア後はどこまで進めるかを競うチャレンジモードをプレイ出来ます。

ライトユーザーにはやや難しいかもしれませんが、割と万人向けの、オススメ出来るアプリです。

トビーの冒険(iTunes が起動します)

妖怪ウォッチ ぷにぷに

妖怪ウォッチ+ツムツム」。
どう考えてもハズれなさそうな、超「鉄板」な組み合わせのソーシャルゲームが公開され、額面通りに無料アプリランキングでトップを独走し続けています。
妖怪ウォッチ ぷにぷに」です。

・・・と、こんな書き出しだと知名度だけで売れてそうな印象を受けそうで、実際に私はそう思っていたのですが・・・
やってみると、なかなかゲームとしてもしっかり作られています。
妖怪ウォッチという子供向けの題材ですが、意外と大人でも遊べる内容がありますね。

開発は子供向けコンテンツの第一人者レベルファイブで、さらに LINE ディズニーツムツム を作った NHN PlayArt との共同開発。
妖怪ウォッチの IP はバンダイナムコですから、トップ企業が勢揃い。
これでクオリティが低い訳がありません。

妖怪ウォッチ ぷにぷに

ツムツム」をパズドラ型ソーシャルゲームにした内容です。
このゲームは「ぷにぷに」ですが。

上からたくさんのプニが落ちてきて、同じプニを指でなぞると繋がり、合体して大きなプニになります。
ツムツムと違ってすぐ消えるのではありません。
プニを消すのはタップして行います。

プニを消すと敵にダメージを与えられ、大きなプニほど威力は高くなります。
さらに連続で消すことで「コンボ」が発生しダメージが増えます。
よってたくさんの大きなプニを作って、まとめて消すのが基本ですね。

また大きなプニを消すことで、その仲間の技ゲージが上昇、最大になれば必殺技を放てます。
さらに一定以上の大きさのプニを消すと「ボーナス玉」が現われ、これを消すと周囲にあるプニのサイズがまとめてアップします。

名前の通りプニは「ぷにぷに」しています。
ツムツムのような硬いものではないので、落下時にぷよぷよと揺れます。
これがなぞる時の邪魔になり、ツムツムと比べるとプレイし辛さがあるのですが・・・
一方で単独のプニもタップするだけで消せるので、いらないプニを簡単に処理でき、ツムツムよりもラクに長く繋げることが出来ます。

長く繋げることでフィーバーゲージが上昇し、最大になると「フィーバー」に突入。
ツムツムのようにフィーバー中は与えるダメージが増すのですが、このゲームはそれに加え、攻撃が全体化される利点があります。

ダメージは一定時間ごとに受けます。 攻撃準備に入った敵の横にはカウンターが現われますが、ターン制ではないため、このカウンターは時間経過によってどんどん減っていきます。
ツムツムのようなタイムトライアルではなくパズドラ型ですから、全ての敵を倒せばステージクリアとなり、次のステージに進めます。

妖怪ウォッチ ぷにぷに
※フィーバーに入ると全体攻撃可能。 ツムを1つずつ繋げても、一気に繋げてもサイズは同じ。
よって長く繋げるのはフィーバーゲージを貯めるためと言えます。
右は必殺技発動中の画面。 3D で描かれた妖怪がアニメーションします。


妖怪ウォッチ ぷにぷに
※ステージマップと属性相性表。 マップには分岐もあります。
相性は正直、解りにくいです・・・ あまり気にしなくても良い気もします・・・
ダメージですが、サイズごとのダメージは以下のような感じです。(ステージ1で攻撃力 300 で検証)
・サイズ1:ダメージ 7:+7
・サイズ2:ダメージ 21:+14
・サイズ3:ダメージ 50:+29
・サイズ4:ダメージ 94:+44
・サイズ5:ダメージ 124:+30
・サイズ6:ダメージ 154:+30
・サイズ7:ダメージ 185:+31
・サイズ8:ダメージ 217:+32
・サイズ9:ダメージ 249:+32
・サイズ10:ダメージ 282:+33
・サイズ11:ダメージ 315:+33
サイズ4にする時のダメージの伸びが少し大きいですが、サイズ3以降はほぼ +30 ですね。
大きくするほど加速度的に威力が伸びる、という訳ではないようです。


各ステージごとに異なる妖怪がいて、倒すことで仲間になります。
必ず仲間になる訳ではなく、食べ物アイテムを使って確率を上げるのですが、仲間にしやすくなるスキルを持っているキャラがいるし、素の状態でも(レアリティが高くなければ)そこまで確率は低い訳ではありません。
少なくとも ポケとる よりは、仲間にできる確率は高いです。
ポケとるのように「失敗した時に成功率を上げる課金演出が出てくる」みたいなこともありません。

ガチャがあり、やはりレアリティの高い仲間はこれでないと入手しづらいのですが、このゲームは通常の通貨と課金通貨の区別がありません。
もちろんガチャにかかる費用は高いのですが、通貨が区別されていないおかげもあり、通常のゲームプレイでもガチャは実行できますね。
また、特定の条件を満たすと行ける隠しマップや通路があり、その先でもレアキャラを仲間にすることが出来ます。 もちろん手強いですが。

若干気になるのは「LEVEL 5 ID ステイタス」というもの。
これは課金の合計額に応じて特典が貰えるものです。

このゲームの場合、アイテムや特殊キャラが貰えるだけで、経験値や入手金が割り増しされていくものではないので、課金するほど有利になる「VIP システム」とは違うのですが・・・
こうした課金の有利がより強くなるシステムが浸透していくのは、やや恐いのも本音ですね。

なお、通貨は食べ物や経験値アイテムの購入、コンティニュー、スタミナ回復、レベル上限アップなどにも使用します。
スタミナ制があるのはご多分に漏れずな感じですが・・・ これはツムツムもそうでしたしね。
キャラクターのレベル上限を通貨で簡単に上げられるのはちょっと意外です。 高レベルになるとかなり高くなるかもしれませんが。

ステージごとに入手できるキャラが違い、ダブりにくいためか、キャラのレベルアップは合成ではありません。
ステージクリアで得られる経験値で上げていきます。
ガチャなどでダブった場合は自動的に合成が行われ、スキルレベルが上がります。

ちなみにソシャゲには珍しく、セーブスロットが3つ用意されています。
家族で遊ぶことを想定しているのでしょうか?

妖怪ウォッチ ぷにぷに
※意外にもこのゲームに「課金通貨」はない。 頑張れば無課金でも課金相当のガチャを回せることには安心感があります。
右は「LEVEL 5 ID ステイタス」の報酬。 このゲームは課金圧力が低いし、報酬もオマケといった感じなので、まだ良いのですが・・・


あえて難点を言うなら「LINE でないこと」でしょうか。
ツムツムには LINE アプリであること利用した、思わずハイスコアを競いたくなるランキング表示などがありましたが、このゲームに LINE 連携のようなものはないです。
フレンドランキングはありますが、あくまでフレンド登録した相手が対象。

しかし好みもあるとは思いますが、1分間のスコアを競うタイムトライアル制の ディズニーツムツム より、パズドラ型でステージクリアと長期的な攻略マップがあるこちらの方が、やっていて「しっくり」来ますね。
LINE 特化のツムツムを、良い形に普通のソシャゲにしたゲームと言えるでしょう。
ツムツムのパズドラ型は フェアリーテイル ブレイブサーガ など他にもあったのですが、これは全体の完成度が高いです。

メインターゲットが子供であることは確かですが、ツムツムは大人のプレイヤーも多いし、子供以外でも楽しめるアプリです。
バランスなども子供だましではなく、ボスなどは相応に手強いです。
ランキングトップを維持していることも頷けるアプリですね。

妖怪ウォッチ ぷにぷに(iTunes が起動します)

中年騎士ヤスヒロ

※このゲームは中盤からバランスが急に変化します。この点にご注意下さい。

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クリックしないクリッキークリッカー。

勝手に戦う四十代無職のニート勇者をクエストと武器購入でサポートし、塔の 1000 階を目指す自動進行の半放置ゲームが公開されています。
中年騎士ヤスヒロ」です。

「クッキークリッカー」とは画面を何度もクリックしてお金やクッキーを貯めていくゲームですが、最終的には膨大なクッキーを自動で生産し続ける施設を作り、放置状態でクッキーを貯めるゲームになります。
だったらもう、最初から連打しなくていいじゃん?
そんなアプリですね。

このゲーム、iTunes ストアの「ベスト新着ゲーム」にも選ばれていたのですが、リワード広告があったためかストアから削除されてしまい、先日まで入手できなくなっていました。
しかし問題の広告が削除され、現在は再びダウンロードできるようになっています。
アプリ本体は無料で、一応課金はありますが、クッキークリッカーですから無課金でも普通に遊べます

中年騎士ヤスヒロ

画面の上部で、騎士となったヤスヒロが剣を振ってモンスターをどんどん倒していきます。
別にクリックとかする必要はありません。 ヤスヒロの戦いは完全自動で、やられることはありません。
自宅警備員らしいですが、意外と働き者。

ただし最初は武器が「ひろった棒」なので、お金を稼いで買い換えてあげないとモンスターを倒すのに時間がかかります。
お金は主に「クエスト」を実行することで増やせます。

クエストと言っても単に「スタート」のボタンを押したら、一定時間後に完了して入金されるだけ。
ただボタンを押すだけの簡単なお仕事です。
強いて言えばここが「クッキークリッカーのクリック部分」と言えますが、そんなに連打する訳ではないし、お金を貯めて「オートクエスト」を買ってしまうとクエストのスタートも自動化されてしまいます。

クエストには「ネズミ捕り」とか「スーパーへお使い」などの作業名が付けられていますが、ヤスヒロが戦いを中断して仕事に行く訳ではなく、ただボタンを押したら入金があるだけです。
誰がそれをやっているのか、どうして自分がお金を貰えるのか、色々と謎ですが、あまり深く考えずありのままを受け入れましょう。

貯まったお金は武器の購入や、クエストのレベルアップ、新クエストのアンロックなどに使えます。
ゲームの目標はヤスヒロに強力な武器を与え、どんどん敵を倒し、ダンジョンの上層を目指すことですが、まずはクエストのレベルアップとアンロックで収入を増やした方が良いですね。
武器は収入に余裕が出来てから買った方が良いでしょう。

中年騎士ヤスヒロ
※「長すぎて恥ずかしい剣」「モテるためだけの剣」などの名剣を振るい突き進む中年騎士。
右は仲間の紹介画面。 100 階突破で電撃を発するヒヨコが仲間になります。 まずはそこが目標。


上位のクエストになるほど収入は加速的に増えていき、クッキークリッカーらしくどんどんインフレしていきます。
しかしクエストの完了にかかる時間も増え、そのうち 30 分とか1時間かかるようになります。

ただ、アプリを落としていても実行中のクエストは1度は完了してくれるので、最終的にはクエストのスタートだけ行ってアプリを落とし、時間が経ったらまた起動してクエストを再スタートさせるという放置型のゲームになっていきます

戦闘はアプリを落としている間は止まるので、中盤以降は放置しつつお金を貯めて、武器を買い換えたら戦いを見守りながらダンジョンを進行させ、敵を倒すのに時間がかかるようになったらまた放置に戻るといった感じでしょうか。

ただ、このゲームは 100 階を越えると「転生」して、ゲームを再スタートさせることが出来ます。
そして転生時に「クリスタル」を貰え、これを使ってゲームが長期的に有利になる「魔法」を購入できます
クリスタルはゲームの進行でも少しずつ増えていくのですが、転生すればまとまった量を入手でき、ダメージアップやクエスト収入アップ、攻撃速度の上昇などを獲得できます。

これにより2周目以降はゲームが効率化し、進行が少しずつ早くなっていきます。
ゲームが間延びしてきたら転生し、何度も最初からやり直しながら、徐々に有利にしていく形ですね。
この周回プレイは、最近のクッキークリッカーでは定番のシステムと言えます。

※ただし 200 階の辺り、クエストが「ポセイドン狩り」に差しかかって以降、数分ごとにクリックしなければゲームが進まなくなります。
そこで転生すれば当面は強化しながらプレイし続けられるのですが、そこを突破しても厳しい場面が来るため、以後のゲームのテンポは落ちます。


中年騎士ヤスヒロ
※転生は 100 階から。 100 階で転生すればクリスタル 100 個。 200 階なら 600 個以上。
ただ 200 階まで行くのは時間がかかるし、1階クリアする度に1個貰えるので、100 階まで行けば実際には合計 200 個。 100 階での転生を繰り返すのも1つの作戦。
右はそのクリスタルで購入する魔法の一部。 まずは攻撃力とクエスト収入を上げましょう。


コインがジャラジャラ出て来る訳ではないのでクリッカー系としてはインフレ感は少ないのですが、ドットグラフィックのキャラクターには味があり、演出やインターフェイスはこの系統としては良く出来ている方だと思います。
主人公が四十代ニートである設定はあまりゲームには関係なく、見た目も普通の騎士なのですが、しゃべるセリフはユニークかつ豊富で良いですね。

課金通貨は一定時間収入を増やしたり、コインに交換したり出来ますが、必要性は低いです。
課金通貨でアンロックや強化を行える「仲間」もいますが、ダンジョンをある程度進むと無課金でもゲットでき、強化は必須ではありません。
起動時間がある程度経過すると動画広告を見るボタンを押すことができ、引き替えに課金通貨やコインを貰えます。
このゲームの収益はその動画広告の方がメインと思われます。

クリッカー系らしく、思わず没頭してやり続けてしまうゲームです。
実際にはクリックしないため、腱鞘炎になることもなく、ボーッとやり続ける感じ
ある意味、ホントの放置系?

方手間で遊べるアプリですし、クリッカー系が好きな方には勧められますね。

中年騎士ヤスヒロ(iTunes が起動します)


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※最初は短時間クエストを繰り返し、途中から 30分~1時間 かかる放置型クエストが中心になります。
しかしこの「ポセイドン狩り」から、急に3分ごとのクリックを繰り返さないと進行しない状態になります。
連打する必要がある訳ではありませんが、「3分ごと」というのがむしろ大変。
転生すれば報酬を得たうえで最初からスタートでき、それを繰り返していればゲームサイクルは速くなっていくのですが、ここを突破しても「銀狼のお散歩」「カメを踏んで退治」のクエストでまた同様の状態になります。
これについての表記がなかったこと、この段階でのゲームバランスの変化についての説明がなかったことを、改めてお詫びいたします。

Warhammer 40,000: Freeblade

今年9月に行われた Apple の iPhone 6s 発表会 で、6s のグラフィック性能と 3D タッチ機能のデモンストレーションに使われた、世界的に注目されたゲームが先日ようやく公開されました。
Warhammer 40,000: Freeblade」です。

iOS のグラフィック機能「metal」をフル活用した美麗な映像や、強く押すことでズームできる iPhone 6s の新機能を活用したシステムなど、最新 iPhone の性能をアピールするに十分なクオリティーを持つ作品です。
当然のように世界中のメディアが大絶賛中。

・・・ですが、ゲームとしては意外とシンプル。
一見 FPS っぽい感じに見えますが、移動は自動で、プレイヤーがやることは射撃のみ。
「ハウス・オブ・ザ・デッド」のような、自動スクロール型ガンシューティングですね。

ビジネスモデルもアプリ本体は無料の課金型スタイル
スタミナあり、ガチャあり、アイテム作成の待ち時間あり、強制ではありませんが動画広告もありで、ゲームバランスもソシャゲ的と、良くも悪くも今のご時世のスマホゲーム。
無課金でも遊べる内容ではありますが、グラフィックのクオリティの高さから来る初期の熱狂が一段落した後は、賛否両論になりそうな気がするアプリです。





元はボードゲーム(ミニチュアゲーム)であった「Warhammer」(ウォーハンマー)シリーズには、ファンタジー世界が舞台のものと、SF の未来戦争を舞台にしているものの2種類があります。

iPhone ではファンタジーの「Warhammer Quest」と、SF の「Warhammer 40,000: Space Wolf」の2つの関連作がすでに公開されていますが、今作は SF の「Warhammer 40,000」の方がベースです。

主人公は巨大戦闘ロボットで、銃と重火器、チェーンソーで武装しています。
画面を押しっぱなしにすると照準が現われ、そこに銃を連射。
そのまま指をスライドすることで照準を動かし、並み居る敵を一掃することができます。
ただし撃ち続けているとオーバーヒートするので、適当なところで止めないといけません。

二本指で画面を押すと別の照準が現われ、離すとその場所に強力な重火器を発射します。
装備によってミサイルだったりビームだったりしますが、どれも高耐久の車両などに有効。
ただし弾数制限があり、なくなると再チャージされるまでしばらく撃てません。

チェーンソーは格闘戦で使いますが、格闘はタイミングメーターに合わせて画面をタップするだけ。
タイミングがジャストならクリティカルとなり、遅かったり早すぎると攻撃を受けます。
普段は格闘は行えず、ロボット型の敵が出てきた時のみ発生します。

移動はないので、とにかく照準を合わせて撃たれる前に撃つゲームですね。
ただシールドを装備していて、ミサイルなどの攻撃を受けそうな時は、画面に現われるシールドマークをタップすることでガードできます。
ただしシールドは使うと使用回数が減り、なくなると再チャージされるまでガード不能になります。

移動スティックがないおかげで操作性が気になることはありませんが、横持ちなのに二本指タップが必要なことは、やや遊び辛さも感じます。


※森の中での戦い。 左の車両に付いている青い照準がガードマーク。
撃ってくる前にこのマークをタップすればシールド防御可能。
ただシールドには使用回数があり、連続で撃たれると防げなくなるので、やっぱり撃たれる前に倒す方が重要。



※迫力ある格闘シーン。 やることはメーターに合わせてタップするのみ。
でもこれはこれでゲーム演出のアクセントにはなっていて、良いと思います。


ステージをクリアすると資源や装備などを入手できます。
装備はかなり豊富で、武器にはガトリング型やビーム型などがあり、防具も兜・肩当て・腰・足など各種のパーツがあります。
それぞれのパーツにコモン・レア・エピックなどのレアリティがあり、もちろん上位のものほど強力。
まあご多分に漏れず、レア以上の装備はガチャでないと滅多に出てきませんが。

装備の強化は合成ではなく、資源を使って行います。
ただし強化できる回数はアンコモンで2回、レアで3回と、多くはありません。
いらない装備は「作成」の材料に出来ますが、作られる装備はランダムで、だいたい材料と同じレアリティのものが完成します。

1ステージにかかる時間は1分半~2分ほどで、短時間で終わります。
クリア出来れば次のステージがアンロックされますが、次の章に進むにはクリア評価の「★」を一定以上集めないといけません。

ただ、どのステージも1度クリアすると「敵を一定時間以内に倒せ」「発電所を見つけて全て破壊しろ」などの追加ミッションが現われ、これを達成することで新しいクリア評価と報酬を得られます。
クリア済みのステージを繰り返してパーツと資源を稼ぐことも可能です。


※装備画面。 武器パーツ4、防具パーツ6、合計10の装備箇所があります。
装備を変えれば見た目も変わり、色やデカールも任意に変更できます。



※ミッション選択画面。 この表示も SF っぽさがあって良いですね。
一度クリアすると2つ目のミッションが提示され、敵も強くなります。


とにかく演出が高クオリティで、カメラワークも迫力あります。
ただやっていて気になったのは、まずゲームバランス。

このゲームは前述したように射撃のみのゲームなので、攻略があるとしても、それは敵が出て来る場所を覚えて素早く撃つぐらい。
格闘は単なるタイミングゲームだし、ガードも回数が決められていて、ガードできない攻撃も多いので、あまりテクニックが介入する余地がありません。

で、強力な敵が出てきて倒しきれなくなった時、テクニックでどうにかすることが難しいため、装備を強化するか、強い装備を入手するしか進む方法がなくなります。
ヘタだと強い装備があっても勝てませんが、うまくても装備以上の敵には絶対勝てない。
意外と「装備=強さ」のソーシャルゲームなバランスですね。

また、課金要素がてんこ盛りで、課金演出はそんなに鬱陶しい訳ではないのですが、Apple の発表会のデモに使われたレベルのゲームとしては、予想外に課金ゲームです。
iPhone 6 の時の Vainglory とは正反対。

まずスタミナ制。 マシンの「完全性」がプレイする度に9%低下し、60 %を切ると戦闘時の攻撃力と HP が低下していきます。
回復には時間の経過を待つか、課金通貨による修理が必要になります。

厄介なのは、これを確認するには画面左上の小さなロボットアイコンをタップしないといけないことで、さらに一見スタミナとは思えない見た目と用語になっていること。
なんだかスタミナ制であることを隠しているような印象も受けます。

前述したようにレア以上の装備は課金ガチャでないと入手困難で、装備のセット販売もあり。
使うとゲームが有利になる課金アイテムもあり、戦闘中にやられるとチェックポイントから再開できますが、それにも蘇生用アイテムの購入が必要です。
資源を一定時間ごとに見つけてきてくれる「チーム」というものがあるのですが、これも追加利用時に動画広告の閲覧が必要です。 装備の作成にも待ち時間が要ります。

また課金すると課金通貨とは別に「チケット」を貰え、これの蓄積によって「ロイヤルティ」がアップ。
それにより高レアリティのアイテムのドロップ率が上がり、経験値や資源の入手量も割り増しされていきます。

ロイヤルティは中国で一般的な「VIP システム」と言え、今後日本にも入ってくるだろうと言われていたのですが、より Pay to Win(課金=勝利)なシステムの印象も強いですね。
まあ、課金したら勝つのはソシャゲでは当たり前ではあるけど。

もう1つ気になる点は、これだけのグラフィックだから仕方ないのですが、機種によっては落ちること。
iPad Air の iOS8.4 では、再起動しても開始してまもなく落ちる症状を連発し、プレイ出来ませんでした。
iPhone 6 Plus なら問題なく遊べていますが、それ以下の機種だと正直心配。
公式な対応は iPhone 5 / iPad 3 / iPad mini 2 以上、iPod touch 第6世代ですが・・・


※画面左上の小さなアイコンをタップすると表示されるスタミナ「ナイト構造完全性」。 しかし最初は気付きにくい。
このゲームにスタミナがあることに気付かずレビューしてる人も多いだろうな・・・



※課金すればするほど通常のゲームプレイも有利になっていく「ロイヤルティ」の宣伝。(ロイヤリティではない)
まあ強制ではないし、課金者への追加報酬と考えればお得なシステムではあるのですが・・・
ただますます課金万歳な印象もありますね・・・ いや、課金者に便宜を与えるのはビジネスとしては正しいんだけど。


私的には、Infinity Blade を思い出すゲームです。
Infinity Blade も Apple の発表会で紹介され、美しいグラフィックが話題になり、一方でゲームはスマホ向きにシンプルに作られていました。
つまり、今作とよく似ています。

ただ Infinity Blade は買い切りで、課金もありましたが、テクニックでカバー可能なゲームでした。
こちらは本体無料の課金型で、テクニックよりもレア装備と VIP システムの比重が大きい印象。
何だかスマホゲームの変化を感じますね。

とは言え、無課金や微課金でも遊べるゲームですし、見た目のインパクトは確かにあります。
iPhone 6s ユーザーにとっては、3D タッチを有効活用できる数少ないゲームでもあります。
シンプルなシステムであることも、ライトユーザーにとっては遊びやすさに繋がっているでしょう。
話題作ですし、最新機種を持っている方は、試してみるべきゲームではないかと思います。

Warhammer 40,000: Freeblade(iTunes が起動します)

Lumino City

絵ではなく、実際にペーパークラフトのミニチュアを制作し、それを撮影してゲームの舞台にしているという、ユニークなビジュアルのアドベンチャーゲームが公開されています。
Lumino City」です。

2012 年に公開された「Lume」という作品の続編で、前作もそのミニチュア感のあるビジュアルが高く評価され、インディーズゲームの表彰で「ビジュアルアート賞」などを受賞していました。
今作もイギリスの「映画テレビ芸術アカデミー」などで表彰を受けています。

ゲームは画面をタップして移動や調査を行うポイントクリック型のアドベンチャーゲームで、日本では「脱出ゲーム系」と言った方が解りやすいでしょうか。

前作の Lume は謎やミニゲームの中に不条理なほど難しいものがあり、ゲームとしての私的な評価は高くなかったのですが、今作はそれを反省したのか、ヒントブックが用意されていて行き詰まりにくくなっています。
ボリュームの少なさも改善され、多くのシーンがありますね。

価格は 600 円で、買い切りゲームなので広告や課金はありません。

Lumino City

Lumino City

主人公は前作同様、ルミという女の子。
発明家のおじいさんを探しに行くというストーリーも同じですが、1つの家だけで進行していた前作とは違い、今回は町や公園、空中庭園など、様々なところを探し回ります。

どの場所も少し奇妙で、シュールな世界観となっています。
メッセージは日本語化されていますが、会話もちょっとヘンなものばかり。
童話というか、NHK E テレというか、そんなユニークな世界ですね。

前述したように舞台はすべてペーパークラフトで作られていて、よく見るとダンボールや厚紙を切り貼りした部分が見られます。
小物などもすごく細かく作られていて、こだわりを感じます。

実際に作ったものを撮影しているため、実物のオモチャのような質感と陰影がありますが、作られているものがカメラの家とか、巨大な水車の上のボートとか、ヘンな建物ばかりなので、これがリアルな質感と相まって、独特な雰囲気を醸し出しています。

Lumino City
※紙で作ったジオラマをそのままゲームの舞台としているため、不思議な質感と印象があります。
影なんかもリアルというか、「本物の陰影」です。


Lumino City
※ミニゲームの1つ、ギター演奏。 音に合わせてタップするというより、譜面を覚え、伴奏に合わせて実際に演奏します。

ゲームは女の子をタップで移動させ、調査や会話を行って、先に進む方法を見つけていきます。
画面の端にある矢印をタップすると隣の画面に移動。
女の子自身をタップすると所持品のメニューが現われ、アイテムをドラッグして任意の場所に使用できます。

ミニゲームやパズルが現われることもあり、その数はかなり豊富。
どれも一癖あるものばかりで、なかなか難しいのですが・・・
今作は、それらの解法が乗っている「本」を所持しています。

この本は 900 ページもあり、大半はゲームの進行とは関係ないページなのですが、どの場面のことがどのページに書かれているかは目次を見れば解ります。
それを参考にドラッグで該当のページをめくれば、パズルの答えがズバり書いてあるので、解けなくて先に進めないということは今回はないでしょう。

ただ、全ての進み方がこの本に書かれている訳ではありません。
どこに行って、どこでアイテムを使うか、そのアイテムがどこに落ちているかなど、パズル以外のヒントはこの本には書かれていません。

しかもこのゲーム、アイテムがすごく小さくて気付きにくかったりとか、タップしなければならない場所が狭くてピンポイントで押さないと反応しないとか、そういう場面が多々あります。
この辺は前作からだったのですが、今作でも変わっていません。

そのため全体としては、進み辛いゲームであることは否めません。
こういう「小さくて気付きにくい、押しにくい」といった理由で難しいってのは、ちょっと残念ですね。

もう1つの難点は、アプリの容量が 1.8 GB もあるところ。
最近は大容量のゲームが増えていて、BrothersDead Effect 2 も 1.8 GB 近いのですが、このゲームはパッと見そこまで派手ではない脱出ゲームなので、それでこんなに容量があるのはちょっと驚き。
ある意味「実写」なので、画面が動くシーンなどはムービーなのかもしれません。

Lumino City
※これがパズルやミニゲームの解法が載っている本。 画面を左右にドラッグしてめくります。
目次は日本語で書かれているのでご安心を。
上の画像はギターのミニゲームの解説ですが、挿絵とかも超細かい。
無関係のページも思わず見入ってしまうほど書き込まれていて、作り込みが凄いです。


Lumino City
※絶壁の住宅地のシーン。 ここは丸印の辺りをタップすると別の場所に移動できますが、パッと見では解らず、矢印などもなく、タップ範囲も狭いのですごく解り辛い。
こういうのが結構あるのがちょっと辛いところ。


Lumino City
※小部屋の中で人力ポンプを漕いでいるところ。 張り紙の細かさとか質感が凄いです。

昨今のアドベンチャーゲームとしては、さすがに The Room Three のクオリティーには及ばない印象ですが、しかしそこいらの脱出ゲームよりは、はるかに作り込まれたゲームです。
前作 とは比べものにならないぐらいパワーアップしてますね。

ストーリー性が乏しく、やや淡々としていますが、ヘンな世界を旅する、奇妙でほのぼの、雰囲気の良いアドベンチャーゲームです。
この系統のゲームが好きな方には、良いアプリだと思います。

Lumino City(iTunes が起動します)

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