iPhone AC 番外レポート

iPhone や iPad(スマホやタブレット)の、主にゲームアプリのレビューを行っています。

2016/01

Pixel Starships

FTL+放置ゲー」。
宇宙戦艦を建設し、船員を雇用し、戦闘を繰り返しながら資源を集め、より強いな船を作り上げていく宇宙戦争のゲームが公開されています。
Pixel Starships : 8Bit Space Sim Strategy MMO RPG」です。 名前長すぎ。

このゲームは宇宙戦争のサバイバル・ローグライクゲーム「FTL」をベースとしていて、戦闘システムはまさに FTL の模倣と言えます。
一方、船の拡張には待ち時間が必要で、資源も生産施設を作ってしばらく待ったあと、タップで回収するという農園ゲーム型
戦闘でも資源を得られますが、基本的には開発シーンは放置ゲームですね。

すでに世界的な人気作になりつつあり、ドットのグラフィックにも親しみがあります。
アプリ本体は無料で、課金はありますが必須ではなく、広告もありません。
開発はオーストラリアの小メーカーのようです。

Pixel Starships

Pixel Starships2

まずは宇宙戦艦を作ります。
最初に船を 海賊型・連邦型・エイリアン型 から選ぶのですが、見た目の違いであって、有利不利はないようです。

船には最初、操舵室(BRD)、エンジン(ENG)、動力室(REA)、船室(BED)しかありません。
ミクっぽい声のナビゲーターの指示でレーザー室(MLZ)も作りますが、これ以上は資源を集めて自分で増設しなければなりません。

資源を戦闘以外で増やすには、まず Resource(資源施設)の採掘室(MIN)ガス収集所(GAS)を設置する必要があります。
建設が終わると一定時間ごとに資源を集めてくれるので、タップで回収
レーザー室も「武器 兼 採掘レーザー」なので、鉱石を集めてくれます。
資源を持ち切れなくなったら鉱物庫(MST)とガス貯蔵庫(GST)も必要になります。

資源が貯まれば設備の強化を行え、船自体のアップグレードも可能。
船をアップグレードすれば利用できる設備が増え、強化上限も増加、船自体も大きくなって、より多くの設備を配置できるようになります。

ただしこのゲームは設備の設置、強化、採掘、その全てに待ち時間が必要です。
放置系の開発ゲームなので、ここはノンビリやるしかありませんね。

Pixel Starships3
※まずは Mine と Gas Collector を作ってどんどん強化し、生産力を高めましょう。
作った施設は格納していつでも置き換えられるので、ガスが欲しい時はドリルをしまってガス収集所を多くするなど、状況に合わせて入れ替える事が出来ます。


Pixel Starships4
※船員の雇用はガチャ。 ただ必要になるのは課金通貨ではなく鉱石。
上位の雇用は研究所を作ってリサーチしないと利用できません。
船員を多く配置するには船室(ベッドルーム)の増設と強化が必要になります。


資源は待つ以外に、「戦闘に勝つ」ことでも手に入ります
Mission のボタンを押すと、他プレイヤーの戦艦と戦う PVP、ストーリーが進行するメインミッション、1日ごとに利用回数が回復するサブミッションの3つが提示されます。
どれも選択すると敵艦が現れ、ATTACK で戦闘開始。

戦闘は半自動で進行しますが、各設備へのパワー供給や、狙う場所の指示などはプレイヤーが行わなければなりません。

まずは画面下にアイコンが並んでいるので、これを上にスライドしてパワーを充填。
下にスライドすると逆にパワーを削減します。
とりあえずレーザーにパワーを供給しないと攻撃が出来ません。

その後、レーザーの照準ボタンを狙いたい場所にドラッグして、ターゲットを決めます。
相手のレーザー室やミサイル室を破壊すれば攻撃を止められ、リアクター(動力室)を破壊すればパワー供給を遮断できます。
シールドがある場合、シールド室を破壊すればその発動を止められます。

もちろん相手も撃ってくるので、こちらの施設がダメージを受けることもあります。
ダメージを受けた部屋には船員を移動させ、修理を行わせましょう。

破壊した部屋にさらに攻撃を加えると船の HP が減少し、0 になれば撃沈。
勝利すれば資源を得られ、PVP なら名声も増えます。
負けても大きなデメリットはないようですが、画面上部の ESCAPE の表示をタップすれば逃走も可能です。

まあ要するに、FTL の戦闘と同じなので、そちらをやったことがある人ならすぐに理解できるでしょう。
戦闘後、ダメージを受けた部屋は自動で修理され、やられた船員も復活します。
ただし減少した船の HP は回復まで少し時間がかかります。

Pixel Starships5
※攻撃が敵船のリアクターにヒット! まずは相手の動力を断つのが定石。
パワーの総量が足りない時は、どの装備を優先するか、パワーのやり繰りをしなければなりません。


基本的には資源を回収して船を強化、強化した船で戦闘、この繰り返しですね。

船をアップグレードすればシールド室やミサイル室、テレポーター、作戦司令室なども登場。
シールドはレーザーを防げるので中盤からの戦いには必須です。
ミサイルはシールドを無視できますが、事前に弾薬を作っておく必要があります。
テレポーターは敵船に斬り込むための設備。
この辺も FTL を踏襲していますね。

一方、作戦司令室は AI の設定が可能で、これはこのゲームのオリジナル要素。
武器やシールド、船員の行動パターンを決められ、例えば「レーザーはすぐパワーを最大充填してリアクターを狙う」、「ミサイルはシールドがある時はパワーを充填するが、シールドが破れている時は(シールドへのパワー供給を優先したいので)パワーを止める」、「船員は普段はレーザー室で作業をしているが、リアクターの HP が 50 %を切ったらそちらに修理に向かう」といった設定を行えます。

このゲームにはクラクラ系のような襲撃の要素があり、他のプレイヤーに襲われた時はこの AI 設定に従って戦うので、防戦のためにも必要になります。

editai
※船員の AI 設定の一例。 リアクターやミサイル室がダメージを受けたらそちらに修理に向かうが、普段はレーザー室にいるようにしています。
このように設定にしておかないと、他の部屋がダメージを受けた時にほったらかしになります。
武器はパワーの最大充填とターゲットの選択、ミサイルの場合は使用ミサイルのセットも忘れずに。
テレポーターがあって斬り込みをしたいなら、乗り込む敵船の部屋を指定する必要があります。
コマンドルームは船のレベルが4で登場します。


現時点(2016/1)の難点は、ゲームバランスやサーバーアクセスなどに問題があること。

戦闘はリアクター(動力)さえ止めてしまえば、パワーの供給ができなくなってレーザーもシールドも止まるので、基本的にリアクターへの集中攻撃で OK。
いまいち戦略性が低いです。

※後日追記:ゲームがかなり進めば、リアクターの耐久力が高まるため、破壊しやすい武器やシールドを先に狙うのも有効になります。

加えて、エンジンはミサイルの回避率を上昇させる施設ですが、相手にミサイルがない場合は全く意味がありません。 レーザーは必中なのでかわせません。
それに敵にミサイルがあっても、リアクターやミサイル室を撃って止めた方が良いです。
さらに操舵室は逃走率に影響しますが、負けても目立ったデメリットがないし、逃げない時は使わないので、やっぱり意味がない。

よって船内のスペースを確保するため、両方とも格納しておいた方が良いのですが、操舵室とエンジンがない宇宙船ってどうなんだ。

またサーバーへのアクセスがまだ不安定で、エラーが出たり、PVP でいつまで経っても対戦相手が見つからなかったりすることがあります。
起動に時間がかかることもあり、まだ安定していない印象がありますね。

Pixel Starships7
※これはテレポーターで乗り込まれて絶体絶命の状態。 敵船への斬り込みは船のレベルが5から発生します。
とにかくリアクターを守れるかどうかが勝負の分かれ目。
リアクターには必ず船員を置き、被弾してもすぐ修理できるようにしておきましょう。


楽しめるゲームですが、早い段階で強化に数時間が必要になり、戦闘したい時にもなかなか行えない場合が多いので、ちょっとヤキモキするのも本音。
ただ放置ゲームなので、長期的に開発していく面白さがあります。
「待ち時間なしで遊びたいなら FTL をやれ」って話でもありますし・・・

今はまだ色々と調整不足の印象ですが、徐々に改善されていくと思います。
ちょっとカイロっぽいドットグラフィックも良いし、運営が良ければ人気は長続きするのではないでしょうか。

開発 SLG と戦術 SLG の双方が好きな方にオススメ。
無料ですし、試してみて損のないアプリだと思います。

Pixel Starships(iTunes が起動します)

お水のパズル a[Q]ua (アキュア)

リアルな水の流れを利用して、おもちゃのアヒルをゴールに導いていく、流体シミュレートのパズルゲームが登場して人気になっています。
お水のパズル a[Q]ua (アキュア)  ~アヒルちゃんを救え!~」です。

昨年の10月に公開されていたゲームですが、スマホの流体シミュレートのパズルは火災を消す Sprinkle(スプリンクル) や、穴を掘って水の通り道を作る スワンピーペリーどこだ、アイテムで水の動きを操る Feed Me Oil など、秀作が多数あります。

このアプリはパッと見、それらと比較すると劣っていて、目新しくもないように思えたため、 紹介はスルーしていました。
しかし先日改めて試してみたところ、自由に動かせるブロックを使って水を直接押し出したり、飛び散らせるといった、他のゲームにはない水の使い方が出来ることが解りました
難易度も簡単すぎず難しすぎずの適度なバランスで、テンポ良くプレイできるため、今回ご紹介しておこうと思います。

アプリ本体は無料で、スタミナや課金もありません
ただバナー広告は多く、全画面広告も出て来ます。 動画広告は今のところありません。

お水のパズル アキュア

お水のパズル アキュア2

水に浮くオモチャのアヒルを、ゴールゾーンに入れて3秒保持すればステージクリア。
ステージ内には水たまりか、水道や小便小僧などの水を出す設備があり、その水の流れを利用してアヒルをゴールに流していきます。

ステージ内には黄色いブロックがあり、ドラッグで動かすことが出来ます。
これを利用して水の流れを変えたり、遮ったり出来るのですが、ユニークなのはそのブロックを直接水に押し付けたり、叩き付けたり出来ること。

貯まっている水の中にブロックを入れればあふれ出ますし、叩き付ければ水しぶきが四散します。
壁に向かって水を押しつければ圧縮された後で飛び散ります。
これらを利用してアヒルを水ごと吹っ飛ばすステージもあり、水に直に圧力をかけられるのがこのゲームの特徴ですね。

水の動きは水と言うより、粒の集合体と言った感じですが、集まると液状になります。 半透明で見た目も綺麗。
リアルさで言うと Sprinkle の方が上だと思いますが、スワンピーFeed Me Oil のようなドロッとした感じではありません。

流体シミュレーションに対して物理シミュレーションはいまいち不自然で、ブロックがちょっと当たっただけでアヒルがあり得ないぐらい吹っ飛んでいくなど、物理ゲームとしてどうかと思う挙動も見られるのですが、あくまでメインは流体の方なので大きな問題にはなっていません。
ただ、若干のチープさは否めませんが。

お水のパズル アキュア3
※水たまりを左の壁の方に押しつけて、吹き出させているシーン。
アヒルは矢印の先に水と一緒に吹っ飛んでいます。 これでゴールに入れば良いのですが、画面から出過ぎるとミス。


難易度は高くなく、サクサクとクリアしていくことが出来ます。
パズルとしてはかなり簡単な方ですが、テンポ良く進められるのも長所だと思うので、これはこれで良いと思います。

またステージ内には3つの子アヒルがいて、それを全て回収してからクリアしようとすると相応に難しくなるステージもあります。
一方、物理パズルですから、水やアヒルが思わぬ動き方をして、想定外の方法でクリア出来ることも。
それはそれで物理ゲームの良さでもあるでしょう。

アヒルが画面外に吹っ飛んでしまうとミスになりますが、やや気になるのはこのミスった時のリトライ。
ミスすると失敗表示が出て、画面が押し流される演出があり、それからリトライのボタンが出て来るのですが、そこまで 10 秒ほど待たなくてはなりません。
わずか 10 秒とは言え、ミスって早くやり直したい時だと結構うっとうしい。

画面右上には即リトライできるボタンがあるのですが、ミスった時にこれを押し遅れると 10 秒待ち。
そのおかげで余計に待たされる感があります。

ただ、気になるのはそのぐらいですね。
ステージクリア時に中央に大サイズの広告が出て来ますが、動画広告と違って×ボタンですぐ消せるので、そこまで邪魔ではありません。
バナー広告はゲーム中には表示されません。

お水のパズル アキュア4
※ステージが進むとボールや噴水などの変わったしかけも。
この丸いパネルは水を矢印の方向に飛ばします。


私的には無料アプリなので、他の流体パズルゲームをやった事のないライトユーザーが絶賛しているのだと思っていました。
実際、それはあると思うのですが、遊びやすい難易度もあって、高評価が集まるのも頷けるアプリです。

ステージ数は現時点で 60。 サクサク進むこともあり、集中してやると短時間で終わってしまいますが、ボリュームが足りないという程ではないと思います。
無料アプリですし、これだけ遊べれば十分でしょう。
もちろんアップデートでの追加も予定されています。

空き時間に手軽に遊べる、良作のパズルですね。

お水のパズル a[Q]ua (アキュア)(iTunes が起動します)

プリンセスファランクス

15パズルの要領で兵士を並べかえ、押し寄せてくる敵を撃退していく、ボクセル(3D ドット)のグラフィックがユニークなパズルディフェンスゲームが登場しています。
プリンセスファランクス」です。

兵士の入れ替えに頭を使うゲームで、思うように動かせない難しさがある一方、バトルの難易度はそれほどではなく、手軽に遊べます。
この両者のバランスがほどよい難易度を作り出していて、楽しめるゲームですね。

アプリ本体は無料。 もちろん課金があり、スタミナ制で、画面の隅にはバナー広告もありますが、広告はそれほど邪魔ではなく、無課金でも問題なく遊べます。
スタミナ制限はやや強めの印象ですが。

プリンセスファランクス

味方ユニットは8体いて、画面中央の 3x3 のマスに配置されています。
空いたマスが1つあり、画面をスライドすることで、その空きマスにユニットを移動させて位置を変えることが出来ます。
要するにパネルスライドパズルですね。

最大4方向に道が延びていて、その先から敵がどんどんやって来ます。
戦闘はリアルタイム制で、ユニットは敵が近くにいれば自動で戦います。
敵の前にユニットを置いて迎撃しつつ、パーティーの中に1人含まれている「姫」を守るのがゲームの目的。
姫は1発でも攻撃を食らうとアウトで、姫を守って敵を全滅させればステージクリアですね。

ユニットには 戦士・盾兵・弓兵・魔術師・工兵(罠)・姫 の6種類があり、戦士や盾兵は隣のマスしか攻撃できませんが、矢や魔法は2マス先にも撃つことが出来ます。
よって戦士や盾兵の後ろに弓兵や魔術師を置くのがベスト。
工兵は敵を邪魔するトラップや柵などを設置でき、姫は隣のユニットを回復することが出来ます。

ただ、前述したようにユニットの配置はスライドパズル。
なかなか思うように動かせず、戦士を前に出したいけど、そうすると攻撃中の弓兵の位置が変わってしまう、みたいなことがよく起こります。
敵が来る前に素早く、出来るだけ理想的な配置にするのが難しさであり、面白さでもあります。

ただ、ピンチになっても「姫パワー」を発動させて切り抜けることが出来ます。
例えば最初からいる「ナナ姫」は、敵全体を攻撃し、さらに敵の動きをしばらく止め、加えて味方全体を回復する強力なパワーを、3回も使えます。

もしパズルで混乱しても姫パワーで立て直せるし、そこまで敵が強い訳でもないので、スライドパズルが苦手な人でも楽しむことが出来るでしょう。

プリンセスファランクス
※左は姫パワー発動中のシーン。 使うのを忘れがちですが、残しておいてもメリットはないのでどんどん使っていきましょう。
右は敵にトドメを刺した時の演出。 キャラの手足が動いたりはしませんが、ボクセルキャラは可愛いですね。


ゲームが進むと、罠を設置できない沼地や海など、特殊な地形も現れます。
また、マヒや毒の攻撃を行ってくる敵、動きが速い敵なども現れ、各エリアの最後には巨大なボスキャラも待ち構えています。
やや単調な感はありますが、敵の種類は多いので、先に進む楽しさはありますね。

ステージをクリアすると経験値を獲得でき、キャラクターがレベルアップ。
またステージごとに用意されている条件を満たすことで、課金通貨のジェムを獲得できます。
キャラクターはジェムを使ったガチャで増やしていきますが、たまにステージクリア時に敵を捕獲し、仲間に出来ることもあります。

やり込み要素になりますが、捕獲でなければ得られない強力なキャラクターもいるようで、そうしたキャラを集めて育てる楽しみもあるようです。
また、条件を満たすことで必ず仲間に出来るキャラもいて、無課金でも不自由はしません。

ただ、難点はスタミナ制
スタミナは1あたり5分で回復しますが、序盤ステージでも1プレイごとに6使うので、1回あたり 30 分の待ち時間になります。
スタミナ最大値が多くプレイ時間も長めなので、最初はそれほど気になりませんが、6章とかになると1ステージで 19 とか消費します。
こうなると1プレイで待ち時間1時間半以上。 3回遊んだら4時間半以上の待ち時間に。
後半エリアになるとさらに増します。

基本的には中盤以降は、1日1回3ステージほど遊んで、それでその日は終わりといった感じ。
無論、課金で回復させれば別ですが・・・

プリンセスファランクス
※キャラクターの絵がユニークで、思わず集めたくなります。
同じキャラでもレアリティの違いがあり、名前の色が白はノーマル、銀はレア、金は SR、赤は SSR といった感じですが、赤はステージドロップ限定かも。
銀・金と言っても、実際には灰色・黄土色といった感じで気付きにくいので注意。
モンスターは主にステージドロップで入手しますが、たまにガチャからも出て来ます。


こう表現するのはネガティブに聞こえるかもしれませんが、「デキの良いミニゲーム」といった感じです。
本格的な感じではないけど、ソシャゲ感が少なく、難易度バランスも良く、演出なども標準以上の、オススメしやすい秀作ミニゲーム・・・ そんな印象ですね。

もうちょっとゲーム要素が多くても良い気がしますが、ライトユーザーでも楽しめるよう、シンプルかつスマートにまとめられている感があります。

ボクセルアートのキャラクターも最近の流行りですし、課金圧力も低く、気軽に楽しめるアプリです。

プリンセスファランクス(iTunes が起動します)

IRroid~恋の有効フロンティア~

「IR情報」。 正式名 インベスター・リレーションズ。
企業が投資家に向けて発表する、経営や財務の状況、及び運営や活動についての情報発信である。
その IR 情報が・・・ 女の子になりました。

な・・・ 何を言っているのか わからねーと思うが(以下略)

そんな擬人化された株式上場企業銘柄と楽しくデートするアプリが公開されています。
IRroid~恋の有効フロンティア~」です。
あぁ、大丈夫なのかニッポン。 もうダメだニッポン。 

最初に言っておきますが、このアプリは少なくとも現時点では、とてもオススメ出来ません。
女の子の絵が見れればそれでハッピーな人は別ですが、株式をテーマにしたアプリとしてはガッカリ感がハンパないです。
とりあえず今回は、「こういうおバカ過ぎる This is NIPPON なアプリがある」という読み物としてご覧下さい。

IRroid

プレイヤーは「カブ主」となり、世界を救うために上場企業を擬人化した女の子(IRroid)とお付き合いします。
すでにこの時点でツッコミどころ満載ですが、キリがないのでこのまま進めます。

と言っても出来ることは多くありません。
会話」のボタンを押すと各地にいる女の子のアイコンが出て来ます。
タップすると会話シーンになります。
普段やるのは基本的にコレだけ。

会話後に好感度メーターが上昇し、最大になると好感度レベルがアップ。
レベルが1以上になれば「ポートフォリオ」で投資を行えますが、それについては後述します。

初対面か、デートの約束をしていた女の子の場合、プレゼントを渡せます。
プレゼントは食べ物ばかりで、相手の好みに合うものなら好感度が大幅に上昇しますが、当然プレゼントの購入には資金が必要。

女の子(IRroid)にはシャープ、帝人、インフォコム、キリンHD、コロプラなどのキャラがいて、つまりシャープとかコロプラとかとデートします。 うん、世も末。

好感度が上がるとその女の子の「ストーリー」を見ることができ、つまり基本的には会話とストーリーでちょっとした恋愛物語を楽しむアプリと言えます。

IRroid
※左は会話する女の子の選択画面。 基本的にはここで選んで会話して・・・ のみ。
右の子は日本電信電話、つまり NTT の擬人化。 電信だからか手紙を持っていてかんざしには鈴が付いている。
が、NTT とデートするゲームが出ると誰が予想しただろうか。


会話シーンとは別に「ポートフォリオ」というものがあり、ここで各銘柄(の女の子)に投資を行います。

ポートフォリオは5枠あり、株を購入すると、枠の1つに買った株の女の子がセットされます。
ただ、最初から枠は全部埋まっているので、やや解りにくいのですが、始めた時点ですでに5つの銘柄の株を所有していることになります。
別の銘柄の株を買いたい場合は、持っている株のどれかを売って枠を空けないといけません。

すでにセット済みの女の子をタップすると、その銘柄の株を「買い増しする」か「売却する」を行えます。
売却は一括で全部売ることになります。
手数料や税金はないので、単純に 1000 で買って 1100 で売れば +100 の儲けな訳ですが、このゲームではここに好感度の補正が入ります。
その銘柄の女の子と親しいほど、損失は減り、利益は増えるようになっています。

とは言え、このゲームの株価変動は実際の株式に応じているため、上がるかどうか、儲かるかどうかは現実の株価次第。
大手企業の株価はそんなに大きく変動するものではないため、数日かけて地道に、長期的に増やすしかありませんし、利益が出るとも限りません。

デイトレード(1日のうちに売買を行うこと)で増やす方法もあるかもしれませんが、市場は 9:00~11:30 と 12:30~15:00 しか開いてないので、その時間にやる必要があり、ぶっちゃけそこまでするようなゲームではないですね。
おまけに土日は動かないし。

IRroid
※ポートフォリオ画面。 下部のアイコンでその日に株価が上がったか下がったかが解る。
顔の下にある数値は保有資産の何パーセントを投資しているかで、利益率とかではありません。
右の女の子はシャープ。 グラフのフキダシをタップすれば詳細を確認できるのですが、あまり詳しくない・・・


とにかく残念なのは、せっかく「株式銘柄の擬人化」という、とてつもなくニッポンポンなテーマにしているのに、肝心の株取引関連がショボくてそれを生かしているとは言えないこと。

株価の上下動は折れ線グラフで表示されていますが、売買の目安となるのはそれだけ。
企業情報欄には時価総額や ROE(資本に対する利益率)、自己資本比率(資産と借金の比率)などが書かれていますが、そんなのは短期的な株価変動の参考にはならないし、「IR」を名乗っている割にはその企業に関するニュースとかも特に報じられない。
グラフも表示期間の指定が出来ないし、そもそもローソク足(株価の変動グラフ)さえ出て来ません。

また女の子の数、つまり銘柄の数が 20 ぐらいしかないようで、ポートフォリオも5枠しかないというのは、株取引のゲームとしては少なすぎる。
まあギャルゲーとしてはそれで良いとして、株取引をテーマにしているのならそれとは別に、指定銘柄の確認や別枠のポートフォリオを用意して欲しいところですが、そういう機能は全くない。

結局のところ、ただのシンプルな萌えゲーなんですね・・・
で、その萌えゲー部分も、ボイスはないし、会話中に女の子がエラーメッセージを出すしで、絵は可愛いのですが、それだけ。
インターフェイスや演出は良いのですが、まだミニゲームに過ぎないといった感じです。

IRroid
※左の子はコロプラ。 クマがマスコットで位置ゲーで有名になった会社のため、地図を持ったクマ娘になってます。 ボタンに隠れてますが右下には白猫が。
ただ、スマホやゲームに関連した銘柄はこれのみ。 スマホアプリなんだから、もうちょっとそれを考慮した銘柄を用意して欲しいところ。
右はエラー画面。 デート中に女の子が急にエラーを出し始めるとか、もはやホラー。


と言う訳で、未完成感が漂っている・・・ と言うか、どの方面も中途半端で、どっちに伸ばしたいのかもよく解らない印象。

最初に見た時は「萌えゲーを作ろうとして、知識もないのに株を擬人化する方法を思いついた」というだけのアプリかと思ったのですが、運営会社はちゃんとした投資情報サービスを運営している QUICK という会社で、だったら「どうしてこうなった」と思わざるを得ません。

ただ私的には、こういうぶっ飛んだ設定の「マジメなバカゲー」は嫌いではないです。 と言うか好き。
アイデアは良いと思うので、とりあえずファイナンスアプリとして使えるものにしてから、他の方面も拡張されていくことを期待したいですね。
私的にはなんとか突き進んで欲しいアプリです。

IRroid~恋の有効フロンティア~(iTunes が起動します)

Tap! Tap! Faraway Kingdom(タップ・キングダム)

昨年末からスマホではクッキークリッカー系のゲームが数多く公開されています。
大手メーカーもクリッカー系アプリの開発を発表しており、2016 年の流行の1つになるのかもしれません。

そんな中、TapTitans のシステムをパクった踏襲した、ドットグラフィックのキャラがかわいい、新作のクリッカー RPG が公開されています。
Tap! Tap! Faraway Kingdom」です。
※現在は日本語化され「タップ・キングダム」に名前が変わっています。

このゲームには、すでに運営終了している RPG 仕立ての TinyTower 系ゲーム「ポケットキングダム」のキャラクターや背景が流用されています。
登場人物も一部共通しているため、続編にあたるのではないかと思われます。
※ポケットキングダム(Faraway Kingdom)は日本では終了していますが、海外では継続中のようです。

クリッカー系なので、やることはただタップするのみ。
ゲームの要点は強化バランスになりますが、TapTitans と比べると、やや甘いというか、序盤が厳しすぎてメリハリも乏しい印象がありますね。
ただ、このゲームにしかないオリジナル要素も若干加えられています。

アプリ本体は無料ですが、課金はあります
強制動画広告はありませんが、報酬付きの任意動画広告は頻繁に出て来ます。

Tap! Tap! Faraway Kingdom

主人公は地下に広がるダンジョンに潜っていきます。
1つのフロアに 10 体の敵がいて、タップで倒しながら進んでいき、ボスを倒せば次のフロアへ。
クリッカーなのでこちらが一方的に攻撃するのみで、攻撃を受けることはありません。
よってテクニックは不要です。

フロアの背景は 森林、山岳、海底、宇宙 など多種多様。
敵の数もかなり豊富で、それら全てが味のあるユニークなドットで描かれています。
冒頭でも述べたように、それらは全てポケットキングダムからの流用なのですが、1年以上運営されているゲームのグラフィックを利用しているため、最初から十分な量があって見た目でも楽しめますね。

システムは良くも悪くも Tap Titans のまんま。
モンスターを倒すとコインがバラまかれ、それを集めて主人公のレベルを上げ、仲間を雇用し、さらに仲間のレベルもアップさせていきます。
仲間は自動で攻撃を行い、レベルアップさせると様々なスキルを習得します。

スキルの中には「主人公の攻撃力が、仲間のトータル攻撃力 の○%増加」というものがあり、このスキルの効果によって仲間を強化すると、主人公の攻撃力も上がっていきます。

ただし、Tap Titans と大きく違うのは・・・ 当面は仲間が弱いこと。
仲間の攻撃力が低すぎて、そのままでは役に立たないのはもちろん、仲間の攻撃力の一部が主人公の強さに足される効果も誤差程度に過ぎません。

おかげで序盤は仲間の強化に資金を費やすと、主人公のレベルアップが遅れ、逆にゲームは困難になってしまいます。
ひたすら主人公のレベル「だけ」上げた方が有利という残念バランス。
仲間が覚えるスキルには「ゴールドの量を増やす」「クリティカル率アップ」といったものもあるため、それらを取得する段階になると仲間も強化していく必要がありますが、当面は「スキルのためだけに」雇用して強化する感じ。

こんな状態ですから主人公のレベル上げが大変になって来ても、仲間でカバーすることは出来ず、行き詰まるとかなり辛いですね。

Tap! Tap! Faraway Kingdom
※とにかく最初は仲間が弱い。 まずは主人公のレベルを集中して上げましょう。
ただ、余裕が出来たら1人目・2人目・4人目の仲間の「タップダメージ +10 %」は取っておきたいところ。
必殺技は敵が落とすゴールドを5倍にする Golden Time が強いので、これが使えるようになったら全部の技をまとめて使って、一気に敵を倒して稼ぎましょう。
なお、このゲームはボスに仲間が倒されることはありません。


Tap! Tap! Faraway Kingdom
※仲間は上位のキャラをどんどん雇用するのが有利、とは限りません。
この画像の上のキャラは、レベルアップに必要な費用が下のキャラの雇用費の半額ですが、アップする DPS(秒あたりのダメージ)には大差ありません。
よってこのケースでは、必要な費用が下のキャラの雇用費と変わらなくなるまで、上のキャラをレベルアップさせた方が良いです。
なお、仲間はたまに Bless(祝福)を受けて、攻撃力が永続的にアップします。


何とか主人公のレベルが 500 に達すれば、Withdrawal(ウィズドローワル、退場)を実行することが出来ます。
これは Tap Titans のプレステージと全く同じで、ゲームがリセットされますが、成果に応じたポイントを貰え、それを使って Relic(レリック)と呼ばれる秘宝を入手することが出来ます。

このゲームの秘宝は提示されている4種類の中から選択可能。
また、提示リストは一定時間ごと、及び課金通貨のダイヤを使うことで入れ替えることが出来ます。
よって Tap Titans のように「引きが悪くて有用な秘宝をゲットできず、ゲームが辛くなる」ということはありません。

ただ・・・ 秘宝が弱い。
Tap Titans の秘宝は特殊効果に加えて全体の攻撃力をアップさせる効果がありましたが、このゲームでは攻撃力の底上げはなく、効果も低いです。
おかげで1つや2つ秘宝をゲットしてもたいして強くなりません・・・

では強さの底上げはどうするのかと言うと、周回時に貰える仲間の衣装で行われます。
衣装は入手数に応じて仲間全員の攻撃力を引き上げる効果があり、さらに着ている仲間はたまに特殊スキルを発動させるようになります。

特殊スキルには「数秒間タップ攻撃力がアップ」「しばらくの間、攻撃がヒットするたびにコインが出て来る」などがあって、特にコイン関連が重要。
この効果を持つ仲間を複数用意すれば、コインがジャラジャラ出る状態になり、気持ちよく稼げるようになりますね。

しかし、得られる衣装は周回ごとに1つずつで、その順番も決まっています。
そして全体の攻撃力が衣装の入手数によると言うことは・・・
きっちり「攻撃力=周回数」です。
秘宝次第で一気に強くなるとか、そういうのはなし。
また攻撃力の上昇がなだらかで、1周目は辛いけど、2周目は一気にラクになる、みたいなものもありません。

仲間の攻撃力のバランスも全体的になだらかで、そのため Tap Titans みたいに「強力な仲間を加えたらしばらくは爽快に無双できる」みたいなこともなし。
よって周回直後はラクですが、辛くなってきたら、そのまま延々と辛いままという印象です。

このゲームをやると、ゲームバランスって単に平坦にするだけではダメなんだな、ある程度の起伏も必要なんだな、というのを実感しますね。

Tap! Tap! Faraway Kingdom
※秘宝を選択して取得できるのは良いのですが・・・ このゲームの秘宝は補助的な効果しかなく、強化の中心ではありません。
なお、入手に必要なキューブは Guardian of Cube というゴツいガイコツのようなボスを倒すことでも得られます。
右はこのゲームのオリジナル要素、ボスからの装備ドロップ。 レアやエピックが出て来たらラッキー。


Tap! Tap! Faraway Kingdom
※強化のメインとなるのは、こちらの衣装の方。 周回するしか増やす方法はないので、当面は周回可能になったらさっさと周回しましょう。
右は追加コインを出す衣装の効果が発動し、緑コインがジャラジャラな光景。
こうなるとようやくラクになるのですが・・・

正直、システムが「そのまんま」なうえにバランスが厳しいので、最初は「劣化 Tap Titans」にしか感じませんでした。
ある程度ゲームが進むと、仲間が発動する衣装スキルやランダムドロップの装備など、このゲーム特有のシステムが解ってきて、楽しくプレイ出来るようになります。
衣装が十分に集まれば、仲間も頼りになってきます。(むしろ主人公との力関係が逆転・・・)

ただし、その「楽しくなる段階」まで 10 周ぐらいかかります。
2周・3周では強くなった実感がまるでなく、5周ぐらいでようやく少しラクになってきたかな、と感じるぐらい。
それでいて、序盤の周回は他のクリッカー系より辛い。
これでは早々に離脱してしまう人は多いでしょうね・・・

ただ、見た目や演出は他のクリッカー系よりも明らかに上。
また、この系統には珍しく、ちょっとしたストーリーもあります。
当面の目標は地下 100 階にいるブラックドラゴンの討伐で、こういうのがあるとやる気に繋がりますね。
会話のセリフなどもアップデートで日本語化されました。

無課金でも遊べるゲームではありますが、私は無課金では苦行過ぎると感じ、ゲームの進行で得られるダイヤ(課金通貨)も少ないため、600 円で 550 ダイヤを購入してしまいました。
そして1周ごとに 100 ダイヤ使ってボーナス資金を獲得、これで何とか序盤を乗り切りました。
無課金で進む人は、放置中に貯まる資金や、一定時間ごとに使える必殺技を活用しつつ、のんびり進めていくものだと考えた方が良いでしょうね。

色々ネガティブなことも言いましたが、現時点のクッキークリッカー系としては間違いなく上位のゲームで、没頭して楽しめる作品です。
クリッカー系の新作を遊びたい方には良いアプリだと思います。

タップ・キングダム(iTunes が起動します)

2015 年 iPhone AC 的 ジャンル別ベストゲームアプリ 後編

改めて、新年明けましておめでとうございます。

年またぎでお送りしている、2015 年度の「ジャンル別ベストゲームアプリ」発表
今年最初の記事は、その後編をお送りいたします。

各ジャンルで「特選」と「次点」を選び、他の注目アプリも紹介しつつ、選出理由や論評を掲載しています。
選出は私の独断ですのでご了承下さい。

後編では以下のジャンルのゲームを扱っています。
(アドベンチャー、開発シミュレーション、戦略シミュレーション、タワーディフェンス、レース、ボード / カードゲーム、ソーシャルゲーム、放置系 / クリッカー系、インディーズゲーム、ネタゲー / クソゲー、総合大賞)

以下のジャンルを扱っている前編は こちら をご覧下さい。
(ショートゲーム、アクションゲーム、パズル、RPG、サバイバルゲーム、シューティングゲーム、FPS系 / ガンシューティング)

注記がない限り、リンクは当サイトのレビューページへ移動します。
各アプリの詳細と iTunes リンクは、移動先の記事でご確認下さい。

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【 アドベンチャーゲーム部門 】

特選Brothers: A Tale of Two Sons
Brothers: A Tale of Two Sons

次点Forgotten Memories : Alternate Realities
Forgotten Memories : Alternate Realities

次点The Room Three
The Room Three

2015 年は優秀なアドベンチャーゲームが数多く公開されました。
アクション性が強めですが、特選としたいのは、兄弟が豊かな自然の中を進んでいく Brothers
美しく意味深なビジュアル、セリフがなくても感動できる奇想天外なストーリーなど、文句なくお勧めの作品。

次点は光と影が美しく恐怖を煽る、廃病院を舞台にしたホラーアドベンチャー Forgotten Memories
これだけのビジュアルの作品を Apple が BEST of 2015 でスルーしたのは意外でしたが、難易度が高く、あえて不便さを残した作りであったため、遊び辛いと判断したのでしょうか?
恐すぎたというのもあるかも。

もう1つの次点としたのは The Room Three。 特選でも良いレベルのクオリティ。
箱や部屋の謎を解いていく、アドベンチャーゲームらしいアドベンチャーゲームで、細密に描かれたグラフィックの美しさは相変わらずです。

海外の BEST of 2015 ではジオラマを撮影して背景にしている Lumino City、脱出ゲームである Agent A: 偽装のパズル なども高く評価されています。
Amazon ゲームスタジオの作品である、廃病院探索の Lost Within、ディズニー風のアクションアドベンチャー Til Morning's Light も、やや佳作感はありますが良作のアクションアドベンチャーですね。

他にはロンドンを舞台にしたユニークなストーリーの バートラム・フィドルの冒険 EP1、雰囲気の良い 月見花(Lunar Flowers)などがピックアップしたいアドベンチャーと言えるでしょうか。


【 経営/開発シミュレーションゲーム部門 】

特選夢おこし商店街
夢おこし商店街

次点Puzzle Craft 2
Puzzle Craft 2

次点Wizards and Wagons
Wizards and Wagons

開発 SLG の特選は、カイロソフトの 夢おこし商店街 にしたいと思います。
カイロの経営 SLG の集大成と言える内容で、様々な店舗を多角化経営する欲張りな内容。 最初からゲーム速度を高速化できるのも良い点。
他にカイロは テニスクラブ物語 などを公開していますが、iOS9 のメッセージ英語化問題をモロに受けてしまい、その対応に追われる苦況の年となってしまいました。

次点として勧めたい Puzzle Craft 2 は一筆書きパズルで素材を集め、集落を開拓していく、没頭して楽しめる作品。
英語なので取っ付き辛い点もありますが、個人的にオススメで、アメリカでは BEST of 2015 にも選出されています。

Wizards and Wagons はワゴンに交易品を積んで運搬する、大航海時代のような作品ですが、舞台は陸路。
戦闘にはアクション性があり、こちらも英語ですがコツが分かれば没頭して遊べます。

海外では核戦争後を舞台にしたシェルター開発ゲーム Fallout Shelter や、シムシティのスマホ版 SimCity BuildIt が高評価を受けていますが、Fallout Shelter はゲームシステムはかなりシンプル。
SimCity BuildIt も昔ながらのソシャゲ農園ゲームのシステムに過ぎません。
SimCity BuildIt をやるのであれば、当サイトではあまり大きく取り上げませんでしたが、コロプラの ランブル・シティ の方がお勧めです。

神となって土地を造成していく Godus は、ソシャゲ農園ゲームなシステムを取り入れた点が海外で強く批判されましたが、私的には技術的なクオリティの高い開発ゲームとして評価しています。
他に取っ付きやすいとは言えませんが、宇宙の大航海時代である Cosmonautica は長く遊べるゲームです。


【 戦略/戦術シミュレーション部門 】

特選世界の覇者3
世界の覇者3

次点Battlestation: Harbinger


2015 年は戦略系のゲームは少なめでしたが、特選とすべきはやはり 世界の覇者3 でしょう。
大戦略型のターン制戦術シミュレーションで、第二次世界大戦から近代までを網羅、連合と枢軸の両陣営のステージがあり、世界制覇モードや長期的な将軍の育成なども備わっています。
同シリーズの戦術 SLG の集大成ですね。
世界の覇者3 の前身である、三國志の戦術 SLG 三国合戦 も楽しめる作品。

次点は宇宙戦争をテーマにしたシヴィライゼーションの関連作 Sid Meier's Starships ではなく・・・
それを簡略化したような RTS Battlestation: Harbinger を選びたいと思います。
Sid Meier's Starships も十分楽しめる作品ですが、シヴィライゼーションと比べると縮小されている感があり、その割にプレイ時間は相応にかかります。
Battlestation はそれをもっと手軽に楽しめる感じで、難易度も適度に手強く、繰り返し遊びたくなる内容に仕上がっています。


【 ボードゲーム / カードゲーム部門 】

特選Hearthstone: ハースストーン


次点World of Tanks Generals
World of Tanks Generals WoTG

この部門の特選は文句なく ハースストーン でしょう。
オンライン時代の新しいトレーディングカードゲーム(TCG)で、手軽に遊べるゲーム性、解りやすいルール、多彩な演出を備えた、クオリティの高い作品です。

World of Tanks Generals もハースストーンに劣らないクオリティの TCG で、長期的な育成や収集要素もあります。
ただ、ミリタリーであることがコアなファンを引き付ける一方で、一般向けとは言えないかも・・・ 私はミリタリー好きなので好みですが。
どちらもオンライン対戦がメインなので、その点に敷居の高さはあります。

今年はデッキ構築型カードゲーム Dominion(ドミニオン)の公式アプリもようやく公開されました。
しかし iPad 専用で、課金が高く、常にネット接続が必要など、難点も多いデキ。
ただドイツゲーム好きにとっては、待ちに待ったアプリでもありますね。

他に麻雀アプリですが、40 秒で手を作る高速麻雀 雀神クロニクル、漫画のキャラクターが多数登場する 闘牌伝 などは、ユニークで楽しめる作品だったと思います。
また新しいトランプのソリティアを作り出した Sage Solitaire は私的に評価しています。


【 タワーディフェンス部門 】

特選クレイジー・キング
クレイジーキング crazy king

2015 年度の紹介できるタワーディフェンスは クレイジー・キング のみ。
しかし十分に「特選」と言えるだけの内容を持っています。

Kingdom Rush に似ているタワーディフェンスですが、1ステージが短めでサクサク遊べます。
タワーはカードを集めて入手し、合成で強化するソシャゲ型で、スタミナもありますが、長期的な育成・収集要素があり、ソシャゲ型である点が良い方にも働いています。


【 レースゲーム部門 】

特選Horizon Chase - World Tour
Horizon Chase World Tour

次点Need for Speed No Limits
Need for Speed No Limits

レース部門も紹介できるアプリはこの2つのみ。 しかしどちらもクオリティは高いです。
Horizon Chase は古いレーシングゲームを現代向けにアレンジした新旧融合アプリで、レトロなゲーム性と操作感覚が、逆に幅広い世代に受け入れられた作品。

Need for Speed No Limits は1分もかからないうちに終わる短いレースを繰り返す、ショートゲーム的なレース。
しかしそのサクサク感と、短いながらもしっかりレースしているゲーム性で世界的な人気に。
いかにもスマホらしいアレンジですが、それが成功している作品です。
この2作は 各国の BEST of 2015 でも選出されています。


【 放置系 / クリッカー系 部門 】

特選Tap Titans
Tap Titans

次点Tap Quest : Gate Keeper
Tap Quest : Gate Keeper

Tap Titans は昨年末のゲームですが、これだけ世界的に遊ばれているにも関わらず、発売時期の影響で Apple や Google の選出 から漏れているので、ここで取り上げておこうと思います。
クッキークリッカー系の中では内容もプレイ人口も現時点の No.1 でしょう。
RPG 仕立てのクリッカーで、ハマると延々タップし続けてしまう、ある意味危険なアプリです。

Tap Quest : Gate Keeper はクリッカーと言うより、超高速アクション RPG。
敵の進行から塔を守るディフェンスゲームですが、ちょっと油断するとすぐ塔が崩れてしまうため、かなりのスピード勝負。 強化部分はクリッカー系です。

また、隕石をひたすら破壊する みどりのほし も人気になりました。
黙々と破壊を繰り返すだけの内容ですが、爆発がハデで爽快感があり、延々と続けてしまう変則クリッカー系と言えるアプリ。

放置系では、狩りガールをテーマにした ハントクック が可愛らしい絵と料理で、なんとなく続けてしまう魅力があります。
また当サイトでは扱っていませんでしたが、ラクガキ風の絵が可愛い ねこあつめ(iTunes 起動)が女性を中心に話題になりました。
ネコの写真を撮ってアルバムに残していく、ゲーム的に云々言うようなアプリではないのですが、その人気はアメリカ・中国・東南アジアなど海外にも飛び火しています。


【 ソーシャルゲーム部門 】

※ソーシャルゲームは数が非常に多いため、その全ては網羅できません。
あくまで自分で試した中での選出になのでご了承下さい。


特選:なし

次点MOBIUS FINAL FANTASY
MOBIUS FINAL FANTASY メビウス ファイナルファンタジー

次点FINAL FANTASY BRAVE EXVIUS(FFBE)
FINAL FANTASY BRAVE EXVIUS FFBE

2015 年度のソーシャルゲームの特選は「なし」にしたいと思います。
それでも選ぶとすれば、グラフィックのクオリティが圧倒的な メビウスファイナルファンタジー になると思いますが、当初のボリュームが不足していた感があります。
FFBE も楽しめる作品ですが、私的にはストーリーの続きを待っている間にどうでもよくなってしまいました・・・

最近のソシャゲはストーリーをアップデートで少しずつ追加していく形式が増えていますが、ストーリー重視のゲームでストーリーを進められなくなってしまうと、モチベーションが下がります。
ソシャゲはそれでなくても数日プレイしなかったら急に冷めてしまうので、この運営方法は継続率が重要なソシャゲで本当に正解なのか、私的には疑問です。
ただ、今はどちらも相応にストーリーが追加されているので、始めるには悪くないと思います。

他には 星のドラゴンクエスト が、上記の2つに匹敵するクオリティと話題性ですね。
BEST of 2015 には萌えゲーの バトルガールハイスクール と なないろランガールズ が選出されていましたが、これは高いアニメーション表現を評価したものだと思われます。
私的には なないろランガールズ が、育成ゲームとしてもしっかり作られていて好評価です。

萌えゲーでは音楽ゲームの アイドルマスター シンデレラガールズ スターライトステージ(デレステ)と ガールフレンド(♪)が話題で、特にデレステのクオリティの高さは今年のソシャゲの中でもトップクラス。
ガルフレは開幕からトラブル続発で、セガから笑いの神を引き継いだのかと思う勢いでしたが、なんとか安定してきた模様。 一度憑いた笑いの神はなかなか取れないとは思いますが。

他には、リアル野球シーンがありプロ野球情報も見られる プロ野球スピリッツA、スマホ用の新たなモンハンを作り出している モンスターハンター エクスプロア、世界観とゲーム性が良い 18(エイティーン)、完成度の高さに驚いた 妖怪ウォッチ ぷにぷに が私的に注目作でした。
巷ではポケモン公式の ポケとる スマホ版 が評価されている事が多いですが、今となっては妖怪ウォッチに負けてる印象がありますね。


【 インディーズゲーム 特別選出 】

特選ヒュプノノーツ
ヒュプノノーツ

次点DeckDeFantasy
DeckDeFantasy

次点再生! カラカラ惑星
再生!カラカラ惑星

2015 年は個人開発者や小メーカーのインディーズ作品に優れたものが多くありました。
私的に特選としたいのは、人生を「進む」と「戻る」だけの RPG で表現したノスタルジックなゲーム ヒュプノノーツ
大人向け、と言うか昭和世代向けの、心に刺さる作品です。

次点としたのはドミニオン型(デッキ構築型)のカードゲームと RPG を組み合わせた DeckDeFantasy
戦略性が高く、多様な攻略法が考えられるゲームで、やればやるほどハマるアプリです。
再生! カラカラ惑星 は砂漠を緑化していくシンプルな内容ですが、未開の土地を明らかにしていく探索の楽しさとテンポの良さがあり、始めるとやめられません。

世界的には Agar.io がブームになっていました。 多人数での補食合戦、単なる鬼ごっこに近いのですが、それを数十人規模で行えるオンラインゲームで、手軽に参加できるためいつまでも遊んでしまいます。

ロボットが望遠鏡で地球を探す OPUS 地球計画、文明の利器を作り出して地球を進化させる よくわかる地球のそだてかた は、手軽に遊べる物語重視のゲームとしておすすめ。
また RPG の ひまつぶフロンティア一閃勇者 も良作ですね。

すでに他の部門で紹介した スバラシティ や ナイト・アンド・ドラゴン勇者ダンジョン異世界に生きる.Decluster Zero なども人気インディーズ作品と言えます。
他に実用系として、フリック入力練習ゲームの にゃんこフリック道場 もピックアップしたい作品です。


【 おバカ / ネタゲー / クソゲー部門 】

ネタゲー特選Evoland
Evoland

バカゲー特選I am Bread
I am Bread

まずは「ネタゲー」の秀作から。
Evoland はゲームの進化を辿る一風変わった作品で、色々なジャンルが混在しているのでネタゲーとしてここで扱いたいと思います。
ゲームボーイ風からファミコン風、スーファミ風、3D とゲームが変化していくユニークな作品。

I am Bread は食パンが素敵なトースターになるために部屋の中を冒険する奇想天外なバカゲー。
しかしゲームとしてしっかり作られており、難易度も相応に高いです。 その辺が余計におバカ。

以下、各作品を特別賞と共に紹介したいと思います。

続きが来ないで賞創世のエル -英雄の夢の終わりに-
本当なら 2015 年の春には後編が出るはずだったのですが、延期延期また延期。
そろそろ何として欲しい・・・ もう前編の内容忘れたよ・・・

軍隊は甘くないで賞自衛隊コレクション
フレンドリーなキャラクターとゲームで子供達に自衛隊を知って貰うためのアプリ。
かと思ったら、地獄の訓練でプレイヤーを選別する恐るべき極悪マゾゲーだった・・・

アプリが働かないで賞俺に働けって言われても 乙携
ニートが冒険者の活動を管理する SLG かと思ったら、アプリが落ちる、巻き戻る。
実際には働かないアプリにイライラするおかんポジションを味わうゲームだった・・・
現在はアップデートで改善されましたが。

下ネタ賞 おしり編おしり前マン ~OSIRIUS~
シューティング? いえ、歌がメインです。 さわやかな歌声でおしりを賛美するおしりソングを聞くアプリ。
「春うらら。 おしりが喜んでる。 全裸になってもいいですか? スプリーング!」

下ネタ賞 人外編Plug & Play
人類には早すぎる、何もかもシュールなアプリ。 もう全てが意味不明。
元のムービーは指がボタンでプラグ人間を操るというものだったようで、このアプリはその指さえもプレイヤーの指が操っているものに過ぎないという意味だったのではと考察してみるけど、でも下ネタ。

解ってないで賞オペレーションドラキュラ
日本の弾幕シューティングを海外のメーカーが作ってみた・・・ という触れ込みのゲーム。
しかしツッコミどころ満載で、海外では「これぞ DANMAKU だ」と大絶賛だが、日本人が見るとネタゲーにしか見えないカルチャーギャップアプリ。

儲からなかったで賞とっとこダンジョン
700 万かけて制作し売上げが 14 万とか、悲しい話で話題になった曰く付きアプリ。
ゲームは普通に楽しめる。 ただ儲からないであろう事も理解できてしまう。

ガッカリゲー大賞Aralon: Forge and Flame
iPhone 初期のオープンワールド RPG の人気作 Aralon の続編。
世界中で期待されていたアプリですが「まるで成長していない」 むしろ退化と評判。
私的には相応に楽しめましたが・・・

クソゲー オブ ザ イヤープリンセスメーカー(iTunes 起動)
娘育成ゲームの名作を原作者の監修で復活させた、大きな期待が寄せられていたアプリ。
しかしフルボイスのオープニングだけ見せられて、そこから全く進まない。
運が良かった人はプレイ出来たらしいが、課金ゲー過ぎると批判が集中。
そのうち完全にサーバーが止まったようで、夜逃げしたのではないかと噂される。
最近 Andorid 版はサービスを再開したようですが、iOS 版の状況は変わらず、それでもアプリは公開され続けており、250 件以上の評価は平均で ★1.5 という驚異の低空飛行。
クソゲーというか、動かないんだからクソゲーにさえ満たない作品。


【 総合大賞 】

最後に、当サイトで決めた総合的な大賞と優秀アプリを発表したいと思います。

2015 iPhone AC ベストアプリRadiation Island
Radiation Island

2015 iPhone AC ベストアプリ次点ヒュプノノーツ
ヒュプノノーツ

2015 年のベストアプリは Radiation Island を選出いたします。
Apple が選んだ BEST of 2015 では「放射線の島」という名前が悪かったのか、完全にスルーされてしまったアプリですが、世界的に高く評価されている無人島サバイバルゲームで、今年度の「ゲームとしてのベストアプリ」はやはりコレでしょう。
このクオリティのゲームをスマホやタブレットで安価に楽しめ、課金や広告もないのは素晴らしいと言うほかありません。

次点は個人的に、ヒュプノノーツ を選びたいと思います。
とても心に残るゲームで、シンプルながら一筋縄では行かない難易度、郷愁を感じる一方で笑える内容。
何より他にない設定のゲームであり、数あるスマホアプリの中でも際立っています。

他には ナイト・アンド・ドラゴンHeroes and Castles 2 が今年のベストゲーム候補でしょうか。

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以上、2015 年の iPhone AC 的ベストゲームアプリでした。

あくまで私の独断の選出なので、「コレがない!」「コレの方が好きなのに!」というのはあると思います。
そういったご意見はコメントの方でフォローして頂ければと思います。

2016 年もまた、楽しめるゲームアプリが数多く登場することを期待しましょう。

過去のベストアプリ、及び Apple / Google の選出は以下のページをご覧下さい。

Apple & Google、2015 年のベストアプリ発表
世界の BEST of 2015
・2014 年の iPhone AC 的ベストアプリ
Apple & Google、2014 年のベストアプリ発表
Apple、BEST of 2013 発表
・2012 年 iPhone ゲームアプリ 優秀作発表

新年のご挨拶 2016

2016 年、明けましておめでとうございます!

newyear2016

スマートフォンの普及が進み、ガラケーの方が珍しくなった昨今。
歩きスマホが問題になるなど、もうスマホは日常の1つとなっています。
スマホアプリも今後益々、欠かせないものになっていくことでしょう。

スマホゲームに限ってみると、大手メーカーがソーシャルゲームに注力し、そのソーシャルゲームが高品質化+供給過多になっているため、ますます競争が激しい状態に。
一方で個人や少人数、大手メーカーを抜けインディーズとして活動する開発者の作品が目立っており、再びアプリストアは幅広いアプリが同じ土俵で競う場になりつつあります。

マネタイズに目を向けると、報酬と引き替えに動画広告を見せる方法が一般化しはじめており、課金やガチャとは異なる新しいビジネスモデルが模索されているのが伺えます。
一方でソーシャルゲームは開発費の高騰と競争激化によって広告・販促が過熱、行き過ぎたその傾向はブースト広告やステルスマーケティングなどのグレーゾーンを横行させ、再びモラルが問われる事態となっています。

昨今のメディアはこの傾向を受け、ますますソーシャルゲームの PR 一色になっている印象があります。
その中において当サイトは今後も引き続き、そうした時流に流されず、アプリの評価を本音で、ダメなものには批判も辞さず、見ている人の役に立つ記事を作るという基本を堅持していきたいと思っております。

本年度もどうかよろしくお願いいたします。<(_ _)>

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