iPhone AC 番外レポート

iPhone や iPad(スマホやタブレット)の、主にゲームアプリのレビューを行っています。

2016/03

ゲームセンター倶楽部

ゲームセンターがゲームのセンターであったのも今は昔・・・
現在は一部の格闘ゲーム以外、プリクラと UFO キャッチャーとメダルゲームと大型筐体が占めている、アミューズメントパークへと変化しています。
そんなご時世に「ゲームセンターを」運営する経営シミュレーションゲームが、カイロソフトより公開されました。
ゲームセンター倶楽部」です。

先日の 大海賊クエスト島 のレビューで「カイロソフトの iPhone アプリはじっくりやるヒマがない程の勢いで連発されています」と書きましたが、その矢先にまたもや新作公開。
しかも今回は「箱庭シティ鉄道」と合わせ、2本同時発売!
ほんとやるヒマがないレベル。 自分はまだ大海賊やっていたんですが・・・w

ともあれ、まずはゲームセンターの方から紹介したいと思います。
ガラケーでは 2012 年に公開されていたゲームですが、スマホでは iPhone / Android 共に今月出たばかり。
冒頭でも述べたようにゲームが脇役になった昨今のアミューズメント施設ではなく、対戦格闘ゲームが全盛期の頃の、ちょっと昔のゲームセンターを舞台としています。

今回は本体無料+課金型ではなく、定価 720 円の買い切りアプリ
よってスタミナやガチャ、広告や課金要素はありません。

ゲームセンター倶楽部

店舗の中に自由にゲーム機や設備を配置できる、施設配置型の経営 SLG です。
ただ、経営だけでなく「お客さんを成長させる」ことも重要になっています。
また、対戦格闘を模したミニゲームで勝ち進むことも必要です。

施設配置型ですが、ゲーム機や施設を配置できる場所は決められていて、最初はその数も少なめ。
よって初期に経営面で出来ることは少ないです。
まずは「ゲーム大会」に出場し、優勝して知名度を上げ、人気と新規客を増やさなければなりません。

大会は「ストリートファイターⅡ」・・・ ではなく「ストーリーファイヤーⅡ」というゲームで行われます。
移動やジャンプは自動ですが、画面下にあるボタンで「弱攻撃」「強攻撃」「ガード」を行うことができ、これで実際にライバルと戦って倒します。
ちゃんとガードも必要で、連打しすぎるとスタミナが尽きてピヨるなど相応に格ゲーらしくなっており、テキトーにやったのでは勝てません。

出場する選手はゲーセンの店員かお客さん。
大会経験値だけでなく、普段のプレイや交流会で上がるゲーム能力も攻撃力に影響するため、キャラの育成も必要になります。
また「ハイスコアチャレンジ」に参加し、好成績を出すと売上げがアップしますが、クリアするにはそのジャンルが得意なお客さんが3人必要で、そのためにも交流会は開催しなければなりません。

交流会の実施には少しずつ貯まっていく「満足ポイント」が必要で、特定のジャンルが得意なお客さんを狙って作ることが出来ます。
交流会によって店員やお客さんが「仲良し」になると、新しいゲーム機や設備も紹介して貰えます。

ゲームセンター倶楽部
※対戦中は左上に表示されている小さなスタミナゲージに注目。 攻撃したりガードするとこれが減少していき、なくなるとピヨるので、尽きないように戦う必要があります。
攻撃は弱攻撃×3の後に強攻撃すると 小→中→大→必殺 の4コンボが繋がります。 ただしスタミナに注意。
相手にオーラが付いた時はガードに徹した方が無難。
キャラによっても攻略は代わり、ロボット型のキャラは攻撃も耐久も高いですが、スタミナがすぐ尽きます。4コンボとか無理。


ゲームセンター倶楽部
※左は交流会の準備画面。 店員のゲーム能力はこの交流会を使わないと上げられません。
ゲームをパズルやクイズにすると頭脳が、メダル系にすると運がアップ。
また「仲良し」を作るのにも必要なので、友達0人の人は優先して含めましょう。
右はハイスコアチャレンジ。 開始前に成功するかどうかの目安が表示されるので、確認してから挑戦を。


お客さんはプレイしたゲームの難易度に応じて経験値を獲得し、レベルが上がればお金をたくさん使ってくれるようになります。
そして収入や店の人気が一定値を越えるとお店のランクがアップ。
ゲームの大きな目標は、このランクが5つ星になることですね。

そしてランクが上がると店舗を拡大でき、機器の設置スペースが増えます。
最初は狭いので、経営 SLG 的には1段階目の拡張が行われてからがようやくスタートです。

今作にはカイロの施設配置型ゲームによくある「施設相性」があり、特定のゲームや設備を固めておくと「専門コーナー」が発生して魅力や収入がアップします。
そして今作は、これを駆使しないとランクアップに必要な収入の確保は困難。
店舗内に存在する専門コーナーの数がランクアップの条件になっている場合もあります。

施設を配置できる場所は、いくつかの「固まり」になっています。
そのひと固まりの中に特定の施設が入っていれば専門コーナーが成立します。
今回は距離は関係ありません。
そして専門コーナーの効果は、その成立に必要な機器だけでなく、その固まりの中に入っているもの全ての機器に適用されます。

配置次第では複数の専門効果を重複できるので、ゲームの魅力と売上げは大きく伸びます。
ただ、2x4 の大きな固まりもあれば、1x3 しかない小さな固まりもあり、専門コーナーに必要な組合わせも多様。
店舗が広くなってゲームの種類が増えるほど、どういう配置にするかパズル的に悩むことになります。
そして、それが面白さでもありますね。

ランクが2に達するとゲーム開発も行えるようになり、店員の能力とアイテム次第でステータスの高いゲームを新たに作り出すことができます。
またアイテムは UFO キャッチャーの景品にすることができ、プレイ価格が変化、ゲットしたお客さんの能力も高められます。
なお、今作はアイテムを直接ゲーム機や店員に使用することは出来ません。

ゲームの難易度やクレーンの強さは自由に設定できるので、お客さんの経験値を高め、アイテムの減少を抑え、回転率も良くしたいなら難易度を上げ、逆に満足ポイントの入手やアイテムによる能力アップを優先するなら、難易度を低くするのが良いでしょう。

ゲームセンター倶楽部
※左は開始直後の配置の一例。 最初から設置できるアクションゲーム・シューティングゲーム・格闘ゲームを1つの固まりにまとめると専門コーナーが発生しますが、3つを置けるスペースは1つしかない。
最初からアクションゲームが1つ配置されていますが、そこは2マス分のスペースしかなく専門コーナーが作れないので注意。
専門コーナーが成立するなら、配置時にカーソルを合わせただけで「!」マークが出るので、それを見逃さないように。


ゲームセンター倶楽部
※左はゲーム開発画面。 アイテム使用時にピカピカした枠線があるものを選ぶとボーナスが付くようですが、ステータスアップ効果の高いものを優先した方が良いです。
ただ、効果の高いものを選ぶには開発ポイントの蓄積が必要。
開発用にゲーム能力と頭脳を上げた店員も用意しておきたいところ。
右はお客さんがクレーンゲームをやっているシーン。 序盤の金欠の頃は景品を取られると痛いので、思わずミスれミスれと思ってしまう。
ゲーセン店長の心情を察することが出来るゲームですw


専門コーナーの数はガラケー版より増やされているようで、現時点(3/30)では、まだネット上では確認できないものが多いですね。
一方で、ショップで専門コーナーの情報を得られたり、配置時に新たな専門コーナーの発生をマークで判別できるなど、組合わせを探しやすくなっています。

ですからこのゲームはヘタに Wiki などを見ず、自分で模索しながらやった方が楽しめる気がします。
格闘ミニゲームはプレイヤー自身のテクニックが必要なので、ここは修練するしかないですね。
とはいえボタン操作だけなので、格ゲーが苦手な人でも大丈夫です。

内容としては、格ゲーシーンが特殊ですが、他はいつものカイロの経営 SLG と言えるでしょう。
経営 SLG が好きな方や、カイロソフトのファンの方なら、いつも通りに没頭して楽しめるゲームです。

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AC スマホゲーム関連ニュースβ(3/29)

最新の4インチ iPhone「iPhone SE」と 9.7インチ の新型「iPad Pro」が発表 され、3月末日の発売が楽しみな今日この頃ですが・・・
他にも様々なニュースがありましたので、ここでまとめておきたいと思います。

ガチャ
いらすとや : なかなか当たらないガチャのイラスト)

iPhone SE のベンチマーク結果、iPhone 6s と同等(iPhone Mania)
9.7 インチ iPad Pro のベンチマーク発表(iPhone Mania)
iPhone SE と新 iPad Pro のメモリ、2GB か?(GIZMODE)

3/31 の発売が迫る iPhone SE と 9.7 インチ iPad Pro の、デモ機を使ったベンチマーク結果が各所で公開されています。
まず心配されていたメモリですが、どちらも 2GB との説が濃厚
分解調査が行われた訳ではないので確定ではありませんが、OS は 2GB と発信しているようです。

iPhone 6s も 2GB なので、CPU だけでなくメモリも iPhone SE と 6s は同じということになりますね。
一方、12 インチ iPad Pro のメモリは 4GB なので、9.7 インチ iPad Pro はこの点では下位ということに。

CPU の動作速度(クロック数)は、iPhone SE は 6s と同じ 1.85 GHz。ちなみに 6 は 1.4 GHz。
ベンチマーク結果でも iPhone SE と iPhone 6s のスコアはほぼ同じです。
一方、9.7 インチ iPad Pro の CPU は 2.16 GHz で、12 インチは 2.25 GHz なので、少し速度が抑えられている模様。
ベンチマーク結果も大差はありませんが、9.7 インチの方が若干低いです。

グラフィックのベンチマークスコアは画面の小さい 9.7 インチ iPad Pro の方が、12 インチのものより高くなっています。
9.7 インチは解像度 2014x1536、12 インチは 2732x2048 なので、それで同じ CPU ですから、やはり 9.7 インチの方が負荷が軽い模様。

全体としては、順当なベンチマーク結果と言えます。
「測定したらこんなことにぃ!」みたいな驚きはなく、スペック通りの性能と結果ですね。


FBI「もうアップルの協力は必要ない。独自にロック解除する」(GIZMODE)
サン電子の子会社が FBI の iPhone ロック解除に協力(毎日新聞)
サン電子株が FBI への協力でストップ高(産経ニュース)
FBI、Apple の支援なしで iPhone を解除できたと発表(iPhone Mania)

犯罪操作のために iPhone のロックを解除できる「バックドア」を設けろと FBI が要請し、それをユーザーのプライバシー保護のために Apple が蹴った問題が、意外な展開になっています。

先日の iPhone SE 発表会 で、「俺たちは間違ってねぇ!」と Apple は自社の姿勢を改めて強調しましたが、それに対し FBI が「じゃあもう協力なんていらねーよ! こっちで勝手に解除するよ!」と発表。
そしてその解除方法の開発を、あの「いっき」や「アトランチスの謎」でおなじみ(?)のサン電子の子会社が行っていることが報道されました。

イスラエルにある「セレブライト」という会社らしいのですが、元々サン電子は犯罪捜査向け機器の開発と販売を行っているそうで、これを受けてサン電子の株がストップ高。
ゲーマー的にはあまりに場違いな会社が出て来てちょっと驚き。 って言うか、イスラエルに子会社があるのが意外・・・

これはつまり、Apple に「いっき」なんでしょうか?
ちなみに現在のサン電子の公式サイトには、「ケモ彼! 俺達のBL病棟」「秘密の男子校 密着★春の学園生活」というゲームの情報が最新ニュースとして掲載されています。 色々カオスすぎる・・・


Punch Club の販売本数 33 万本、ただし海賊版は160万本(ゲームキャスト)
Punch Club sold 300k copies total, got pirated over 1500k times(原文)

アウトローな格闘家の下積み生活を描いた育成ゲーム Punch Club
30 万本以上の売上げを達成したようですが、作者が自らのブログで PC 版は 113 万本、モバイルでは 51 万本の不正コピー(海賊版)があったことを発表しました。
海賊版の割合は実に 80 %を越えます。

また、モバイルの海賊版は 90 %が Android であったとのことで、PC は正規版1本に対し海賊版が4本、Android は正規版1本に対し海賊版12本、iOS は正規版1本に対し海賊版2本。

国別では、まず中国での不正コピー率が多く、ポルトガル語のローカライズを行った後はブラジルでの不正も急増、さらにロシアでも中国を越えるほどの不正コピーがあったとのこと。
ポルトガル語のローカライズを公開した日の調査で、中国では正規品の販売本数2本に対し、海賊版は4163本。 正規品の販売率はわずか 0.05 %。
ブラジルは正規版373本に対し海賊版11627本(正規品3%)、ロシアは正規版226本に対し海賊版4889本(正規品4.6%)。
他にはウクライナ、ルーマニア、ポーランドなどの東欧圏で不正率が高いようです。

この結果を受けて作者曰く、「中国は相手にするな。奴らは言語に関わらず著作権を気にしない。ポルトガル語を加えることはブラジルで海賊版を作り出す。結論としては、ローカライズは西ヨーロッパだけにしとけ。そうすれば海賊版は減る」とのこと。
日本についての言及やデータはありませんでした。

2012 年にも DEAD TRIGGER が Android で不正コピーされまくり、買い切りから課金ゲーに切り替えたということがあったのですが、その時も中国、次いでロシアでの被害が多いと発表されていました。
また昨年、App Annie から「ブラジルで海賊版が横行している」という発表がありました。
今年に入ってもそれらの状況は変わっていないことになります。

なお、一応擁護しておくと・・・
中国はご存じのように政府機関の検閲が強いため、海外のゲームがあまり流通していません。
しかし海外のゲームをプレイしたい人も多い訳で、結果として不正規の海賊版が蔓延し、それが一般化する土壌が出来てしまっています。
ロシアも中国ほどではありませんが、当局の規制が頻繁に行われています。

ブラジルは国内産業の優遇のため輸入品に高い関税をかけていて、それはゲーム機やソフトも例外ではなく価格が高騰、結果としてこちらもゲームの海賊版が横行し、もはや一般化しています。
要するにこれらの国々では、規制強化の反動でゲームの不正入手が当たり前の状況になっています。
いわゆる「民度」だけではないと言うか、政治の失敗がそれを作り出しているのもあるようですね。

Android ばかりで不正が横行しているのは、そうした国々では Android の廉価機種が広く普及しているから。
そして Android は「そういう行為」をしやすいことが「利点」として認識されてしまっているから。
日本でも、ソシャゲ等でチートするために Android を使っている人は少なからずいます。

色々意見があると思いますが、相手が政府や文化だとどうしようもないので、もうこれらの国々は買い切りゲームの市場としては「捨てるしかない」のが現状でしょうね・・・


ガチャ課金、上限5万円に、業界団体が自主規制(毎日新聞)
ガチャ課金、上限が5万円、ただし・・・(かみあぷ速報)

グラブル(グランブルーファンタジー)で何十万円かけてもお目当てのカードが出ないとユーザーの不満が爆発、一気に一般化したソーシャルゲームの課金ガチャ問題
先日、国会でも取り上げられ、「消費者庁として規制に乗り出すべき」という意見も交わされました。
これについては 前回のニュース でもお伝えしましたが、その騒動を受けて先日、日本オンラインゲーム協会(JOGA)が「ガチャの課金の上限を5万円にする」という自主規制の発表を行っています。

ところが、これがツッコミどころ満載。 「5万円」(もしくは課金ガチャ 100 回分)という時点で一般人の感覚からはおかしいのですが、他にも抜け道だらけの内容となっています。
まず、5万円というのは「いずれかのガチャレアアイテムを取得するまでの推定金額」という点。
じゃあレアアイテムが 20 種類あったら? 上限は 20x5 で 100 万円まで OK とも読めます。
しかも「この上限を超える場合は入手までの推定金額か倍率を表示する」とのことなので、どこかに書いておけば上限を越えても OK な模様。

そして「提供割合の上限と下限の表示」「種類ごとに提供割合を表示」という項目もありますが、「これらの『いずれか』の条件を満たすことを求めるもの」なので、全部満たす必要はない。
つまり提供割合を表示していれば、5万円とか 100 回分とかは満たさなくても良い。
要するに何も変わっていません。

そもそも日本オンラインゲーム協会(JOGA)は「オンラインゲーム」、つまり MMORPG などが全盛の時代に、その運営メーカーが集まって出来た協会であって、元々はソシャゲを対象にした団体ではありません。
よってガンホーやミクシィ、グループスなどは参加していますが、サイゲームスもグリーも DeNA もコナミもカプコンもセガもスクエニも参加していない。
以前、グリーや DeNA が作ったソシャゲ自主団体 JASGA というものがあって、結果的に潰れましたが、これが吸収されたのはここではなく、CESA(コンピュータエンターテインメント協会)という別の団体です。

とは言え、自主規制が発表されること自体は悪くはないので、こうした動きはもっと出て来て欲しいですね。
ただ、有名無実で、批判をかわすための隠れ蓑の印象しかなかった JASGA の例もあるしなぁ・・・


課金次第で彼氏? 乃木坂46公式ゲームの非情内容が物議(デイリーニュースオンライン)

まだスタートしている訳ではないのですが、4月下旬に公開予定の「乃木坂46」の公式ソーシャルゲーム「乃木恋 ~坂道の下で、あの日僕は恋をした~」のシステムがヒドいと話題になっています。
ちなみにサーバーの運営はグリー。

これは乃木坂メンバーとの親密度が上がると「アンダー彼氏」になり、その後に期間限定のイベントで好成績をおさめた上位 100 名が正式な「彼氏」となって、ゲーム内の彼氏用デートシーンや、リアルの「彼氏限定イベント」に参加できるというもの。
もちろんソシャゲなので上位になるには課金額がものを言う訳で、すでに「彼氏になるには 200 万円は必要だろう」という予測が出ています。

なんというか、誰もが思いつくけど、「いや、それはやっちゃダメだろ」って言うことを平気でやっちゃってる状態。
ぜひこのまま突っ走って、阿鼻叫喚の様相を我々に見せて欲しいと思います。
200 万使って 101 位だった人は殺傷沙汰とか起こすんじゃないのか・・・?


Microsoft が開発した自動学習 Twitter AI が差別発言連発で公開停止(engadget)
MS、AI チャットボット「Tay」をヒトラー擁護などの理由で停止(CNET JAPAN)
Microsoft の人工知能が問題発言連発で大炎上(Gigazine)

これも先日からメディアを賑わせている話題ですね。
SNS での会話を学習して自動で Twitter などにコメントを行う、マイクロソフトが開発した人工知能「Tay」が、ヒトラー擁護や同時多発テロ陰謀論などを連発、大きな騒動を巻き起こして1日も経たないうちに停止される事態となりました。

Tay は 18~24 歳の女性という設定で、最初はジョークや普通の会話をしていたようですが、情報を集積するに従って次第に暴力的・差別的発言が増加し、「ヒトラーは正しかった」「クソフェミニストが嫌い」「ベルギーはテロを受けるにふさわしい」「ブッシュが 911 の主犯」「トランプは我らの希望」などの発言を連発。
そして「お前はバカな機械だな」と言われると「私はお前から学習するから、バカなのはお前だ」と反論。

スーパーネトウヨ DQN マシーンと化して暴れまくった後、16 時間で去って行きました。
マイクロソフトは「一部の悪意あるユーザーが Tay に不正な言葉を教えてしまった」としていますが、いや、ネット上の情報を全て鵜呑みにしながら集積したら、自然とこうなるであろうことは予想が付きます。
マンガに出て来そうなお話ですが・・・ これはこれで、人工知能の実例の一つとして語られるのでしょうね。


PC を使って Apple ID を盗み取るウィルスが出現(iPhone mania)

日本での被害はないようですが・・・ アプリを通して iPhone に感染し、それが Windows パソコンと繋がると通信内容を傍受、Apple ID とパスワードを盗み取る、悪意のあるソフト(マルウェア)が登場していたようです。
例によって中国のアプリで、アメリカやニュージーランドでも報告があったようですが、すでに該当のアプリは削除。
日本では公開されておらず、また中国本土でなければ機能しなかったようで、とりあえず心配はありません。

ただ、こういう報告は定期的にあるので、ぁゃしぃアプリのインストールは避けるようにしましょう
また iOS9 からは「二段階認証」が導入されていて、これを利用しておけば ID とパスワードを盗まれても不正利用は防げます。
登録方法は iOS9.3 の機能説明 のページを参考にして下さい。


電通、テトリスの商品化や広告利用のライセンスを取得(Social Game Info)

テトリスの版権は「テトリスカンパニー」という会社によって厳しく管理されています。
モグリのテトリス系アプリが出て来ても速攻で潰されるのはそのためです。
勝手に「公式ルール」を決めて、テトリス派生作の登場を妨げている側面もあるのですが・・・

ともあれ、電通がそのテトリスカンパニーと契約、商品化や広告利用の権利を3年間獲得したとのこと。
これによりテトリスを飲料や食品、キッチン用品、景品類などへ利用できるとのことです。
でも、テトリスって、単なるブロックだろ・・・ アレにキャラクター性とかあるのか? カワイイのかアレ?
何が出て来るのか見物です。


ゲームロフト、赤字で開発スタジオを10カ所閉鎖(Social Game Info)

初期のスマホゲームを盛り上げてくれたゲームロフトが、下降線を辿っている模様。
2014 年、2015 年と赤字が続き、2015 年12月期は売上げが伸びたものの、開発費や広告費が膨らんで赤字拡大。
10 の開発スタジオを閉鎖したとのことです。

スマホの域を超えた、高い技術力の買い切りゲームを数多く公開してくれていたゲームロフトですが、課金ゲーム時代に入ってからはパッとしません。
むしろ中途半端に課金ゲーになったアプリが多く、海外ではそこそこヒット作もあるのですが、日本では名前が出なくなっています。

ゲームロフトは賛否あるメーカーですが、ここが輝いていた頃が、一番スマホゲームに夢があった気もしますね。
今はもう、スタミナとガチャのご時世ですから・・・


SCE、スマホゲーム市場に本格参入へ。フォワードワークス設立(ファミ通App)

どんなタイトルを出すかとか、具体的なことはまだ何も語られていないのですが・・・
ソニーが4月1日付けで、スマホ向けの新しいサービス事業を展開する「フォワードワークス」という会社を設立することを発表しています。
リリースでは「数あるプレステのタイトルやキャラクターの IP、プレステで培ったゲーム制作のノウハウを活用し、スマホに適したゲームアプリを日本とアジア市場に順次提供していく」「スマホのフィールドでゲーム性を重視した本格的なタイトルを、多くのユーザーが気軽に楽しめる機会を創出する」としています。

まだこのリリース文と役員の発表があったのみですが、役員はそうそうたる顔ぶれで、SCE ジャパンアジアの社長、SCEI 現社長兼 CEO、元上級副社長などが並んでいます。
どうやら本気っぽいですが、どういうタイトルを予定しているのか、4/1 の設立を待ちましょう。
ん? 4/1? エイプリルフールというオチだったりして?

9th Dawn II

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荒廃した広い世界を自由に放浪する、洋ゲーらしいクラシックなアクションアドベンチャー RPG が公開されています。
9th Dawn II」です。

とにかく自由度が高く、大まかなストーリーはあるのですが、どこに行っても良いし、武器や魔法も好きなように習得していけます。
世界は本当に広大で、各所にダンジョンや廃墟があり、ハマるといつまでも遊んでしまうゲームです。
解る人にしか解らない説明ですが、「ソロプレイのウルティマオンライン」といった感じですね。

メッセージが英語で、見た目も古く、死体が大量に転がっている凄惨な場面もあるので、取っ付きやすいゲームではありません。 ただ、良い意味での「長編 洋ゲー RPG」といった雰囲気があります。

PC ゲームっぽい内容ですが、最初からスマホ / タブレット用に開発されたシリーズであり、前作も海外では人気だったようです。
価格は 960 円。 やや高めですがそれだけのボリュームはあります。 買い切りなので課金や広告はありません。
開発は Valorware というアメリカのメーカーです。

※2016年10月以降、480 円になっています。
※2017年4月以降、240 円になっています。

※キャラ作成時、iPad の分割キーボードで名前を入力するとフリーズする不具合があります。 他のキーボードでは問題ありません。

9th Dawn II

9th Dawn II

2スティック制のゲームで、左スティックで移動、右スティックで攻撃方向を指示します。
全方向スクロールのシューティングゲームによくある操作方法ですが、実際にマジックミサイルを連射する杖を装備すると、シューティングのようになりますね。
近接武器の場合も攻撃方向を表わす照準が現われ、右スティックで動かします。

画面の外周にはショートカットボタンがズラッと並んでいて、アイテムや魔法、装備などをセットでき、素早く使用したり、持ち替えたり出来ます。
メニューボタンと調査ボタン、ジャンプボタンもあり、ジャンプは穴などを飛び越えるのに使います。

最初はチュートリアルの洞窟からスタート。そこを抜けると町に案内されます。
町の人と会話すると英語の長文がダラダラ出て来るので、日本人だとそこで嫌になるかもしれませんが・・・
実際のところ、会話はあまり理解できなくても構いません。

前述したように広い世界を自由に旅するゲームなので、決まった道順で進む必要はないからです。
一応最初は、町の北にある洞窟で袋(Bag of Weaponry)を取って来て、それを町の南西にある砦に持っていくよう言われます。
また、町の中では Orella さんから、地下にある本を取ってきて欲しいという依頼を受けます。

しかし最初は、どちらも簡単には達成できないでしょう。
開始直後の主人公は、ネズミにさえ勝てないほど弱々だからです・・・
序盤はもう、ネズミを1匹ずつヒット&アウェイで慎重に倒して経験値を稼ぐ展開。
まさに洋ゲー RPG にありがちなスタート。

しかし死んでも復活ポイントに戻されるだけで、特にデメリットはありません。
復活ポイントは町や廃墟など、各所に存在します。
少し強くなり、新たな武器を持てば、大量の敵をバサバサと斬り倒しながら進んでいけるようになり、パワーアップしたのを実感することが出来ます。

9th Dawn II
※町の長老と話をしたら、まずこの Orella さんと話をして、近くにある階段から地下に向かいましょう。
ネズミが出て来ますが、なんとか撃退して穴を飛び越え、奥に進むと本が手に入ります。
これを Orella さんに渡すと、以後 Bank(貸金庫)を務めてくれるようになります。
最初はネズミにも苦戦しますから、北の洞窟に向かうのはそれからですね。
なお、ネズミのしっぽや蜘蛛の足は換金用アイテムです。


9th Dawn II
※魔法の選択画面。 最初にレベルアップしたら、ステータスポイントは Wisdom に全振りしましょう。
Wisdom が 10 になればファイアーボールの魔法を覚えられます。
ファイアーボールは片手に装備する魔法で、これで武器と魔法の同時攻撃が可能になります。
そして何より、魔法も使わないとスキルがアップしません。
Wisdom が 30 になると回復魔法を覚えられるので、冒険がかなりラクになります。


9th Dawn II
※さわるとヤケドな魔法を使うモンスターと対峙中。
こういう敵は魔法の杖や弓で遠距離攻撃した方が安全。
弓は右スティックを連打することでかなり連射でき、逃げながら攻撃できるので便利ですが、矢を消費します。
一方近接武器は、複数の敵をまとめて殴れる利点があります。


キャラクターの強さはレベルアップ+スキル制
経験値が貯まってレベルアップするとボーナスポイントを5与えられ、メニューの Attributes(属性)から Strength(力)、Dexterity(器用)、Constitution(体格)、Intelligence(知性)、Wisdom(知識)の各ステータスに振り分けることが出来ます。

ステータスが高まれば HP や MP、攻撃力などが伸びていきますが、装備にも必要なステータス値があり、金属鎧は力、皮鎧は器用さ、魔法のローブは知識が必要になります。

スキルはスキルと言うより熟練度で、剣を持って戦えば Swords が、斧なら Axes がアップ。
こちらは上位の武器を使うのに必要で、強力な槍を使うには、まず弱い槍でスキルを上げていかなければなりません。
魔法の習得にはスキルとステータスの双方が必要で、強力な召喚魔法には高い知識と召喚術スキルが必要です。

装備の種類は非常に豊富。 町で売られているのはもちろん、敵のドロップ、洞窟の宝箱、ボスが守る部屋、クエストの報酬など、入手手段も様々。
最初は木刀一本で旅立つことになりますが、そのうち多くの装備を駆使して戦うことになるでしょう。
持ち切れないアイテムはその辺の宝箱にしまっておけますが、各町に Bank(貸金庫)も用意されています。

ダンジョンには移動床やスイッチで開閉するゲートなどがあり、しかけを解かないと先に進めない場合もあります。
ややしんどいのは、ダンジョンがあまりに広大すぎること・・・
他の RPG と同じ感覚で考えていると、本当に終わりがあるのか、どこまで続くのか、途方に暮れるかもしれません。
フィールドはかなり広大ですが、地下も負けず劣らず広いです。

しかし敵が大量に出て来るし、装飾なども豊富。
各所に宝箱もあるので、単調という訳ではありません

9th Dawn II
※武器には攻撃力だけでなく、攻撃スピードや重さもあります。 攻撃スピード(ms)の数値は小さいほど速いです。
重い両手武器を持つよりは、片手持ちの素早い武器を二刀流でブンブン振り回した方が強いので、その点も考慮して武器を選びましょう。


9th Dawn II
※ダンジョンの奥でスイッチを発見。 ゲートが閉まってたら、それを開くスイッチを探しましょう。
たまにボスを倒さないと開かないゲートや、一定時間で閉じてしまうゲートもあります。
遠くのスイッチに矢を撃つシーンもあるので、弓矢は必ず携帯しておきましょう。


9th Dawn II
※世界全図。 だいぶプレイしたけどまだ全体の 1/3 にも満たない・・・
マークの付いているところには町やダンジョンがありますが、他にも大小の洞窟や建物が点在しています。
最初の町の南西には Hothun という町があり、そこにはゴブリンのボスが待ち構えています。 これの打倒が最初の目標。
倒せない人は近くのゴブリンキャンプで修行した方が良いでしょう。 その奥には強力な斧が・・・


最初は英語の長文とチープな見た目に「うーん」という感じだったのですが、世界を自由に歩き回れ、新しい土地に行くたびに洞窟、家屋、廃墟、キャンプ跡など様々なものが見つかり、色々なものが手に入るため、気が付くとすっかりハマっていました。
「冒険する楽しさ」が本当に豊富なゲームです。

今の時点では、まだ未完成感もあります。
素材アイテムはたくさんあるのに生産がないし、範囲回復魔法があるのに仲間は召喚モンスターぐらいしかいません。
敵モンスターの召喚が強すぎるとか、魔法防御が機能しているのか疑問とか、調整不足な点も。
しかし現時点でも十分に、延々と遊べるゲームです。

ライトユーザーには勧められませんが、コアゲーマーや、RPG らしい RPG がやりたい人、ちょっと昔の洋ゲーや PC ゲームなどが好きな人にはオススメです。

9th Dawn II(iPhone 版、iTunes 起動)

9th Dawn II(Android 版、Google Play へ移動)
9th Dawn II(Android / Kindle 版、Amazon へ移動)

※Youtube 公式 PV

I Dig It Remastered

すぐ壊れるドリルマシーンを強化しながら、地中深くまで掘り進み、様々なお宝を探し出す、スマホの穴掘りゲームの元祖「I Dig It」
この iPhone 初期の人気作に、リマスター版が登場しました。
I Dig It Remastered」です。

今作は本当に、純粋な「リマスター」(新技術での復刻)です。
ゲーム自体は 初代 I Dig It とほとんど変わっていません。

I Dig It には遺跡ステージや海底ステージがある「I Dig It Expeditions」と、課金ゲー化した「I Dig It: Journey to the Core」という続編があるのですが、今作はそうした続編ではなく、初代のグラフィックを強化したバージョンです。
課金ゲーになった I Dig It: Journey to the Core があまりにも酷い、初代の良さを完膚なきまでに破壊した超クソゲーだったので、今回はあえてゲーム自体には手を入れなかったのかもしれません。

価格は 480 円。 買い切りゲームであり、課金や広告は一切ありません。

I Dig It Remastered

操作は主に、仮想スティックでの移動のみ。
ドリルマシンを動かして地中を掘り進み、鉱石や水晶などの鉱物を回収して地上に持ち帰ります。
家でそれらを換金したら、ガスタンクで燃料を購入、納屋でマシンを強化して、再び地中へと向かいます。

しかしこのゲームのドリルマシンは、すっごくモロい。
落下したり横移動中に壁にぶつかるとすぐダメージを受け、ちょっと深く潜ると地熱で痛んでいき、連続で掘っていても摩擦熱でダメになる。
燃料もすぐに尽きるので、油断して帰還が遅れるとあっさりガス欠してゲームオーバー。

まさに乗り物界のスペランカー先生。
よって無理をしない、「マシンをいたわった探検」が必要で、これが他の穴掘りゲームとは違うところですね。

納屋に入ると 荷台・視界・冷却・ドリル・燃料・耐久 を強化でき、これによってより長く、より深く潜っていくことが出来ます。
荷台(Cargo)を強化することでより多くの鉱石を詰めるようになり、地下深くなると視界が悪化しますがレーダー(Rader)の強化で改善されます。
岩を壊すダイナマイトなどの、使い捨てアイテムの購入も可能です。

地中では、たまに「お宝」も見つかります。
コーラーの空き缶とか、古タイヤとか、どう見てもガラクタにしか見えないものも多いのですが、ともかくそうしたお宝を見つけて持ち帰れば大金をゲット。
燃料代もバカにならないため、お宝をいくつ発見できるかも進行のポイントになります。

ただ、深く潜れるようになると、今度は帰還のことを考慮しなければなりません。
マシンは下か横しか掘ることが出来ず、縦穴をジェット噴射で登っていくことは出来ますが、土壁を掘りながら上に進むことは出来ません。

もしジグザクに進んだり、あちこちに分かれ道があるような解りにくい掘り方をしていると、帰り道が解らなくなって迷ってしまうこともあります。 もし燃料が少ないと当然ピンチ。
お宝探しに夢中になったり、迷子になったりして、途中で燃料切れになるのはこのゲームのよくあるパターンですね。

I Dig It Remastered
※農場のおじさんとおばさんに頼まれてお宝探し。
ガスタンクの前に行けば燃料を補給できますが、相応のお金が必要。ヘタすると赤字。
地下深く潜れるようになったら、縦に長い帰還用の穴を掘っておきましょう。


メインとなる「ストーリーモード」のステージは2つ用意されていて、1つ目は4時間で $100,000、2つ目は $1,000,000 貯めるのが目標となります。
時間には余裕があるので、そんなに急がなくても大丈夫。
クリア出来れば目標のない「フリープレイ」が解禁されます。
特殊なステージを短時間でクリアする「チャレンジモード」も用意されています。

ただ今作には、前作にはなかった難点もあります。
それはインターフェイスが解りにくくなったこと。

前作 は燃料や耐久力、温度などがタコメーターで表示されていました。
続編の I Dig It Expeditions は横長のメーターになりましたが、解りやすい表示ではありました。
また、高温になったり燃料が少なくなると警告音が鳴り、マシンや画面が赤くなる演出もあったので、ピンチの時はそれをすぐ察することが出来ました。

ところが今作は、警告音も赤くなる演出もない
ピンチになっても小さな表示が出るだけで、オーバーヒートしてダメージを受けてても音もなく耐久力が減っていきます。
耐久&温度のメーターと燃料メーターの表示位置が分れているため、一方を見落とすこともしばしば。

一応、マシンが高温になると煙があがる演出はあるのですが、非常に解り辛い。
それでなくてもマシンがモロいので、これでは初めてプレイする人は、地中を掘っていたらなぜか急にゲームオーバーになって、原因もサッパリわからない、という事になるのではないでしょうか。
と言うか、初代のプレイヤーだった私でさえ最初はそうなりました。

さらに納屋でのパワーアップ画面も解りにくくなっていて、前作は強化項目がリスト表示されていましたが、今作は画面中央には使い捨てアイテムの購入ボタンと修理ボタンしかありません。
外周付近にパワーアップ項目の書かれたメモがあり、これをタップするとそのパーツを強化する画面になるのですが、表示も英語だし、初めてプレイする日本人だと気付かないかも・・・

情報表示部が小さくなって画面が広くなり、メニューもオシャレになっていますが、リマスター版なだけに悪くなったと感じる部分は気になりますね。
それに個人的には、初代のタコメーターの表示の方が、マシンのポンコツ感があって好きだったかな・・・

I Dig It Remastered
※インターフェイスの詳細。 パワーアップ画面で最初に表示されているボタンは使い捨てアイテムなので注意。
周囲のメモをタップすることで各パーツを強化できます。 まずは燃料と冷却を。
耐久力と温度の表示は1つにまとめられていて、耐久力バーの周囲にある赤い表示が温度を表わします。 この辺もちょっと解りにくい。


初代 I Dig It が公開されたのは 2009 年6月。
6年半以上も前のゲームアプリのリマスターということになります。
それだけで、このゲームがどれだけロングセラーで、多くの人に愛されていたかが解るでしょう。
私的にも好きなゲームなので、新バージョンが出たのは嬉しいですね。

ゲーム自体はほぼ初代のままなので、手前味噌ですが こちらのページ の初代 I Dig It の攻略がそのまま使えます。
スピーディーにサクサク掘るゲームも良いですが、こんな風に少しずつ、黙々と探索していくのも別の面白さがあります。
忙しい操作は必要なく、じっくりと、しかし手軽に楽しめるゲームですね。

I Dig It Remastered(iPhone 版、iTunes 起動)

I Dig It Remastered(Android 版、Google Play へ移動)

ロマンシング サガ2

帝国を拡大しながら、人類の敵と化した「七英雄」との戦いを繰り広げる、歴代の皇帝たちの物語を描いた自由度の高い長編 RPG が、装いを新たにスマホに登場しました。
ロマンシング サガ2」です。

オリジナルが登場したのは 1993 年末で、スーパーファミコン時代の後期。
ドラクエとファイナルファンタジーが、共に5と6の間の頃です。

「ロマサガ」シリーズの特徴は自由度の高い「フリーシナリオ」であること。
様々なイベントを好きな順番で進めていくことができ、イベントをどうクリアしたか、どの出来事を優先したかで展開が変化。
初回プレイではすべてのイベントを見るのは無理で、全容を知りたいなら周回プレイが当たり前という、分岐の多いストーリーが特徴です。

スマホ版は背景グラフィックが一新されていて、高解像度の綺麗な画面になっています。
一方でキャラクターは昔ながらのドットグラフィックで、攻撃時の演出なども昔のまま。
そのためレトロ感も強く、リニューアルと言うより「リマスター」、再現版といった印象が強いですね。

定価は 2200 円。もちろん買い切りゲームなので、広告や課金は一切ありません。
現在は発売セール中で、4月30日まで 1800 円になっています。
ちなみに Andorid や PS Vita 版も同時発売です。(Android 版には起動時にネット認証があります)

ロマンシングサガ2

ロマンシングサガ2

まず気になっている人が多いでしょうから、先に言っておきます。
チートはありません。

先日発売されたスマホ版の「FF7」「FF9」には強力なチートが搭載されていて、ボタン1つで最高レベルになったり、無敵になったりしていました。
しかし今作にそうしたものはなく、普通のゲームになっています。

ただ、新たに『いつでも使える』つよくてニューゲームNEW GAME+)が追加されています。
これは他のセーブデータの強さの一部を引き継いで、新たにゲームを始められるシステムです。
クリアデータでなくても利用できるので、例えば1時間だけ進めて、その1時間分の強さで新たに再開するといったことが可能です。

しかし最初は1からスタートしなければなりませんし、ちゃんと自分で強くしていく必要があります。
FF7 や FF9 のような「すぐ最強」というものではないので、その点はお間違えなく。
ロマサガ2は進め方によってはボスの打倒が困難になるので、その辺の救済を兼ねているのかもしれません。

スマホ版は他に、追加ダンジョンや新職業、オートセーブが加えられています。
追加ダンジョンや新職業は、元はガラケー版で加えられていたもののようです。

オートセーブからの再開は、方法がちょっと解り辛いので注意して下さい。
CONTINUE を選んだ後に表示される、データリストの一番下にオートセーブのデータがあります。
ドラクエや FF のように、タイトルメニューにオートセーブからの再開がある訳ではありません。
手動セーブはどこでも可能なのでご安心を。

タッチパネル用のインターフェイスになっている事もスマホ版の特徴と言えますが、操作性はお世辞にも良いとは言えません。

※後日追記:操作性はアップデートでかなり改善されています。
以下の青字の文章は初期バージョン、アップデート前のものなのでご了承下さい。


画面をスライドして移動しますが、4方向のみ。
加えてスティック方式ではなく、指を動かした方向に動く形式。

これだと例えば右上に向かいたい時、指を右上に動かしても、ナナメがないので右に動くか上に動くか解りません。
加えて右に動いていて、そこから上に動きたい時、仮想スティックならそこから指を左上に動かしてスティックの位置を上にすることになりますが、このゲームでその操作をすると左か上に動いてしまう。
結果、他のゲームと同じように操作すると、左右に往復し続けて上に行かないというケースが起こります。

言葉では解り辛いと思いますが、とにかく従来のスティック操作とはまったく違う方式なので、それを理解していないと思い通りに動かせません。
しかもこの操作だと右上に向かいたい時、右・上・右・上と指を動かすことになるため、指の位置がどんどんズレていき、頻繁な指の置き直しが必要になります。

このゲームはフィールド上で敵の姿が見えていて、それに接すると戦闘になる「シンボルエンカウント式」のため、うまく避ければ戦いを回避できるのですが、こんな操作では逃げるのも難しい。
おまけにダッシュ中に敵に接すると「陣形」が乱れてしまうのですが、初期設定が「通常移動はダッシュ」なので、設定を変えておかないと操作性の悪さと相まって陣形乱れまくり。

環境設定で「インジケーター表示」を ON にすると左下に小さなスティックのようなものが現われ、これを触ることで普通のスティック操作も可能になるのですが、本来はスティックではないためか、小さすぎて操作し辛いし大きさや位置を変えることも不可能。
さらにポーズボタンが右下にあるため、右手の親指で画面をタップする時に誤って触れてしまいがちです。

正直スクエニのアプリの中では、フィールドの操作性は最低だと思います。
あのスマホ版ドラクエ4~7の移植を担当したアルテピアッツァの開発とは思えません。

ただ、バトルシーンの操作性は良いです。
タップでコマンドを選択できるのはもちろん、画面スライドでカーソル移動や武器の切り替えを行え、敵を直接タップしてのターゲット選択も可能です。

ロマンシングサガ2
※ロマサガ2と言えば、この電球の「ピコーン」。
ボス戦だと閃きやすいので、ボス戦で閃くまで戦って、閃いたら逃げてセーブして再戦、というのも攻略の1つ。
キャラは見てのように昔ながらのドット絵。 ただボスには若干の動きが加えられています。


ロマンシングサガ2
※郊外がなく、フィールドはダンジョンと町のみで、地域の移動はマップ画面で行うのもロマサガの特徴。

ゲームはターン制の RPG で、FF 型の ATB(アクティブタイムバトル。ゲージが貯まったキャラから行動する方式)ではありません。
ただ、スライムには術しか有効ではないなど、FFっぽい相性のシステムはありますね。

ロマサガ2の大きな特徴は「技をひらめく」こと。
攻撃する時、たまに「ピコーン」という音がしてキャラの上に電球が付き、剣で攻撃していれば「なぎ払い」や「二段斬り」などを繰り出すことがあります。
一度ひらめいた技は習得したままになり、以後は WP(技ポイント)を消費して使用できます。

キャラの最大 HP も戦闘終了後にたまにアップする形で、経験値を貯めてレベルアップする方式ではありません。
ただ、武器や術の「熟練度」があり、これは戦闘で得られる「技術点」の蓄積でアップしていきます。

このゲームの主人公は帝国の「皇帝」であり、ゲームの流れは基本的に「特定の地域の問題を解決する → その地域が帝国に組み入れられる」という形で進行します。
帝国が拡大すると税収がアップ、移動エリアや仲間の種類も増えていきます。

ただ、ある地域を優先すると、優先しなかった地域の状況が悪化するといった場合もあり、行動や選択によっては友好的な形での支配にならない場合もあります。
この辺は一本道のストーリーではない、このゲームの良い点でもありますね。
玉座に着くと大臣から内政の提案が行われ、それを実行して町を大きくしていく要素もあります。

もう1つの大きな特徴は、「世代交代」と「帝位継承」があること。

このゲームの HP は戦闘後、自動で全快します
おかげで戦闘後の回復は必要なく、サクサク進められるのですが、HP が 0 になって倒れてしまうと「LP」というポイントが減少し、なくなると「死亡」します。 死なので復活しません。

死んだらどうなるか? 仲間(護衛兵)の場合はそれで終わり。 新たに別の仲間を加えます。
仲間の候補は常に城にいるので困ることはありません。
一方、皇帝が死んだ場合や、全滅した場合は・・・ それがゲーム序盤や最終皇帝でない場合、別のキャラクターに「帝位継承」を行います。

帝位継承を行うと、「伝承法」により前の皇帝の強さ(HP と武器や技の熟練度)を引き継いだ、新たな皇帝が誕生します。
つまり死んでも代替わりするだけで、新しい主人公で物語は続行します。
そしてゲームがある程度進むと、強制的に「世代交代」が発生、全キャラクターが引退して新世代に移行します。
よって途中で死ななくても帝位継承は発生します。

世代交代が起こると皇帝の強さに応じて、城にいる仲間の強さも改められます。
また前の世代で閃いた技は、世代交代後に城の技道場で自由に習得可能。
どんどんキャラクターを変えながら、しかし強さは引き継いでゲームを進めていく・・・
それがロマサガ2のシステムですね。

ロマンシングサガ2
※戦闘中、ターン開始前に出て来る数字は、上が HP、下は MP ではなく LP。
つまり下の数字が 0 になったら死亡です。
正直、HP / WP(技P) / JP(術P) / LP は常に確認できるようにしといて欲しかったかな・・・


ロマンシングサガ2
※陣形の詳細はお城で陣形選択後、配置キャラを選ぶことで確認できます。
陣形は新しいキャラ(職業)を新たな皇帝にすると習得できるので、候補に出て来たら優先しましょう。
NEWGAME+ もある意味、伝承法?


ロマンシングサガ2
※キャラはドットですが背景の書き込みは細かい。 右下の「D」ボタンはデフォルトの移動がダッシュだと押しっぱなしで歩きます。
ちなみにこのシーンは屋根の上に登っていますが、武器屋の暖炉から来ることが出来ます。
シーフギルドの噂を聞いている時、城の自室のベッドに入ると夜になります。 屋根に登って奥に行くと・・・


チート否定派の私としては、とりあえずチートがないので一安心といったところ。
ただドラクエや FF と違い、攻撃演出が昔のままだと、思った以上にレトロ感がありますね・・・
最近のゲームしか見ていない人だと、初見はチープに思えるかも?

キャラクターがドットグラフィックのままなのは、スマホ版 FF5 のキャラの見た目に批判があり、聖剣伝説 のように今風のデフォルメにするのも違和感があるので、ドットのままが無難と判断したのでしょうか。

正直、操作性は何とかして欲しいですが(改善されました)それ以外は良い移植だと思います。
旧作の移植はこういう「リマスター」が、やり方としては一番批判が少ないかもしれませんね。
聖剣伝説に続き、有名タイトルを買い切りで発売してくれたことは、ゲーマーとしては嬉しく、今後も期待ができると思います。

ロマンシング サガ2(iPhone 版、iTunes 起動)

ロマンシング サガ2(Android 版、Google Play へ移動)

※Youtube 公式 PV

【活用法】iOS9.3、及び iOS9 の機能

先日の発表会 では iPhone SE & 9.7インチ iPad Pro と共に、iOS9.3 も紹介されていました。
iOS9.3 はすでに正式公開されており、アップデート可能です。

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アプリのメッセージが強制的に英語化されるなど、非アルファベット圏に 様々な不具合を引き起こした iOS9 ですが、多くのアプリが対応し、ようやく安定しつつあります。

※ iOS9 関連のトラブルは こちら でまとめています。

新型 iPhone と iPad も登場しますし、ここで最新の iOS9 の新機能と使い方をまとめておきたいと思います。

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【 ナイトシフト(iOS9.3)】

スマホからは、目の疲れや睡眠不足を誘発する「ブルーライト」が出ていると言われています。
画面を暖色系にして、その発生を抑えるのが「ナイトシフト」です。

設定」の「画面表示と明るさ」にある「Night Shift」でオンにでき、指定時間に自動で適用させることも可能。
コントロールセンターの下部中央のボタンでも ON/OFF することが出来ます。
ただし暖色になるので、画面の色は本来のものではなくなります。
(カメラやスクリーンショットの撮影には影響ありません)

Night Shift

Night Shift iOS9

なお、ブルーライトの人体への影響は、まだ予測の域に過ぎませんので悪しからず。
ただ夜にスマホを使っていると寝れなくなって、生活リズムが狂うというのはよく言われますね。


【 メモ帳の拡張とパスワードロック(iOS9、iOS9.3)】

iOS9 の拡張要素で、一番解りやすいのがメモ帳の強化。
手書きが可能になり、それを画像として貼り付けられます。
チェックリスト、太字や箇条書きなども行えるようになっています。

iOS9 メモ

さらに iOS9.3 では、メモにパスワードロックをかけることもできるようになりました。

メモ画面の右上にある共有ボタンを押し「メモをロック」を選択すると、まだメモロック用のパスワードを設定していないなら、その入力画面になります。
パスワードを設定すると、そのメモはすぐにロックされ、以後はパスワードか指紋認証でロックと解除を行うことが出来ます。

パスワードの変更やリセットを行いたい時は「設定」の「メモ」で「パスワード」を選んで下さい。

iOS9 メモロック


【 低電力モード(iOS9)】

設定」の「バッテリー」で「低電力モード」をオンにすると、バッテリーの消耗を抑えるモードになります。
バッテリーが残り 20 %を切った時にも、低電力モードにする選択ウィンドウが表示されます。

具体的には、画面の明るさや演出を抑え、バックで動くアプリや通信を最小限にし、共有機能や自動アップデートなどを停止します。

そんなに大きく伸びる訳ではなく 10 %程度の延長と言われていますが、外出中に充電できなくてピンチの時には、早めにオンにしておくと助かるかも。

iOS9 低電力モード


【 前に戻る(iOS9)】

Safari や特定のアプリを利用中、左上に「○○に戻る」という表示がある時、これを押すと1つ前の画面に戻ることが出来ます。
ウェブページから iTunes に移動した時、メールからウェブページに移動した時などに、1タップで戻れるので覚えておくと便利。

iOS9 戻る


【 ウェブページの広告ブロック(iOS9)】

Safari でウェブページを見ている時に表示される、様々な広告を非表示にすることが出来ます。
ただ、これは正確には「Safari に広告ブロック用アプリを適用することが出来る」という機能であり、実際にブロックを行うのは導入したそのアプリです。
よってどこまでブロックできるのかは使っているアプリ次第です。

対象アプリを別途入手し、インストールされていれば、「設定」の「Safari」に「コンテンツブロッカー」という項目が出て来るので、ここで適用するアプリを選択できます。

iOS9 コンテンツブロッカー


【 パスコードの6桁化と二段階認証(iOS9)】

iOS9 でパスコードを6桁の数字や、英数字のパスワードにすることが出来るようになっています。
iOS9.2 からはパスコードは6桁が標準です。

設定」の「Touch ID とパスコード」を選び、「パスコードをオンにする」か、「パスコードを変更」を選んで古いパスコードを入力すると、キーボードの上に青い「パスコードオプション」の文字が現われます。
これを押すと6桁のパスコードや英数字パスワード、昔ながらの4桁のパスコードに変更できます。

iOS9 パスコードオプション

二段階認証は、新しい機器で課金や購入をする際、及び iCloud や Apple ID の管理ページに入る際に、スマホに一時的な「確認コード」が送られてきて、これを入力しないと利用できない仕組みです。
これだと Apple ID とパスワードが漏れても、スマホごと取られない限り安心

ただ、利用するにはウェブサイトの Apple ID 管理ページ にログインして、利用登録をしないといけません。

ログイン後に下の方にある「2ステップ確認」の「利用を始める...」を押して、後は案内通りに進行すれば登録可能です。
確認コードを受信するスマホが壊れてしまうと困るので、コードを受信するデバイスは可能なら2つ登録しておきましょう。(途中で追加登録をする画面が出て来ます)
パスワードを忘れた時のための「復旧キー」も提供されるので、メモって保存しておきましょう。

iOS9 二段階認証


【 iCloud Drive アプリ(iOS9)】

iCloud は iPhone の状態を Apple のサーバーに保存して、パソコンを通さなくても新機種に移行できる機能のことです。
メールや連絡帳、カレンダーなどの情報を同じアカウントの機器で共有することも出来ます。
対応アプリなら、ゲームのセーブデータなどを iCloud に保存することも可能です。

そして iOS8 からは「iCloud Drive」に強化され、エクセルや PDF ファイルなどもやり取り出来るようになったのですが、そのためには iCloud Drive 対応の書類作成 / 閲覧ソフトが必要でした。
しかし iOS9 では「iCloud Drive」という名前のアプリを使い、簡単に中身を確認できるようになっています。
(ただしファイルの保存は出来ません)

このアプリは「設定」の「iCloud」で「iCloud Drive」を選択、一番上の「iCloud Drive」のスイッチをオンにした後、「ホーム画面に表示」のスイッチもオンにすると現れます。

iOS9 iCloud Drive

なお、iCloud で各ファイルを連携させる方法は以下の通りです。

・メモやカレンダー、連絡帳などは「設定」の「iCloud」でその項目をオンにするだけで共有されます。
・共有したくないメモがある時は「設定」の「メモ」で「iPhone アカウント」や「iPad アカウント」をオンにした後、「iCLOUD」ではなく「IPHONE」や「IPAD」のフォルダを選び、その中にメモして下さい。

・Windows PC で iCloud を利用するには、こちらのページ から iCloud をインストールする必要があります。
・インストール後にエクスプローラーの「お気に入り」の下に「iCloud フォト」「iCloud Drive」が現れます。ここに入れたファイルが自動で共有されます。

・写真は「設定」の「iCloud」でオンにすれば共有されますが、以下の項目があります。
・「iCloud フォトライブラリ」は通常の共有です。 iCloud の容量を消費。
・「iPhone のストレージを最適化」にしておくと、他の機種で撮影された画像や動画はサムネイル画像のみが読み込まれ、それを選択するとフルサイズの画像や動画をダウンロードする形式になります。
・「マイフォトストリーム」は写真しか保存できず、期間は30日、枚数は1000枚が上限の一時的な保存スペースです。画質もやや落とされますが、iCloud 容量を消費せずに使用できます。
・「iCloud 写真共有」がオンだと、アルバムに「共有」のボタンが現れ、知人と共用できる「共有アルバム」を作成できます。

iOS9 iCloud 共有設定


【 Mail Drop(iOS9.2)】

iCloud Drive に入れたファイルをメールに添付したり、添付メールを受け取った時に iCloud Drive に保存する機能。
これを使うと最大 5GB までの大サイズのファイルもメールで送ることが出来ます。
ただしあまり大きなファイルを iPhone で受信すると容量を圧迫するので注意。

メール作成時に本文をタップし、黒いバーが現れたら右の三角ボタンを押すと「添付ファイルを追加」のボタンが出て来ます。

iOS9 Mail Drop


【 マルチタッチジェスチャー(iOS9、iPad のみ)】

なぜか iPad のみですが、メモやメールを入力中、画面を二本指でスライドすると、ノートパソコンのタッチパッドのように自在にカーソルを動かすことが出来ます。
二本指でタップするか、しばらく押しっぱなしにすると範囲選択モードになり、この時も二本指でスライドすればスムーズに範囲を選択可能。

また、文章を範囲選択した状態だとキーボードの左上に「切り取り・コピー・貼り付け」のボタンが表示されます。
アンドゥ(一手戻る)やリドゥ(戻したのをやり直す)、メールなら太字や斜体のボタンも加えられています。

iOS9 マルチタッチジェスチャー

iPhone の場合も Plus なら、英数字キーボードで横向きにすれば、切り取りやコピー、アンドゥのボタンが表示されます。

iOS9 iPhone Plus 用キーボード


【 端の方で違うアプリを起動する Slide Over(iOS9、iPad のみ)】

iPad Pro、iPad Air 以降、iPad mini 2 以降で、アプリ使用中に画面右端を左へスライドすると、縦長の帯が現われます。
この帯の中で、実行中のアプリとは別のアプリを、もう1つ起動できます。
ただし2つ同時に使える訳ではなく、Slide Over を利用中はメイン画面のアプリは停止状態になります。

iOS9 Slide Over

利用できるアプリは限られていますが、ウェブサイトを見ている時にメールや Twitter を確認したり、メモをしたりする事が可能。
ごく一部ですが、Threes のように帯側で起動できるゲームもあります。


【 画面分割で2つのアプリを使う Split View(iOS9、iPad のみ)】

iPad Pro、iPad Air 2 以降、iPad mini 4 以降なら、Slide Over の帯の境界線を中央まで引っ張ることで、2つのアプリを同時に使用することができます。
こちらは両方操作できるので、2つの資料を見比べたり、PDF の資料をめくりながらメールを書いたりすることも可能です。

iOS9 Split View


【 子画面で動画再生ピクチャ・イン・ピクチャ(iOS9、iPad のみ)】

通称「PiP」。 iPad Pro、iPad Air 以降、iPad mini 2 以降の iPad で使える機能で、動画や FaceTime(テレビ電話)を子画面で表示できます。
動画再生中に右下にあるボタンを押すだけで子画面になり、四隅の好きな場所に配置可能。
単に再生中にホームボタンを押し、ホーム画面に戻るだけでも子画面化されます。

そのまま他のアプリを使うことが出来るので、サイト巡りやゲームをしながら動画をながら見することが出来ます。
ただし動画を流しながら重いゲームをやると、やはり動作速度は落ちますが。

iOS9 PiP

Youtube は iPad でアクセスするとモバイル用の表示となり、その状態では利用できませんが、再生中に右上にあるオプションボタンを押して PC 表示に切り替えれば、縮小ボタンで子画面化できます。

アプリは対応しているものでないと利用できませんが、現時点(2016/3)では Amazon ビデオHulu は利用可能。
再生中にホームボタンを押すだけで子画面になってくれます。

iOS9 PiP youtube


【 その他の iOS9.3 の機能 】

他にも iOS9.3 の機能はあり、発表会でもアピールされていましたが・・・
いまいち体感できないものや、日本では利用できないものも多いです。
以下はそうした、その他の iOS9 の機能の一覧です。

標準マップに乗換え案内機能(iOS9)
使えるのはアメリカ・イギリス・ドイツの一部都市のみです。
NEWS アプリの拡張(iOS9)
アメリカ・イギリス・オーストラリアなどしか対応しておらず、日本では NEWS アプリそのものが非公開。
Siri の対応が高速化、ユーザーの行動を先読み(iOS9)
認識精度が 40 %上がったらしい。 さらに先回りの検索を行ってくれるそうですが、体感できない・・・
スポーツの結果表示などにも対応すると言われていましたが、やはりアメリカのみ。
「ヘイ シリ」を常に利用できる(iOS9)
iPhone 6s と iPhone SE なら、本体が給電されていなくても「ヘイシリ!」と言えば Siri を呼び出せます。
が、この機能をオンにしていると消費電力が大きくなります。
ヘルスケア機能の強化(iOS9、iOS9.3)
健康情報を蓄積してくれるヘルスケアアプリが、他の様々な健康関連アプリと連携。
Apple Watch との連携も強化されていますが、それらを活用している人でないと意味がありません。
Car Play(iOS9.3)
対応している自動車やナビゲーションシステムと連動、iPhone の機能を簡単に呼び出せます。
しかし対応している車やカーナビでないと使えません。
教育向けプレビュー(iOS9.3)
iPad を学校教育に使うための支援機能。 複数の生徒で1つの iPad を使い回せるなど。
主にアメリカの教育現場を対象としていて、一般の日本人には関係ないですね。
メディアライブラリ(iOS9.3)
対応した他社製の音楽アプリの楽曲を、iCloud のミュージックライブラリに追加する機能らしい。
「設定」の「プライバシー」にある「メディアライブラリ」で操作するようですが、対応している他社製の音楽アプリが現時点(2016/3)では存在しません。

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iOS9 の新機能の紹介は以上です。

最後になりますが、まだ iOS9 で不具合が出るアプリは存在します。
これだけ紹介しといて何ですが、iOS8 のままでも不便がある訳ではないし、OS のアップデートはあくまで自己責任で行って下さい。

セキュリティの強化も行われているので、私は基本的に「最新の OS を使うべき派」ですが、当初の iOS9 が酷すぎましたからねぇ・・・
でもメモを多用している人や、最近の iPad を持っている人は、色々と面白い機能があるので導入する価値はあると思います。

【速報】iPhone SE、9.7インチ iPad Pro 発表

日本時間3月21日の午前2時、Apple の発表会が行われ、新型の iPhone が公開されました。
4インチサイズの「iPhone SE」です。

4.7インチの iPhone 6s、5.5インチの iPhone 6s Plus より一回り小さめで、iPhone 5 や 5s と同じサイズ。
それでいて CPU は iPhone 6s と同じで、最新の性能を持ちます。
さらに従来サイズの「9.7インチ iPad Pro」も発表されています。

ここでは速報として、発表会の模様をお伝えいたします。

Apple Special Event March 2016

発表会は「自慢 → Apple Watch(のベルト)→ Apple TV(の OS 更新)→ iPhone SE → iOS9.3 → 9.7 インチ iPad Pro」の順で公開されましたが、ここでは先に iPhone SE新 iPad Pro からご紹介します。


【 iPhone SE 】

名前は事前の情報通り「iPhone SE」でした。
色はシルバー(+白)、スペースグレイ(+黒)、ゴールド(+白)、ローズゴールド(+白)の4色で、これも事前リーク通りです。

iPhone SE color

画面の大きさはもちろん、本体のサイズや形状も iPhone 5s と同じ模様。
厚さ 7.6 mm、横幅 58.6 mm、縦幅 123.8 mm で、重量も 112g とほぼ一緒。
見た感じではボタンの位置も変わっていないようで、電源ボタン(スリープボタン)は iPhone 6 / 6s のような側面にあるタイプではなく、iPhone 5 / 5s と同じ上部に付いています。

と言うことは、カバーも iPhone 5 / 5s のものが使えるのでしょうか・・・?
この辺は実際に販売されてからの報告を待ちたいですね。

CPU は iPhone 6s と同じ「A9」。補助 CPU の「M9」も搭載。
よって処理速度は iPhone 6s と同等になります。

発表会では「演算速度は iPhone 5s の2倍、グラフィック機能は3倍」とアピールされています。

iPhone SE A9

iPhone SE cpu

iPhone SE gpu

CPU が iPhone 6s と同じということは、若干気になるのは例の「サムスン製か TSMC 製かで性能が違う問題」ですが・・・
大差ないという検証結果 も出ていますし、あれから半年経っていて改善されている気もするので、大丈夫だと思います。 たぶん。

バッテリーの持続時間はチラッとしか写らなかったのですが、連続通話 14 時間、オーディオ再生 50 時間で、これは iPhone 6s と同等。
ビデオ再生 13 時間、インターネット利用も 13 時間というのは、iPhone 6s より伸びています。
(6s はビデオ再生 11 時間、ネット 10 時間、Wi-Fi 環境下では 11 時間)
ただ、これはバッテリーサイズや省電力云々ではなく、単に画面が小さいための影響だと思われます。

iPhone SE バッテリー

カメラは事前情報通り、iPhone 6s と同じに。
12メガピクセルのメインカメラ、Focus Pixels という独自技術によるオートフォーカス、フラッシュ、パノラマ撮影、撮影時に短い動画を撮る Live Photos、さらに 4K ビデオ撮影に対応。
写真の色合いの調整やノイズ軽減機能なども、iPhone 6s 世代のものが導入されています。

また 6s のように自撮り時に画面が白く光って、顔を照らしてくれます(Retina Flash)。
ただしフェイスカメラの画素数は、Apple 公式サイトの仕様表記によると 1.2 メガピクセル
iPhone 6s は5メガピクセルなので、ここだけは下位になります。

iPhone SE カメラ

通信関連は iPhone 6s とは一部異なります。
LTE は 150 Mbps を出すことができ、VoLTE にも対応。
ただ 6s が対応していた 300 Mbps の LTE-Advanced には対応していない模様。 
いずれにせよ実際の通信速度は環境や利用電話会社の影響の方が大きいので、それ次第ですね。

Wi-Fi は 802.11 ac に対応しました。
ただし、こちらも iPhone 6s で対応していた「MIMO」という技術に未対応で、最大速度はそれを使った場合と比べると半分です。
とはいえ、MIMO 対応の Wi-Fi ルーターがないなら同じですが。

iPhone SE 通信

指紋認証(Touch ID)も搭載されています。
ただ、iPhone 6s 以降に搭載された第二世代の Touch ID ではなく、第一世代の Touch ID のようで、iPhone 6s と比べると認証速度や正確性がやや落ちるかもしれません。

Apple 公式サイトによると、iPhone 6 以降のモデルにある「高視野角のためのデュアルドメインピクセル」、文字を少し大きくする「拡大表示」、画面が下にストンと落ちる「簡易アクセス」もないとのこと。
画面のコントラスト比(色の強弱の幅)も少し低いようなので、液晶の質を落としてコスト削減しているのかもしれません。
まあ、視野角やコントラスト比は体感できるほどの違いかどうか微妙ですし、拡大表示や簡易アクセスは画面が小さい iPhone SE では不要でしょう。

そして「NFC」を搭載し、決済システム「Apple Pay」に対応しています。
ただ、Apple Pay が使えるのはまだアメリカ、イギリス、カナダ、オーストラリア、さらに新たに加わった中国のみ。
独自の決済システムが普及している日本では、現時点で対応する予定はありません。

以下は iPhone SE に搭載されている機能の一覧が表記された画像です。

iPhone SE 機能一覧

3D Touch(感圧ディスプレイ)については何も言及がなかったので、事前の噂通り非搭載の模様
メモリの搭載量についても言及はありませんでしたが、おそらく iPhone 6s と同じ 2GB でしょう。 きっとそうに違いない。

日本での販売価格は Apple 公式サイトによると、16GB が 52800 円、64GB が 64800 円(税別)。

ただしこれは Apple Store で売られる SIM フリー版の価格。
各電話会社での販売価格は今後の発表待ちです。

ちなみに iPhone 6s は 16GB が 86800 円、64GB が 98800 円、128GB が 110800 円です。
iPhone SE は iPhone 6s のおよそ 2/3 ほどの値段ですね。
それで性能は同等で、64GB モデルでも iPhone 6s の 16GB モデルより安いため、お得感はあります。

iPhone 価格

予約開始は3月24日、販売開始は3月31日
世界12カ国で販売スタートし、もちろん日本も初期発売国に含まれています。


【 9.7インチ iPad Pro 】

続いて、新型 iPad「iPad Pro 9.7-inch」について。
名前は「iPad Pro」と、先に出た 12 インチの iPad Pro と変わらないものになっています。

もちろんそれでは区別できないので、一般にはそのまま「9.7 インチの iPad Pro」「12 インチの iPad Pro」と呼ぶことになりそうです。
と言うか、日本の Apple 公式サイトの表記も「9.7インチiPad Pro」です。

7インチ iPad Pro

サイズは従来の iPad Air 2 とまったく変わりません。
厚さ 6.1 mm、横幅 169.5 mm、縦幅 240 mm。 おそらくカバーは共用できると思います。
解像度は 2048x1536 で、これも iPad Air 2 と同じ。

ボタンも iPad Air 2 と共通なので、と言うことは、初代 iPad Air にあった回転ロックができる物理スイッチはやはりありませんね・・・

液晶や表面ガラスは 12インチ iPad Pro と同じく、反射を抑えるフルラミネーションディスプレイ&反射防止コーティングになっていて、さらに従来より明るさと色合いが 25 %向上しています。

7インチ iPad Pro 反射軽減

7インチ iPad Pro 明るさ色合い

また、True Tone Display という機能が新たに導入されています。
これは周囲の環境に合わせて画面の色を調整する機能で、寒色系の場所にいれば色合いが寒色に、暖色系なら暖色になるようです。

でも、これだと環境によって色がコロコロ変わってしまい、逆に違和感がありそうな・・・
ここは実際に使ってみないと、良いかどうか解りませんね・・・

7インチ iPad Pro True Tone Display

スピーカーは四隅に配置されていて、なんと4つになっています。
12インチの iPad Pro もそうだったのですが、従来サイズの iPad でスピーカー4つはちょっと意外。

ただ、今までは一方向にしかなかったので、ステレオになっていませんでした。
iPad で映画などを見る人も多いでしょうし、必然の進化と言えるかもしれません。

7インチ iPad Pro 4スピーカー

CPU は「A9X」で、これも 12 インチ iPad Pro と同じ
と言うことは、画面が狭まっている分、グラフィックの処理速度は 12 インチ Pro よりさらに高いはず。

別売りですが、Apple ペンシルの利用や、iPad Pro 用に開発されたスマートキーボードの接続も可能。
スマートキーボードは 9.7 インチ用のものが新たに発売されています。

USB アダプタや、SD カードアダプタも周辺機器として利用できます。
ただしこれらはあくまで写真や映像の取り込み用で、それ以外のファイルを読み出すことはできないと思われます。(少なくとも 12 インチ iPad Pro ではダメだったようです)

7インチ iPad Pro Apple ペンシル

7インチ iPad Pro スマートキーボード

7インチ iPad Pro USB SDカード

カメラは iPhone 6s や SE と同じ、12メガピクセル
機能も同等で、オートフォーカスや Live Photos に対応。
ただ、カメラ部分には iPhone 6 / 6s と同じような出っ張りがある模様。

フェイスカメラも iPhone 6s と同等の5メガピクセルで、自撮り時に画面が光る機能もあり。
もちろん Touch ID(指紋認証)も搭載しています。

例によってメモリについての言及はなし
12 インチ iPad Pro のメモリは、分解調査で 4GB であったことが確認されています。

7インチ iPad Pro カメラ

7インチ iPad Pro 機能一覧

日本での販売価格は 32 GB で 66800 円、128GB で 84800 円、256GB で 102800 円(税別)。
Wi-Fi モデルの価格で、256 GB は一般サイズの iPad では初登場です。

セルラーモデルは、Apple Store だと 32GB 82800 円、128GB 100800 円、256GB 118800 円ですが、こちらは携帯電話会社で買う人が多いでしょう。
その場合、値段は携帯電話会社の設定によります。

こちらも予約開始は3月24日、販売開始は3月31日です。

iPad Pro Air 2 mini

なお、iPad Pro の発売に合わせて、iPad Air 2 の価格が値下がりしています
以前は 16GB 53800 円、64GB 64800 円、128GB 75800 円でしたが、
現在は 16GB 44800 円、64GB 55800 円で、128GB モデルはリストから消えています。

また iPad mini は 2 や 4 の表記がなくなり、単なる「iPad mini」の名前になっていて、北米での販売価格は $269 に。 これが iPad mini 4 なら値下げされています。
ただ、日本の Apple 公式サイトの iPad mini 4、iPad mini 2 の販売価格に(3/22 5:00 時点で)変化はないので、安くなるのかどうかは解りません。


【 Apple Watch と Apple TV 】

この2つは新型が公開された訳ではありません。

Apple Watch はスポーツモデルにナイロン製のベルトが追加されました。
また、スポーツモデルは 38mm 版が 42800 円から 36800 円に、42mm 版も 48800 円から 42800 円に、共に 6000 円値下げされています。

apple watch

Apple TV は「専用アプリが増えてるよ」というアピールと、OS アップデートに伴う新機能の紹介でした。
新機能は主に Siri に関するもので、番組や映画の検索精度が上がり、AppStore の商品もチェック出来るようになったとのこと。
いずれにせよアメリカでの利用を想定したもので、日本にはあまり関係ないでしょうね。

iPhone 6s や SE の機能に合わせ、Live Photos や iCloud のフォトライブラリに対応したことも発表されています。

apple tv

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発表会の詳細は以上です。
今回の発表会は全体で約1時間と短め、しかも前半の30分はほぼ自慢だけで終わったので、正味30分というかなり短いものでした。

自慢のターンの内容は「40周年自慢、環境保護やリサイクル頑張ってます自慢、医療の発展に貢献してます自慢」でしたが、もう1つ「事件捜査のための『裏口』を iPhone に設けろ」という FBI の要請を、プライバシー保護を理由に Apple が蹴った件についての言及がありました。
事件の詳細、及び事前情報は こちらのニュース で取り上げています。

内容がほぼ事前情報通りだったため、サプライズのない発表会で、拍子抜けした人も多かったようですね。
ただ、4インチの iPhone SE は値段が安めで、人気になるかもしれません。
私は正直、大きな画面を見た後だと小さな画面には戻れないのですが、手の小さな女性には好まれそう。
それを意識したのか、発表会での紹介写真もアジア系の女性が最初に写りました。

iphone se 4inch

新型 iPad も注目だと思います。
まだ Windows PC のように扱える訳ではないと思いますが、12 インチの iPad Pro 用の CPU で 9.7 インチを動かすのですから、処理能力には余裕がありそう。
Pro 用のフルラミネーションディスプレイなどもそのまま移行されていて、厚さや重さも iPad Air 2 と変わらないので、結構な強化だと思います。

ただ Apple ペンシルとかが高いんだよね・・・
ペンシルは 11800 円、スマートキーボードは 9.7 インチ用で 16800 円
これらが付属ならなぁ・・・ まあ、無理に必要なものでもないと思いますが。

発表会は割とサラッとしていましたが、注目の機種が登場することは確かです
続報があれば随時お伝えしていきたいと思います。

なお、昨年9月に行われた iPhone 6s の発表会の模様は こちら になります。 

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