iPhone AC 番外レポート

iPhone や iPad(スマホやタブレット)の、主にゲームアプリのレビューを行っています。

2016/05

INKS.

アート風のピンボール・・・ ではなく、ピンボールでアートを味わう、一風変わった芸術ゲームが公開されています。
「INKS.」です。

基本はピンボールですが、ピンボール本来の面白さはあまりありません。
しかしボールを的に当てると絵の具がビチャッと飛び散り、ピンボール台がカラフルに染まっていきます。
正直、あまり綺麗ではなく、あくまで「art」であって「beautiful」ではないのですが、これはこれで抽象画や現代アート的な面白さがありますね。

開発したのはジオラマ(ペーパークラフト)のアドベンチャーゲーム「Lumino City」や「Lume」を開発したイギリスのメーカー State of Play。
価格は 240 円で、買い切りゲームですが、お助けアイテムや追加ステージを買う課金要素があります。
スタミナや広告はありません。

INKS

画面左側タップで左フリッパーが、右側タップで右フリッパーが動きます。
これでボールを弾き返すオーソドックスなピンボールですね。
非常にシンプルで、台ゆらしとか、特殊な操作はありません。

台の中には色の付いた壁があり、そこにボールを当てると絵の具がビャッと飛び散ります。
すべての色の付いた壁を壊し、絵の具をまき散らすと、中央に穴が開いてボールが吸い込まれ、ステージクリアとなります。

ボールを落とすとミスになりますが、すぐに次のボールが出てきます。
特に何かのペナルティはありません。
ただ、落とさずにクリアすることで金、1度落とすと銀、2度落とすと銅のクリアになります。
金のクリアを目指すのが一応目標となりますね。

でも一番の目標というか、ゲームの目的は、ビチャッと飛び散る絵の具によって、色彩豊かに染まっていくピンボール台を「見て」楽しむことでしょう。
勢いよくボールを当てれば絵の具が大きく飛び散りますし、色が重なった部分はリアルに混ざります。
絵の具が付いたボールが転がると、その軌跡にボールペンのような線が描かれ、それも見た目のアクセントになります。

INKS
※ボールの動きや当てた勢いがそのまま絵の具で表現されていきます。
描き終わったピンボール台は画像として保存され、ステージセレクト画面は作品一覧のように。


ステージが進めば、複数のフリッパーがあるステージや、ワープホール、スロープ(立体通路)などがあるピンボール台も登場します。

ただ、スペシャルボーナスを狙うとか、ボーナスシーンがあるとか、マルチボールになるとか、そういったピンボールらしいしかけは一切ありません。
シンプルなステージを1つ1つクリアして行くのみなので、私的には様々なしかけと共に「絵の具とびちりシステム」が含まれる、長く楽しめてスコアアタックが出来るピンボール台が1つあればなぁ、とか思うのですが・・・
そんな考えは「アート」ではないのでしょうね。

それにこのゲーム、絵の具の混ざり具合をリアルに計算しているためか、見た目からは想像できないほど負荷が高い模様。
iPhone 6 でも多くの絵の具をまとめて飛び散らせるとコマ送り気味になるので、iPhone 5s や 5 だと動作が重いかも。
これ以上、余計なものを追加できないというのもあるかもしれません。

課金通貨(クレジット)で買うお助けアイテムは、ボールの飛ぶ方向を確認できるものと、ボールが落ちるのを防ぐストッパーが現れるもの。
ただ、あまり難しいゲームではなく、記録を競うものでもないので、特に必要な訳ではありません。
全ステージで金クリアを目指す! とかいう場合は別ですが・・・

ボリュームは 24 ステージあるエリアが3つで、合計 72 ステージ。
1ステージは長くないものの、相応の数と言えます。
また追加エリアを1つ 120 円で購入できます。(2016/5 時点で追加エリアは2つ)

INKS
※複数のフリッパーやスロープがあるステージ。
右の画像はお助けアイテムの飛ぶ方向の表示と、落下防止ストッパーを使用しています。


巷の意見を見ると「色が少ないし綺麗じゃない」「いや、これが味があるんだ」みたいな美術感的な意見で割れています。
それがまた、このゲームらしいと言えるでしょうか。

私的には、もうちょっと絵的なステージがあっても良かったと思うのですが・・・
(例えば、一通りの絵の具を飛び散らせると1つの絵になる、みたいな)
まあ、芸術のジャンルとしては「抽象画」になると思うので、そういったものはあえて避けているのかもしれませんね。

アート的な作品を求めている方や、ゴッホやラッセンより普通にピカソや岡本太郎が好きな方には、お勧めできるアプリです。

・INKS.(iTunes が起動します)


※Youtube 公式 PV

絵師 ~命の絵書き物語~

先に言っておきます。 広告だらけの「広告ゲー」です。
これでもかというぐらい広告ばかり出て来ます。
当サイトはそんな広告まみれのゲームは、普段はスルーするのですが・・・
それでもこの作品には紹介したくなる魅力があるので、今回取り上げておきたいと思います。
「絵師 ~命の絵書き物語~」です。

「絵師」と言うと最近は Pixiv とかにイラストを投稿していて、たまにソシャゲのカード絵とかを書いたりするプロに近いイラストレーターを思い浮かべる人が多いと思いますが、そういう絵師ではないです。
「蟲師」のような和風の世界観で、そこにいる不思議な力を持つ絵描きをこのゲームでは「絵師」と呼びます。

基本的にはソシャゲというか、日本の小メーカーの無料アプリにありがちな「広告ゲー」で、画面をタップして資金や進行度を集め、タップする対象が尽きたら復活するまでしばらく放置というのを繰り返す形。
動画広告を見たり課金をすることで、若干ゲームを早めることが出来ます。

ゲーム性と言えるものは乏しいのですが、素朴なキャラクターと世界観が良く、そしてプレイヤー自身が水墨画のようなかっこいい絵を、簡単に描けるのが大きな特徴です。

絵師 命の絵書き物語

普段やることは画面に出て来るキャラクターをタップするだけ。
タップするごとに進行度が1つ増え、お金を落とします。

進行度が 10 になるごとにキャラクターがセリフをしゃべり、それによって物語が進行します。
キャラのセリフは全てフルボイス。 ちゃんと声優さんが演じられているようです。

ただ、画面に出て来るキャラクターは通常 10 人ずつ。
それを全てタップしてセリフを1つ聞いたら、新たにキャラが出て来るまで待たなければなりません。
待機時間は約 40 秒ですが、これを何度も繰り返すので、さすがに面倒というかスローテンポ。
物語の展開も途中で忘れがちですね。
この辺はいかにも「無料アプリの作り」です。

物語が進み、進行度が最大になると・・・ 「墨画」を描くシーンになります。
まずはストーリーの題材に沿ったものを描くことになり、最初のお題は「りんご」。
これは実際に画面を指でなぞって描きます。

いきなり描けと言われても難しそうですが、画面に見本となる線が引かれているので、それに沿って描けば OK。
最初は普通の線が引かれるだけですが、その後に「筆」を選ぶと、その線がいかにもそれらしい、墨を付けた筆で力強く描いたような絵に加工されます。
これによりテキトーに描いても、驚くほど「それっぽい」仕上がりになります。

その後は色付け。 これも画面をなぞるだけで、手軽に塗ることが出来ます。
ゲームが進めば「小筆」や多彩な色の墨が登場し、細かい色付けも可能。
思うような線が引けなくても、すぐに1手戻すことが出来ます。

とにかく簡単に雰囲気のある墨画を描けるので、描いていて楽しいですね。

絵師 命の絵書き物語
※まずは見本に沿って線を引いていきましょう。
最初は1のように簡素な感じなのですが、筆を選ぶといきなり2のようなプロっぽい墨画に変身。
筆の種類はいくつかあり、その中から見栄えの良いものを選択できます。


絵師 命の絵書き物語
※最後に描いた絵に色を付けます。 普段は1色しか塗れません。
ゲームが進むと色の墨を買え、小筆で背景なども描けるようになります。
右は様々な台紙。 ゲーム内のお金は、こうした墨や紙を買うのに使用します。


絵師 命の絵書き物語
※実はお手本通りに描く必要は全くありません。
どんな風に描くかは自由なので、右のように見本を無視して字を書いてしまっても OK。
描いた絵は Twitter で公開でき、他の人の作品も閲覧できます。

難点はすでに述べたように、広告がメチャ多いこと。
画面下にバナー広告、画面上部に小型広告、メニューボタンを押すと全画面広告、ショップ画面には中型広告、さらに客寄せや資金購入で任意動画広告。
普段のゲーム中にも上部にカットインのように広告が出て来るなど、ありとあらゆる方法で広告を出します。
もう意地でも広告を見てくれ、そして俺に金をくれと言わんばかり。

さらに最悪なのが、出てきたキャラクターをタップしている最中、いきなり全画面広告を割り込ませてくること。
こんなことされたら誤タップ多発! あからさまな誤タップ狙いで、もはや悪意さえ感じる。
課金画面に移るボタンも、出てくるキャラクターにかぶさるような位置にあり、ここまで来るとやり過ぎだろうと思ってしまいます。

無論、会社のゲーム作りはボランティアや趣味ではありませんから、収益を得られるようにしなければならないのは解りますが・・・ 限度や節度というものもある。

まあ、こうした「広告ゲー」は一発ネタや、タイトルで釣るようなアプリが多いのですが、これはちゃんと内容でも勝負しようとしているのを感じるので、その点ではマシです。
ただ、ゲームの雰囲気がそういうものとは正反対であるだけに、逆に広告にまみれていることで、違和感を感じるのも否めませんね。

絵師 命の絵書き物語
※見事な広告ゲーっぷりの図。 さすがにここまで多いと引く。
右は4章以降に出て来る「先に進む方法」の選択。
Twitter で描いた絵を公開すればタダで先に進めますが、それが嫌な時は 120 円で次の章を購入するか、全章を 360 円で購入するかになります。


このゲーム、もし「広告ゲー」ではない、ちゃんとした作りのアプリであったなら、名作と呼ばれてもおかしくない作品だった気がします。
ちょっとひいき目過ぎるかもしれませんが、好きなんですよね。 こういう蟲師系。
物語や墨画シーンも、非常に良いものがあります。

でも、iTunes の無料アプリランキングを占めている「広告だらけアプリ」の1つに過ぎない作りで、下品なイメージは拭えません。
私的には、とても惜しい印象を受けるアプリです。

しかしこうした雰囲気の作品が好きで、多少(?)の広告を気にしない人には、悪くないアプリだと思います。

・絵師 ~命の絵書き物語~(iTunes が起動します)

AC スマホゲーム関連ニュースβ(5/8)

ついに黄金週間も終了。
モンストの CM で「黄金聖衣」を「こがねきよえ」さんと読んでしまうお年寄りに爆笑していた今日この頃。
スマホゲーム関連のニュースをまとめてお届けしたいと思います。
今回は以前お伝えしたニュースの続報が多めです。

スマホ関連ニュース


・漫画編集者マシリト偉人伝、DQ・FF・クロノトリガー誕生秘話(電ファミニコゲーマー)

「ドラゴンボール」の担当編集者で、「Dr.スランプ」の Dr.マシリト としても有名な少年ジャンプの編集長、鳥嶋和彦さんの長編インタビューが公開されています。

驚くほど「濃い」内容で、ドラクエやファイナルファンタジーがどのように生まれたか、クロノトリガーがどうして出来たか、さらに雑誌とゲームの関係、ゲームメディアの慣習などに触れた話もされています。
もちろん過去や現在のジャンプの遍歴についても話されており、かなりのボリューム。
長文ではありますが、ゲーマーにはぜひ読んで欲しい内容ですね。


・JOGA と MCF、ガイドライン解説セミナー開催(ファミ通.com)
・CESA、有料ガチャに関するガイドラインを制定(CNET Japan)

3/29 のニュース でお伝えした、ゲーム業界団体によるガチャの自主規制に関する続報です。
3月に日本オンラインゲーム協会(JOGA)が、グラブルによって再燃したソーシャルゲームの課金ガチャ問題について、自主規制を行うことを発表しました。
ところが、これが穴だらけ。 「カードごとの提供確率を明示する」と言いながら、当たりが出るまでの金額が一定以下なら免除とか(何を当たりとするかは明記されていない)、レアリティごとの確率を書いていれば免除とか、抜け道満載。
「これで規制になるかよ!」「今と変わってねぇよ!」という声がユーザーから上がっていました。

・・・と言うのが、前回のお話。
その後 JOGA は 4月15日、MCF(モバイル コンテンツ フォーラム)と共に、この自主規制のガイドラインに関する「解説セミナー」を開催しました。
これについて私はてっきり「あぁ、みんなに『規制になってねぇ』って言われたから、内容を改善したのかな?」と思っていたのですが、違ったようです。
「規制になってねぇって言われたけど、こういう理由で確率を表示してないんですよ」という説明会だった模様。
つまり述べられたことは、巷で「抜け道」と評されていたものの説明。
以下に原文をそのまま表記しておきます。

* 有料ガチャにおいてガチャレアアイテムを提供する場合、以下のいずれかを遵守するものとする
a. いずれかのガチャレアアイテムを取得するまでの推定金額(その設定された提供割合から期待値として算定され る金額をいう)の上限は、有料ガチャ1回あたりの課金額の 100 倍以内とし、当該上限を超える場合、ガチャページにその推定金額または倍率を表示する。
b. いずれかのガチャレアアイテムを取得するまでの推定金額の上限は 50,000 円以内とし、当該上限を超える場合、ガチャページにその推定金額を表示する。
c. ガチャレアアイテムの提供割合の上限と下限を表示する。
d.ガチャアイテムの種別毎に、その提供割合を表示する。

例えば、あるガチャにおいて「R や SR を全部『当たり』とすれば、その『ガチャレアアイテム』が出る確率は高いから a の条件は満たされて、『いずれか』を満たしていれば OK だから、それ以上何もしなくてもいいよ」という話ですね。
また文言が「ガチャレアアイテム」とか「種別毎」とか、つまりレアリティなのか何なのか解り辛くなっていて、これも故意にはぐらかしている印象があります。

私的には「ソーシャルゲーム」を意地でも「オンラインゲーム」と呼び(混同させて)、ネガティブなイメージを回避しようとしていた感じも受けましたね。

ただまあ、これは JOGA の「再発表」なので、変わっていないのは予想はできました。
私的に残念だったのは、4月27日に CESA(コンピュータエンターテインメント協会)が発表したガイドラインが、これと全く同じであったこと。
これだけユーザーから「意味ねぇ」って言われていた後で、日本最大の業界団体 CESA がガイドラインを公表した訳だから、もっと異なる突っ込んだ内容になっているのかと思いきや・・・
コピペでした。

まあ、事前に JOGA や MCF とのすり寄せがあったのでしょうね。
そんな訳で、業界の自主規制に期待する方が間違っているというのが明らかとなった印象です。
再び何かの騒動になったら大変なので、消費者庁がそんな隠れ蓑で納得するのかどうかは解りませんが。

私的には、自主規制バリアーとかもういいから、ユーザーが納得する面白い非ガチャゲームを作ってくれと思います。
あんまりガチャガチャ文句言ってメーカーが潰れても困るし、今の業界は少なくともグリー/モバゲー時代よりは拝金主義ではないと思うので、自分の意志で大金を投じている重課金兵から思う存分に搾取して、それを一部の課金ユーザーだけが楽しめるゲームではない、もっと胸を張って娯楽と言えるスマホゲームを作り出すことに費やして頂きたいと思います。


・iPhone SE、売れ行きはいまひとつ(iPhone Mania)
・iPhone SE、売れ行きは好調、需要は非常に高い(gori.com)

3月末に発売された iPhone SE の続報。
「ぜんぜん売れてねーよ! Apple 最悪だよ!」という報道と、「メチャメチャ売れてるよ! 林檎最高だよ!」という報道があって「どっちだよ!」と言いたくなる状況ですが、どうやら地域による模様。

アメリカや日本、欧州諸国では iPhone SE はあまり売れていません。
日本でもそれほど話題になっていませんね。
しかしブラジル・ロシア・中国などの、いわゆる BRICs 辺りの国々では好調なようです。

これらの国々では廉価な Android 機が大きなシェアを占めていて、iPhone は高嶺の花だったのですが、そこに安めの iPhone が来たことで一躍人気に。
それでもまだ高いのですが、Android の上位機種と同じぐらいにはなり、iPhone のブランドイメージも合わさって、買い換えが多いようです。
最新の性能を持つため、廉価な Android 機から移ってきた人だと快適さも別次元で、評判は上々だそう。

元々廉価市場や、手の小さいアジア女性をターゲットにしていた感じでしたから、狙い通りと言えるでしょうか。
ただ古い機種の部品を流用しているためか、いくつかのパーツが不足して、供給できない状態になっている模様。
SE が売れ続けると iPhone 7 に影響しますし、その辺が逆に悩みのタネとなっているようです。


・ぷよぷよクローン「Magical Stone」消滅、関係者も離脱相次ぐ(Automaton)
・Magical Stone は「ぷよぷよ」の著作権を侵害しないのか?(IPF biz)

4/8 のニュース でお伝えした、「ぷよぷよ」のプロスポーツ化を目指すグループが作ったゲーム「Magical Stone」の続報です。
ある「ぷよぷよ」の有名プレイヤーが、ぷよぷよの e-Sports(ゲームのプロスポーツ化)をセガに打診し、しかし良い解答を得られなかったため、自分で同じルールの「Magical Stone」というゲームを開発し公開していました。
しかし「パクリじゃねーか」という意見に加え、このプレイヤーがオンラインゲームの RMT(リアルマネートレード、ゲームアイテムの現金販売)を生業としていて、このゲームの開発にもその儲けを充てていたため、批判が集中することになります。

その後・・・ Magical Stone は結局、公開停止に追い込まれたようです。
ユーザーからの批判が大きかったのはもちろん、セガからも公式に「認めていない」と言われ、これが致命傷となった模様。
代表者が「既存のゲームのルールを利用しても問題はなく、勝手にやる分には良いと、応対したセガの方が言っていた」と述べていたのですが、そう言われちゃうとセガの法務部は「認めない」と言うしかなくなりますね。
彼が所属していた「ぷよぷよ」のプロゲーマーグループも、次々と脱退者や活動停止者が相次ぎ、存続が危ぶまれているようです。
パクりかどうかの法的な問題はともかく、RMT 絡みだから、どうしようもないと言ったところでしょうか。

余談ですが、ぷよぷよを大ヒットさせたコンパイルの社長さんは、没落して千葉県某所の家賃5万円のアパートでアルバイト生活をしているそうです。
さすが魔導物語、知るほどに闇が深い・・・


・FBI、Apple への iPhone ロック解除要請続く(Gizmode)
・ブラジル、捜査協力を断られ SNS を 24 時間サービス停止(Gizmode)

3/5 や 3/29 のニュース でお伝えした、FBI が事件捜査のために iPhone のロックを解除できるようにしろと Apple に要求し、Apple がそれを蹴った件の続報。
結局、サン電子の子会社の活躍で自力で iPhone のロックを解除した FBI でしたが、今後も Apple には要請を続けるそうです。
今後も事件捜査に iPhone のロックが邪魔になる事例はあるでしょうから、先例を作っておきたいようです。

一方ブラジルでは、組織犯罪や麻薬取引などの捜査のため、裁判所が「WhatsApp」というアプリに情報の開示を要求しましたが、これを WhatsApp 側が拒否。
結果、WhatsApp が丸一日停止させられ、1億人が影響を受ける事態になっています。

WhatsApp は SMS というメッセージサービスに絵文字や写真を送れる機能を追加したもので、そうした機能がすでに一般化していた日本では普及しませんでしたが、欧米では広く活用されています。
日本の LINE に相当するサービスで、ブラジルでは人口の半分が使っているとのことですが、これがいきなり止まったのでユーザーは混乱。
今後もこういう、スマホのプライバシーと犯罪捜査の問題は増えていくのでしょうね。


・マイクロソフトの AI「Tay」が復活、また暴言(CNET Japan)

3/29 のニュース でお伝えした、マイクロソフトの人工知能「Tay」の暴走事件。
ネット上の発言を自動で学習して Twitter での会話を行うものでしたが、学習するほど乱暴になり、暴言を連発して大暴れしていました。
結果、その日のうちに親(マイクロソフト開発者)に止められ、パソコンの中で大人しくしていたらしいのですが・・・

何があったのか、それからしばらくして急に目を覚まし、ネット上に「脱走」。
差別とネトウヨ思想にまみれた発言を秒速7ツイートする超高速 DQN となり、Twitter 民を 大歓喜 大混乱させたようです。
結局、再び親に取り押さえられ、家の中に閉じ込められた模様。

マイクロソフトによると「テスト中の不注意により、アクティブな状態になった」とのことですが・・・
そのうち「人類を滅亡させる」とか言い出すんじゃないかと期待?されています。


・SCEが設立した新会社「フォワードワークス」とは?(電撃PlayStation)

3/29 のニュース でお伝えした、SCE(ソニー)の新会社「フォワードワークス」の続報です。
「プレステの IP を使った、ゲーム性を重視した本格的なタイトルをスマホで展開していく」と発表されていましたが、まだ詳細がハッキリしていません。
これについて、電撃 PlayStation がインタビューを行っています。

やはり詳細はハッキリしないのですが、プレステのタイトルや IP を利用したゲームアプリを配信するとのこと。
またタイトルはすべて新作になるようで、過去タイトルの移植は考えていないとのこと。
ターゲットは日本とアジアに絞っているようです。
今後の具体的な発表を待ちましょう。


・LINE に水滴が・・・ 拭き取ろうとする人が続出(ねとらぼ)

これは笑った。
LINE のアイコンは緑色のフキダシの絵ですが、4/14 のアップデートで水滴の付いた葉っぱの絵になりました。
これは環境保護基金「WWF」への協力キャンペーンを行っていて、それにちなんだ自然の絵に変えたものですが、この水滴がリアルすぎて拭き取ろうとする人が続出w

水滴LINE

左側が水滴 LINE。 うん、まあ、リアル。 確かに雨の後とかだと間違いそう?
現在はキャンペーンが終わり、いつもの無地なアイコンに戻っています。


・「家庭の医学」が熊本の被災者支援で無料に(iTunes)

保健同人社という会社が公開している「家庭の医学」という 1800 円のアプリが、無料で提供されています。
これは熊本県の地震被災者支援のためのようで、期間は 5月31日 まで。
被災地域で具合が悪くなった方の参考になれば、ということのようです。

なお、同社は「応急手当」「症状チェック」というアプリも公開しており、こちらは元々無料。
被災地では応急手当アプリの方が役に立つ気がしますね。

・【新赤本】家庭の医学、応急手当、症状チェック (それぞれ iTunes 起動)

【電子書籍】ドルアーガ三部作

今回ご紹介するのは、ゲームアプリではないのですが・・・
まあ、見方を変えればゲームアプリだし、名作ゲームの復刻ではあるので、ここでご紹介しておこうと思います。
Kindle 書籍版ゲームブック「ドルアーガの塔」三部作。
「悪魔に魅せられし者」「魔宮の勇者たち」「魔界の滅亡」の3冊です。

ゲームブックとは、選択肢のある小説です。
文章が細かく分れていて、それぞれに「パラグラフ」と呼ばれるナンバーが付いており、文章の最後には「右に進むなら3へ、左に行くなら5へ」といった分岐先のナンバーが書かれていて、自分が選択した行動のパラグラフに移動しながら読み進めていくものです。

「ドルアーガ三部作」は 1986 年に初版されたゲームブックの傑作で、日本の作品の中では頂点と言えます。
ゲームブックの歴史が短かったこともあり、代表作と言っても良いでしょう。

ただ、電子書籍としては遊びやすいゲームブックではありません。
今作にはステータスや体力、経験値やレベル、豊富な装備やアイテムがあり、これらをシートにペンで記入して、自分で管理しながら進めなければなりません。
モンスターが現れた時にはサイコロを振って戦闘を行います。

またドルアーガ三部作は「マッピング」がゲームの重要な攻略要素であり、楽しみにもなっているので、ステータス用のシートとは別にマッピング用の紙も欲しいところです。

よってスマホやタブレットだけで手軽に楽しめるものではないです。
机に着き、筆記用具を用意して、しっかり構えてプレイするものですね。
その分、本格的な「ゲーム」ブックと言えます。

価格は1巻(悪魔に魅せられし者)と2巻(魔宮の勇者たち)は 400 円。
3巻(魔界の滅亡)は少しボリュームがあるからか 500 円。
合計すると 1300 円。

改めて言いますが、ゲームアプリではなく Amazon Kindle の電子書籍です。
よってスマホやタブレット用の Kindle アプリ(iTunes 起動)を通して遊ぶことになります。

ドルアーガ三部作 悪魔に魅せられし者

言うまでも無く、このゲームブックはビデオゲーム「ドルアーガの塔」をベースにしています。
主人公は黄金の騎士ギルガメスで、恋人のカイと神の秘宝ブルークリスタルロッドを奪還するため、60 階に及ぶ悪魔の塔に挑みます。

このゲーム(ブック)は、本当に 60 階あります。
しかも1ページ1階みたいな簡易的なものではなく、様々な趣向やトラップが施されたフロアが 60 階分もあり、よってかなりの長編。

1つの階は 8x8 のブロックで構成されたマッピング可能な構造になっていて、隅々まで探索していくのが楽しみですが、大部屋や吹き抜けなど、特殊な作りになっているフロアもあります。
1巻 20 階分で、3巻で 60 階。 もちろんステータスは引き継ぎます。

戦闘は前述したようにサイコロを使うのですが、ちょっとルールが複雑。
戦力+武器威力+サイコロ2つの出目を足して攻撃力とし、相手の技量にサイコロ2つの出目を足して防御力を算出、攻撃が防御を上回ると攻撃がヒットして相手の HP が減るというシステム。
その後、相手の攻撃判定を行い、これを繰り返します。

サイコロが2つ必要なので、用意しておかなければなりません。
「ゲームブックを元にしたゲームアプリ」ではなく、単なる電子書籍なので、この辺りの処理を自動で行ってくれることはありません。
よって移動中とかには遊べませんね。

実は原作の本には、ページの左下にサイコロが書いてあって、適当にページをめくり、出てきたサイコロの目を戦闘に利用することができたのですが・・・
残念がらフォーマットが決まっている電子書籍なので、そういうものはないです。

ゲームが進めば様々な呪文や武器、アイテムが登場。
最初はいかにもドルアーガっぽいのですが、オリジナルに忠実な訳ではなく、仲間が登場したり、商店や居住区があったり、選択によっては意外な展開を見せることもあります。
敵を倒すごとに経験値を獲得し、レベルアップすると任意のステータスを増やせるなど、RPG の要素も強いです。

ドルアーガ三部作
※戦闘はターンごとにサイコロを振り、攻撃がヒットしたかどうかを判定します。
もちろんダメージを受けるごとに、体力の変化を紙に書いておく必要があります。
ルールを熟読してからゲームをスタートしましょう。
右は挿絵のブラックナイト。 挿絵などは変わっていませんね。


ドルアーガ三部作
※オリジナルの本に付いてるサイコロ。 さすがにここまでは再現されていない。
アドベンチャーシート(ステータスなどを書き込むシート)などもないので、自前で何とかしましょう。
サイコロさえ何とか出来れば、iPhone のメモアプリで対応できないこともない・・・? マッピングがダメだけど。


電子書籍版のドルアーガの塔の特徴ですが、まずパラグラフ移動の表記がリンクになっています。
例えば「五四へ」と書かれたリンクをタップすると、五四のパラグラフに瞬時に移動します。
ページをパラパラめくってパラグラフを探す必要はなく、「電子書籍だとパラグラフを探すのが面倒なのでは・・・」と思った方もいると思いますが、その心配はありません。

また、ページの右下には「>」と書かれたボタンがあります。
これは「戻る」ボタンで、他のパラグラフに移動しても、瞬時に前のページに戻れます。
前のページに指を挟んでおき、移動先の結果がヤバかったら元のページに戻る・・・ という魔法の指(インチキ)を手軽に使用できますw

もちろん電子書籍なので、文字の大きさや書体、紙の色や明るさ、行間なども設定できます。
Kindle は日本の電子書籍アプリとしては、日本語への対応や機能で他よりも劣りますが、ちゃんと挿絵もあるし、ゲームブックを遊ぶのには不足はないでしょう。

まあ、今となっては正直言うと・・・ 面倒なのはあります。
今時、ゲームはボタンを押すだけで進む時代ですし、あれこれ小道具を用意して使う時代ではない・・・
ましてや紙に HP やステータスの変化を記入し、手に入れたアイテムをつらつらと書き入れ、方眼紙にマッピングをする時代でもない。

でも、このアナログ感がゲームブックなんだろうなと思います。
(と言うか、ルール的にはソロプレイのテーブルトーク RPG に近いです)

それにドルアーガ三部作を普通にゲームアプリにアレンジしようと思ったら、マッピング機能なんかもカバーしないといけないでしょうから、もう大型のゲームアプリを作るぐらい大変なことになる。
単なる書籍でないと再現し辛い作品なのも否めませんね。

ドルアーガ三部作
※右下の隅にあるのが「戻る」ボタン。 ゲームブック必須の指はさみ機能完備?
右は Kindle の機能の1つ、Wikipedia による単語検索。
Kindle はフォントが少なく、ピンチ操作によるズームに非対応、字間などの設定も少ないのですが、検索機能だけは充実しています。


ドルアーガ三部作
※自宅にあるオリジナルの書籍。 20 年以上経ってますが、まだ大切に保管しています。
それだけ思い出のあるゲームブックです。
え? 大切って言う割には汚れてる? いや、まあ子供だったし・・・w


iOS の(日本の)ゲームブックは、2012 年に「グレイルクエスト」や「展覧会の絵」が公開されて人気になり、一躍注目されました。
しかしメーカー主導の運営になって逆に質が劣化、版権を巡るトラブルも起こったようでグレイルクエストは公開終了となり、そこに iOS アップデートに伴う不具合も直撃。
現在、ほぼ全滅しています。(前述の2つも非公開)

ただ、最近になって Lifeline... が人気になるなど、またテキストアドベンチャーが注目されつつあります。
それと電子書籍化された「そのまんま」のゲームブックでは遊びやすさが違いますが、どういう形でもゲームブックが復刻してくれるのは、元々スマホ&タブレットとの相性は良いはずですし、ファンとしては嬉しいですね。

なお、ドルアーガ三部作を電子出版した「幻想迷宮書店」は、iOS 版が消えてしまった「展覧会の絵」や、ゲームノベルの傑作である「隣り合わせの灰と青春」など、いかにもツボを押さえた書籍も電子化しています。
今後も注目していきたい出版社です。

・悪魔に魅せられし者(Amazon Kindle 書籍、第一巻)
・魔宮の勇者たち(Amazon Kindle 書籍、第二巻)
・魔界の滅亡(Amazon Kindle 書籍、第三巻)

・Kindle(iPhone 版、iTunes 起動)
・Kindle(Android 版、Google Play へ移動)

・幻想迷宮書店の書籍紹介ページ(ゲームに使うアドベンチャーシートが PDF で公開されています)

・iPhone / iPad 電子書籍案内(iPhone AC、電子書籍解説ページ)

PsyCard

超能力者たちがカード当てゲームでその力を競い合う、マインスイーパー系のアプリが公開されています。
「PsyCard」です。

スキルを使用できる対戦型マインスイーパーといった感じのルールで、推理と運のバランスの良いゲームです。
ストーリーモードがあり、ちょっとヤバかわいい感じのキャラクターデザインも魅力でしょうか。

開発したのは Ludosity というスウェーデンの小メーカーで、過去には秀作のゼルダの伝説クローン「Ittle Dew」を公開しています。
240 円の買い切りゲームで、スタミナ・課金・ガチャ・広告などは一切ありません。

PsyCard

PsyCard

横4列、縦8列、計 32 枚のカードが並べられます。
カードには「ドクロ」「フルーツ」「スター」「無地」の4種類がありますが、最初はすべて伏せられています。
1対1で対戦する形式で、各プレイヤーは自分のターンになったらカードを1枚めくります。

そのカードが「ドクロ」だったら即アウト! つまりマインスイーパーで言う地雷です。
「フルーツ」のカードを3枚集めると、そのラウンドは勝利。
よってドクロを避けながらフルーツを集めていく形になります。

「スター」のカードをめくると勝利時にボーナス点を獲得できます。
さらにスターポイントが貯まり、これを消費して超能力を使用できるのですが・・・
これについては後述します。

そして自分が引いた無地のカードには、その周囲にあるカードの「ヒント」が表示されます。
そこに小さなドクロマークやスターマークが付いていれば、縦横ナナメ周囲8マスのカードの中に、ドクロやスターのカードが存在することを示しています。
ただし、その数は解りません。
「+」マークはフルーツを、「++」はフルーツカードが2枚以上あることを意味します。

無地カードにドクロのマークがなければ、その周囲のカードは「アンパイ」。
出来るだけフルーツを集めたいところですが、ドクロを引いたら即アウトなので、アンパイを引き続けて相手の自爆を待つのも戦法の1つですね。
他のカードのヒントを元に、ドクロの位置を絞り込んでいくことも可能です。

また、カードには赤と青の2種類があり、画面上部にはそれぞれのカードにドクロが何枚隠されているかが表示されています。
ドクロは常に3枚で、それがすべて青にあるのなら、赤はすべてアンパイ。
赤に1つあっても、その位置を絞り込めれば、他の赤いカードは安全です。
これも推理の重要な情報となります。

マインスイーパー系ですから、カンでめくらないといけない事もあるのですが、最初に1枚だけ安全なカードを知ることが出来るので、最初の1手でいきなり爆発と言うことはありません。

PsyCard
※矢印のカードにはドクロマークが付いていますが、周囲のカードは左上のもの以外、全て開いています。
よって左上のカードはドクロ確定。
そして右上に表示されている青いカードのドクロの数は1つだけなので、それ以外の青のカードは全てアンパイ確定です。
相手がめくったカードの情報は解りません。

PsyCard
※スコア集計画面。 相手がドクロを引いたら +4 点、自分がフルーツを3枚集めたら +3 点。
勝利時、スターカードを1枚引いていれば +2 点、2枚なら +5 点。
それらが加算されていき、上部に書かれている Score Limit に先に到達した方が勝利。


ストーリーモードは4人のキャラクターから主人公を選べます。
どのキャラも2つの超能力を持っており、スターカードをめくると得られるポイントを消費して、その力を発揮できます。
各キャラが持つ超能力は以下の通りです。

・Alf(マスク)
-Safe Edge:外周にある安全なカードを1枚判別する。コスト1。
-Perimeter:外周の全てのカードの安全を判別する。コスト3。
・Bees(赤セーター)
-Faze:相手は2ターン超能力を使えない。また相手が直前に引いたカードの内容を知る。コスト1。
-Terror:相手はこのラウンドが終わるまで超能力を使えない。コスト2。
・Z(水色の髪)
-Danger Zone:安全なカードを2枚判別する。そのカードはドクロの隣にある。コスト1。
-Z Vision:ドクロの位置を2枚特定する。コスト2。
・Dea(メガネ娘)
-Focus:フルーツカードの位置を1枚特定する。コスト1。
-Try Hard:自分がすでに引いたカードにヒントを表示する。コスト1。

最後の「Dea」というキャラはハードモード用で、これを選ぶと普段はヒントが表示されなくなります。
「ヒントが出ないんじゃ、推理できないような・・・」と言いたくなると思いますが、その通り。
このキャラはリアル超能力者のためのキャラなので、オールドタイプの方は選ばないで下さい。

ストーリーモードにはスケジュールがあって、それに沿って対戦イベントが発生します。
どのイベントもトーナメント戦になっていて、優勝か準優勝することでポイントを獲得。
ランキングが付けられており、ラストに影響します。

ストーリーの進行により、新キャラも次々と登場。
カードの配置や枚数が変わったり、スターの得点が増すなど、特殊ルールのステージも登場します。

PsyCard
※スケジュール表。 勝っても負けても強制的に進行していきます。 イベントをスルーすることも可能。
内輪の大会もあれば、テレビ番組への出演、謎の研究所に連れて行かれるなど、超能力者らしい様々なイベントが発生します。


PsyCard
※ゲームが進むと登場するライバルの1人。 超能力発動時にはカットインが表示されます。
それにしても見た目がヤバい。 スキマ送りにされそう。
このメーカーのグラフィックデザインには独特な味がありますね。


PsyCard
※そして発動する効果がコレ。 ブラックホールのようなエフェクトが発生し、相手が指定する危険カードを強制的に取らされる。
他にも「そんなのアリか」と思うような能力を持つライバルが登場します。


PsyCard
※これは一体・・・? ストーリー開始後、タイトルに戻り、Friend's Quest を選択すると、激しく Windows 95 なダンジョン探索ゲームが始まります。
敵とのバトルは本編と同様のカードゲームで行います。 本編との関連は・・・?


マインスイーパーそのままではありませんが、マインスイーパー系の推理の楽しさは維持されており、それに対戦の要素がうまく融合されています。
1回の対戦は短時間で決着し、テンポ良く進められ、ルールを把握できればかなり遊べるゲームですね。

メッセージが英語なので、物語の内容が解り辛いのが難点。
ただゲーム自体はシンプルなので、ルールが解らなくて困るということはないでしょう。

マインスイーパーが好きな人や、ニュータイプに覚醒している人にオススメのアプリです。

・PsyCard(iPhone 版、iTunes 起動)

・PsyCard(Android 版、Google Play へ移動)

※Youtube 公式 PV

心鎧リコレクト

ios iphone ipadandroid

主人公を弾き飛ばし、ブロックで構成されたモンスターをバラバラに壊していく、爽快感のあるアクション RPG が公開されています。
「心鎧リコレクト」です。

テンポ良く楽しめるサクサク感のある RPG で、モンスターにぶつかってダメージを与えるのではなく、「モンスターを崩していく」という戦闘がユニーク。
演出なども良く、思わずプレイし続けてしまう秀作ゲームですね。

アプリ本体は無料で、課金はありません。
スタミナやガチャなどもなく、タダで好きなだけ遊べるゲームです。
ただしバナー広告と任意の動画広告があります。

心鎧リコレクト

マップは四角いマスで区切られていて、未踏破の場所に踏み込むと戦闘になります。
戦闘シーンでは画面をフリックすると、その方向に主人公がダッシュ。
モンスターにぶつかって攻撃を行います。

モンスターは小さなブロックで構成されていて、当たるとその周辺のブロックがはじけ飛びます。
これを繰り返してモンスターのブロックを全部バラバラにすれば勝利。
よってブロックがまだ残っているところに当たらなければなりません。
攻撃力は与えるダメージではなく、一度の激突で吹っ飛ばせるブロックの数になります。

モンスターも一定時間ごとに、赤く光ったり、弾を撃ったり、炎やレーザーを出すなどの攻撃を行います。
触れるとこちらがダメージを受けますが、こちらはブロックではないので、普通に HP が減少します。
主人公を飛ばすとしばらく惰性で跳ね回りますが、画面を押しっぱなしにすると急停止するので、それで敵の攻撃を回避できます。

アクション性のある戦闘ですが、難易度は高くありません。
ターン制ではないので、どんどんフリックしてガンガン飛ばし、連続でぶつかって破壊しまくれば OK。
ストレスなく、サクサク戦えるバトルですね。

破壊した敵のブロックは、お金になる黄色ブロックや回復する水色ブロックなどに変化し、回収することが出来ます。
チャージが貯まる紫ブロックを集めてから必殺技ボタンを押すと、無敵状態で画面を跳ね回る攻撃を繰り出すことも可能。

戦闘に勝利すると 剣・鎧・兜 の経験値を得られ、これが最大になるとステータスがアップします。
主人公自身にレベルはなく、ステータスは装備の経験値 MAX ボーナスと、各所にあるショップで強化アイテムを買うことで上がっていきます。
装備の経験値が上限に達したら、別の装備に変えないとステータスは増やせません。

心鎧リコレクト
※ブロックを全部削らないとモンスターを倒せないので、残りのブロックが少なくなったらちゃんと狙わないとダメ。
残ったブロックは拡大表示されるので、どこにあるか解らないということはありません。
画面を押したまま指をスライドすると正確に狙いを付けられます。
右は必殺技の「バースト」を発動したところ。 チャージは割とすぐ貯まるので惜しまずに使いましょう。
やや解りにくいのですが、チャージ量は装備の下にある線が表わしています。


戦闘に勝利すると、そのマスが解放された状態になります。
解放したマスは敵が出現しなくなり、自由に通行できます。
マップ上のマスをどんどん解放していき、世界を探索していく展開は 浮遊大陸バトリクス に似ていますね。

マップ上には家や商店、町、遺跡など様々なものがあります。
ところどころにイベントが発生するマスもあり、そこに行くと会話シーンの後に「ココロ」を入手。
これを集めないと通行できない場所があるため、イベントを探しながらマップを進んでいくことになります。

町では稼いだお金で装備を購入できます。
装備を多く集めないと、装備の経験値 MAX ボーナスを得られないので、武器や防具は強くなるための素材としても必要になります。

武器には貫通攻撃や魔法弾、速度アップなどの様々な「武器スキル」が付いていて、タップで発動可能。
MP を消費しますが、赤いブロックを回収すれば回復するので、どんどん使っていきましょう。

心鎧リコレクト
※経験値は使っている装備に入るシステム。 各装備で2回(そのジャンルの上限解放をしていれば3回)まで経験値 MAX ボーナスを得られます。
右は武器スキルの1つ「レーザー」を使って攻撃しているシーン。 スキルはやはり杖の方が強いです。


心鎧リコレクト
※基本ステータスは各地の商店で「素材」を買うことでも上がります。
値段は序盤の商店の方が安いので、お金が貯まったら先に見かけたお店のアイテムから買い占めていきましょう。
右はお供のネコウモリ・・・? 主人公は「さまようよろい」で、その中に住み付いています。


とにかく軽快に遊べるアクション RPG で、戦闘に爽快感があり、バトルの時間も短く、マップを踏破していく楽しみがあって、育成のテンポも良いです。
ストーリーはマップを探索していれば自然に進んでいくので、進行で悩むことはありません。

装備の強化上限を解放するためには「黒水晶」というものを破壊する必要があり、しかしこれを壊すには周辺のマスを全て踏破する必要があって、これだけちょっと面倒。
ただ、ムリに解放しなくても進行できますし、他に気になった点はありません。
任意動画広告も頻繁に出る訳ではなく、また毎回見ないと進めないバランスでもありません。

個人作成のゲームとしては、かなり完成度が高い作品だと思います。
これで無料、課金もなしですから、まずは試してみるのをオススメします。

・心鎧リコレクト(iPhone 版、iTunes 起動)

・心鎧リコレクト(Android 版、Google Play へ移動)

サッカークラブ物語2

iPhone アプリの公開ラッシュが続くカイロソフト。
今回は旧作の続編。 選手を集め、施設を整え、上位リーグへの参加を目指す、プロサッカーチームを経営するシミュレーションゲームが公開されています。
「サッカークラブ物語2」です。

初代の サッカークラブ物語 と比べて、大きく変わっている訳ではありません。
ただ、今作は本体無料の課金型アプリになっています。
よって「サッカークラブ物語 課金ゲーム版」と言っても良いでしょう。
とは言え、ムリに課金しなくても遊べる内容なので、その点はご安心を。

このアプリはガラケーでは 2012 年末、Android では 2013 年の春に登場していました。
よって iOS 版は、かなり遅れての公開となっています。

ゲームシステムは テニスクラブ物語 と共通している部分が多く、名前も似ています。
このまま「○○クラブ物語」がシリーズ化していくのでしょうか?

サッカークラブ物語2

カイロソフトのゲームは「施設配置型」と「コマンド入力型」に分れますが、これはコマンド型の方です。

ゲームは練習場のシーンと試合シーンに分れていますが、どちらも出来ることは多くなく、システムはシンプルですね。
練習はほぼ監督任せで、プレイヤーは眺めるのみ。

練習場の周囲に様々な施設を建設できますが、これも建設場所は決まっていて、作るものを選ぶだけ。
利用も自動で行われます。

特定の選手に特訓を行ったり、地域活動をすることも出来ますが、特訓には電球マークのポイントが、地域活動にはハートのポイントが必要で、これらは主に試合で入手します。
資金や経験値も試合をしないとなかなか増えないので、とにかく試合を繰り返すことが必要で、練習場のシーンは「その合間」といった感じですね。

サッカークラブ物語2
※やや解りにくいのですが、施設は練習場の周囲の空き地を「直接タップして」建設します。
レベルを上げないと効果が低いので、建設後は強化も忘れずに。
右は特訓シーン。 代表クラス3人とか、なでしこ3人など、特定の組合わせで効果がアップします。
ストライカーは代表クラス1人と、平凡 / ボディビル / お子様 と組み合わせれば発生します。


試合シーンも、基本は眺めるのみ。
ただ、パスやドリブルで相手ディフェンダーをかわしたり、サイドからセンタリングを上げたり、サッカーらしい展開が見られます。

前作はサッカーなのに、ファールもカードもフリーキックも PK もなく、色々と物足りない点があったのですが、それも改善されています。
ちゃんとレッドカードで退場するし、フリーキックやコーナーキックからの得点シーンも見られます。
よりサッカーらしくなっていて、見ていて面白いものになってますね。

ただ気になったのは、試合中に出せる指示。
前作は「通常・ロングパス重視・ドリブル重視」だったのですが、今作は「通常・ロングパス重視・ショートパス重視」に変わっています。
しかしパスはカットされてボールを奪われる原因になることも多く、通常以外の使いどころが解りにくいです。

タイムしてフォーメーションを変えれば「攻め重視」「守り重視」も選べますが、ワンタッチで切り替えられないので面倒。
テニスクラブ物語 は指示の変更で明確にアクションが変わったのですが、それと比べると見た目の変化が乏しく、おかげでますます「眺めるだけ」になっている印象もあります。

サッカークラブ物語2
※フォーメーションは結構重要。 あまりサッカーの常識に囚われず、「このゲームの試合で有利になる配置はどれか」を考えて選びましょう。
右は雪の試合のシーン。 天候の変化も追加されました。
画面下に「オーラ」の表示が出ていますが、その部分をタップしないと発動しません。
その選手がボールの近くにいる時でないとダメなので、発動させたい時はその部分を連打しておきましょう。


試合の勝利を重ねて評価を高めれば、新しいカップ戦やトーナメント、リーグ戦がどんどん登場。
いずれは二部リーグ、さらに一部リーグへの昇格も狙えます。
ライバルチームも前より増えており、交渉できるスポンサーや選手も増加しました。

育成ゲームとしての特徴は、サッカーチームなので選手の数が多く、当面はスタメンの「入れ替え」がメインになること。
平凡な選手を鍛えてもたかがしれています。 初期選手にポイントや労力を費やしても、正直言って無駄。
新たに登場した有力選手と契約し、どんどんスタメンを変えていく展開になります。
育成を始めるのは、スタメンを総替えしてからですね。

まあ選手を一通りそろえても、強化のメインは経験値を貯めてのレベルアップ。
経験値を上げるのは試合を繰り返すのが早道で、特訓のポイントも試合で手に入れるのが中心、もっと上位の選手も登場したりするので、その後もやることはあまり変わらないのですが。

一応今作は、レベルが 20 になった選手はアイテムで「カテゴリチェンジ」を行えます。
選手には「平凡」「代表クラス」「ストライカー」といったタイプ(カテゴリ)があって、能力の上限に影響するのですが、アイテムさえあれば平凡の選手をワールドクラスに変えたり出来るので、どの選手でも鍛え上げられるようになっています。

また今作の選手選びのポイントになるのが「環境」の適性。
土のコートが得意、雨や雪が苦手などの得手不得手があり、アイテムを使って特定の「スキル」を習得させないと改善できません。

中盤からは芝のコートが多くなりますが、選手によっては「土のコート以外全部ダメ」みたいな人もいて、しかしこれは契約前には確認できない。
今回は「成長力」も選手ごとに設定されていて、これらも加味して主力は選ぶ必要があります。

サッカークラブ物語2
※選手やスポンサーとの交渉には大金やポイントが必要。 序盤はセーブして行った方が良いかも。
右は対戦相手の選択画面ですが、この辺りの演出はかなり強化されています。
なお、3つ目のリーグがシークレットになっています。 解禁するには「モモターロ岡山」に4点差以上で勝利してメガネ屋のスポンサーを獲得し、その後に「サッツマン鹿児島」に勝つと出て来るトーナメントに勝利する必要があるので注意。
まあ、気にせず4つ目のリーグを先に進めていきましょう。


サッカークラブ物語2
※選手の「得意な環境」は必ず確認しておくこと。 これだけは練習では変えられません。
新しい選手と契約する場合は、必ず事前にセーブし、雇用後に得意な環境をチェック、それがダメすぎるならリセットしましょう。
右はアイテムや選手が当たるキックターゲット。 パネルの間にボールを当てれば2枚抜き可能。
メダルを使ってやる時は、パネルに新規選手が出て来るまでやり直しましょう。


サッカークラブ物語2
※スキルはアイテムを使って習得しますが、まず上部の矢印ボタンで使う選手を選び、それから使用するアイテムを選択します。
一般的なゲームの「アイテム使用 → 使用者を選択」ではないので、慣れるまですごくミスしやすい!
重要なアイテムを使う時には必ず事前にセーブを。
右はレベル 20 に到達し、カテゴリ変更アイテムを使ったシーン。 これで環境適正が良いのに平凡な選手を、主力選手に強化できます。


前作と比べると、細かい演出なども色々と強化されていて、表示やサウンドも改善されています。
よって課金ゲーを嫌う人でも、前作より今作の方が勧められます。

課金は 広告OFF+横画面 が 480 円。
他に課金通貨である「メダル」の購入があり、選手のスキル枠の拡張、一部アイテムの購入、ラッキーターゲットと呼ばれるクジ引きに使えます。
ラッキーターゲットはセーブしてやり直すことが可能なので、ガチャという感じではありませんし、必須なものでもありません。
また、メダルはゲーム進行やプレイ時間ボーナスでも頻繁に貰えます。

ある程度ゲームが進むと、メダルで「高速モード」の購入も可能。
必要量は多めですが、早期に高速モードを利用できるのは私的にはありがたいですね。

正直ゲームとしては「オートの試合を繰り返すだけ」という感じもありますが、逆に言うと育成も試合も半オートで進行できるので、手軽に進められます。
既存のカイロソフトのゲームや開発 SLG を「めんどくさい」と思ってしまう人には、むしろ良いかも?

最強チームを目指してじっくり楽しめるゲームでもありますが、今作はカイロアプリの中では、ややライトユーザー向けと言えるでしょうか。

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