iPhone / iPod touch において「タワーディフェンス」というジャンルが注目を浴びていた2009 年の中頃・・・
Rolando」 の公開で iPhone アプリの有力メーカーとなっていた ngmoco が満を持して登場させたタワーディフェンス(TD)、それがこの「Star Defense」です。

販売開始前から各所でムービーを公開していて、その「グリグリ動く 3D グラフィック」で大きな期待を持たれていたゲームです。

stardefense

しかし、結論から言うと・・・ このゲームは「ごく普通のタワーディフェンス」でした。
多くの人が期待した「新時代のタワーディフェンス」にはなり得なかったという印象です。

各ステージは画像のように「球体の星の上に道がある」形です。
この 3D の星をドラッグで自由に動かせ、道の周囲にタワーを設置して、次々やってくる異星人を迎撃していきます。
敵の攻撃を一定数耐えればクリア、倒しきれず規定数突破されてしまうとゲームオーバーです。

タワーディフェンスとしては非常にオーソドックスです。
敵を倒して資金を入手、その資金でタワーを設置、道に沿ってやって来る敵を迎撃します。 ルールに特徴的なものはほとんどありません。
タワーには通常攻撃・継続ダメージ・スロー・範囲攻撃などの効果があるものが用意されており、敵の中には特定の攻撃に耐性を持つ者がいます。
でも、これらは既存のタワーディフェンスでも一般的なシステム。
このゲーム独特と言えるものは存在しません。

ぶっちゃけ、「3Dの球体である」こと以外は、すべて「ごく普通」です。
そのため前評判が高すぎた故に、ユーザーからの評価は芳しくありませんでした
日本でスクエニやナムコのゲームが、「期待が高いために過剰に叩かれる」のと似ています・・・
当初は価格が高かったのも批判された要因だったと思います。

ただ、思ったほどの人気が出ないと解ると、すぐに「値下げ」で対処したところは、日本の大手メーカーと違いフットワークが軽いなぁ、と思いましたが。
(高い時に買った人の中には、値下げを怒る人もいたりしますけどね・・・ 気持ちは解りますが)


で、結論として、このゲームはオススメなのかと言うと・・・
現在はオススメできます。 なぜなら価格が 115 円まで下がったから。
ゲームのクオリティーとしては、当初の 700 円とかだと明らかに高いと思いますが、今の 115 円なら価格以上の価値があります!

タワーディフェンスとしてはオーソドックスですが、しっかりと作られているのでこれはこれで楽しめますし、「タワーディフェンスの入門用」としても非常にいいと思います。
3Dグラフィックに関しては、「タワーディフェンスが3Dである必要があるのか?」というのも確かに頷けるのですが・・・ でも、ゲームには見た目って重要だと思うんですよ、やっぱり。

Star Defense(iTunes が起動します)


最後に、ちょっと余談ですが・・・
海外のゲームサイト IGN でこのゲームが「2009 Best Strategy Game」に選ばれていたのは、作為的なものを感じざるを得ない・・・