iPhone / iPod touch で登場した数々のタワーディフェンスの良いとこ取りをしようとした野心作。
それがこの「Towers in Space!」です。 通称「TI Space」。
名前の通り、宇宙を舞台にしたタワーディフェンスですね。
ステージにバリエーションがあり、敵が道に沿ってやってくる一般的なタワーディフェンスのステージもあれば、フィールド上の好きなところにタワーを作る事が出来て、敵はそのタワーの間を抜けながらゴールを目指す「オープンフィールド型(フィールドランナーズ型)」のステージもあります。
また、Creeps のようにフィールド上の障害物を壊せたり、クリア後にジェム(宝石)を使ってパワーアップを選択できるなど、他のゲームの長所を色々と取り入れようとしているのが伺えます。
タワーを売るとそこに「残骸」が残ることで、ジャグリング(タワーディフェンスにある敵を行ったり来たりさせる攻略法)を防止する処置も取られています。
さらにクリアの成績によってステージが分岐、ストーリーもそれによって変化し、キャラクター同士の会話はフルボイスで語られるなど、多くの要素を詰め込んだ意欲作となっています。
・・・が、正直言って、その「意欲」に「技術力」が追いついていない印象です・・・
ゲームが全般的に重く、敵やタワーの数が多くなると処理落ちが酷くなり、他のタワーディフェンスでは全然問題ない程度の敵やタワーの数でもゲームスピードが低下し始めます。
特にゲーム後半のオープンフィールド型のステージでその傾向が顕著で、タワーや敵の移動処理に加え、ゴールへのルートチェックに負荷がかかり過ぎている感じです。
それでなくてもゆっくり気味のゲームスピードが半分以下、1/3 以下になったりして、倍速モードがあるのが普通の最近のタワーディフェンスとは完全に逆行しています・・・
また、アプリのファイルサイズが妙に大きいのも難点。
150 MB あります。 これはかなりの大作ゲーム(ブラザーインアームズとか)と同じぐらい。
でも実際のゲームのボリュームは 20 MB ぐらいだと思います。
残りはおそらく、ストーリーのフルボイスの分だと思うのですが・・・ ボイスは当然英語なので、日本人には利点なし。
ストーリーやグラフィックも海外のギャグマンガ(?)のような雰囲気で、あまり日本ウケする感じの絵ではなく、ややナンセンスな雰囲気にも付いていけません。
ゲーム中の敵キャラクターのグラフィックなども、(絵的にもギャグセンス的にも)日本の感覚とは違うもので、全体的に「B級」の雰囲気が漂います。
とにかく、処理落ちだけは何とかして欲しいところです。
他のゲームの長所を取り入れているだけあって良い部分も多く、ボスが敵を生み出しながら進んでくるとか、出口に向かって岩を投げてくるなど、面白い要素もあります。
処理落ちが無くなり、ゲーム全体のスピードが上がって、テンポ良く進むようになれば化けるかもしれません。
そのため今後のアップデートで面白くなる可能性もありますが・・・
現時点では、ちょっとオススメはし辛いですね。
・Towers in Space!(iTunes が起動します)

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