味方の兵士の移動ルートを指でなぞって指示し、敵兵士に見つからないように目的地へと運んでいく・・・
そんな「ラインドロー系」(画面をなぞって線を引き、移動指示をする)ゲームがこの「33rd DIVISION」です。
言わば「ラインドローの簡易メタルギア」と言えるでしょうか。

タッチパネルが生かされたゲームと言えますね。

33rd

味方兵士の移動ルートを、画面をなぞって指示します。
なぞった通りに線が引かれ、兵士はその線の通りに進んで行き、ゴールに辿り着けばポイントとなりますが、巡回している敵兵士の「視界」に入ると撃たれてしまい、ライフか制限時間が減ります。
危険な時はタップで兵士を「止める」ことも可能です。

「ライフ制」のモード(撃たれたらライフが1減る)と、時間制のモード(時間が徐々に減っていき、撃たれるとさらに多く減る。ゴールすると増える)がありますが、どちらのモードも「ステージクリア」の概念はなく、ゲームオーバーまでのスコアを競う内容となっています。
ゲームのルールとしてはシンプルですね。


ゲームとしては、アイデアはなかなかよく、動きも滑らかで画面も綺麗、ソフトウェアの完成度は高いです
でも、なんというか、やっていてあまり楽しく感じません・・・
淡々としている」という表現がピッタリですね・・・

例えば、同じラインドロー系のゲームである Flight Control だと、ゲームが難しくて、次々と出てくる飛行機にひっきりなしに指示を与えないといけないので、かなり忙しいです。
しかしそのぶん、短時間でプレイ出来るし、いい意味で「大変」なので白熱したプレイが楽しめます。

しかし 33rd DIVISION は、兵士を一人ずつゴールまで導いていく感じで「忙しい」という感じはありません。
ゲームは長く続きますが、白熱した感じや忙しさがないので、「ダラダラ続いている」という印象になります。
ホントに「淡々と」していて、「盛り上がり」に欠けます。


これはゲームバランスやシステムに問題があるのだと思います。
ステージが進むと様々な敵や乗り物が出てきたり、ロケット砲が飛んできたりなど、面白い「しかけ」もあるのです。
でも、そう言うのが出てくるステージになかなかならない
先のステージに進むには「トータルポイント」を蓄積し、ステージをアンロックしていかなければならないのですが、そのポイントが多すぎる
しかけや変化のないステージを、何度も地道に繰り返さないといけません。

さらにロケット弾攻撃や追加の敵兵士・乗り物が出てくるステージでも、それが出るまでの時間が長すぎる。
もっと早い段階で、「うぉぉ!こんな攻撃がっ!やばいっ!」とか思えるような盛り上がるバランスにすべきだったと思います。
なかなかステージに変化が現れないので、「戦場を越えている」という感じも希薄。
ステージもいくつか用意されているのなら、延々と続くのではなく、「ステージクリア」の要素が欲しかったですね。


ゲームデザインはいいと思うんだけど、やってて楽しいと思えるバランスとシステムになっていないという感じかなぁ。
ただ、色々と酷な事を書きましたが、相応にきちんと出来ているアプリであり、まったく楽しめない訳ではありません。
むしろラインドロー系のゲームとしては良く出来ています。

価格も安くて無料版も用意されている
ので、ヒマな時に試してみる、という分には悪くないアプリだと思います。

33rd DIVISION(iTunes が起動します)
33rd DIVISION LITE(iTunes が起動します)