※現在は続編でオンライン対戦対応の ストリートファイターIV Volt が登場しているため、そちらの方がオススメです。

噂になっていたカプコンのキラーソフト「ストリートファイターIV」が遂に登場しました!
iPhone / iPod touch でスト4ですよスト4!

「タッチパネルで格闘ゲームって操作大丈夫か?」「iPhone でまともにスト4が動くのか?」という疑問と心配が各所で述べられていましたが・・・
蓋を開けてみれば、素晴らしい完成度です

先日のスクエニの Final Fantasy といい、カプコンのスト4といい、ようやく iPhone / iPod touch でも「国内メーカーが本気になった」という気がしますね。

streetfighter4

すでに周知の人が多いと思いますが・・・
「ストリートファイター」は「対戦格闘ゲーム」というジャンルの代表的存在で、特に「ストリートファイター2」は日本中で一大対戦格闘ゲームブームを起こした超有名なタイトルです。

ストリートファイター4はそのシリーズ4作目で、コンセプトとしては「原点回帰」として作られています。
「スト3」の時にマニアックになりすぎて、それほど人気が出なかったのを反省し、「スト4」はグラフィックを強化してキャラクターを 3D グラフィックで表現しつつも、ゲーム性やシステムを「スト2」時代をベースにしたものに戻しています

私は「スト3」や「スト4」はほとんどプレイしていないのですが、今回「スト4」をやってみたところ、まさに「スト2」や「ストZERO」と同じように戦う事が出来ました。
ホント良い意味で、「グラフィックを最新にして、追加要素を加えたスト2」と言う感じですね。


iPhone / iPod touch 版は、パンチボタンとキックボタンがそれぞれ1つしかありません
他に「防御からの攻撃(受け身攻撃)」となる「セービングアタックボタン」と、必殺技を出す「SPボタン」が付いています。

パンチとキックのボタンが1つだけですが、レバー操作との組み合わせて複数の技が出せ、そのキャラクターのポイントとなる技はほぼ全て押さえられているので、ボタン1つでも割とオリジナル通りに戦えますね。

「セービングアタック」はスト4からの技なので私はまだ使いこなせていませんが、「当て身」技として使う感じです。
「SPボタン」は簡単に必殺技が出せるボタンで、ゲージを消費して使用する「EX必殺技」などを出す際にも使います。
これらの技はアーケード版では「ボタン2つ同時押し」で使うものだったので、iPhone / iPod touch 版では操作がしやすいよう、別にボタンが用意されたようです。

心配されていた「レバー操作」も快適で、さすがに「アーケード版や家庭用ゲーム機と同じように」とはいきませんが、タッチパネルでも不自由なく操作する事が可能です。
少なくとも、戦っていて「操作性」が気になる事はほとんどありません。
この点はだいぶ調整したんだろうなぁ、というのが伺えます。

必殺技の操作についても、たとえば波動拳(下・右下・右・P)や昇竜拳(右・下・右下・P)はサクサク出せます。
さらに、必殺技が出しやすい「カンタン必殺技」モードが付いていて、例えば波動拳なら「SPボタン」を押すだけで出せ、昇竜拳も「右+SPボタン」で出せるようになっています。
これはタッチパネルでの操作に加え、iPhone ユーザーには普段あまりゲームをしない人も多い事を配慮したのだと思われます
一部の必殺技は通常操作だとやや出しにくく感じましたが、まあ必殺技の操作にやや慣れが必要なのは、オリジナルも同様ですしね。


心配されていた動き・動作速度も全く問題なく、サクサク動きます。
「iPhone 3G」(3GSではない)でプレイしましたが、全く重くなりませんし、非常に快適に動き、アプリもとても安定しています
これだけのアプリをよくこんなに 3G で快適に動かせるなと感心します。
背景は動きませんが、キャラクターは 3D で美しく表現されており、かなり「見栄え」のするゲームでもあります。

やや残念なのはやり込み要素に乏しい事で、1人用の通常対戦(総当たり戦)と、相手を選んで戦う自由対戦しかないこと。
難易度は4種類ありますが、キャラクターごとのストーリーのようなものはなく、エンディングもムービー(これは全キャラ一緒)の後に1枚絵が出るだけですね。
一応、クリアタイムはキャラクター/難易度ごとに記録されていきます。

ただ「やり込み要素」と言えるかどうか解りませんが、iPhone / iPod touch 版オリジナルのモードとして「道場」があり、ここではゲームのプレイ方法や攻略方法、対人向けの技の出し方までを、ステージクリア形式で教えてくれます。

streetfighter42

ステージ数(鍛錬の数)は相応に多いので、練習モードではあるけど、相応のボリュームはあります。
この「道場」も、本来は携帯電話や音楽プレイヤーでありゲーム用の機器ではない iPhone / iPod touch のユーザーのために、用意されたものなのかなと思います。


まあ、対戦格闘の醍醐味は「人との対戦」です。
その「対人戦」は Bluetooth 接続による対戦しかないので、近くに iPhone / iPod touch を持ってる人がいないと行えない訳で、そこはやや残念だと言えます。
でも「快適なオンライン対戦」なんてそう簡単に導入できるものじゃないから、これは仕方がないかな。

もうちょっと1人用のやり込み要素(トロフィー集めやクリアタイムのオンラインランキングなど)を増やしてくれれば・・・ と思いましたが、これだけスト4が快適に動けば十分でしょう。
対戦の内容を「リプレイデータ」として保存する事も出来ます。

キャラクター数は8人で、家庭用やオリジナル版に比べると少なめですが、私的には「足りない」と言う程の数ではないと思います。
(エンディングムービーには未登場のキャラクターが出てくるので、今後もしかして・・・)

やはり「ストリートファイター」はカプコンの看板タイトルだけに、気合いを入れて開発されているのが伺えます。
価格は 900 円と iPhone / iPod touch アプリとしては高めですが、十分に価格以上の価値があるクオリティーです。

なんと言うか、「携帯電話のアプリが遂にここまで来てしまった」という感じのゲームですね。

ストリートファイターIV(iTunes が起動します)