上からボールやブロックを落として、的に当てればステージクリアとなる物理シミュレーションのパズルゲーム。
それがこの「Rafter」です。

次々と指定の大きさのボールやブロックを作り出せる「クレヨンフィジックス」のようなゲーム性を持ちますが、作り出したボールやブロックはバウンドしながら落ちてくため、その跳ね返りや動きを計算に入れる必要があります。

古いスケッチブックのような手書き風のグラフィックと、ホノボノした BGM も特徴と言えますね。

rafter

画面の上部に「帯」があり、ここを指でなぞると、なぞった大きさのボールやブロックが出現し、重力に従って落ちて行きます
ボールを出すかブロックを出すかは画面右上のボタンで選択します。
(序盤はブロックしか出せません)

ブロックは言わば「木のブロック」で、ボールほどバウンドしませんが軽く、扇風機の風で飛ばされます。
ボールは言わば「ゴムボール」で、非常によく弾む上に質量が重く、風の影響も受けません。 もちろん丸いので転がります。

ステージ内には「赤いイガイガの球体」があり、これにブロックをぶつけるとステージクリア。
時間が経過したりブロックを出すごとに「スコア」が減っていき、0 になるとゲームオーバーですが、リトライは好きな時に何度でも行えます。


このゲームは「物理シミュレーション」を利用したパズルゲームですが、その物理シミュレーションがちょっと変わっており、重力や摩擦の影響が少ない感じで、ブロックやボールの反発係数も大きく、やたら跳ね返ります
だからちょっとあり得ないようなバウンドの仕方をしてブロックが吹っ飛んでいったり、ボールが飛び交ったりします。

よって、偶然のバウンドでクリア出来たり、適当にやってたら思わぬ跳ね返り方をして、想定していないような方法でクリア出来たりします。
その辺はパズルゲームとしてどうかと思う部分と言えますが・・・
でも、この「意外性」もこのゲームの楽しさかもしれませんね。


ステージは全部で 51。 相応にボリュームもあります。
ただ、1分もかからないうちにクリア出来るステージも多いので、集中してやるとあっという間に終わるかもしれません

しかし中には難しいステージもあって、詰まってしまう人もいるはず・・・
偶然でクリア出来るステージと、パズル性の高いステージが織り交ぜられている感じですね。

価格も 115 円とお手頃です。 物理シミュレーション系パズルが好きな方なら、楽しめる作品ですよ。

Rafter(iTunes が起動します)