皿を割る。 ただ皿を割る。 それだけ。
でも投げた皿が非常にリアルな物理シミュレーションとサウンドで「パリン!パリン!」と割れていき、それが何だか気持ちいい。
そんな割りたいだけ皿を割れるアプリが、この「お皿割り」です。

このアプリを監修したのは「お皿を投げて割り、ストレスを発散する」というアトラクション(?)を実際にやっている何だかよく解らないグループ(?)、「八つ当たりどころ」です。

その八つ当たりどころと、クレヨンフィジックスに物理エンジンを提供したり、Aqua ForestAqua Forest 2 などの開発に関わったりした物理シミュレーションの開発元「フィジオス社」が協力して作ったのがこのアプリです。
もうマジメなんだかおバカなんだかよく解らない感じですね。

osarawari

画面をフリックするとその方向に皿が投げつけられます!
パリーーン!!

以上。

それ意外に説明のしようがないのですが、リアルな物理シミュレーションによる破壊と破片の動き、そして実際に皿を割りまくって収録されたリアルなサウンドによって、お皿が割れる感じがうまく表現されています。
破壊音と破壊感を味わうためにも、イヤホンは必須。
お皿の破片は iPhone / iPod touch の傾きセンサーによって、重力のある方向に落ちて行きます。

連続で投げて破片が飛び散りまくっても動作はスムーズで、操作性は無駄に良好です。

破片が舞う「無重力モード」、一定時間内に的にお皿を何枚ヒットさせられるかを数を競う「四面楚歌モード」もあります。
ただ、「四面楚歌モード」はゲームモードと言えますが、的を狙って投げるより、ひたすらポイポイ投げまくっていた方が高得点になってしまうので、現時点ではゲーム性は乏しいです。
ネットワークランキングにも対応予定のようですが、今の内容ではちょっと・・・

爽快感をウリにしているので、あえてこういう仕様なのかもしれませんが、ゲームモードなのだから的に当たらなかった場合は点数が減るなど、「テキトーに投げまくれば OK で、あとは運任せ」というのを防止する改善が必要だと思います。


まあ、このアプリはゲームではなく、「投げて割る」ということを楽しむ方がメインです。
ただそれだけなので、決して強く人にオススメできるアプリではありませんが・・・
それでも、この破壊感と破壊音はリアルで、思わずボーッとしながらパリンパリンと割り続けてしまう「軽い中毒性」のようなものがあります。
うーん、私も地味にストレス貯まってるんでしょうか・・・?

私的にはお気に入りのアプリです。
こういうものを評価できるかどうかは人によると思いますので、115 円という価格をどう捉えるかは人それぞれでしょう。
この手のアプリにお金を出しても良いと思うのなら、そんなに高い訳ではありませんし、クオリティーは良いので、試すのは悪くないと思います。

それに、個人的には・・・ こういうジョークアプリ(?)があることが、iPhone / iPod touch の良い点だと思います。
だってこんな無駄に高い技術が使われた実用性皆無のアプリ、他の携帯とかには絶対ないですからね。 ^^;

お皿割り(iTunes が起動します)