サメになって他の魚や人を襲って食べ尽くす、残酷なゲームが「Hungry Shark」です。
私はホラー以外の残酷表現のあるゲームは好きではないのですが、ずっと iTunes ランキングの上位にあるアプリですね。

ゲームとしては、アクション性のあるショートアドベンチャーといえるでしょうか・・・?
海の中を自由に探索し、様々な生き物を食べてライフを回復しつつ、海底に沈んでいるレアアイテムを集めていく内容です。

昔、「エコー・ザ・ドルフィン」という世界的に評価されたイルカが主人公のゲームがあったのですが、それにやや似ている雰囲気です。
・・・残酷な部分以外は。

hungryshark

iPhone / iPod touch 本体の傾きでシャークを操作し、近くにいる魚やら人間やらを襲ってバクバク食べながら、広い海洋を探索していきます。
泳いでいるだけでヘルス(体力)が減っていくため、どんどん食べて回復しながら進んで行かなければなりません。

浮かんでいる機雷に触れたり、膨らんだハリセンボンに刺さったり、深海魚に噛み付かれたりすると大きなダメージを受けてしまいます。
また、サメは食べるほど体が大きくなっていくので、次第に回避が難しくなっていきます。
画面をタップするとダッシュすることが出来るので、深海魚やハリセンボンはそれをうまく使えばダメージを受けずに噛み付けます。

海はかなり広く、南国風のビーチから海底洞窟、氷山の下まで変化に富んでいて、生き物も小さな魚から回遊魚、ペンギンまで様々です。

基本的にはスコアを稼ぐのが目的ですが、海のどこかに 10 個のレアアイテムが沈んでいて、それをすべて集めるのが最大の目標になりますね。

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海は広いのですが、それでもしばらくやっていると、割と早く全体像が見えて来ます。
もうちょっと広ければ・・・ と思うのも本音です。

残虐表現がある点も万人にオススメ出来ない部分ですが、これは「サメ」を主役にしている以上、仕方がないかな・・・
イルカとかが主人公ならもっとフレンドリーなゲームになっただろうけど、それだとまんま「エコー・ザ・ドルフィン」だからなぁ。

まあ、こういう「人を襲う」みたいな部分が好きな人も多いでしょうから、この辺は好みの問題でしょう。
とりあえず、子供にはお勧めしませんし見せないように。


「ショートゲーム」として見るとなかなかの秀作だと思います。
もっと探索したい、もっと泳ぎたい、と思う気持ちもありますが、携帯のゲームであることを考えると、「このぐらいが手軽に遊べていいのかな」とも思います。
でも、もっと奥深さと広さがあれば、I Dig It! に負けない「探索ゲーム」になった気もするので、その点では惜しい気もする・・・

定価は 230 円と安く、セールで 115 円になっている事もあるようです。
価格を考えるとお買い得なアプリですね。
ただし何度も言いますが、残酷な表現が嫌いな人にはオススメしないので悪しからず。

Hungry Shark (新バージョンの ハングリーシャーク エボリューション が公開されたため販売終了)