指でなぞって橋を描き、車や汽車を渡らせる、物理シミュレーションのパズルゲーム。
それがこの「Paper Bridge」なのですが・・・
このゲームは、他の物理シミュレーションとはちょっと違います

多くの物理シミュレーションは、「物が落ちる」「物が転がる」という点をシミュレートしています。
しかしこのゲームは、言わば「強度シミュレーション」なのです。

描いた橋がちゃんと構造的に強度を保てるか、その上を車が走っても無事に耐えられるか、そこがシミュレートされているのです。

PaperBridge

上の画像は失敗して「バキッ」ってなってる例ですね。^^;

道路を描く黒いペンと、支柱を描く緑のペンで、橋を描きます。
それぞれのペンには「インク」があって、インク以上は書き込むことが出来ません。
橋を書いた後、右上にある発進ボタンを押すと車や列車が走っていき、橋を渡って無事に対岸の家まで辿り着けばクリア。
橋が重さに耐えきれず「バキッ」ってなったらミスですが、ミスしてもすぐにやり直しや書き直しは可能です。


このゲーム、1つ解りにくい点があって・・・
画面をピンチ操作でズームイン/ズームアウトできるのですが、これに気付きにくい!


チュートリアルの後の最初のステージで、そのステージは一見すべて画面に表示されているように見えるのですが、実はピンチ操作でズームアウトしないと全景を確認できません。
また、画面のスクロールは二本指のドラッグで行います。

そしてズームやスクロールをしないとクリア不可能なのですが、ズームしないままでもプレイは可能で、しかもそのままではクリア出来そうで出来ない
チュートリアルはズームが不要なので、尚更それに気付きにくい

この部分が解らなくて、最初のステージがクリア出来なくてかなり悩んでしまいました・・・
iTunes にも「最初のステージがクリア出来ない!」と書かれたものがありますが、私と同じだったようですね。
価格は安いのにレビューが少ないのも、これが原因じゃないかと思います・・・

ピンチ操作でズームイン/ズームアウトができます」「最初はステージが全部が見えていません
プレイする際は、この2点をどうかお忘れなく!

Paper Bridge


で、ゲームとして面白いかどうかですが・・・
最初に述べたように「強度シミュレーション」であるため、他の物理シミュレーションゲームとはちょっと違った考え方が必要で、変わった面白さがありますね
シンプルながら難易度は割と高めで、構造的な耐性や強度をイメージする必要があり、そこが「新しい楽しさ」になっています。 頭も相応に使いますね。

実は私は昔、ちょっと設計をかじっていたことがあって、強度計算なんかもした事があるので、少し懐かしさもありました。

ホノボノした見た目や BGM も良い感じで、操作性も悪くありません。
最初のステージの解りにくささえなければ、もっと評価されているはずの良ゲームだと思います。
価格も 115 円と安いので、パズルが嫌いでなければかなりオススメのアプリですよ!

Paper Bridge(iTunes が起動します)