iPhone / iPod touch アプリに「スターウォーズ」を題材にしたものは多くありますが、ついにタワーディフェンスまで登場しました!
それが「Star Wars: Battle for Hoth」です。

販売元はアメリカで映画を元にしたゲームを数多く開発しているメーカー「THQ」。
日本でも割とおなじみのメーカーです。
ちゃんとルーカスフィルムが公認したアプリで、映画のムービーシーンなども流れます。

Star Wars: Battle for Hoth

舞台は映画2作目「帝国の逆襲」に登場する氷の惑星ホス(Hoth)。
スターウォーズファンにはおなじみの兵士やバイク、独特な形の戦闘機や二足歩行兵器、巨大な四足歩行兵器などが登場します。

ゲームの特徴としては、敵もかなり激しく攻撃してきて、こちらの兵士や兵器も頻繁にやられてしまう事でしょう。
最初は「え~~、スターウォーズにタワーディフェンス? 合わないだろー」と思ったのですが、敵もビシュビシュとビームを撃ってきて激しくレーザーガンが飛び交うので、なかなかスターウォーズらしくありますね。

こちらも攻撃を受けるため、何も考えずに最前線に高価な兵器を配置しても破壊されて無駄になるだけです。
前面に安い兵士を置いて盾にして、その後方に長距離兵器や強力な兵器を置き迎撃するのが基本となります。
「塹壕」を掘ってそこに兵士を置く事で、防御力を高めつつ、敵の移動を制限する事も可能です。

タワーディフェンスのタイプとしては、敵の通り道が決まっておらず、障害物をかわしながらゴールに向かっていく「オープンフィールド型」になります。
そのため障害物を置き換えて敵を行ったり来たりさせる「ジャグリング」が可能ですが、このゲームは兵士が敵に倒される上に、塹壕は一度掘ったら撤去できず、ポーズ中の兵器の設置も出来ないので、ジャグリングはそんなに簡単ではありません。

兵器を設置する資金は自動で手に入るのではなく、敵を倒した時に出るスパナのようなマークを自分でタップして回収します。
そのためスパナを出す敵を逃したりすると辛くなりますね。


後半ステージになると敵も手強くなり、高速で飛んでくる上に攻撃も強力な敵戦闘機や、塹壕も兵士も踏みつぶしながら圧倒的破壊力で直進する巨大な歩行兵器も登場します。
ただ、こちらも味方戦闘機や対地攻撃機を呼べる施設を設置できるので、敵だけじゃなくこちらも「飛行ユニット」を使えるのがポイントです。

ムービーが流れる場面もあり、見覚えのあるシーンが映しだされます。

Star Wars: Battle for Hoth


内容としては、無難に遊べる上にオリジナリティーもある、秀作タワーディフェンスと言えます。
タワーの種類も結構多く、固定砲台は電源を繋げないと稼働しないと言った要素もあります。

ただあえて難点(?)を言うと、無難にまとまりすぎている印象で、スターウォーズが持つ派手さのようなものはあまり感じないかな・・・ というところでしょうか。
あまり「スターウォーズだから」というような期待は持たずにプレイした方がいいと思います。

また、ユニットをアップグレードしたり、「対空優先」「ダメージのある敵を優先」などの命令を出せるのですが、ユニットがやられることが多いので、やられて新たに配置する度にアップグレードや命令もし直さないといけないのがやや面倒です。

ステージは全部で15、特別多いほどではありませんが、(ノーマルだと)後半は結構難しいので、相応に歯応えはありますね。


価格は 350 円で、内容相応の値段だと思います。
決して高すぎない価格なので、タワーディフェンスが好きな方にはオススメできます。
もちろん、スターウォーズが好きな方にもオススメですね。

Star Wars: Battle for Hoth(iTunes が起動します)