旧約聖書、創世記 第十一章。
人々は自らの傲慢により神に近づこうと天まで届く塔を作ろうとするが、怒った神により破壊され、人々は世界に散り散りになったという・・・
そんな旧約聖書の記述を元にしたショートゲーム。
それがこの「BABEL Rising」です。
なお、バベルの塔に関する神話は諸説あって、先のものはその1つに過ぎませんので、念のため。
次々と出てくる敵をプレイヤー自身の攻撃で倒していくゲームで、ジャンルとしては変則型の「キャッスルディフェンス」になると思います。
やってる事は城を守るんじゃなくて、城が作られるのを妨害してますけどね。
プレイヤーは新世界だか古代だかの「神」で、天に近づこうと巨大な塔を作っている人間たちに裁きを与えます。
画面下から石を担いだ人間が次々と出てくるので、タップやドラッグでそれをどんどん倒していきます。
タップで押した場所の人間にダメージを与え、縦にドラッグで雷を落とし、横にドラッグで突風を起こして吹き飛ばします。
二本指ドラッグでメテオや大津波などを起こす事も出来ます。
しかし大技ほど使用するのに「待機時間」が必要で、さらに長く溜めておくほど技は強力になります。
例えば津波は溜まってすぐ使っても一番下の段しか流せませんが、最大まで溜めてから使うと塔の3階まで届く大津波になります。
普通のタップ攻撃も、溜めて使った方が複数の人間を巻き込めます。
でもノンビリしていると人間たちはどんどん塔を作って登ってきてしまうので、悠長に待っているヒマはありません。
この辺りのバランスがゲームのポイントと言えますね。
大技を連続で使うと得点に倍率がかかるため、高得点が欲しいときは人間を多くおびき寄せて、大技の連発で一網打尽、という手も有効になります。
なんだか残酷なゲームのように思えますが、キャラクターはコミカルタッチで血が出たりするような残酷な表現はなく、音楽も古代風のユニークなものになっていて、残虐と言えるようなゲームではありません。
ゲームモードは通常の「Classic」の他に、一部の技が違い人間の出てくるペースやゲージが貯まるのが速い「Divine」、特定の攻撃に耐性を持つ悪魔(?)が出てくる「Fury」、そしてステージクリア型で育成要素もある「Campaign」の四種類があります。
ただ、Fury と Campaign は追加課金が必要になっていて、通常は利用できません・・・
キャンペーンはゲームのメインモードの一つと言えるので、これが追加課金なのは残念な点ですが、アプリの定価は 115 円と安く、Fury と Campaign もどちらも 115 円なので、全部買っても 350 円。
キャンペーンだけなら 230 円ですし、グラフィックやサウンドなどのクオリティーも高いので、私的には 230 円のアプリとして考えてもそんなに高くはないと思います。
iTunes には「ゲージが貯まるのが遅い」「爽快感がない」などの意見が目に付きますが、キャンペーンでパワーアップすれば攻撃をかなり連発できますし、高難度の Divine や Fury ならゲーム展開もスピーディーです。
ただ、Campaign や Fury は追加課金が必要だし、Divine も最近追加されたばかりのモードで、さらに最初は選択出来ないので、この辺りをやっていない人も多いのでしょうね・・・
最初から選べる Classic は普通に 10 分以上続けられたりするので、確かにショートゲームとしては長すぎるとは思います。
でも BABEL Rising、ユニークな題材であることも加味して、なかなか面白いゲームです。
私的にはオススメのアプリですよ。
しかし欧米はこういう、「自分がゴッド」なゲームが好きですねぇ。
・BABEL Rising(iTunes が起動します)
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