Gameloft が公開しているギター演奏を模した音楽ゲーム。
それがこの「ギターDEミュージック2」です。

名前から解るように1作目「ギターDEミュージック」の続編ですね。
海外名は「Guitar Rock Tour」で、そのためインストール後のアプリ表示も Guitar Rock2 になっています。

発売されたのは 2009 年の夏ですが、完成度は高く、最近登場した音楽ゲームと比べても遜色ない内容です。

guitarrocktour1

ゲームとしては、Tap Tap Revenge の亜種と言ったところです。
曲に合わせてギターのネックを模した4つのラインに玉が流れてくるので、それが画面下の枠に重なった瞬間にタップしていきます。
タップのタイミングは目で見て判断するのではなく、曲のリズムに合わせるのがポイントです。

ゲームシステムには、このゲームならではと言える特徴はありません
たまに押しっぱなしにしなければならない玉が落ちてきますが、これは Tap Tap Revenge の頃からあったものですね。

うまく演奏を続けているとファイアパワーというゲージが貯まっていき、その後に「エフェクトスイッチ」を入れる事で一定時間スコアを倍にすることが出来ますが、この辺りのシステムも Tap Tap RevengeGuitar Hero にも同様のものがあります。


ただ、このゲームには基本システム以外の面で、他の同種のアプリより優れている点が多くあります。

まずはなんと言っても曲が多い!
最初に入っている曲は全 18 曲、それで価格は 350 円
Guitar Hero太鼓の達人よりお得感があります。
追加曲は発売から1年経っているのに、まだ2パック(1パック3曲)しか公開されていませんが・・・
でも、初期の段階で 18 曲もあれば十分に遊べます。

また、「キャリアモード」というステージクリア型のツアーモードが用意されていて、2つの曲をクリアすることで次のステージに進めるようになっています。
単に1つずつ曲をプレイするだけよりも、このようなゲームモードがあった方が、やっていて楽しむ事が出来ますね。

ツアーモードでは「ドラム」のステージが出てくる事もあり、ここではちょっと変わった譜面でゲームを楽しむ事が出来ます。

guitarrocktour2

また、このゲームは通常の音楽とギターのサウンドが2つが同時に鳴っているようなスタイルになっていて、ミスをするとギター側のサウンドだけが中断するようになっています。
これにより、タップに成功しても失敗してもギターが鳴り続けているような事がなく、失敗すればちゃんとギター音が途切れます。
また、ギターソロが挿入される場面ではビートマニアのようにタップによって音が出るようになっているようです。

この辺りは常に曲が流れっぱなしの Tap Tap Revenge とは違う点で、音楽ゲームとしての完成度が高いと言えますね。


この系統(洋楽 Tap Tap 系音楽ゲーム)の代表作3つを一言で言うと・・・
オンライン機能やダウンロード機能が豊富なのが Tap Tap Revenge 3、ゲームシステムがよく出来ているのが Guitar Hero、初期曲が多くて一番遊びやすいのが ギターDEミュージック2、と言ったところでしょうか。
これらに DDR S太鼓の達人を加えたのが現在の iPhone / iPod touch の音楽ゲームの定番でしょう。

私的には Tap Tap 系の3つの中では、「ギターDEミュージック2」はオススメしやすいアプリです。
ゲームロフトですからメッセージや解説が日本語化されていて、初期曲が多いので追加購入やダウンロードの手間をかけずに十分遊べますから、誰でも迷わず楽しめます。
1曲しかプレイ出来ませんが、無料体験版も公開されているので、どんなものか知りたい方は、まずそちらで試してみるのもいいですね。

ギターDEミュージック2(iTunes が起動します)
ギターDEミュージック2 ~無料版~(iTunes が起動します)