最近はナムコのアプリが値下がりし、さらにセールされる事も多くなっています。
と言う訳で、今回はそんなナムコのアプリの1つ「Dig Dug REMIX」を取り上げたいと思います。
Dig Dug(ディグダグ)は日本のアーケードゲームの初期、ナムコ黎明期の頃の名作です。
地中を掘り進んでモンスターをポンプ(空気入れ)と岩石落としで倒すという内容で、どのように掘り進むかがポイントになる、ちょっとした戦略性のあるアクションゲームです。
ただ、先に言ってしまいますと、このアプリは全くオススメ出来ません。
操作性が非常に悪く、操作しにくいことで定評のある(?)ナムコのアプリの中でも、特に操作が劣悪なものの1つと言えます。
ゲームにはグラフィックが一新され新キャラやアイテム、巨大なボスなども登場する「リミックス」と、旧来のディグダグである「オリジナル」の2つがあります。
プレイヤーは方向キーかドラッグで主人公を操作し、地中を掘り進んでいきます。
敵はその掘られた穴を通って移動し、地中を通過してくる事もありますがこの時は速度が低下します。
よって掘り方によって敵の動きをある程度コントロールする事が可能で、これがゲームのポイントになります。
ボタンを押すと敵に「モリ」を撃ち、そのままボタンを連打すると相手を空気入れで膨らませパンクさせて倒すことが出来ます。
また地中には岩があり、その下を掘ると岩が落下して敵に当たれば押しつぶす事が出来ます。
多数の敵とまとめて押しつぶすと高得点ですが、すぐ逃げないと自分も押しつぶされるので注意が必要です。
リミックスモードには横に転がっていく丸い岩も存在します。
さて、ゲーム内容はともかくして、最初に述べたようにこのゲームは操作性が劣悪です。
操作には「方向キー」と「フリック」の2種類がありますが、方向キーを選ぶとキーの部分から少しでも指が外れるとすぐにキャラが動かなくなり、フリックを選ぶとそもそも誤操作が連発されます。
「方向キー」の場合、例えば上に移動する時、タッチパネル上では指が上に動きます。 その時点で方向キーの中心部から指はズレる訳です。
そこからさらに右に指を動かしたりすると、さらに指はズレていきます。
だからと言って一度指を離してキーを押し直すという方法では、タッチパネルだと方向キーに「感触」がないため、正確に各方向を押さえられているかどうかプレイヤーは確認出来ず、どのみちズレ初めてしまいます。
そのため最近の iPhone / iPod touch のゲームの多くは、この指の動きに合わせて移動方向を調整したり、方向キー自体の場所を移動させたりします。
方向キー自体も大きめにして、判定範囲も拡大し、より操作しやすいよう配慮されている事が多いです。
こうした調整がうまく行われているゲームは、方向キーでプレイしていてもほとんど違和感は感じません。
しかしこのゲームはそんな調整一切なし。 おまけに方向キーも小さく、これでは常に操作を気にしてプレイしなければなりません。
「フリック操作」の場合、このゲームは移動方向が4方向です。
よって指は「上下左右」に動かさなければならない訳ですが、右に動いて上に動くような場合、どうしても指は「ナナメ」に動きがちです。
通常、こうした場合には多くのゲームで判定の補正が行われ、指が右に動いた後にナナメ上方向に動いた場合は「上へ動かそうとしているんだ」というような入力の調整が行われます。
この調整があれば、フリック操作でも快適に動かせる訳ですが・・・
しかしこのゲームはそんな調整一切なし。 きっちり上下左右に指が動いていないとキャラクターは反応しません。
さらにオリジナルモードの場合、「フリック操作でも画面左下の辺りで操作しなければならない」という制約があって、これがフリック操作と完全に矛盾しています。
つまり、まったくもってタッチパネルでの操作に対する配慮がなされていないのです。
そして何より解らないのは、こんな劣悪な状態をずっと放置している事。
なぜならナムコにとって、ディグダグとかのオールドゲームはまさに「ドル箱」「売れ筋」であるはずなのです。
にも関わらず、iTunes のレビューでもこれだけ操作性について文句を言われているのに、まったく意に介していない状態です・・・
以下は推測も含みますが、おそらくこれらリミックス版のディグダグなどは、外注に製作が依頼されているのではないでしょうか。
そして開発側は当然パソコンでそれを作る訳ですが、実際の iPhone / iPod touch でのテストプレイは全くやっておらず、ナムコ側もほとんど iPhone でのチェックはしていないのだと思われます。
ちょっとやればすぐに解ることが解っていないのですから、パソコン上でのプレイしかしていないのでしょうね。
そして外注は開発が終わればもうアプリにはノータッチに。
ナムコの iPhone 担当側はそんな状況を知らないのか、それともどうすることも出来ないから対応する気がないのか、そのまま放置。
加えてネームバリューのあるゲームだから iTunes に並べていればそれだけで相応に売れるので、企業的には大して問題にしていない。
そんなところではないでしょうか。
これが個人や小規模メーカーなら、開発者はそのまま販売者でもあるから悪い点があれば自分で修正する訳ですが、ナムコのこの辺りのアプリは開発とマーケティングが完全に別個になっている印象です。
でも、ネームバリューのあるアプリだからこそ、まともにプレイ出来ないものを放置するというのは、ナムコにとっても、iPhone にとっても、もちろん購入者にとっても、悪い影響しかもたらさないと思います・・・
最初の頃はスクウェアやタイトーのアプリも操作に問題があるものが多かったのですが、こちらは今はきっちり調整が行われています。
カプコンは最初から操作性を重要視している印象です。
いまだにダメなまま放置なのは、ナムコぐらいです。
まあ、リッジレーサーはかなり良くなっているので、モノによっては対応可能なのでしょうが・・・
いい加減、ナムコが本来重要視すべきオールド系ゲームの改善も、外注やら企業間の問題やらがあるのかもしれませんが、見直すべきではないかと思います。
と言う訳で Dig Dug REMIX、なんだかゲームの内容についての解説がほとんどなかった気もしますが・・・ ともかくオススメ出来ません。
それにリミックスモード、スピード感が足りなさすぎですね。
ディグダグって後半ステージはスピーディーでかなり激しい展開になり、それが面白さでもあったと思うのですが、リミックスは終始ノロノロした感じなので、この点もあまり好きになれません。
・Dig Dug REMIX(iTunes が起動します)
と言う訳で、今回はそんなナムコのアプリの1つ「Dig Dug REMIX」を取り上げたいと思います。
Dig Dug(ディグダグ)は日本のアーケードゲームの初期、ナムコ黎明期の頃の名作です。
地中を掘り進んでモンスターをポンプ(空気入れ)と岩石落としで倒すという内容で、どのように掘り進むかがポイントになる、ちょっとした戦略性のあるアクションゲームです。
ただ、先に言ってしまいますと、このアプリは全くオススメ出来ません。
操作性が非常に悪く、操作しにくいことで定評のある(?)ナムコのアプリの中でも、特に操作が劣悪なものの1つと言えます。
ゲームにはグラフィックが一新され新キャラやアイテム、巨大なボスなども登場する「リミックス」と、旧来のディグダグである「オリジナル」の2つがあります。
プレイヤーは方向キーかドラッグで主人公を操作し、地中を掘り進んでいきます。
敵はその掘られた穴を通って移動し、地中を通過してくる事もありますがこの時は速度が低下します。
よって掘り方によって敵の動きをある程度コントロールする事が可能で、これがゲームのポイントになります。
ボタンを押すと敵に「モリ」を撃ち、そのままボタンを連打すると相手を空気入れで膨らませパンクさせて倒すことが出来ます。
また地中には岩があり、その下を掘ると岩が落下して敵に当たれば押しつぶす事が出来ます。
多数の敵とまとめて押しつぶすと高得点ですが、すぐ逃げないと自分も押しつぶされるので注意が必要です。
リミックスモードには横に転がっていく丸い岩も存在します。
さて、ゲーム内容はともかくして、最初に述べたようにこのゲームは操作性が劣悪です。
操作には「方向キー」と「フリック」の2種類がありますが、方向キーを選ぶとキーの部分から少しでも指が外れるとすぐにキャラが動かなくなり、フリックを選ぶとそもそも誤操作が連発されます。
「方向キー」の場合、例えば上に移動する時、タッチパネル上では指が上に動きます。 その時点で方向キーの中心部から指はズレる訳です。
そこからさらに右に指を動かしたりすると、さらに指はズレていきます。
だからと言って一度指を離してキーを押し直すという方法では、タッチパネルだと方向キーに「感触」がないため、正確に各方向を押さえられているかどうかプレイヤーは確認出来ず、どのみちズレ初めてしまいます。
そのため最近の iPhone / iPod touch のゲームの多くは、この指の動きに合わせて移動方向を調整したり、方向キー自体の場所を移動させたりします。
方向キー自体も大きめにして、判定範囲も拡大し、より操作しやすいよう配慮されている事が多いです。
こうした調整がうまく行われているゲームは、方向キーでプレイしていてもほとんど違和感は感じません。
しかしこのゲームはそんな調整一切なし。 おまけに方向キーも小さく、これでは常に操作を気にしてプレイしなければなりません。
「フリック操作」の場合、このゲームは移動方向が4方向です。
よって指は「上下左右」に動かさなければならない訳ですが、右に動いて上に動くような場合、どうしても指は「ナナメ」に動きがちです。
通常、こうした場合には多くのゲームで判定の補正が行われ、指が右に動いた後にナナメ上方向に動いた場合は「上へ動かそうとしているんだ」というような入力の調整が行われます。
この調整があれば、フリック操作でも快適に動かせる訳ですが・・・
しかしこのゲームはそんな調整一切なし。 きっちり上下左右に指が動いていないとキャラクターは反応しません。
さらにオリジナルモードの場合、「フリック操作でも画面左下の辺りで操作しなければならない」という制約があって、これがフリック操作と完全に矛盾しています。
つまり、まったくもってタッチパネルでの操作に対する配慮がなされていないのです。
そして何より解らないのは、こんな劣悪な状態をずっと放置している事。
なぜならナムコにとって、ディグダグとかのオールドゲームはまさに「ドル箱」「売れ筋」であるはずなのです。
にも関わらず、iTunes のレビューでもこれだけ操作性について文句を言われているのに、まったく意に介していない状態です・・・
以下は推測も含みますが、おそらくこれらリミックス版のディグダグなどは、外注に製作が依頼されているのではないでしょうか。
そして開発側は当然パソコンでそれを作る訳ですが、実際の iPhone / iPod touch でのテストプレイは全くやっておらず、ナムコ側もほとんど iPhone でのチェックはしていないのだと思われます。
ちょっとやればすぐに解ることが解っていないのですから、パソコン上でのプレイしかしていないのでしょうね。
そして外注は開発が終わればもうアプリにはノータッチに。
ナムコの iPhone 担当側はそんな状況を知らないのか、それともどうすることも出来ないから対応する気がないのか、そのまま放置。
加えてネームバリューのあるゲームだから iTunes に並べていればそれだけで相応に売れるので、企業的には大して問題にしていない。
そんなところではないでしょうか。
これが個人や小規模メーカーなら、開発者はそのまま販売者でもあるから悪い点があれば自分で修正する訳ですが、ナムコのこの辺りのアプリは開発とマーケティングが完全に別個になっている印象です。
でも、ネームバリューのあるアプリだからこそ、まともにプレイ出来ないものを放置するというのは、ナムコにとっても、iPhone にとっても、もちろん購入者にとっても、悪い影響しかもたらさないと思います・・・
最初の頃はスクウェアやタイトーのアプリも操作に問題があるものが多かったのですが、こちらは今はきっちり調整が行われています。
カプコンは最初から操作性を重要視している印象です。
いまだにダメなまま放置なのは、ナムコぐらいです。
まあ、リッジレーサーはかなり良くなっているので、モノによっては対応可能なのでしょうが・・・
いい加減、ナムコが本来重要視すべきオールド系ゲームの改善も、外注やら企業間の問題やらがあるのかもしれませんが、見直すべきではないかと思います。
と言う訳で Dig Dug REMIX、なんだかゲームの内容についての解説がほとんどなかった気もしますが・・・ ともかくオススメ出来ません。
それにリミックスモード、スピード感が足りなさすぎですね。
ディグダグって後半ステージはスピーディーでかなり激しい展開になり、それが面白さでもあったと思うのですが、リミックスは終始ノロノロした感じなので、この点もあまり好きになれません。
・Dig Dug REMIX(iTunes が起動します)
国内大手の対応の悪さ、更新のサボり具合にはイライラさせられますよね~
ルミネスとかも楽しみにしてたのに、あのザマ・・・
ユーザーの意見が購入ページで見れるappstoreのシステムを理解しているのでしょうか?
むしろ売り手側が見るべき部分ですよねアレは
スペースインベーダーインフィニティジーンの完璧なユーザー対応とそれに伴う成功を、なぜ他のブランドは見習おうとしないのでしょう・・・
いい加減、ネームバリューと、たまのセールで初心者を騙して買わせるようなマネはみっともないので勘弁してほしいです