先日ご紹介した全方向スクロールのダンジョン探索 RPG 「Solomon's Keep」。
それを MinigoreiDracula のようなシンプルなサバイバル・シューティングゲームにした外伝的な作品。
それが「Solomon's Boneyard」です。

Solomon's Keep のシステムをうまい具合に短時間で遊べる内容にアレンジしていて、新しい魔法も登場します。
ストーリー的には Solomon's Keep の 23 年前、敵のボス 「Solomon Dark」 が若い頃に暗黒の力を手に入れようとした時のお話です。

Solomon's Boneyard

左下のスティックで移動、右下のスティックで攻撃方向を指示し、閉じられた墓地で敵から逃げ回りながら延々と戦い続ける耐久型シューティングです。

経験値が貯まるとレベルアップしてスキルを習得でき、ステータスをアップしたり新しい魔法を覚えたり、すでに習得済みのスキルを強化したり出来ます。
たまに敵が装備(指輪)を落とす事もあります。
この辺りの基本システムは前作 Solomon's Keep と変わりません。

違うのは敵がどんどん出現し続け、派手な戦いが延々と続くこと
Solomon' Keep も多数の敵が一斉に現れて、それを派手な魔法で次々と撃破する場面がありましたが、今作はそれがひたすら続きます。
ある意味、「アクションとして楽しめる場面を集約した」という感じで、探索する楽しみはありませんが、これはこれで非常に面白いですね。

前作にもあった「ファイアーボール」「マジックミサイル」「ライトニング」の他に、新魔法として「フリーズ」の魔法が登場しています。
これは冷気を火炎放射器のように広範囲に放射し続ける魔法で、複数の敵にまとめてダメージを与えられる上に、今作は弓矢でダメージを受けることが多いのですが、その矢を吹き飛ばすことが出来るのでかなり強力です。

お金を貯めることで最初に3つまで持って行ける Perks (特典)を購入できる要素もあり、追加キャラクターの購入も可能です。
キャラクターは最初は4人、最大で7人まで用意されており、それぞれ最初に所持している魔法の種類が異なります。

Solomon's Boneyard

ゲームバランスも秀逸で、難しすぎず簡単すぎず、遊びやすくて時間的にもちょうどいいぐらいの難易度で、大量の敵を次々と倒していける爽快感もあります。
思わず時間を忘れてやってしまうゲームで、システム的には Minigore を模倣していると言えますが、私的には Minigore より好きですね。

全方向スクロールシューティングの新しい定番だと言っても良いのではないでしょうか。
おまけにこれが定価 115 円。 相変わらず Solomon シリーズはクオリティーの割に激安です。

※現在は無料化されています。 追加課金はありますが必須ではありません。

アプリの完成度、グラフィックとサウンドのクオリティー、ゲーム内容と安さの、4拍子がそろったアプリだと思います。
人によって、長期間の育成と探索が行える Solomon's Keep と、短時間で派手なバトルが楽しめる Solomon's Boneyard のどちらが好みかは異なると思います。

私はどちらかと言うと Boneyard の方が好きですが・・・ どちらもオススメ出来るアプリです。

Solomon's Boneyard(iTunes が起動します)