欧米で大人気となっているゲームのジャンルに「クライムゲーム」(クライムアクション)というものがあります。
クライム(Crime)とは「犯罪」の事で、町中を自由に散策し、あらゆる犯罪が出来てしまうという自由度の高い、しかし道徳的には問題のあるゲームの事です。
暴行・窃盗・強盗・殺人などが自由に出来てしまう「GTA(グランド・セフト・オート)」というゲームが特に有名です。
そんなクライムゲームをモバイル用のゲームにしたのがゲームロフトの「ギャングスター」シリーズです。
そのギャングスターの iPhone / iPod touch 第二弾が、今回ご紹介する「ギャングスター:Miami Vindication」です。
舞台はアメリカのリゾート地「マイアミ」。
平気で窃盗や殺人を繰り返せる主人公が、さらわれた弟を助けるため町中でギャングやマフィア、さらには警察と抗争します。
ゲームは基本的には、「ミッション」を繰り返すことで進行します。
ミッションは「指定の場所まで行け」「指定の車を盗め」「警察から逃げろ」「相手車両を尾行しろ」など非常に豊富。
合間にはストーリーシーンも挿入され、ミッションの数も75以上とかなりの数。
1つのミッションを 10 分ぐらいで終わらせても最後まで十数時間以上かかるという、かなり大ボリュームのゲームとなっています。
でもこのゲームの醍醐味は、そんなお決まりのミッションをこなしていく事ではなく、犯罪でもなんでも自由に行えてしまうことでしょう。
その辺の通行人をバットで殴りお金を奪うことも、運転手をぶっ飛ばして車を強奪することも、通行人に車で突っ込んでひき殺すことも、町中で銃を乱射して無差別殺人することも出来てしまいます。
まあそんなことをしていると「指名手配」されて多数の警官に追われ、ボコボコにされてしまいます。
だから実際には「何でもやり放題」という訳ではないのですが、「やろうと思えば出来る」というところがこのゲームの特徴でしょう。
様々な乗り物に乗れるのも大きな特徴で、車やバイクはもちろん、ボートやヘリまで登場。 それらで「レース」を行うシーンもあります。
町はかなり広く、作り込まれていて、昼夜の移り代わりもあります。
色々なところにお金やアイテムが落ちていたりするので、広い町を適当に散策してみるのも悪くありません。
ただ、個人的には・・・ 言われているほど面白いとは思わなかったですね。
確かに「何でも出来る自由度」は良いと思いますし、歩きだけでなく様々な乗り物を操縦して広い町を自由に動けるのも素晴らしい点です。
ただ「ゲーム」として見ると、戦闘シーンや銃撃シーンがそんなに作り込まれている訳ではないし、キャラクターの造形や動きもそれなりで、「何でも出来るけど、1つ1つのレベルは低い」という印象を受けてしまいます。
キャラクターの動きにもゲームロフト特有の質感の無さを感じます。
もちろん「総合的に評価すれば」完成度は高いんですが・・・
また、このゲームは「好き放題やってしまう」のが面白いゲームなのだと思いますが、私は一般人を襲っても別に面白いとは思わないので・・・
iTunes の評価は非常に良いのですが、価格を考えてもこのアプリは「こうしたジャンルが好きな人」しかやっていないと思うので、それで高評価なのかなと思います。
道徳的にもゲーム的にも、あまり一般向けではないと思いますね。
でも iPhone / iPod touch アプリであることを考えると凄いゲームだと思います。
豪邸のプールで泳いだり、階段を上ってモノレール駅に行き線路の上を歩いたり、やろうと思ったら手榴弾でその辺の車を爆破しまくったりも出来る、かなり作り込まれたゲームです。
グラフィックはやや荒い気もしますが、iPhone 3G でも動作可能で、旧機種対応としては最高レベルの 3D グラフィックでしょう。
ただ、かなり大容量のゲームなので、iPhone 3G でプレイする場合は事前に本体を再起動した方がいいでしょう。
価格は 800 円。 それだけのボリュームと内容は十分にあります。
iTunes の評価を見ても解るように、好きな人には総じて高評価のアプリです。
・ギャングスター:Miami Vindication(iTunes が起動します)
・ギャングスター:Miami Vindication HD(iPad 専用です)
クライム(Crime)とは「犯罪」の事で、町中を自由に散策し、あらゆる犯罪が出来てしまうという自由度の高い、しかし道徳的には問題のあるゲームの事です。
暴行・窃盗・強盗・殺人などが自由に出来てしまう「GTA(グランド・セフト・オート)」というゲームが特に有名です。
そんなクライムゲームをモバイル用のゲームにしたのがゲームロフトの「ギャングスター」シリーズです。
そのギャングスターの iPhone / iPod touch 第二弾が、今回ご紹介する「ギャングスター:Miami Vindication」です。
舞台はアメリカのリゾート地「マイアミ」。
平気で窃盗や殺人を繰り返せる主人公が、さらわれた弟を助けるため町中でギャングやマフィア、さらには警察と抗争します。
ゲームは基本的には、「ミッション」を繰り返すことで進行します。
ミッションは「指定の場所まで行け」「指定の車を盗め」「警察から逃げろ」「相手車両を尾行しろ」など非常に豊富。
合間にはストーリーシーンも挿入され、ミッションの数も75以上とかなりの数。
1つのミッションを 10 分ぐらいで終わらせても最後まで十数時間以上かかるという、かなり大ボリュームのゲームとなっています。
でもこのゲームの醍醐味は、そんなお決まりのミッションをこなしていく事ではなく、犯罪でもなんでも自由に行えてしまうことでしょう。
その辺の通行人をバットで殴りお金を奪うことも、運転手をぶっ飛ばして車を強奪することも、通行人に車で突っ込んでひき殺すことも、町中で銃を乱射して無差別殺人することも出来てしまいます。
まあそんなことをしていると「指名手配」されて多数の警官に追われ、ボコボコにされてしまいます。
だから実際には「何でもやり放題」という訳ではないのですが、「やろうと思えば出来る」というところがこのゲームの特徴でしょう。
様々な乗り物に乗れるのも大きな特徴で、車やバイクはもちろん、ボートやヘリまで登場。 それらで「レース」を行うシーンもあります。
町はかなり広く、作り込まれていて、昼夜の移り代わりもあります。
色々なところにお金やアイテムが落ちていたりするので、広い町を適当に散策してみるのも悪くありません。
ただ、個人的には・・・ 言われているほど面白いとは思わなかったですね。
確かに「何でも出来る自由度」は良いと思いますし、歩きだけでなく様々な乗り物を操縦して広い町を自由に動けるのも素晴らしい点です。
ただ「ゲーム」として見ると、戦闘シーンや銃撃シーンがそんなに作り込まれている訳ではないし、キャラクターの造形や動きもそれなりで、「何でも出来るけど、1つ1つのレベルは低い」という印象を受けてしまいます。
キャラクターの動きにもゲームロフト特有の質感の無さを感じます。
もちろん「総合的に評価すれば」完成度は高いんですが・・・
また、このゲームは「好き放題やってしまう」のが面白いゲームなのだと思いますが、私は一般人を襲っても別に面白いとは思わないので・・・
iTunes の評価は非常に良いのですが、価格を考えてもこのアプリは「こうしたジャンルが好きな人」しかやっていないと思うので、それで高評価なのかなと思います。
道徳的にもゲーム的にも、あまり一般向けではないと思いますね。
でも iPhone / iPod touch アプリであることを考えると凄いゲームだと思います。
豪邸のプールで泳いだり、階段を上ってモノレール駅に行き線路の上を歩いたり、やろうと思ったら手榴弾でその辺の車を爆破しまくったりも出来る、かなり作り込まれたゲームです。
グラフィックはやや荒い気もしますが、iPhone 3G でも動作可能で、旧機種対応としては最高レベルの 3D グラフィックでしょう。
ただ、かなり大容量のゲームなので、iPhone 3G でプレイする場合は事前に本体を再起動した方がいいでしょう。
価格は 800 円。 それだけのボリュームと内容は十分にあります。
iTunes の評価を見ても解るように、好きな人には総じて高評価のアプリです。
・ギャングスター:Miami Vindication(iTunes が起動します)
・ギャングスター:Miami Vindication HD(iPad 専用です)
ということで、箱庭要素が強化されているっぽいギャングスターも買ってしまいました。
この手の記事を見て最近思うのは、クライムアクションの本質は理解されないことがあるんだな、ということ。
GTA新作も「犯罪を強化」より「箱庭で出来る要素を増やす」という方向性にあり、犯罪が飾りで面白い箱庭を提供するのが本質とメーカーが考えているように思えます。
人を殺せるというのは単に「この箱庭では今までのゲームではシステム的に無敵だったNPCが殺せる自由度がある」インパクトのある紹介(それがいいかどうかは置いておいて)として機能していて、それがジャンルとして定着してしまい、本当の面白さが伝わりづらくなっているのかなぁ、と。
私も一般人を轢いたり、無意味に殺したりするのが全く好きになれず、GTA3の日本語版出すときは上司に怒られたりしていましたが、今になると箱庭でゆるく遊ぶ楽しさが理解できて複雑です。